JP2002290424A - シリアル・バス・ハブ及びその制御プログラム - Google Patents

シリアル・バス・ハブ及びその制御プログラム

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JP2002290424A
JP2002290424A JP2001082971A JP2001082971A JP2002290424A JP 2002290424 A JP2002290424 A JP 2002290424A JP 2001082971 A JP2001082971 A JP 2001082971A JP 2001082971 A JP2001082971 A JP 2001082971A JP 2002290424 A JP2002290424 A JP 2002290424A
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usb
reception
processing devices
hub
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Tomoshi Moriya
智志 森谷
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のLAN用ハブのようにデバイス接続専用
サーバを設置することなく複数のホストPCと複数のU
SBデバイスを接続することができるシリアル・バス・
ハブを提供する。 【解決手段】USB逆ハブ20の制御部はリピータ26
とこのリピータ26のダウン側とダウン側ポート22に
間に接続された1個のバッファ/レシーバ27と、リピ
ータ26のアップ側とアップ側ポート21間に接続され
た4個のバッファ/レシーバ28(28−1、・・・、
28−4)を備え、従来では全体として1個しか無かっ
た信号処理ブロックが、信号処理ブロック29−0、2
9−1、29−4、29−4として各バッファ/レシー
バ27及び28毎に夫々に接続されている。USB逆ハ
ブ20は、いずれかのホストPC24からデバイス25
との通信要求があると、デバイス25と当該ホストPC
24との接続のみを維持し他のホストPC24との接続
を遮断する。通信が終了すると接続を復帰させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の上流側信号
処理装置と少なくとも一つの下流側機器とを接続するシ
リアル・バス・ハブ及びその制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコン(パーソナルコンピュー
タ)と周辺機器を結ぶインタフェース規格を備えたシリ
アル・バス・ハブとしてUSBが広く採用されるように
なっている。この規格のインターフェース(以下、US
B)に接続される周辺機器としては、キーボードやマウ
スを始め、プリンタ、タブレット、スキャナ、モデム、
スピーカ、MO、CD−RW、デジタルカメラ、ジョイ
スティック等極めて多岐に渡る下流側構成機器の接続が
可能である。
【0003】このUSBは、上流側構成装置であるホス
ト(パソコン)をリブートすることなく、電源を入れた
ままで下流側構成機器を接続して、その接続をホスト側
に認識させることができるプラグアンドプレイと呼ばれ
る接続が可能な使い勝手の良いインターフェースであ
る。
【0004】また、従来、ホスト本体には1ないし2個
のUSBポートしかないのが一般的であるので、1台の
ホストに3個以上のデバイス(USB接続が可能な下流
側構成機器)を同時に接続しようとするときには、US
Bポートへの接続数を増やすためにUSBハブが使用さ
れる。
【0005】図7は、USBハブとその使用形態の例を
示す図である。同図に示すように、USBハブ1は、そ
の構造として上流側つまりホスト2側との接続用にアッ
プ側ポート3が1ポート用意されており、下流側つまり
プリンタ4、キーボード5、マウス6、スキャナ7等の
USBデバイス側との接続用にはダウン側ポート8(8
−1、8−2、・・・)が2つ以上用意されている。
【0006】図8は、上記USBハブ1の回路構成を示
す図である。同図には、図7と同一構成部分には図7と
同一の番号を付与して示している。同図に示すように、
電源制御部11は、USB制御部10に制御用電源を供
給すると共にアップ側ポート3及びダウン側ポート8に
駆動電源を供給する。USB制御部10には、信号「D
+」又は「D−」が入出力される。
【0007】規格では、1個のアップ側ポート3には、
つまり1台のホスト2には、最大127デバイスまでの
接続が可能であり、USBハブ1を介してツリー状に接
続される。ツリーは6階層まで構成可能であり、つまり
USBハブ1はツリー状に最大5台まで1台のホストに
接続することができる。
【0008】この規格の信号転送速度は2種類であり、
12Mbpsのフルスピードモードと、1.5Mbps
のロースピードモードがある。各デバイスは、使用目的
に応じたモードを利用する。一般にプリンタやスキャナ
はフルスピードモードのデバイスとして構成され、キー
ボードやマウスはロースピードモードのデバイスとして
使うことが想定されている。
【0009】音や映像などリアルタイムで送る必要のあ
るデータの転送にはアイソクロナス転送、キーボードや
マウスなど割り込みを必要とするものにはインターラプ
ト転送、モデムなどにはエラー訂正ができるバルク転
送、デバイスの認識などではコントロール転送を行う。
デバイス接続時においてホスト側又はハブコントローラ
側で行われるフルスピードモードとロースピードモード
の転送速度の判別は、単位時間当りのデータビット密度
が高い信号D+か又は低い信号D−かの状態で判断され
る。
【0010】図9は、上記USB制御部10の内部構成
を示すブロック図である。同図に示すようにUSB制御
部10は、リピータ12と、このリピータ12のアップ
側に接続するバッファ/レシーバ13と、ダウン側に接
続する4個のバッファ/レシーバ14(14−1、14
−2、14−3、14−4)と、リピータ12の中継伝
送に関与する信号処理ブロック15からなる。そして、
信号ブロック15は、同期回路16、変換部17、エン
ドポイント部18、エンドポイント制御部19からな
る。
【0011】各バッファ/レシーバ13及び14は、U
SBの差動信号をシリアル信号へ変換し、またその逆の
処理を受け持って、アップ側ポート3及びダウン側ポー
ト8からの信号やデータをリピータ12に伝達する。ま
た、同時に両方のバスラインが“L”レベルであること
(シングルエンド状態)を判定する。また、下位ポート
のバッファは、デバイスの脱着を判定する。
【0012】信号処理ブロック15の同期回路16は、
USB信号にはクロック信号がないため、信号パケット
の先頭のSYNC信号で同期をかけるための回路であ
る。変換部17は、シリアルインターフェース・エンジ
ンと呼ばれ、USB信号のプロトコル変換を受け持ち、
USBハブ1に対して送られてきた信号パケットのみを
抽出し、エンドポイント18ヘ転送する。
【0013】エンドポイント部18は、USB信号を格
納するためのFIFOであり、USBハブ1は通常コン
トロール用のエンドポイント0とインタラプト転送用の
エンドポイント1の二つのエンドポイントを備えてい
る。USBハブ1に対するコマンドはエンドポイント0
へ転送され。イベントが発生した場合の伝達にはエンド
ポイント1が使用される。
【0014】エンドポイント制御部19は、エンドポイ
ントに格納されたデータの処理や、インタラプト転送で
ホストに送り返されるデータの準備などを行うブロック
である。リピータ12は、上記のプロックとは独立して
動作をするブロックであり、上位ポートからの信号を下
位ポートヘ伝達する働きがあると同時に、下位ポートか
らの信号を上位へ伝達する。また、LSデバイス接続ポ
ートに対しては、LS信号のみを伝送する機能を持つよ
うに構成されている。また、この場合、下位ポートに接
続されているデバイスがサスペンド状態へ移行すること
を防ぐために、1msに一度「キープアライブ」信号を
下位デバイスに対して発行する機能を有してしる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のUS
Bハブ1は、上述した通りアップ側の接続ポートが1ポ
ートしか用意されていないため、接続可能なホストが1
台のみと制限され、したがって、複数のホストから下流
側の機器に信号を送出したいという要望や、下流側の複
数の機器から複数のホストに選択的にイベントを送出し
たいという要望が従来のUSBハブでは実現できないと
いう問題があった。
【0016】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
複数の上流側信号処理装置と少なくとも一つの下流側機
器とを接続するシリアル・バス・ハブ及びその制御プロ
グラムを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】先ず、請求項1記載の発
明のシリアル・バス・ハブは、信号を処理する上流側構
成の複数の信号処理装置とこれら複数の上記信号処理装
置からの信号を受信して所定の出力を行う下流側構成の
処理機器とを接続するシリアル・バス・ハブであって、
複数の上記信号処理装置からの信号送信に対する受信待
ち受け状態において上記複数の信号処理装置のうち何れ
かの上記信号処理装置からの信号を受信をする信号受信
手段と、該受信手段による上記信号の受信に基づいて他
の上記信号処理装置に対し待ち受け状態から信号の受信
を行なわない待機状態に切り換えて接続は保持する待機
接続保持手段と、受信した上記信号を上記処理機器に送
信する信号中継手段と、上記信号の受信の終了を判別す
る受信終了判別手段と、該受信終了判別手段により上記
信号の受信の終了が判別されたとき上記待機接続保持手
段を全ての上記信号処理装置からの信号送信に対する受
信待ち受け状態に復帰させる待受復帰切換手段と、を備
えて構成される。
【0018】そして、例えば請求項2記載のように、上
記処理機器は複数接続され、上記信号中継手段は上記信
号を上記処理機器のいずれか一つへ送信するように構成
される。次に、請求項3記載の発明のプログラムは、信
号を処理する上流側構成の複数の信号処理装置とこれら
複数の上記信号処理装置からの信号を受信して所定の出
力を行う下流側構成の処理機器とを接続するシリアル・
バス・ハブを制御するプログラムであって、複数の上記
信号処理装置からの信号送信に対する受信待ち受け状態
において上記複数の信号処理装置のうち何れかの上記信
号処理装置からの信号を受信をする信号受信機能と、該
受信手段による上記信号の受信に基づいて他の上記信号
処理装置に対し待ち受け状態から信号の受信を行なわな
い待機状態に切り換えて接続は保持する待機接続保持機
能と、受信した上記信号を上記処理機器に送信する信号
中継機能と、上記信号の受信の終了を判別する受信終了
判別機能と、該受信終了判別手段により上記信号の受信
の終了が判別されたとき上記待機接続保持手段を全ての
上記信号処理装置からの信号送信に対する受信待ち受け
状態に復帰させる待受復帰切換機能と、をシリアル・バ
ス・ハブに実現させる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、第1の実施形態にお
けるシリアル・バス・ハブとしてのUSB逆ハブ及びそ
の使用形態を模式的に示す図である。同図に示すよう
に、シリアル・バス・ハブとしてのUSB逆ハブ20
は、4個のアップ側ポート21(21−1〜21−4)
と、1個のダウン側ポート22、及び商用電源に接続す
るプラグ23を備えている。
【0020】上記4個のアップ側ポート21には、4台
のホストPC24(24−1〜24−4)がそれぞれ接
続され、1個のダウン側ポート22には、USBデバイ
スの1つのであるプリンタ25が接続されている。尚、
アップ側ポート21には、ホストPC24と限ることな
く、例えばLAN用ハブの下流側端子を接続しても良
い。また、この状態でダウン側ポート22には、プリン
タ25と限ることなく、例えばUSB対応のフロッピー
(登録商標)ディスクドライブ装置、MOドライブ装
置、CD−RWドライブ装置等のUSBデバイスのいず
れかを接続することが可能である。
【0021】図2(a) は、上記USB逆ハブ20の制御
部の構成を示す図であり、同図(b)は、その信号処理ブ
ロックの構成を示す図である。同図(a) に示すように、
USB逆ハブ20の制御部は、リピータ26と、このリ
ピータ26のダウン側に接続された1個のバッファ/レ
シーバ27と、アップ側に接続された4個のバッファ/
レシーバ28(28−1、・・・、28−4)を備えて
おり、上記の各バッファ/レシーバ27及び28には、
それぞれ信号処理ブロック29(29−0、29−1、
・・・、29−4)が接続されている。
【0022】上記のリピータ26、ダウン側バッファ/
レシーバ27及びアップ側バッファ/レシーバ28は、
図9に示したリピータ12、ダウン側バッファ/レシー
バ14及びアップ側バッファ/レシーバ13の機能と同
様の機能を有している。また、図2(a),(b) に示す信号
処理ブロック29における同図(b) に示す同期回路3
1、変換部32、エンドポイント部33、及びエンドポ
イント制御部34の機能は、図9に示した従来の制御部
10の同期回路16、変換部17、エンドポイント部1
8、及びエンドポイント制御部19の機能と同様であ
る。
【0023】但し、本例のUSB逆ハブ20の制御部
は、図2(a) に示すように、上記の信号処理ブロック2
9を、ダウン側及びアップ側の各バッファ/レシーバ毎
に備えている点が図9の場合と異なる。図3は、上記図
2に示す構成及び図1に示す使用形態において動作する
USB逆ハブ20の制御部による処理動作を説明するフ
ローチャートである。尚、この処理は、USB逆ハブ2
0の制御部において信号処理ブロック29をダウン側及
びアップ側の各バッファ/レシーバ毎に備えたことによ
り、信号処理ブロック29がUSB規格として本来有す
る信号処理機能の組み合わせによって行われるものであ
る。
【0024】先ず、図3に示すように、USB逆ハブ2
0に、ホストPC24を接続する(ステップS1)。こ
の接続では、図1に示すように、4台のホストPC24
が接続されるものとする。この接続により、各ホストP
C24は、USB逆ハブ20に対して初期設定し、必要
であればドライバをインストールする。USB逆ハブ2
0は、接続された各ホストPC24に対し、USBデバ
イス(プリンタ25、以下同様)の情報を通知する(ス
テップS2)。この通知には、USBデバイスの機種を
示す信号及び信号転送モードの種別を示す信号が含まれ
ている。
【0025】その後、待機状態に入る(ステップS3、
判別がN)。この待機状態では、USB逆ハブ20に接
続されている全てのホストPC24からは、自装置に、
USB逆ハブ20を介して1台のUSBデバイスが接続
されているように見える。また、この待機期間中は、各
ホストPC24から、USBデバイスに送信すると同じ
信号(待機命令)がUSB逆ハブ20に送信される。
【0026】そして、いずれかのホストPCよりUSB
デバイスとの接続要求が発生すると(S3がY)、送受
信状態に入り、上記接続要求を行った1台のホストPC
24からのUSBデバイスへの通信命令を受信する(ス
テップS4)。これにより、USBデバイスと共にこの
通信命令を受信したUSB逆ハブ20は、或るホストP
C24とUSBデバイスとがデータの送受信を行うこと
を検知し、この通信命令を送信してきたホストPC24
以外のホストPCとUSBデバイス間の接続を切断する
(ステップS5)。
【0027】尚、この処理では、他のホストPC24
(通信命令を送信してきたホストPC24以外のホスト
PC)とUSBデバイス間の接続が切られるのみで、U
SB逆ハブ20との接続は維持されている。これによ
り、他のホストPC24からはUSBデバイスは認識さ
れず、USB逆ハブ20のみが認識できる状態になる。
【0028】これにより、USB逆ハブ20のダウン側
の装置つまりUSBデバイスとしての本例ではプリンタ
25が、1台のホストPC24(通信命令を送信してき
たホストPC24)により占有される。これに続いて、
上記1台のホストPC24とUSBデバイス間で、デー
タの送受信が行われ、この送受信をUSB逆ハブ20は
中継する(ステップS6)。これにより、USBデバイ
スが本例のプリンタ25の場合であれば1台のホストP
C24から送信されてきた印刷データに基づいて用紙へ
の印刷が実行される。
【0029】そして、送受信が終了したか否かを監視し
(ステップS7、判別がN)、送受信が終了したこと
(終了命令)を検出すると(S7がY)、USB逆ハブ
20は、上記接続を切断した他のホストPC24をUS
Bデバイス間との接続に復帰させて(ステップS8)、
ステップS3の待機状態に戻る。
【0030】このように、従来のLAN用ハブのように
デバイス接続専用サーバを設置することなく、装置とし
て規格に統一性のあるUSB規格からなるUSB逆ハブ
を用いて複数のホストPCからUSBデバイスにデータ
を送信することが出来るようになる。
【0031】図4は、第2の実施形態としてのUSB逆
ハブとホストPC及びUSBデバイスとの接続形態を示
す図である。尚、同図には、図1の場合と同一の構成部
分には図1と同一の番号を付与して示している。図4に
示すように、本例もUSB逆ハブ20′には、4個のア
ップ側ポート21に4台のホストPC24がそれぞれ接
続されるが、ダウン側には2個のポートが有り、その1
個のダウン側ポート22−1にはキーボード35が接続
され、他の1個のダウン側ポート22−2にはマウス3
6が接続されている。そして、USB逆ハブ20′の本
体上面には、4個のアップ側ポート21に対応して、報
知灯内蔵の4個の押しボタンスイッチ37(37−1〜
37−4)が設けられている。図に白丸で示す押しボタ
ンスイッチ37−1、37−2又は37−4は報知灯が
非点灯の状態を示し、これはそれらの押しボタンが押さ
れていない状態を示している。そして、黒丸で示す押し
ボタンスイッチ37−3は点灯状態を示しており、これ
はこの押しボタンが押された(選択された)状態を示し
ている。
【0032】図5は、上記USB逆ハブ20′の回路構
成を示す図である。尚、同図において、図4でダウン側
ポートと説明したUSBデバイス側のポート22−1、
22−2、及びアップ側ポートと説明したホストPC側
のポート21−1〜21−4を、図5ではアップ側ポー
ト22−1、22−2及びダウン側ポート21−1〜2
1−4と表示しているのは、4個の押しボタンスイッチ
37によって選択される受動的な構成がホストPC側で
あるということと、その押しボタンスイッチ37によっ
て1台のホストPCが選択された後の1台の装置(ホス
トPC24)に対して複数の装置(2台のUSBデバイ
ス)がアクセスする動作が、図1の場合の1台の装置
(1台のUSBデバイス)に対して複数の装置(4台の
ホストPC)がアクセスする場合の動作と同様になるか
らである。また、図5に示す本例のUSB逆ハブ20′
の場合も、USB制御部38の構成は図2(a),(b) に示
した構成と、USBデバイス側の接続ポートが1個から
2個に増える点が異なるだけで、他の部分の構成は図2
(a),(b) の場合と同様である。
【0033】図6は、上記第2の実施形態におけるUS
B逆ハブの制御部による処理動作を説明するフローチャ
ートである。同図に示すように、先ず、USB逆ハブ2
0′に、ホストPC24を接続する(ステップS10
1)。この接続では、図4に示すように4台のホストP
C24がUSB逆ハブ20′に接続されるものとする。
但し、この接続の当初では、USB逆ハブ20′の4個
の押しボタンスイッチ37は、いずれも、選択されて
(押されて)おらず非点灯の状態である。
【0034】続いて、USB逆ハブ20′は、いずれか
のホストPCより接続要求があったか否かを判別する
(ステップS102)。これは、押しボタンスイッチ3
7(37−1〜37−4)のいずれかが押されて、その
押しボタンスイッチ37に対応するホストPC24から
の接続要求信号が入力しているか否かを判断する処理で
ある。
【0035】そして、接続要求信号が入力していれば
(S102がY)、接続デバイス(図の例であればキー
ボド35とマウス36)へ上記の接続要求信号を転送
し、各接続デバイスから返信されるデバイス情報を当該
ホストPC24に通知する(ステップS103)。
【0036】これに続いて、当該ホストPC24から上
記の接続デバイスの夫々に対して通信許可信号が一定周
期で発信される。これを受けて、USB逆ハブ20′
は、当該ホストPC24以外のホストPC24を待機状
態に切り替える(ステップS105)。これにより一台
の当該ホストPC24によりUSB逆ハブ20′からの
ダウンすトリーム(下流側信号路、すなわちキーボド3
5及びマウス36との通信)が占有される。
【0037】続いて、この1台のホストPC24とUS
Bデバイスのキーボド35及びマウス36との間で、デ
ータ(インタラプト転送とイベント信号)の送受信が開
始される(ステップS106)。これにより、一定周期
のインタラプト転送毎にキーボド35からはキー操作の
イベント信号が入力して当該ホストPC24に転送さ
れ、マウス36からは同じくポインティン操作のイベン
ト信号が入力して当該ホストPC24に転送される。
【0038】上記に続いて送受信終了か否かを監視し
(ステップS107、判別がNo)、送受信終了が検出
されたならば(S107がYes)、ステップS105
で切断した他のホストPC24との接続を復帰させて
(ステップS108)、ステップS102の待機状態に
戻る。
【0039】また、このステップS102の待機状態
で、いずれのホストPC24からも接続要求が無い場合
は、接続を切断した(USB逆ハブ20′から取り外さ
れた)デバイスがあるか否かを判別し(ステップS10
9)、無ければ(S109がNo)ステップS102の
処理に戻るということを繰り返す。他方、接続を切断し
たデバイスが有れば(S109がYes)、その場合
は、切断対象デバイスの切断情報を維持して、ステップ
S102の処理に戻るということを繰り返す。
【0040】このように、従来のLAN用ハブのように
デバイス接続専用サーバを設置することなく、装置とし
て規格に統一性のあるUSB規格からなるUSB逆ハブ
を用いて複数のホストPCからUSBデバイスとデータ
の送受信を行うことが出来るようになる。
【0041】尚、上記実施例としては、パソコンと周辺
機器を結ぶインターフェースとしてUSBを用いている
が、パソコンと周辺機器とを上記と同様な方法で結ぶシ
リアルインターフェースであれば、どのようなハブを用
いていもよい。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のシ
リアス・バス・ハブによれば、USB規格の接続方法を
用い、通常のUSBの接続とは異なる方法で複数のホス
トPCと複数のUSBデバイスを接続することができる
ので、装置として統一性のあるUSB規格の装置をハブ
として用いて、従来のLAN用ハブのようにデバイス接
続専用サーバを設置することなく、複数のホストPCか
ら機能的に種類の異なる複数のUSBデバイスとデータ
の送受信を行うことが出来て便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態におけるUSB逆ハブ及びその
USB逆ハブの使用形態を模式的に示す図である。
【図2】(a) は第1の実施形態におけるUSB逆ハブの
制御部の構成を示す図、(b) はその信号処理ブロックの
構成を示す図である。
【図3】第1の実施形態におけるUSB逆ハブの制御部
による処理動作を説明するフローチャートである。
【図4】第2の実施形態のUSB逆ハブとホストPC及
びUSBデバイスとの接続形態を示す図である。
【図5】第2の実施形態のUSB逆ハブの回路構成を示
す図である。
【図6】第2の実施形態におけるUSB逆ハブの制御部
による処理動作を説明するフローチャートである。
【図7】従来のUSBハブとその使用形態の例を示す図
である。
【図8】従来のUSBハブの回路構成を示す図である。
【図9】従来のUSBハブの制御部の内部構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 USBハブ 2 ホスト 3 アップ側ポート 4 プリンタ 5 キーボード 6 マウス 7 スキャナ 8(8−1、8−2、・・・) ダウン側ポート 10 USB制御部 11 電源制御部 12 リピータ 13 バッファ/レシーバ 14(14−1、14−2、14−3、14−4) バ
ッファ/レシーバ 15 信号処理ブロック 16 同期回路 17 変換部 18 エンドポイント部 19 エンドポイント制御部 20、20′ USB逆ハブ 21(21−1〜21−4) アップ側ポート 22、22−1、22−2 ダウン側ポート 23 プラグ 24(24−1〜24−4) ホストPC 25 プリンタ 26 リピータ 27 ダウン側バッファ/レシーバ 28(28−1、・・・、28−4) アップ側バッ
ファ/レシーバ 29(29−0、29−1、・・・、29−4) 信号
処理ブロック 31 同期回路 32 変換部 33 エンドポイント部 34 エンドポイント制御部 35 キーボード 36 マウス 37(37−1〜37−4) 押しボタンスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を処理する上流側構成の複数の信号
    処理装置とこれら複数の前記信号処理装置からの信号を
    受信して所定の出力を行う下流側構成の処理機器とを接
    続するシリアル・バス・ハブであって、 複数の前記信号処理装置からの信号送信に対する受信待
    ち受け状態において前記複数の信号処理装置のうち何れ
    かの前記信号処理装置からの信号を受信をする信号受信
    手段と、 該受信手段による前記信号の受信に基づいて他の前記信
    号処理装置に対し待ち受け状態から信号の受信を行なわ
    ない待機状態に切り換えて接続は保持する待機接続保持
    手段と、 受信した前記信号を前記処理機器に送信する信号中継手
    段と、 前記信号の受信の終了を判別する受信終了判別手段と、 該受信終了判別手段により前記信号の受信の終了が判別
    されたとき前記待機接続保持手段を全ての前記信号処理
    装置からの信号送信に対する受信待ち受け状態に復帰さ
    せる待受復帰切換手段と、 を備えたことを特徴とするシリアル・バス・ハブ。
  2. 【請求項2】 前記処理機器は複数接続され、前記信号
    中継手段は前記信号を前記処理機器のいずれか一つへ送
    信することを特徴とする請求項1記載のシリアル・バス
    ・ハブ。
  3. 【請求項3】 信号を処理する上流側構成の複数の信号
    処理装置とこれら複数の前記信号処理装置からの信号を
    受信して所定の出力を行う下流側構成の処理機器とを接
    続するシリアル・バス・ハブ装置を制御する制御プログ
    ラムであって、 複数の前記信号処理装置からの信号送信に対する受信待
    ち受け状態において前記複数の信号処理装置のうち何れ
    かの前記信号処理装置からの信号を受信をする信号受信
    機能と、 該受信手段による前記信号の受信に基づいて他の前記信
    号処理装置に対し待ち受け状態から信号の受信を行なわ
    ない待機状態に切り換えて接続は保持する待機接続保持
    機能と、 受信した前記信号を前記処理機器に送信する信号中継機
    能と、 前記信号の受信の終了を判別する受信終了判別機能と、 該受信終了判別手段により前記信号の受信の終了が判別
    されたとき前記待機接続保持手段を全ての前記信号処理
    装置からの信号送信に対する受信待ち受け状態に復帰さ
    せる待受復帰切換機能と、 をシリアル・バス・ハブに実現させることを特徴とする
    シリアル・バス・ハブの制御プログラム。
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