JP4914803B2 - プラント監視用表示システム - Google Patents

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本発明は、プラントの監視のために表示装置にプラント情報をプラント情報画面として表示するのに用いられるプラント監視用表示システムに関する。
例えば火力発電所では、プラント監視システムによりプラントプロセスの監視やそれに伴う制御など行う。プラント監視システムは、プラントプロセスの状態などに関する情報、例えばプラントプロセスを構成する各種機器の状態に関する情報やプラントプロセスに設けられている各種計測機器で得られるプロセスデータとしての情報などであるプラント情報をプラント情報画面として表示装置に表示し、そのプラント情報画面に基づいてプラントプロセスの監視を行えるようになっている。
こうしたプラント監視システムは、一般に、プラント監視用表示システムを備え、そのプラント監視用表示システムによりプラント情報画面の表示装置への表示を制御する。プラント監視用表示システムによるプラント情報画面の表示には、操作者が目的のプラント情報画面をメニュー画面で選択指定することでなされるメニュー画面方式と、既に表示されているプラント情報画面上での操作により目的のプラント情報画面を呼び出すことでなされる画面上操作方式がある。
メニュー画面方式によるプラント情報画面の表示では、表示装置に表示可能なプラント情報画面のそれぞれについて作成してあるプラント情報タイトルをメニュー画面で一覧的に表示できるようにしてあり、操作者の要求に応じてメニュー画面を表示し、そのメニュー画面におけるプラント情報タイトルにより操作者が必要とするプラント情報画面を指定するのを受けて該当のプラント情報画面を表示する。
一方、画面上操作方式では、表示領域に表示のプラント情報画面に操作対象画像要素を含ませてあり、その操作対象画像要素に対してクリックなどの操作を操作者が行うのを受けて、操作対象画像要素にリンクしているプラント情報画面を表示する。
またプラント監視用表示システムによるプラント情報画面の表示では、複数画面表示方式とするのが一般的である。すなわち表示装置の表示画面を複数の表示領域に分割し、その複数の表示領域のそれぞれにプラント情報画面を表示することで複数プラント情報画面の同時表示を行う方式が一般的に用いられている。こうした複数画面表示方式では、4画面表示とするのが通常である。
以上のようなプラント監視用表示システムないしプラント監視システムについては、例えば特許文献1や特許文献2に開示の例が知られている。
特開2005−55965号公報 特開2001−125629号公報
プラント情報画面は、互いに関連性を有する場合が少なくない。プラント情報画面間の関連性には、次表示関係として関連する場合と同時表示関係として関連する場合がある。次表示関係とは、或るプラント情報画面Pxが表示画面における或る表示領域Wxに表示されたら、そのプラント情報画面Pxの表示に続いて表示領域Wxの表示更新として他の或るプラント情報画面Pyが表示される場合のプラント情報画面Pxに対するプラント情報画面Pyの関係である。つまり次表示関係は、表示更新における更新前のプラント情報画面と更新後のプラント情報画面の関係である。以下では、この次表示関係におけるプラント情報画面Pyをプラント情報画面Pxに対する次画面と呼ぶ。またプラント情報画面Pxを次画面との関係におけるキー画面として次画面関係キー画面と呼ぶ。
一方、同時表示関係とは、或る表示領域Wxに或るプラント情報画面Pxが表示されているとして、表示領域Wx以外の表示領域に他の或るプラント情報画面Pzが表示領域Wxに表示のプラント情報画面Pxと同時に表示される場合のプラント情報画面Pxに対するプラント情報画面Pzの関係である。以下では、この同時表示関係におけるプラント情報画面Pzをプラント情報画面Pxに対する同時画面(同時表示画面)と呼ぶ。またプラント情報画面Pxを同時画面との関係におけるキー画面として同時画面関係キー画面と呼ぶ。
以上のような次画面や同時画面の表示では、次画面をメニュー画面方式で表示させる場合であれば、メニュー画面を通じてプラント情報画面Pxを表示領域Wxに表示する操作がまずなされ、それからプラント情報画面Pxについて操作者が次画面とするプラント情報画面Pyをメニュー画面で指定し、そのプラント情報画面Pyが表示更新として表示領域Wxに表示される。また同時画面をメニュー画面方式で表示させる場合であれば、メニュー画面を通じてプラント情報画面Pxを表示領域Wxに表示する操作がまずなされ、それからプラント情報画面Pxについて操作者が同時画面とするプラント情報画面Pzをメニュー画面で指定し、そのプラント情報画面Pzが表示領域Wx以外の表示領域に表示される。
以上のことから分かるように、プラント情報画面の表示では、次画面や同時画面の表示があることから、頻繁に表示操作が行われ、しかもその表示操作がメニュー画面方式である場合には、メニュー画面の選択、メニュー画面の表示、メニュー画面での目的プラント情報画面の選択指定といった一連の操作を必要とする。このためプラント情報画面の表示は、操作者に大きな負担を強いるものとなっている。こうしたことから、プラント情報画面の表示における操作者の負担、特に次画面や同時画面の表示に関する負担を軽減できるようにすることが望まれる。
本発明は、以上のような事情を背景になされたものであり、その課題は、プラント情報画面の表示について次画面や同時画面の表示に関する操作者の負担を軽減することのできるプラント監視用表示システムの提供にある。
本発明では、プラント情報画面の表示について次画面や同時画面の表示に関する操作者の負担を軽減できるようにするために、次画面や同時画面に関する学習機能をプラント監視用表示システムに与える。すなわち次画面や同時画面についてプラント監視用表示システムが学習し、その学習に基づいて或るプラント情報画面についての次画面や同時画面の最適候補を自動的に選出し、その最適候補を最適次画面や最適同時画面として自動的に呼び出して表示できるようにする。このようにすることにより、次画面や同時画面の表示について操作者が行う必要のある操作の量を大幅に減らすことができ、操作者の負担を軽減することが可能となる。
本発明では、上記のような考え方に基づいて上記課題における次画面表示に関する負担軽減という課題を解決する。具体的には、表示要求に応じたプラント情報画面を表示装置の表示画面における1つまたは複数の表示領域に表示できるようにされているプラント監視用表示システムにおいて、或るプラント情報画面が表示されていた表示領域に前記或るプラント情報画面の表示に続いて当該或るプラント情報画面の次画面として表示された実績のあるプラント情報画面である次画面実績画面について、前記次画面としての表示の回数を次画面表示回数データとして前記或るプラント情報画面ごとに収集する次画面表示回数データ収集手段を備えるとともに、前記次画面表示回数データ収集手段で収集した次画面表示回数データに基づいて、前記或るプラント情報画面に対する次画面としての優先度を前記次画面実績画面について演算する次画面優先度演算手段を備え、前記次画面優先度演算手段で求められる次画面優先度に基づいて前記或るプラント情報画面に対する次画面の候補として最適である最適次画面を複数の前記次画面実績画面から求めることができるようにされていることを特徴としている。
また本発明では、上記のようなプラント監視用表示システムについて、前記表示領域に表示の前記プラント情報画面上で当該プラント情報画面に含まれている操作対象画像要素に対する画面上操作を行えるようにされている場合に、前記次画面に対してなされた前記画面上操作の回数を次画面操作回数データとして収集する次画面操作回数データ収集手段を備え、前記次画面優先度演算手段による次画面優先度の演算に前記次画面操作回数データも用いることができるようにするものとしている。
このようにすることにより、次画面に対する画面上操作の回数も次画面優先度の演算に用いることができ、次画面優先度の精度をより高めることができる。
また本発明は、上記のような考え方に基づいて上記課題における同時画面表示に関する負担軽減という課題を解決する。具体的には、表示装置の表示画面に複数の表示領域が設けられており、表示要求に応じた複数のプラント情報画面を前記複数の表示領域で同時に表示できるようにされているプラント監視用表示システムにおいて、或る表示領域に表示されている或るプラント情報画面と同時に表示される同時画面として前記或る表示領域以外の表示領域に表示された実績のあるプラント情報画面である同時画面実績画面について、前記同時画面としての表示の回数を同時画面表示回数データとして前記或るプラント情報画面ごとに収集する同時画面表示回数データ収集手段を備えるとともに、前記同時画面表示回数データ収集手段で収集した同時画面表示回数データに基づいて、前記或るプラント情報画面に対する同時画面としての優先度を前記同時画面実績画面について演算する同時画面優先度演算手段を備え、前記同時画面優先度演算手段で求められる同時画面優先度に基づいて前記或るプラント情報画面に対する同時画面の候補として最適である最適同時画面を複数の前記同時画面実績画面から求めることができるようにされていることを特徴としている。
また本発明では、上記のようなプラント監視用表示システムについて、前記表示領域に表示の前記プラント情報画面上で当該プラント情報画面に含まれている操作対象画像要素に対する画面上操作を行えるようにされている場合に、前記同時画面に対してなされた前記画面上操作の回数を同時画面操作回数データとして収集する同時画面操作回数データ収集手段を備え、前記同時画面優先度演算手段による同時画面優先度の演算に前記同時画面操作回数データも用いることができるようにするものとしている。
このようにすることにより、同時画面に対する画面上操作の回数も同時画面優先度の演算に用いることができ、同時画面優先度の精度をより高めることができる。
また本発明では、上記のような考え方に基づいて上記課題における次画面表示に関する負担軽減および同時画面表示に関する負担軽減という課題を解決する。具体的には、表示装置の表示画面に複数の表示領域を設定できるようにされており、操作者による表示要求に応じた複数のプラント情報画面を前記複数の表示領域で同時に表示できるようにされているプラント監視用表示システムにおいて、或るプラント情報画面が表示されていた表示領域に前記或るプラント情報画面の表示に続いて当該或るプラント情報画面の次画面として表示された実績のあるプラント情報画面である次画面実績画面について、前記次画面としての表示の回数を次画面表示回数データとして前記或るプラント情報画面ごとに収集する次画面表示回数データ収集手段、前記次画面表示回数データ収集手段で収集した次画面表示回数データに基づいて、前記或るプラント情報画面に対する次画面としての優先度を前記次画面実績画面について演算する次画面優先度演算手段、或る表示領域に表示されている或るプラント情報画面と同時に表示される同時画面として前記或る表示領域以外の表示領域に表示された実績のあるプラント情報画面である同時画面実績画面について、前記同時画面としての表示の回数を同時画面表示回数データとして前記或るプラント情報画面ごとに収集する同時画面表示回数データ収集手段、および前記同時画面表示回数データ収集手段で収集した同時画面表示回数データに基づいて、前記或るプラント情報画面に対する同時画面としての優先度を前記同時画面実績画面について演算する同時画面優先度演算手段を備え、前記次画面優先度演算手段で求められる次画面優先度に基づいて前記或るプラント情報画面に対する次画面の候補として最適である最適次画面を複数の前記次画面実績画面から求めることができるようにされるとともに、前記同時画面優先度演算手段で求められる同時画面優先度に基づいて前記或るプラント情報画面に対する同時画面の候補として最適である最適同時画面を複数の前記同時画面実績画面から求めることができるようにされていることを特徴としている。
また本発明では、上記のようなプラント監視用表示システムについて、前記表示領域に表示の前記プラント情報画面上で当該プラント情報画面に含まれている操作対象画像要素に対する画面上操作を行えるようにされているとともに、前記次画面に対してなされた前記画面上操作の回数を次画面操作回数データとして収集する次画面操作回数データ収集手段、および前記同時画面に対してなされた前記画面上操作の回数を同時画面操作回数データとして収集する同時画面操作回数データ収集手段を備え、前記次画面優先度演算手段による次画面優先度の演算に前記次画面操作回数データも用いることができるようにされ、また前記同時画面優先度演算手段による同時画面優先度の演算に前記同時画面操作回数データも用いることができるようにするものとしている。
このようにすることにより、次画面に対する画面上操作の回数も次画面優先度の演算に用いることで次画面優先度の精度をより高めることができるとともに、同時画面に対する画面上操作の回数も同時画面優先度の演算に用いることで同時画面優先度の精度をより高めることができる。
以上のような本発明によれば、プラント情報画面の表示について次画面や同時画面の表示に関する操作者の負担を軽減することができ、プラント監視用表示システムの使い勝手をよりよくすることができる。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。図1に、一実施形態によるプラント監視用表示システムの構成を示す。本実施形態のプラント監視用表示システムは、表示装置1、入出力制御部2、操作入力手段3、表示画面管理部4、最適次画面・最適同時画面呼出し受付部5、最適次画面呼出し部6、および最適同時画面呼出し部7を備えている。これら各要素は、表示装置1と操作入力手段3を除いて、コンピュータプログラムとして構成される。
表示装置1は、入出力制御部2による表示制御の下でプラント情報画面やプラント情報画面を呼び出すためのメニュー画面を表示する。
入出力制御部2は、表示装置1に対する入出力制御を行い、それに伴って表示装置1の表示制御を行う。そして表示制御に関しウィンドウ制御機能を有しており、表示装置1の表示画面に表示領域として4つのウィンドウ8(第1ウィンドウ8a〜第4ウィンドウ8d)を設定し、これらウィンドウ8のそれぞれにプラント情報画面やメニュー画面を表示する制御を行う。こうした入出力制御部2による表示制御は、操作入力手段3で操作者が行う表示要求に応じてなされ、また後述のような最適次画面呼出し部6から最適次画面呼出し要求や最適同時画面呼出し部7からの最適同時画面呼出し要求に応じてもなされる。具体的には、表示要求や呼出し要求に応じたプラント情報画面やメニュー画面を表示画面管理部4から受け取り、それをウィンドウ8に表示する。
操作入力手段3は、操作ボタンが配列された操作パネル(図示を省略)やマウス(図示を省略)などで構成されており、操作ボタンの押下や表示装置1に表示の画面上のポインタなどを操作ボタンやマウスで操作することでプラント情報画面の表示に関する操作入力を行えるようにされている。
表示画面管理部4は、プラント情報画面やメニュー画面を管理しており、入出力制御部2からの要求に応じてプラント情報画面やメニュー画面を入出力制御部2に提供する。
最適次画面・最適同時画面呼出し受付部5は、後述のような最適次画面呼出し部6による最適次画面呼出し機能や最適同時画面呼出し部7による最適同時画面呼出し機能、つまり最適次画面・最適同時画面呼出し機能の利用要求を受け付ける。最適次画面・最適同時画面呼出し機能の利用要求は、例えば操作入力手段3や表示装置1の表示画面に設けてある最適次画面・最適同時画面呼び出しボタン(図示を省略)を押下することでなされる。こうした最適次画面・最適同時画面呼出し受付部5による最適次画面・最適同時画面呼出し機能利用要求の受付がなされることで最適次画面呼出し部6と最適同時画面呼出し部7それぞれによる最適次画面呼出しや最適同時画面呼出しが実行される。
最適次画面呼出し部6は、次画面データ収集部11、次画面優先度演算部12、最適次画面選出部13、および次画面重み係数テーブル14を含んでいる。
次画面データ収集部11は、次画面表示回数データ収集部15と次画面操作回数データ収集部16を含んでなる。
次画面表示回数データ収集部15は、次画面表示回数データ収集手段として機能し、次画面実績画面について次画面としての表示の回数を次画面表示回数データとして次画面関係キー画面ごとに収集する。次画面表示回数データ収集部15によるデータの収集は、入出力制御部2を通じてなされる。ここで、次画面とは、上述のように定義されるプラント情報画面であり、次画面実績画面とは、或るプラント情報画面の次画面として表示された実績のあるプラント情報画面である。したがって次画面実績画面は、個々のプラント情報画面ごとに複数あることになる。
次画面操作回数データ収集部16は、次画面操作回数データ収集として機能し、次画面に対してなされた画面上操作の回数を当該次画面の次画面関係キー画面ごとに次画面操作回数データとして収集する。次画面操作回数データ収集部16によるデータの収集は、入出力制御部2を通じてなされる。ここで、画面上操作とは、ウィンドウ8に表示のプラント情報画面上で当該プラント情報画面に含まれている操作対象画像要素に対して行う操作である。例えばプラント情報画面が配管系統図の場合であれば、それに含まれるシンボルやアナログ値などをクリックする操作がその例で、この場合にはシンボルやアナログ値が操作対象画像要素となる。こうした画面上操作を行うと、例えば配管系統図上のポンプのシンボルをクリックした場合、そのポンプのプラントプロセスにおける現在の状態を起動状態(ON)または停止状態(OFF)として示すウィンドウがポップアップで表示される。また画面上操作は、新たなプラント情報画面を呼び出すのに機能する場合もあり、画面上操作で呼び出されたプラント情報画面は次画面となるのが通常である。
次画面優先度演算部12は、次画面優先度演算として機能し、次画面表示回数データ収集部15が収集する次画面表示回数データに基づいて次画面優先度を求める。より具体的には、次画面表示回数データ収集部15が収集する次画面表示回数データに加えて、次画面操作回数データ収集部16が収集する次画面操作回数データ、それに次画面重み係数テーブル14から提供される次画面表示回数重み係数と次画面操作回数重み係数を用いて次画面優先度を求める。その演算については後述する。ここで、次画面優先度とは、次画面実績画面と次画面関係キー画面の関係において評価されるものであり、或る次画面関係キー画面についての次画面としての優先度である。
最適次画面選出部13は、最適次画面選出手段として機能し、次画面優先度演算部12で求めた次画面優先度に基づいて或る次画面関係キー画面に対する次画面の候補として最適である次画面実績画面を最適次画面として当該次画面関係キー画面に関する複数の次画面実績画面から判定して選出し、その選出した最適次画面の表示要求を入出力制御部2に出力する。
次画面重み係数テーブル14は、次画面表示回数重み係数と次画面操作回数重み係数を保有しており、これらを次画面優先度演算部12に提供する。ここで、次画面表示回数重み係数とは、次画面実績画面についてその次画面関係キー画面に対する次画面としての重要度に関し「重み付け」をする係数であり、次画面操作回数重み係数とは、次画面上でなされる個々の画面上操作の重要度に関し「重み付け」をする係数である。これらにおける「重み付け」は操作者によりなされる。したがって、次画面表示回数重み係数と次画面操作回数重み係数を次画面優先度の演算に用いることにより、最適次画面呼出し部6による最適次画面呼出し機能の使い勝手を個々の操作者に合わせて高めることが可能となる。
最適同時画面呼出し部7は、同時画面データ収集部21、同時画面優先度演算部22、最適同時画面選出部23、および同時画面重み係数テーブル24を含んでいる。
同時画面データ収集部21は、同時画面表示回数データ収集部25、同時画面操作回数データ収集部26、および同時画面登録回数データ収集部27を含んでなる。
同時画面表示回数データ収集部25は、同時画面表示回数データ収集手段として機能し、同時画面実績画面について同時画面としての表示の回数を同時画面表示回数データとして同時画面関係キー画面ごとに収集する。同時画面表示回数データ収集部25によるデータの収集は、入出力制御部2を通じてなされる。ここで、同時画面とは、上述のように定義されるプラント情報画面であり、同時画面実績画面とは、或るプラント情報画面の同時画面として表示された実績のあるプラント情報画面である。したがって同時画面実績画面は、個々のプラント情報画面ごとに複数あることになる。
同時画面操作回数データ収集部26は、同時画面操作回数データ収集手段として機能し、同時画面に対してなされた画面上操作の回数を当該同時画面の同時画面関係キー画面ごとに同時画面操作回数データとして収集する。同時画面操作回数データ収集部26によるデータの収集は、入出力制御部2を通じてなされる。ここで、同時画面に対してなされる画面上操作は、上述した次画面の場合の画面上操作と同じである。
同時画面登録回数データ収集部27は、同時画面登録回数データ収集手段として機能し、同時画面登録がなされた回数を同時画面登録回数データとして個々の同時画面実績画面ごとに収集する。同時画面登録回数データ収集部27によるデータの収集は、入出力制御部2を通じてなされる。ここで、同時画面登録とは、或る同時画面関係キー画面に対して関連性が一定以上に高いと判断した同時画面実績画面を当該同時画面関係キー画面の同時画面の候補として操作者が登録することであり、この同時画面登録がなされた回数を個々の同時画面実績画面ごとにカウントして得られるのが同時画面登録回数データである。こうした同時画面登録回数を同時画面優先度の演算に用いるで、同時画面優先度の精度を高めることができる。
同時画面優先度演算部22は、同時画面優先度演算手段として機能し、同時画面表示回数データ収集部25が収集する同時画面表示回数データに基づいて同時画面優先度を求める。より具体的には、同時画面表示回数データ収集部25が収集する同時画面表示回数データに加えて、同時画面操作回数データ収集部26が収集する同時画面操作回数データ、同時画面登録回数データ収集部27が収集する同時画面登録回数データ、それに同時画面重み係数テーブル24から提供される同時画面表示回数重み係数、同時画面操作回数重み係数、同時画面登録回数重み係数を用いて同時画面優先度を求める。その演算については後述する。ここで、同時画面優先度とは、同時画面実績画面と同時画面関係キー画面の関係において評価されるものであり、或る同時画面関係キー画面についての同時画面としての優先度である。
最適同時画面選出部23は、最適同時画面選出手段として機能し、同時画面優先度演算部22で求めた同時画面優先度に基づいて或る同時画面関係キー画面に対する同時画面の候補として最適である同時画面実績画面を最適同時画面として当該同時画面関係キー画面に関する複数の同時画面実績画面から判定して選出し、その選出した最適同時画面の表示要求を入出力制御部2に出力する。
同時画面重み係数テーブル24は、同時画面表示回数重み係数、同時画面操作回数重み係数、および同時画面登録回数重み係数を保有しており、これらを同時画面優先度演算部22に提供する。ここで、同時画面表示回数重み係数とは、同時画面実績画面についてその同時画面関係キー画面に対する同時画面としての重要度に関し「重み付け」をする係数であり、同時画面操作回数重み係数とは、同時画面上でなされる個々の画面上操作の重要度に関し「重み付け」をする係数であり、同時画面登録回数重み係数とは、同時画面登録の重要度(同時画面関係キー画面に対する関連性の程度)に関し「重み付け」をする係数である。これらにおける「重み付け」は操作者によりなされことは上述の次画面についての「重み付け」と同様である。
次に、以上のようなプラント監視用表示システムでなされるプラント情報画面の表示処理について、次画面と同時画面の表示に関する処理を中心にして説明する。
操作者は、現在におけるプラントプロセスの監視に必要な或るプラント情報画面(以下ではこれを仮に画面Aとする)の表示要求を行う。これに応じて表示装置1の例えば第1ウィンドウ8aに画面Aが表示される。ここで、画面Aの表示要求は、それをメニュー画面方式で行う場合であれば、メニュー画面の選択、メニュー画面の表示、メニュー画面での画面Aの指定といった一連の操作を必要とし、操作者に大きな負担を強いる。
上述の状態から操作者は、必要に応じて第1ウィンドウ8aの表示更新を行う。具体的には、新たな或るプラント情報画面(仮に画面Bとする)を第1ウィンドウ8aに表示するための表示要求を上述のような一連の操作を伴って操作者が行い、これを受けて画面Bが画面Aに続いて第1ウィンドウ8aに表示される。この場合、画面Bは、画面Aの次画面として次画面実績画面となる。したがって次画面表示回数データ収集部15は、画面Bの表示を画面Aの次画面表示とし、画面Bについて画面Aに関する次画面表示回数データを収集する。具体的には、画面Bについて画面Aに関する次画面表示回数「1」をカウントして次画面表示回数データに加える。なお、画面Bについても表示更新がなされる場合はある。その場合、画面Bは、画面Aとの関係では次画面であるが、表示更新後のプラント情報画面との関係では次画面関係キー画面となる。つまり次画面であるか次画面関係キー画面であるかは相対的であるということである。
画面Bが表示された状態で操作者は、必要に応じて画面Bに対して画面上操作を1回ないし複数回行う。これを受けて次画面操作回数データ収集部16は、画面Aの次画面としての画面Bについて次画面操作回数データを収集する。具体的には、画面Bについてなされた画面上操作の回数をカウントし、その値を画面Aに関する次画面操作回数として次画面操作回数データに加える。
図2に、次画面表示回数データと次画面操作回数データを記録した次画面データテーブルの例を示す。図2の例の次画面データテーブル31では、次画面関係キー画面として画面Aと画面Bが記録されている。そして画面Aについての次画面として画面B、画面C、画面D、画面E、…があり、画面Aから画面BにF回変更し、画面B上でJ回の画面上操作を行ったことが記録されている。つまり画面Aに関する次画面としての画面Bの次画面表示回数Fと次画面操作回数Jが記録されている。同様に、画面C、D、E、…それぞれについて、G回、H回、I回、…として画面Aに関する次画面表示回数が記録され、K回、L回、M回、…として次画面操作回数が記録されている。また画面Bについての次画面として画面BB、画面CC、画面DD、画面EE、…があり、それぞれにFF回、GG回、HH回、II回、…として画面Bに関する次画面表示回数が記録され、JJ回、KK回、LL回、MM回、…として次画面操作回数が記録されている。
このような次画面表示回数データや次画面操作回数データの収集に関しては、上述の「重み付け」をするために次画面表示回数と次画面操作回数それぞれの重み係数を設定する。これらの重み係数は、それぞれ「0」と「1」の間の範囲に設定されるのが通常である。例えば、プラント情報画面にはそれを操作者が見るだけで画面上操作が全くなされないものがある。このようなプラント情報画面については、次画面表示回数重み係数は「1」に近く、次画面操作回数重み係数は「0」に近い値となる。また、その状態をしばしば監視する必要のあるポンプのシンボルや特定箇所の温度を常時監視する必要のある配管のシンボルなどを含んでいるプラント情報画面では、次画面表示回数重み係数は低く、次画面操作回数重み係数は「1」に近くなるように設定される。
次画面に関する重み係数の設定は、操作者が操作入力手段3を用いて行い、次画面重み係数テーブル14に記録される。図3に、次画面重み係数テーブル14の例を示す。図3の例では、画面A、B、C、D、E、…のそれぞれについて次画面表示回数重み係数と次画面操作回数重み係数が記録されている。すなわち画面Aの次画面表示回数重み係数はN、次画面操作回数重み係数はSで、同様に画面B、C、D、E、…それぞれの次画面表示回数重み係数はO、P、Q、R、…であると記録され、次画面操作回数重み係数はT、U、V、W、…であると記録されている。
以上が次画面の表示の場合である。以下では同時画面の表示について説明する。上述の画面Aが第1ウィンドウ8aに表示された状態にあって、操作者は、第2ウィンドウ8b〜第4ウィンドウ8dのそれぞれに或るプラント情報画面(ここでは仮に画面B、画面C、画面Dとする)を画面Aと同時に表示するように要求する。この表示要求では、画面B、画面C、画面Dのそれぞれについて上述のような一連の操作を行うことになり、操作者の負担はさらに大きくなる。
こうして表示された画面B〜画面Dは、それぞれ画面Aを同時画面関係キー画面とする同時画面として同時画面実績画面となる。したがって同時画面表示回数データ収集部25は、画面B〜画面Dそれぞれの表示を画面Aに関する同時画面表示とし、画面B〜画面Dそれぞれについて画面Aに関する同時画面表示回数データを収集する。具体的には、画面B〜画面Dのそれぞれついて画面Aに関する同時画面表示回数「1」をカウントして同時画面表示回数データに加える。なお、同時画面の場合も同時画面であるか同時画面関係キー画面であるかは相対的である。
画面B〜画面Dが画面Aと同時表示された状態で操作者は、必要に応じて画面B〜画面Dのそれぞれに対して画面上操作を1回ないし複数回行う。これを受けて同時画面操作回数データ収集部26は、画面Aの同時画面としての画面B〜画面Dのそれぞれについて同時画面操作回数データを収集する。具体的には、画面B〜画面Dのそれぞれについてなされた画面上操作の回数をカウントし、その値を画面Aに関する、画面B〜画面Dそれぞれの同時画面操作回数として同時画面操作回数データに加える。
また操作者は、画面B〜画面Dが画面Aと同時表示された状態で、画面B〜画面Dそれぞれの画面Aに対する関連性を判断する。そして一定以上に関連性が高いと判断した場合には、上述の同時画面登録を行う。この同時画面登録は、例えば登録したい画面をクリックするなどのようにして行うことができる。同時画面登録がなされると、同時画面登録回数データ収集部27が画面B〜画面Dのそれぞれについて同時画面登録回数データを収集する。具体的には、例えば画面Bについて同時画面登録がなされたら、画面Bについて画面Aに関する同時画面登録回数「1」をカウントして同時画面登録回数データに加える。
図4に、同時画面表示回数データ、同時画面操作回数データ、および同時画面登録回数データを記録した同時画面データテーブルの例を示す。図4の例の同時画面データテーブル32では、同時画面関係キー画面として画面Aと画面Bが記録されている。そして画面Aについての同時画面として画面B、画面C、画面D、画面E、…があり、画面Aに関して、画面BをF1回同時表示し、画面B上でJ1回の画面上操作を行い、さらにB2回の同時画面登録を行ったことが記録されている。つまり画面Aに関する同時画面としての画面Bの同時画面表示回数F1と同時画面操作回数J1、それに同時画面登録回数B2が記録されている。同様に、画面C、D、E、…それぞれについて、G1回、H1回、I1回、…として画面Aに関する同時画面表示回数が記録され、K1回、L1回、M1回、…として同時画面操作回数が記録され、C2回、D2回、E2回、…として同時画面登録回数が記録されている。また画面Bについての同時画面として画面BB、画面CC、画面DD、画面EE、…があり、それぞれにFF1回、GG1回、HH1回、II1回、…として画面Bに関する同時画面表示回数が記録され、JJ1回、KK1回、LL1回、MM1回、…として同時画面操作回数が記録され、BB2回、CC2回、DD2回、EE2回、…として同時画面登録回数が記録されている。
このような同時画面表示回数データ、同時画面操作回数データおよび同時画面登録回数データの収集に関しては、上述の「重み付け」をするために同時画面表示回数、同時画面操作回数、同時画面登録回数それぞれの重み係数を設定する。これらの重み係数は、それぞれ「0」と「1」の間の範囲に設定されるのが通常である。例えば、プラント情報画面にはそれを操作者が見るだけで画面上操作が全くなされないものがある。このようなプラント情報画面については、同時画面表示回数重み係数は「1」に近く、同時画面操作回数重み係数は「0」に近い値となる。また、その状態をしばしば監視する必要のあるポンプのシンボルや特定箇所の温度を常時監視する必要のある配管のシンボルなどを含んでいるプラント情報画面では、同時画面表示回数重み係数は低く、同時画面操作回数重み係数は「1」に近くなるように設定される。
同時画面に関する重み係数の設定は、操作者が操作入力手段3を用いて行い、同時画面重み係数テーブル24に記録される。図5に、同時画面重み係数テーブル24の例を示す。図5の例では、画面A、B、C、D、E、…のそれぞれについて同時画面表示回数重み係数、同時画面操作回数重み係数、同時画面登録回数重み係数が記録されている。すなわち画面Aの同時画面表示回数重み係数はN1、同時画面操作回数重み係数はS1、同時画面登録回数重み係数はF2で、同様に画面B、C、D、E、…それぞれの同時画面表示回数重み係数はO1、P1、Q1、R1、…であると記録され、同時画面操作回数重み係数はT1、U1、V1、W1、…であると記録され、同時画面登録回数重み係数はG2、H2、I2、J2、…であると記録されている。
以上のようにして最適次画面呼出し部6や最適同時画面呼出し部7は、次画面の表示と同時画面の表示について学習する。以下では、この学習に基づいてなされる最適次画面呼出しと最適同時画面呼出しについて説明する。図6に、最適次画面呼出しと最適同時画面呼出しに関する処理の流れを示す。
まず、表示装置1の第1ウィンドウ8a〜第4ウィンドウ8dのそれぞれにプラント情報画面が表示されている状態で、そのいずれか1つが操作者によりキー画面(次画面関係キー画面、同時画面関係キー画面)として選択される(ステップS1)。ここでは操作者がキー画面として選択したプラント情報画面を画面Aとする。次に、操作入力手段3や表示装置1の表示画面に設けてある最適次画面・最適同時画面呼び出しボタン(図示を省略)を操作者が押下することで最適次画面・最適同時画面呼出し機能の利用要求がなされ、これを最適次画面・最適同時画面呼出し受付部5が受け付ける(ステップS2)。
最適次画面・最適同時画面呼出し機能利用要求が受け付けられると、まず最適次画面呼出し部6による最適次画面呼出し処理が行われる(ステップS3〜ステップS4)。
ステップS3では、画面Aに関する次画面実績画面の次画面優先度を次画面優先度演算部12が演算する。ここでは、図2の次画面データテーブル31を前提にし、画面Aの次画面実績画面として画面B、C、D、E、…がある場合とする。次画面優先度演算部12による次画面優先度の演算は、図7に示すようにして行われる。すなわち次画面優先度演算部12は、図2の次画面データテーブル31と図3の次画面重み係数テーブル14から画面B、C、D、E、…それぞれについてデータや重み係数を読み込み、これらを用いて画面B、C、D、E、…それぞれについて、「(次画面表示回数×次画面表示回数重み係数)+(次画面操作回数×次画面操作回数重み係数)=次画面優先度値」として次画面優先度を求める。図7の例では、画面Bについて、(F×O)+(J×T)=BBとして次画面優先度値が求まり、同様にして画面C、D、E、…それぞれについて次画面優先度値CC、DD、EE、…が求められている。
このようにして画面B、C、D、E、…それぞれの次画面優先度BB、CC、DD、EE、…が求まったら、これらを用いて最適次画面選出部13が最適次画面を選出する(ステップS4)。最適次画面選出処理では、まず次画面優先度BB、CC、DD、EE、…を比較し、大きさ順でそれらの順位を定める。図7の例ではBB>CC>DD>EE…となり、画面Bの次画面優先度の順位が最も高くなっている。こうして次画面優先度の順位を定めたら、最も次画面優先度の順位が高い画面Bを最適次画面として選出する。そして選出した最適次画面の表示要求を入出力制御部2に出力し、最適次画面呼出し処理を終える。
最適次画面呼出し処理を終えたら、次に最適同時画面呼出し部7による最適同時画面呼出し処理が行われる(ステップS5〜ステップS6)。
ステップS5では、画面Aに関する同時画面実績画面の同時画面優先度を同時画面優先度演算部22が演算する。ここでは、図4の同時画面データテーブル32を前提にし、画面Aの同時画面実績画面として画面B、C、D、E、…がある場合とする。同時画面優先度演算部22による同時画面優先度の演算は、図8に示すようにして行われる。すなわち同時画面優先度演算部22は、図4の同時画面データテーブル32と図5の同時画面重み係数テーブル24から画面B、C、D、E、…それぞれについてデータや重み係数を読み込み、これらを用いて画面B、C、D、E、…それぞれについて、「(同時画面表示回数×同時画面表示回数重み係数)+(同時画面操作回数×同時画面操作回数重み係数)+(同時画面登録回数×同時画面登録回数重み係数)=同時画面優先度値」として同時画面優先度を求める。図8の例では、画面Bについて、(F1×O1)+(J1×T1)+(B2×G2)=BB1として同時画面優先度値が求まり、同様にして画面C、D、E、…それぞれについて同時画面優先度値CC1、DD1、EE1、…が求められている。
このようにして画面B、C、D、E、…それぞれの同時画面優先度BB1、CC1、DD1、EE1、…が求まったら、これらを用いて最適同時画面選出部23が最適同時画面を選出する(ステップS6)。最適同時画面選出処理では、まず同時画面優先度BB1、CC1、DD1、EE1、…を比較し、大きさ順でそれらの順位を定める。図8の例ではCC1>DD1>EE1>BB1…となり、画面Cの同時画面優先度の順位が最も高く、画面Dの同時画面優先度が次の順位となっている。こうして同時画面優先度の順位を定めたら、同時画面優先度の順位が1位と2位の画面Cと画面Dを最適同時画面として選出する。そして選出した最適同時画面の表示要求を入出力制御部2に出力し、最適同時画面呼出し処理を終え、最適次画面・最適同時画面呼出し処理が終了となる。
図9に、以上のような最適次画面・最適同時画面呼出し処理により最適次画面と最適同時画面が表示される場合の表示装置1での表示画面の変化の状態を示す。上側に示すステップS1時点での表示画面、つまり最適次画面・最適同時画面呼出し機能要求前の表示画面では、第1ウィンドウ8a〜第4ウィンドウ8dのそれぞれに画面A、画面X1、画面X2、画面X3としてプラント情報画面が表示されている。一方、下側に示す最適次画面・最適同時画面呼出し処理終了時の表示画面では、第1ウィンドウ8aに画面Aが表示された状態で、第2ウィンドウ8bに最適次画面である画面Bが表示され、第3ウィンドウ8cに順位1位の最適同時画面である画面Cが表示され、第4ウィンドウ8dに順位2位の最適同時画面である画面Dが表示されている。
ここで、最適次画面は、上述したように、或る次画面関係キー画面に対する次画面の候補として最適である次画面実績画面である。しかし、最適次画面選出部13が最適次画面として選出した画面Bが画面Aの実際の次画面となるかは操作者の判断による。つまり最適次画面である画面Bが画面Aの次画面の候補であって、画面Aの実際の次画面になるとは限らない。このことは最適同時画面についてもいえる。
こうしたことから、最適次画面を同時表示としている。すなわち表示更新によらずに、画面Aを残した状態で最適次画面である画面Bを第2ウィンドウ8bに表示するようにしている。このようにすることにより、操作者は画面Bと画面Aを並べた状態で比較しながら画面Bを次画面とし受け入れるかの判断をすることができる。またこのようにした関係で同時画面用のウィンドウが2つになるので、順位が1位と2位である2つを最適同時画面として表示するようにしている。
上述のように最適次画面や最適同時画面は、次画面や同時画面の候補であって必ずしも実際の次画面や同時画面でない。ただ、最適次画面や最適同時画面は、次画面表示回数データや同時画面表示回数データなどのデータの収集量が増えれば、実際の次画面や同時画面となる確率が十分に1に近くなる。すなわち次画面や同時画面の表示におけるほとんどの場合に、最適次画面・最適同時画面呼出し機能の利用要求について操作するだけで、目的の次画面や同時画面を表示させることが可能となる。したがって次画面や同時画面の表示に関する操作者の負担を大幅に軽減することができる。
なお、上述のような最適次画面・最適同時画面呼出し処理では、最適次画面と最適同時画面が重複する場合、つまり同じプラント情報画面が次画面優先度と同時画面優先度のそれぞれで順位1位または次画面優先度が順位1位で同時画面優先度が順位2位となる場合がある。この場合には、最適次画面を優先し、最適同時画面については順位2位以降または順位3位以降から選出するようにする。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、これは代表的な例に過ぎず、本発明は、その趣旨を逸脱することのない範囲で様々な形態で実施することができる。
一実施形態によるプラント監視用表示システムの構成を示す図である。 次画面データテーブルの例を示す図である。 次画面重み係数テーブルの例を示す図である。 同時画面データテーブルの例を示す図である。 同時画面重み係数テーブルの例を示す図である。 最適次画面呼出しと最適同時画面呼出しに関する処理の流れを示す図である。 次画面優先度の演算について説明する図である。 同時画面優先度の演算について説明する図である。 最適次画面・最適同時画面呼出し処理がなされた場合の表示画面の変化の状態を示す図である。
符号の説明
1 表示装置
8 ウィンドウ(表示領域)
12 次画面優先度演算部(次画面優先度演算手段)
15 次画面表示回数データ収集部(次画面表示回数データ収集手段)
16 次画面操作回数データ収集部(次画面操作回数データ収集手段)
22 同時画面優先度演算部(同時画面優先度演算手段)
25 同時画面表示回数データ収集部(同時画面表示回数データ収集手段)
26 同時画面操作回数データ収集部(同時画面操作回数データ収集手段)

Claims (4)

  1. 求に応じたプラント情報画面を表示装置の1又は複数の表示領域にそれぞれ表示するようにしてなるプラント監視用表示システムにおいて、
    要求に応じて一のプラント情報画面が表示された後、続く要求に応じて同一の表示領域に他のプラント情報画面が表示された実績に基づいて、前記一のプラント情報画面をキー画面として前記他のプラント情報画面を次画面とする次表示関係を表す次画面表示回数データを収集するとともに、前記次画面が画面上の操作対象画像要素に画面上操作を行えるようにされている場合に、前記次画面に対する操作が行われた回数を次画面操作回数データとして収集する次画面データ収集手段と、
    一のプラント情報画面と同時に表示された他のプラント情報画面の実績に基づいて、前記一のプラント情報画面をキー画面として前記他のプラント情報画面を同時表示画面とする同時表示関係を表す同時画面表示回数データを収集する同時画面データ収集手段とを設け、
    要求に応じて一のプラント情報画面が表示されたとき、続いて次画面として同一の表示領域に表示すべき他のプラント情報画面の優先度を前記次画面表示回数データと前記次画面操作回数データに基づいて演算する次画面優先度演算手段、及び他の表示領域に同時表示画面として表示すべき他のプラント情報画面の優先度を前記同時画面表示回数データに基づいて演算する同時表示画面優先度演算手段を備え、
    前記次画面優先度演算手段により演算された優先度に基づいて、次画面として表示すべき最適次画面の他のプラント情報画面を選出して前記一のプラント情報画面と同一の表示領域に表示させる最適次画面選出手段、及び前記同時表示画面優先度演算手段により演算された優先度に基づいて、同時表示画面として表示すべき最適同時表示画面の他のプラント情報画面を選出して前記一のプラント情報画面の表示領域の他の表示領域に表示させる最適同時画面選出手段を備えてなることを特徴とするプラント監視用表示システム。
  2. 前記同時画面データ収集手段は、前記同時画面表示回数データを収集することに加えて、前記同時表示画面が画面上の操作対象画像要素に画面上操作を行えるようにされている場合に、前記同時表示画面に対する操作が行われた回数を同時表示画面操作回数データとして収集し、
    前記同時表示画面優先度演算手段は、同時表示画面として表示すべき他のプラント情報画面の優先度の演算に前記同時画面操作回数データをも用いることを特徴とする請求項1に記載のプラント監視用表示システム。
  3. 次画面として表示すべき他のプラント情報画面の前記優先度は、次画面の他のプラント情報画面に係る前記次画面表示回数データと前記次画面操作回数データに予め設定された重み付けを加味して算出され、同時表示画面として表示すべき他のプラント情報画面の前記優先度は、同時表示画面の他のプラント情報画面に係る前記同時表示画面表示回数データに予め設定された重み付けを加味して算出されることを特徴とする請求項1に記載のプラント監視用表示システム。
  4. 次画面として表示すべき他のプラント情報画面の前記優先度は、次画面の他のプラント情報画面に係る前記次画面表示回数データと前記次画面操作回数データに予め設定された重み付けを加味して算出され、同時表示画面として表示すべき他のプラント情報画面の前記優先度は、同時表示画面の他のプラント情報画面に係る前記同時表示画面表示回数データと前記同時表示画面操作回数データに予め設定された重み付けを加味して算出されることを特徴とする請求項2に記載のプラント監視用表示システム。
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