JP2002291855A - 紫外線遮光フィルタカートリッジ - Google Patents
紫外線遮光フィルタカートリッジInfo
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Abstract
された紫外線照射器からの紫外線が他面側に配設された
部材に照射されることのないようにする。 【解決手段】空気が流通する多数の孔を備えるハニカム
状のフィルタ本体と該フィルタ本体を収納するためのカ
ートリッジ枠体64とを有し、空気が通過する対向面の
一方の面が紫外線ランプ37aに対向するように空気流
路中に配設される紫外線遮光フィルタカートリッジであ
って、前記カートリッジ枠体64は、前記紫外線ランプ
37aと反対側の面における該紫外線ランプ37aの投
影面に対応する位置に、該投影面に対応する形状の紫外
線遮蔽部材を備える。
Description
タカートリッジに関するものである。
が提供されている。
配設され、イオン化電極と集塵電極との間に高電圧を印
加してコロナ放電を発生させることによって、空気中の
塵埃(じんあい)を吸引して除去する電気式の除塵装置
と、空気流路の前記集塵装置の下流側に配設され、光酸
化触媒を含むフィルタカートリッジに紫外線照射器から
の紫外線を照射して、脱臭、殺菌等を行う脱臭装置とを
備えている。
は紫外線が照射されると劣化してしまうので、前記フィ
ルタカートリッジが前記除塵装置と紫外線照射器との間
に配設され、紫外線照射器が照射する紫外線を遮るよう
になっている。
来のフィルタカートリッジにおいては、フィルタ本体
は、通常、空気を通過させるためにハニカム状の孔が多
数穿(せん)設された多孔質体から成っている。このた
め、紫外線照射器からの紫外線は、大部分が前記フィル
タカートリッジによって遮られるが、一部分がハニカム
状の孔を透過して、前記除塵装置のイオン化電極、集電
電極等に照射されてしまう。
トリッジ及び除塵装置の位置関係は不動であり、紫外線
が照射される部分は固定的であるから、単位時間当たり
の照射量が少なくても、長時間にわたり前記イオン化電
極、集電電極等の特定箇所に照射し続けることになる。
そのため、前記イオン化電極、集電電極等の特定箇所の
劣化が進み、除塵装置の機能が低下してしまう。
ジの問題点を解決して、遮光部材を備えることによっ
て、一面側に配設された紫外線照射器からの紫外線が他
面側に配設された部材に照射されることのない紫外線遮
光フィルタカートリッジを提供することを目的とする。
外線遮光フィルタカートリッジにおいては、空気が流通
する多数の孔を備えるハニカム状のフィルタ本体と該フ
ィルタ本体を収納するためのカートリッジ枠体とを有
し、空気が通過する対向面の一方の面が紫外線ランプに
対向するように空気流路中に配設される紫外線遮光フィ
ルタカートリッジであって、前記カートリッジ枠体は、
前記紫外線ランプと反対側の面における該紫外線ランプ
の投影面に対応する位置に、該投影面に対応する形状の
紫外線遮蔽部材を備える。
ッジにおいては、さらに、前記カートリッジ枠体は、1
枚の板状部材を折り曲げて形成される。
トリッジにおいては、さらに、前記板状部材は、紙から
成る。
トリッジにおいては、さらに、前記フィルタ本体は、紫
外線吸収色の材質から成り、前記カートリッジ枠体は少
なくとも外側が紫外線吸収色である。
トリッジにおいては、さらに、前記フィルタ本体は、紫
外線が照射されると活性化する光酸化触媒を含む。
て図面を参照しながら詳細に説明する。
気ユニットの概略斜視図、図3は本発明の実施の形態に
おける複合換気ユニットの概念図、図4は本発明の実施
の形態における複合換気ユニットの断面図である。
2は室内13と室外14とを区画する壁体であり、該壁
体12に前記複合換気ユニット11が埋設される。該複
合換気ユニット11は、熱交換機能、換気機能及び空気
清浄機能を併せ持ち、正面から見て右半分の下部に配設
された熱交換部15、正面から見て右半分の上部に配設
された換気部16、及び正面から見て左半分に配設され
た空気清浄部17を有する。
ルタカートリッジが前記複合換気ユニット11の空気清
浄部17の内部に配設された場合について説明するが、
前記紫外線遮光フィルタカートリッジは、家庭用の空調
機器、車両用の空調機器、その他いかなる装置に配設さ
れてもよい。
ユニット11全体の制御を行う制御装置43、及び、室
内空気の臭い物質を検出する図示されない臭いセンサ、
室内13の温度を検出する図示されない温度センサ、室
内空気中に含まれる塵埃の量を検出する図示されないダ
ストセンサ等を備えるセンサ部44を有する。
換器31が配設されるとともに、換気部16に排気用の
換気ファン32及び吸気用の換気ファン33が並設して
配設される。また、空気清浄部17に、下方から順にイ
オン化電極34、集塵電極35、第1のフィルタカート
リッジ36、紫外線照射器37、第2のフィルタカート
リッジ38及び空気吹出し用の清浄器ファン39がそれ
ぞれ配設され、前記イオン化電極34及び集塵電極35
によって集塵装置40が、前記第1のフィルタカートリ
ッジ36、紫外線照射器37及び第2のフィルタカート
リッジ38によって脱臭装置41がそれぞれ構成され
る。
内13側に向けて形成された室内側パネル21を有し、
該室内側パネル21における前記空気清浄部17より下
方に、室内空気を吸引するための第1の室内空気吸引口
22が、室内側パネル21における前記熱交換部15よ
り下方に室内空気を吸引するための第2の室内空気吸引
口23が、室内側パネル21における前記空気清浄部1
7より上方に空気清浄が行われた後の清浄空気を室内1
3に供給するための空気吹出口24がそれぞれ形成され
る。また、複合換気ユニット11は、室外14側に向け
て形成された室外側パネル25を有し、該外側パネル2
5における換気部16より上方に換気口26が形成され
る。なお、該換気口26は、室内空気を室外14に排出
するための室内空気排出口27、室外空気を吸引するた
めの室外空気吸引口28から成る。
は、図3に示されるように、第1の室内空気吸引口22
と空気清浄部17の入口側との間に第1の室内空気吸引
部K1が、第2の室内空気吸引口23と熱交換部15の
入口側との間に第2の室内空気吸引部K2が、空気清浄
部17の出口側と空気吹出口24との間に空気吹出部K
3が、換気部16の出口側と室内空気排出口27との間
に室内空気排出部K4が、室外空気吸引口28と換気部
16の入口側との間に室外空気吸引部K5がそれぞれ形
成される。また、熱交換部15の出口側と空気清浄部1
7の入口側との間に、第1の室内空気吸引口22から吸
引された室内空気と室外空気吸引口28から吸引された
室外空気とを混合させる混合部K6が形成される。な
お、筒状体51が換気部16から室外側パネル25を貫
通して室外14に向けて延び、前記筒状体51内におい
て長手方向に形成された区画板52によって前記室内空
気排出部K4及び室外空気吸引部K5が形成される。
ることによって第1の室内空気吸引口22から吸引され
た室内空気は、第1の室内空気吸引部K1を通って混合
部K6に送られ、該混合部K6において室外空気と混合
されて混合体になり、更に空気清浄部17において空気
清浄が行われた後、清浄空気となって空気吹出部K3を
通って空気吹出口24から吹き出される。また、換気フ
ァン32を作動させることによって第2の室内空気吸引
口23から吸引された室内空気は、第2の室内空気吸引
部K2を通って熱交換部15に送られ、該熱交換部15
において室外空気と熱交換が行われた後、換気部16に
よって室内空気排出部K4を通って室内空気排出口27
から排出される。
よって室外空気吸引口28から吸引された室外空気は、
室外空気吸引部K5を通って換気部16に送られ、該換
気部16によって熱交換部15に送られ、該熱交換部1
5において室内空気と熱交換が行われた後、混合部K6
に送られる。そして、該混合部K6において室内空気と
混合されて混合体になり、更に空気清浄部17において
空気清浄が行われた後、清浄空気となって空気吹出部K
3を通って空気吹出口24から吹き出される。
れた室外空気と第1の室内空気吸引口22から吸引され
た室内空気とが混合部K6において混合され、混合体と
なって空気清浄部17に送られるようになっているの
で、室外空気は空気清浄部17において空気清浄が行わ
れた後に室内13に吹き出されることになる。したがっ
て、室外空気中に含まれる塵埃、臭い物質等が除去され
ることなく室外空気と共に室内13に取り込まれてしま
うことがないので、室外空気中に塵埃、臭い物質等が多
く含まれる環境の下でも複合換気ユニット11を使用す
ることができる。
いずれも共通の流路、すなわち、空気吹出部K3を通っ
て空気吹出口24から吹き出されるので、空気吹出部K
3を配設するだけでよい。したがって、複合換気ユニッ
ト11を小型化することができるだけでなく、コストを
低くすることができる。また、室内側パネル21におい
て空気吹出口24が1箇所にだけ形成されることになる
ので、室内における複合換気ユニット11の配設位置の
制約がその分少なくなる。
出口24と第2の室内空気吸引口23とが互いに最も離
れた位置に形成されるので、空気清浄が行われた後の清
浄空気が空気吹出口24から吹き出された後、直ちに第
2の室内空気吸引口23から吸引されることがなくな
る。したがって、清浄空気を室内13に効率良く送るこ
とができるので、室内13の全体を清浄空気で満たすこ
とができる。また、例えば、室内13の図示されない床
上に汚染空気発生源がある場合、該汚染空気発生源から
発生した塵埃、臭い物質等を含む室内空気は、第1の室
内空気吸引口22及び第2の室内空気吸引口23から吸
引されるが、前記清浄空気を吹き出す空気吹出口24
は、相対的に第1の室内空気吸引口22及び第2の室内
空気吸引口23から離れた位置に形成されるので、空気
吹出口24から吹き出された清浄空気によって塵埃、臭
い物質等を含む室内空気が攪拌(かくはん)されること
がない。したがって、塵埃、臭い物質等を含む室内空気
を第1の室内空気吸引口22及び第2の室内空気吸引口
23から効率良く吸引することができる。
的に温度が異なる室内空気と室外空気との熱交換が行わ
れるので、熱交換器31の高温側の熱交換面において室
内空気又は室外空気に含まれる水分が結露することがあ
る。ところが、換気部16は熱交換部15の上方に配設
されるので、水滴が換気部16に付着することはない。
したがって、該換気部16の金属部分が腐食したり劣化
したりすることがなく、複合換気ユニット11の寿命を
長くすることができる。なお、34aは放電電極、35
aはフィルム電極である。
について説明する。
ち、陰極となるイオン化電極34及び陽極となる集塵電
極35から成り、前記イオン化電極34と集塵電極35
との間に高電圧が印加され、イオン化電極34によって
コロナ放電が生じて負イオンが発生させられる。その結
果、混合部K6から供給された混合体中の塵埃が、帯電
させられ、クーロン力によって集塵電極35に向かって
移動させられ、該集塵電極35によって除去され、集塵
が行われる。なお、前記イオン化電極34は、コロナ放
電が生じやすいように棒状の複数の放電電極34aを平
行に並べることによって形成され、前記集塵電極35
は、ポリプロピレン等から成るフィルム電極35aを螺
(ら)旋状に巻回させることによって形成される。
臭装置41に供給される。該脱臭装置41は、紫外線遮
光フィルタカートリッジとしての第1、第2のフィルタ
カートリッジ36、38によって紫外線照射器37を上
下から挟むようにして構成される。前記第1、第2のフ
ィルタカートリッジ36、38は、後述されるように光
酸化触媒を含みハニカム状の孔を多数備えるフィルタ本
体61を有する。そして、紫外線照射器37は、紫外線
ランプ37aを平行に並べることによって形成され、紫
外線を前記第1、第2のフィルタカートリッジ36、3
8に照射する。
前記第1、第2のフィルタカートリッジ36、38に紫
外線を照射すると、光触媒反応によって、混合体中のホ
ルムアルデヒド等の揮発性有機化合物(VOC:Vol
atile OrganicCompounds)、及
び、アンモニア等の臭い物質は分解されて除去され、ま
た、混合体中の窒素酸化物(NOX )は酸化されて二酸
化窒素になり、第1、第2のフィルタカートリッジ3
6、38において吸着され、さらに、酸化触媒によっ
て、混合体中の一酸化炭素は二酸化炭素になり、前記第
1、第2のフィルタカートリッジ36、38から排出さ
れる。そして、混合体中の細菌、ウィルス等は、前記光
触媒上で殺菌される。
置41において、混合体中の塵埃、揮発性有機化合物、
臭い物質、窒素酸化物、一酸化炭素等を除去するととも
に、細菌、ウィルス等を殺菌して空気清浄を行うことが
できる。
は、清浄器ファン39を作動させることによって空気吹
出口24から吹き出される。前記清浄器ファン39は、
横流(クロスフロー)ファンによって構成され、円周方
向に複数の羽根を並べることによって形成された円筒状
の羽根車から成る。そして、図示されないモータを駆動
して前記羽根車を回転させると、清浄空気は、羽根車の
各羽根間を通って外側から内側に送られ、再び各羽根間
を通って外側に吐出されるようになっている。
しての第1、第2のフィルタカートリッジ36、38に
ついて、詳細に説明する。なお、第1のフィルタカート
リッジ36と第2のフィルタカートリッジ38とは同一
の構成を有しているので、ここでは、第1のフィルタカ
ートリッジ36についてのみ説明し、第2のフィルタカ
ートリッジ38についての説明は省略する。
タ本体の構成を示す図、図6は本発明の実施の形態にお
けるフィルタ本体のための緩衝材の構成を示す図、図7
は本発明の実施の形態におけるフィルタ本体ユニットの
構成を示す図、図8は本発明の実施の形態におけるカー
トリッジ枠体の展開図である。
側面図(b)に示されるように、例えば、長さ90[m
m]、幅70[mm]、厚さ7[mm]程度の直方体形
状で、ハニカム状に形成された多数の孔61aを有する
するフィルタ本体である。該フィルタ本体61は、活性
炭、常温酸化触媒及び光酸化触媒を混練した混練物を押
出成形し、所定の厚さにスライスして得られる直方体形
状のハニカム体を乾燥させたものであり、黒色である。
eO2 ・ZrO2 であり、また、光酸化触媒は、例え
ば、TiO2 である。また、前記孔61aの形状は、正
面から見て、図5の(a)に示されるような正方形であ
ってもよいし、正六角形であってもよいし、円であって
もよいし、正三角形であってもよいし、いかなる形状で
あってもよい。なお、前記孔61aは、フィルタ本体6
1の厚さ方向に貫通するように形成されており、集塵が
行われた後の混合体が該フィルタ本体61を厚さ方向に
通過することができるようになっている。
(a)及び側面図(b)に示されるような形状の弾力性
を有する緩衝材であり、前記フィルタ本体61の側面に
巻き付けるようになっている。前記緩衝材62は、例え
ば、発泡倍率30倍の発泡ポリエチレンから成るが、発
泡ポリウレタンから成るものであってもよいし、いかな
る材質からなるものであってもよい。
1の側面に巻き付けて、図7に示されるようなフィルタ
本体ユニット63が構成される。ここで、(a)はフィ
ルタ本体ユニット63の正面図であり、(b)はフィル
タ本体ユニット63の側面図である。
カートリッジ枠体64に装填(てん)してフィルタカー
トリッジ36を得ることができる。また、前記カートリ
ッジ枠体64の材質は、紙、樹脂、金属、その他いかな
る材質であってもよいが、ここでは紙である場合につい
て説明する。前記カートリッジ枠体64は、内部に前記
フィルタ本体ユニット63が装填される直方体の箱であ
り、正面及び裏面に前記混合体を通過させるための大き
な開口を有するものであり、複数の板状部材を接合して
形成されてもよいが、展開された1枚の板状部材を折り
曲げて組み立てることによって形成することが望まし
い。
板状部材は、3つのフィルタ本体ユニット63を内部に
装填するカートリッジ枠体64を形成するためのもので
あり、主枠部材65におけるカートリッジ枠体64の正
面及び裏面に対応する部分に混合体を通過させるための
大きな開口66を有する。また、該開口66内には支持
梁(はり)部材69が形成される。該支持梁部材69
は、装填されるフィルタ本体ユニット63間の境界に対
応する場所に形成され、該フィルタ本体ユニット63を
支持する機能、前記境界部分に前記混合体が流入しない
ように遮蔽(へい)する機能、前記境界部分に位置する
前記フィルタ本体ユニット63の緩衝材62に紫外線照
射器37の紫外線ランプ37aからの紫外線が照射され
ないように遮蔽する機能、及び、開口66によって低下
したカートリッジ枠体64の強度を補強する機能を有す
る。
37aと反対側の開口66内には、前記紫外線ランプ3
7aと対応する位置に、紫外線ランプ37aの形状と対
応する形状の紫外線遮蔽部材68が形成される。本実施
の形態においては、後述されるように、紫外線ランプ3
7aがフィルタカートリッジ36の長手方向に延在する
ロッド状なので、前記紫外線遮蔽部材68は、フィルタ
カートリッジ36の長手方向(図8における左右方向)
に延在する帯状に形成される。
板状部材を点線に沿って折り曲げて箱を組み立てること
によって、カートリッジ枠体64が形成される。なお、
図8における67は、折り曲げて組み立てられた状態に
前記板状部材を固定する止め金具を取り付ける金具止部
である。
紫外線ランプ37aからの紫外線が照射されるので、劣
化したり変色したりする恐れがある。そのため、カート
リッジ枠体64の表面の色を紫外線吸収色にして、該カ
ートリッジ枠体64の内部にまで紫外線が届かないよう
にすることが必要である。これにより、紫外線ランプ3
7aからの紫外線がカートリッジ枠体64の表面で反射
して、フィルタカートリッジ36周辺に存在する部材に
当たることも防止される。
も近紫外線より短波長の光を吸収する色であり、例え
ば、黒色である。そして、前記カートリッジ枠体64の
全面が紫外線吸収色であることが望ましいが、外側に該
当する場所だけが紫外線吸収色であってもよい。また、
紫外線吸収色とするには、表面を塗装した板状部材やそ
れ自体の色が紫外線吸収色である樹脂のような材質の板
状部材を使用してカートリッジ枠体64を形成してもよ
いし、箱状に形成されたカートリッジ枠体64の表面を
塗装してもよい。
トリッジの動作について説明する。
遮光フィルタカートリッジの紫外線遮光機能を示す概念
図である。
ランプ37aと反対側の主枠部材65は、説明の都合
上、カートリッジ枠体64の図における下方に離して配
設されているが、実際には、カートリッジ枠体64の下
面を形成するようになっている。また、58は、集塵電
極35の上面における紫外線ランプ37aの投影面であ
る。
ィルタカートリッジ36の表面、すなわち、紫外線ラン
プ37a側の面(図における上面)に照射される。ここ
で、カートリッジ枠体64の表面側の主枠部材65及び
支持梁部材69に照射される紫外線は吸収されてしまう
ので、前記主枠部材65及び支持梁部材69の真下に位
置するフィルタ本体ユニット63の緩衝材62に照射さ
れることがない。そのため、緩衝材62の紫外線による
劣化を防止することができる。
口66内のフィルタ本体61の図における上面には紫外
線が照射される。ここで、前記フィルタ本体61には、
厚さ方向(図における上下方向)に貫通するハニカム状
の多数の孔61aが形成されているので、紫外線の大部
分は前記孔61aに進入して内壁を照射する。すると、
フィルタ本体61に含まれる光酸化触媒が活性化して、
前記孔61a内を通過する混合体中のホルムアルデヒド
等の揮発性有機化合物、及び、アンモニア等の臭い物質
は分解されて除去され、また、混合体中の窒素酸化物は
酸化されて二酸化窒素になって吸着され、混合体中の一
酸化炭素は二酸化炭素になり、混合体中の細菌、ウィル
ス等は、前記光酸化触媒上で殺菌される。
一種である黒色なので、孔61aに進入して内壁を照射
した紫外線は吸収されてしまう。そのため、カートリッ
ジ枠体64の表面側に照射された紫外線の内、前記孔6
1aの軸と平行な紫外線だけが前記孔61aを通過し
て、カートリッジ枠体64の裏面側に到達することとな
る。仮に、カートリッジ枠体64の裏面側に主枠部材6
5が無いとすると、紫外線ランプ37aからの紫外線
は、カートリッジ枠体64の図における下方に配設され
た集塵電極35の上面を照射する。この場合、照射範囲
は集塵電極35の上面における紫外線ランプ37aの投
影面58となる。
体64の裏面側に主枠部材65の開口66内における紫
外線ランプ37aの投影面と対応する位置に、前記紫外
線ランプ37aの形状と対応する形状の紫外線遮蔽部材
68が形成されている。このため、孔61aの軸と平行
な紫外線が前記孔61aを通過して、カートリッジ枠体
64の裏面側に到達しても、前記紫外線遮蔽部材68に
遮られて、集塵電極35の上面を照射することがない。
手方向に延在する直線状の2本の紫外線ランプ37aが
平行に配設された場合について説明したが、紫外線ラン
プ37aの数や配列の仕方が変更された場合には、それ
に対応して紫外線遮蔽部材68の位置や形状も変更され
る。
ついてのみ説明したが、第2のフィルタカートリッジ3
8も同様に紫外線遮光フィルタカートリッジとして機能
し、、第2のフィルタカートリッジ38の紫外線ランプ
37aと反対側に配設された部材、例えば、清浄器ファ
ン39等に紫外線が照射されることがない。
ートリッジ枠体64の紫外線ランプ37aと反対側の面
における前記紫外線ランプ37aの投影面と対応する位
置に、前記紫外線ランプ37aの投影面と対応する大き
さ及び形状を有する紫外線遮蔽部材68が形成されてい
る。
紫外線がハニカム状の多数の孔61aが形成されたフィ
ルタ本体61を通過し、カートリッジ枠体64の裏面側
に到達しても、前記紫外線遮蔽部材68に遮られるの
で、カートリッジ枠体64の紫外線ランプ37aと反対
側に配設された部材の面を照射することがない。
外側の色は、黒色等の紫外線吸収色であるので、前記紫
外線ランプ37aからの紫外線がカートリッジ枠体64
に反射して、周囲の部材を照射することもないし、カー
トリッジ枠体64自体が劣化したり変色したりすること
もない。
工程において、作業者が黒色の活性炭を含むフィルタ本
体61を保持する時に手に付着した黒色の粉体がカート
リッジ枠体64に転写されてしまうが、該カートリッジ
枠体64の少なくとも外側の色が黒色等であるので、該
カートリッジ枠体64の商品価値が低下することがな
い。
が紙である場合は、廃棄処分が容易であり、廃棄の際の
コストを低くすることができる。
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
れば、紫外線遮光フィルタカートリッジにおいては、空
気が流通する多数の孔を備えるハニカム状のフィルタ本
体と該フィルタ本体を収納するためのカートリッジ枠体
とを有し、空気が通過する対向面の一方の面が紫外線ラ
ンプに対向するように空気流路中に配設される紫外線遮
光フィルタカートリッジであって、前記カートリッジ枠
体は、前記紫外線ランプと反対側の面における該紫外線
ランプの投影面に対応する位置に、該投影面に対応する
形状の紫外線遮蔽部材を備える。
ニカム状の多数の孔が形成されたフィルタ本体を通過
し、カートリッジ枠体の裏面側に到達しても、紫外線遮
蔽部材によって遮られるので、カートリッジ枠体の紫外
線ランプと反対側に配設された部材の面を照射すること
がない。
いては、さらに、前記カートリッジ枠体は、1枚の板状
部材を折り曲げて形成される。
間で製造することができ、また、カートリッジ枠体の内
部にフィルタ本体を収納する作業も容易になる。
においては、さらに、前記板状部材は、紙から成る。
廃棄処分が容易であり、廃棄の際のコストを低くするこ
とができる。
においては、さらに、前記フィルタ本体は、紫外線が照
射されると活性化する光酸化触媒を含む。
に進入して内壁を照射するので、フィルタ本体に含まれ
る光触媒が活性化して、前記孔内を通過する空気中のホ
ルムアルデヒド等の揮発性有機化合物、及び、アンモニ
ア等の臭い物質は分解されて除去され、また、空気体中
の窒素酸化物は酸化されて二酸化窒素になって吸着さ
れ、空気中の一酸化炭素は二酸化炭素になり、空気中の
細菌、ウィルス等は、光触媒上で殺菌される。
タカートリッジの紫外線遮光機能を示す概念図である。
の概略斜視図である。
の概念図である。
の断面図である。
成を示す図である。
めの緩衝材の構成を示す図である。
ットの構成を示す図である。
の展開図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 (a)空気が流通する多数の孔を備える
ハニカム状のフィルタ本体と該フィルタ本体を収納する
ためのカートリッジ枠体とを有し、空気が通過する対向
面の一方の面が紫外線ランプに対向するように空気流路
中に配設される紫外線遮光フィルタカートリッジであっ
て、(b)前記カートリッジ枠体は、前記紫外線ランプ
と反対側の面における該紫外線ランプの投影面に対応す
る位置に、該投影面に対応する形状の紫外線遮蔽部材を
備えることを特徴とする紫外線遮光フィルタカートリッ
ジ。 - 【請求項2】 前記カートリッジ枠体は、1枚の板状部
材を折り曲げて形成される請求項1に記載の紫外線遮光
フィルタカートリッジ。 - 【請求項3】 前記板状部材は、紙から成る請求項2に
記載の紫外線遮光フィルタカートリッジ。 - 【請求項4】 前記フィルタ本体は、紫外線吸収色の材
質から成り、前記カートリッジ枠体は、少なくとも外側
が紫外線吸収色である請求項1〜3のいずれか1項に記
載の紫外線遮光フィルタカートリッジ。 - 【請求項5】 前記フィルタ本体は、紫外線が照射され
ると活性化する光酸化触媒を含む請求項1〜4のいずれ
か1項に記載の紫外線遮光フィルタカートリッジ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001099631A JP4635362B2 (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 紫外線遮光フィルタカートリッジ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001099631A JP4635362B2 (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 紫外線遮光フィルタカートリッジ |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002291855A true JP2002291855A (ja) | 2002-10-08 |
JP4635362B2 JP4635362B2 (ja) | 2011-02-23 |
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4635362B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006000366A (ja) * | 2004-06-17 | 2006-01-05 | Fujitsu General Ltd | 紫外線殺菌装置と、それを用いた空調装置 |
JP2014018325A (ja) * | 2012-07-13 | 2014-02-03 | Ebara Jitsugyo Co Ltd | フィルタ殺菌機能付き空気清浄機 |
CN110585460A (zh) * | 2019-10-24 | 2019-12-20 | 深圳市雷凌广通技术研发有限公司 | 一种消毒效果好的安全型紫外线消毒灯 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000025450A (ja) * | 1998-07-10 | 2000-01-25 | Aqueous Reserch:Kk | 車両用空気清浄機 |
-
2001
- 2001-03-30 JP JP2001099631A patent/JP4635362B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4635362B2 (ja) | 2011-02-23 |
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