JP2002290145A - 車両用スロットアンテナ装置 - Google Patents
車両用スロットアンテナ装置Info
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- JP2002290145A JP2002290145A JP2001091532A JP2001091532A JP2002290145A JP 2002290145 A JP2002290145 A JP 2002290145A JP 2001091532 A JP2001091532 A JP 2001091532A JP 2001091532 A JP2001091532 A JP 2001091532A JP 2002290145 A JP2002290145 A JP 2002290145A
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- antenna device
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 指向性、受信感度の優れた車両用スロットア
ンテナ装置を提供する。 【解決手段】 自動車の車体のウィンドウ２に、縁部に
スロット１１，１２が形成されるように透明性の導電性
フィルム１０を貼付ける。スロットの長さ寸法を受信波
長の１／２にすべく導通用端子１３，１４を配する。こ
れにより、車体及び導電性フィルム１０を受信面とする
スロットアンテナが構成される。
ンテナ装置を提供する。 【解決手段】 自動車の車体のウィンドウ２に、縁部に
スロット１１，１２が形成されるように透明性の導電性
フィルム１０を貼付ける。スロットの長さ寸法を受信波
長の１／２にすべく導通用端子１３，１４を配する。こ
れにより、車体及び導電性フィルム１０を受信面とする
スロットアンテナが構成される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のアンテナ装
置に関し、特に車体を利用してウィンドウにスロットを
形成するスロットアンテナ装置に関する。
置に関し、特に車体を利用してウィンドウにスロットを
形成するスロットアンテナ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】車内にはラジオ受信機、ＴＶ受信機、自
動車電話等が搭載され、これら機器を作動するために車
体にアンテナ装置が取付けられている。この種のアンテ
ナ装置として、ロッド形アンテナ装置が知られている。
このロッド形アンテナ装置は、車体外に突出させて設け
られているため、車両の走行方向が変化しても受信感度
がそれほど影響を受けることがない。しかし、ロッド形
アンテナ装置は、各種の障害物に当たり、折損すること
が多く、又外観的にも好ましくない。そこで、最近で
は、透明なフィルム上に印刷等によりアンテナ部を設け
て成る、いわゆるガラスアンテナをリヤウィンドウに貼
付けることが行われている。
動車電話等が搭載され、これら機器を作動するために車
体にアンテナ装置が取付けられている。この種のアンテ
ナ装置として、ロッド形アンテナ装置が知られている。
このロッド形アンテナ装置は、車体外に突出させて設け
られているため、車両の走行方向が変化しても受信感度
がそれほど影響を受けることがない。しかし、ロッド形
アンテナ装置は、各種の障害物に当たり、折損すること
が多く、又外観的にも好ましくない。そこで、最近で
は、透明なフィルム上に印刷等によりアンテナ部を設け
て成る、いわゆるガラスアンテナをリヤウィンドウに貼
付けることが行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ガラスアンテ
ナは、リヤウィンドウに貼付けられるため、指向性が特
定方向に制限され、従って、車両の走行方向によって信
号の受信感度が変動し、又上記ロッド形アンテナ装置よ
りも受信感度が劣るため増幅器が必要であった。本発明
の目的は、折損する虞れがない上に走行方向の影響を受
けずに信号を受信でき、しかも受信感度の優れている車
両用スロットアンテナ装置を提供することにある。
ナは、リヤウィンドウに貼付けられるため、指向性が特
定方向に制限され、従って、車両の走行方向によって信
号の受信感度が変動し、又上記ロッド形アンテナ装置よ
りも受信感度が劣るため増幅器が必要であった。本発明
の目的は、折損する虞れがない上に走行方向の影響を受
けずに信号を受信でき、しかも受信感度の優れている車
両用スロットアンテナ装置を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、導電性の車体
に設けられるウィンドウの縁部にスロットを形成するよ
うに該ウィンドウに貼着等にて設けられる透明性を有す
る導電性フィルムと、この導電性フィルムと車体とを受
信面とすべく導通させる導通部と、ウィンドウに形成し
たスロットに流れる電流の送受のためのケーブルに結合
される端子とを含むことを特徴とする。
に設けられるウィンドウの縁部にスロットを形成するよ
うに該ウィンドウに貼着等にて設けられる透明性を有す
る導電性フィルムと、この導電性フィルムと車体とを受
信面とすべく導通させる導通部と、ウィンドウに形成し
たスロットに流れる電流の送受のためのケーブルに結合
される端子とを含むことを特徴とする。
【０００５】〈作用〉車体全面及び導電性フィルムは、
相互に導通されることにより信号（電磁波）の受信面と
なる。従って、車体及び導電性フィルムにスロットをと
りまく電界が生じるので、スロット内を電流が流れ、こ
の電流が端子により受信信号として取り出される。
相互に導通されることにより信号（電磁波）の受信面と
なる。従って、車体及び導電性フィルムにスロットをと
りまく電界が生じるので、スロット内を電流が流れ、こ
の電流が端子により受信信号として取り出される。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図２には自動車の車体の一部が示
されている。この車体１は導電板から成り、側面にウィ
ンドウ２が設けられている。そして、ウィンドウ２の車
内側には、導電性フィルム１０が貼付けられている。本
発明に係るスロットアンテナ装置は、上記導電性フィル
ム１０を備え、この導電性フィルム１０は全面に透明性
の導電層が形成され、全体的に透明性を有している。
を参照して説明する。図２には自動車の車体の一部が示
されている。この車体１は導電板から成り、側面にウィ
ンドウ２が設けられている。そして、ウィンドウ２の車
内側には、導電性フィルム１０が貼付けられている。本
発明に係るスロットアンテナ装置は、上記導電性フィル
ム１０を備え、この導電性フィルム１０は全面に透明性
の導電層が形成され、全体的に透明性を有している。
【０００７】導電性フィルム１０は、図１に示すよう
に、ウィンドウ２の車内側に、ウィンドウ２の縁部にス
ロット１１，１２を形成するように貼付けられている。
また、ウィンドウ２の所定位置には導通用端子１３，１
４が設けられている。これら導通用端子１３，１４は、
導電性フィルム１０と車体１とを相互に導通しており、
その位置によって各スロット１１，１２の長さ寸法Ｌ
１，Ｌ２が設定されている。即ち、スロット１１はＬ１
の長さ寸法を有し、ＦＭ信号の波長の１〜１／２に設定
され、スロット１２はＬ２の長さ寸法を有し、ＴＶ信号
の波長の１〜１／２に設定されている。また、スロット
１１，１２の幅Ｗは、受信信号の波長の約１／100に設
定されている。
に、ウィンドウ２の車内側に、ウィンドウ２の縁部にス
ロット１１，１２を形成するように貼付けられている。
また、ウィンドウ２の所定位置には導通用端子１３，１
４が設けられている。これら導通用端子１３，１４は、
導電性フィルム１０と車体１とを相互に導通しており、
その位置によって各スロット１１，１２の長さ寸法Ｌ
１，Ｌ２が設定されている。即ち、スロット１１はＬ１
の長さ寸法を有し、ＦＭ信号の波長の１〜１／２に設定
され、スロット１２はＬ２の長さ寸法を有し、ＴＶ信号
の波長の１〜１／２に設定されている。また、スロット
１１，１２の幅Ｗは、受信信号の波長の約１／100に設
定されている。
【０００８】ウィンドウ２の下方のスロット１１位置に
は結合端子１５が設けられている。この結合端子１５
は、スロット１１に生じる電流（磁流）を電磁結合によ
り受信信号として取り出し、図示しない同軸ケーブルに
この受信信号を供給する。結合端子１５は導通用端子１
４から距離Ｓだけ離間しており、この距離Ｓは同軸ケー
ブル側とのインピーダンス整合のためにＦＭ信号の波長
の約１／２〜１／１０に設定されている。また、ウィン
ドウ２の上方のスロット１２位置には、スロット１２の
磁流を取り出すための結合端子１６が設けられている。
結合端子１６の設定距離Ｓ２は同軸ケーブルとの整合の
ためにＴＶ信号の波長の約１／２〜１／１０に設定され
ている。
は結合端子１５が設けられている。この結合端子１５
は、スロット１１に生じる電流（磁流）を電磁結合によ
り受信信号として取り出し、図示しない同軸ケーブルに
この受信信号を供給する。結合端子１５は導通用端子１
４から距離Ｓだけ離間しており、この距離Ｓは同軸ケー
ブル側とのインピーダンス整合のためにＦＭ信号の波長
の約１／２〜１／１０に設定されている。また、ウィン
ドウ２の上方のスロット１２位置には、スロット１２の
磁流を取り出すための結合端子１６が設けられている。
結合端子１６の設定距離Ｓ２は同軸ケーブルとの整合の
ためにＴＶ信号の波長の約１／２〜１／１０に設定され
ている。
【０００９】以上の構成のスロットアンテナ装置は、車
体１の全面がＦＭ信号及びＴＶ信号の受信（磁界）面と
なり、車体１と導電性フィルム１０に生じる電界によっ
てスロット１１，１２に対応する磁流が流れる。このよ
うに、車体１の全面を受信面とすると、自動車の走行方
向が変化してもＦＭ信号等を確実に受信でき、かつ受信
面が大きいこと及びスロットの長さ寸法を受信波の波長
に対応させて設定することから受信感度も大幅に向上す
る。従って、増幅器を用いなくても充分な受信感度を得
られることもある。
体１の全面がＦＭ信号及びＴＶ信号の受信（磁界）面と
なり、車体１と導電性フィルム１０に生じる電界によっ
てスロット１１，１２に対応する磁流が流れる。このよ
うに、車体１の全面を受信面とすると、自動車の走行方
向が変化してもＦＭ信号等を確実に受信でき、かつ受信
面が大きいこと及びスロットの長さ寸法を受信波の波長
に対応させて設定することから受信感度も大幅に向上す
る。従って、増幅器を用いなくても充分な受信感度を得
られることもある。
【００１０】また、導電性フィルム１０が透明性を有す
ることから、視界の妨げを防止でき、安全性の点でも優
れている。更に、導通用端子１３，１４の位置設定によ
りスロットの長さ寸法を自由に設定できるので、自動車
電話用スロットアンテナ、ＧＰＳ用スロットアンテナ、
ＶＩＣＳ用スロットアンテナとして用いることが可能で
ある。
ることから、視界の妨げを防止でき、安全性の点でも優
れている。更に、導通用端子１３，１４の位置設定によ
りスロットの長さ寸法を自由に設定できるので、自動車
電話用スロットアンテナ、ＧＰＳ用スロットアンテナ、
ＶＩＣＳ用スロットアンテナとして用いることが可能で
ある。
【図１】本発明に係る車両用スロットアンテナ装置の正
面図である。
面図である。
【図２】同装置を設けた車体の一部を示す図である。
１ 車体 ２ ウィンドウ １０ 導電性フィルム １１，１２ スロット １３，１４ 導通用端子 １５，１６ 結合端子
Claims (2)
- 【請求項１】 導電性を有する車体にウィンドウが設け
られている車両のスロットアンテナ装置であって、 前記ウィンドウの縁部にスロットを形成して該ウィンド
ウに設けられる透明性を有する導電性フィルムと、 該導電性フィルムと前記車体とを受信面とすべく導通さ
せる導通部と、 前記スロットに流れる電流の送受のためのケーブルに結
合される端子とを含むことを特徴とする車両用スロット
アンテナ装置。 - 【請求項２】 前記スロットの長さ寸法が受信すべき信
号の波長の１〜１／２であることを特徴とする請求項１
記載の車両用スロットアンテナ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001091532A JP2002290145A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 車両用スロットアンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001091532A JP2002290145A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 車両用スロットアンテナ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002290145A true JP2002290145A (ja) | 2002-10-04 |
Family
ID=18946130
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001091532A Pending JP2002290145A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 車両用スロットアンテナ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002290145A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012008215A1 (ja) | 2010-07-15 | 2012-01-19 | セントラル硝子株式会社 | 車両用ガラスアンテナ |
| US8466842B2 (en) | 2010-10-22 | 2013-06-18 | Pittsburgh Glass Works, Llc | Window antenna |
-
2001
- 2001-03-28 JP JP2001091532A patent/JP2002290145A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012008215A1 (ja) | 2010-07-15 | 2012-01-19 | セントラル硝子株式会社 | 車両用ガラスアンテナ |
| US9350071B2 (en) | 2010-07-15 | 2016-05-24 | Central Glass Company, Limited | Window-glass antenna for vehicle |
| US10050329B2 (en) | 2010-07-15 | 2018-08-14 | Central Glass Company, Limited | Window-glass antenna for vehicle |
| US8466842B2 (en) | 2010-10-22 | 2013-06-18 | Pittsburgh Glass Works, Llc | Window antenna |
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