JP4462863B2 - 本人認証装置、生体特徴情報更新方法およびプログラム - Google Patents
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Description
このため、所定の品質の読み取りデータが得られない場合等に、改めて指紋を読み取り、指紋データを再登録(更新)を可能とする必要がある。
各利用者に発行され、該利用者の複数の生体特徴情報と、各生体特徴情報に基づいて本人認証をした結果の履歴を示す履歴情報とを格納する記憶装置に格納されている該利用者の生体特徴情報と、生体情報読取装置が取得した生体特徴情報との照合結果に基づいて、利用者本人であるか否かを認証する本人認証装置であって、
前記記憶装置に格納されている情報を読み書きする読書手段と、
前記読書手段が読み出した前記生体特徴情報と、前記生体情報読取装置が取得した生体特徴情報とを照合する照合手段と、
前記照合手段の照合結果に基づいて前記読書手段が読み出した前記生体特徴情報の更新が必要であるか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段が、前記読書手段が読み出した生体特徴情報の更新が必要であると判別した場合に、前記記憶装置に格納された前記履歴情報を読み出し、前記履歴情報に基づいて各生体特徴情報毎に該生体特徴情報に基づいて行われた過去の認証の成績を算出し、該本人認証装置で実施可能であって、前記成績の最も高い、前記読書手段が読み出した生体特徴情報と異なる生体特徴情報に基づいて利用者本人であることを認証し、利用者本人であると認証した場合に前記生体読取装置により生体特徴情報を取得して、前記読書手段により前記記憶装置に格納する格納手段と、
を具備することを特徴とする。
また、この発明の本人認証装置は、本人認証の履歴情報に基づいて、本人認証が成功する確率が高い本人認証方法を実施することができる。
各利用者に発行され、該利用者の複数の生体特徴情報と、各生体特徴情報に基づいて本人認証をした結果の履歴を示す履歴情報とを格納する記憶装置に格納されている該利用者の生体特徴情報と、生体情報読取装置が取得した生体特徴情報との照合結果に基づいて、利用者本人であるか否かを認証する本人認証装置に読み出される、該生体特徴情報を更新する生体特徴情報更新方法であって、
前記本人認証装置が、
前記記憶装置から読み出された前記生体特徴情報と、前記生体情報読取装置が取得した生体特徴情報とを照合する照合ステップと、
前記照合ステップの照合結果に基づいて前記記憶装置から読み出された前記生体特徴情報の更新が必要であるか否かを判別する判別ステップと、
前記判別ステップが、前記記憶装置から読み出された生体特徴情報の更新が必要であると判別した場合に、前記記憶装置に格納された前記履歴情報を読み出し、前記履歴情報に基づいて各生体特徴情報毎に該生体特徴情報に基づいて行われた過去の認証の成績を算出し、該本人認証装置で実施可能であって、前記成績の最も高い、前記記憶装置から読み出された生体特徴情報と異なる生体特徴情報に基づいて利用者本人であることを認証する認証ステップと、
前記認証ステップが、利用者本人であると認証した場合に前記生体情報読取装置により生体特徴情報を取得して、前記記憶装置に格納する格納ステップと、
を備えることを特徴とする。
コンピュータを、各利用者に発行され、該利用者の複数の生体特徴情報と、各生体特徴情報に基づいて本人認証をした結果の履歴を示す履歴情報とを格納する記憶装置に格納された該利用者の生体特徴情報と、生体情報読取手段が取得した生体特徴情報とを照合するステップの処理結果に基づいて、利用者本人であるか否かを認証する装置として機能させるプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記記憶装置から読み出した前記生体特徴情報と、前記生体情報読取手段が取得した生体特徴情報とを照合する照合ステップと、
前記照合ステップの照合結果に基づいて前記記憶装置から読み出した前記生体特徴情報の更新が必要であるか否かを判別する判別ステップと、
前記判別ステップが、前記記憶装置から読み出した生体特徴情報の更新が必要であると判別した場合に、前記記憶装置に格納された前記履歴情報を読み出し、前記履歴情報に基づいて各生体特徴情報毎に該生体特徴情報に基づいて行われた過去の認証の成績を算出し、該本人認証装置で実施可能であって、前記成績の最も高い、前記記憶装置から読み出した生体特徴情報と異なる生体特徴情報に基づいて利用者本人であることを認証する認証ステップと、
前記認証ステップが、利用者本人であると認証した場合に前記生体情報読取手段により生体特徴情報を取得して、前記記憶装置に格納する格納ステップと、
を実行させることを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態にかかる本人認証装置について、図面を参照して説明する。この本人認証装置を図1に示す。
ここで、生体データとは、身体的特徴量をデジタル化したデータであって、例えば、2値画像などである。また、認証スコアとは、ICカード40から読み出した生体データと、指紋読取部13から送信された生体データとが、どの程度類似しているかの数値である。そして、認証スコア履歴は、対応付けられている生体データにより生体認証を実行した際の認証スコアの一連の結果、およびその生体データによる生体認証の成功回数と失敗回数(成功確率、試行回数でもよい。)とを別に記録するようにしてもよい。
つまり、本人認証装置10は、ICカード読書部14を制御して、ICカード40から本人認証し使用した指紋に関する生体データ情報に含まれる認証スコア履歴を読み出して、読み出した成功回数に1を加え新しい成功回数とする。そして、ICカード読書部14を制御して、ICカード40に格納された生体データ情報に新しい成功回数と本人認証に成功した際の認証スコアとを書き込んで生体データ情報の更新を行う。なお、本人認証に失敗した後に、成功した場合は、失敗回数の更新も行う。
ステップS103の処理が終了すると、本人認証装置10は、表示部15にICカード40を取り出すようにとの指示を表示し、挿着されたICカード40をICカード読書部14から排出する。そして、本人認証処理を終了する。利用者は、ICカード読書部14からICカード40を取り出す。
図示するように、指紋データ再登録処理では、まず、パスワード入力部16を操作して、利用者にパスワードを入力してもらう。そして、入力されたパスワードとICカード40に格納されているパスワードとが一致しているか否かを判別する(ステップS201)。
例えば、本人認証装置10はさらに、虹彩を撮影する撮影部を備え、ICカード40には生体特徴情報として、指紋と虹彩とを格納する。そして、通常の本人認証は指紋により行い、指紋を再登録する際には、虹彩により本人認証を行うように構成する。
本発明は、本人認証を行うシステムに適用することが可能である。
また、生体特徴情報を再登録する際に、利用者にパスワード、暗証番号などを入力させて認証する代わりに、他の生体特徴情報を利用して認証するようにすることが望ましい。
次に、図を用いて、上記本人認証装置を利用した取引システムの例を説明する。
記憶部112は、例えば、RAMなどの記憶装置から構成される。記憶部112は、制御部111の動作プログラムを格納し、制御部111の一時メモリとしても使用される。
指紋読取部113は、図1の指紋読取部13と同様の構成、機能を持つ。
図7に戻り、カード処理部114は、ICカード読書装置、ローディング機構などから構成される。ICカード140に記憶されている後述の顧客不変情報、および前述の生体データ情報の読取機能や更新機能を有する。決済取引中は、ICカード140を滞留し、取引終了時にカード挿入返却口から排出し顧客に返却する。
表示部115は、ディスプレイなどを備え、顧客に対するメッセージおよび指示を表示する。
暗証番号入力部116は、テンキー・確定ボタン、あるいはタッチパネルなどを備え、顧客に暗証番号を入力させる。
通帳処理部117は、図示しない通帳挿入返却口より挿入される通帳に印字処理などを行い、取引終了後に通帳挿入返却口から排出し、顧客に返却する。
明細書処理部118は、ICカード140による取引を行った場合に発行される取引明細書を発行する。
入出金部119は、顧客から入金される、または顧客に支払われる紙幣および貨幣を取り扱う。
通信部120は、例えば、ネットワークカードなどを備え、ATM110とホストコンピュータ180との電文の送受信を行う。
虹彩読取部123は、例えば、ビデオカメラなどを備えている。虹彩読取部123は、制御部111に制御され、ビデオカメラで撮像した画像から特徴量を抽出して虹彩データとする。そして、虹彩データを制御部111に送信する。
図8(A)に示すように、図3(A)の不変情報において、パスワードの代わりに、取引情報(口座情報、暗証番号、など)が追加される。
また、図8(B)に示すように、生体データ情報において、生体データ情報の種類を識別するために生体データコードが追加されている。ここで、生体データコードとは、生体データの種類を識別するための情報で、例えば、生体データが指紋である場合には、”01”、虹彩である場合には”02”などと決められている。
まず顧客がATM110のカード処理部114にICカード140を差し込む。すると、ATM110は、ICカード140に格納されている生体特徴情報の種類がATM110で行っている生体認証に使用される種類の生体特徴情報であるか否かを判別する(ステップS301)。例えば、ATM110は、ICカード140から生体データ情報保存フラグを読み出し、そのフラグがICカード140が生体特徴情報を格納している旨の内容を示している場合に、さらに、ICカード140から各生体データ情報に含まれるすべての生体データコードを読み出し、いずれかの生体データコードが、ATM110で利用可能な生体特徴情報であることを示しているものであるか否かを判別する。生体データ情報保存フラグがICカード140が生体特徴情報を格納していない旨の内容を示している場合は、ATM110はICカード140に生体特徴情報を格納されていないと判別する。
ただし、ステップS105の指紋データ再登録処理では、図10に示すように、パスワードの代わりに虹彩による本人認証を実行する(ステップS201A)。ステップS201Aでは、表示部115に虹彩に基づく生体認証を行う旨のメッセージと、目を虹彩読取部123へ向ける指示とを表示する。虹彩読取部123は、撮像した画像データを制御部111に送信する。制御部111は、虹彩読取部123から送られてきた虹彩データと、ICカード140に格納されている虹彩データとを照合し、認証スコアを算出する。そして、この認証スコアが所定の閾値以上であるか否かを判別し、閾値以上であれば、本人であると認証する。
生体特徴情報による本人認証処理が正常終了した場合は、ステップS304に処理を移し、異常終了した場合(生体特徴情報の再登録に失敗した場合)はICカード140を排出して処理を終了する。
ここで、顧客が生体認証を行っているもののATM110で取り扱えない場合とは、例えば、ATM110では虹彩あるいは指紋による生体認証を行っているが、ICカード140には生体特徴情報として声紋しか格納されていないような場合である。
逆に、生体特徴情報による本人認証を実施しないATMに、顧客が生体特徴情報を格納しているICカード140を挿入しても、そのATMは格納された生体特徴情報を読み取らないか、読み取っても無視する。顧客は、通常の暗証番号による本人認証を行う。
なお、上述のステップS201Aで、虹彩により本人認証を行う代わりに、暗証番号により本人認証を行ってもよい。
例えば、上記説明は、所定の回数連続して認証に失敗した場合に、指紋データの再登録処理を行う例であったが、過去の認証スコアの平均値が所定の数値以下となった場合に指紋データの再登録処理を実行するようにしてもよい。ICカードに格納する認証スコアの数を所定の数(例えば100個)に制限してもよい。
また、同じ指紋による生体特徴情報でも、例えば、右手親指と左手人差し指とで指紋は異なるので、同一種類の生体特徴情報を記憶媒体に格納するようにしてもよい。この場合、ICカード40(140)に格納されている、上述の生体データ情報はさらに、同一種類の生体特徴情報を区別するための識別子を含むものとする。
例えば、生体特徴情報をICカード140に再登録する際に、各認証スコア履歴をICカード140から読み出し、それらの認証スコア履歴から、ATM110で本人認証が実施可能であって、認証スコアの平均が最も高い生体特徴情報を判別し、表示部115に認証スコアの平均が最も高いと判別された生体特徴情報により本人認証を行う旨のメッセージを表示し、その生体特徴情報により本人認証を行う。なお、暗証番号などの生体情報を利用しない本人認証を行えるようにしてもよい。
例えば、レンタルビデオ店が、会員にICカード40を発行する。この情報処理システムにより、会員であるか否かを判別し、レンタルの可否を行うものとする。
利用者はICカード40をICカードリーダ/ライタ230に挿着することにより、上述した機能を利用することができる。なお、パスワードの入力は、キーボードにより行い、認証結果はPC210が備えるディスプレイに表示される。
11 制御部
12 記憶部
13 指紋読取部
14 ICカード読書部
15 表示部
16 パスワード入力部
40、140 ICカード
41 制御部
42 ROM
43 EEPROM
44 RAM
110 現金自動預払機(ATM)
111 制御部
112 記憶部
113 指紋読取部
114 カード処理部
115 表示部
116 暗証番号入力部
117 通帳処理部
118 明細書処理部
119 入出金部
120 通信部
123 虹彩読取部
180 ホストコンピュータ
210 パーソナルコンピュータ(PC)
220 指紋読取装置
230 ICカードリーダ/ライタ
Claims (4)
- 各利用者に発行され、該利用者の複数の生体特徴情報と、各生体特徴情報に基づいて本人認証をした結果の履歴を示す履歴情報とを格納する記憶装置に格納されている該利用者の生体特徴情報と、生体情報読取装置が取得した生体特徴情報との照合結果に基づいて、利用者本人であるか否かを認証する本人認証装置であって、
前記記憶装置に格納されている情報を読み書きする読書手段と、
前記読書手段が読み出した前記生体特徴情報と、前記生体情報読取装置が取得した生体特徴情報とを照合する照合手段と、
前記照合手段の照合結果に基づいて前記読書手段が読み出した前記生体特徴情報の更新が必要であるか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段が、前記読書手段が読み出した生体特徴情報の更新が必要であると判別した場合に、前記記憶装置に格納された前記履歴情報を読み出し、前記履歴情報に基づいて各生体特徴情報毎に該生体特徴情報に基づいて行われた過去の認証の成績を算出し、該本人認証装置で実施可能であって、前記成績の最も高い、前記読書手段が読み出した生体特徴情報と異なる生体特徴情報に基づいて利用者本人であることを認証し、利用者本人であると認証した場合に前記生体読取装置により生体特徴情報を取得して、前記読書手段により前記記憶装置に格納する格納手段と、
を具備することを特徴とする本人認証装置。 - 前記判別手段は、前記履歴情報に基づいて算出した過去の本人認証の成績の平均値が所定値以下である場合に、前記読書手段が読み出した前記生体特徴情報の更新が必要であると判別する手段である、
ことを特徴とする請求項1に記載の本人認証装置。 - 各利用者に発行され、該利用者の複数の生体特徴情報と、各生体特徴情報に基づいて本人認証をした結果の履歴を示す履歴情報とを格納する記憶装置に格納されている該利用者の生体特徴情報と、生体情報読取装置が取得した生体特徴情報との照合結果に基づいて、利用者本人であるか否かを認証する本人認証装置に読み出される、該生体特徴情報を更新する生体特徴情報更新方法であって、
前記本人認証装置が、
前記記憶装置から読み出された前記生体特徴情報と、前記生体情報読取装置が取得した生体特徴情報とを照合する照合ステップと、
前記照合ステップの照合結果に基づいて前記記憶装置から読み出された前記生体特徴情報の更新が必要であるか否かを判別する判別ステップと、
前記判別ステップが、前記記憶装置から読み出された生体特徴情報の更新が必要であると判別した場合に、前記記憶装置に格納された前記履歴情報を読み出し、前記履歴情報に基づいて各生体特徴情報毎に該生体特徴情報に基づいて行われた過去の認証の成績を算出し、該本人認証装置で実施可能であって、前記成績の最も高い、前記記憶装置から読み出された生体特徴情報と異なる生体特徴情報に基づいて利用者本人であることを認証する認証ステップと、
前記認証ステップが、利用者本人であると認証した場合に前記生体情報読取装置により生体特徴情報を取得して、前記記憶装置に格納する格納ステップと、
を備えることを特徴とする生体特徴情報更新方法。 - コンピュータを、各利用者に発行され、該利用者の複数の生体特徴情報と、各生体特徴情報に基づいて本人認証をした結果の履歴を示す履歴情報とを格納する記憶装置に格納された該利用者の生体特徴情報と、生体情報読取手段が取得した生体特徴情報とを照合するステップの処理結果に基づいて、利用者本人であるか否かを認証する装置として機能させるプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記記憶装置から読み出した前記生体特徴情報と、前記生体情報読取手段が取得した生体特徴情報とを照合する照合ステップと、
前記照合ステップの照合結果に基づいて前記記憶装置から読み出した前記生体特徴情報の更新が必要であるか否かを判別する判別ステップと、
前記判別ステップが、前記記憶装置から読み出した生体特徴情報の更新が必要であると判別した場合に、前記記憶装置に格納された前記履歴情報を読み出し、前記履歴情報に基づいて各生体特徴情報毎に該生体特徴情報に基づいて行われた過去の認証の成績を算出し、該本人認証装置で実施可能であって、前記成績の最も高い、前記記憶装置から読み出した生体特徴情報と異なる生体特徴情報に基づいて利用者本人であることを認証する認証ステップと、
前記認証ステップが、利用者本人であると認証した場合に前記生体情報読取手段により生体特徴情報を取得して、前記記憶装置に格納する格納ステップと、
を実行させるためのプログラム。
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