JP2002291738A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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勉 浦川
Hironaka Miyaki
浩仲 宮木
Hiroshi Hattori
浩 服部
Tatsuo Kaimai
達夫 開米
Hiroshi Iwazawa
宏 岩澤
Teruaki Sugata
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置本体の小型化、特に薄型化を図り、コネク
タ開口に水がかかることや、埃が溜まることを防止した
超音波診断装置を提供すること。 【解決手段】コネクタ部31は、超音波内視鏡2のプロ
ーブコネクタ部22の形状に略一致した形状の空間部を
形成する枠体部33の底面に設けられている。診断装置
本体3を構成する枠体部33には枠体上面開口34に対
して開閉自在で、コネクタ部31が露出してコネクタ接
続が可能な状態又はコネクタ部31を被った状態にする
蓋部35が設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波診断を行う
超音波プローブや超音波内視鏡等が接続される超音波診
断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、超音波プローブや超音波内視
鏡の超音波振動子から生体組織内に超音波パルスを繰り
返し送信し、生体組織から反射される超音波パルスのエ
コーを同一あるいは別体に設けた超音波振動子で受信す
るとともに、この超音波パルスを送受信する方向を徐々
にずらすことによって、生体内の被検部位における複数
の方向から収集したエコー情報を二次元的な可視像の超
音波断層画像として表示し、病気の診断等に用いる超音
波診断装置が種々提案されている。
【0003】このような超音波診断装置としては、体外
式超音波プローブによるものが一般的であるが、内視鏡
観察下において癌化した粘膜組織、ポリープ等の病変部
を含む被検部位の超音波断層画像を得るようにした体内
式超音波プローブを備えた内視鏡装置等も用いられてい
る。
【0004】従来の超音波診断装置では、例えば図14
に示すように図示しない超音波プローブや超音波内視鏡
が接続される超音波診断装置本体100の接続口である
コネクタ部101の開口を装置本体100の側面に配置
していた。
【0005】このため、観察の際に水を使用する超音波
内視鏡で診断を行った場合でも、前記接続口を介してコ
ネクタ部101に水がかかり難く、また保管状態におい
ても埃等がコネクタ部101に溜まることがなかった。
したがって、通常、コネクタ部101の接続口は、剥き
出し状態であり、長時間使用されないときに取付け可能
な保護キャップとしてコネクタキャップ102が用意さ
れていた。 また、別の形態として、図15に示すよう
なモニタ一体型の超音波診断装置106もあった。
【0006】近年では内視鏡診断及び超音波診断の両方
を行う医療施設が増加している。このため、そのような
施設では診察室内のスペースの有効利用や操作性の向上
を目的にして、超音波診断装置と内視鏡装置とを1つの
システムとしてひとまとめにしたものが望まれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記超
音波診断装置本体106は非常に大型で、診療室内のス
ペースを有効に利用できなかった。また、一体型でモニ
タを備えていても、内視鏡装置のために用意するモニタ
と二重に用意することになるので、非効率的であった。
【0008】前記超音波診断装置本体100はモニタ一
体型ではないが、側面にコネクタ部の開口が設けられて
いるため特に高さ方向の寸法が大きくなってしまう。こ
のため、トロリーに対する占有スペースが大きく、所望
のシステムを構築する際、トロリーに必要な装置を全て
搭載できなくなる要因になっていた。
【0009】そして、システムとして必要な装置全てを
1つのトロリーへ搭載するには、少なくとも、前記超音
波診断装置本体の小型化、特に薄型化を図らなければな
らない。そして、装置本体の小型化、薄型化を図るため
に、装置本体の上面側に操作パネルとコネクタとを並べ
て配置することが有効であるが、装置本体の上面側にコ
ネクタを配置することによって、コネクタ開口が上向き
になって、水がかかり易くなるばかりでなく、保管中に
埃が溜まって、故障や不具合の原因になるおそれがあっ
た。
【0010】その問題を解消するため、コネクタ開口を
塞ぐコネクタキャップを従来のように用意することも考
えられるが、着脱の煩わしさがあるとともに、このコネ
クタキャップを紛失するおそれがあった。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、装置本体の小型化、特に薄型化を図り、コネクタ
開口に水がかかることや、埃が溜まることを防止した超
音波診断装置を提供することを目的にしている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波診断装置
は、先端部に超音波振動子を備え、基端部に電気的接続
部を有する超音波プローブと、前記電気的接続部を介し
て電気的に接続され、前記超音波振動子の制御等を行う
操作部を有する超音波診断装置本体とを具備する超音波
診断装置であって、前記超音波診断装置本体の上面側
に、前記電気的接続部が着脱自在に接続されるコネクタ
部と、このコネクタ部の周囲に配され上面開口を形成す
る枠体部と、この枠体部に係合して前記上面開口に対し
て開閉する蓋部とを設けている。
【0013】この構成によれば、装置本体の上面にコネ
クタ部を設けたことによって装置本体の厚さが薄くな
る。また、このコネクタ部の周囲に配された枠体部の上
面開口を蓋部によって閉状態にすることにより、コネク
タ部に水がかかったり、埃が溜まることが防止される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図13は本発明の一実
施形態に係り、図1は超音波診断装置を説明する図、図
2は超音波診断装置本体を示す図、図3は図2のB−B
線断面図、図4は図2のC−C線断面図、図5はコネク
タ部へ超音波内視鏡のプローブコネクタ部を接続した状
態を示す図、図6は図2のD−D線断面図、図7は図2
のE−E線断面図、図8は蓋部の開状態位置を示す図、
図9は蓋の最大開状態位置を示す図、図10は超音波診
断装置本体をトロリーに載置させて内視鏡診断及び超音
波診断が可能なシステムを示す図、図11は超音波診断
装置本体に接続するキーボードをトロリーのトレイに固
定する従来の構造を説明する図、図12は引き出しタイ
プのトレイと超音波診断装置本体との関係を説明する
図、図13は超音波診断装置本体の取付け構造を説明す
る図である。
【0015】なお、図2(a)は超音波診断装置本体の
上面図、図2(b)は図2(a)の矢印A側から超音波
診断装置本体を見た図、図4(a)は閉状態の蓋部と導
光体との位置関係を説明する図、図4(b)は導光体の
光出射端面の他の構成を示す図、図10(a)はトロリ
ーに載置されたシステムを示す正面図、図10(b)は
トロリーに載置された超音波診断装置本体を示す側面
図、図12(a)はトレイに載置された超音波診断装置
本体を上側から見たときの図、図12(b)は図12
(a)の正面図、 図12(c)は図12(a)の側面
図、図13(a)は図12(b)の取付け構造を説明す
るG−G線断面図、図13(b)は図13(a)を矢印
H方向から見たときの図、図13(c)はフックと嵌合
部材との関係を説明する図、図13(d)はフックを説
明する図、図13(e)は嵌合部材を説明する図であ
る。
【0016】図1に示すように本実施形態の超音波診断
装置1は、体腔内に挿通される挿入部21の先端部に図
示しない超音波振動子を内蔵し、電気的接続部としてプ
ローブコネクタ部22を設けた超音波内視鏡2と、この
プローブコネクタ部22が着脱自在に接続される被接続
部となるコネクタ部31を備え、超音波駆動信号の生成
及び受信した超音波信号の処理等を行う図示しない超音
波送受信回路等を内蔵した超音波診断装置本体(以下診
断装置本体と略記する)3と、この診断装置本体3に映
像ケーブル(図2符号3b参照)を介して接続され、超
音波診断画像を表示する後述する表示装置とで主に構成
される。
【0017】図1及び図2(a)、(b)に示すように
前記診断装置本体3には前記コネクタ部31の他に、前
記超音波内視鏡及び表示装置等の外部装置に対して各種
操作指示を行う操作部となるコントロールパネル32が
設けられている。
【0018】前記コントロールパネル32は、例えば超
音波エコーの増幅度を調整するゲインスイッチ、超音波
画像の更新を停止させるフリーズスイッチ等の超音波機
能を制御する各種スイッチと、英数字、片仮名、平仮名
等の入力を行うキーボードスイッチ等で構成されてい
る。
【0019】なお、符号3aは電源スイッチである。ま
た前記コントロールパネル32は、防水加工されたシー
ト状スイッチ等、防水型又は耐水型の部材で構成するこ
とが望ましい。
【0020】図1ないし図3に示すように前記コネクタ
部31は、前記超音波内視鏡2のプローブコネクタ部2
2の形状に略一致した形状の空間部を形成する枠体部3
3の底面に設けられている。前記コネクタ部31には前
記プローブコネクタ部22に設けられている電気接点
(不図示)と電気的に導通する電気接点(不図示)が配
置されている。
【0021】前記診断装置本体3を構成する前記枠体部
33には枠体上面開口34に対して開閉自在で、前記コ
ネクタ部31が露出してコネクタ接続が可能な状態又は
前記コネクタ部31を被った状態にする蓋部35が設け
てある。
【0022】そして、この蓋部35を診断装置本体3に
対して開状態にすると、前記枠体部33の内部に配置さ
れたコネクタ部31が露出した状態になるとともに、前
記蓋部35の後述するレバーと係止されて閉状態を構成
する係止爪36や前記電源スイッチ3aのON/OFF
に連動して点灯/消灯して電源スイッチ3aがON状態
であるか否かを告知するLED37が表れる。
【0023】なお、符号38は前記蓋部35を開動作さ
せる際に使用する蓋部35に介して回動自在に配置され
たレバーであり、符号39は前記LED37から発する
光を導光する光学路となる透明樹脂等で形成された導光
部材であり、図4(a)に示すように前記蓋35を閉状
態にすることによって、LED37の光出射端面を被う
ように配置される。このとき、電源スイッチ3aがON
状態であるとLED37が点灯して、このLED37か
ら発する光が前記導光部材39の光入射端面から入射
し、この導光部材39内を反射しながら進んで光出射端
面から出射される。このことにより、電源スイッチ3a
のON状態を蓋35が閉じた状態でも確認することがで
きる。
【0024】そして、図4(b)に示すように光出射端
面に細かな凹凸部39aを形成することによって、この
光出射端面から出射される光がこの凹凸部39aで拡散
されるので装置から離れた位置での視認性が向上する。
【0025】また、前記蓋部35が閉状態のときに、こ
の蓋部35の上やコントロールパネル32の上に水がこ
ぼれてしまった場合、こぼれた水は前記図3に示す枠体
部33に形成した溝部33aによってコネクタ部31内
へ流れることを防止している。そして、万一、この溝部
33aから水が溢れ出てコネクタ部31方向に流れ出た
場合には、防水枠33bによってコネクタ部31内への
流れ込みが防止される構造になっている。
【0026】つまり、蓋部35を閉状態にしておくこと
により、コネクタ部31内への水の流れ込みが防止され
るとともに、長期間使用しない状態で放置する場合には
閉じられた蓋部35によって埃等がコネクタ部31内に
侵入して電気接点に不具合が発生することが防止され
る。
【0027】そして、図5に示すように蓋部35を開い
た状態にして露出されたコネクタ部31には例えば超音
波内視鏡2のプローブコネクタ部22が接続される。な
お、前記蓋部35及び枠体部33には前記コネクタ部3
1にプローブコネクタ部22を接続した状態でもこの蓋
部35を閉じることができるように、前記プローブコネ
クタ部22の折れ止め部材23に対応する位置には逃げ
部35a,33cが形成してある。
【0028】また、前記診断装置本体3は、IC化技術
等、近年の高密度実装技術を用いることで小型化、特に
薄型化を図ったものであり、この診断装置本体3内には
前記コネクタ部31に接続されたプローブコネクタ部2
2を介して超音波信号の送受信及びビーム形成等を行う
超音波送受信回路や、前記コントロールパネル32の各
種スイッチに接続されたコントロールパネル制御回路、
前記超音波送受信回路から伝送された電気信号から映像
信号であるビデオ信号を生成して表示装置に出力するビ
デオ信号生成回路等が設けられている。
【0029】ここで、蓋部35の枠体部33への取付け
構造を説明する。図6に示すように蓋部35と枠体部3
3とは回転軸11によって回動可能に連結されている。
この回転軸11には付勢バネ12とクッションバネ13
とが配置されている。前記付勢バネ12及びクッション
バネ13のそれぞれ一端部は、枠体部33の所定位置に
配置され、他端部は前記蓋部35の開閉状態によってそ
れぞれ所定の状態で前記蓋部35の裏面に接触するよう
に配置されいる。そして、前記付勢バネ12は、常時、
蓋部35を開く方向に付勢力が作用するように配置され
ている。
【0030】なお、符号14はカバー部材である。この
カバー部材14は、前記付勢バネ12及び前記クッショ
ンバネ13が露出しないように覆って、見た目の向上と
危険防止の役割をしている。また、符号35bは前記蓋
部35に設けられた当て付け部であり、符号33dは前
記枠体部33に設けられ、前記当て付け部35bに当接
してこの蓋部35の最大開状態位置を設定するストッパ
ーである。
【0031】図7に示すように前記レバー38にはレバ
ー付勢バネ16が配置されている。このレバー付勢バネ
16の付勢力は、前記レバー38を図の実線に示す位置
に保持するように作用する。そして、このレバー38を
前記レバー付勢バネ16の付勢力に抗して二点鎖線に示
す位置まで回動させたとき、前記レバー38が係止爪3
6から外れて、この蓋部35が前記付勢バネ12の付勢
力によって開状態位置に向かって移動していく。
【0032】図8に示すように前記蓋部35は、前記ク
ッションバネ13の端部が蓋部35の裏側に設けた当て
付け部35bに当接することによって、所定の開状態位
置に保持される。
【0033】なお、このときの蓋部35の所定の開状態
位置とは、前記コネクタ部31へプローブコネクタ部2
2を着脱する際、この蓋部35が邪魔にならない位置で
あるとともに、後述するトロリーや周辺機器(不図示)
に前記蓋部35が当たることのない位置である。
【0034】図8に示した前記蓋部35の開状態位置
で、さらに矢印F方向に力が加えられた場合、前記蓋部
35は図9に示す前記当て付け部19が枠体部33に設
けられているストッパー33dに当接する最大開状態位
置まで移動可能である。
【0035】つまり、矢印F方向への力が加えられる
と、前記蓋部35は前記クッションバネ13の付勢力に
抗して矢印F方向に移動するが、前記当て付け部19が
前記ストッパー33dに当接して前記蓋部35の移動が
停止される。そして、前記矢印F方向への力が緩められ
ることにより、前記蓋部35は再び図8に示した開状態
位置に復帰する。
【0036】つまり、前記クッションバネ13は、前記
蓋部35が開状態位置にあるとき、前記矢印F方向に力
が加わると、前記蓋部35を矢印F方向とは逆方向に付
勢する。したがって、前記クッションバネ13の付勢力
は、蓋部35の矢印F方向への動きを緩衝させる破損防
止作用として働く。
【0037】一方、前記図8に示した蓋部35の位置か
ら前記付勢バネ12の付勢力に抗して前記蓋部35を閉
じていくと、前記レバー38が係止爪36に当接して二
点鎖線の位置まで回動しながら前記係止爪36を乗り越
えて、前記図7の実線に示した係止爪36とレバー38
とが係止されて、閉状態に保持される。
【0038】このように、診断装置本体の上面側にコネ
クタ部を設けたことによって超音波診断装置本体の小型
化及び薄型化を図ることができる。このことにより、図
10(a)に示すように薄型に形成した診断装置本体3
を、内視鏡画像及び超音波画像を表示する表示装置であ
るモニタ24及び図示しない内視鏡に照明光を供給する
光源装置25、前記内視鏡でとらえた画像を前記モニタ
24に表示させる信号に変換する画像処理回路等を備え
たビデオプロセッサ26、内視鏡画像や超音波画像を動
画記録するビデオ記録装置27や、内視鏡画像や超音波
画像を静止画記録する記録装置28とともに、例えば、
トロリー5の引き出しトレイ5aに載置して使用者の所
望する内視鏡観察及び超音波診断が可能なシステムが1
台のトロリー5上に構築される。そして、前記引き出し
トレイ5aは、診断等の使用状態においては図10
(b)の破線に示すように引き出され、前記蓋部35を
破線に示すように開状態にして使用する。
【0039】また、コネクタ部に臨み、枠体上面開口を
覆う蓋部を枠体部に回動自在に設け、この蓋部を枠体上
面開口に対して開閉自在な構造にしたことによって、蓋
部を回動させて容易に枠体上面開口を開状態又は閉状態
にすることができる。
【0040】このことによって、コネクタ部の電気接点
が水や埃によって不具合が発生することが防止されると
ともに、使用者は蓋の開閉の煩わしさから開放される。
【0041】なお、上述した実施形態では図10に示し
たように引き出しトレイ5a上に載置されている超音波
診断装置本体3のコネクタ部31に超音波内視鏡2のプ
ローブコネクタ部22を抜き差しする際、この超音波診
断装置本体3が引き出しトレイ5a上で不用意に動くお
それがある。また、前記超音波診断装置本体3が不用意
に動いてしまうことによって、例えば背面に位置する電
気ケーブルが屈曲して、ダメージを受けるおそれがあ
る。
【0042】これらの不具合に対処するため、従来の技
術である図11に示すような構造を適用することも容易
に考えられる。この構造は、キーボード50等の筐体表
面にネジ穴を設け、このキーボード50をキーボードト
レイ51に対してネジ52で固定するものであり、例え
ば図に示すようにキーボードアタッチメント53を介在
させてキーボードトレイ51にキーボード50を固定す
るようにしてもよい。
【0043】しかしながら、図11に示した従来技術の
構造を適用して、前記超音波診断装置本体3を引き出し
トレイ5aに固定する場合、超音波診断装置本体3が引
き出しトレイ5a上で不用意に動く不具合は確実に解消
されるが、着脱に手間がかかるばかりでなく、筐体外表
面の清拭が面倒になるという不具合がある。このため、
メンテナンス性を改善することを目的に、引き出しトレ
イ5aから超音波診断装置本体3を容易に着脱すること
が可能な構造が望まれていた。
【0044】そこで、本実施形態においては以下の構成
で、超音波診断装置本体3を引き出しトレイ5a上に載
置する。図12(a)、(b)、(c)に示すように本
実施形態ではトレイユニット61を、トロリー5の支柱
55に第1のネジ56で固定されている取付けプレート
62に第2のネジ57で固定している。そして、このト
レイユニット61には固定棚部63に対してリニアスラ
イダー機構70によって前後に移動する可動棚部64が
設けてある。
【0045】この可動棚部64には診断装置本体3やこ
の診断装置本体3にDC電源を供給するAC電源アダプ
ター29及びケーブル状のリンク部材58が載置されて
おり、前記AC電源アダプタ29はベルクロ等の締結部
材59によって所定位置に固設されている。
【0046】図13(a)に示すように前記診断装置本
体3の底面3bには前記可動棚部64に一体的に設けた
固定フック65又は図13(c)に示すように別体に設
けたフック66に対してそれぞれ嵌合する嵌合部67a
を備えた嵌合部材67(図13(e)参照)がネジ71
は図13(b)に示すように底面3bに一体に固定され
ている。
【0047】また、本図で示すように前記底面3bの前
方側には前記固定棚部63にネジ固定されたスプリング
ラッチ68を引っかける引掛け部材69がネジ部材72
によって一体的に固定してある。
【0048】このことにより、診断装置本体3の底面3
bに固定された嵌合部材67を、前記可動棚部64のフ
ック66に嵌合させた後、フリーな状態のスプリングラ
ッチ6を引掛け部材69に対して引き起こした状態にし
て係止させることにより、診断装置本体3が前記可動棚
部64に固定される。
【0049】そして、この固定後、診断装置本体3に結
線されているケーブルを前記リンク部材58上に這い回
し、このリンク部材58上のバインダー73で結束す
る。
【0050】このことにより、例えばプローブコネクタ
部22を診断装置本体3のコネクタ部31に抜き差しす
る際、引き出しトレイ5a上で診断装置本体3が抜き差
しの動作につられて、トレイ5a上で不用意に動くこと
が防止される。
【0051】また、超音波診断装置3をワンタッチで引
き出しトレイ5aに着脱させることが可能であるので、
使い勝手が良く、診断装置本体のメンテナンス性が良好
になる。
【0052】なお、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0053】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0054】(1)先端部に超音波振動子を備え、基端
部に電気的接続部を有する超音波プローブと、前記電気
的接続部を介して電気的に接続され、前記超音波振動子
の制御等を行う操作部を有する超音波診断装置本体とを
具備する超音波診断装置において、前記超音波診断装置
本体の上面側に、前記電気的接続部が着脱自在に接続さ
れるコネクタ部と、このコネクタ部の周囲に配され上面
開口を形成する枠体部と、この枠体部に係合して前記上
面開口に対して開閉する蓋部と、を設けた超音波診断装
置。
【0055】(2)前記蓋部を開操作するレバーを備え
る付記1記載の超音観測断装置。
【0056】(3)前記レバーの開操作により、前記蓋
部は所定の開状態で停止する付記2記載の超音波診断装
置。
【0057】(4)前記枠体部に電源スイッチに連動し
た発光体を設置する一方、前記蓋部に前記発光体の発す
る光を導光する光学部材を設けた付記1記載の超音波診
断装置。
【0058】(5)前記蓋部は、前記コネクタ部に前記
電気的接続部を接続した状態で、閉状態になる付記1記
載の超音波診断装置。
【0059】(6)ワンタッチでトロリー用トレーに着
脱可能にするために係止機構を備える付記1記載の超音
波観測装置。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、装
置本体の小型化、特に薄型化を図り、コネクタ開口に水
がかかることや、埃が溜まることを防止した超音波診断
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図13は本発明の一実施形態に係
り、図1は超音波診断装置を説明する図
【図2】超音波診断装置本体を示す図
【図3】図2のB−B線断面図
【図4】図2のC−C線断面図
【図5】コネクタ部へ超音波内視鏡のプローブコネクタ
部を接続した状態を示す図
【図6】図2のD−D線断面図
【図7】図2のE−E線断面図
【図8】蓋部の開状態位置を示す図
【図9】蓋の最大開状態位置を示す図
【図10】超音波診断装置本体をトロリーに載置させて
内視鏡診断及び超音波診断が可能なシステムを示す図
【図11】超音波診断装置本体に接続するキーボードを
トロリーのトレイに固定する従来の構造を説明する図
【図12】引き出しタイプのトレイと超音波診断装置本
体との関係を説明する図
【図13】超音波診断装置本体の取付け構造を説明する
【図14】図14及び図15は従来例に係り、図14は
超音波診断装置本体に設けられたコネクタ部の接続口位
置を説明する図
【図15】内視鏡/超音波診断装置を説明する図
【符号の説明】
1…超音波診断装置 2…超音波内視鏡 3…超音波診断装置本体 22…プローブコネクタ部 31…コネクタ部 33…枠体部 34…枠体上面開口 35…蓋部 37…LED 39…導光部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮木 浩仲 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 服部 浩 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 開米 達夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 岩澤 宏 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 菅田 輝明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C301 AA01 EE12 EE16 EE19 FF04 GA01 GA02 GA20 JA19

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に超音波振動子を備え、基端部に
    電気的接続部を有する超音波プローブと、前記電気的接
    続部を介して電気的に接続され、前記超音波振動子の制
    御等を行う操作部を有する超音波診断装置本体とを具備
    する超音波診断装置において、 前記超音波診断装置本体の上面側に、前記電気的接続部
    が着脱自在に接続されるコネクタ部と、 このコネクタ部の周囲に配され上面開口を形成する枠体
    部と、 この枠体部に係合して前記上面開口に対して開閉する蓋
    部と、を設けたことを特徴とする超音波診断装置。
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