JP2002292009A - 弾球遊技機およびゲームプログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

弾球遊技機およびゲームプログラムが記録された記録媒体

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JP2002292009A
JP2002292009A JP2001099428A JP2001099428A JP2002292009A JP 2002292009 A JP2002292009 A JP 2002292009A JP 2001099428 A JP2001099428 A JP 2001099428A JP 2001099428 A JP2001099428 A JP 2001099428A JP 2002292009 A JP2002292009 A JP 2002292009A
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jackpot
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JP2001099428A
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English (en)
Inventor
Sukeyuki Kuwana
祐行 桑名
Masashi Yagi
正史 八木
Yasuo Ohama
康夫 大浜
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Universal Entertainment Corp
Original Assignee
Aruze Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各保留玉に対して行われる各ゲームは記憶さ
れた遊技の順番に行われているため、大当たり遊技が複
数回行われても、分散して行われるため、そのインパク
トに欠ける面があった。 【解決手段】 大当たり遊技が連続中か否かの判別が行
われる(ステップ201)。大当たり遊技が連続中でな
い場合には、2個以上の保留玉があるか否かが判別され
る(ステップ202)。2個以上の保留玉があると判別
された場合には、メインRAM32の抽出乱数記憶領域
に格納されている乱数値が大きい順に並べ替えられ、並
べ替えられた乱数値の順番で遊技処理が各基板で実行さ
れるように制御信号が生成されて送信される(ステップ
203)。従って、乱数値0に対応した大当たり遊技が
連続して実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乱数抽選によって
大当たり判定を行う弾球遊技機および乱数抽選によって
大当たり判定を行うゲームプログラムが記録された記録
媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の弾球遊技機としては、パ
チンコ機がある。
【0003】従来の一般的なパチンコ機では、遊技盤の
盤面に打ち込まれたパチンコ球が、盤面を流下する途中
で始動入賞口に入賞すると、乱数抽選によって大当たり
判定が行われ、この判定結果に基づき、変動表示装置に
特別図柄が変動表示される。特別図柄が変動表示されて
行われるこの変動表示遊技は、特別図柄ゲームと呼ばれ
ている。大当たり判定では、予め定められた所定の乱数
値が抽選されると「大当たり」フラグが立って大当たり
入賞になり、それ以外の乱数値が抽選された場合は「ハ
ズレ」フラグが立ってハズレになる。「大当たり」フラ
グが立つと、特別図柄ゲームに続いて、大入賞口が開放
する大当たり遊技を行うことが出来る。この大当たり遊
技では、大入賞口へのパチンコ球の入賞数分だけ賞球が
得られるので、遊技者は多量の賞球を容易に獲得するこ
とが出来る。
【0004】また、特別図柄ゲーム中に始動入賞がある
と、その始動入賞に応じた大当たり判定が行われ、各大
当たり判定の結果がフラグとして順番に記憶格納され
る。また、特別図柄ゲーム中の始動入賞の個数は、保留
玉として例えば最大4個まで記憶され、点灯表示され
る。現在行われているゲームが終了すると、記憶された
フラグの種類に応じて次の新たなゲームが保留玉の記憶
個数分行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のパチンコ機においては、各保留玉に対して行われる
各ゲームは、上記のように、記憶格納されたフラグの種
類に応じて記憶格納されたフラグの順番に行われてい
る。このため、大当たり遊技は、各保留玉に対して複数
回行われても、分散して行われるため、そのインパクト
に欠ける面があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するためになされたもので、始動入賞が発生す
ると抽選によって大当たり判定を行い,この判定結果に
応じたフラグを立てる大当たり判定手段と、変動表示遊
技中に生じた始動入賞に応じて大当たり判定手段によっ
て行われた大当たり判定のフラグを大当たり判定の順に
記憶格納するフラグ記憶手段と、このフラグ記憶手段に
記憶格納されたフラグの順にフラグの種類に応じた遊技
処理を行う遊技処理制御手段とを備えて構成される弾球
遊技機において、遊技処理制御手段によって行われる遊
技の順番を並べ替えて大当たり入賞に対応した遊技を連
続させる遊技順並べ替え手段を備えたことを特徴とす
る。
【0007】また、始動入賞が発生すると抽選によって
大当たり判定を行い,この判定結果に応じたフラグを立
てる大当たり判定処理と、変動表示遊技中に生じた始動
入賞に応じて大当たり判定処理において行われた大当た
り判定のフラグを大当たり判定の順に記憶格納するフラ
グ記憶処理と、このフラグ記憶処理において記憶格納さ
れたフラグの順にフラグの種類に応じた遊技処理を行う
遊技処理制御処理とをコンピュータに実行させるための
ゲームプログラムが記録された記録媒体において、遊技
処理制御処理において行われる遊技の順番を並べ替えて
大当たり入賞に対応した遊技を連続させる遊技順並べ替
え処理を備えたことを特徴とする。
【0008】このような構成によれば、遊技の順番が並
べ替えられて大当たり入賞に対応した遊技が連続させら
れ、大当たり入賞遊技が連続して実行される。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明による弾球遊技機を
パチンコ機に適用した一実施形態について説明する。
【0010】図1は、本実施形態によるパチンコ機11
の正面図である。パチンコ機11の正面には遊技盤12
が設けられており、その下方には上皿13が設けられて
いる。上皿13の下方右側には、レール14を介して遊
技盤12へパチンコ球を打ち込む際に操作されるハンド
ル15が設けられている。また、遊技盤12の上方には
枠上部飾りランプ16が設けられている。
【0011】遊技盤12の盤面中央には、液晶表示装置
からなる特別図柄表示装置20が設けられており、その
上方には緑色LED(発光ダイオード)および赤色LE
Dが左右に並設された普通図柄表示装置21が設けられ
ている。また、特別図柄表示装置20の下側には4つの
LEDからなる始動入賞個数表示部22が設けられてお
り、また、特別図柄表示装置20の左右には通過孔23
が設けられている。また、特別図柄表示装置20の下方
には始動入賞口24が設けられており、始動入賞口24
の下方には大入賞口25、その左右には一般入賞口26
が設けられている。
【0012】特別図柄ゲーム中における始動入賞口24
への入賞は保留玉として最大4個まで記憶され、その記
憶数は始動入賞個数表示部22のLEDの点灯数によっ
て表示される。この点灯は、特別図柄ゲームが1回行わ
れるごとに1つずつ消灯され、保留玉の個数も1つずつ
減算される。
【0013】図2は、本実施形態によるパチンコ機11
の遊技動作を処理制御する電子回路の主な構成を示すブ
ロック図である。この電子回路はメイン制御基板30を
主な構成要素として遊技盤12の背面に形成されてい
る。
【0014】メイン制御基板30には、メインMPU
(超小型演算処理装置)31や記憶手段であるメインR
AM(読み書き可能メモリ)32、メインROM(読み
出し専用メモリ)33といった電子部品が実装されてい
る。メインROM33には、メインMPU31がパチン
コ機11の遊技動作を処理制御するためのプログラムが
記憶されており、その他、後述する乱数抽選によって大
当たり判定をする際に参照される大当たり判定テーブル
や、演出を抽選する際に参照される演出選択テーブル等
の各種確率テーブルも記憶されている。
【0015】メインMPU31は、始動入賞口24へパ
チンコ球が入賞したのを始動入賞として検出すると、乱
数抽選によって大当たり判定を行う大当たり判定手段を
構成している。また、メインRAM32は、特別図柄ゲ
ーム中に生じた始動入賞に応じて大当たり判定手段によ
って行われた大当たり判定のフラグを、大当たり判定の
順に記憶格納するフラグ記憶手段を構成している。ま
た、メインMPU31は、このフラグ記憶手段に記憶格
納されたフラグの順にフラグの種類に応じた遊技処理を
行う遊技処理制御手段を構成しており、さらに、この遊
技処理制御手段によって行われる遊技の順番を並べ替え
て大当たり入賞に対応した遊技を連続させる遊技順並べ
替え手段をも構成している。
【0016】メイン制御基板30に接続された中継基板
34には、通過孔23の内側に設けられ、パチンコ球が
通過孔23を通過するのを検知する通過球センサ23s
や、始動入賞口24に入賞したパチンコ球を検知する始
動入賞球センサ24sが接続されている。また、大入賞
口25に入賞したパチンコ球を検知する大入賞球センサ
25s、一般入賞口26へ入賞したパチンコ球を検知す
る一般入賞球センサ26sが接続されている。
【0017】また、ハンドル15の操作によって発射装
置62から発射されるパチンコ球を検知する発射球セン
サ62s、および発射されたものの遊技盤12の盤面ま
で到達せずにレール14を戻ってきたパチンコ球を検知
する戻り球センサ14sが接続されている。また、中継
基板34には、アクチュエータとして、緑色および赤色
LEDからなる普通図柄表示装置21、球受入口が拡張
する始動入賞口24、扉が開閉する大入賞口25、およ
び枠上部飾りランプ16等のランプ表示装置27等が接
続されている。
【0018】上記各センサ23s〜26sがパチンコ球
を検知すると、その検知信号はメイン制御基板30のメ
インMPU31に入力され、入力される検知信号に応じ
て、メインMPU31が上記各アクチュエータ21,2
4,25,27をそれぞれ駆動制御する。また、図柄制
御基板40や、音制御基板50、賞球制御基板60に対
して、それぞれメイン制御基板30から制御指令が送信
され、各基板40,50,60によって特別図柄表示装
置20や、スピーカ51、賞球装置61、発射装置62
の動作が制御される。
【0019】図柄制御基板40には、サブMPU41、
ワークRAM42、プログラムROM43が実装されて
いる。サブMPU41は、メイン制御基板30から受信
した制御指令の解釈や、VDP(ビデオ・ディスプレイ
・プロセッサ)45のパラメータ設定を行う。プログラ
ムROM43には、サブMPU41が特別図柄表示装置
20の動作を処理制御するための制御プログラムが記憶
されている。また、ワークRAM42は、サブMPU4
1が上記制御プログラムに従って処理制御を行う際の一
時的な記憶手段となる。
【0020】また、図柄制御基板40には、画像ROM
44、VDP45、D/A(デジタル/アナログ)変換
器46、CTC(カウント・タイマ・コントローラ)4
7およびリセットIC(集積回路)48が実装されてい
る。画像ROM44は、特別図柄表示装置20に表示す
る画像を形成するためのドットデータを格納する。VD
P45は、サブMPU41で設定されたパラメータに応
じて画像ROM44内のドットデータを読み込み、特別
図柄表示装置20に表示すべき画像データを生成する。
【0021】D/A変換器46は、VDP45で生成さ
れた画像データをRGB(赤緑青)信号に変換する。C
TC47は、上記制御プログラムによるサブMPU41
の処理が異常な処理ルーチンに入ったことを検出する
と、サブMPU41およびVDP45を初期状態に戻す
ためのリセット命令を発するウオッチドッグタイマ機能
を果たす。リセットIC48は、CTC47からのリセ
ット命令によりリセット信号を発する。
【0022】音制御基板50にはスピーカ51が接続さ
れている。音制御基板50は、選択された演出態様に応
じてメイン制御基板30から出力される音発生指令信号
に基づき、音信号を生成する。スピーカ51は、入力し
たこの音信号に基づいて音を発生する。賞球制御基板6
0には、賞球を払い出す賞球装置61および球発射装置
62が接続されている。賞球制御基板60は、各種入賞
に応じてメイン制御基板30から出力される払出指令信
号に応じて賞球装置61を駆動制御し、賞球を払い出さ
せる。また、賞球制御基板60は、ハンドル15の操作
に応じて発射装置62を駆動制御し、パチンコ球を発射
させる。
【0023】図3は、メイン制御基板30のメインRO
M33に記憶された大当たり判定テーブルの一例を概念
的に示した図である。
【0024】この大当たり判定テーブルは、後述する大
当たり判定において、乱数カウンタから抽出された乱数
を大当たり判定するために参照されるものである。乱数
カウンタは0〜315の範囲の乱数を発生し、大当たり
判定テーブルはこの範囲の乱数の1つを当たり乱数値と
して記憶している。大当たり判定においてこの当たり乱
数値が抽選されると大当たりになり、これ以外の乱数値
が抽選されるとハズレになる。
【0025】次に、本実施形態によるパチンコ機11の
遊技動作の処理について説明する。
【0026】図4は、本実施形態によるパチンコ機11
のメイン制御基板30で行われるメイン遊技処理の概略
を示すフローチャートである。
【0027】まず始めに、割込処理を許可する割込み許
可フラグがセットされる(図4,ステップ101)。次
に、特別図柄制御処理が行われ(ステップ102)、続
いて、普通図柄制御処理が行われる(ステップ10
3)。
【0028】この普通図柄制御処理では、まず、通過球
センサ23sからの検知信号入力があり、後述する各種
入力信号処理のステップ404(図6参照)において制
御信号が生成されているか否かが判別される。制御信号
が生成されていると、メインMPU31によって普通図
柄入賞判定が行われ、普通図柄判定用乱数カウンタから
抽出した乱数が普通図柄選択テーブルの入賞区画にある
か否かが判定される。そして、この判定結果に基づき、
メインMPU31によって普通図柄表示装置21に設け
られた緑色および赤色の2つのLEDが点灯制御され
る。つまり、判定結果が当たりの場合は、初めは交互に
点滅されていた緑色のLEDと赤色のLEDとが、緑色
のLEDのみの点灯にされ、始動入賞口24の球受入口
が一定時間開かれる。また、判定結果がハズレの場合
は、赤色のLEDのみの点灯にされて普通図柄処理は終
了する。
【0029】次に、特別図柄のハズレ停止図柄選択用乱
数カウンタおよび演出条件選択用乱数カウンタの乱数更
新処理が行われる(ステップ104)。特別図柄のハズ
レ停止図柄選択用乱数カウンタは、後述する大当り判定
での判定結果がハズレの時に、特別図柄表示装置20に
どの特別図柄を停止表示させるかの選択に用いられる。
また、演出条件選択用乱数カウンタは、後述する演出決
定処理(図7,ステップ115,ステップ117)にお
いて遊技の演出を選択する際に用いられる。これら各乱
数カウンタは、この乱数更新処理毎にカウントアップ
(+1加算)される。各乱数カウンタの乱数更新処理が
終了すると、処理はステップ101へ戻る。
【0030】図5は、所定時間毎例えば3〔msec〕
ごとにメイン制御基板30で行われる割込処理の概略を
示すフローチャートである。
【0031】この割込処理においては、まず、始めに、
メインMPU31内の各レジスタの内容がメインRAM
32に退避される(図5,ステップ301)。次に、各
種乱数の更新処理がメインMPU31によって行われる
(ステップ302)。この乱数の更新処理では、前述し
た大当たり判定用乱数カウンタや大当り停止態様選択用
乱数カウンタ、普通図柄判定用乱数カウンタの各カウン
ト値がカウントアップされて更新される。次に、メイン
MPU31の入力ポートの読込処理が行われ(ステップ
303)、引き続いて、コマンド出力制御処理が行われ
る(ステップ304)。このコマンド出力制御処理で
は、メインRAM32に格納された各制御信号が、図柄
制御基板40、音制御基板50等に送信される。このコ
マンド出力制御処理後、特別図柄表示装置20やスピー
カ51等が駆動される。
【0032】次に、各センサ23s〜26sから出力さ
れる検知信号に対する入力処理が行われる(ステップ3
05)。次に、大当たりが発生した際に開放する大入賞
口25の開放時間や、特別図柄および普通図柄の変動時
間等を計時するタイマの更新処理が行われる(ステップ
306)。続いて、各種装置から発生されるエラー信号
を処理する異常管理処理が行われる(ステップ30
7)。次に、メインMPU31の出力ポートに対するポ
ート出力処理が行われ(ステップ308)、続いて、ラ
ンプ制御処理が行われる(ステップ309)。ランプ制
御処理では、メインMPU31からランプ表示装置27
へ制御信号が送信され、枠上部飾りランプ16を初めと
する各種装飾ランプが発光制御される。次に、ステップ
305の各種入力信号処理結果に応じて賞球制御基板6
0へ制御信号が送信され、賞球制御基板60は、この制
御信号に基づき、賞球装置61を制御して払出処理を行
う(ステップ310)。
【0033】次に、ステップ301でメインRAM32
に退避されたメインMPU31内の各レジスタの内容が
復帰され(ステップ311)、割込許可フラグがセット
されて(ステップ312)、割込処理は終了する。
【0034】図6は、上記割込処理のステップ305に
おいて行われる各種入力信号処理の概略を示すフローチ
ャートである。
【0035】各種入力信号処理では、まず、大当たり遊
技中に大入賞口25にパチンコ球が入賞して、これを検
知した大入賞球センサ25sからの入力信号があるか否
かがチェックされる(図6,ステップ401)。入力信
号がある場合は、払出処理(図5,ステップ310参
照)において例えば13個の賞球を払い出すよう制御信
号が生成される。次に、一般入賞口26にパチンコ球が
入賞して、これを検知した一般入賞球センサ26sから
の入力信号があるか否かがチェックされる(ステップ4
02)。入力信号がある場合は、払出処理において例え
ば5個の賞球を払い出すよう制御信号が生成される。
【0036】次に、始動入賞口24にパチンコ球が入賞
して、これを検知した始動入賞球センサ24sからの入
力信号があるか否かがチェックされる(ステップ40
3)。入力信号がある場合は、払出処理において例えば
5個の賞球を払い出すよう制御信号が生成される。ま
た、始動入賞が特別図柄ゲーム中に生じた場合は、メイ
ンMPU31は、メインRAM32の保留玉記憶領域に
この始動入賞を保留玉として記憶する。この保留玉の記
憶は最大4個まで行われる。そして、始動入賞個数表示
部22のLEDを保留玉の個数だけ点灯する。次に、通
過孔23をパチンコ球が通過して、これを検知した通過
球センサ23sからの入力信号があるか否かがチェック
される(ステップ404)。入力信号がある場合は、普
通図柄処理(図4,ステップ103参照)を行うべく制
御命令が生成され(ステップ404)、各種入力信号処
理は終了する。
【0037】図7は、図4に示したメイン遊技処理のス
テップ102において行われる特別図柄制御処理の概略
を示すフローチャートである。
【0038】特別図柄制御処理では、まず、パチンコ球
の始動入賞口24への入賞があるか否かが判別される
(図7,ステップ111)。始動入賞口24への入賞が
ない場合、およびメインRAM32の保留玉記憶領域に
記憶された保留玉の個数が0の場合は、特別図柄表示装
置20に通常遊技画面やデモンストレーション画面が表
示され(ステップ112)、この特別図柄制御処理が終
えられる。
【0039】一方、始動入賞口24への入賞がある場
合、または、保留玉の個数が1以上である場合は、大当
たり判定が行われる(ステップ113)。大当たり判定
は、メインMPU31が、大当たり判定用乱数カウンタ
から乱数を抽出し、抽出した乱数値が、図3の大当たり
判定テーブルに示された当たり乱数値0に一致するか否
かを判定することによって行われる。一致する場合には
大当たり入賞になって大当たりフラグが立てられ、一致
しない場合にはハズレになってハズレフラグが立てられ
る。フラグはメインRAM32中のフラグ記憶領域に記
憶格納される。保留玉がある場合は、フラグは、各保留
玉に対して行われた大当たり判定の順に記憶格納され
る。また、各大当たり判定で抽出された乱数値は、メイ
ンRAM32中の抽出乱数記憶領域に各フラグに対して
記憶格納される。
【0040】次に、大当たり判定の結果が大当たりであ
るか否かが判別される(ステップ114)。この判定の
結果が「大当たり」である場合、次に、演出条件選択用
乱数カウンタから乱数を抽出し、抽出した乱数が、メイ
ンROM33に記憶された演出選択テーブルの何れの区
画に属するかを判断して、大当たり演出を決定する(ス
テップ115)。そして、大当たり停止態様選択用乱数
カウンタより乱数を抽出して、抽出した乱数値に応じて
大当り図柄および停止態様を決定する(ステップ11
6)。
【0041】一方、ステップ114の判別の結果が「大
当たり」でない場合、大当たり判定結果は「ハズレ」に
なる。「ハズレ」となった場合、メインMPU31は、
次に、演出条件選択用乱数カウンタのハズレ演出の範囲
から乱数を抽出し、抽出した乱数が、メインROM33
に記憶された演出選択テーブルの何れの区画に属するか
を判断し、ハズレ演出を決定する(ステップ117)。
【0042】次に、ステップ117で決定されたハズレ
演出でリーチ演出がありとなったか否かが判別される
(ステップ118)。「リーチ演出あり」となった場
合、メインMPU31は、図4のステップ104で更新
された特別図柄のハズレ停止図柄選択用乱数カウンタか
ら乱数を抽出し、メインROM33に記憶された停止図
柄選択テーブルを参照して、リーチ演出が行われてから
ハズレになるようにハズレ停止図柄を決定する(ステッ
プ119)。また、ステップ118の判別が「リーチ演
出無し」となった場合は、リーチ演出は行われずにハズ
レになるようにハズレ停止図柄を決定する(ステップ1
20)。
【0043】次に、上述のように決定された演出および
図柄の停止表示がなされるように、図柄制御基板40、
音制御基板50や、ランプ表示装置27等に対する制御
信号(コマンド)がメインMPU31によって生成され
る(ステップ121)。生成された各制御信号は、一時
メイン制御基板30のメインRAM32に格納され(ス
テップ122)、前述した図5の割込処理のステップ3
04において各基板等へ送信される。
【0044】その後、保留玉コマンド並べ替え処理が行
われる(ステップ123)。この保留玉コマンド並べ替
え処理の概略は図8のフローチャートに示される。この
保留玉コマンド並べ替え処理では、まず、大当たり遊技
が連続して行われている際中か否かの判別が行われる
(図8,ステップ201)。大当たり遊技が連続中と判
別された場合は、そのままこの保留玉並べ替え処理が終
えられる。一方、大当たり遊技が連続中でないと判別さ
れた場合は、次に、2個以上の保留玉があるか否かがメ
インRAM32の保留玉記憶領域を参照して判別される
(ステップ202)。
【0045】ここで、2個以上の保留玉がないと判別さ
れた場合は、そのままこの保留玉並べ替え処理が終えら
れる。一方、2個以上の保留玉があると判別された場合
には、次に、各保留玉に対して行われた大当たり判定で
抽出された乱数により、コマンドを並べ替える処理が行
われる(ステップ203)。
【0046】この並べ替え処理では、まず、メインRA
M32中の抽出乱数記憶領域に格納されている乱数値が
大きい順に並べ替えられる。例えば、抽出乱数記憶領域
に乱数値25,0,15,8がこの順に記憶格納されて
いた場合には、25,15,8,0の順に乱数値が並べ
替えられる。この並べ替えにより、大当たり乱数値0が
一番最後に移動する。また、フラグ記憶領域に記憶され
たフラグも、この並べ替えに応じ、一番最後に大当たり
フラグが移動する。従って、ステップ203のこの並べ
替え処理が行われる度に、大当たりフラグはフラグ領域
の後方へ追いやられ、ストックされる。
【0047】このように、フラグが並べ替えられること
により、大当たり遊技の遊技順が連続させられる新たな
コマンドが生成される。このコマンドは、一時メイン制
御基板30のメインRAM32に格納され、前述した割
込処理において各基板等へ送信される。各基板は、この
コマンドを受信すると、既に受信しているコマンドを無
効にして新たなコマンドで指示される順位で遊技処理を
実行する。
【0048】上記の保留玉コマンド並べ替え処理が終了
すると、次に、ステップ113の大当たり判定の結果が
大当たりであったか否かが判別される(ステップ12
4)。大当たりであった場合は、次に、特別遊技処理が
行われる(ステップ125)。この特別遊技処理では、
大当たり遊技中の特別図柄表示装置20の画面演出や、
大入賞口26の扉の開閉管理、スピーカ51からの演出
音の出音等に関する制御信号が生成され、メインRAM
32に一時格納される。これらの制御信号も、前述した
割込処理において各基板へ送信される。その後、特別図
柄制御終了処理(ステップ126)が行われて特別図柄
制御処理は終了する。一方、大当たり判定の結果が大当
たりでない場合は、ステップ126の特別図柄制御終了
処理が行われて、特別図柄制御処理は終了する。
【0049】図9は、上述の各処理において、始動入賞
の発生から特別図柄表示装置20に特別図柄が変動表示
されるまでの信号の流れを略式的に表したブロック図で
ある。
【0050】まず、始動入賞口24にパチンコ球が入賞
すると、これを検知した始動入賞球センサ24sからメ
イン制御基板30へスタート信号Sが入力される(図
7,ステップ111参照)。このスタート信号Sを入力
したメイン制御基板30は、大当たり判定を行って「大
当たり」または「ハズレ」を決定する(図7,ステップ
113参照)。そして、「大当たり」または「ハズレ」
に対応する特別図柄を決定し、また、変動パターンを決
定する(図7,ステップ115〜ステップ120参
照)。そして、決定した特別図柄および変動パターンに
基づき、図柄制御基板40に対する制御信号Aがメイン
MPU31により生成されて、メインRAM32に一時
格納される(図7,ステップ121,122参照)。ま
た、保留玉並べ替え手段により並べ替えられた順に遊技
が行われる制御信号BがメインRAM32に一時格納さ
れる(図6,ステップ203参照)。メインRAM32
に格納された制御信号A,Bは、メイン制御基板30か
ら図柄制御板40へ送信される。図柄制御基板40は、
これらの制御信号A,Bに基づいた表示を行う制御信号
Cを特別図柄表示装置20に出力する。
【0051】このように本実施形態によるパチンコ機1
1によれば、各保留玉に対して行われた大当たり判定で
抽出された乱数値が並べ替えられ、フラグもこれに応じ
て並べ替えられ、その順に遊技が実行されるので、大当
たり入賞遊技が連続して行われる。このため、従来分散
していた複数の大当たり遊技が集中して行われるので、
個々の大当たり遊技のインパクトは強まり、遊技の興趣
の向上が図れる。
【0052】なお、本実施形態においては、本発明をパ
チンコ機11に適用した場合について説明したが、本発
明はこれに限定されることはない。例えば、ピンボール
ゲーム機等の他の弾球遊技機に適用することが出来る。
この場合においても、上記実施形態と同様な作用・効果
が奏される。
【0053】また、上記実施形態で説明したゲームプロ
グラムをCD−ROM(コンパクトディスク読み出し専
用メモリ)等の記録媒体に記録し、これを家庭用ゲーム
機やパーソナルコンピュータ等に備えられたコンピュー
タで実行することもできる。この場合においても、上記
の実施形態と同様な作用・効果が奏される。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、遊
技の順番が並べ替えられて大当たり入賞に対応した遊技
が連続させられ、大当たり入賞遊技が連続して実行され
る。その結果、従来分散していた複数の大当たり入賞遊
技が集中して行われるので、個々の大当たり入賞遊技の
インパクトは強まり、遊技の興趣の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるパチンコ機の正面図
である。
【図2】本発明の一実施形態によるパチンコ機の遊技動
作を処理制御する電子回路の主な構成を示すブロック図
である。
【図3】本発明の一実施形態によるパチンコ機における
ROMに記憶された大当たり判定テーブルを示した図で
ある。
【図4】本発明の一実施形態によるパチンコ機において
メイン制御基板が行うメイン遊技処理の概略を示すフロ
ーチャートである。
【図5】本発明の一実施形態によるパチンコ機において
メイン制御基板が行う割込処理の概略を示すフローチャ
ートである。
【図6】図5に示すフローチャート中の各種入力信号処
理の概略を示すフローチャートである。
【図7】図4に示すフローチャート中の特別図柄制御処
理の概略を示すフローチャートである。
【図8】図7に示すフローチャート中の保留玉コマンド
並べ替え処理の概略を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態によるパチンコ機において
特別図柄が変動表示されるまでの信号の流れを略式的に
示すブロック図である。
【符号の説明】
11…パチンコ機 20…特別図柄表示装置 21…普通図柄表示装置 24…始動入賞口 30…メイン制御基板 31…メインMPU(超小型演算処理装置) 32…メインRAM(読み書き可能メモリ) 33…メインROM(読み出し専用メモリ) 40…図柄制御基板 41…サブMPU 42…ワークRAM 43…プログラムROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大浜 康夫 東京都江東区有明3−1−25 有明フロン ティアビルA棟 Fターム(参考) 2C088 AA31 AA42 EB55

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始動入賞が発生すると抽選によって大当
    たり判定を行い,この判定結果に応じたフラグを立てる
    大当たり判定手段と、変動表示遊技中に生じた始動入賞
    に応じて前記大当たり判定手段によって行われた大当た
    り判定のフラグを大当たり判定の順に記憶格納するフラ
    グ記憶手段と、このフラグ記憶手段に記憶格納されたフ
    ラグの順にフラグの種類に応じた遊技処理を行う遊技処
    理制御手段とを備えて構成される弾球遊技機において、 前記遊技処理制御手段によって行われる遊技の順番を並
    べ替えて大当たり入賞に対応した遊技を連続させる遊技
    順並べ替え手段を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 始動入賞が発生すると抽選によって大当
    たり判定を行い,この判定結果に応じたフラグを立てる
    大当たり判定処理と、変動表示遊技中に生じた始動入賞
    に応じて前記大当たり判定処理において行われた大当た
    り判定のフラグを大当たり判定の順に記憶格納するフラ
    グ記憶処理と、このフラグ記憶処理において記憶格納さ
    れたフラグの順にフラグの種類に応じた遊技処理を行う
    遊技処理制御処理とをコンピュータに実行させるための
    ゲームプログラムが記録された記録媒体において、 前記遊技処理制御処理において行われる遊技の順番を並
    べ替えて大当たり入賞に対応した遊技を連続させる遊技
    順並べ替え処理を備えたことを特徴とするゲームプログ
    ラムが記録された記録媒体。
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