JP2003159219A - 医療機器用トロリー - Google Patents

医療機器用トロリー

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JP2003159219A
JP2003159219A JP2001361195A JP2001361195A JP2003159219A JP 2003159219 A JP2003159219 A JP 2003159219A JP 2001361195 A JP2001361195 A JP 2001361195A JP 2001361195 A JP2001361195 A JP 2001361195A JP 2003159219 A JP2003159219 A JP 2003159219A
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ultrasonic
trolley
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illuminating
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JP2001361195A
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Teruaki Sugata
輝明 菅田
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの診断用途に応じて、医療機器装置本
体の操作部又は、入出力装置の使用頻度の高いキーを強
調して照光可能な医療機器用トロリーを実現する。 【解決手段】 (医療機器用)トロリーは、例えば、ユ
ーザの所望する内視鏡観察及び超音波診断が可能なシス
テムを構築して手術室等に移動可能に設置される。前記
トロリーは、各装置を引き出し可能なトレイユニット1
aにリニアスライダー機構45によって固定棚部46に
対して前後に移動する可動棚部47が設けてある。前記
トロリーは、可動棚部47の略前方端にポールで支持さ
れる照明装置61を設けている。この照明装置61は、
水平回転軸62及び垂直回転軸63によって、任意に照
射光軸64を変えられる。従って、前記トロリーは、ユ
ーザにとって容易に且つ任意に使用頻度の高いキー(例
えば、キー82)を照らし、半暗室下でもこの使用頻度
の高いキーを強調することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療機器用トロリ
ー、更に詳しくは、医療機器の制御等を行う医療機器装
置本体又は入出力装置を搭載するための医療機器用トロ
リーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、医療機器用トロリーは、少な
くとも医療機器の制御等を行う医療機器装置本体又は入
出力装置を搭載して、手術室等に移動可能に設置され
る。上記医療機器は、光学内視鏡や超音波内視鏡又は超
音波プローブ等の内視鏡やプローブ及び手術用処置具等
がある。また、上記医療機器装置本体は、ビデオプロセ
ッサ、超音波診断装置本体、処置具用装置本体等があ
る。上記入出力装置は、上記医療機器装置本体の制御用
入出力を行うキーボード等がある。その他に、上記医療
機器に用いられる表示装置、光源装置、ビデオ記録装置
等がある。
【0003】上記医療機器用トロリーは、上記医療機器
装置本体等を引き出しトレイ等のトレイユニットに載置
してユーザの所望する内視鏡観察や超音波診断等が可能
なシステムを構築するものである。このような医療機器
用トロリーは、例えば、医療機器として超音波プローブ
又は超音波内視鏡を接続する超音波診断装置本体をトレ
イユニットに載置して超音波診断を行う場合がある。
【0004】従来の超音波診断装置は、例えば図12に
示すように超音波診断装置本体100の本体コネクタ部
101に図示しない超音波プローブや超音波内視鏡の超
音波側コネクタ部が着脱自在に接続されて用いられる。
そして、上記超音波診断装置本体100は、この入出力
装置として接続されるキーボード102等により、各種
操作指示を行うようになっている。尚、通常、本体コネ
クタ部101は、この接続口が剥き出し状態であり、長
時間使用されないときに取り付け可能な保護キャップと
してコネクタキャップ103が用意されている。
【0005】また、他の従来の超音波診断装置は、図1
3に示すようなモニタ一体型の超音波診断装置110も
あった。上記超音波診断装置本体110は、各種操作指
示を行う操作部としてコントロールパネル111を設け
ている。
【0006】一般に、超音波診断装置、殊に超音波内視
鏡を用いた場合の超音波診断装置は、通常、半暗室下で
診断に用いられることが多い。従って、超音波診断装置
は、半暗室下で操作を容易とするために、キーボードの
キー自体が照光式になっているものがある。上記超音波
診断装置本体110は、その形状が大型であり、上記コ
ントロールパネル111を照光式キーボード構造にする
ことが比較的容易である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記超
音波診断装置は、システムとして必要な装置全てを上記
医療機器用トロリーへ搭載するため、少なくとも超音波
診断装置本体100やキーボード102を小型化、特に
薄型化する必要がある。このため、上記超音波診断装置
本体100は、上記超音波診断装置本体110のように
上記キーボード102を照光式キーボード構造にするこ
とが困難であった。
【0008】また、上記キーボード102は、そもそも
診断の用途によって、特定キーの使用頻度が異なる。こ
のため、ビルトインされる照光式キーボードは、必ずし
も使用頻度の高いキーが照光式で無かったり、照光式で
あっても他のキーに比べ、強調されておらず、使い難い
ことが有った。即ち、従来の超音波診断装置は、半暗室
下でユーザの診断用途に対する融通性に欠けているとい
う問題があった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、ユーザの診断用途に応じて、医療機器装置本体の
操作部又は、入出力装置の使用頻度の高いキーを強調し
て照光可能な医療機器用トロリーを提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、少なくとも医療機器の制御等を行う医療機器装置本
体又はこの医療機器装置本体の入出力装置を搭載するた
めの医療機器用トロリーにおいて、前記医療機器装置本
体の操作部又は、前記入出力装置を照明するための照明
手段を設けたことを特徴ととしている。また、請求項2
に記載の本発明は、請求項1に記載の医療機器用トロリ
ーにおいて、前記照明手段を前記医療機器装置本体又
は、前記入出力装置を載置するトレイユニットに設けた
ことを特徴としている。また、請求項3に記載の本発明
は、請求項1に記載の医療機器用トロリーにおいて、前
記照明手段は、照明光を発生する照明部と、この照明部
からの照明光の波長を光学的に変換する波長変換手段
と、前記照明部からの照明光の光軸方向を変化させる光
軸方向変化手段とを有することを特徴としている。この
構成により、ユーザの診断用途に応じて、医療機器装置
本体の操作部又は、入出力装置の使用頻度の高いキーを
強調して照光可能な医療機器用トロリーを実現する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の1
実施の形態を説明する。図1ないし図11は本発明の1
実施の形態に係り、図1は本発明の1実施の形態の医療
機器用トロリーを示す説明図、図2は図1の医療機器用
トロリーの側面図、図3は超音波診断装置を示す構成
図、図4は超音波診断装置本体を示す側面外観図、図5
は図4の超音波診断装置本体の断面図、図6は図3の超
音波内視鏡の超音波側コネクタ部を本体コネクタ部へ接
続した状態の超音波診断装置本体の説明図、図7は図3
のゲインスイッチ群を示す拡大断面図、図8は超音波診
断装置本体をトロリーのトレイユニットに載置接続した
際の上面図、図9は図8の側面図、図10は図9のG−
G線断面図、図11は照明装置を示す構成図である。
【0012】図1に示すように本発明の1実施の形態の
医療機器用トロリー(以下、単にトロリー)1は、例え
ば、ユーザの所望する内視鏡観察及び超音波診断が可能
なシステムを構築して手術室等に移動可能に設置され
る。
【0013】前記内視鏡観察及び超音波診断が可能なシ
ステムは、例えば、内視鏡画像や超音波画像を表示する
モニタ2、図示しない内視鏡に照明光を供給する光源装
置3、内視鏡像を撮像して得た信号を信号処理して、前
記モニタ2に内視鏡画像を表示させるビデオプロセッサ
4、後述の超音波内視鏡や図示しない超音波プローブを
制御等して得た超音波エコー信号を信号処理して、前記
モニタ2に超音波画像を表示させる超音波診断装置本体
5A、内視鏡画像や超音波画像を動画記録するビデオ記
録装置6、内視鏡画像や超音波画像を静止画記録する記
録装置7等で構成されている。
【0014】前記トロリー1は、上述した各装置を引き
出し可能なトレイユニット1aにそれぞれ載置して1台
に搭載している。そして、上述した各装置の使用状態に
おいて、前記トロリー1は、前記トレイユニット1aを
図2の破線に示すように引き出されて使用されるように
なっている。
【0015】ここで、本実施の形態では、前記トロリー
1の前記トレイユニット1aに前記超音波診断装置本体
5Aを載置して超音波診断を行う場合を代表例にして説
明する。前記超音波診断装置本体5Aは、例えば、超音
波内視鏡と共に超音波診断装置を構成している。
【0016】一般に、超音波診断装置は、超音波内視鏡
の超音波振動子から生体組織内に超音波パルスを繰り返
し送信し、生体組織から反射される超音波パルスのエコ
ーを同一或いは別体に設けた超音波振動子で受信すると
共に、この超音波パルスを送受信する方向を徐々にずら
すことによって、生体内の被検部位における複数の方向
から収集した超音波エコー信号を二次元的な可視像の超
音波断層画像として表示し、病気の診断等に用いるもの
である。
【0017】先ず、超音波診断装置の構成を説明する。
図3に示すように超音波診断装置5は、体腔内に挿入さ
れる挿入部11の先端部に図示しない超音波振動子を内
蔵し、電気的接続部として超音波側コネクタ部12を設
けた超音波内視鏡5Bと、この超音波側コネクタ部12
が着脱自在に接続される被接続部となる本体側コネクタ
部13を備え、超音波駆動信号の生成及び受信した超音
波エコー信号の処理等を行う図示しない超音波送受信回
路等を内蔵した超音波診断装置本体5Aとで主に構成さ
れる。尚、前記超音波診断装置5は、前記超音波診断装
置本体5Aに図示しない映像ケーブルを介して前記モニ
タ2に接続され、このモニタ2に超音波診断画像を表示
させるようになっている(図1参照)。
【0018】前記超音波診断装置本体5Aは、前記本体
側コネクタ部13の他に、前記超音波内視鏡5B及び前
記モニタ2等の外部装置に対して各種操作指示を行う操
作部となるコントロールパネル14が本体ケース5aに
設けられている。このコントロールパネル14は、防水
加工されたシート状スイッチ等、防水形又は耐水型の部
材で形成することが有効である。
【0019】前記コントロールパネル14は、例えば超
音波エコー信号の増幅度を調整するゲインスイッチ群1
5と、超音波画像の更新を停止させるフリーズスイッチ
等の超音波機能を制御する各種スイッチ群16と、英数
字、片仮名、平仮名等の入力を行うキーボードスイッチ
群17等で構成される。尚、前記ゲインスイッチ群15
は、全体ゲイン調整ダイアル11A、近点ゲイン調整ダ
イアル11B及び遠点ゲイン調整ダイアル11Cであ
る。
【0020】図3ないし図5に示すように前記本体側コ
ネクタ部13は、枠体部21の底面に設けられている。
この枠体部21は、前記本体ケース5aに対して、前記
超音波側コネクタ部12の形状に略一致した形状の空間
部を形成している。
【0021】前記本体側コネクタ部13は、前記超音波
側コネクタ部12に設けられている電気接点(不図示)
と電気的に導通する電気接点22が配置されている。
尚、この電気接点22は、電源スイッチ23がONして
超音波診断装置本体5Aの電源が入ったときに導電する
(生きる)ようになっている。
【0022】前記枠体部21は、枠体上面開口24に対
して開閉自在で、前記本体側コネクタ部13が露出して
コネクタ接続が可能な状態又は前記本体側コネクタ部1
3を被った状態にする蓋部25を設けてある。
【0023】そして、超音波診断装置本体5Aは、前記
蓋部25を開状態にすると、前記枠体部21の内部に配
置された本体側コネクタ部13が露出した状態になる。
同時に、超音波診断装置本体5Aは、前記蓋部25の後
述するレバーと係止されて閉状態を構成する係止爪26
や、前記電源スイッチ23のON/OFFに連動して点
灯/消灯し、この電源スイッチ23がON状態であるか
否かを告知するLED27が現れる。尚、符合28は、
前記蓋部25を開動作させる際に回動自在に配置された
レバーである。また、符合29は、前記LED27の電
気接点であり、符号31はケース本体側のバネ状電気接
点である。
【0024】前記超音波診断装置本体5Aは、前記蓋部
25を閉じると、前記電気接点29が本体ケース5aに
形成された穴部23を通過して前記バネ状電気接点31
に導通し、電源ONと連動して前記LED27が点灯可
能となる。
【0025】一方、蓋部25を開くと、前記超音波診断
装置本体5Aは、インターロックスイッチ32によって
電源がOFFとなり、前記LED27も消灯する。この
ことにより、前記超音波診断装置本体5Aは、蓋部25
に設置したLED27へのハーネス配線が不要となり、
蓋部25の繰り返し開閉によるヒンジ付近でのハーネス
断線という問題を解消することができる。尚、符号33
は、蓋部25が閉じたときにインターロックスイッチ3
2を押下する突起部である。
【0026】前記超音波診断装置本体5Aは、前記超音
波側コネクタ部12の折れ止め部材12aに対応する位
置に逃げ部を形成してある。更に、具体的には、前記超
音波診断装置本体5Aは、前記蓋部25に超音波側コネ
クタ部12の折れ止め部材12aが通る付近にひさし部
34を設けると共に、前記枠体部21に超音波側コネク
タ部12の折れ止め部材12aが通る穴部35を形成し
ている。
【0027】このことにより、前記超音波診断装置本体
5Aは、超音波側コネクタ部12を前記本体側コネクタ
部13に接続した状態でもこの蓋部25を閉じることが
できる。
【0028】前記超音波診断装置本体5Aは、蓋部25
を閉じてインターロックスイッチ32が押下された状態
のときのみ、電源スイッチ23がONして電源ONが可
能となる。尚、前記ひさし部34の先端から前記電気接
点22までの距離36は、80mmを超える距離とす
る。これは、国際電気標準会議(IEC; Internation
al Electrotechical Commisson )の規格IEC606
01−1の試験で使用される標準テストフィンガの指長
さが80mmであるからである。このことにより、標準
的な指の長さを有する人は、導電した(生きた)電気接
点22に触ることが無い。また、前記超音波診断装置本
体5Aは、ひさし部34を設けることで、装置全体を大
型化すること無く距離36を確保することが可能であ
る。
【0029】また、前記超音波診断装置本体5Aは、蓋
部25を閉状態にしておくことで、本体側コネクタ部1
3内への水の流入防止と共に、長期間使用しない状態で
放置する場合の本体側コネクタ部13内への埃等の侵入
防止が可能となる。
【0030】そして、図6に示すように前記超音波診断
装置本体5Aは、蓋部25を開いた状態にして露出され
た本体側コネクタ部13に超音波内視鏡5Bの超音波側
コネクタ部12が接続されるようになっている。
【0031】また、前記超音波診断装置本体5Aは、I
C化技術等、近年の高密度実装技術を用いることで小型
化、特に薄型化を図ったものである。前記超音波診断装
置本体5Aは、この装置本体内に前記本体側コネクタ部
13に接続された超音波側コネクタ部12を介して超音
波信号の送受信及びビーム形成等を行う超音波送受信回
路(不図示)や、前記コントロールパネル14の各種ス
イッチ群14〜17に接続されたコントロールパネル制
御回路(不図示)、前記超音波送受信回路から伝送され
た電気信号であるビデオ信号を生成してモニタ2に出力
するビデオ信号生成回路(不図示)等が設けられてい
る。
【0032】ここで、コントロールパネル14上に設け
られたスイッチのダイヤル類について説明する。尚、本
実施の形態では、コントロールパネル14上に設けられ
たスイッチのダイヤル類として上述したゲインスイッチ
群15を代表例にして説明する。
【0033】図7に示すように前記ゲインスイッチ群1
5は、全体ゲイン調整ダイアル11A、近点ゲイン調整
ダイアル11B又は遠点ゲイン調整ダイアル11Cのこ
れらダイアル下部に各ゲインを設定を変更するためのパ
ルス信号を発生するロータリーエンコーダ37A,37
B又は37Cがある。尚、本実施の形態では、全体ゲイ
ン調整用のロータリーエンコーダ37Aは、近点ゲイン
調整用のロータリーエンコーダ37B及び遠点ゲイン調
整用のロータリーエンコーダ37Cと比較して、軸の回
転トルクが重い仕様のものを使用する。
【0034】各ロータリーエンコーダ37A,37B又
は37Cのトルク値と各ゲイン調整ダイアル11A,1
1B又は11Cの直径寸法との間は、概略以下の関係式
(1)が成り立つように構成している。
【0035】T1×D2=T2×D1・・・(1) T1:全体ゲイン調整用ロータリーエンコーダの軸回転
トルク T2:近点又は遠点ゲイン調整用ロータリーエンコーダ
の軸回転トルク D1:全体ゲイン調整ダイアルの直径 D2:近点又は遠点ゲイン調整ダイアルの直径 このような関係とすることで、前記コントロールパネル
14上に設けられたダイヤル類としては、ユーザが例え
ば、全体ゲイン調整ダイアル11Aを回したときと、近
点ゲイン調整ダイアル11B又は遠点ゲイン調整ダイア
ル11Cを回したときとで、ダイアルを回す重さが等し
く感じられ、違和感が無い。
【0036】また、上述したように超音波診断装置本体
5Aは、この上面側に超音波内視鏡5Bの超音波側コネ
クタ部12が接続される本体側コネクタ部13を設けた
ことで、装置本体の小型化及び薄型化を図ることができ
る。
【0037】このことにより、薄型に形成した超音波診
断装置本体5Aは、上述した図1に示すようにトロリー
1のトレイユニット1aに載置してユーザの所望する内
視鏡観察及び超音波診断が可能なシステムが1台のトロ
リー1上に構築される。
【0038】そして、上述した図2に示すように超音波
診断等の使用状態において、トロリー1のトレイユニッ
ト1aが破線に示すように引き出され、超音波診断装置
本体5Aは、前記蓋部25を破線に示すように開状態に
して使用される。
【0039】ここで、トレイユニット1a上に載置され
る超音波診断装置本体5A等の各装置は、例えば、超音
波診断装置本体5Aの本体側コネクタ部13に超音波内
視鏡5Bの超音波側コネクタ部12を抜き差しする際
等、トレイユニット1a上で不用意に動く場合がある。
また、前記超音波診断装置本体5Aの各装置は、不用意
に動いてしまうことにより、例えば背面から延出する電
気ケーブル等が屈曲する場合がある。
【0040】これに対処するため、図示しないが超音波
診断装置本体5Aの各装置は、この筺体底面にねじ穴を
形成し、トレイ5aに対してねじ固定するようになって
いる。本実施の形態において、トロリー1は、以下に説
明するように超音波診断装置本体5A等の各装置をトレ
イユニット1a上に載置するよう構成されている。
【0041】図8〜図10に示すようにトロリー1は、
支柱41に取り付けプレート42がねじ43で固定され
ている。この取り付けプレート42は、前記トレイユニ
ット1aがねじ44で固定されるようになっている。
【0042】そして、このトレイユニット1aは、リニ
アスライダー機構45によって固定棚部46に対して前
後に移動する可動棚部47が設けてある。尚、取り付け
プレート42は、複数種のトロリーに取り付け可能に、
各々のトロリーに適した取付け穴48が形成されてい
る。
【0043】この可動棚部47は、超音波診断装置本体
5A等の各装置やこれら各装置にDC電源を供給するA
C電源アダプタ51及びケーブル状リンク部材52が載
置されている。前記AC電源アダプタ51は、ベルクロ
(velcro社)等の締結部材53によって所定位置に固定
されている。
【0044】超音波診断装置本体5A等の各装置に結線
されるケーブル54,55は、誤接続防止のために色が
相異なっている。これらケーブル54,55は、前記リ
ンク部材52上を這い回し、このリンク部材52上のバ
インダー56で結束するようになっている。
【0045】このようにトロリー1は、超音波診断装置
本体5A等の各装置を載置接続し、ユーザの診断用途に
応じて、トレイユニット1aが引き出されて使用される
ようになっている。ここで、トロリー1は、超音波診断
装置5を用いて超音波診断を行う場合、通常、手術室を
半暗室下で使用されることが多い。
【0046】本実施の形態では、トロリー1は、各装置
の操作部を照明するための照明手段を設けるように構成
する。即ち、トロリー1は、前記可動棚部47の略前方
端にポール60で支持される照明装置61を設けてい
る。尚、このポール60は、トレイユニット1aの可動
棚部47でなく、固定棚部46や支柱41に設けても良
い。
【0047】前記照明装置61は、水平回転軸62及び
垂直回転軸63によって、任意に照射光軸64を変えら
れるようになっている。図11に示すように前記照明装
置61は、光源71と、この光源71の光をスポット光
にするコンデンサーレンズ72が設けてある。尚、光源
71は、本実施の形態では豆電球であるが、半導体レー
ザやLEDを用いて構成しても良い。
【0048】前記照明装置61は、前記コンデンサーレ
ンズ72に対向して、レボルバー73がフード74に貫
通する回転軸75で回動支持されている。この回転軸7
5の一端は、前記レボルバー73を回すノブつまみ76
が設けてある。前記レボルバー73は、略中空円筒形状
で、二対の貫通穴77a,77bを形成している。これ
ら貫通穴77a,77bの一端は、波長変換手段として
相異なる色透過特性の光学フィルタ78a,78bが設
けてある。前記光源71の電源は、前記ポール60の内
部中空部を挿通するハーネス81を介して前記AC電源
アダプタ51から電源を供給されるようになっている。
【0049】即ち、本実施の形態では、前記照明装置6
1は、光軸方向変化手段である水平回転軸62、垂直回
転軸63の回動により、任意の照射光軸64に変えるこ
とが可能に構成されている。
【0050】このことにより、トロリー1は、ユーザに
とって容易に且つ任意に使用頻度の高いキー(例えば、
図8中キー82)を照らし、半暗室下でもこの使用頻度
の高いキーを強調することができる。従って、ユーザ
は、迷うこと無く、使用頻度の高いキーを使用すること
が可能である。そして、前記照明装置61は、キーの用
途に応じて、前記ノブつまみ76を回動操作し、光学フ
ィルタ78a,78bの何れかを選択して照射光の色を
変えることが可能である。
【0051】尚、本実施の形態では、前記光学フィルタ
78aを透過した光は緑色であり、光学フィルタ78b
を透過した光は赤色になる。緑色は使用頻度の高いキー
の照光強調に用い、赤色は一般的に危険を告知する色で
ある。このことにより、照明部68は、キー操作によっ
て、劇的に超音波画像が変化する場合、半暗室下で不用
意にキーを押下操作してしまわぬように注意を促すよう
に用いることも可能である。
【0052】この結果、本実施の形態の医療機器用トロ
リー1は、照光機能が例えば、バックライト方式等のビ
ルトインされていない医療機器装置本体又は入出力装置
に対し、診断用途に応じて任意の使用頻度の高いキーや
逆に使うことに注意を要するキーを強調的に照光するこ
とが可能である。
【0053】尚、本発明は、以上述べた実施の形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0054】[付記] (付記項1) 少なくとも医療機器の制御等を行う医療
機器装置本体又はこの医療機器装置本体の入出力装置を
搭載するための医療機器用トロリーにおいて、前記医療
機器装置本体の操作部又は、前記入出力装置を照明する
ための照明手段を設けたことを特徴とする医療機器用ト
ロリー。
【0055】(付記項2) 前記照明手段を前記医療機
器装置本体又は、前記入出力装置を載置するトレイユニ
ットに設けたことを特徴とする付記項1に記載の医療機
器用トロリー。
【0056】(付記項3) 前記照明手段は、照明光を
発生する照明部と、この照明部からの照明光の波長を光
学的に変換する波長変換手段と、前記照明部からの照明
光の光軸方向を変化させる光軸方向変化手段とを有する
ことを特徴とする付記項1に記載の医療機器用トロリ
ー。
【0057】(付記項4) 前記医療機器は、少なくと
も超音波内視鏡又は超音波プローブであって、前記医療
機器装置本体は前記超音波内視鏡又は前記超音波プロー
ブの制御等を行うための超音波診断装置本体であること
を特徴とする付記項1〜3に記載の医療機器用トロリ
ー。
【0058】(付記項5) 超音波プローブ又は超音波
内視鏡を着脱自在に接続し、これら超音波プローブ又は
超音波内視鏡を制御等する超音波診断装置本体におい
て、前記超音波プローブ又は超音波内視鏡の超音波側コ
ネクタを着脱自在に接続する本体側コネクタ部と、この
本体側コネクタ部の周囲に配され上面開口を形成する枠
体部と、この枠体部に係合して前記上面開口に対して開
閉する蓋部と、を具備し、前記蓋部を閉じた際に、前記
本体側コネクタ部の導電した電気接点が外装表面開口部
から標準テストフィンガの指長さである80mm以上の
距離に設けたことを特徴とする超音波診断装置本体。
【0059】(付記項6) 前記枠体部に電源スイッチ
に連動した発光体を設置する一方、前記蓋部に前記発光
体を設け、その電源供給用接点を前記蓋部が閉じた際に
発光する位置に設けたことを特徴とする付記項5に記載
の超音波診断装置本体。
【0060】(付記項7) 各種操作指示を行う操作部
を有し、この操作部に超音波エコー信号の増幅度を調整
するゲインスイッチ群を配置し、このゲインスイッチ群
のダイヤルの直径寸法と、このダイヤルの下部に設けた
ロータリーエンコーダのトルク値とは、全体ゲイン調整
用ロータリーエンコーダの軸回転トルクと近点又は遠点
ゲイン調整ダイヤルの直径との積が、近点又は遠点ゲイ
ン調整用ロータリーエンコーダの軸回転のトルクと全体
ゲイン調整ダイヤルの直径との積と略等しくしたことを
特徴とする付記項5に記載の超音波診断装置本体。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ユ
ーザの診断用途に応じて、医療機器装置本体の操作部又
は、入出力装置の使用頻度の高いキーを強調して照光可
能な医療機器用トロリーを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態の医療機器用トロリーを
示す説明図
【図2】図1の医療機器用トロリーの側面図
【図3】超音波診断装置を示す構成図
【図4】超音波診断装置本体を示す側面外観図
【図5】図4の超音波診断装置本体の断面図
【図6】図3の超音波内視鏡の超音波側コネクタ部をコ
ネクタ部へ接続した状態の超音波診断装置本体の説明図
【図7】図3のゲインスイッチ群を示す拡大断面図
【図8】超音波診断装置本体をトロリーのトレイユニッ
トに載置接続した際の上面図
【図9】図8の側面図
【図10】図9のG−G線断面図
【図11】照明装置を示す構成図
【図12】従来の超音波診断装置を構成する超音波診断
装置本体及びこの超音波診断装置本体に接続するキーボ
ードを示す外観図
【図13】従来のモニタ一体型の超音波診断装置を示す
外観図
【符号の説明】
1…トロリー(医療機器用トロリー) 1a…トレイユニット 2…モニタ 3…光源装置 4…ビデオプロセッサ 5…超音波診断装置 5A…超音波診断装置本体 5B…超音波内視鏡 12…超音波側コネクタ部 13…本体側コネクタ部 14…コントロールパネル 41…支柱 46…固定棚部 47…可動棚部 60…ポール 61…照明装置 62…水平回転軸(光軸方向変化手段) 63…垂直回転軸(光軸方向変化手段) 64…照射光軸 71…光源 78a,78b…光学フィルタ(波長変換手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも医療機器の制御等を行う医療
    機器装置本体又はこの医療機器装置本体の入出力装置を
    搭載するための医療機器用トロリーにおいて、 前記医療機器装置本体の操作部又は、前記入出力装置を
    照明するための照明手段を設けたことを特徴とする医療
    機器用トロリー。
  2. 【請求項2】 前記照明手段を前記医療機器装置本体又
    は、前記入出力装置を載置するトレイユニットに設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療機器用トロリ
    ー。
  3. 【請求項3】 前記照明手段は、照明光を発生する照明
    部と、この照明部からの照明光の波長を光学的に変換す
    る波長変換手段と、前記照明部からの照明光の光軸方向
    を変化させる光軸方向変化手段とを有することを特徴と
    する請求項1に記載の医療機器用トロリー。
JP2001361195A 2001-11-27 2001-11-27 医療機器用トロリー Withdrawn JP2003159219A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009261506A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Aloka Co Ltd 超音波診断装置
KR101071298B1 (ko) * 2008-11-13 2011-10-07 삼성메디슨 주식회사 의료기기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009261506A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Aloka Co Ltd 超音波診断装置
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