JP2002288992A - 半導体記憶装置及びそのヒューズプログラム回路 - Google Patents

半導体記憶装置及びそのヒューズプログラム回路

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JP2002288992A
JP2002288992A JP2001090465A JP2001090465A JP2002288992A JP 2002288992 A JP2002288992 A JP 2002288992A JP 2001090465 A JP2001090465 A JP 2001090465A JP 2001090465 A JP2001090465 A JP 2001090465A JP 2002288992 A JP2002288992 A JP 2002288992A
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fuse
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cell array
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JP2001090465A
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English (en)
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Takeshi Midorikawa
剛 緑川
Masayuki Hayakawa
誠幸 早川
Shunichi Iwami
俊一 岩見
Masatomo Wada
眞智 和田
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Toshiba Corp
Toshiba Information Systems Japan Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Information Systems Japan Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体記憶装置の冗長救済回路用のヒューズプ
ログラム回路において、ノイズ等に起因する誤出力を発
生しにくくする。 【解決手段】ヒューズプログラム回路58において1/
0論理値を出力する各回路ユニット60は、PMOSト
ランジスタ62と、NMOSトランジスタ64と、プロ
グラムヒューズ66とを含む。PMOSトランジスタ6
2のソースは電源電位部VCCに接続され、ドレインは
冗長救済回路54への出力ライン68に接続され、ゲー
トはクロック信号を受ける。NMOSトランジスタ64
のソースは接地電位部GNDに接続され、ゲートは上記
クロック信号を受ける。プログラムヒューズ66は、N
MOSトランジスタ64のドレインと出力ライン68と
を接続する。出力ライン68上には、出力ライン68上
の論理値を反転させて維持するため、キーパー回路72
が配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置及
びそのヒューズプログラム回路に関し、より具体的に
は、不良メモリセルの救済を行う冗長救済回路と不良メ
モリセルのアドレスを記憶するヒューズプログラム回路
とを具備するDRAM、SRAM等の半導体記憶装置の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAM、SRAM等の半導体記憶装置
においては、メモリセルアレイ内のメモリセルに不良
(欠陥)が検出された場合に、この欠陥を冗長メモリセ
ルアレイ内のメモリセルにより置換し、製品の歩留りを
向上させる冗長回路方式(リダンダンシ)が採用されて
いる。現在一般的に用いられている冗長回路方式では、
メモリセルのサブブロック内において、複数または単数
のワード線、或いは複数または単数のビット線が救済の
ための単位(つまり救済単位)とされる。そして、サブ
ブロックの内で欠陥のあったメモリセルを含む救済単位
が、冗長メモリセルアレイ内のそれと同じ大きさの冗長
単位と置換される。
【0003】欠陥をもつ救済単位のアドレス情報の記憶
には、不揮発性の記憶素子を用いる必要があり、現在で
は一般にヒューズプログラム回路が用いられている。ア
ドレス情報は通常複数ビットで構成されるので、それに
対応した複数本のヒューズを含むヒューズセットがリダ
ンダンシの単位となる。各ヒューズを含む回路ユニット
からは、ヒューズの切断/非切断状態に応じて1ビット
即ち1/0論理値が出力される。
【0004】通常、救済単位とヒューズセットとは一対
一に対応させ、チップ内には救済単位と同数のヒューズ
セットが設けられる。そして、不良メモリセルの冗長救
済を行う場合には、これに対応するヒューズセット内の
ヒューズを指定アドレス情報に応じて切断する。冗長救
済回路は、ヒューズプログラム回路に記憶された不良メ
モリセルのアドレスと、入力アドレスとを比較して、こ
れ等が一致した場合、冗長メモリセルアレイ内の置換メ
モリセルを選択する。この方式は構成が単純であり、現
在広く採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のヒューズプログ
ラム回路においては、しかし、各回路ユニットから出力
される1/0論理値がノイズ等に起因して誤出力される
場合がある。ヒューズプログラム回路の誤出力は、不良
メモリセルのアドレスを誤って記憶することを意味し、
即ち、半導体記憶装置の誤動作につながる。
【0006】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
てなされたものであり、半導体記憶装置の冗長救済回路
用のヒューズプログラム回路において、ノイズ等に起因
する誤出力を発生しにくくすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の視点は、
半導体記憶装置であって、マトリックス配列された複数
のメモリセルを有するメモリセルアレイと、前記メモリ
セルアレイのメモリセルと置換可能な複数のメモリセル
を有する冗長メモリセルアレイと、前記メモリセルアレ
イ内の不良メモリセルのアドレスと、入力アドレスとを
比較し、これ等が一致した場合、前記冗長メモリセルア
レイ内の置換メモリセルを選択する冗長救済回路と、前
記不良メモリセルのアドレスを記憶するため、夫々が1
/0論理値を出力する複数の回路ユニットを有するヒュ
ーズプログラム回路と、を具備し、前記ヒューズプログ
ラム回路の各回路ユニットは、電源電位部と前記冗長救
済回路への出力ラインとを接続すると共に、第1パルス
信号が入力される第1PMOSトランジスタと、接地電
位部に接続されると共に、第2パルス信号が入力される
第1NMOSトランジスタと、前記第1NMOSトラン
ジスタと前記出力ラインとを接続するプログラムヒュー
ズと、を具備することを特徴とする。
【0008】本発明の第2の視点は、マトリックス配列
された複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、
前記メモリセルアレイのメモリセルと置換可能な複数の
メモリセルを有する冗長メモリセルアレイと、前記メモ
リセルアレイ内の不良メモリセルのアドレスと、入力ア
ドレスとを比較し、これ等が一致した場合、前記冗長メ
モリセルアレイ内の置換メモリセルを選択する冗長救済
回路と、を具備する半導体記憶装置で使用されるヒュー
ズプログラム回路であって、前記ヒューズプログラム回
路は、前記不良メモリセルのアドレスを記憶するため、
夫々が1/0論理値を出力する複数の回路ユニットを有
し、前記ヒューズプログラム回路の各回路ユニットは、
電源電位部と前記冗長救済回路への出力ラインとを接続
すると共に、第1パルス信号が入力される第1PMOS
トランジスタと、接地電位部に接続されると共に、第2
パルス信号が入力される第1NMOSトランジスタと、
前記第1NMOSトランジスタと前記出力ラインとを接
続するプログラムヒューズと、を具備することを特徴と
する。
【0009】前記第1及び第2の視点において、前記第
1及び第2パルス信号は、前記メモリセルアレイを制御
及び駆動する制御及び駆動手段で生成される同じ信号、
例えば、クロック信号、リセット信号、或いはパワーオ
ン信号とすることができる。また、望ましくは、前記ヒ
ューズプログラム回路は、前記出力ライン上の論理値を
ラッチするラッチ回路を介して前記冗長救済回路に接続
される。
【0010】更に、本発明の実施の形態には種々の段階
の発明が含まれており、開示される複数の構成要件にお
ける適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得
る。例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つ
かの構成要件が省略されることで発明が抽出された場
合、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が
周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明者等は、本発明の開発の過
程において、半導体記憶装置の冗長救済回路用のヒュー
ズプログラム回路において、誤出力が発生する原因につ
いて研究した。その結果、本発明者等は、以下に述べる
ような知見を得た。
【0012】図5は従来のヒューズプログラム回路にお
いて1ビット即ち1/0論理値を出力する1つの回路ユ
ニットを示す回路図である。
【0013】図5図示の如く、この回路ユニットは、P
MOSトランジスタ12と、NMOSトランジスタ14
と、プログラムヒューズ16とを含む。PMOSトラン
ジスタ12のソースは電源電位部VCCに接続され、ド
レインは冗長救済回路への出力ライン18に接続され、
ゲートはパルス信号の供給源(図示せず)に接続され
る。NMOSトランジスタ14のドレインは出力ライン
18に接続され、ゲートは上記パルス信号の供給源(図
示せず)に接続される。プログラムヒューズ16は、N
MOSトランジスタ14のソースと接地電位部GNDと
を接続する。更に、出力ライン18上には、出力ライン
18上の論理値を反転させて維持するため、キーパー回
路22が配設される。
【0014】図6及び図7は、図5図示の回路ユニット
において、夫々プログラムヒューズ16が切断されてい
ない状態及び切断されている状態において各部に現れる
論理値等の変化を示すタイムチャートである。なお、後
述する本発明との対比を容易にするため、ここでは、P
MOSトランジスタ12及びNMOSトランジスタ14
のゲートへの入力パルス信号として、アドレスを取込む
ためのクロック信号が使用される。このクロック信号に
より、プリチャージ時には、PMOSトランジスタ12
がオン状態でNMOSトランジスタ14がオフ状態とな
り、評価時にはその逆となる。
【0015】図6図示の如く、プログラムヒューズ16
が切断されていない状態において、プリチャージ時に、
ノードNd1は電源電位にチャージされ、キーパー回路
22の出力端子(図6では「OUTPUT」で表示)に
は論理値「0」が出力される。一方、評価時には、ノー
ドNd1は接地電位に引き戻され、OUTPUTには論
理値「1」が出力される。なお、プリチャージ時から評
価時に亘ってノードNd0は接地電位に維持される。
【0016】図7図示の如く、プログラムヒューズ16
が切断されている状態において、プリチャージ時に、ノ
ードNd1は電源電位にチャージされ、OUTPUTに
は論理値「0」が出力される。一方、評価時には、NM
OSトランジスタ14がオン状態となっても、プログラ
ムヒューズ16が切断されていることから、ノードNd
1は接地電位に引き戻されず(理想的には電源電位を維
持し)、OUTPUTには論理値「0」が出力される。
【0017】プログラムヒューズ16が切断されている
状態においても、ノードNd0には寄生容量C1やリー
ク電流I1が付随する。寄生容量C1の一例はNMOS
トランジスタ14周りの多層配線構造による寄生容量で
あり、リーク電流I1の一例はNMOSトランジスタ1
4のソース/ドレインから基板へのリーク電流である。
寄生容量は今後のLSIの多層配線化が進むにつれて益
々大きくなると予想される。また、NMOSトランジス
タ14のソース/ドレインから基板へのリーク電流は、
構造上回避することが難しい。
【0018】ノードNd0の電位は寄生容量C1やリー
ク電流I1により低下し、極端な場合、接地電位と殆ど
等しくなるまで低下する。このような場合、ノードNd
1の電位に対して、図7中に示すようなタイミングでチ
ャージシェアノイズ(部分24参照)が現れる。図8
は、図5図示の回路ユニットにおいて、プログラムヒュ
ーズ16が切断されている状態において、寄生容量C1
やリーク電流I1が更に大きくなった場合に各部に現れ
る論理値等の変化を示すタイムチャートである。図8図
示の如く、寄生容量C1やリーク電流I1に起因してチ
ャージシェアノイズ(部分25参照)が大きくなると、
OUTPUTには論理値「1」が誤って出力されること
となる。
【0019】以下に、このような知見に基づいて構成さ
れた本発明の実施の形態について図面を参照して説明す
る。
【0020】図1は本発明の実施の形態に係る半導体記
憶装置(DRAM)を示すブロック図である。なお、図
1においては、発明の理解を容易にするため、ワード線
を単位とした冗長回路方式を単純化して示す。
【0021】図1図示の如く、この半導体記憶装置は、
マトリックス配列された複数のメモリセルを有するメモ
リセルアレイ32を有する。メモリセルアレイ32のワ
ード線を選択駆動するためロウデコーダ34が配設さ
れ、ビット線を選択駆動するためカラムデコーダ36及
びセンスアンプ38が夫々配設される。ロウデコーダ3
4及びカラムデコーダ36は制御部42の制御下で駆動
される。制御部42から、ロウアドレスバッファ44及
びカラムアドレスバッファ46に、ロウアドレス及びカ
ラムアドレスが順次取込まれる。ロウデコーダ34及び
カラムデコーダ36は、ロウアドレスバッファ44及び
カラムアドレスバッファ46からのロウアドレス及びカ
ラムアドレスに基づいて、夫々ワード線及びビット線を
選択し、これによりアクセスすべきメモリセルが選択さ
れる。
【0022】メモリセルアレイ32に隣接して、メモリ
セルアレイ32のメモリセルと置換可能な複数のメモリ
セルを有する冗長メモリセルアレイ52が配設される。
冗長メモリセルアレイ52のワード線を選択駆動するた
め冗長救済回路54が配設される。なお、冗長メモリセ
ルアレイ52のビット線はカラムデコーダ36及びセン
スアンプ38により選択駆動されるものとする。冗長救
済回路54は、メモリセルアレイ32内の不良メモリセ
ルのアドレスと、ロウアドレスバッファ44からの入力
アドレスとを比較し、これ等が一致した場合、冗長メモ
リセルアレイ52のワード線を選択駆動する。これによ
り、アクセスすべき冗長メモリセルアレイ52内の置換
メモリセルが選択される。
【0023】冗長救済回路54には、プリップフロップ
等から構成されるラッチ回路56を介して不良メモリセ
ルのアドレスを記憶するためのヒューズプログラム回路
58が接続される。ヒューズプログラム回路58は、夫
々が1/0論理値を出力する複数の等価な回路ユニット
60(図2参照)を有する。ラッチ回路56は、ヒュー
ズプログラム回路58の各回路ユニット60からの論理
値をラッチすることにより、不良メモリセルのアドレス
をラッチし、これを冗長救済回路54に提供する。
【0024】図2は本発明の実施の形態に係るヒューズ
プログラム回路58において1ビット即ち1/0論理値
を出力する1つの回路ユニット60を示す回路図であ
る。
【0025】図2図示の如く、この回路ユニット60
は、PMOSトランジスタ62と、NMOSトランジス
タ64と、プログラムヒューズ66とを含む。PMOS
トランジスタ62のソースは電源電位部VCCに接続さ
れ、ドレインは冗長救済回路54への出力ライン68に
接続され、ゲートはロウアドレスを取込むためのクロッ
ク信号を入力パルス信号として受けるように制御部42
に接続される。NMOSトランジスタ64のソースは接
地電位部GNDに接続され、ゲートは上記クロック信号
を入力パルス信号として受けるように制御部42に接続
される。プログラムヒューズ66は、NMOSトランジ
スタ64のドレインと出力ライン68とを接続する。
【0026】更に、出力ライン68上には、出力ライン
68上の論理値を反転させて維持するため、キーパー回
路72が配設される。キーパー回路72は出力ライン6
8上に配設されたインバータ74に加えて、PMOSト
ランジスタ76と、2つのNMOSトランジスタ78、
82とを含む。PMOSトランジスタ76のソースは電
源電位部VCCに接続され、ドレインはインバータ74
の入力端子に接続され、ゲートはインバータの出力端子
に接続される。NMOSトランジスタ78のドレインは
インバータ74の入力端子に接続され、ゲートは上記ク
ロック信号を入力パルス信号として受けるように制御部
42に接続される。NMOSトランジスタ82のソース
は接地電位部GNDに接続され、ドレインはNMOSト
ランジスタ78のソースに接続され、ゲートはインバー
タ74の出力端子に接続される。
【0027】図3及び図4は、図2図示の回路ユニット
60において、夫々プログラムヒューズ66が切断され
ていない状態及び切断されている状態において各部に現
れる論理値等の変化を示すタイムチャートである。PM
OSトランジスタ62及びNMOSトランジスタ64の
ゲートには、ロウアドレスを取込むためのクロック信号
が入力パルス信号として供給される。このクロック信号
により、プリチャージ時には、PMOSトランジスタ6
2がオン状態でNMOSトランジスタ64がオフ状態と
なり、評価時にはその逆となる。
【0028】図3図示の如く、プログラムヒューズ66
が切断されていない状態において、この回路ユニット6
0のノードNd1及びキーパー回路72の出力端子(図
3では「OUTPUT」で表示)の論理値等は、図5図
示の回路ユニットの場合(図6参照)と同じとなる。即
ち、この状態において、プリチャージ時に、ノードNd
1は電源電位にチャージされ、OUTPUTには論理値
「0」が出力される。一方、評価時には、ノードNd1
は接地電位に引き戻され、OUTPUT68には論理値
「1」が出力される。なお、プリチャージ時から評価時
に亘ってノードNd0はノードNd1と実質的に同じ電
位となる。
【0029】図4図示の如く、プログラムヒューズ66
が切断されている状態において、プリチャージ時に、ノ
ードNd1は電源電位にチャージされ、OUTPUTに
は論理値「0」が出力される。一方、評価時には、NM
OSトランジスタ64がオン状態となっても、プログラ
ムヒューズ66が切断されていることから、ノードNd
1は接地電位に引き戻されないで電源電位を維持し、O
UTPUTには論理値「0」が出力される。
【0030】この際、NMOSトランジスタ14等に起
因してノードNd0に付随する寄生容量C1やリーク電
流I1は、プログラムヒューズ16の切断により、ノー
ドNd1に対して影響を及ぼさなくなる。このため、図
5図示の回路ユニットおいて、ノードNd1の電位に対
して評価時に現れた図7図示のチャージシェアノイズ
(部分24参照)が、図2図示の回路ユニット60にお
いては、図4図示の如く現れなくなる(部分26参
照)。その結果、仮令、寄生容量C1やリーク電流I1
が更に大きくなった場合でも、OUTPUTに論理値
「1」が誤って出力されることはない。
【0031】なお、図2図示の回路ユニット60におい
ては、PMOSトランジスタ62及びNMOSトランジ
スタ64のゲートに入力されるパルス信号として、同じ
タイミングのクロック信号が使用される。しかし、入力
パルス信号は、PMOSトランジスタ62及びNMOS
トランジスタ64を同時にオンさせることが実質的にな
いようなものであれば、PMOSトランジスタ62及び
NMOSトランジスタ64間で異なるものとすることが
できる。
【0032】また、この入力パルス信号は、半導体記憶
装置の最初の立上がり時に1度だけ必要なものであるか
ら、クロック信号以外のパルス信号を使用することもで
きる。付加的なパルス信号発生回路の配設を回避する観
点から、入力パルス信号は、半導体記憶装置、望ましく
はメモリセルアレイを制御及び駆動するための既存の手
段で生成される信号であることが望ましい。例えば、入
力パルス信号はクロック信号、リセット信号、或いはパ
ワーオン信号とすることができる。
【0033】また、図1図示の半導体記憶装置において
は、ワード線を単位とした冗長回路方式を例示するが、
ビット線を単位とした冗長回路方式等、他の冗長回路方
式に対しても本発明は同様に適用することができる。
【0034】その他、本発明の思想の範疇において、当
業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るも
のであり、それら変更例及び修正例についても本発明の
範囲に属するものと了解される。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
半導体記憶装置の冗長救済回路用のヒューズプログラム
回路において、ノイズ等に起因する誤出力を発生しにく
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る半導体記憶装置(D
RAM)を示すブロック図。
【図2】本発明の実施の形態に係るヒューズプログラム
回路において1/0論理値を出力する1つの回路ユニッ
トを示す回路図。
【図3】図2図示の回路ユニットにおいて、プログラム
ヒューズが切断されていない状態において各部に現れる
論理値等の変化を示すタイムチャート。
【図4】図2図示の回路ユニットにおいて、プログラム
ヒューズが切断されている状態において各部に現れる論
理値等の変化を示すタイムチャート。
【図5】従来のヒューズプログラム回路において1/0
論理値を出力する1つの回路ユニットを示す回路図。
【図6】図5図示の回路ユニットにおいて、プログラム
ヒューズが切断されていない状態において各部に現れる
論理値等の変化を示すタイムチャート。
【図7】図5図示の回路ユニットにおいて、プログラム
ヒューズが切断されている状態において各部に現れる論
理値等の変化を示すタイムチャート。
【図8】図5図示の回路ユニットにおいて、プログラム
ヒューズが切断されている状態において、寄生容量やリ
ーク電流が更に大きくなった場合に各部に現れる論理値
等の変化を示すタイムチャート。
【符号の説明】
60…回路ユニット 62…PMOSトランジスタ 64…NMOSトランジスタ 66…プログラムヒューズ 68…出力ライン 72…キーパー回路 74…インバータ 76…PMOSトランジスタ 78、82…NMOSトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 誠幸 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 (72)発明者 岩見 俊一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 (72)発明者 和田 眞智 神奈川県川崎市川崎区日進町7番地1 東 芝情報システム株式会社内 Fターム(参考) 5B015 HH01 HH03 JJ12 KB44 KB52 NN09 QQ01 QQ15 5F064 BB13 BB14 CC12 FF02 FF27 5L106 AA01 AA02 CC04 CC13 5M024 AA22 BB07 BB30 BB35 BB36 DD80 GG20 HH01 HH10 MM15 MM20 PP01 PP03 PP07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マトリックス配列された複数のメモリセル
    を有するメモリセルアレイと、 前記メモリセルアレイのメモリセルと置換可能な複数の
    メモリセルを有する冗長メモリセルアレイと、 前記メモリセルアレイ内の不良メモリセルのアドレス
    と、入力アドレスとを比較し、これ等が一致した場合、
    前記冗長メモリセルアレイ内の置換メモリセルを選択す
    る冗長救済回路と、 前記不良メモリセルのアドレスを記憶するため、夫々が
    1/0論理値を出力する複数の回路ユニットを有するヒ
    ューズプログラム回路と、を具備し、前記ヒューズプロ
    グラム回路の各回路ユニットは、 電源電位部と前記冗長救済回路への出力ラインとを接続
    すると共に、第1パルス信号が入力される第1PMOS
    トランジスタと、 接地電位部に接続されると共に、第2パルス信号が入力
    される第1NMOSトランジスタと、 前記第1NMOSトランジスタと前記出力ラインとを接
    続するプログラムヒューズと、を具備することを特徴と
    する半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2パルス信号は、前記メモ
    リセルアレイを制御及び駆動する制御及び駆動手段で生
    成される信号であることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】前記第1及び第2パルス信号は同じ信号で
    あり、且つクロック信号、リセット信号、及びパワーオ
    ン信号からなる群から選択された信号からなることを特
    徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】前記ヒューズプログラム回路は、前記出力
    ライン上の論理値をラッチするラッチ回路を介して前記
    冗長救済回路に接続されることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】前記回路ユニットは、前記出力ライン上の
    論理値を反転或いは非反転状態で維持するため、前記出
    力ライン上に配設されたキーパー回路を更に具備するこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の半導
    体記憶装置。
  6. 【請求項6】前記キーパー回路は、 前記出力ライン上に配設されたインバータと、 電源電位部に接続されたソースと、前記インバータの入
    力端子に接続されたドレインと、前記インバータの出力
    端子に接続されたゲートとを有する第2PMOSトラン
    ジスタと、 前記インバータの前記入力端子に接続されたドレイン
    と、前記第1パルス信号が入力されるゲートとを有する
    第2NMOSトランジスタと、 接地電位部に接続されたソースと、前記第2NMOSト
    ランジスタのソースに接続されたドレインと、前記イン
    バータの前記出力端子に接続されたゲートとを有する第
    3NMOSトランジスタと、を具備することを特徴とす
    る請求項5に記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】マトリックス配列された複数のメモリセル
    を有するメモリセルアレイと、 前記メモリセルアレイのメモリセルと置換可能な複数の
    メモリセルを有する冗長メモリセルアレイと、 前記メモリセルアレイ内の不良メモリセルのアドレス
    と、入力アドレスとを比較し、これ等が一致した場合、
    前記冗長メモリセルアレイ内の置換メモリセルを選択す
    る冗長救済回路と、を具備する半導体記憶装置で使用さ
    れるヒューズプログラム回路であって、 前記ヒューズプログラム回路は、前記不良メモリセルの
    アドレスを記憶するため、夫々が1/0論理値を出力す
    る複数の回路ユニットを有し、前記ヒューズプログラム
    回路の各回路ユニットは、 電源電位部と前記冗長救済回路への出力ラインとを接続
    すると共に、第1パルス信号が入力される第1PMOS
    トランジスタと、 接地電位部に接続されると共に、第2パルス信号が入力
    される第1NMOSトランジスタと、 前記第1NMOSトランジスタと前記出力ラインとを接
    続するプログラムヒューズと、を具備することを特徴と
    するヒューズプログラム回路。
  8. 【請求項8】前記第1及び第2パルス信号は、前記メモ
    リセルアレイを制御及び駆動する制御及び駆動手段で生
    成される信号であることを特徴とする請求項7に記載の
    ヒューズプログラム回路。
  9. 【請求項9】前記第1及び第2パルス信号は同じ信号で
    あり、且つクロック信号、リセット信号、及びパワーオ
    ン信号からなる群から選択された信号からなることを特
    徴とする請求項7に記載のヒューズプログラム回路。
  10. 【請求項10】前記ヒューズプログラム回路は、前記出
    力ライン上の論理値をラッチするラッチ回路を介して前
    記冗長救済回路に接続されることを特徴とする請求項7
    乃至9のいずれかに記載のヒューズプログラム回路。
  11. 【請求項11】前記回路ユニットは、前記出力ライン上
    の論理値を反転或いは非反転状態で維持するため、前記
    出力ライン上に配設されたキーパー回路を更に具備する
    ことを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の
    ヒューズプログラム回路。
  12. 【請求項12】前記キーパー回路は、 前記出力ライン上に配設されたインバータと、 電源電位部に接続されたソースと、前記インバータの入
    力端子に接続されたドレインと、前記インバータの出力
    端子に接続されたゲートとを有する第2PMOSトラン
    ジスタと、 前記インバータの前記入力端子に接続されたドレイン
    と、前記第1パルス信号が入力されるゲートとを有する
    第2NMOSトランジスタと、 接地電位部に接続されたソースと、前記第2NMOSト
    ランジスタのソースに接続されたドレインと、前記イン
    バータの前記出力端子に接続されたゲートとを有する第
    3NMOSトランジスタと、を具備することを特徴とす
    る請求項11に記載のヒューズプログラム回路。
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