JP2002289066A - キースイッチ装置 - Google Patents

キースイッチ装置

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JP2002289066A
JP2002289066A JP2002081259A JP2002081259A JP2002289066A JP 2002289066 A JP2002289066 A JP 2002289066A JP 2002081259 A JP2002081259 A JP 2002081259A JP 2002081259 A JP2002081259 A JP 2002081259A JP 2002289066 A JP2002289066 A JP 2002289066A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リンク部材とホルダ部材との組立を極めて容
易に行うことが可能であり、また、キートップの非押下
時にキートップの上昇位置を制限することにより、リン
ク部材が不必要に水平方向に移動することを防止してキ
ー操作性が良好で確実にスイッチング動作を行うことが
可能なキースイッチ装置を提供する。 【解決手段】 弾性挟持壁を構成する挟持部27の第1
案内部28を容易に弾性変形可能に構成し、また、係止
部26に制限壁26aを形成して、キートップ1を押下
していない非押下状態において、ラバースプリング35
の上方付勢力に基づき、係止部26の摺動溝32に係止
された第1リンク部材7の係止ピン15、16を制限壁
26aに当接させるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキースイッチ装置に関
し、特に、ノート型のパーソナルコンピュータ等に付設
される薄型のキーボードに使用されるキースイッチ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のキースイッチ装置は、キートップ
の裏面から垂設されたキーステムをホルダ部材に形成し
たキーホルダ部に挿入して、上下に摺動案内する構成が
採られていた。このような構成のキースイッチ装置で
は、キーステムのキーホルダ部により摺動案内される部
分を大きくすれば、キー操作性は向上するものの、キー
ボードの薄型化には対応することができない。一方、キ
ーボードの薄型化に対応すべくキーステムがキーホルダ
部により摺動案内される部分を小さくすれば、両者間に
生じるこじれに起因して、キー操作性が低下してしまう
という欠点があった。
【0003】本出願人は、上述した従来のキースイッチ
装置における欠点を解消するために、キーステムとキー
ホルダ部を無くし、キーボードを薄型にできるとともに
キー操作性を良好にした図11乃至図13に示すキース
イッチ装置を特願平3−330160号の願書に添付し
た明細書及び図面にて提案した(特願平3−33016
0号は、本願の原出願時において未公開である)。
【0004】かかるキースイッチ装置の概略について説
明する。図11から図13に示すように、特願平3−3
30160号の明細書に記載されるキースイッチ装置に
おいて、樹脂製のキートップ101は、その裏面に設け
られた2つの係止部102、103(各係止部102、
103はそれぞれ一対存在する)の係止孔104、係止
溝105と、樹脂製のホルダ部材125の2つの係止部
126、127(各係止部126、127はそれぞれ一
対存在する)の係止溝128、係止孔129との間に配
設された案内支持部材106(2つの樹脂製のリンク部
材107、108からなり、リンク部材107の一端に
設けられた係止ピン113、114が係止孔104に、
他端に設けられた係止ピン115、116が係止溝12
8に係止されており、リンク部材108の一端に設けら
れた係止ピン123、124が係止溝105に、他端に
設けられた係止ピン121、122が係止孔129に係
止されている)により上下動案内される。
【0005】そして、両リンク部材107、108の軸
支部Aが、支持板132上に支持されるフレキシブル回
路基板130上に載置されたラバースプリング131の
頂部に配置され、キートップ101を押下することによ
り、軸支部Aを介してラバースプリング131を座屈さ
せてスイッチング動作を行うものである。
【0006】ここに、リンク部材107は、図12に示
すように、基部109の両端に2つの基端部110、1
11を一体に形成してなるものである。基部109の中
央部の一側面からは軸112が延設されており、かかる
軸112は後述する他方のリンク部材108に形成され
た軸孔120に軸支される。
【0007】また、基端部110の両端延部110Aの
側面からは、係止ピン113、114が延設されてお
り、この係止ピン113、114は前記したキートップ
101の係止部102に穿設された係止孔104に係止
されるものである。更に、基端部111は平面視でコ字
状に形成されており、コ字状の両端延部111Aの側面
からは前記と同様の係止ピン115、116が延設され
ている。かかる係止ピン115、116はホルダ部材1
25に形成された係止部126に係止される。
【0008】また、リンク部材108は、図13に示す
ように、基部117の両端に2つの基端部118、11
9を一体に形成してなるものである。基部117の中央
部には軸孔120が穿設され、この軸孔120には前記
のようにリンク部材107の基部109に設けられた軸
112が挿通される。また、基端部118は平面視コ字
状に形成されており、コ字状の両端延部118Aからは
係止ピン121、122が延設されている。この係止ピ
ン121、122はホルダ部材125に形成された係止
部127に係止される。
【0009】更に、基端部119の両端延部119Aか
ら前記と同様の係止ピン123、124が延設されてお
り、かかる係止ピン123、124は前記したキートッ
プ101の係止部103に形成された係止溝105に摺
動可能に係止されるものである。
【0010】前記したように案内支持部材106は、一
方のリンク部材107の基部109に形成された軸11
2を他方のリンク部材108の基部117に穿設した軸
孔120に挿通して構成されるものであり、両リンク部
材107、108は軸112と軸孔117とよりなる軸
支部Aを介して相互に回動可能となる。
【0011】かかるキースイッチ装置によれば、キーボ
ードの薄型化に対応しつつキー操作性の良好なキースイ
ッチ装置が実現されるものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
願平3−330160号の明細書及び図面に記載された
キースイッチ装置では、ホルダ部材125と2つのリン
ク部材107、108からなる案内支持部材106との
組立、及び、案内支持部材106とキートップ101と
の組立を簡便、且つ、容易に行うことができないという
問題があった。
【0013】即ち、前記キースイッチ装置を組み立てる
には、先ず、リンク部材107とリンク部材108とを
交差状に組み立てて案内支持部材106とした後、リン
ク部材108の基端部118における両係止ピン12
1、122をホルダ部材125の係止部127の係止孔
129に圧入する。このとき、かかる係止ピン121、
122の係止孔129に対する圧入は、端延部118
A、各係止ピン121、122相互の樹脂弾性を利用し
て行われるが、各係止ピン121、122を係止孔12
9に位置決めするのは困難であり、それ故、圧入作業が
不安定となり易いものである。従って、この圧入作業は
かなり煩雑なものであった。
【0014】また、リンク部材107の基端部111に
おける係止ピン115、116を係止部126の係止溝
128に圧入する。かかる場合においても圧入作業は端
延部111A、係止ピン115、116相互の樹脂弾性
を利用して行われることから、前記と同様、煩雑な作業
であることは否めないものであった。
【0015】このように各リンク部材107、108と
ホルダ部材125の各係止部127、126との連結作
業が終了した後、次に、リンク部材107における各係
止ピン113、114を係止部102の係止孔104へ
圧入する作業、及び、リンク部材108における各係止
ピン123、124を係止部103の係止溝105へ圧
入する作業が行われる。かかる両圧入作業も各係止ピン
113、114、123、124と各係止部102、1
03との相互における樹脂弾性を利用して行われること
から、煩雑な作業となることは前記作業と同じであっ
た。
【0016】以上のように、特願平3−330160号
の明細書及び図面のキースイッチ装置においては、案内
支持部材106の各リンク部材107、108とホルダ
部材125、及び、キートップ101との各連結作業が
全て各部材の樹脂弾性を利用して行われるものであり、
また、各係止ピン115等を各係止溝128等の内部に
位置決めしつつ係止する必要があることから、キースイ
ッチ装置の組立作業全体に渡って煩雑な圧入作業を繰り
返し行う必要があるという問題があった。
【0017】本発明は前記従来技術の問題点を解消する
ためになされたものであり、リンク部材とホルダ部材と
の組立を極めて容易に行うことが可能であり、また、キ
ートップの非押下時にキートップの上昇位置を制限する
ことによりリンク部材が不必要に水平方向に移動するこ
とを防止してキー操作性が良好で確実にスイッチング動
作を行うことが可能なキースイッチ装置を提供すること
を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係るキースイッチ装置は、キートップと、
そのキートップの下方に配設され、複数の係止部が形成
されたホルダ部材と、キートップの下面及びホルダ部材
の複数の係止部に連結係止され、キートップの上下動を
案内する第1リンク部材及び第2リンク部材と、キート
ップを上方へ付勢する付勢手段とを備え、キートップの
上下動に伴ってスイッチング動作を行うキースイッチ装
置であって、ホルダ部材の複数の係止部の内の1つを、
第1リンク部材あるいは第2リンク部材の一方の下側端
部を回動可能に係止する弾性挟持壁から構成し、ホルダ
部材の複数の係止部の内の1つを、第1リンク部材ある
いは第2リンク部材の他方の下側端部を摺動可能に係止
する摺動係止部から構成し、摺動係止部には、キートッ
プの非押下時に他方の下側端部に当接してキートップの
上昇位置を制限する制限部が設けられたことを特徴とす
る。
【0019】
【作用】前記した本発明に係るキースイッチ装置を組み
立てるには、第1リンク部材及び第2リンク部材の下側
端部がホルダ部材の各係止部に係止される。かかる係止
の際、各係止部の内の1つは、第1リンク部材あるいは
第2リンク部材の一方の下側端部を回動可能に係止する
弾性挟持壁から構成されているので、その下側端部を弾
性挟持壁に係止する際、弾性挟持壁は弾性変形し、これ
により、弾性挟持壁に対して下側端部を容易に回動可能
に係止することができる。また、各係止部の内の1つ
は、第1リンク部材あるいは第2リンク部材の他方の下
側端部を摺動可能に係止する摺動係止部から構成されて
いるので、その下側端部を摺動係止部に係止する際、樹
脂弾性を利用することなく摺動係止部にスライド案内す
るだけで簡単に係止することができる。
【0020】前記のように組み立てられたキースイッチ
装置において、キートップの非押下時には、第1リンク
部材あるいは第2リンク部材の他方の下側端部は、摺動
係止部に設けられた制限部に当接されている。このよう
に、他方の下側端部が制限壁に当接されていることに基
づき、キートップは、その非押下時に上昇位置が制限さ
れ、これにより、第1リンク部材及び第2リンク部材が
不必要に水平方向へ移動するのを防止することが可能と
なる。従って、キー操作性が良好となり、確実にスイッ
チング動作を行うことができる。そして、前記キースイ
ッチ装置によりスイッチング動作を行う場合、キートッ
プが押下される。すると、その押下に伴い、キートップ
が第1リンク部材及び第2リンク部材により付勢部材に
抗して下方へ案内される。かかるキートップの押下動作
に基づきスイッチング動作が行われるものである。
【0021】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1乃至図8は、第1実施例を示し
ている。図1は、第1実施例に係わるキースイッチの断
面図であり、キートップ1はABS樹脂等の合成樹脂か
ら成型されており、その上面にはアルファベット等の文
字が印刷等により形成されている。また、キートップ1
の裏面からは、2つの係止部2,3が下方に向けてキー
トップ1本体と一体に設けられている。尚、係止部2,
3は紙面と垂直方向に各一対が存在し、図1中には、そ
れぞれの一方のみを示している。
【0022】係止部2には、後述する樹脂製の2つのリ
ンク部材7,8のうち、第1リンク部材7の一端に形成
された係止棒13を回動可能に係止する係止溝4が形成
されている。また、係止部3には、第2リンク部材8の
一端に形成された係止ピン23,24を水平方向に摺動
可能に係止する係止溝5が形成されている。
【0023】係止溝4は、キートップ1の裏面に並設さ
れる一対の挟持壁4b,4cにより形成され、その係止
溝4には、係止溝4に連続すると共に下方に行くに従っ
て徐々に拡がるように開放された係止案内部4aが形成
されている。かかる係止案内部4aは、第1リンク部材
7の係止棒13を係止溝4内にスナップインする際に係
止溝4に向かって案内するものである。更に、係止部3
の係止溝5の下部位置には下方に向かって拡がる斜面を
形成してなる係止案内部5aが設けられており、第2リ
ンク部材8の係止ピン23,24を、かかる係止溝5内
にスナップインする際に、係止溝5に向かって案内する
ものである。
【0024】キートップ1の下方には、キートップ1の
上下動を案内支持する案内支持部材6が配設されてお
り、かかる案内支持部材6は2つのリンク部材7,8か
ら構成されている。
【0025】図2に示すように、第1リンク部材7は、
平面視コ字状に形成されている。この第1リンク部材7
は、一対の板状体9を有し、各板状体9の一端間には係
止棒13が一体に形成されるとともに、その係止棒13
の内側部分には、平面視で厚肉状に形成された補強部材
13aが一体に形成されている。係止棒13と反対側の
補強部材13aは、係止棒13と平行に延設されてお
り、係止棒13と相まって(共に)H字状に形成されて
いる。
【0026】このH字状に形成された係止棒13と補強
部材13aとの両端部は、それぞれ一対の板状体9に連
結されている。よって、係止棒13と補強部材13aと
がH字状に形成されるために生じる2つの開放は、一対
の板状体9によりそれぞれ閉鎖されて、係止棒13の剛
性が向上されている。このように、係止棒13の剛性
は、かかる補強部材13aにより向上されているので、
係止棒13を係止案内部4aを介して、キートップ1の
係止溝4内にスナップイン(圧入)することができる。
【0027】また、各板状体9のそれぞれの他端には係
止ピン15,16が形成されており、その各係止ピン1
5,16は、ホルダプレート25に形成された係止部2
6内に係止される。更に、各板状体9の互いに対向する
側における中央部位置からは、一対の軸体12が相互に
対向する位置に設けられている。これらの各軸体12
は、第2リンク部材8に形成された軸孔20に軸支され
る。尚、第1リンク部材7の係止棒13と各係止ピン1
5,16とは、各軸体12からの距離が等しくなるよう
に構成されている。
【0028】図3に示すように、第2リンク部材8は一
対の板状体17を有し、各板状体17の一端間には係止
棒21が一体に形成されている。また、一対の板状体1
7と係止棒21との連結部分には、係止棒21の両端部
をピン状に突出させるように、その内側部分に厚肉状の
補強部材21aが一体に形成されている。この補強部材
21aにより、ピン状にされた係止棒21の両端部の剛
性が向上されて、かかる係止棒21をホルダプレート2
5の挟持部27に圧入することができる。
【0029】また、各板状体17のそれぞれの他端に
は、係止ピン23,24が形成されている。各係止ピン
23,24は、係止案内部5aを介して、キートップ1
の係止部3の係止溝5内にスナップインされている。更
に、各板状体17の外側において相互に対向する中央部
位置には、それぞれ軸孔20が形成されており、これら
の各軸孔20には、第1リンク部材7の各板状体9に形
成された各軸体12が回転可能に嵌合されている。
【0030】これにより、両リンク部材7,8は、各軸
体12及び軸孔20を介して、相互に交差して回転可能
となるものであり、各軸体12と軸孔20とにより軸支
部Aが形成される。尚、第2リンク部材8の係止棒21
と各係止ピン23,24とは、軸孔20からの距離が等
しくなるように構成されている。尚、第1リンク部材7
と第2リンク部材8は、図4及び図5に示すように、側
面視で略等しい長さに形成されており、また、相互に折
り畳まれた状態において略水平になるように構成されて
いる。
【0031】各板状体17における中央部位置の間に
は、後述するラバースプリング35の上面に載置される
とともに、キートップ1の押下時に各リンク部材7,8
の相互の回動に伴って、そのラバースプリング35を下
方に押下する押下部18が設けられている。押下部18
は、キートップ1の押下に伴って、ラバースプリング3
5を押下してスイッチング動作を行うものである。図6
に示すように、押下部18のキートップ1側の面には、
凹部18aが形成されている。この凹部18aにより、
第2リンク部材8の部品使用量が減少されると共に、射
出成形時における押下部18の樹脂のひけが防止され
る。
【0032】案内支持部材6の下方には、樹脂製のホル
ダプレート25が配設されており、かかるホルダプレー
ト25には、各スイッチ装置に対応して係止部26と挟
持部27とが形成されている。なお、係止部26および
挟持部27は、それぞれ各2つが設けられているが、図
1には、各1つの係止部26及び挟持部27を示してい
る。
【0033】係止部26には、図1における右方を開放
側とする摺動溝32が形成されており、かかる係止部2
6の摺動溝32には第1リンク部材7に形成された係止
ピン15,16が挿嵌されている。なお、摺動溝32の
反開放側には、上方が閉鎖された制限壁26aが立設さ
れて、この制限壁26aにより、第1リンク部材7の係
止ピン15,16の内側方向(図1における左側方向)
への摺動を規制している。かかる制限壁26aには、キ
ートップ1の非押下時において、ラバースプリング35
の上方付勢力に基づき第1リンク部材7の係止ピン1
5、16が当接されており、これによりキートップ1の
上昇位置が制限される。
【0034】挟持部27は第1案内部28と第2案内部
29とにより形成され、これらの案内部により回動溝3
0が形成されるとともに、回動溝30内には、第2リン
ク部材8の一端に形成された係止棒21の両端部が挟持
されている。なお、第1案内部28の外側には溝部28
aが形成されており、この溝部28aにより、第1案内
部28の弾性が大きくされている。ここに、第1案内部
28と第2案内部29とは、協働して弾性挟持壁を構成
する。
【0035】これにより、案内支持部材6の第1リンク
部材7の係止ピン15,16を摺動溝32の開放側から
ホルダプレート25上をスライドさせることによって、
各係止ピン15,16が摺動溝32に挿嵌される。更
に、第2リンク部材8の係止棒21をホルダプレート2
5の挟持部27に押し当てることにより、第1案内部2
8が弾性的に移動して、係止棒21が回動溝30内に挟
持される。
【0036】前記のように構成されるホルダプレート2
5の下方には、図6に示すように、各キースイッチに対
応してスイッチ電極40aが形成されたフレキシブ回路
基板40が配置されており、また、かかるスイッチ電極
40aに対応して逆カップ状のラバースプリング35が
フレキシブル回路基板40上に載置されている。更に、
回路基板40上のスイッチ電極40aに対向してラバー
スプリング35の内頂壁には、可動電極(図示せず)が
固着されている。そして、ラバースプリング35の上面
には、第2リンク部材8に形成された押下部18が配置
されている。
【0037】これにより、キートップ1の押下に伴って
押下部18が下方に移動すると、ラバースプリング35
が押下部18により押下され、一定の押下量を越えると
ラバースプリング35が座屈して可動電極40aとフレ
キシブル回路基板40上のスイッチ電極40aとが当接
し、スイッチング動作が行われる。
【0038】また、フレキシブル回路基板40の下方に
はスイッチ支持板42が配設されており、かかるスイッ
チ支持板42はその上方に配設された各回路基板40、
ホルダプレート25を支持するものである。
【0039】続いて、前記のように構成されるキースイ
ッチの組立方法について、図4乃至図8に基いて説明す
る。
【0040】まず始めに、スイッチ支持板42上にフレ
キシブル回路基板40、ホルダプレート25を載置する
とともに、第1リンク部材7の各軸体12を第2リンク
部材8の各軸孔20に嵌合して案内支持部材6を組み立
てる。このとき、図4及び図5に示すように、第1リン
ク部材7と第2リンク部材8は、側面視で略等しい長さ
に形成されており、また、折り畳んだ状態で略水平にな
るので、第1リンク部材7と第2リンク部材8とをコン
パクトにしてその取り扱い性を向上することが可能とな
る。
【0041】この後、各リンク部材7,8相互を回動さ
せて図4に示す状態にし、第1リンク部材7の係止ピン
15,16を係止部26における摺動溝32の開放側か
らホルダプレート25上で摺動溝32内に向かってスラ
イドさせながら第2リンク部材8の係止棒21を挟持部
27の案内部に配置する。この場合において、第1リン
ク部材7の係止ピン15、16を摺動溝32に係止する
については、各係止ピン15、16を単に摺動溝32内
にスライド案内するだけでよく、各係止ピン15、16
の樹脂弾性を利用する必要はないことから、各係止ピン
15、16を摺動溝32に対して簡単に係止することが
できる。
【0042】このように、係止ピン15、16を摺動溝
32内に摺動係止した状態で係止棒21と回動溝30と
は、相互に対向して位置決めされており、従って、係止
棒21と回動溝30とを特に位置決めする必要はない。
この状態より係止棒21を回動溝30に圧入挟持させ
る。この時、弾性挟持壁を構成する挟持部27の第1案
内部28は係止棒21の圧入に伴い、弾性的に移動して
容易に弾性変形するので、挟持部27に対して係止棒2
1を簡単に挟持することができる。これにより、案内支
持部材6とホルダプレート25との連結が終了する(図
5及び図6参照)。このとき、案内支持部材6を構成す
る第2リンク部材8に形成された押下部18は、図6に
示すように、ラバースプリング35の上面に載置されて
おり、ラバースプリング35の付勢力を受けていること
から、第1リンク部材7及び第2リンク部材8は共に斜
めに倒立された状態にある。
【0043】次に、図6に示すように、ラバースプリン
グ35による付勢力に基づき倒立状態に保持された第1
リンク部材7の係止棒13とキートップ1の係止溝4と
を対向させ、また、同様に倒立状態に保持された第2リ
ンク部材8の係止ピン23,24とキートップ1の係止
溝5とを対向させる。このとき、各リンク部材7、8が
ラバースプリング35による付勢力に基づき倒立された
状態で、各リンク部材7、8の係止棒13、各係止ピン
23、24をキートップ1における係止部2の係止溝
4、係止部3の係止溝5と対向させているので、各リン
ク部材7、8の係止棒13、各係止ピン23、24を容
易に視認可能となり、これにより、係止棒13、各係止
ピン23、24とキートップ1の係止部2、3とを簡単
に対向させることができる。
【0044】この後、ラバースプリング35の付勢力に
抗してキートップ1を軽く下方に押下する(図6におけ
る下方方向)。この時、キートップ1の裏面に設けられ
た案内リブ50,51,52,53により、スムーズに
キートップ1をリンク部材7,8に誘導することができ
る。これにより、第1リンク部材7の係止棒13は係止
案内部4aにより案内されつつ係止溝4内にスナップイ
ンされ、同時に第2リンク部材8の各係止ピン23,2
4は係止案内部5aにより案内されつつ係止溝5内にス
ナップインされる。かかる状態が図7及び図8に示され
ている。これによって、案内支持部材6とキートップ1
との連結が終了する。
【0045】前記の作業をもってキースイッチの組立が
終了するが、各リンク部材7,8とホルダプレート25
及びキートップ1との連結作業は、いずれも極めて簡単
に行い得、これにより、キースイッチの組立作業を簡便
化して組立時間の短縮を可能とするとともに、確実にキ
ースイッチの組立がなされ得るものである。
【0046】続いて、前記のように組み立てられたキー
スイッチの動作について説明する。キートップ1を押下
していない非押下状態においては、ラバースプリング3
5の上方付勢力に基づき、係止部26の摺動溝32に係
止された第1リンク部材7の係止ピン15、16は、制
限壁26aに当接されている。これにより、キートップ
1は、水平方向に移動されることなく、その上昇位置が
制限されて非押下状態に保持されている。
【0047】そして、キートップ1を下方に押下する
と、キートップ1が下方へ移動するのに伴って第1リン
ク部材7の係止部2の係止孔4内で反時計方向に回動す
るとともに、第2リンク部材8の係止ピン23,24は
係止部3の係止溝5内で水平方向に摺動する。これと同
時に、第2リンク部材8の係止棒21はホルダプレート
25における挟持部27の回動溝30内で時計方向に回
動するとともに、第1リンク部材7の係止ピン15,1
6は係止部26の摺動溝32内で水平方向に摺動する。
【0048】この結果、リンク部材7及び8を相互に軸
支する軸支部Aは下方に移動するとともにラバースプリ
ング35を徐々に押下していき、その押下量が一定の限
度を越えた時点でラバースプリング35は座屈される。
これにより、ラバースプリング35内の可動電極(図示
せず)がフレキシブル回路基板40上のスイッチ電極4
0aを短絡し、所定のスイッチンングが行われる。
【0049】キートップ1の押下を解除すると、両リン
ク部材7,8の軸支部Aはラバースプリング35の弾性
復元力により上方に押し上げられる。これに伴って第1
リンク部材7の係止棒13、係止ピン15,16及び、
第2リンク部材8の係止棒21、係止ピン23,24は
前記した動作と逆の動作を行い、この結果、キートップ
1はもとの非押下位置に復帰する。
【0050】ここにおいて、各係止棒13,21は水平
方向には移動することなく、それぞれ係止溝4及び、回
動溝30で回動するのみであるので、キートップ1は水
平方向に移動されることなくキートップ1のキー面の水
平状態を保持したまま上下動されるものである。
【0051】尚、本発明は以上詳述した第1実施例に限
定されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲にお
いて、種々の変更を加えることが可能である。例えば、
本実施例における第2リンク部材8の係止棒21は、各
板状体17に形成される係止ピンであってもよい。ま
た、ホルダプレートに形成される挟持部27は、第1案
内部28と第2案内部29との樹脂特有の弾性のみで、
係止棒21を挟持するようにしてもよい。
【0052】次に、図9乃至図10を参照して第2実施
例について説明する。尚、この第2実施例において、第
1実施例と同一部材には同一番号を付し、その説明は省
略する。
【0053】第2実施例においては第1実施例における
挟持部27の構成が異なっている。第2実施例における
挟持部61は、図9及び図10に示すように、ホルダプ
レート25において、平面視でキースイッチ装置が配置
される略矩形状領域の一辺に渡ってホルダプレート25
から立設された壁部62と、その壁部62の両端近傍に
おいてホルダプレート25に立設され、壁部62のラバ
ースプリング35に対向する面と所定の間隔を開けて相
対する弾性片63とから形成される。壁部62と各弾性
片63とは、協働して弾性挟持壁を構成する。また、壁
部62の外側には溝部62aが形成され、壁部62の弾
性を大きくしている。
【0054】また、弾性片63はラバースプリング35
に向かって弾性変形可能に設けられており、図9に示す
ように、その上端に壁部62に向かって突出する突起6
3aが形成されている。
【0055】第2実施例においては、図10に示すよう
に、両係止部26の内側近傍には、係止部26と所定の
間隔を開けてたわみ防止壁64がホルダプレート25か
ら立設されている。このたわみ防止壁64は、第1リン
ク部材7が内側に撓んで係止ピン15,16が係止部2
6から外れることを防止している。
【0056】以上のように形成されている第2実施例の
キースイッチの組立方法は、第1実施例のキースイッチ
と同様に、スイッチ支持板42上にフレキシブル回路基
板40、ホルダプレート25を載置するとともに、第1
リンク部材7の各軸体12を第2リンク部材8の各軸孔
20に嵌合して案内支持部材6を組み立てる。このと
き、図4及び図5に示すように、第1リンク部材7と第
2リンク部材8は、側面視で略等しい長さに形成されて
おり、また、折り畳んだ状態で略水平になるので、第1
リンク部材7と第2リンク部材8とをコンパクトにして
その取り扱い性を向上することが可能となる。
【0057】この後、各リンク部材7,8相互を回動さ
せて、第1リンク部材7の係止ピン15,16を係止部
26における摺動溝32の開放側からホルダプレート2
5上で摺動溝32内に向かってスライドさせながら第2
リンク部材8の係止棒21を挟持部61に配置させる。
この状態において、たわみ防止壁64により第1リンク
部材7の板状体9の内側に向かう撓み量が規制され、係
止ピン15,16が係止部26から外れることが防止さ
れる。
【0058】また、第1リンク部材7の係止ピン15、
16を摺動溝32に係止するについては、各係止ピン1
5、16を単に摺動溝32内にスライド案内するだけで
よく、各係止ピン15、16の樹脂弾性を利用する必要
はないことから、各係止ピン15、16を摺動溝32に
対して簡単に係止することができる。このように、係止
ピン15、16を摺動溝32内に摺動係止した状態で係
止棒21と挟持部61とは、相互に対向して位置決めさ
れており、従って、係止棒21と挟持部61とを特に位
置決めする必要はない。
【0059】この状態から係止棒21を挟持部61に圧
入する。この圧入に伴って弾性片63がラバースプリン
グ35に向かって弾性変形し、係止棒21が挟持部61
内に挟持される。この状態で、壁部62により係止棒2
1の移動が規制され、また、弾性片63上端の突起63
aにより係止棒21が挟持部61から外れることが防止
される。この圧入により、案内支持部材6とホルダプレ
ート25との連結が終了する。
【0060】このように、第1リンク部材7の係止ピン
15、16を係止部26の摺動溝32に係止した状態で
第2リンク部材8の係止棒21を挟持部61に係止する
際、挟持部61の一部を構成する弾性片63が弾性変形
して第2リンク部材8の係止棒21を2つの弾性片63
と壁部62との間に容易に挟持して回動可能に係止する
ことができる。
【0061】次に、第1リンク部材7の係止棒13とキ
ートップ1の係止溝4とを対向させ、また、第2リンク
部材8の係止ピン23,24とキートップ1の係止溝5
とを対向させた後、キートップ1を軽く下方に押下す
る。この時、キートップ1の裏面に設けられた案内リブ
50,51,52,53により、スムーズにキートップ
1をリンク部材7,8に誘導することができる。
【0062】これにより、第1リンク部材7の係止棒1
3は係止案内部4aにより案内されつつ係止溝4内にス
ナップインされ、同時に第2リンク部材8の各係止ピン
23,24は係止案内部5aにより案内されつつ係止溝
5内にスナップインされる。これによって、案内支持部
材6とキートップ1との連結が終了する。かかる後、キ
ートップ1の押下を解除すれば、キートップ1はラバー
スプリング35の弾性力に基づき上方へ付勢され、図1
に示すキートップ1の非押下位置に保持される。
【0063】前記の作業をもって第2実施例のキースイ
ッチの組立が終了するが、第1実施例のキースイッチと
同様に、各リンク部材7,8とホルダプレート25及び
キートップ1との連結作業は、いずれも極めて簡単に行
い得、これにより、キースイッチの組立作業を簡便化し
て組立時間の短縮を可能とするとともに、確実にキース
イッチの組立がなされ得るものである。
【0064】次に、組み立てられたキースイッチのキー
トップ1を交換等により外す場合、該キートップ1を引
き上げると、両リンク部材7,8の各係止ピン15,1
6,23,24とキートップ1及びボルダプレート25
の各係止部2,3,26、挟持部61に負荷がかかる。
ホルダプレート25の挟持部61においては、第1リン
ク部材7の係止棒21に図9における右上乃至上方向に
力が加わるが、係止棒21は弾性片63により右側及び
上側を保持されているので、係止棒21が挟持部61か
ら外れることはない。
【0065】これに対し、キートップ1の係止溝4で
は、第1リンク部材7の係止棒13に図1における右下
乃至下方向に力が加わり、係止案内部4aの弾性変形し
て係止棒13が係止溝4から外れる。
【0066】また、キートップ1を引き上げると、ホル
ダプレート25の係止部26においては、第1リンク部
材7の係止ピン15,16に図1における左上乃至上方
向に力が加わる。この時、第1リンク部材7の板状体9
が弾性的に内側に撓むが、板状体9はたわみ防止壁64
により内側に向かう移動が規制される。従って、板状体
9の撓み量は係止ピン15,16が摺動溝32から外れ
るほど大きくならない。
【0067】これに対し、キートップ1の係止部3で
は、第2リンク部材8の係止ピン23,24に図1にお
ける左下乃至下方向に力が加わり、第2リンク部材8の
板状体17が弾性的に内側に撓み、係止ピン23,24
が係止部3の摺動溝5から外れる。この結果、キートッ
プ1のみが案内支持部材6から外れ、キートップ1を交
換することができる。この時、案内支持部材6がホルダ
プレート25から外れることはない。
【0068】
【発明の効果】以上説明した通り本発明に係るキースイ
ッチ装置によれば、第1リンク部材あるいは第2リンク
部材の一方の下側端部を回動可能に係止する係止部の1
つが、弾性挟持壁から構成されているので、下側端部を
弾性挟持壁に係止する際、弾性挟持壁は弾性変形し、こ
れにより、弾性挟持壁に対して下側端部を容易に回動可
能に係止することができる。よって、キートップの上下
動を案内するリンク部材とホルダ部材との組立を容易に
行うことができる。
【0069】また、第1リンク部材あるいは第2リンク
部材の他方の下側端部は、キートップの非押下時に摺動
係止部に設けられた制限部に当接されているので、キー
トップの上昇位置が制限され、これにより、第1リンク
部材及び第2リンク部材が不必要に水平方向へ移動する
のを防止することが可能となる。従って、キー操作性が
良好となり、確実にスイッチング動作を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のキースイッチを示す縦断面図であ
る。
【図2】第1実施例のキースイッチに用いられる第1リ
ンク部材の構成を示す平面図である。
【図3】第1実施例のキースイッチに用いられる第2リ
ンク部材の構成を示す平面図である。
【図4】第1実施例のキースイッチに用いられる案内支
持部材をホルダプレートに連結する前の状態を示す説明
図である。
【図5】第1実施例のキースイッチの組立時に案内支持
部材をホルダプレートに連結した後の状態を示す説明図
である。
【図6】第1実施例のキースイッチの組立時に案内支持
部材上にキートップを対向させた状態を示す説明図であ
る。
【図7】第1実施例のキースイッチに用いられる案内支
持部材にキートップをスナップインした状態を示す説明
図である。
【図8】第1実施例のキースイッチの構成を示す横断面
図である。
【図9】第2実施例のキースイッチの構成を示す縦断面
図である。
【図10】第2実施例のホルダプレート及び第1リンク
部材の構成を示す平面図である。
【図11】従来のキースイッチの構成を具体化した一実
施例を示す縦断面図である。
【図12】従来のキースイッチに用いられる第1リンク
部材の構成を示す平面図である。
【図13】従来のキースイッチに用いられる第2リンク
部材の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1 キートップ 2 係止部 3 係止部 7 第1リンク部材 8 第2リンク部材 13 係止棒 15、16 係止ピン 21 係止棒 23、24 係止ピン 25 ホルダプレート 26 係止部 26a 制限壁 35 ラバースプリング 40 フレキシブル回路基板 40a スイッチ電極 61 挟持部 62 壁部 63 弾性片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 猛行 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 望月 勲 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 岡田 浩明 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 Fターム(参考) 5G006 AA01 AB25 AC03 AC07 BA01 BB03 BC04 CB01 FB06 LB01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キートップと、 そのキートップの下方に配設され、複数の係止部が形成
    されたホルダ部材と、 前記キートップの下面及び前記ホルダ部材の複数の係止
    部に連結係止され、キートップの上下動を案内する第1
    リンク部材及び第2リンク部材と、 前記キートップを上方へ付勢する付勢手段とを備え、 前記キートップの上下動に伴ってスイッチング動作を行
    うキースイッチ装置であって、 前記ホルダ部材の複数の係止部の内の1つを、前記第1
    リンク部材あるいは第2リンク部材の一方の下側端部を
    回動可能に係止する弾性挟持壁から構成し、 前記ホルダ部材の複数の係止部の内の1つを、前記第1
    リンク部材あるいは第2リンク部材の他方の下側端部を
    摺動可能に係止する摺動係止部から構成し、 前記摺動係止部には、前記キートップの非押下時に前記
    他方の下側端部に当接してキートップの上昇位置を制限
    する制限部が設けられたことを特徴とするキースイッチ
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20190001979U (ko) * 2016-12-26 2019-08-05 동관 카이후아 일렉트로닉스 코., 엘티디. 양호한 밸런스를 구비하는 버튼 스위치
KR200492586Y1 (ko) 2016-12-26 2020-11-06 동관 카이후아 일렉트로닉스 코., 엘티디. 양호한 밸런스를 구비하는 버튼 스위치

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