JP2002290753A - カラープリンタ及びその色調整方法 - Google Patents
カラープリンタ及びその色調整方法Info
- Publication number
- JP2002290753A JP2002290753A JP2001083795A JP2001083795A JP2002290753A JP 2002290753 A JP2002290753 A JP 2002290753A JP 2001083795 A JP2001083795 A JP 2001083795A JP 2001083795 A JP2001083795 A JP 2001083795A JP 2002290753 A JP2002290753 A JP 2002290753A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- printer
- image
- adjustment
- representative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Color, Gradation (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プリントアウトしたカラー画像が所望の色と
異なっていても、多数の確認用のプリントをすることな
く、容易に調整することができるカラープリンタと色調
整方法を提供する。 【解決手段】 本色調整装置107は前記プリンタドラ
イバ101に付属して設けられる。色データ選択装置1
07は、本色データ選択装置107の全ての装置を制御
する制御装置200と、キーボード等の手段による入力
装置201と、本発明の基本部分を占め、周辺色を発生
する色発生装置202と、一時的なデータ記憶を司るメ
モリ203によって構成される。また、制御装置200
は前記のカラープロファイル104、プリンタドライバ
101及び画像表示するCRTに接続されている。
異なっていても、多数の確認用のプリントをすることな
く、容易に調整することができるカラープリンタと色調
整方法を提供する。 【解決手段】 本色調整装置107は前記プリンタドラ
イバ101に付属して設けられる。色データ選択装置1
07は、本色データ選択装置107の全ての装置を制御
する制御装置200と、キーボード等の手段による入力
装置201と、本発明の基本部分を占め、周辺色を発生
する色発生装置202と、一時的なデータ記憶を司るメ
モリ203によって構成される。また、制御装置200
は前記のカラープロファイル104、プリンタドライバ
101及び画像表示するCRTに接続されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラープリンタ及
びその色調整方法に関し、さらに詳しくは、プリントア
ウトされた代表色と、CRT上に表示されたその周辺色
から、所望する色を決定するカラープリンタ及びその色
調整方法に関するものである。
びその色調整方法に関し、さらに詳しくは、プリントア
ウトされた代表色と、CRT上に表示されたその周辺色
から、所望する色を決定するカラープリンタ及びその色
調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカラープリンタにおいては、カラ
ーマッチングのプロファイルデータは一般に固定であ
り、当該機器の出力環境に合わせる調整や、好みの色の
反映は基本的に“色調整”という項目にて行われてい
る。その色調整というものは、一般に、色全体のコント
ラスト、明度、彩度を変更するものであり、RGBなど
色の3原色でのカラーバランスなどについての調整にな
るが、個々の色についての細かな調整ではない。一方、
現状では、一般に用いられているモニタが、特に色に関
して一定の状態を保っていることはあまりなく、そのモ
ニタに対して正確に記述されたモニタプロファイルが用
いられている場合は少ない。そのため、プリンタに付属
されるデフォルトのカラープロファイルを用いても、色
に関してユーザーの立場では満足のいかない場合も多
い。さらに、カラーマッチングプロファイル自体を変更
する調整もまれにあるが、その調整は、ユーザーにとっ
て煩雑で難解な場合が多い。特開平7−299934号
公報には、多画面印字手段により、同一画面を一枚の出
力画に多数配置し、且つ、それぞれの画面は色及び明る
さ調整手段により、色及び明るさが異なるように印字す
る技術が開示されている。使用者は、その中から目的に
合った色及び明るさの画像を選択することにより、色調
整を行う技術が開示されている。また、特開平10−2
85417号公報には、プリントアウトされた画像のC
RT上における原画像と、前記プリントアウトされた画
像とをCRT上の同一画面に表示し、使用者はCRT上
でプリントアウトされた画像の色を参照して、原画像に
対して意図する色になるように色調整する技術が開示さ
れている。
ーマッチングのプロファイルデータは一般に固定であ
り、当該機器の出力環境に合わせる調整や、好みの色の
反映は基本的に“色調整”という項目にて行われてい
る。その色調整というものは、一般に、色全体のコント
ラスト、明度、彩度を変更するものであり、RGBなど
色の3原色でのカラーバランスなどについての調整にな
るが、個々の色についての細かな調整ではない。一方、
現状では、一般に用いられているモニタが、特に色に関
して一定の状態を保っていることはあまりなく、そのモ
ニタに対して正確に記述されたモニタプロファイルが用
いられている場合は少ない。そのため、プリンタに付属
されるデフォルトのカラープロファイルを用いても、色
に関してユーザーの立場では満足のいかない場合も多
い。さらに、カラーマッチングプロファイル自体を変更
する調整もまれにあるが、その調整は、ユーザーにとっ
て煩雑で難解な場合が多い。特開平7−299934号
公報には、多画面印字手段により、同一画面を一枚の出
力画に多数配置し、且つ、それぞれの画面は色及び明る
さ調整手段により、色及び明るさが異なるように印字す
る技術が開示されている。使用者は、その中から目的に
合った色及び明るさの画像を選択することにより、色調
整を行う技術が開示されている。また、特開平10−2
85417号公報には、プリントアウトされた画像のC
RT上における原画像と、前記プリントアウトされた画
像とをCRT上の同一画面に表示し、使用者はCRT上
でプリントアウトされた画像の色を参照して、原画像に
対して意図する色になるように色調整する技術が開示さ
れている。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】従来の技術では、色調
整にはいろいろな組み合わせがあり、ユーザーは色調整
をどのように行うとどのような出力が得られるか、予想
をつけることが難しい。よって、色に満足のゆかないユ
ーザーは出力を行いながら、色調整を変更してゆき、も
っとも好ましい調整結果を得ることになる。よって、調
整の手間と時間がかなりかかるものが多かった。また、
調整のために多くの出力を行うことは、コストの面から
もできるだけ避けたいという要求があった。本発明は、
かかる課題に鑑み、カラープリンタの出力画像の色が所
望の色と異なっていても、簡単な操作で、しかも経済的
に色調整が可能なカラープリンタとその色調整方法を提
供することを目的とする。
整にはいろいろな組み合わせがあり、ユーザーは色調整
をどのように行うとどのような出力が得られるか、予想
をつけることが難しい。よって、色に満足のゆかないユ
ーザーは出力を行いながら、色調整を変更してゆき、も
っとも好ましい調整結果を得ることになる。よって、調
整の手間と時間がかなりかかるものが多かった。また、
調整のために多くの出力を行うことは、コストの面から
もできるだけ避けたいという要求があった。本発明は、
かかる課題に鑑み、カラープリンタの出力画像の色が所
望の色と異なっていても、簡単な操作で、しかも経済的
に色調整が可能なカラープリンタとその色調整方法を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するために、請求項1の発明は、カラープリンタを制
御するプリンタ制御手段と、該プリンタ制御手段が画像
データを処理する際に、前記カラープリンタに出力すべ
き色の変換方法を出力する色変換手段を、備えたホスト
コンピュータにより制御されるカラープリンタおいて、
予め決められた代表色周辺の色情報を少なくとも1若し
くは複数発生させる色発生手段と、該色発生手段からの
色情報を一時的に記憶する記憶手段と、前記色発生手段
からの画像を表示する画像表示手段と、該画像表示手段
に表示された前記代表色周辺の色情報を選択的に入力す
る入力手段と、前記各手段を制御する制御手段と、を備
え、該制御手段は、前記ホストコンピュータの前記色変
換手段内の色変換方法を変更することを特徴とする。か
かる発明によれば、特に数個の代表色をもとに、おおま
かに、色を調整する場合に用いるものである。現状のモ
ニタとプリンタの状態を調整するのではなく、それらに
あわせて既存のカラープロファイルを調整しようという
ものであり、プリンタに代表色を出力し、その色がどん
な色かを判断し、その付近の色を調整するものである。
プリンタでは、代表色をプリントするだけであり、少な
いプリントで調整が可能である。
決するために、請求項1の発明は、カラープリンタを制
御するプリンタ制御手段と、該プリンタ制御手段が画像
データを処理する際に、前記カラープリンタに出力すべ
き色の変換方法を出力する色変換手段を、備えたホスト
コンピュータにより制御されるカラープリンタおいて、
予め決められた代表色周辺の色情報を少なくとも1若し
くは複数発生させる色発生手段と、該色発生手段からの
色情報を一時的に記憶する記憶手段と、前記色発生手段
からの画像を表示する画像表示手段と、該画像表示手段
に表示された前記代表色周辺の色情報を選択的に入力す
る入力手段と、前記各手段を制御する制御手段と、を備
え、該制御手段は、前記ホストコンピュータの前記色変
換手段内の色変換方法を変更することを特徴とする。か
かる発明によれば、特に数個の代表色をもとに、おおま
かに、色を調整する場合に用いるものである。現状のモ
ニタとプリンタの状態を調整するのではなく、それらに
あわせて既存のカラープロファイルを調整しようという
ものであり、プリンタに代表色を出力し、その色がどん
な色かを判断し、その付近の色を調整するものである。
プリンタでは、代表色をプリントするだけであり、少な
いプリントで調整が可能である。
【0005】また、請求項2の発明は、カラープリンタ
を制御するプリンタ制御手段と、該プリンタ制御手段が
画像データを処理する際に、前記カラープリンタに出力
すべき色の変換方法を出力する色変換手段を、備えたホ
ストコンピュータにより制御されるカラープリンタの色
調整方法おいて、予め決められた代表色周辺の色情報を
少なくとも1若しくは複数発生させる色発生手段と、該
色発生手段からの色情報を一時的に記憶する記憶手段
と、前記色発生手段からの画像を表示する画像表示手段
と、該画像表示手段に表示された前記代表色周辺の色情
報を選択的に入力する入力手段と、前記各手段を制御す
る制御手段と、を備え、前記画像表示手段により表示さ
れた周辺色画像と、前記カラープリンタの前記代表色出
力画像とを比較し、前記代表色出力画像に最も近い前記
周辺色画像を前記入力手段により選択的に入力すること
を特徴とする。かかる発明によれば、プリンタから出力
された調整用代表色と、CRT上に表示された周辺色を
目視により比較しながら、所望とする前期調整用代表色
に最も近い周辺色を見つけて、その情報を入力して色調
整を行うものである。従って、色調整の条件を明示的に
することにより、より欲求に近い調整ができるようにす
るものである。また、請求項3の発明は、前記画像表示
手段により表示された周辺色画像は、色相、彩度及び明
度が前記入力手段により変更可能としたことも本発明の
有効な手段である。かかる技術手段によれば、調整幅を
変更することで、より精密な調整を行えるようにするも
のである。
を制御するプリンタ制御手段と、該プリンタ制御手段が
画像データを処理する際に、前記カラープリンタに出力
すべき色の変換方法を出力する色変換手段を、備えたホ
ストコンピュータにより制御されるカラープリンタの色
調整方法おいて、予め決められた代表色周辺の色情報を
少なくとも1若しくは複数発生させる色発生手段と、該
色発生手段からの色情報を一時的に記憶する記憶手段
と、前記色発生手段からの画像を表示する画像表示手段
と、該画像表示手段に表示された前記代表色周辺の色情
報を選択的に入力する入力手段と、前記各手段を制御す
る制御手段と、を備え、前記画像表示手段により表示さ
れた周辺色画像と、前記カラープリンタの前記代表色出
力画像とを比較し、前記代表色出力画像に最も近い前記
周辺色画像を前記入力手段により選択的に入力すること
を特徴とする。かかる発明によれば、プリンタから出力
された調整用代表色と、CRT上に表示された周辺色を
目視により比較しながら、所望とする前期調整用代表色
に最も近い周辺色を見つけて、その情報を入力して色調
整を行うものである。従って、色調整の条件を明示的に
することにより、より欲求に近い調整ができるようにす
るものである。また、請求項3の発明は、前記画像表示
手段により表示された周辺色画像は、色相、彩度及び明
度が前記入力手段により変更可能としたことも本発明の
有効な手段である。かかる技術手段によれば、調整幅を
変更することで、より精密な調整を行えるようにするも
のである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
る構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置な
どは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれの
みに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。図
1は、カラープリンタ装置の概略を示す図である。ホス
トコンピュータ100は、プリンタを制御するために必
要なプリンタドライバ101と色の変換方法を記述して
あるカラープロファイル104を備えている。本説明で
はそれ以外の構成要素は省略してある。プリンタ110
は、ホストコンピュータ100などからデータをうけと
り、出力可能な形式にデータを変換処理して、画像バッ
ファに書き込みを行う画像処理装置102と、画像バッ
ファに書き込まれた画像を出力媒体(多くは紙)上に出
力する出力装置103で構成され、前記画像処理装置1
02は、階調処理方式105をユーザーの指定に合わせ
て選択し、それに組み合わせて設定されている階調補正
カーブ106を参照する。
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
る構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置な
どは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれの
みに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。図
1は、カラープリンタ装置の概略を示す図である。ホス
トコンピュータ100は、プリンタを制御するために必
要なプリンタドライバ101と色の変換方法を記述して
あるカラープロファイル104を備えている。本説明で
はそれ以外の構成要素は省略してある。プリンタ110
は、ホストコンピュータ100などからデータをうけと
り、出力可能な形式にデータを変換処理して、画像バッ
ファに書き込みを行う画像処理装置102と、画像バッ
ファに書き込まれた画像を出力媒体(多くは紙)上に出
力する出力装置103で構成され、前記画像処理装置1
02は、階調処理方式105をユーザーの指定に合わせ
て選択し、それに組み合わせて設定されている階調補正
カーブ106を参照する。
【0007】次に、プリンタの概略動作について説明す
る。ホストコンピュータ100内に格納されたプリンタ
ドライバ101によりプリンタ110は制御される。基
本的にはプリンタドライバ101は、そのデバイスソフ
トで稼動することが可能なプリンタに限られる。従っ
て、ホストコンピュータ100に接続されるプリンタが
変われば当然そのプリンタドライバも変わることにな
る。プリンタドライバ101はデータを処理する際、色
の変換方法を記述してあるカラープロファイル104を
参照して画像処理装置102にデータを送る。画像処理
装置102は、階調処理方式105をユーザーの指定に
合わせて選択し、それに組み合わせて設定されている階
調補正カーブ106を参照して書き込みデータを生成す
る。生成されたデータに基づいて画像出力装置103が
記録媒体に画像を形成する。図2は、本発明の色調整装
置のブロック図である。本色調整装置107は前記プリ
ンタドライバ101に付属して設けられる。色データ選
択装置107は、本色データ選択装置107の全ての装
置を制御する制御装置200と、キーボード等の手段に
よる入力装置201と、本発明の基本部分を占め、周辺
色を発生する色発生装置202と、一時的なデータ記憶
を司るメモリ203によって構成される。また、制御装
置200は前記のカラープロファイル104、プリンタ
ドライバ101及び画像表示するCRTに接続されてい
る。
る。ホストコンピュータ100内に格納されたプリンタ
ドライバ101によりプリンタ110は制御される。基
本的にはプリンタドライバ101は、そのデバイスソフ
トで稼動することが可能なプリンタに限られる。従っ
て、ホストコンピュータ100に接続されるプリンタが
変われば当然そのプリンタドライバも変わることにな
る。プリンタドライバ101はデータを処理する際、色
の変換方法を記述してあるカラープロファイル104を
参照して画像処理装置102にデータを送る。画像処理
装置102は、階調処理方式105をユーザーの指定に
合わせて選択し、それに組み合わせて設定されている階
調補正カーブ106を参照して書き込みデータを生成す
る。生成されたデータに基づいて画像出力装置103が
記録媒体に画像を形成する。図2は、本発明の色調整装
置のブロック図である。本色調整装置107は前記プリ
ンタドライバ101に付属して設けられる。色データ選
択装置107は、本色データ選択装置107の全ての装
置を制御する制御装置200と、キーボード等の手段に
よる入力装置201と、本発明の基本部分を占め、周辺
色を発生する色発生装置202と、一時的なデータ記憶
を司るメモリ203によって構成される。また、制御装
置200は前記のカラープロファイル104、プリンタ
ドライバ101及び画像表示するCRTに接続されてい
る。
【0008】次に、図4のフローチャートと併せて参照
しながらその動作について説明する。まず、色発生装置
202では、あらかじめ決められた代表色に対して、そ
の周辺の色を発生させる。ここで代表色とは、例えば、
RGBCMYなどの1、2次色の代表値や、よく用いられる色
であり、全色空間の中からバランスをとって選択される
必要がある。そのために、デフォルト条件または色発生
方法、例えば、色相、彩度、明度を決め、その増減幅
(大、中、小)を決定する(ステップS1)。発生させ
る周辺色の条件のデフォルトは、たとえば、色相方向に
±10度刻みで±30度まで、明度方向に±5で±10
まで、彩度方向に±5刻みで±15までなどとしてお
き、ひとつの代表色に対して、視覚的に変化がわかる程
度の違いのある色を1画面に収まるように発生させる。
発生した情報はメモリ上におく(ステップS2)。次
に、制御装置200では、まず、現状のカラープロファ
イルとプリンタを用いた代表色の印刷の制御をおこな
い、同時に、画面上に色発生装置202にて発生した代
表色周辺色の表示をおこなう(ステップS3)。図3
は、この時のプリンタの出力画像例とCRTの表示例を
表す図である。プリンタの出力画像例は、調整用代表色
としてデータ1からデータ9までを出力した例を表して
いる。例えばデータ1の代表色を選択すると、CRT上
にはその周辺色が表示される(この例では6種類)。た
だし、この周辺色を発生させる理由は、代表色のプリン
ト結果がどのようであるか人の目で判定するためであ
る。
しながらその動作について説明する。まず、色発生装置
202では、あらかじめ決められた代表色に対して、そ
の周辺の色を発生させる。ここで代表色とは、例えば、
RGBCMYなどの1、2次色の代表値や、よく用いられる色
であり、全色空間の中からバランスをとって選択される
必要がある。そのために、デフォルト条件または色発生
方法、例えば、色相、彩度、明度を決め、その増減幅
(大、中、小)を決定する(ステップS1)。発生させ
る周辺色の条件のデフォルトは、たとえば、色相方向に
±10度刻みで±30度まで、明度方向に±5で±10
まで、彩度方向に±5刻みで±15までなどとしてお
き、ひとつの代表色に対して、視覚的に変化がわかる程
度の違いのある色を1画面に収まるように発生させる。
発生した情報はメモリ上におく(ステップS2)。次
に、制御装置200では、まず、現状のカラープロファ
イルとプリンタを用いた代表色の印刷の制御をおこな
い、同時に、画面上に色発生装置202にて発生した代
表色周辺色の表示をおこなう(ステップS3)。図3
は、この時のプリンタの出力画像例とCRTの表示例を
表す図である。プリンタの出力画像例は、調整用代表色
としてデータ1からデータ9までを出力した例を表して
いる。例えばデータ1の代表色を選択すると、CRT上
にはその周辺色が表示される(この例では6種類)。た
だし、この周辺色を発生させる理由は、代表色のプリン
ト結果がどのようであるか人の目で判定するためであ
る。
【0009】次に、例えば、代表色のデータ1の色に最
も近いCRT上の周辺色を見つけるために、例えば、そ
の周辺色にC1〜C6の記号が付せられているとして、
データ1の周辺色ユーザが代表色のプリント出力をみて
画面上の周辺色と見比べ、一番近いと思う色の記号を入
力装置201にて入力する(ステップS8)。制御装置
200は代表色の現状の色変換情報と、近いとされた色
の色変換情報をうけて、もとの色変換情報を変更する計
算をおこない、結果は一時的にメモリに保管する(ステ
ップS4)。再度、代表色のプリントをメモリ内にある
調整情報を参照して行い、ユーザが調整を続行するので
あれば、ステップS1に戻り、これで終了と判断すれ
ば、調整は終了となる(ステップS5)。調整が終了し
た時点で、制御装置200は一時的にメモリ内にとって
おいた、調整情報をカラープロファイル104に反映さ
せる(ステップS6)。
も近いCRT上の周辺色を見つけるために、例えば、そ
の周辺色にC1〜C6の記号が付せられているとして、
データ1の周辺色ユーザが代表色のプリント出力をみて
画面上の周辺色と見比べ、一番近いと思う色の記号を入
力装置201にて入力する(ステップS8)。制御装置
200は代表色の現状の色変換情報と、近いとされた色
の色変換情報をうけて、もとの色変換情報を変更する計
算をおこない、結果は一時的にメモリに保管する(ステ
ップS4)。再度、代表色のプリントをメモリ内にある
調整情報を参照して行い、ユーザが調整を続行するので
あれば、ステップS1に戻り、これで終了と判断すれ
ば、調整は終了となる(ステップS5)。調整が終了し
た時点で、制御装置200は一時的にメモリ内にとって
おいた、調整情報をカラープロファイル104に反映さ
せる(ステップS6)。
【0010】図5は、本発明の色調整算出条件入力画面
の図である。入力装置201では色発生装置での色発生
の条件の入力も行う。たとえば、明度、彩度は一定に保
ち、色相のみ変更した周辺色を発生させる、とか、色相
の変更刻み幅をどれくらいにするか、といった条件を入
力する。図では、色相方向に±10度刻みで範囲が±2
0度まで、彩度方向に±5度刻みで範囲が±15まで、
明度方向に±5度刻みで範囲が±15まで、とした例で
あるが、この値に限定される必要はない。このことによ
って、ユーザは調整したい方向の色を明示的に画面に表
示させることができ、より精密な調整がしやすくなる。
例えば、プリントした代表色の色のあざやかさはよいの
だが、色味がずれていると感じた場合、周辺色として、
色相をずらしたものだけをたくさん発生させて、その中
から出力にあったものを選択することで、調整を効率的
に行うことが出来る。また、プリントした代表色がかな
りずれていると感じたときは、調整幅を大きく設定して
調整の方向を決めてから、細かい調整をおこなうように
すれば、調整がしやすくなる。
の図である。入力装置201では色発生装置での色発生
の条件の入力も行う。たとえば、明度、彩度は一定に保
ち、色相のみ変更した周辺色を発生させる、とか、色相
の変更刻み幅をどれくらいにするか、といった条件を入
力する。図では、色相方向に±10度刻みで範囲が±2
0度まで、彩度方向に±5度刻みで範囲が±15まで、
明度方向に±5度刻みで範囲が±15まで、とした例で
あるが、この値に限定される必要はない。このことによ
って、ユーザは調整したい方向の色を明示的に画面に表
示させることができ、より精密な調整がしやすくなる。
例えば、プリントした代表色の色のあざやかさはよいの
だが、色味がずれていると感じた場合、周辺色として、
色相をずらしたものだけをたくさん発生させて、その中
から出力にあったものを選択することで、調整を効率的
に行うことが出来る。また、プリントした代表色がかな
りずれていると感じたときは、調整幅を大きく設定して
調整の方向を決めてから、細かい調整をおこなうように
すれば、調整がしやすくなる。
【0011】
【発明の効果】以上記載のごとく請求項1記載の発明に
よれば、モニタ上の色とプリンタ出力の色が合わない場
合に、複雑で難しい手間をかけることなく、大体の色調
整をすることができる。たとえば、標準的なモニタを用
いていない場合でも、自分の環境で、調整をすることが
できる。また、代表色をプリントするだけで調整の選択
は画面上で行うので、少ないプリント枚数で調整が可能
である。また、請求項2記載の発明によれば、代表色の
プリントを見て、例えば色相が期待と異なる場合に、色
相を主に調整したデータを発生させることにより、スピ
ーディに色調整を行うことが可能となる。また、請求項
3記載の発明によれば、調整幅を最初は粗く、だんだん
細かくすることにより、無駄な操作を行うことなく調整
を行うことができる。
よれば、モニタ上の色とプリンタ出力の色が合わない場
合に、複雑で難しい手間をかけることなく、大体の色調
整をすることができる。たとえば、標準的なモニタを用
いていない場合でも、自分の環境で、調整をすることが
できる。また、代表色をプリントするだけで調整の選択
は画面上で行うので、少ないプリント枚数で調整が可能
である。また、請求項2記載の発明によれば、代表色の
プリントを見て、例えば色相が期待と異なる場合に、色
相を主に調整したデータを発生させることにより、スピ
ーディに色調整を行うことが可能となる。また、請求項
3記載の発明によれば、調整幅を最初は粗く、だんだん
細かくすることにより、無駄な操作を行うことなく調整
を行うことができる。
【図1】カラープリンタ装置の概略構成を示す図であ
る。
る。
【図2】本発明の色調整装置のブロック図である。
【図3】本発明のプリンタの出力画像例とCRTの表示
例を表す図である。
例を表す図である。
【図4】本発明の色調整の工程を表すフローチャートで
ある。
ある。
【図5】本発明の色調整算出条件入力画面の図である。
101 プリンタドライバ 104 カラープロファイル 107 色調整装置 200 制御装置 201 入力装置 202 色発生装置 203 メモリ 204 CRT
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AA24 AA26 AB11 AC07 BA09 CA07 CA11 EA02 EA04 GA51 5B057 AA11 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE17 CH11 5C077 LL19 MP08 PP35 PP37 PP47 PQ22 SS05 SS06 TT02 5C079 HB06 LA02 LB02 MA02 MA17 NA03 NA11 NA17 PA03
Claims (3)
- 【請求項1】 カラープリンタを制御するプリンタ制御
手段と、該プリンタ制御手段が画像データを処理する際
に、前記カラープリンタに出力すべき色の変換方法を出
力する色変換手段とを、備えたホストコンピュータによ
り制御されるカラープリンタおいて、 予め決められた代表色周辺の色情報を少なくとも1若し
くは複数発生させる色発生手段と、該色発生手段からの
色情報を一時的に記憶する記憶手段と、前記色発生手段
からの画像を表示する画像表示手段と、該画像表示手段
に表示された前記代表色周辺の色情報を選択的に入力す
る入力手段と、前記各手段を制御する制御手段と、を備
え、 該制御手段は、前記ホストコンピュータの前記色変換手
段内の色変換方法を変更することを特徴とするカラープ
リンタ。 - 【請求項2】 カラープリンタを制御するプリンタ制御
手段と、該プリンタ制御手段が画像データを処理する際
に、前記カラープリンタに出力すべき色の変換方法を出
力する色変換手段とを、備えたホストコンピュータによ
り制御されるカラープリンタの色調整方法おいて、 予め決められた代表色周辺の色情報を少なくとも1若し
くは複数発生させる色発生手段と、該色発生手段からの
色情報を一時的に記憶する記憶手段と、前記色発生手段
からの画像を表示する画像表示手段と、該画像表示手段
に表示された前記代表色周辺の色情報を選択的に入力す
る入力手段と、前記各手段を制御する制御手段と、を備
え、 前記画像表示手段により表示された周辺色画像と、前記
カラープリンタの前記代表色出力画像とを比較し、前記
代表色出力画像に最も近い前記周辺色画像を前記入力手
段により選択的に入力することを特徴とするカラープリ
ンタの色調整方法。 - 【請求項3】 前記画像表示手段により表示された周辺
色画像は、色相、彩度及び明度を前記入力手段により変
更可能としたことを特徴とする請求項2記載のカラープ
リンタの色調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001083795A JP2002290753A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | カラープリンタ及びその色調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001083795A JP2002290753A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | カラープリンタ及びその色調整方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002290753A true JP2002290753A (ja) | 2002-10-04 |
Family
ID=18939565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001083795A Pending JP2002290753A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | カラープリンタ及びその色調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002290753A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7365878B2 (en) | 2003-03-12 | 2008-04-29 | Seiko Epson Corporation | Color adjustment apparatus, print control apparatus, color adjustment method, and color adjustment program product |
US7688330B2 (en) | 2006-02-03 | 2010-03-30 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Color profile generation method and apparatus |
US7852534B2 (en) | 2005-09-27 | 2010-12-14 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method for creating preview image of object |
-
2001
- 2001-03-22 JP JP2001083795A patent/JP2002290753A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7365878B2 (en) | 2003-03-12 | 2008-04-29 | Seiko Epson Corporation | Color adjustment apparatus, print control apparatus, color adjustment method, and color adjustment program product |
US7852534B2 (en) | 2005-09-27 | 2010-12-14 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method for creating preview image of object |
US8169675B2 (en) | 2005-09-27 | 2012-05-01 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method for creating preview image of object |
US7688330B2 (en) | 2006-02-03 | 2010-03-30 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Color profile generation method and apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3496741B2 (ja) | 印刷画像のリファイニング方法及びシステム | |
EP1281274B1 (en) | Expert mode color management settings method and apparatus | |
KR20070035990A (ko) | 색 조정 장치, 표시 장치, 인쇄 장치, 화상 처리 장치, 색조정 방법, 그래픽 사용자 인터페이스의 표시 방법 및프로그램 | |
US20050212907A1 (en) | Color conversion apparatus and color conversion program storage medium | |
JP4677379B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
JP2007181145A (ja) | 画像処理装置およびその方法 | |
JPH11136528A (ja) | 情報処理装置および方法およびプログラム記憶媒体 | |
TWI298481B (ja) | ||
JP2006252515A (ja) | 設定管理装置、設定管理方法、設定管理プログラム | |
JP5365925B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理プログラム | |
JP4530974B2 (ja) | 画像形成装置及び画像形成用プログラム | |
EP1538825A2 (en) | Color reduction processing apparatus, printer control device, color reduction method, and printer control method | |
JP2002290753A (ja) | カラープリンタ及びその色調整方法 | |
KR20090126836A (ko) | 화상형성장치와 이를 포함하는 화상형성시스템 및인쇄데이터의 확대인쇄 처리방법 | |
JP2003223312A (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、記録媒体及びプログラム | |
US8035846B2 (en) | Print attribute setting apparatus, print attribute setting method, and print attribute setting program | |
JP2000066849A (ja) | プリンタのための印刷設定方法および装置 | |
JP2010274616A (ja) | 画像処理システム、画像処理装置、画像形成装置及びプログラム | |
JP2006197410A (ja) | カラープリンタシステム | |
JP2001078047A (ja) | プロファイル合成方法、プロファイル合成装置、並びにプロファイル合成プログラムを記憶した媒体、及びデータ変換装置 | |
JP2007108969A (ja) | 記録装置および記録装置制御プログラム | |
JP3715965B2 (ja) | カラー画像処理装置、カラー画像処理方法、記憶媒体、プログラム | |
JP2002190960A (ja) | カラープリンタおよびカラープリンタの色調整方法 | |
JP2004214724A (ja) | 画質調整方法、画像調整装置、画像形成装置及びコンピュータプログラム | |
JP2004348405A (ja) | 情報処理装置及びプログラム |