JP2002288141A - 人物識別システム及びそのシステム用端末装置 - Google Patents
人物識別システム及びそのシステム用端末装置Info
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Abstract
段21及びこれら各手段の動作を制御する処理手段22
を備え、記憶手段21が、ユーザの遺伝子の塩基配列デ
ータを予め格納する。そして、処理手段21は、遺伝子
の塩基配列データをユーザ側端末から通信手段3を介し
て受信し、受信した塩基配列データと記憶手段21に格
納された塩基配列データとを照合し、照合の結果、受信
した塩基配列データが記憶手段に格納された塩基配列デ
ータと一致した場合には、当該受信した塩基配列データ
のユーザを特定する。
Description
等に関し、特に、インターネット等のネットワークを利
用した人物識別システム等に関する。
かを確実に識別することが重要な要素の一つとなってい
る。
法として、磁気カードやICカード等の記録媒体を利用
する手法がある。この場合、記録媒体に記録されている
パスワード等の記録情報を読み取ることにより、本人か
どうかを識別することが多い。
手法がある。遺伝子は遺伝形成を決定する因子であり、
例えばDNAが挙げられる。DNAは遺伝子の本体をな
す核酸である。この核酸は、塩基、糖およびリン酸が結
合したヌクレオチドを構成成分とする。DNAでは、塩
基はアデニン、グアニン、チミンおよびシトニンの4種
類であり、糖はデオキシリボースである。
識別者が持参したカード等の記録体に記録されたDNA
における塩基配列のデータと、予めデータベースに登録
された本人のDNAにおける塩基配列のデータとを比較
して被識別者が本人かどうかを識別する人物識別システ
ムが開示されている。
録媒体を利用した手法では、記録媒体に記録されている
記録情報が企業等ごとに管理されているため、あらゆる
企業等間で記録情報を共有することができないという結
果となる。
開示された人物識別システムにあっては、例えば記録体
を紛失した場合には、記録体に記録された塩基配列のデ
ータがデータベースに登録された塩基配列のデータと比
較し得ないこととなる。このため、本人かどうかを確実
に識別することが困難になり得るという結果となる。ま
た、インターネット等のネットワークを利用したシステ
ムを構築していないため、利用時間や利用場所等に制限
があった。
を改善し、特に、本人かどうかをいつでも何処でも確実
に識別する人物識別システムを提供することを目的とす
る。
め、請求項1記載の発明では、外部装置との通信手段、
情報の記憶手段及びこれら各手段の動作を制御する処理
手段を備え、記憶手段が、ユーザの遺伝子の塩基配列デ
ータを予め格納する。
列データをユーザ側端末から通信手段を介して受信する
こと、b)受信した塩基配列データと記憶手段に格納さ
れた塩基配列データとを照合すること、c)照合の結
果、受信した塩基配列データが記憶手段に格納された塩
基配列データと一致した場合には、当該受信した塩基配
列データのユーザを特定すること、を備えるという構成
を採用している。
る因子であり、例えばDNA、RNA又はゲノムが挙げ
られる。RNAは糖部分にリボースをもつ核酸である。
ゲノムは生物が生きていくために必要な遺伝情報の一組
である。「ユーザ」は、本人認証を行うあらゆるもので
あり、例えば、金融機関の顧客、保険会社の保険契約者
あるいは病院の患者が挙げられる。
子の塩基配列データがユーザ側端末から通信手段を介し
て受信され、受信した塩基配列データと記憶手段に格納
された塩基配列データとが照合され、照合の結果、受信
した塩基配列データが記憶手段に格納された塩基配列デ
ータと一致した場合には、当該受信した塩基配列データ
のユーザが特定される。
載の発明では、外部装置との通信手段、情報の記憶手
段、及びこれら各手段の動作を制御する処理手段を備
え、記憶手段が、ユーザの識別番号等の個人情報を予め
格納するとともに、当該ユーザの遺伝子の塩基配列デー
タを予め格納する。
ザ側端末から通信手段を介して受信すること、b)受信
した個人情報と記憶手段に格納された個人情報とを照合
すること、c)前記個人情報の照合の結果、受信した個
人情報と記憶手段に格納された個人情報とが一致した場
合には、遺伝子の塩基配列データをユーザ側端末から通
信手段を介して受信すること、d)受信した塩基配列デ
ータと記憶手段に格納された塩基配列データとを照合す
ること、e)塩基配列データの照合の結果、受信した塩
基配列データが記憶手段に格納された塩基配列データと
一致した場合には、当該受信した塩基配列データのユー
ザを特定すること、を備えるという構成を採用してい
る。
以外の本人認証用のあらゆる情報である。
情報がユーザ側端末から通信手段を介して受信され、受
信した個人情報と記憶手段に格納された個人情報とが照
合され、個人情報の照合の結果、受信した個人情報と記
憶手段に格納された個人情報とが一致した場合には、遺
伝子の塩基配列データがユーザ側端末から通信手段を介
して受信される。そして、処理手段によって、受信した
塩基配列データと記憶手段に格納された塩基配列データ
とが照合され、塩基配列データの照合の結果、受信した
塩基配列データが記憶手段に格納された塩基配列データ
と一致した場合には、当該受信した塩基配列データのユ
ーザが特定される。
発明において、個人情報は、当該ユーザの住所、暗証番
号、筆跡パターン、指紋パターン、又は網膜パターンの
いずれかである。
記載の発明において、処理手段は、特定したユーザに関
するユーザ情報を記憶手段に登録する。
る多種多様な内容を含む。例えば、ユーザの氏名、生年
月日、ユーザと取引先間の契約内容、あるいはユーザの
医療情報等を含む。
載の発明では、外部装置との通信手段、情報の記憶手段
及びこれら各手段の動作を制御する処理手段を備え、記
憶手段が、ユーザの指紋パターン等の生体特性情報を格
納する。
性情報をユーザ側端末から通信手段を介して受信するこ
と、b)受信した生体特性情報と記憶手段に格納された
生体特性情報とを照合すること、c)照合の結果、受信
した生体特性情報が記憶手段に格納された生体特性情報
と一致した場合には、当該受信した生体特性情報を持つ
ユーザを特定すること、を備えるという構成を採用して
いる。
パターン、網膜パターン、音声パターン又は虹彩パター
ンである。
ザの生体特性情報がユーザ側端末から通信手段を介して
受信され、受信した生体特性情報と記憶手段に格納され
た生体特性情報とが照合され、照合の結果、受信した生
体特性情報が記憶手段に格納された生体特性情報と一致
した場合には、当該受信した生体特性情報を持つユーザ
が特定される。
載の発明では、ユーザの生体要素から獲得された遺伝子
を取得する遺伝子取得手段、情報入力手段、遺伝子解析
手段、外部装置とのユーザ側通信手段及びこれら各手段
の動作を制御するユーザ側処理手段を備える。
得手段により取得されたユーザの遺伝子から当該ユーザ
の塩基配列データを取得すること、b)ユーザ側処理手
段が、当該取得された塩基配列データをユーザ側通信手
段を介して外部装置に送信すること、を備えるという構
成を採用している。
きるあらゆる要素である。例えば、髪、血液、爪又は唾
液である。
て、遺伝子取得手段により取得されたユーザの遺伝子か
ら、当該ユーザの塩基配列データが取得され、ユーザ側
処理手段によって、当該取得された塩基配列データがユ
ーザ側通信手段を介して外部装置に送信される。
3又は4記載の人物識別システムと、請求項6記載の人
物識別システム用端末装置とを備える、という構成を採
用している。
するものである。
乃至図7に基づいて説明する。
る。
1は、インターネット等のネットワーク4に接続されて
いる。また、サーバ装置2も、通信手段3を介してネッ
トワーク4に接続されている。
証を行うあらゆるものであり、例えば、金融機関の顧
客、保険会社の保険契約者あるいは患者が挙げられる。
に関する情報をサーバ装置2に提供することで本人かど
うかを確実に識別するシステムを実現する。
端末1について説明する。
ーザの生体要素(例えば、髪)から獲得された遺伝子
(例えば、DNA)を取得する遺伝子取得手段11、情
報入力手段12、遺伝子解析手段13、外部装置とのユ
ーザ側通信手段14及びこれら各手段の動作を制御する
ユーザ側処理手段15を備えている。また、このユーザ
側端末1は、情報の記憶手段16及び情報の表示手段1
7も備えている。
全体の動作を制御するものであり、CPU等を含んでい
る。遺伝子取得手段11および遺伝子解析手段13は一
体として、例えばオートシークエンサ等を含むように構
成されている。ユーザ側通信手段14は、例えば通信イ
ンターフェース等である。情報入力手段12は、例えば
キーボード、タッチパネル、触圧センサ等である。記憶
手段16は、例えばメモリ等である。表示手段17は、
例えばディスプレイ等である。
2の操作に基づいて個人情報(例えば、ユーザの識別番
号)を受信するようになっている。
個人情報をユーザ側通信手段14を介してサーバ装置
(外部装置)2に送信するようになっている。
手段11により取得されたユーザの遺伝子から当該ユー
ザの塩基配列データを取得するようになっている。
された塩基配列データをユーザ側通信手段14を介して
サーバ装置(外部装置)2に送信するようになってい
る。
伝子から当該ユーザの塩基配列データを取得する一例
を、DNAの塩基配列を取得する場合で説明する。
Aについて説明する。
し、採取した生体要素の細胞の溶解を行う。具体的に
は、細胞の溶解では、イオン性または非イオン性の界面
活性剤を使用する。また、界面活性剤の使用と合わせ
て、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム水塩などのキ
レート剤も使用しヌクレアーゼの活性抑制を同時に行
う。その結果、生体要素からDNAが抽出され、抽出さ
れたDNAについて可溶化を行う。DNAの可溶化で
は、非特異的タンパク質分解酵素であるプロテイナーゼ
K等を使用する。そうすると、DNAがタンパクから遊
離する。
タンパク質成分と分離させる。フェノール処理により、
ヌクレアーゼやその他のタンパク質が変性され、DNA
はフェノール層と水層の中間層に沈殿する。その結果、
DNAがタンパク質成分と分離する。
縮したりフェノールやヌクレオチド等の混合物を除去す
る。そして、沈殿したDNAを回収する。
得手段11が取得する。
段11により取得されたDNAから塩基配列データを取
得する手法について説明する。ここでは、DNAにおけ
る4種類の塩基、すなわちアデニン、チミン、グアニン
およびシトシンをそれぞれ2ビットのデータに置き換え
る場合で説明する。
0)のデータ、チミンを(01)のデータ、グアニンを
(10)のデータ、およびシトシンを(11)のデータ
にそれぞれ置き換える。
明図である。ここでは、個人差が大きい多型部分のみを
データ化するものとする。なお、全ての塩基配列をデー
タ化してもよい。
からなる大分類を示す。符号P,Cは染色体中のDNA
の種類からなる小分類を示す。また、符号EはDNAの
極分類であるエクソン部を示す。符号IはDNAの極分
類であるイントロン部を示す。また、符号Aはアデニン
を、符号Tはチミンを、符号Cはシトシンを、それぞれ
示す。
個人差の大きい部分であるとすると、遺伝子解析手段1
3は、DNAの塩基配列データとして(01,01,0
0)を取得する。その結果、ユーザ側処理手段15は、
塩基配列データ(01,01,00)をサーバ装置2に
送信する。
装置との通信手段3、情報の記憶手段21、及びこれら
各手段の動作を制御する処理手段22を備える。また、
このサーバ装置2は、情報の入力手段23及び情報の表
示手段24も備えている。
ユーザの識別番号等の個人情報を予め格納するととも
に、ユーザの遺伝子(例えば、DNA)の塩基配列デー
タを予め格納する。また、記憶手段21は、ユーザに関
するユーザ情報も格納する。
作を制御するCPU等を含んでいる。ただし、処理手段
22は単一のCPUから構成される場合に限らず、分散
処理を行う複数のコンピュータを含んでいてもよい。記
憶手段21は、例えばハードディスク等である。ただ
し、記憶手段21は物理的に単一であるか複数であるか
を問わない。通信手段3は、例えばルータである。入力
手段23は、例えばキーボード等である。表示手段24
は、例えばコンピュータディスプレイ等である。
側端末1から通信手段3を介して受信するようになって
いる。
と記憶手段21に格納された個人情報とを照合するよう
になっている。
結果、受信した個人情報と記憶手段21に格納された個
人情報とが一致した場合には、遺伝子の塩基配列データ
をユーザ側端末1から通信手段3を介して受信するよう
になっている。
データと記憶手段21に格納された塩基配列データとを
照合するようになっている。
照合の結果、受信した塩基配列データが記憶手段21に
格納された塩基配列データと一致した場合には、当該受
信した塩基配列データのユーザを特定するようになって
いる。
関するユーザ情報を記憶手段21に登録するようになっ
ている。
して必要な公知の構成およびその機能は、本実施形態で
もそのまま備えたものとなっている。
に基づいて説明する。
うに、ユーザ側処理手段15が情報入力手段12の操作
に基づいて個人情報を受信する(S101)。
た個人情報をユーザ側通信手段14を介してサーバ装置
(外部装置)2に送信する(S102)。
手段11により取得されたユーザの遺伝子から当該ユー
ザの塩基配列データを取得する(S103)。
得された塩基配列データをユーザ側通信手段14を介し
てサーバ装置2に送信する(S104)。
に、処理手段22は、個人情報をユーザ側端末1から通
信手段3を介して受信する(S201)。
報と記憶手段21に格納された個人情報とを照合する
(S202)。
結果、受信した個人情報と記憶手段21に格納された個
人情報とが一致した場合には、遺伝子の塩基配列データ
をユーザ側端末1から通信手段3を介して受信する(S
203)。
データと記憶手段21に格納された塩基配列データとを
照合する(S204)。
照合の結果、受信した塩基配列データが記憶手段21に
格納された塩基配列データと一致した場合には、当該受
信した塩基配列データのユーザを特定する(S20
5)。
に関するユーザ情報を記憶手段21に登録する(S20
6)。
析手段13によって、塩基配列データがユーザの生体要
素から獲得された遺伝子から取得され、ユーザ側処理手
段15によって、取得された塩基配列データがサーバ装
置2に送信されるようになっている。このため、ユーザ
から生体要素を採取し、採取した生体要素から遺伝子を
獲得すれば、獲得した遺伝子の塩基配列データの照合を
いつでも何処でもリアルタイムにサーバ装置2側で行う
ことが可能となる。よって、ユーザから生体要素を獲得
すればその場で本人であるか否かを識別することが可能
となる。これにより、例えば塩基配列データが記録され
た記録体を紛失したり破損した場合には、本人であるか
どうかをその場で識別することができないという従来例
の不都合を回避できる。
るものを所持することなく、ユーザの生体要素を獲得す
れば本人であるか否かがその場で識別されるので、ユー
ザと取引先との間で安全に契約や取引を行うことができ
る。更に、患者の生体要素(例えば、髪や血液)を獲得
すれば本人であるか否かがその場で識別されるので、患
者の取り違え等を防ぐことができ、例えば輸血や手術時
等に有用である。しかも、退院時に患者から何も取り外
す必要がない。このため、ICチップを患者にはって患
者を識別する手法の有する問題点も確実に改善すること
ができる。
が、処理手段22によって記憶手段21に登録されるよ
うになっている。このため、本人であることが確認され
た場合、ユーザに関するさまざまな内容をユーザの履歴
として保存することが可能となる。
約内容、あるいは通院状況等の医療情報をユーザの履歴
として登録できる。このため、例えば金融機関では、顧
客(ユーザ)が本システムにアクセスすることにより、
顧客の債権の元利金支払いの確実性の度合いを確認する
ことができ、これによって、金融機関が顧客に対して貸
し付けを適正に行うことが可能となる。
ザ)が本システムにアクセスすることにより、保険契約
者の通院状況を確認することができ、これによって、保
険会社が適正な保険金を保険契約者に支払うことが可能
となる。
得して本システムにアクセスすることにより、その患者
のカルテ等の医療情報を確認することができ、これによ
って、医療行為が円滑に行われることとなる。特に、意
識のない急患が運ばれてきた場合にも患者の生体要素を
取得すれば患者の治療状況や血液型等を確認することが
できるので有用である。もちろん、その患者が海外や遠
方への旅行中であっても医療機関はいつでも本システム
にアクセスすることができる。
の医療情報を共有するので、記録媒体(例えば、磁気カ
ード)上の医療情報を共有する場合に比べて多種多様な
医療情報を共有することが可能となる。
は、不変であり、かつ、塩基配列はユーザの生体要素か
ら簡易に取得できるので、どのような状況においてもユ
ーザに関するさまざまな情報を当該ユーザに関する履歴
としていつでも保存することが可能となる。
合もユーザの生体要素を取得することにより多種多様な
内容を転職や移転後もユーザごとに保存することができ
る。また、例えば、ユーザ(患者)が転院を繰り返した
場合も、転院する都度、患者の治療状況を記憶手段21
に登録することによりユーザの過去の治療状況をいつで
も何処でも書き足したり確認することも可能となる。
個人情報が一致した場合にユーザの塩基配列データを照
合して塩基配列データのユーザを特定するようになって
いる。このため、個人情報の照合と塩基配列データの照
合とを組み合わせてユーザを特定することとなり、これ
により、塩基配列データの照合のみでユーザを特定する
従来例の場合に比べてより正確にユーザを特定すること
が可能となる。
は、ユーザの住所、暗証番号、筆跡パターン、指紋パタ
ーン、又は網膜パターンのいずれかとしたので、ユーザ
は確実に特定されることとなる。
預け払い機(ATM)5と組み合わせた場合の応用例を
図7に示す。
金自動預け払い機5と一体に構成されている。
末1から送信されたユーザの塩基配列データを受信し、
受信した塩基配列データのユーザを特定すると、動作信
号を自動預け払い機5側に送信するようになっている。
置2から送信される動作信号を送入すると、所定の処理
(例えば、現金の支払い)を実行するようになってい
る。
た図1の場合と同一である。また、自動預け払い機5と
して必要な公知の構成およびその機能は、そのまま備え
たものとなっている。
例えばユーザのDNAが取得されると、そのユーザのD
NAの塩基配列データが取得され、取得された塩基配列
データがサーバ装置1に送信される。続いて、サーバ装
置2側では、ユーザ側端末1から送信された塩基配列デ
ータを受信し、受信した塩基配列データのユーザを特定
する。そうすると、サーバ装置2の処理手段22が動作
信号を自動預け払い機5側に送信する。すると、自動預
け払い機5側では、処理手段22から送信された動作信
号を送入し、特定されたユーザに対し所定の処理を行
う。これにより、ユーザが確実に特定された後、特定さ
れたユーザに対し所定の処理が行われることとなり、ユ
ーザと取引先間で安全に取引を行うことが可能となる。
ない。本実施形態では、DNAの塩基配列データの場合
で説明したが、例えばRNAやヒト・ゲノムの塩基配列
データを利用するようにしてもよい。また、ユーザ側端
末1は利用者数に応じて多数存在する。
ほぼ同様の作用効果を得ることができる。
説明する。
置との通信手段3、情報の記憶手段21及びこれら各手
段の動作を制御する処理手段22を備えている。そし
て、情報の記憶手段21が、ユーザの生体特性情報(例
えば、指紋パターン)を格納する点に特徴を有する。
ーザ側端末1から通信手段3を介して受信するようにな
っている。
情報と記憶手段21に格納された生体特性情報とを照合
するようになっている。
した生体特性情報が記憶手段21に格納された生体特性
情報と一致した場合には、当該受信した生体特性情報を
もつユーザを特定するようになっている。
作用効果を有するほか、更にサーバ装置2側ではユーザ
側端末1からユーザの生体特性情報を受信してもユーザ
が本人であるか否かを識別するようにしているので、ユ
ーザ側端末を操作する不特定多数の者の間でユーザの生
体特性情報を共有しつつユーザが本人であるか否かを識
別することが可能となる。例えば、不特定多数の病院の
間で患者の生体特性情報を共有しつつ患者が本人である
か否かを識別したり、不特定多数の企業の間で従業員の
生体特性情報を共有しつつ従業員が本人か否かを識別す
ることができる。
ので、何時でも何処でもリアルタイムにユーザ側端末の
ユーザが本人であるか否かを識別することができる。
によりユーザを特定し、ユーザ側端末から受信した塩基
配列データによりユーザを特定する場合、塩基配列デー
タのみで本人であるかどうかを特定する場合に比べて本
人か否かをより正確に識別することができる。また、塩
基配列データのみで本人であるかどうかを特定する場合
に比べて第三者の盗用による利用を防止できる。
証番号、筆跡パターン、指紋パターン、又は網膜パター
ンのいずれかとした場合、ユーザを確実に特定すること
ができる。
を登録する場合、ユーザに関するさまざまな内容をユー
ザの履歴として保存することができる。例えば、ユーザ
と取引先間の契約内容や、患者の検診の進捗状況を履歴
として保存することができ、金融機関や医療機関等で有
用である。
生体特性情報により生体特性情報をもつユーザを特定す
る場合、ユーザ側端末を操作する不特定多数の者の間で
生体特性情報を共有しつつユーザが本人か否かを識別す
ることができる。例えば、不特定多数の病院の間で患者
の生体特性情報を共有しつつ患者が本人か否かを識別す
ることができる。
生体要素から獲得された遺伝子から塩基配列データを取
得し、ユーザ側処理手段によって、取得された塩基配列
データを外部装置に送信する場合、ユーザの生体要素が
あれば本人であるか否かをいつでも何処でも識別するこ
とができる。このため、例えば塩基配列データを記録し
た記録体を紛失等して本人であるか否かをその場で識別
することができないという従来例における不都合を回避
できる。
るか否かをその場で識別できるので、ユーザと取引先間
で契約や取引を安全に行うことができる。更に、医療機
関でも輸血や手術を安全に行うこともできる、という従
来にない優れた人物識別システム等を提供することがで
きる。
る。
る。
ーチャートである。
チャートである。
ある。
Claims (7)
- 【請求項1】 外部装置との通信手段、情報の記憶手段
及びこれら各手段の動作を制御する処理手段を備え、 前記記憶手段が、ユーザの遺伝子の塩基配列データを予
め格納した人物識別システムであって、前記処理手段
は、 a)遺伝子の塩基配列データをユーザ側端末から前記通
信手段を介して受信すること、 b)前記受信した塩基配列データと前記記憶手段に格納
された塩基配列データとを照合すること、 c)照合の結果、前記受信した塩基配列データが前記記
憶手段に格納された塩基配列データと一致した場合に
は、当該受信した塩基配列データのユーザを特定するこ
と、 を特徴とした人物識別システム。 - 【請求項2】 外部装置との通信手段、情報の記憶手
段、及びこれら各手段の動作を制御する処理手段を備
え、 前記記憶手段が、ユーザの識別番号等の個人情報を予め
格納するとともに、当該ユーザの遺伝子の塩基配列デー
タを予め格納した人物識別システムであって、前記処理
手段は、 a)個人情報をユーザ側端末から前記通信手段を介して
受信すること、 b)前記受信した個人情報と前記記憶手段に格納された
個人情報とを照合すること、 c)前記個人情報の照合の結果、前記受信した個人情報
と前記記憶手段に格納された個人情報とが一致した場合
には、遺伝子の塩基配列データを前記ユーザ側端末から
前記通信手段を介して受信すること、 d)前記受信した塩基配列データと前記記憶手段に格納
された塩基配列データとを照合すること、 e)塩基配列データの照合の結果、前記受信した塩基配
列データが前記記憶手段に格納された塩基配列データと
一致した場合には、当該受信した塩基配列データのユー
ザを特定すること、 を特徴とした人物識別システム。 - 【請求項3】 前記個人情報は、前記ユーザの住所、暗
証番号、指紋パターン、筆跡パターン、又は網膜パター
ンのいずれかであることを特徴とする請求項2記載の人
物識別システム。 - 【請求項4】 前記処理手段は、特定したユーザに関す
るユーザ情報を前記記憶手段に登録することを特徴とす
る請求項1又は2記載の人物識別システム。 - 【請求項5】 外部装置との通信手段、情報の記憶手段
及びこれら各手段の動作を制御する処理手段を備え、 前記記憶手段が、ユーザの指紋パターン等の生体特性情
報を格納する人物識別システムであって、 前記処理手段は、 a)ユーザの生体特性情報をユーザ側端末から前記通信
手段を介して受信すること、 b)前記受信した生体特性情報と前記記憶手段に格納さ
れた生体特性情報とを照合すること、 c)照合の結果、前記受信した生体特性情報が前記記憶
手段に格納された生体特性情報と一致した場合には、当
該受信した生体特性情報をもつユーザを特定すること、
を特徴とした人物識別システム。 - 【請求項6】ユーザの生体要素から獲得された遺伝子を
取得する遺伝子取得手段、情報入力手段、遺伝子解析手
段、外部装置とのユーザ側通信手段及びこれら各手段の
動作を制御するユーザ側処理手段を備えた人物識別シス
テムであって、 a)前記遺伝子解析手段が、前記遺伝子取得手段により
取得されたユーザの遺伝子から当該ユーザの塩基配列デ
ータを取得すること、 b)前記ユーザ側処理手段が、当該取得された塩基配列
データを前記ユーザ側通信手段を介して外部装置に送信
すること、 を特徴とした人物識別システム用端末装置。 - 【請求項7】 請求項1,2,3又は4記載の人物識別
システムと、請求項6記載の人物識別システム用端末装
置とを備えたことを特徴とする人物識別システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001087282A JP2002288141A (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | 人物識別システム及びそのシステム用端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001087282A JP2002288141A (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | 人物識別システム及びそのシステム用端末装置 |
Publications (1)
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JP2001087282A Pending JP2002288141A (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | 人物識別システム及びそのシステム用端末装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008523382A (ja) * | 2004-12-09 | 2008-07-03 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | ポイントオブケア診断用の患者識別 |
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-
2001
- 2001-03-26 JP JP2001087282A patent/JP2002288141A/ja active Pending
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