JP2002288223A - リンク木形成装置及びリンク木形成方法並びにリンク木形成用プログラム - Google Patents

リンク木形成装置及びリンク木形成方法並びにリンク木形成用プログラム

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JP2002288223A
JP2002288223A JP2001088696A JP2001088696A JP2002288223A JP 2002288223 A JP2002288223 A JP 2002288223A JP 2001088696 A JP2001088696 A JP 2001088696A JP 2001088696 A JP2001088696 A JP 2001088696A JP 2002288223 A JP2002288223 A JP 2002288223A
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レバン 東川
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画面に表示される複数の対象に対し、リンク
木を視覚的に無理の無い自然な形で形成することができ
るリンク木形成装置及びリンク木形成方法並びにリンク
木形成用プログラムを提供する。 【解決手段】 画面に表示される複数の対象に対し、お
のおの選択可能にリンクを設定し対象全体のリンク木を
形成する際、第m対象を基準として所定の方向に第n対
象のみが存在する場合には、第m対象と第n対象にリン
クを設定する第1処理と、第m対象を基準として所定の
方向に複数の対象が存在する場合には、第m対象から前
記所定の方向に存在する各対象との距離に基づいてリン
クを設定する第2処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画面に表示される
複数の対象に対し、おのおの選択可能にリンクを設定し
対象全体のリンク木を形成するリンク木形成方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】通常、ブラウザはHTML等のコンテン
ツをサーバからダウンロードし、コンテンツを解析して
表示する。表示されたコンテンツに対し、ユーザはキー
ボード、マウスボタン又はリモコンボタンの操作によ
り、コンテンツの中で選択可能なもの(ハイパーリン
ク、オブジェクト等)にフォーカスを移動したり選択し
たりする。このように、マウスを有するマシン上でブラ
ウザが動作する場合には、ユーザはマウスポインタを選
択したいコンテンツの上に置いてクリックするだけで選
択できるが、マウスを使用せず、ボタンの少ないリモコ
ンだけで操作するWebTV、ウェーブパッドやセット
トップボックス、携帯端末等の場合には、限られたボタ
ンでブラウザを完全に操作できるようにする必要があ
る。1次元移動操作のための上下ボタンを利用する装置
では、選択可能なものの配列(1次元の配列)をそのま
ま利用するだけでリンクの設定は済むが、2次元移動操
作のための十字の移動ボタン(左・右・上・下)等を利
用する場合には2次元の移動先を決定する必要がある。
【0003】図23は、通常のリスト木作成の手順を示
すフローチャートである。例えばWebのホームページ
にアクセスした場合、まずURLからコンテンツをダウ
ンロードする(S700)。ダウンロードしたコンテン
ツを解析し、ブラウザで表示できるようレイアウトする
(S701)。レイアウトされたコンテンツのうち、選
択可能なもののリストを作成し(S702)、最終的に
選択可能なもののリンク木を作成する(S703)。
【0004】S703においては、基本的にどの選択可
能なものに対しても移動キーの操作でフォーカスが当た
るように2次元選択可能な木構造を作成する。具体的に
は選択可能なものの各々について、S702で作成した
1次元のリスト上で次のものを右方向へのリンク先か下
方向へのリンク先として設定することで、全体のリンク
木を形成する。なお、1次元のリストとは、レイアウト
に基づいて選択可能なものを順にリストしたものであ
る。従来は、このリストの順番を絶対条件として単純に
リンクを作成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の手法
では、思ったような移動先、つまり視覚的に自然な移動
先へ移動することができない場合が多い。図24に従来
の手法によるリンク先の決定結果の一例を示す。同図に
おいて、選択可能な対象に1から10の番号が付されて
いるが、その番号がリストの順番となっている。また、
矢印の基点がリンク元、矢印の終点がリンク先となって
いる。図中、(4)は(8)へ下リンクする方が視覚的
にも自然であるが、従来の手法ではリストで先に現れる
(5)が優先的にリンク先とされるため、(8)へ下リ
ンクできずに(5)へ下リンクしてしまっている。(な
お、1つの方向に対するリンク先は最大1つであり、1
つの方向に対して複数のリンクを作成することはできな
い。)このようなリンクの仕方は、ユーザにとっては視
覚的に不自然であり、そうしたリンク設定のなされたブ
ラウザ等を操作する際には、使い勝手が非常に悪いもの
となる。
【0006】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであって、画面に表示される複数の対象に対し、お
のおの選択可能にリンクを設定し対象全体のリンク木を
形成する際に、幾何学的方向(位置情報)及び距離の双
方に基づいて行い、1次元リストの順番を絶対条件とし
ないことで、例えば十字ボタン等によるフォーカス移動
のためのリンク木を視覚的に無理の無い自然な形で形成
することができるリンク木形成装置及びリンク木形成方
法並びにリンク木形成用プログラムを提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係るリンク木形成装置及びリンク木形成
方法は、画面に表示される複数の対象に対し、おのおの
選択可能にリンクを設定し対象全体のリンク木を形成す
る際、まず各対象の位置情報を取得する。次に前記取得
した位置情報に基づいて、第m対象を基準として所定の
方向に第n対象のみが存在する場合には、第m対象と第
n対象にリンクを設定し、第m対象を基準として所定の
方向に複数の対象が存在する場合には、第m対象から前
記所定の方向に存在する各対象との距離に基づいてリン
クを設定するようにした。なお基本的なリンク木の作成
までの流れは、図23に示した従来例と同様であるが、
本発明ではS703のリンク木作成の手法が従来とは異
なる。本発明では従来の手法では考慮されなかった距離
に基づいてリンクを設定することにより、視覚的により
自然な形でリンク木を形成することができるようになる
ため、例えば十字ボタン等によりブラウザを操作(フォ
ーカス移動、選択等)する場合、操作性に優れたものと
なる。
【0008】なお、リンクの設定において、同じ方向に
複数の対象が存在する場合、距離が最も小さいものに対
してリンクを設定すればなお好ましい。さらに距離を、
画面横方向の距離、画面縦方向の距離、さらには画面横
方向及び縦方向の双方に基づく距離のいずれかとすれ
ば、様々な場合に応じてより視覚的に自然なリンク木を
形成することができる。
【0009】また、本発明では、上述した処理方法を使
用し、様々な条件に基づいて段階的にリンクの設定を行
うことで、さらにユーザにとって望ましいリンク木を形
成する。特に本発明では、各対象において所定の複数の
方向のうち第1の条件を満たす方向に存在する対象への
リンクを設定するための第1設定手段と、前記所定の複
数の方向のうち前記第1設定手段においてリンクが設定
されなかった方向に存在する対象であって、第2の条件
を満たす方向に存在する対象へのリンクを設定するため
の第2設定手段とを備えたことを特徴としている。さら
に、前記第1設定手段及び第2設定手段で設定した前記
所定の複数の方向に対する逆の方向であって、第3の条
件を満たす方向に存在する対象へのリンクを設定するた
めの第3設定手段と、前記複数の逆の方向のうち前記第
3設定手段においてリンクが設定されなかった方向に存
在する対象であって、第4の条件を満たす方向に存在す
る対象へのリンクを設定するための第4設定手段とを備
えたことを特徴とする。
【0010】例えば本実施の形態における十字ボタンに
よるフォーカス移動のためのリンク木形成において、前
記第1設定手段は、右及び下方向へのリンクを設定する
第1段階に相当する。また、第1の条件とは、本実施の
形態では、視覚的に完全に右又は下の方向に存在する対
象にのみリンクを設定するための条件としている。具体
的には、ある対象Aに対して別の対象Bが右にある条件
とは「左(A)<横の中央(B)」且つ「下(A)≧上
(B)≧上(A)又は、上(A)>上(B)同時に縦の
中央(A)≦下(B)」を満たすこととしている。ま
た、ある対象Aに対して別の対象Bが下にある条件とは
「縦の中央(A)<上(B)」且つ「右(B)≧左
(A)≧左(B)又は右(A)≧左(B)≧左(A)」
を満たすこととしている。なお、左(A)や横の中央
(B)等の表現についての説明は後述の「発明の実施の
形態」に示す。
【0011】前記第2設定手段は、本実施の形態では、
第1段階で設定されなかった右方向及び下方向へリンク
を設定する第2段階に相当する。さらに、第2段階で用
いられる条件(前記第2の条件)は、第1段階において
用いられた条件よりも緩い条件を用いて設定する。本実
施の形態では、右リンクを設定する際、前述の「右にあ
る」という条件を満たす対象だけでなく、基点となる対
象から見て「右下方向30°の扇形の領域に存在する」
対象に対しても右リンクを設定てきるようにする。ま
た、第1段階及び第2段階において、同一方向に複数の
対象が存在した場合には、距離の最も小さい対象に対し
てリンクを設定する。このように第1段階及び第2段階
で、右及び下方向へのリンクが完全に設定される。
【0012】前記第3設定手段は、本実施の形態では、
前記第1段階及び第2段階で設定した方向と逆方向、つ
まり左及び上方向に存在する対象へのリンクを設定する
第3段階に相当する。この段階での条件(前記第3の条
件)は、第1段階及び第2段階で右・下リンクが設定さ
れているというのが条件である。つまり、既に設定され
た右・下リンクと全く逆の方向にリンクを設定するので
ある。但し、ここでも、同一の方向に複数の対象がある
場合には、距離に基づいて設定する。
【0013】前記第4設定手段は、本実施の形態では、
第3段階で設定されなかった左方向及び上方向へリンク
を設定する第4段階に相当する。第4段階で用いられる
条件(前記第4の条件)は、第3段階において用いられ
た条件よりも緩い条件を用いて設定する。具体的には、
左リンクを設定する際、「左にある」という条件ではな
く、「左上方向30°の扇形の領域に入る」という条件
を用いる。このように第3段階及び第4段階で、左及び
上方向へのリンクが完全に設定される。こうして全ての
リンクの設定が完了する。以上説明したように段階的に
リンクを設定することにより、リストの順を絶対条件と
して単純にリンクを設定する場合に比べ、対象のレイア
ウトに対応してより柔軟にリンクを設定することがで
き、結果的にユーザにとって望ましいリンク木を形成す
ることができる。
【0014】また、対象が複雑な形状を有し、対象を指
す位置によって距離が異なるような場合、当該対象の代
用対象としての位置とサイズを換算し、換算した数値を
リンクの設定に利用するようにすれば、なお好ましい。
例えば、ホームページ内でオブジェクトが有する文字列
が長いため、当該オブジェクトを画面に表示する際、改
行され複数の行を含む場合がある。その場合には、例え
ば当該オブジェクトの観察方向において、当該オブジェ
クトの最初の行と最終の行の位置及びサイズ及び観察方
向をパラメータとして、代用対象の位置とサイズを換算
するようにする。このような手法であれば、リンクを設
定する対象がどのような形状であっても、容易にリンク
を設定できる。
【0015】さらにまた、ホームページ等で頻繁に使用
されるフレームにおいても、本発明は適用可能である。
フレーム自身及びフレーム内のオブジェクトにおいても
前述と同様にリンクを設定する。なお、フレーム間のオ
ブジェクト同士をリンク設定するようにすればなお好ま
しい。さらにまた基点となるフレーム内のオブジェクト
から別フレーム内のオブジェクトに対しリンクを設定す
る際、当該別フレームのスクロールの状態により、当該
基点オブジェクトをフォーカスした時点で、基点オブジ
ェクトに最も近い別フレームのオブジェクトがリンク先
となるよう、動的にリンクを設定すれば、なおいっそう
好ましい。このようにフレーム間でもリンクを設定でき
るようにすることによって、さらにユーザの使い勝手が
良くなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて、本発明の実施
の形態を詳細に説明する。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態におけるリ
ンク木形成装置を用いて、リンク木作成を行うための処
理の流れを段階的に示したフローチャートである。な
お、リンク木形成装置は、例えば携帯端末やリモコンだ
けで操作するWebTV、セットトップボックス等、マ
ウスを使用しない装置等に適用され、十字ボタンによる
フォーカス移動のためのリンク木を形成する。図23で
示したように、このような装置からインターネットにア
クセスし、URLをダウンロードし、コンテンツを解析
しレイアウトを行い、選択可能なもののリストを作成す
るまでは従来の手法と同様であり、図1は従来の手法と
異なる「リンク木設定処理」についてその流れを簡単に
説明している。また図2に、レイアウトの一例を示す。
本レイアウトに示された番号がリストの順番を表してい
る。このレイアウト(リスト)を基に本実施の形態にお
けるリンク設定について説明することとする。なお、本
実施の形態では、レイアウトされた「選択可能なもの」
はWebページ内のコンテンツであり、図2において示
されるコンテンツは全て選択可能とする。以下に、その
リンク設定の過程を図1の流れに沿ってに詳述する。
【0017】本実施の形態では視覚的に自然な移動先を
決定するため、まず、選択可能なもの(コンテンツ)の
リストを適用される装置のメモリ等の記憶装置に格納し
ておき、リストから各コンテンツの位置情報をリード
し、それら位置情報を利用してリンク木を作成する。リ
ンク木の作成にあたっては、図1に示すような4つの段
階に分けて行う。最初の二段階である第1段階及び第2
段階では右・下方向への移動先を(S100、S20
0)、次の二段階である第3段階及び第4段階では、左
・上方向への移動先を決定する(S300、S40
0)。また、第1段階及び第3段階では、2次元座標系
上での幾何学的に厳しい条件に基づいてリンク先を決定
する。第2段階及び第4段階では、できるだけリンクを
多く設定するため、第1段階及び第3段階より条件を緩
めて行うものとする。なお、各段階ではさらに幾つかの
小段階に分ける場合もある。
【0018】次に、各段階の処理の詳細を説明する。ま
ず、第1段階の基本リンク木の作成を説明する(S10
0)。本段階では、全てのコンテンツに対し順次リンク
を設定していくが、基本的にはリンク設定対象(以下
「対象」と呼ぶ)から、リスト上で「対象」の次のコン
テンツ(以下、「対象の次」と呼ぶ)がどの方向でリン
クするかを決定することで基本リンク木を形成する。ま
た、本段階の処理は、右リンクの探索・下リンクの探索
・近いリンクの探索という3つの小段階に分けて行わ
れ、処理の途中で右又は下方向のどちらかのリンクが決
定した場合、その時点でその「対象」の処理を終了し、
リスト上で次の「対象」におけるリンク設定を開始す
る。また上記3段階の処理を実行しても、「対象」から
「対象の次」へのリンク種類が決定されない場合は、全
てのコンテンツの連結を保証するために、「対象」から
「対象の次」へ強制的に下リンクを設定するものとす
る。図3は、基本リンク木の作成処理の流れを詳細に示
すフローチャートであり、以下、本図を用いて上述の処
理を説明する。
【0019】ここでは、「対象」を1つの変数として使
用し、「対象」に順次コンテンツを代入していき、1つ
1つのコンテンツについてリンクを設定していく。ま
た、「対象」にコンテンツmが代入された場合、「対象
(m)」と表現する。まず、「対象」にリストの先頭を
代入する(S101)。本実施の形態では、まずコンテ
ンツの(1)が代入される。次に、「対象」がNULL
であるか否かを判断する(S102)。「対象」がNU
LLである場合には(S102、YES)、リンクを設
定するためのコンテンツが存在しないと判断され、本処
理を終了する。また、S102で「対象」がNULLで
ない場合には(S102、NO)、次に、「対象の次」
がNULLであるか否かを判断する(S103)。「対
象の次」がNULLである場合には(S103、YE
S)、リストの最後(本実施の形態では9)までリンク
が設定されたものと判断され、本処理を終了する。「対
象の次」がNULLでない場合には(S103、N
O)、次に「対象の次」は「対象」の右にあるか否かを
判断する(S104)。
【0020】本段階で「対象の右にある」とは、以下の
条件を満たす場合をいう。まず、図4(a)に示される
ように、ある高さと幅を持つコンテンツ(A)があった
場合、上辺を上(A)、下辺を下(A)、左辺を左
(A)、右辺を右(A)と表現する。また、幅の中央を
縦の中央(A)とし、高さの中央を横の中央(A)と表
現する。この表現を用いて、(B)が(A)の右にある
ための条件の一例を以下に示す。 条件1: 左(A)<横の中央(B) 且つ 条件2: 下(A)≧上(B)≧上(A)又は、上
(A)>上(B)同時に 縦の中央(A)≦下(B) 図4(b)に上記の条件を満たした場合、つまり
「(B)が(A)の右にある」場合の例を示す。なお、
上記条件中の比較にあたり、横方向は、左に行くほど小
さく、縦方向は、上に行くほど小さいとする。
【0021】具体的な例として、「対象」が(1)であ
る場合を例として説明する。この場合、「対象の次」は
(2)であるから、(2)が(1)の右にあるか否かを
判断する。図2において、左(1)<横の中央(2)で
あり、且つ下(1)≧上(2)≧上(1)の条件を満た
すため、(2)は(1)の右にあると判断される。従っ
てS104はYESとなり、対象(1)の右リンク先を
対象の次(2)に設定する(S105)。次に「対象」
に「対象の次」を代入する(S111)。「対象」が
(1)である場合には、「対象の次」である(2)が代
入される。そしてS103から上述と同様にリンクを設
定する。図2に示されるように対象(3)までは、「対
象の次」に対して全て右リンクが設定される。
【0022】次に対象(4)からリンク先を決定する場
合、「対象の次」は(5)であるため、右リンクの条件
を満たさない(S104、NO)。次に対象の次(5)
が対象(4)に対して下にあるか否かを判断する(S1
06)。本段階では「対象の下にある」は、以下の条件
を満たす場合をいう。図4(a)の表現を用いて、
(B)が(A)の下にあるための条件の一例を以下に示
す。 条件1: 縦の中央(A)<上(B) 且つ 条件2: 右(B)≧左(A)≧左(B)又は、右
(A)≧左(B)≧左(A) 図4(c)に上記の条件を満たした場合、つまり
「(B)が(A)の下にある」場合の例を示す。
【0023】対象(4)と対象の次(5)については、
縦の中央(4)<上(5)であり、且つ右(5)≧左
(4)≧左(5)の条件を満たすため、(5)は(4)
の下にあると判断される。従ってS106はYESとな
り、対象(4)の下リンク先を対象の次(5)に設定す
る(S107)。次に「対象」に「対象の次」を代入す
る(S111)。「対象」が(4)である場合には、対
象の次である(5)が代入される。そしてS103から
上述と同様にリンクを設定していく。図2に示されるよ
うに対象(4)、対象(6)、対象(8)は、「対象の
次」に対して全て下リンクを設定する。
【0024】次に対象(5)からリンク先を決定する場
合、「対象の次」は(6)であるため、図から明らかな
ように右リンク及び下リンクの条件を満たさない(S1
04、NO 且つ S106、NO)。また、対象
(7)の場合も、対象の次(8)に対して同様に条件を
満たさない。従って、近いものリンクの探索を行うこと
となる(S108)。S108では、具体的には、「対
象」が(5)の場合、リストの先頭から対象まで(1か
ら5まで)の中から対象の次(6)に最も近いものを探
す。S108の処理の流れの詳細を図5に示す。
【0025】なお、図5のフローチャートで使用され
る、「横距離」と「距離」は、以下のように定義され
る。 距離(A,B)={左(A)−左(B)}2+{上
(A)−上(B)}2 横距離(A,B)={右(A)−右(B)}の絶対値 なお、距離(A,B)は、右辺の平方根として表される
べきであるが、ここでは、大小のみを比較すればよいた
め、上記のように定義されている。
【0026】ここでは、リストの先頭から対象までの1
つ1つについて検証していくため、「対象」とは別に、
「対象2」という新たな変数を設ける。また、「対象
2」にコンテンツmが代入された場合、対象2(m)と
表現する。まず、「対象2」にリストの先頭を代入す
る。本実施の形態では(1)を代入する。また、「対象
の次」へ右リンクする候補を「右リンク」、「対象の
次」へ下リンクする候補を「下リンク」とし、最初は
「右リンク」及び「下リンク」にはNULLを設定して
おく(S120)。
【0027】次に、「対象2」の右リンク先がNULL
であり、且つ「対象の次」は「対象2」の右にあるか否
かを判断する(S121)。S121がYESならば、
「対象の次」が「対象2」の右方向にあると判断し、次
に、「対象の次」を「対象2」の「右リンク」として設
定すべきかを検証する(S122)。S122では「右
リンク」がNULLであるか、あるいは、横距離(対象
2、対象の次)<横距離(右リンク、対象の次)である
かを判断する。どちらかの条件を満たしていれば(S1
22、YES)、「右リンク」に「対象2」を代入する
(S123)。本処理は、「右リンク」に何も設定され
ていない場合、あるいは「右リンク」に既に候補(コン
テンツ)が代入されており、「対象の次」から既に代入
されている候補までの横距離と、「対象の次」から「対
象2」までの横距離とを比較した結果、「対象の次」か
ら「対象2」までの横距離の方が小さい場合に、とりあ
えず「対象2」に代入されているコンテンツから「対象
の次」に代入されているコンテンツへの右リンクを設定
しておくのである。対象2にはリンクの先頭から対象ま
での全てが代入され1つ1つ検証されるため、全てを検
証し終えるまでは、「右リンク」は確定しないこととな
る。
【0028】S121がNOの場合、下リンクを設定で
きるか否かを検証する。まず「右リンク」がNULL、
且つ「対象2」の下リンク先がNULL、且つ上(対象
2)≦下(対象の次)の全ての条件を満たすか否かを判
断する(S124)。ここで、全ての条件を満たした場
合(S124、YES)、「対象の次」が「対象2」の
下方向にあると判断し、次に「対象の次」を「対象2」
の「下リンク」として設定すべきかを検証する(S12
5)。S125では、「下リンク」がNULLである
か、あるいは、距離(対象2、対象の次)<距離(下リ
ンク、対象の次)であるかを判断する。どちらかの条件
を満たしていれば(S125、YES)、「下リンク」
に「対象2」を代入する(S126)。本処理は、「下
リンク」に何も設定されていない場合、あるいは「下リ
ンク」に既に何か候補が代入されており、「対象の次」
から既に代入されている候補までの距離と、「対象の
次」から「対象2」までの距離とを比較した結果、「対
象の次」から「対象2」までの距離の方が小さい場合
に、とりあえず「対象2」に代入されているコンテンツ
から「対象の次」に代入されているコンテンツへの下リ
ンクを設定しておくのである。上述した右リンクと同
様、「対象2」にはリンクの先頭から「対象」までの全
てが代入され1つ1つ検証されるため、全てを検証し終
えるまでは、「下リンク」は確定しないこととなる。
【0029】S122、S124、S125がそれぞれ
NOである場合、または「右リンク」に「対象2」を代
入したか、「下リンク」に「対象2」を代入した場合、
「対象2」の次のコンテンツを「対象2」に代入する
(S127)。そして代入後の「対象2」が「対象」で
あるか否かをチェックし(S128)、「対象」でなけ
れば(S128、NO)、また、当該「対象2」につい
て上述と同様にリンクを調べていく。「対象」であれば
(S128、YES)、全て検証し終わったとされ、そ
の時点で、「右リンク」又は「下リンク」に代入されて
いるコンテンツをリンク先として設定する。「右リン
ク」がNULLでなければ(S129、NO)、「右リ
ンク」から「対象の次」に対して右リンクを設定する
(S130)ために真を返す(S131)。「右リン
ク」がNULLであり(S129、YES)、「下リン
ク」がNULLでなければ(S132、NO)、「下リ
ンク」から「対象の次」に対して下リンクを設定する
(S133)ために真を返す(S131)。「下リン
ク」もNULLであれば(S132、YES)、「対象
の次」に対して最も近いコンテンツが見つからなかった
ということで、偽を返す(S134)。
【0030】真が得られた場合(S108、YES)、
図3のS109で、「対象の次」に最も近いコンテンツ
の右(あるいは下)リンク先を「対象の次」に設定す
る。つまり、「右リンク」から「対象の次」に対して右
リンクを設定するか、あるいは「下リンク」から「対象
の次」に対して下リンクを設定するのである。逆に、偽
が得られた場合には(S108、NO)、リストの先頭
から「対象」までの中で「対象の次」に近いものが見つ
からなかったとして、「対象」の下リンクを「対象の
次」として強制的に設定する(S110)。
【0031】上述した流れを実際の例に当てはめて説明
する。対象の次(6)に対し、まず(1)から検証して
いく。対象2(1)の右リンクは図3のS104にて既
に設定されておりNULLではないため、S121はN
Oとなる。次に、S124で「右リンク」はNULLで
あり、且つ対象2(1)の下リンクはまだ設定されてお
らず、さらに対象2(1)の下には(6)があるため、
S124はYESとなる。次に、S125で「下リン
ク」はNULLであるため、S125はYESとなり、
「下リンク」に対象2(1)を代入する。
【0032】次に「対象2」に(2)を代入して、上述
と同様に検証していく。(2)も(1)と同様にS12
5まで流れるが、「下リンク」には既に(1)が代入さ
れているため、(1)と(2)からの対象の次(6)ま
での距離を比較することで「下リンク」に対象2(2)
を新たに代入すべきかを判断する。図2より明らかなよ
うに、距離(2、6)>距離(1、6)であるため(S
125、NO)、下リンクは(1)のままとする。次に
「対象2」に(3)及び(4)を順に代入して同様に検
証していくが、結局、距離(1、6)が最も小さくなる
ため、最終的には「下リンク」は(1)のままで、S1
31で真を返し、図3のS109にて、(1)の下リン
クが対象の次(6)となるよう設定する。なお、「対象
の次」が(8)の場合も上述と同様に検証し、(5)の
下リンクを対象の次(8)に設定する。
【0033】以上説明したように、第1段階にて基本の
リンク木が形成される。図6に基本木の作成の結果の例
を示す。図中の矢印が本段階で設定されたリンクであ
る。
【0034】次に、第2段階の右・下リンクの完全検索
によるリンク木の作成処理(S200)についてを説明
する。本段階では、第1段階の処理で、右リンク先もし
くは下リンク先がまだ決定されていない各コンテンツに
対して、リスト内のコンテンツの中から最適な右リンク
先・下リンク先を決定する。図7は、右・下リンク木の
完全作成の詳細な処理の流れを示すフローチャートであ
り、以下、本図を用いて上述の処理を説明する。
【0035】まず、「対象」にリストの先頭を代入する
(S201)。本実施の形態では、まず(1)が代入さ
れる。次に、「対象」がNULLであるか否かを判断す
る(S202)。「対象」がNULLである場合には
(S202、NO)、リンクを設定するためのコンテン
ツが存在しないと判断され、本処理を終了する。また、
S202で「対象」がNULLでない場合には(S20
2、YES)、次に、「対象」の右リンク先がNULL
であるか否かを判断する(S203)。「対象」の右リ
ンク先がNULLである場合には(S203、NO)、
右リンクがまだ設定されていないものと判断され、「対
象」の右リンク先の探索を行う(S204)。本実施の
形態においては、図6に示されるように(4)乃至
(9)については右リンク先が設定されていないため、
S204の処理が実行される。図8はS204の処理を
詳細に示したフローチャートである。以下、本図を用い
て右リンク先の探索処理について説明する。
【0036】なお、図8のフローチャートにおける「右
リンク1」は対象の右にあるという条件を満たすものが
代入され、「右リンク2」は対象の右下の30°扇形領
域にあるという条件を満たすものが代入されるとする。
図9に示すように、右リンクの探索処理には、「右にあ
る」という条件(右リンク1)だけでなく、右下方向3
0°の扇形の領域に入る条件(右リンク2)も用いるこ
ととする。なお、それぞれの条件を満たすコンテンツが
複数存在する場合は、「対象」からそれらまでの距離を
比較して最短距離のものを選択する。また、「右リンク
1」の条件を満たすコンテンツが見つかった場合には、
「右リンク2」の探索処理を中断し、「右リンク1」の
条件を満たすコンテンツを優先的に右リンク先として決
定する。また、リストの先頭から「対象」までの1つ1
つについて検証していくため、「対象」とは別に、「対
象2」という変数を設ける。
【0037】まず、「対象2」にリストの先頭(1)を
代入する。また、「右リンク1」及び「右リンク2」に
NULLを代入する(S220)。次に、「対象2」が
NULLであるか否かを判断する(S221)。「対象
2」がNULLでない場合は(S221、YES)、リ
スト内の全てのコンテンツに対しての検証が終了してい
ないものとされ、右リンクの探索処理を続行する。次に
「対象2」は「対象」であるか否かを判断する(S22
2)。「対象2」が「対象」である場合は(S222、
NO)、「対象」から「対象」自身へ右リンクを設定す
ることはないため、「対象2」に次のコンテンツを代入
し、探索処理を続行する(S228)。「対象2」が
「対象」でない場合(S222,YES)、次に、「対
象2」は「対象」の右にあるか否かを判断する(S22
3)。
【0038】本実施の形態において、対象(6)の右リ
ンク先を決定する場合、「対象2」が(1)から(5)
までは対象(6)の上に位置するため、S223はNO
となり、S226の処理が実行される。S226では、
「右リンク2」の設定を行うための条件を満たすか否か
を検討する。「右リンク2」に「対象2」が代入される
のは下記の条件を満たす場合である。 条件1、「右リンク1」はNULL、且つ 条件2、「対象2」は「対象」の右下の30°扇形領域
にある、且つ、 条件3、「右リンク2」はNULLあるいは距離(対
象、対象2)<距離(対象、右リンク2)
【0039】「対象2」が(1)から(5)及び(7)
の場合、条件2を満たさないため(S226、NO)、
「右リンク2」には代入されず、S228でリストで次
のコンテンツを「対象2」に代入する(S228)。対
象2(6)の場合には、S222がNOとなるため、同
じく「右リンク1」及び「右リンク2」は変わらない。
「対象2」が(8)の場合は、(6)の右下30°扇形
領域にあり、S226の条件1、2、3の全てを満たす
ため(S226、YES)、「右リンク2」に(8)が
代入される(S227)。「対象2」が(9)の場合に
は、(1)から(5)及び(7)と同様、S226の条
件を満たさないため、「右リンク2」は変わらない。な
お、上記の条件3のうち距離に関する条件は、「対象」
の右下の30°扇形領域にあるコンテンツが複数ある場
合、「対象」と最も距離の近いコンテンツを「右リンク
2」とするために設けられている。
【0040】(9)に対する検証が終了すると、S22
8の処理により、「対象2」がNULLとなるため(S
221、NO)、S229の処理を実行する。S229
では「右リンク1」がNULLでない場合には(S22
9、YES)、「右リンク2」より「右リンク1」を優
先させて、「右リンク1」に代入されているコンテンツ
を「対象」の右リンク先として設定する(S230)。
また、S229では「右リンク1」がNULLである場
合には(S229、NO)、「右リンク2」に代入され
ていたコンテンツを「対象」の右リンク先として設定す
る(S231)。上述のように、「対象」が(6)の場
合には、右リンク先は「右リンク2」に代入されていた
(8)となる。
【0041】また、別の具体例として、「対象」が7の
場合における右リンク先の決定過程を簡単に説明する。
「対象2」が(1)から(6)及び(8)の場合、S2
26の条件を満たさないため、「右リンク2」には何も
代入されない。ところが「対象2」が(9)の場合に
は、(7)の右にあるためS223がYESとなり、S
224の条件: 条件 「右リンク1」はNULL、あるいは横距離(対
象、対象2)<横距離(対象、右リンク1) のうち、「右リンク1」はNULLであるという条件を
満たすため、S228後、「対象2」はNULLとな
り、「右リンク1」に(9)が代入される。(9)はリ
ストで最後の項目であるため、S229の処理が実行さ
れ、さらにS229で「右リンク1」がNULLではな
いため(S229、YES)、対象(7)の右リンク先
は「右リンク1」に代入されていた(9)が設定される
こととなる(S230)。なお上記の条件のうち横距離
に関する条件は、「対象」の右に存在するコンテンツが
複数ある場合、「対象」と最も距離の近いコンテンツを
「右リンク1」とするために設けられている。
【0042】また、条件を全く満たさないため、「右リ
ンク1」及び「右リンク2」の両方に何も代入されない
場合がある。例えば、図6における(5)、(8)、
(9)については右リンクはNULLのままで何も設定
されない。
【0043】以上、図7のS204の処理が終了する
と、次に、S205で「対象」について下リンクの有無
を調べる。また、S203にて「対象」の右リンク先が
NULLでない場合(S203、YES)も同様にS2
05を行う。ここで、「対象」の下リンク先がNULL
であれば(S205、NO)、下リンクがまだ設定され
ていないものと判断され、「対象」の下リンク先の探索
を行う(S206)。図10はS206の処理を詳細に
示したフローチャートである。以下、本図を用いて下リ
ンク先の探索処理について説明する。
【0044】なお、図10のフローチャートにおける
「下リンク」は「対象」の下リンク先の候補を表す。本
処理では「対象」から見て、リスト内において「対象」
より下にあるという条件を満たし、且つ「対象」までの
縦距離が最短のコンテンツを選択して、下リンク先とす
る。但し、縦距離が同値のコンテンツが複数ある場合に
は、距離(絶対距離の二乗値)を比較して決定する。
【0045】上述の処理をフローチャートに沿って説明
すると、まず、「対象2」にリストの先頭(1)を代入
する。また、「下リンク」にNULLを代入する(S2
40)。次に、「対象2」がNULLであるか否かを判
断する(S241)。「対象2」がNULLでない場合
は(S241、YES)、リスト内の全てのコンテンツ
に対しての検証が終了していないものとされ、下リンク
の探索処理を続行する。次に「対象2」は「対象」であ
るか否か及び「対象2」は「対象」の下にあるか否かを
を判断する(S242)。「対象2」が「対象」である
場合は(S242、NO)、「対象」から「対象」自身
へ下リンクを設定することはないため、「対象2」に
「対象2」の次のコンテンツを代入し(S249)、探
索処理を続行する。S242で「対象2」が「対象」で
ない場合であって、且つ上(対象)<上(対象2)の場
合(S242,YES)、次に、「下リンク」がNUL
Lであるか否かを判断する(S243)。NULLであ
れば(S243、YES)、「下リンク」に「対象2」
を代入する(S244)。NULLでなければ(S24
3、NO)、下リンク可能なコンテンツが複数存在する
ものとして、それらの中から「対象」と最も距離が近い
コンテンツを下リンクとして設定するためにS245か
らS247の検証を行う。
【0046】まず、S245で縦距離(対象、対象2)
と縦距離(対象、下リンク)を比較する。縦距離(対
象、対象2)≧縦距離(対象、下リンク)ではない場合
(S245、NO)、「下リンク」に代入されている候
補より「対象2」の方が「対象」に近いと判断され、
「下リンク」に「対象2」を代入する(S244)。縦
距離(対象、対象2)≧縦距離(対象、下リンク)の場
合(S245、YES)は、次に、縦距離(対象、対象
2)=縦距離(対象、下リンク)であるか否かを調べ
る。縦距離(対象、対象2)=縦距離(対象、下リン
ク)でなければ(S246、NO)、「対象2」より
「下リンク」に代入されている候補からの距離の方が距
離が小さいと判断し、「下リンク」に代入されている候
補はそのまま保持される。縦距離(対象、対象2)=縦
距離(対象、下リンク)であれば(S246、YE
S)、次に、縦距離ではなく距離を検証する。距離(対
象、対象2)≧距離(対象、下リンク)であれば(S2
47、YES)、「下リンク」に代入されている候補は
保持され、距離(対象、対象2)≧距離(対象、下リン
ク)でなければ(S247、NO)、「下リンク」に代
入されている候補より「対象2」の方が「対象」に近い
と判断され、「下リンク」に「対象2」を代入する(S
244)。
【0047】S244の後、もしくは、S246がNO
の場合、あるいはS247がYESの場合には、「対象
2」の次のコンテンツを「対象2」に代入し(S24
9)、上述のように下リンクの探索を続行する。「対象
2」(9)の検証が終了すると、「対象2」がNULL
となるため(S241、NO)、全てのコンテンツにつ
いて探索を終了したということで、最終的に「下リン
ク」に代入されている候補を、「対象」の下リンク先と
して決定する(S248)。
【0048】具体的な例として、図6におけるコンテン
ツ(2)及び(3)の下リンクを設定する場合を上述し
た処理フローに沿って詳述する。「対象」が(2)の場
合、「対象2」に(1)から(9)まで代入していき、
下リンクするかどうか検証していく。「対象2」が
(5)となった時点で、S242、S243の条件を満
たすため、「下リンク」に(5)が代入される(S24
4)。本例では(5)以外に上(対象)<上(対象2)
となるものが存在しないため、「下リンク」に代入され
た候補(5)が、対象(2)の下リンク先として決定さ
れる(S248)。
【0049】「対象」が(3)の場合も、同様に「対象
2」に(1)から(9)まで代入していき、下リンクす
るかどうか検証していく。図6に示されるように、「対
象2」が(5)となった時点で、S242、S243の
条件を満たすため、「下リンク」に(5)が代入される
(S244)。次に「対象2」が(8)なった場合も、
S242の条件が満たされるが、「下リンク」はNUL
Lではないため(S243、NO)、(5)と(8)を
比較する。S245では縦距離(2、8)≧縦距離
(2、5)であり(S245、YES)、縦距離(2、
8)=縦距離(2、5)ではないため(S246、N
O)、「下リンク」は(5)のままである。「対象2」
が(9)であっても、(8)と同様に縦距離(2、9)
≧縦距離(2、5)であり(S245、YES)、縦距
離(2、9)=縦距離(2、5)ではないため(S24
6、NO)、「下リンク」は(5)のまま保持される。
結果として対象(3)の下リンク先は、(5)となる。
【0050】なお、条件を全く満たさないため、「下リ
ンク」に何も代入されない場合がある。例えば、図6に
おける(7)、(9)については「下リンク」はNUL
Lのままで何も設定されない。
【0051】以上、図7のS206の処理終了後、ある
いは、S205にて対象の下リンクがNULLでない場
合(S205、YES)、「対象」に「対象の次」を代
入し(S207)、S203からS206の処理を繰り
返す。結果として全てのコンテンツについて右及び下へ
のリンクを設定が完了する。図11に第2段階の結果の
例を示す。図中、点線で表した矢印が前段階で設定され
たリンクであり、実践で表した矢印が本段階で設定され
たリンクである。
【0052】次に、第3段階の左・下リンクの作成処理
(S300)について説明する。本段階では、第1段階
及び第2段階の処理で決定した右・下リンク先の情報を
用いて、左・上リンク先を決定する。また、複数のコン
テンツからある「対象」に対して右リンク(または下リ
ンク)が設定されている場合は、それらのうち「対象」
までの距離が最短のものを選択し、「対象」から選択し
たコンテンツに対して左リンク(または上リンク)を設
定するものとする。図12は、左・下リンク作成処理の
流れを示すフローチャートであり、以下、本図を用いて
上述の処理を説明する。
【0053】まず、「対象」にリストの先頭を代入する
(S310)。本実施の形態では、まず(1)が代入さ
れる。本段階でもリストの全てのコンテンツについて
(本例では(9)まで)順にリンク先を探索していく。
次に、「対象」がNULLであるか否かを判断する(S
320)。「対象」がNULLである場合には(S32
0、YES)、リンクを設定するためのコンテンツが存
在しない、もしくは、全てのコンテンツについてリンク
が設定されたものと判断され、本処理を終了する。
【0054】次に、「対象」から右逆リンク(つまり左
リンク)を設定する(S330)。S330の処理の詳
細を、図13(a)のフローチャートに示す。なお、
“対象の右リンク先”を「対象の右」、“「対象の右」
の左リンク先”を「対象の右の左」と表現することとす
る。まず、「対象の右」がNULLであるか否かを判断
する(S331)。NULLである場合には(S33
1、NO)、右リンクが設定されていないものに対して
その逆リンク(左リンク)は設定されないため、左リン
クの設定は行われない。「対象の右」がNULLではな
い場合(S331、YES)、次にS332の条件:
「対象の右の左」はNULLである、あるいは 距離(対象の右、対象)<距離(対象の右、対象の右の
左) を満たすか否かを判断する。上記の条件を満たした場合
は(S332、YES)、「対象の右の左」に「対象」
を代入する(S333)。上記の条件を満たさない場合
は、「対象の右の左」は変わらず、S330の処理を終
了する。なお上記の条件のうち距離に関する条件は、
「対象の右」の左に存在するコンテンツが複数ある場
合、「対象」と最も距離の近いものを左リンク先とする
ために設けられている。
【0055】次に、「対象」から下逆リンク(つまり上
リンク)を設定する(S340)。S340の処理の詳
細を、図13(b)のフローチャートに示す。なお、
“対象の下リンク先”を「対象の下」、“「対象の下リ
ンク先」の上リンク先”を「対象の下の上」と表現する
こととする。まず、「対象の下」がNULLであるか否
かを判断する(S341)。NULLである場合には
(S341、NO)、下リンクが設定されていないもの
に対してその逆リンク(上リンク)は設定されないた
め、上リンクの設定は行われない。「対象の下」がNU
LLではない場合(S341、YES)、次にS342
の条件:「対象の下の上」はNULLである、あるいは 距離(対象の下、対象)<距離(対象の下、対象の下の
上) を満たすか否かを判断する。上記の条件を満たした場合
は(S342、YES)、「対象の下の上」に「対象」
を代入する(S343)。上記の条件を満たさない場合
は、「対象の下の上」は変わらず、S340の処理を終
了する。なお上記の条件のうち距離に関する条件は、
「対象の下」の上に存在するコンテンツが複数ある場
合、「対象」と最も距離の近いものを上リンク先とする
ために設けられている。
【0056】S330及びS340の処理後は、「対
象」に次のコンテンツを代入し(S350)する。この
ようにして、リストの最後(9)までS320からS3
50の処理を繰り返すことによって、左、及び下リンク
先を決定していく。図14に第3段階の結果の例を示
す。図中、点線で表した矢印が第1段階及び第2段階で
設定されたリンクであり、実践で表した矢印が本段階で
設定されたリンクである。
【0057】次に、第4段階の左・下リンクの完全検索
処理(S400)についてを説明する。本段階では、第
3段階の処理で、左リンク先もしくは上リンク先がまだ
決定されていない各コンテンツに対して、リンクを設定
する。各対象に対して、リスト内のコンテンツの中から
最適な左リンク先・上リンク先を決定する。本段階は基
本的に、第2段階の右下リンクの完全検索と同様の処理
であり、右・下方向の代わりに左・上方向へのリンク先
の決定を行う。また、図15に示すように、左リンクの
探索処理には、「左にある」という条件を用いず、「左
上方向30°の扇形の領域に入る」という条件を用いる
こととする。図16及び図17は、左・上リンク木の完
全作成の詳細な処理の流れを示すフローチャートであ
り、以下、本図を用いて上述の処理を説明する。なお、
上リンクの探索処理は、下リンクの探索処理と同じ原理
であるため、フローチャートを省略する。
【0058】まず、図16において、「対象」にリスト
の先頭を代入する(S410)。本実施の形態では、ま
ず(1)が代入される。次に、「対象」がNULLであ
るか否かを判断する(S420)。「対象」がNULL
である場合には(S420、NO)、リンクを設定する
ためのコンテンツが存在しない、もしくは、全てのコン
テンツについてリンクが設定されたものと判断され、本
処理を終了する。
【0059】また、S420で「対象」がNULLでな
い場合には(S420、YES)、次に、「対象」の左
リンク先がNULLであるか否かを判断する(S43
0)。「対象」の左リンク先がNULLである場合には
(S430、NO)、左リンクがまだ設定されていない
ものと判断され、「対象」の左リンク先の探索を行う
(S440)。本実施の形態においては、図14に示さ
れるように(5)については左リンク先が設定されてい
ないため、「対象」に(5)が代入された場合には、S
440の処理が実行される。図17はS440の処理を
詳細に示したフローチャートである。以下、本図を用い
て左リンク先の探索処理について説明する。
【0060】本処理でも、リストの先頭から対象までの
1つ1つについて検証していくため、「対象」とは別
に、「対象2」という変数を設けておく。まず、「対象
2」にリストの先頭(1)を代入する。また、「左リン
ク」にNULLを代入する(S441)。次に、「対象
2」がNULLであるか否かを判断する(S442)。
「対象2」がNULLでない場合は(S442、YE
S)、リスト内の全てのコンテンツに対しての検証が終
了していないものとされ、左リンクの探索処理を続行す
る。S443では左リンク設定のための条件を満たすか
否か判断する(S443)。下記に示される条件のどち
らかの条件を満たした場合(S443,YES)、「左
リンク」に「対象2」を代入する(S444)。
【0061】条件A 「左リンク」がNULLである、
且つ「対象2」は「対象」の左上の30°扇形領域にあ
る。 条件B 距離(対象2,対象)<距離(左リンク、対
象) 上記の条件Bの条件は、「対象」の左上の30°扇形領
域に存在するコンテンツが複数ある場合、「対象」と最
も距離の近いものを左リンクとするために設けられてい
る。
【0062】S444の終了後、あるいは上述のS44
3の条件をいずれも満たさない場合には(S443、N
O)、「対象2」に次のコンテンツを代入し(S44
5)、上述の処理を繰り返す。「対象2」がNULLと
なった場合(S442、NO)、当該対象についてリス
トの全てのコンテンツに対する左リンクの探索を行った
と判断され、最終的に「左リンク」に代入されているも
のを「対象」の左リンク先として設定する(S44
6)。
【0063】本実施の形態において、「対象」が(5)
であり、「対象2」が(1)の場合には、上記の条件A
を満たすため、「左リンク」に(1)が代入される。対
象2が(2)乃至(9)の場合には、上述の条件のいず
れも満たさないため、最終的には(1)が(5)の左リ
ンク先となる。
【0064】S440で左リンク先の探索を行った後
は、上リンク先の探索を行う。まず、「対象」の上リン
クがNULLであるか否かを判断する(S450)。N
ULLである場合には(S450、NO)、S460で
「対象」の上リンク先の探索を行う。S460の処理
は、図7におけるS206(「対象」の下リンク先の探
索)と同様であるため、詳細は省略する。S460の処
理の終了後、あるいは、「対象」の上がNULLではな
い場合(S450、YES)、「対象」に次のコンテン
ツを代入し(S470)、また、S430からS460
の処理を繰り返す。このように最終的には、リストにお
ける全てのコンテンツについて左及び上リンクが探索さ
れ、リンクの設定が完了する。図18に第4段階の結果
の例を示す。図中、点線で表した矢印が第1段階乃至第
3段階で設定されたリンクであり、実践で表した矢印が
本段階で設定されたリンクである。
【0065】なお、この時点で全ての段階の処理が終了
し、図19に示されるように全体のリンク木が完成す
る。上述したように、リンク設定において、位置情報及
び距離を用いるようにし、且つ段階的にリンクを設定す
るようにしたため、視覚的に自然なリンク木が形成され
ている。例えば図19では、従来の手法では、(5)か
ら(6)に強制的に下リンクされてしまうが、本発明に
よれば、(5)から(8)へ下リンクが設定され、ユー
ザにとっては視覚的に自然で無理の無いフォーカス移動
が可能となる。
【0066】実施の形態2.リンクを設定すべきコンテ
ンツが実施の形態1に示されるように単純な形であれば
問題はないが、実際Web上で表示されるコンテンツに
は様々な形状を有するものがあり、例えばハイパーリン
ク等には、長さがあるため改行されて複数の行を有する
場合がある。図20にそのような場合の例を示す。図
中、500には、コンテンツ(1)乃至(4)が画面に
表示された状態が示されているが、図から明らかなよう
に(3)は改行されて、最初の要素3A、中間の要素3
B、最後の要素3Cから構成されるコンテンツとなって
おり、他のコンテンツとの相対的位置及び距離を一意に
決定できない形状を有している。その際、本発明におい
ては、最初の行及び最後の行の位置、サイズ、観察方向
をパラメータとして、代用の位置とサイズを換算し、そ
の換算結果を基にリンクを設定する。
【0067】(3)から右方向を見るときには、(3)
の代用位置は(3C)の横座標と(3A)の縦座標を用
い、サイズ(幅)は(3C)のサイズを用いる。同様に
下の方向を見る場合も、(3C)の横座標と(3A)の
縦座標を用い、サイズは(3C)のサイズを用いる。ま
た、別のコンテンツから(3)を右に見る場合には、左
の枠の網部分の位置とサイズを、(3)を下方向に見る
場合には、上の枠の網部分の位置とサイズを用いる。
【0068】以上を図20の例を用いて様々な観察方向
についての代用位置とサイズを簡便に記載すると、以下
ようになる。 1)観察方向:(3)を1(上)から見る場合(50
1) 代用位置=上(3A)、左(3C) 代用サイズ=高さ(3Aの高さ)、幅(全体の幅) 2)観察方向:(3)から4(下)を見る場合(50
2) 代用位置=上(3A)、左(3C) 代用サイズ=高さ(3Aの高さ)、幅(全体の幅) 3)観察方向:(3)を2(右)から見る場合(50
3) 代用位置=上(3A)、左(3A) 代用サイズ=高さ(全体の高さ)、幅(3Aの幅) 4)観察方向:(3)から4(右)を見る場合(50
4) 代用位置=上(3A)、右(3C) 代用サイズ=高さ(全体の高さ)、幅(3Cの幅)
【0069】なお、このように換算した結果を、予めメ
モリ等に格納しておいてもよいし、リンクを設定する際
にその都度換算して使用してもよい。
【0070】実施の形態3.上述した実施の形態1及び
2を応用し、Webページ等で頻繁に使用されるフレー
ムについても、同様にリンクを設定することができる。
以下に、複数のフレームがある場合の、各フレーム内の
コンテンツ及びフレームに対するリンクの設定について
詳述する。
【0071】なお、各フレームに対しては実施の形態1
で述べたリンク木形成手法を独立に持たせることとす
る。従ってフレーム内では上述の手法のみで対応可能で
ある。本実施の形態では、フレーム間のリンク設定を、
フレームの表示状況(スクロール状況)に応じて動的に
行うものとする。この動的リンク設定を簡単に述べる
と、対象のフレームから別フレームに対してリンクを設
定する場合、当該別フレームにコンテンツが存在すれ
ば、当該コンテンツのうち、リンク元のコンテンツと最
も距離の小さいコンテンツに対してリンクが設定される
こととする。また、別フレームにコンテンツは存在する
が、フレームのスクロール状態によってコンテンツが画
面に表示されていない場合に、当該別フレーム方向にフ
ォーカス移動先を入力すると、当該別フレームにフォー
カスするのみであり、画面に表示されていないコンテン
ツにはリンク設定されずフォーカスしない。また、同じ
フレーム内であっても、入力された移動方向のコンテン
ツが視認できなければ、リンク設定されていたとしても
フレームがスクロールするのみであり、フォーカスはさ
れない。コンテンツが視認できるようになってからフォ
ーカスする。図21はこのようなフォーカス移動処理の
詳細を示したフローチャートであり、以下、本図を用い
て説明する。
【0072】まず、方向Xへ移動の入力があった(S6
00)場合、現在フォーカス中のフレームに選択可能な
コンテンツがないか、又は、現在フォーカス中のフレー
ム内において方向Xのリンク先はNULLであるかを判
断する(S601)。S601がNOである場合には、
現在フォーカス中のフレーム内に選択可能なコンテン
ツ、つまりフォーカス移動先が存在すると判断される。
次に、フォーカス移動先をユーザが視認できる位置にあ
るか否かを判断する(S602)。つまり、フレームの
スクロール状況によってリンク先が画面上に表示されな
い場合があるため、その判断をS602で行う。リンク
先が表示されている場合には(S602、YES)、方
向Xのリンク先へフォーカス移動する(S603)。ま
た、リンク先が表示されていない場合には(S602、
NO)、リンク先が画面に表示されるよう方向Xへ画面
の一部分をスクロールし、当該リンク先にフォーカス移
動する(S605)。
【0073】次に、S601がYESの場合の処理につ
いて詳述する。この場合、現在フォーカス中のフレーム
内で方向Xに選択可能なリンク先が存在しないと判断さ
れ、次に、現在のフレームがXの方向へ限度ぎりぎりま
でスクロールされているか否かを判断する(S60
4)。S604がNOならば、当該フレームには方向X
へスクロールの余地があるとして、方向Xへ画面の一部
分をスクロールする(S605)。また、S604がY
ESの場合、当該フレームには方向Xへのスクロールの
余地がないとされ、次に、現在フォーカス中のフレーム
とX方向に接近する別のフレームが存在するか否かを判
断する(S606)。接近する別のフレームが存在すれ
ば(S606、NO)、当該接近する別フレームにフォ
ーカス移動する(S607)。なお、S607の動きを
詳述すると、現在フォーカス中の選択可能なものから距
離が最も小さい移動先フレームの中の選択可能なコンテ
ンツへリンク先としてフォーカス移動する。また、移動
先フレームに選択可能なコンテンツが存在しない場合、
移動先フレーム自体をフォーカスするのみとなる。さら
に、この時の移動先フレームは、次に入力があれば当該
フレームはスクロール対象となるため、フォーカスされ
たフレームとしての情報は保持される。また、S606
がYESの場合は何も行われず終了する。
【0074】具体例として、図22に示したような4つ
のフレームを含むコンテンツにおけるフォーカス移動を
以下に説明する。コンテンツ(2)がフォーカス中で下
移動キーが押された場合:コンテンツ(3)へフォーカ
スを移動する(S603、フレーム内のフォーカス移
動)。
【0075】コンテンツ(3)がフォーカス中で下移動
キーが押された場合:コンテンツ(3)の下リンク先は
NULLであり(S601、YES)、且つフレーム1
は下方向へのスクロールが不可であり(S604、YE
S)、且つ下方向に接近したフレームがないため(S6
06、YES)、何も行われない。
【0076】コンテンツ(2)がフォーカス中で右移動
キーが押された場合:コンテンツ(2)の右リンク先は
NULLであり(S601、YES)、且つフレーム1
は右方向へのスクロールが不可であるが(S604、Y
ES)、右方向に隣接するフレーム2が存在するため
(S606、NO)、フォーカスをフレーム2へ移動す
る(S607)。そこで、フレーム2の現在位置により
コンテンツ(5)はコンテンツ(2)のと距離が一番小
さいものと計算されるため、コンテンツ(5)へフォー
カスを移動します(S607、フレーム間移動)。
【0077】コンテンツ(6)がフォーカス中で下移動
キーが押された場合:リンク先のコンテンツ(7)は画
面にまだ見えないため(S602、NO)、コンテンツ
(7)へのフォーカス移動をスキップして、コンテンツ
(7)が見えるようにフレーム2の一部分ずつスクロー
ルする(S605、フレーム内スクロール)。
【0078】コンテンツ(6)がフォーカス中で右移動
キーが押された場合:コンテンツ(6)の右リンク先が
NULLであり(S601、YES)、かつ右へのスク
ロールが不可であるので(S604、YES)、右に接
近するフレーム4にフォーカスを移動する(S60
7)。但し、フレーム4には選択可能なコンテンツが存
在しないため、フォーカスのフレームとしてフレーム4
の情報を保持するのみである。
【0079】以上、本発明の様々な実施の形態を説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されることは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適用可能
であることはもちろんである。
【0080】(付記1)画面に表示される複数の対象に
対し、おのおの選択可能にリンクを設定し対象全体のリ
ンク木を形成するリンク木形成装置であって、各対象の
位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記取得した
位置情報に基づいて、第m対象を基準として所定の方向
に第n対象のみが存在する場合には、第m対象と第n対
象にリンクを設定し、第m対象を基準として前記所定の
方向に複数の対象が存在する場合には、第m対象から前
記所定の方向に存在する各対象との距離に基づいてリン
クを設定するリンク設定手段とを備えたことを特徴とす
るリンク木形成装置。 (付記2)付記1に記載のリンク木形成装置において、
前記リンク設定手段は、前記所定の方向に存在する複数
の対象のうち、第m対象からの距離が最も小さい対象と
のリンクを設定することを特徴とするリンク木形成装
置。 (付記3)付記1又は付記2に記載のリンク木形成装置
において、前記距離は、画面横方向の距離、画面縦方向
の距離、画面横方向及び縦方向の双方に基づく距離の少
なくともいずれかを含むことを特徴とするリンク木形成
装置。 (付記4)付記1乃至付記3のいずれかに記載のリンク
木形成装置において、前記リンク設定手段は、各対象に
おいて所定の複数の方向のうち第1の条件を満たす方向
に存在する対象へのリンクを設定するための第1設定手
段と、前記所定の複数の方向のうち前記第1設定手段に
おいてリンクが設定されなかった方向に存在する対象で
あって、第2の条件を満たす方向に存在する対象へのリ
ンクを設定するための第2設定手段とを備えたことを特
徴とするリンク木形成装置。 (付記5)付記4に記載のリンク木形成装置において、
前記リンク設定手段は、前記第1設定手段及び第2設定
手段で設定した前記所定の複数の方向に対する逆の方向
であって、第3の条件を満たす方向に存在する対象への
リンクを設定するための第3設定手段と、前記複数の逆
の方向のうち前記第3設定手段においてリンクが設定さ
れなかった方向に存在する対象であって、第4の条件を
満たす方向に存在する対象へのリンクを設定するための
第4設定手段とを備えたことを特徴とするリンク木形成
装置。 (付記6)付記1乃至付記5のいずれかに記載のリンク
木形成装置において、第m対象から第n対象までの距離
が複数定義され場合、それらの距離における最短距離と
最長距離のの位置とサイズと方向の少なくともいずれか
をパラメータとして、前記第n対象の代用対象としての
位置とサイズを換算する換算手段を備え、前記位置情報
取得手段は前記換算手段により換算された数値を取得す
ることを特徴とするリンク木形成装置。 (付記7)付記1乃至付記6のいずれかに記載のリンク
木形成装置において前記対象の種別には、Webブラウ
ザで表示されるハイパーリンク及びオブジェクトを含む
コンテンツ、もしくはフレームのいずれかが含まれるこ
とを特徴とするリンク木形成装置。 (付記8)付記7に記載のリンク木形成装置において、
前記対象の種別を判断する判断手段と、前記判断手段に
より前記対象がフレームであると判断された場合、さら
に当該フレーム内に選択可能なフレーム以外の対象を検
出する検出手段と、前記検出手段によりフレーム以外の
対象が検出された場合、当該対象に対して別フレームか
らリンクを設定するフレーム間リンク設定手段を備えた
ことを特徴とするリンク木形成装置。 (付記9)付記8に記載のリンク木形成装置において、
前記フレーム間リンク設定手段による設定は、画面でリ
ンク先の対象が視認できる位置に存在する場合にのみ各
対象同士のリンクを設定し、当該設定は、フレームのス
クロール状態によって可変とすることを特徴とするリン
ク木形成装置。 (付記10)付記1乃至付記9のいずれかに記載のリン
ク木形成装置において、前記リンク設定手段は、十字ボ
タンによる入力に基づいてフォーカス移動するためのリ
ンクを設定することを特徴とするリンク木形成装置。 (付記11)画面に表示される複数の対象に対し、おの
おの選択可能にリンクを設定し対象全体のリンク木を形
成するリンク木形成方法であって、第m対象を基準とし
て所定の方向に第n対象のみが存在する場合には、第m
対象と第n対象にリンクを設定する第1処理と、第m対
象を基準として所定の方向に複数の対象が存在する場合
には、第m対象から前記所定の方向に存在する各対象と
の距離に基づいてリンクを設定する第2処理とを備えた
ことを特徴とするリンク木形成方法。 (付記12)付記11に記載のリンク木形成方法におい
て、前記第2処理は、各対象において所定の複数の方向
のうち第1の条件を満たす方向に存在する対象へのリン
クを設定するための第1ステップと、前記所定の複数の
方向のうち前記第1設定手段においてリンクが設定され
なかった方向に存在する対象であって、第2の条件を満
たす方向に存在する対象へのリンクを設定するための第
2ステップとを備えたことを特徴とするリンク木形成方
法。 (付記13)付記12に記載のリンク木形成方法におい
て、前記第2処理は、前記第1ステップ及び第2ステッ
プで設定した前記所定の複数の方向に対する逆の方向で
あって、第3の条件を満たす方向に存在する対象へのリ
ンクを設定するための第3ステップと、前記複数の逆の
方向のうち前記第3ステップにおいてリンクが設定され
なかった方向に存在する対象であって、第4の条件を満
たす方向に存在する対象へのリンクを設定するための第
4ステップとを備えたことを特徴とするリンク木形成方
法。 (付記14)付記11乃至付記13のいずれかに記載の
リンク木形成方法において、第m対象から第n対象まで
の距離が複数定義され場合、それら距離における最短距
離と最長距離の位置とサイズと方向の少なくともいずれ
かをパラメータとして、前記第n対象の代用対象として
の位置とサイズを換算する換算ステップを備え、前記第
1処理及び前記第2処理は、前記換算ステップにより換
算された数値に基づいて実行されることを特徴とするリ
ンク木形成方法。 (付記15)付記11乃至付記14のいずれかに記載の
リンク木形成方法において、フレーム内に存在する対象
に対して別フレームからリンクを設定する場合には、画
面上で当該対象が視認できる位置に存在する場合にのみ
当該対象とのリンクを設定し、当該リンクの設定はフレ
ームのスクロール状態によって可変とすることを特徴と
するリンク木形成方法。 (付記16)画面に表示される複数の対象に対し、おの
おの選択可能にリンクを設定し対象全体のリンク木を形
成するリンク木形成用プログラムであって、第m対象を
基準として所定の方向に第n対象のみが存在する場合に
は、第m対象と第n対象にリンクを設定する第1処理
と、第m対象を基準として所定の方向に複数の対象が存
在する場合には、第m対象から前記所定の方向に存在す
る各対象との距離に基づいてリンクを設定する第2処理
とをコンピュータに実行させることを特徴とするリンク
木形成用プログラム。 (付記17)付記16に記載のリンク木形成用プログラ
ムにおいて、前記第2処理は、各対象において所定の複
数の方向のうち第1の条件を満たす方向に存在する対象
へのリンクを設定するための第1ステップと、前記所定
の複数の方向のうち前記第1設定手段においてリンクが
設定されなかった方向に存在する対象であって、第2の
条件を満たす方向に存在する対象へのリンクを設定する
ための第2ステップとをコンピュータに実行させること
を特徴とするリンク木形成用プログラム。 (付記18)画面に表示される複数の対象に対し、おの
おの選択可能にリンクを設定し対象全体のリンク木を形
成するに際し、第m対象を基準として所定の方向に第n
対象のみが存在する場合には、第m対象と第n対象にリ
ンクを設定する第1処理と、第m対象を基準として所定
の方向に複数の対象が存在する場合には、第m対象から
前記所定の方向に存在する各対象との距離に基づいてリ
ンクを設定する第2処理とをコンピュータに実行させる
ことを特徴とするリンク木形成用プログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、画面に
表示される複数の対象に対し、幾何学的方向及び距離の
双方に基づいて行うようにしたため、1次元リストの順
番を絶対条件としていた従来の手法に比べ、例えば十字
ボタン等によるフォーカス移動のためのリンク木を視覚
的に無理の無い自然な形で形成することができる。従っ
て、このようなリンク木を形成するブラウザを利用する
場合、ユーザにとっては使い勝手が良く、操作性に優れ
たものとなる。また、リンクの設定においては、第m対
象から別の対象に対しリンクを設定する場合、第m対象
から見て同じ方向に複数のリンク可能対象が存在する場
合、第m対象からの距離が最も小さいものをリンク先と
して設定することによって、自然なフォーカス移動を実
現するリンク木の形成が可能となる。
【0082】また、本発明は、段階的にリンクを設定す
ることにより、対象のレイアウトに対応して、より柔軟
にリンクを設定することができ、結果的にユーザにとっ
て望ましいリンク木を形成することができる。従って、
マウス装置を使用せず、ボタンの少ないリモコンや十字
ボタンなどの入力装置を有する携帯端末やWebテレビ
等でも、容易且つ違和感無く画面に表示されたコンテン
ツをフォーカス移動もしくは選択でき、ユーザにとって
使い勝手の良い装置となる。
【0083】さらにまた、ホームページ等で頻繁に使用
されるフレームにおいても、本発明は適用可能であるた
め、別フレームのオブジェクトに対するリンク設定も容
易に行うことができる。さらに、フレームのスクロール
状態によって変化するコンテンツの表示状態によって当
該リンク設定は、動的にリンクを設定できるため、フレ
ームを含むリンク設定も、上述と同様に視覚的に自然な
リンク設定が可能となる。また、そうしたリンク設定を
行うことにより、画面上での自然なフレームの動き及び
フォーカス移動を保証するものとなり、さらにユーザの
使い勝手が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるリンク木形成装置
によるリンク木作成処理の流れを段階的に示したフロー
チャートである。
【図2】実施の形態1においてリンク木作成前の選択可
能なもののレイアウトの一例を示す図である。
【図3】実施の形態1における第1段階「基本リンク木
の作成処理」の流れを示すフローチャートである。
【図4】実施の形態1におけるコンテンツのサイズと位
置の記述の定義及びコンテンツ間の相対位置の定義を示
す図である。
【図5】実施の形態1における第1段階中の、リストの
先頭から対象までの中から対象の次までの距離が最も近
いものを探索する処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図6】実施の形態1における第1段階の処理結果を示
す図である。
【図7】実施の形態1における第2段階「右・下リンク
木の完全作成処理」の流れを示すフローチャートであ
る。
【図8】実施の形態1における第2段階中の右リンク先
探索処理を詳細に示したフローチャートである。
【図9】実施の形態1における第2段階中の右リンク先
探索処理において用いられる右リンクのための条件の一
例を示す図である。
【図10】実施の形態1における第2段階中の下リンク
先探索処理を詳細に示したフローチャートである。
【図11】実施の形態1における第2段階の処理結果を
示す図である。
【図12】実施の形態1における第3段階「左・下リン
ク作成処理」の流れを示すフローチャートである。
【図13】実施の形態1における第3段階中の左リンク
作成処理及び下リンク作成処理の詳細を示すフローチャ
ートである。
【図14】実施の形態1における第3段階の処理結果を
示す図である。
【図15】実施の形態1における第4段階中の左リンク
先探索処理において用いられる左リンクのための条件の
一例を示す図である。
【図16】実施の形態1における第4段階「左・上リン
ク木の完全作成処理」の流れを示すフローチャートであ
る。
【図17】実施の形態1における第4段階中の左リンク
先探索処理を詳細に示すフローチャートである。
【図18】実施の形態1における第4段階の処理結果を
示す図である。
【図19】実施の形態1における第1段階から第4段階
の処理によって作成されたリンク木の一例を示す図であ
る。
【図20】実施の形態2において、リンクを設定すべき
対象が複数の距離を有する場合の代用位置及びサイズの
換算処理について示した図である。
【図21】実施の形態3において、複数のフレームを有
する場合のフレーム間フォーカス移動処理の詳細を示し
たフローチャートである。
【図22】実施の形態3におけるフォーカス移動の具体
例を示す図である。
【図23】通常のリスト木作成の手順を示すフローチャ
ートである。
【図24】従来の手法によってリンク木を作成した場合
のリンク木形成結果である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面に表示される複数の対象に対し、お
    のおの選択可能にリンクを設定し対象全体のリンク木を
    形成するリンク木形成装置であって、 各対象の位置情報を取得する位置情報取得手段と、 前記取得した位置情報に基づいて、第m対象を基準とし
    て所定の方向に第n対象のみが存在する場合には、第m
    対象と第n対象にリンクを設定し、第m対象を基準とし
    て前記所定の方向に複数の対象が存在する場合には、第
    m対象から前記所定の方向に存在する各対象との距離に
    基づいてリンクを設定するリンク設定手段とを備えたこ
    とを特徴とするリンク木形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のリンク木形成装置にお
    いて、 前記リンク設定手段は、 各対象において所定の複数の方向のうち第1の条件を満
    たす方向に存在する対象へのリンクを設定するための第
    1設定手段と、 前記所定の複数の方向のうち前記第1設定手段において
    リンクが設定されなかった方向に存在する対象であっ
    て、第2の条件を満たす方向に存在する対象へのリンク
    を設定するための第2設定手段とを備えたことを特徴と
    するリンク木形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2のいずれかに記載
    のリンク木形成装置において、 第m対象から第n対象までの距離が複数定義される場
    合、それらの距離における最短距離と最長距離の位置と
    サイズと方向の少なくともいずれかをパラメータとし
    て、前記第n対象の代用対象としての位置とサイズを換
    算する換算手段を備え、 前記位置情報取得手段は前記換算手段により換算された
    数値を取得することを特徴とするリンク木形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    のリンク木形成装置において、 前記対象の種別には、Webブラウザで表示されるハイ
    パーリンク及びオブジェクトを含むコンテンツ、もしく
    はフレームのいずれかが含まれることを特徴とするリン
    ク木形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のリンク木形成装置にお
    いて、 前記対象の種別を判断する判断手段と、 前記判断手段により前記対象がフレームであると判断さ
    れた場合、さらに当該フレーム内に選択可能なフレーム
    以外の対象を検出する検出手段と、 前記検出手段によりフレーム以外の対象が検出された場
    合、当該対象に対して別フレームからリンクを設定する
    フレーム間リンク設定手段を備えたことを特徴とするリ
    ンク木形成装置。
  6. 【請求項6】 画面に表示される複数の対象に対し、お
    のおの選択可能にリンクを設定し対象全体のリンク木を
    形成するリンク木形成方法であって、 第m対象を基準として所定の方向に第n対象のみが存在
    する場合には、第m対象と第n対象にリンクを設定する
    第1処理と、 第m対象を基準として所定の方向に複数の対象が存在す
    る場合には、第m対象から前記所定の方向に存在する各
    対象との距離に基づいてリンクを設定する第2処理とを
    備えたことを特徴とするリンク木形成方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のリンク木形成方法にお
    いて、 前記第2処理は、 各対象において所定の複数の方向のうち第1の条件を満
    たす方向に存在する対象へのリンクを設定するための第
    1ステップと、 前記所定の複数の方向のうち前記第1設定手段において
    リンクが設定されなかった方向に存在する対象であっ
    て、第2の条件を満たす方向に存在する対象へのリンク
    を設定するための第2ステップとを備えたことを特徴と
    するリンク木形成方法。
  8. 【請求項8】 画面に表示される複数の対象に対し、お
    のおの選択可能にリンクを設定し対象全体のリンク木を
    形成するリンク木形成用プログラムであって、 第m対象を基準として所定の方向に第n対象のみが存在
    する場合には、第m対象と第n対象にリンクを設定する
    第1処理と、 第m対象を基準として所定の方向に複数の対象が存在す
    る場合には、第m対象から前記所定の方向に存在する各
    対象との距離に基づいてリンクを設定する第2処理とを
    コンピュータに実行させることを特徴とするリンク木形
    成用プログラム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のリンク木形成用プログ
    ラムにおいて、 前記第2処理は、 各対象において所定の複数の方向のうち第1の条件を満
    たす方向に存在する対象へのリンクを設定するための第
    1ステップと、 前記所定の複数の方向のうち前記第1設定手段において
    リンクが設定されなかった方向に存在する対象であっ
    て、第2の条件を満たす方向に存在する対象へのリンク
    を設定するための第2ステップとをコンピュータに実行
    させることを特徴とするリンク木形成用プログラム。
  10. 【請求項10】 画面に表示される複数の対象に対し、
    おのおの選択可能にリンクを設定し対象全体のリンク木
    を形成するに際し、 第m対象を基準として所定の方向に第n対象のみが存在
    する場合には、第m対象と第n対象にリンクを設定する
    第1処理と、 第m対象を基準として所定の方向に複数の対象が存在す
    る場合には、第m対象から前記所定の方向に存在する各
    対象との距離に基づいてリンクを設定する第2処理とを
    コンピュータに実行させることを特徴とするリンク木形
    成用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
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