JP2001120551A - 超音波観測装置 - Google Patents

超音波観測装置

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JP2001120551A
JP2001120551A JP30734399A JP30734399A JP2001120551A JP 2001120551 A JP2001120551 A JP 2001120551A JP 30734399 A JP30734399 A JP 30734399A JP 30734399 A JP30734399 A JP 30734399A JP 2001120551 A JP2001120551 A JP 2001120551A
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JP
Japan
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ultrasonic
connector
electronic scanning
endoscope
observation apparatus
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JP30734399A
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English (en)
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Teruaki Sugata
輝明 菅田
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで実現でき、外来ノイズによる悪影
響を防止できる超音波観測装置を提供する。 【解決手段】 超音波観測装置4の前面には超音波内視
鏡、第1及び第2の超音波プローブの各サイズが異なる
超音波コネクタが接続可能な超音波コネクタ受け27
A,27B,27C等が設けてあり、その前面にガイド
レール32、33に上下端部が係入されて、左右にスラ
イド自在で、かつ1つの超音波コネクタのみの接続を可
能とする開口部35を設けたスライダ34が設けてあ
り、このスライダ34を移動することにより、選択した
任意の超音波コネクタを1つのみ接続可能とし、同時接
続による外来ノイズの悪影響を回避できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアレイ状に配列され
た複数の超音波振動子エレメントを電子的に駆動して超
音波断層像を得る超音波観測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡などの光学的な画像情報を
得る装置の他に、音響的な画像情報を得る超音波診断装
置が広く用いられるようになった。従来の超音波診断装
置として主に超音波観測装置部分を示すものが特開平1
0−33533号公報に開示されており、その一部を図
5に示し、これを補足するような従来の超音波診断装置
を図6に示す。
【0003】図6に示す超音波内視鏡診断装置71は、
挿入部先端に電子走査式の超音波送受信部を有する電子
走査式超音波内視鏡(以下超音波内視鏡と略記する)7
2Aと、この超音波内視鏡72Aの照明光学系に観察部
位を照明するための照明光を供給する光源装置73と、
超音波を発生させる駆動信号を生成するとともに、受信
した超音波信号に対する信号処理等を行う超音波観測装
置74と、この超音波観測装置74に接続され、超音波
診断画像を表示する表示装置75と、さらに超音波観測
装置74に接続される電子走査式超音波プローブ72
B、72Cから構成されている。
【0004】電子走査式超音波内視鏡72A、電子走査
式超音波プローブ72B、72Cはそれぞれ異なる形状
の超音波コネクタ83A,83B,83Cを有し、図6
では超音波観測装置74には電子走査式超音波内視鏡7
2Aと、超音波プローブ72Bとが同時に接続すること
ができるようになっている。
【0005】つまり、この超音波観測装置74には超音
波内視鏡72A及び超音波プローブ72Bの超音波コネ
クタ83A,83Bが着脱自在の超音波コネクタ受け9
7A,97B等が設けてある。
【0006】図5(B)はこれに対応する超音波観測装
置74を示し、ここでは超音波コネクタ受け97A,9
7Bはそれぞれ電子走査式送受信ユニット78,79に
設けてある。また、図5(B)では電子走査式送受信ユ
ニット79に隣接して他のAユニット86、Bユニット
87、Cユニット88など複数のユニットが設けてあ
る。そして、電子走査式送受信ユニット78等を含む上
記複数のユニットは、超音波診断装置74内のバックプ
レーン89に接続されている。
【0007】また、図5に示す超音波観測装置74は超
音波コネクタ受け85Bを設けた機械走査式送受信ユニ
ット85も装着でき、図5(B)に示す超音波観測装置
74は図5(A)に示す機械走査式送受信ユニット85
を取り外して電子走査式送受信ユニット78を装着した
ものを示している。
【0008】超音波観測装置74に接続する超音波内視
鏡72Aや超音波プローブ72B、72Cはその超音波
コネクタ83A、83B、83Cの形状、ピン数が異な
っている。これらに対応する超音波観測装置74には受
け側となる複数の異種コネクタ受けを設け、電気的にセ
レクタスイッチ77で有効なコネクタ受けに切り換える
か、変換コネクタを準備する必要がある。このようなこ
とが特開平10−33533号公報に示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では下記の問題点が有る。 (A)複数の異種コネクタ受けを設けた場合 電気的にセレクタスイッチ77で有効なコネクタ受けに
切り換えたとしても、同時に超音波内視鏡72Aや超音
波プローブ72B、72Cが接続された場合、有効でな
い超音波接続品がアンテナになってしまい、外来ノイズ
による悪影響(画質劣化等)を引起こす欠点があった。
また、この欠点を対策する為に電気的や機械的でのノイ
ズ対策(例:シールド、パスコン等)が煩雑になってし
まい、部品点数がかさみ、コストが高騰してしまう欠点
も有った。
【0010】(B)変換コネクタの場合 かさばってしまう。また、診断手技上、術者の邪魔にな
ってしまう。コネクタ接続部が増えるのでノイズ対策
上、不利となる。部品点数がかさみ、コストが高騰する
割には信頼性に欠けてしまう欠点が有った。
【0011】(発明の目的)本発明は、上述した点に鑑
みてなされたもので、低コストで実現でき、外来ノイズ
による悪影響を防止できる超音波観測装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】電子走査用超音波トラン
スデューサを構成するアレイ状に配列された複数の超音
波振動子エレメントを電子的に走査して、超音波受波信
号を出力する電子走査用送受信ユニットと、この電子走
査用送受信ユニットに互いに形状が異なる複数の超音波
コネクタを着脱自在に接続可能とする複数個の超音波コ
ネクタ受けを設けた超音波観測装置に於いて、上記複数
の超音波コネクタ受けにおける任意に選択した1個のみ
に超音波コネクタの接続を制限するような開口部を持つ
扉構造を超音波コネクタ受けの接続面に対向して設けた
事により、選択した1個の超音波コネクタの接続のみに
開口部で制限して、これにより、いわゆる同時コネクタ
差しを回避し、低コストで外来ノイズによる悪影響を防
止できるようにしている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図3は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態を備えた超
音波内視鏡診断装置の全体構成を示す図、図2(A)は
電子走査式超音波内視鏡を示す側面図、図2(B)は超
音波振動子部の構成を示す断面図、図3は超音波観測装
置のコネクタ接続部周辺の構成を示す拡大図である。
【0014】図1に示すように本実施の形態を備えた超
音波内視鏡診断装置1は、挿入部先端に電子走査式の超
音波送受信部を有する電子走査式超音波内視鏡(以下超
音波内視鏡と略記する)2Aと、この超音波内視鏡2A
の照明光学系に観察部位を照明するための照明光を供給
する光源装置3と、超音波を発生させる駆動信号を生成
するとともに、受信した超音波信号に対する信号処理等
を行う超音波観測装置4と、この超音波観測装置4に接
続され、超音波診断画像を表示する表示装置5と、さら
に超音波観測装置4に選択的に接続される超音波プロー
ブ2B、2C等から構成されている。
【0015】図2(A)に示すように超音波内視鏡2A
は体腔内に挿入される細長の挿入部6と、この挿入部6
の後端に設けられた操作部7と、この操作部7の後端に
設けられた接眼部8と、操作部7の側部から延出された
ユニバーサルコード9とを有し、このユニバーサルコー
ド9の端部に設けられている内視鏡用コネクタ11のラ
イトガイド口金は光源装置3に着脱自在であり、またこ
の内視鏡用コネクタ11の側部から延出された超音波ケ
ーブル12の端部に設けた超音波コネクタ13Aは超音
波観測装置4に着脱自在な構成になっている。
【0016】前記挿入部6は、先端側から順に硬質な樹
脂部材で形成した先端硬質部14、この先端硬質部14
の後端に位置する湾曲自在な湾曲部15、この湾曲部1
5の後端から前記操作部7の前端部に至る細径かつ長尺
で可撓性を有する可撓部16が連設して構成されてい
る。
【0017】そして、前記先端硬質部14の先端には超
音波振動子部17が連結固定されている。なお、前記先
端硬質部14の材質としては、耐薬品性や生体適合性の
良好なポリスルフォン等の樹脂部材が用いられる。
【0018】前記操作部7には前記湾曲部15を所望の
方向に湾曲制御するためのアングルノブ18と、送気及
び送水操作を行うための送気・送水ボタン19、吸引操
作を行うための吸引ボタン20、処置具を体腔内の目的
部位に挿入するための処置具挿入口21が設けられてい
る。なお、符号22は鉗子起上台を操作する鉗子起上レ
バーである。
【0019】また、図2(B)に示す超音波振動子部1
7の拡大図に示すように、この超音波振動子部17には
音響レンズ23の内側にはコンベックス型の超音波振動
子24が設けられ、この超音波振動子24はアレイ状に
多数配置された超音波振動子エレメント24aで構成さ
れ、この超音波振動子エレメント24aは信号を伝送す
るケーブル25が接続されている。このケーブル25は
ユニバーサルコード9を通って超音波コネクタ13Aに
接続されている。そして、超音波観測装置4内の図示し
ない送信回路或いは超音波駆動信号発生回路からの送信
信号により、超音波振動子エレメント24aが電子的に
駆動され、電子スキャンを行う。
【0020】また、図1に示すように超音波内視鏡2A
の内視鏡用コネクタ11のライトガイド口金を光源装置
3に接続することにより、光源装置3内のランプで発生
した照明光がライトガイド口金に供給され、ユニバーサ
ルコード9内等に挿通されたライトガイドにより伝送さ
れ、挿入部6の先端硬質部14に設けた図示しない照明
窓に取り付けたライトガイド先端面から出射され、患部
等の被写体を照明する。この照明窓に隣接して図示しな
い観察窓が設けてあり、観察窓に取り付けた対物レンズ
により、被写体の光学像を結ぶ。
【0021】対物レンズの結像位置にはイメージガイド
の先端面が配置され、このイメージガイドにより、その
後端面に光学像が伝送され、接眼部8の接眼レンズを介
して拡大観察することができる。
【0022】また、超音波内視鏡2Aの超音波コネクタ
13Aを超音波観測装置4の前面に設けた超音波コネク
タ受け27Aに接続することにより、この超音波コネク
タ受け27Aを設けた電子走査式送受信ユニット(図4
の符号27に相当)と超音波振動子部17とが電気的に
接続され、電子走査式送受信ユニットは電子走査式超音
波振動子部17内の電子走査用超音波トランスデューサ
を構成するアレイ状に配置された複数の超音波振動子エ
レメントを電子的に駆動すると共に、生体側からの反射
超音波を受信して電気信号に変換されたエコー信号に対
する信号処理を行い、映像信号を生成し、表示装置5に
出力して超音波断層画像を表示できるようにしている。
【0023】また、この超音波観測装置4には超音波内
視鏡2Aを接続しないで、第1の超音波プローブ2Bの
超音波コネクタ13B、或いは第2の超音波プローブ2
Cの超音波コネクタ13Cを接続することもできるよう
に、第1の超音波プローブ用コネクタ受け(超音波コネ
クタ受け)27B、第2の超音波プローブ用コネクタ受
け(超音波コネクタ受け)27Cが超音波コネクタ受け
27Aに隣接して配置されている。
【0024】上記超音波プローブ2B、2Cは光源装置
3との接続を必要とせず、いわゆる体外式と呼ばれ、内
視鏡(或いは超音波内視鏡)とは異なり経口的に用いる
ものではない。
【0025】プローブ2B、2Cの先端形状30B、3
0Cは各々、適用部位の診断に適する様に相異なってい
る。本部分は外部形状のみならず、内蔵する超音波振動
子のエレメント数が異なっている。従って、例えばコネ
クタ13Bの極数が96個でコネクタ13Cの極数が6
0個となっている。なお、電子走査式超音波内視鏡2A
の超音波コネクタ13Aの極数は360個である。従っ
て、本実施の形態ではコネクタ13A或いはコネクタ受
け27Aが最も大きいサイズであり、コネクタ13B或
いはコネクタ受け27Bが次に大きく、コネクタ13C
或いはコネクタ受け27Cが最も小さいサイズとなって
いる。
【0026】本実施の形態では超音波観測装置4の前面
には例えば図6の超音波観測装置74の場合の様に超音
波コネクタ13A、13B、13Cがそれぞれ着脱自在
のコネクタ受け27A、27B、27Cが設けてある
が、図3に示すように選択した1つのコネクタ受け27
Iのみに接続可能となり、他のコネクタ受けには物理的
に接続することができない接続用開口部が移動する扉構
造にして、いわゆる同時コネクタ差しにより、使用しな
いで接続されている超音波プローブ等がアンテナとな
り、外来ノイズの発生源となったり、外部からのノイズ
を誘因してしまうような悪影響を回避できるようにして
いることが特徴となっている。
【0027】次に図3(A)(B)を参照して本実施の
形態の要部を説明する。なお、図3(A)は超音波コネ
クタ13Aを接続できる状態に設定した様子を示し、図
3(B)は超音波コネクタ13Bを接続できる状態に設
定した様子を示す。
【0028】図3に示すように超音波観測装置4の前面
には超音波コネクタ受け27A、27B、27Cが横に
並ぶように設けてあり、これらの上下には2本のガイド
レール32、33が設けてあり、この2本のガイドレー
ル32、33の溝部には左右にスライド自在となる板状
のスライダ34の上下両端が係入されている。
【0029】このスライダ34にはコネクタ受け27
A,27B,27Cの内、最も形状が大きい超音波コネ
クタ13Aの接続を可能とする開口部35が設けてあ
る。また、スライダ34の表面にはガイドレール32の
左端部に当接して図中右方向のスライド移動を規制する
ピン36が設けてある。
【0030】一方、図中左方向へのスライド移動に対し
てはスライダ左端部34aが超音波観測装置4の前面に
取付けたストッパ38に当接する事で、その当接した位
置以上に移動するのを規制している(図3(B)の2点
鎖線を参照。)。このスライダ34にはスライドする操
作を行う際の取っ手状か略棒状の摘み39が設けてあ
る。
【0031】その他、超音波観測装置4の前面とその近
傍側面には各超音波コネクタ受け27A、27B、27
Cへの接続位置の目安を示すインジケータ40や内部の
メンテナンス用ドア41が設けてある。また、図示はし
ていないがガイドレール33にはプランジャが埋め込ま
れており、その先端がスライダ34端部に設けた切り込
みに当接する事で開口部35のスライド位置に応じてク
リック感が効く様になっており、そのクリック感がある
位置に設定すると、開口部35が1つの超音波コネクタ
受け27I(I=Aか,Bか,C)に対向する位置で開
口し、その超音波コネクタ受け27Iに超音波コネクタ
13Iを接続でき、その他のものは接続することができ
ないようになる。
【0032】次に本実施の形態の作用を説明する。超音
波観測装置4にはコネクタ13Aを接続するにはコネク
タ受け27Aの所に、コネクタ13Bを接続するにはコ
ネクタ受け27Bの所に、超音波コネクタ13Cを接続
するにはコネクタ27Cの所にスライダ34の開口部3
5が位置するように摘み39を指先で摘んでスライドさ
せ、超音波内視鏡2A或いはプロープ2B、2Cのコネ
クタ13A、13B、13Cを接続することができる。
【0033】この場合、開口部35は1つの超音波コネ
クタ13Iを接続できるように開口し、その他の超音波
コネクタ受けはスライダ34板面で遮られているので接
続することができない。つまり、超音波観測装置4には
選択した1つの超音波コネクタ13Iのみしか接続出来
ず、いわゆるコネクタ同時差しを回避する事ができ、こ
の同時差しによるノイズの発生等を防止できるようにな
る。
【0034】本実施の形態は以下の効果を有する。同時
に異種コネクタの接続を簡単に回避出来るので、発明が
解決しようとする課題の欄で説明した複数の異種コネク
タ受けを設けた場合における同時コネクタ差しによる外
来ノイズの発生等の悪影響を阻止出来、ノイズ対策が簡
単かつ少ない部品点数ででき、従ってコストが低くで
き、信頼性の高い超音波観測装置を提供する事が可能に
なる。
【0035】また、上述した従来例における変換コネク
タの様にがさばる事も無い。従って、診断手技上、術者
の邪魔にもならない省スペースな超音波観測装置を提供
することが可能になる。3個以上の複数の異種コネクタ
を超音波観測装置4に設ける事が出来、接続する超音波
内視鏡/プローブのバリエーションにも対応できる。
【0036】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図4を参照して説明する。図4(A)は第
2の実施の形態の超音波観測装置4の正面図、図4
(B)は図4(A)のA−A線断面により、コネクタ接
続部周辺の構成を示し、図4(C)は摘みの構造を拡大
して示す。
【0037】第1の実施の形態はスライドタイプで扉
(開口部)が(選択されたものの前で)開く構造であっ
たのに対し、本実施の形態はドアタイプになっている。
以下、図4を参照して説明する。第1の実施の形態と同
じ付番は同じ物を示し、その説明を省略する。本実施の
形態では超音波観測装置4の前面の筐体にはそれぞれ開
口部を設けてコネクタ受け27A、27Bが露呈するよ
うにしてある(なお、第1の実施の形態におけるコネク
タ受け27Cは無い。)。コネクタ受け27A、27B
は超音波観測装置4内部の電子走査式送受信ユニット2
7の筐体52の前面に取付けてあり、コネクタ受け27
A、27Bの前部の超音波観測装置4の筐体部分は開口
しており、(ドア57で遮られない場合には)それぞれ
超音波コネクタ13A,13Bを接続することができる
ようにしている。
【0038】筐体52の両側面にはリニアスライダ53
が設けてあり、対となるリニアスライダ54は超音波観
測装置4の筐体内部に取付けてある。なお、このリニア
スライド機構の目的は、筐体52を超音波観測装置4の
図示しない背面に設けたドア部から露出する様にスライ
ドさせ、電子走査式送受信ユニット27を構成する基板
の修理交換やバージョンアップを容易にする事である。
【0039】超音波観測装置4の筐体前面にはコネクタ
受け27A、27Bの略中間部に設けたブラケット55
に嵌合した回転軸56を支点とする板形状のドア57が
設けてある。ドア57における左右方向の一端が回転自
在に支持され、他端付近に摘み58が板面の両側に突出
するように設けてあり、摘み58は図3(C)の詳細図
に示す様に内部にマグネット59が入っている。なお、
摘み58の形状はこの図3(C)の詳細図に示す様にド
ア57の厚み方向に対して対称形状になっている。な
お、このマグネット59は鉄製の超音波観測装置4筐体
に吸引して、ドア57がぶらつかないで適度の強度で固
定できる様にする機能を持つ。
【0040】超音波観測装置4の前面にはドア57を回
転させた場合、摘み58が当たる2箇所の部分に摘み5
8を係入して固定する穴60a,60bがそれぞれ設け
てある。
【0041】そしてドア57を回転させて、図4に示す
ように一方の穴60aに摘み58を係入固定した状態で
は、このドア57により超音波コネクタ受け27Aを覆
い、このドア57で覆われない超音波コネクタ受け27
Bに超音波コネクタ13Bのみを接続でき、ドア57で
覆われた超音波コネクタ受け27Aには超音波コネクタ
13Aを接続することができないようにしている。
【0042】次に本実施の形態の作用を説明する。ドア
57の摘み58を指先で摘んで回転軸56を支点として
回転させ、超音波コネクタ受け27Aか超音波コネクタ
受け27Bの使用しない方を隠す。つまり、超音波観測
装置4には選択した1つのコネクタ受けに接続可能なコ
ネクタのみしか接続出来ず、同時差しを回避する事にな
る。
【0043】本実施の形態は以下の効果を有する。第1
の実施の形態に比べ、ワーキングエリアが少なく省スペ
ースである。筐体幅を狭く出来る。部品数も少なく、安
価にできる。その他は第1の実施の形態と同様の効果を
有する。
【0044】なお、上述における超音波観測装置4は超
音波コネクタ受け27Iに接続される超音波コネクタ1
3Iを設けた超音波内視鏡2A或いは超音波プローブ2
B、2Cに内蔵された超音波振動子(超音波トランスジ
ューサ)の超音波振動子エレメントを電子的に駆動する
と共に、受信した受信信号に対する処理を行う電子走査
式送受ユニットをそれぞれに持つものでも良いが、これ
に限定されるものでなく、1つの電子走査式送受ユニッ
トに2つの或いは複数の超音波コネクタ受け27Iを設
けたものでも良い。
【0045】また、上述の説明では超音波観測装置4は
全て電子走査式の超音波振動子を内蔵した超音波内視鏡
2A或いは超音波プローブ2B、2Cが接続されるとし
て説明したが、異なる形状或いはサイズの超音波コネク
タが接続されるものであれば、電子走査式のものに限定
されるものでなく、電子走査式と機械走査式との超音波
内視鏡或いは超音波プローブが混在するものの場合にも
適用できる(少なくとも電子走査式のものが接続可能な
ものを含む)。
【0046】[付記] 1.電子走査用超音波トランスデューサを構成するアレ
イ状に配列された複数の超音波振動子エレメントを電子
的に走査して、超音波受波信号を出力する電子走査用送
受信ユニットと、この電子走査用送受信ユニットに互い
に形状が異なる複数の超音波コネクタを着脱自在に接続
可能とする複数個の超音波コネクタ受けを設けた超音波
観測装置に於いて、上記複数の超音波コネクタ受けにお
ける任意に選択した1個のみに超音波コネクタの接続を
制限するような開口部を持つ扉構造を超音波コネクタ受
けの接続面に対向して設けた事を特徴とする超音波観測
装置。 2.付記1において、上記開口部を持つ扉構造は複数の
超音波コネクタ受けが配置された方向に移動自在のスラ
イド部材を用いて構成される。 3.付記1において、上記複数の超音波コネクタ受けは
2つの超音波コネクタ受けを隣接した配置され、上記開
口部を持つ扉構造は両超音波コネクタ受けの中央で回動
自在の扉部材を用いて構成される。
【0047】4.電子走査用超音波トランスデューサを
構成するアレイ状に配列された複数の超音波振動子エレ
メントを電子的に走査して、超音波受波信号を出力する
電子走査用送受信ユニットと、超音波トランスデューサ
を機械的に回転/又は移動して超音波を送受する機械走
査用送受ユニットと、における少なくとも1つの電子走
査用送受信ユニットを有し、互いに形状が異なる複数の
超音波コネクタを着脱自在に接続可能とする複数個の超
音波コネクタ受けを設けた超音波観測装置に於いて、上
記複数の超音波コネクタ受けにおける任意に選択した1
個のみに超音波コネクタの接続を制限するような開口部
を持つ扉構造を超音波コネクタ受けの接続面に対向して
設けた事を特徴とする超音波観測装置。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
子走査用超音波トランスデューサを構成するアレイ状に
配列された複数の超音波振動子エレメントを電子的に走
査して、超音波受波信号を出力する電子走査用送受信ユ
ニットと、この電子走査用送受信ユニットに互いに形状
が異なる複数の超音波コネクタを着脱自在に接続可能と
する複数個の超音波コネクタ受けを設けた超音波観測装
置に於いて、上記複数の超音波コネクタ受けにおける任
意に選択した1個のみに超音波コネクタの接続を制限す
るような開口部を持つ扉構造を超音波コネクタ受けの接
続面に対向して設けているので、選択した1個の超音波
コネクタの接続のみに開口部で制限して、低コストで外
来ノイズによる悪影響を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を備えた超音波内視
鏡診断装置の全体構成を示す斜視図。
【図2】電子走査式超音波内視鏡等を示す図。
【図3】超音波観測装置のコネクタ接続部周辺の構成を
示す拡大図。
【図4】本発明の第2の実施の形態のコネクタ接続部周
辺の構成を示す図。
【図5】従来例の超音波観測装置を示す図。
【図6】従来例を備えた超音波内視鏡診断装置の全体構
成を示す斜視図。
【符号の説明】
1…超音波内視鏡診断装置 2A…超音波内視鏡 2B,2C…超音波プローブ 3…光源装置 4…超音波観測装置 5…表示装置 6…挿入部 7…操作部 8…接眼部 9…ユニバーサルコード 11…内視鏡用コネクタ 12…超音波ケーブル 13A,13B,13C…超音波コネクタ 17…超音波振動子部 24…超音波振動子エレメント 27A,27B,27C…超音波コネクタ受け 32,33…ガイドレール 34…スライダ 35…開口部 36…ピン 38…ストッパ 39…摘み 40…インジケータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子走査用超音波トランスデューサを構
    成するアレイ状に配列された複数の超音波振動子エレメ
    ントを電子的に走査して、超音波受波信号を出力する電
    子走査用送受信ユニットと、 この電子走査用送受信ユニットに互いに形状が異なる複
    数の超音波コネクタを着脱自在に接続可能とする複数個
    の超音波コネクタ受けを設けた超音波観測装置に於い
    て、 上記複数の超音波コネクタ受けにおける任意に選択した
    1個のみに超音波コネクタの接続を制限するような開口
    部を持つ扉構造を超音波コネクタ受けの接続面に対向し
    て設けた事を特徴とする超音波観測装置。
JP30734399A 1999-10-28 1999-10-28 超音波観測装置 Withdrawn JP2001120551A (ja)

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