JP2007316885A - 生体認証方法とその装置とそのシステム、および取引処理方法と自動取引端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数種類の指についての登録指静脈データを登録しても、短時間で認証完了し、利用者の満足度を向上させることを目的とする。
【解決手段】自動取引端末5に、予め登録されている利用者の複数種類の登録指静脈データのうち生体認証の際に読み取る指種類を特定する指選択画面表示部11と、利用者の指静脈を読取指静脈データとして読み取る指静脈認証機構部19と、指選択画面で特定した指種類の登録指静脈データと指静脈認証機構部19で読み取った読取指静脈データとに基づく指静脈認証を実行する制御部を備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば利用者から読み取った生体情報に基づいて本人か否かを判定するような生体認証方法とその装置とそのシステム、および、生体認証によって取引を許容する自動取引端末に関する。
近年、急速な情報化社会の進展に伴い、企業や自治体等で、個人情報や機密情報に対する管理意識が高まっている。また、金融業界では印鑑偽造、カード偽造等による不正取引が問題となっている。これに伴って、個人固有の特徴である生体情報を用いるバイオメトリクスが、偽造や盗難、紛失、不正譲渡の危険が少なく、より確度の高い個人認証手段として認知されつつある。
生体情報を用いた個人認証方式としては、入力された生体データと予め記憶している複数の参照用データとを照合判定する生体データ照合装置が提案されている(特許文献1,2参照)。この生体データ照合装置は、予め記憶した複数の参照用データ(指紋画像データ)に優先順位を付け、優先順位の高い参照用データから順番に照合するものである。これにより、照合に要する処理量を削減できるとされている。
一方、生体は怪我等によって変化することがあり、変化の度合いが強いと同一人物であると認証できないという問題点がある。この問題点に対しては、複数の生体部位(複数種類の指、あるいは右手と左手など)を登録しておき、どの生体部位であっても生体認証することが有効であると考えられる。
しかし、上述した生体データ照合装置に関する特許文献には、複数種類の生体部位を登録することについての記載はなかった。仮に複数種類の指の指紋画像を参照用データとして登録しても、優先順位によって比較するデータが決まるものであるから、怪我等によって照合に使用する指を変更することに効率よく対応できるものではなかった。
つまり、例えば常に右手人差し指により照合していた利用者が、この右手人差し指に怪我を負って他の指で照合を受けようとすると、上述した生体データ照合装置は、優先順位の高い右手人差し指から照合を開始することになり、他の指での照合完了までに時間がかかるものであった。
そして、照合完了を待つ時間として利用者が許容できる時間には限度があるため、あまりに時間がかかると利用者の不満に繋がるという問題点があった。
特開2006−18676号公報 特開2006−18677号公報
この発明は、上述の問題に鑑み、複数種類の生体部位についての生体情報を登録しても、短時間で認証完了できる生体認証方法とその装置とそのシステム、および取引処理方法と自動取引端末を提供し、利用者の満足度を向上させることを目的とする。
この発明は、利用者の生体情報を複数種類の生体部位について登録生体情報として予め登録しておき、生体認証の際に読み取る生体部位を特定する生体部位特定処理と、利用者の生体情報を読取生体情報として読み取る生体情報読取処理と、前記生体部位特定処理で特定した生体部位の前記登録生体情報と前記生体情報読取処理で読み取った読取生体情報とに基づく生体認証を行う生体認証処理とを実行することを特徴とする。
好ましくは、前記生体部位特定処理として、前記登録生体情報として登録されている複数種類の生体部位を利用者に通知し、通知した生体部位から生体認証に使用する生体部位を利用者に選択させて特定することを特徴とする。
この発明により、複数種類の生体部位についての生体情報を登録しても、短時間で認証完了できる生体認証方法とその装置とそのシステム、および取引処理方法と自動取引端末を提供し、利用者の満足度を向上させることができる。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1は、認証装置を兼ねた自動取引端末5とホストコンピュータ2とが通信回線3を介して接続された取引システム1のシステム構成図である。この自動取引端末5と、携帯装置としてのICカード7とで生体認証システム4が構成されている。取引システム1は、例えば銀行システムなどの金融機関システムに採用されるものである。自動取引端末5は、取引に用いられる端末であり、例えばATM(Automated Teller Machine)などで構成される。
ホストコンピュータ2は、通信回線3に接続されており、利用者としての顧客の口座情報やパスワードとしての暗証番号などを管理する。
自動取引端末5は、通信回線3に接続されており、ICカード7と通信して行う生体情報としての指静脈データ(指静脈情報)による認証結果と、ホストコンピュータ2と通信して行う暗証番号による認証結果がいずれも真であれば、入金、出金、振込といった各種取引を許容する。
図2は、自動取引端末5とホストコンピュータ2の内部構成を示すブロック図である。
自動取引端末5は、金融機関等に設置され、回線接続部13によりホストコンピュータ2の回線接続部31に接続されており、顧客の操作によって現金の入金や出金等の取引を行う。この自動取引端末5は、顧客の要求する種々の取引を自動的に実行する装置であり、通知手段としての入力兼表示部11、通帳機構部12、第2通信手段としてのカード/明細票機構部15、紙幣入出金機構部16、硬貨入出金機構部17、音声案内ガイダンス部18、生体情報読取手段としての指静脈認証機構部19、そしてこれら各部を制御する制御部14などで構成されている。
制御部14は、CPU、ROM、RAM等のハードウェアにより構成されており、ROMに記憶されたプログラムがRAMを一時記憶領域として利用してデータ等に基づいて各種処理、取引に関する制御処理を実行する。
入力兼表示部11は、液晶ディスプレイ等の表示部の上にタッチパネル等の入力部が設けられたものであり、画面表示機能、およびキー入力検知機能を有している。この入力兼表示部11は、主に自動取引端末5の顧客が取引を行う際に、取引操作の誘導画面を表示し、暗証番号など顧客の操作や指で押されたキー入力を受付ける。また、入力兼表示部11は、指認証を実施する際に使用する指を選択させる画面の表示と、使用する指の選択入力も受け付ける。このように、入力兼表示部11は、様々な情報を表示画面に表示し、この表示画面に含まれる様々な項目への押下を検知する。
通帳機構部12は、顧客の通帳の挿入を受け付け排出する挿入/排出動作、磁気ストライプに対する読み書きを行うリード/ライト動作、印字部により通帳に印字する印字動作などを実行する。
カード/明細票機構部15は、顧客のカード(ICカード7を含む)の挿入を受け付け排出する挿入/排出動作、カードの磁気ストライプ又はICチップへの読み書きを行うリード/ライト動作、カードエンボス部分のイメージを読み取る読取動作などを実行するカード機構部を有する。またカード/明細票機構部15は、取引した内容を印字部により明細票に印字し、装置内から排出する明細票機構部を有する。
紙幣入出金機構部16と硬貨入出金機構部17は、現金の入金や出金を行う入出金機能、現金を識別する識別機能、現金を搬送する搬送機能、および現金を収納する収納機能を有する。
指静脈認証機構部19は、顧客の指から指静脈を読み取る指静脈読取機能、および、読み取った読取指静脈データ(特徴データ)をカード/明細票機構部15からICカード7に送信してICカード7から認証結果を受け取り、この認証結果を制御部14に送信する認証機能を有する。
自動取引端末5と接続されるホストコンピュータ2は、回線接続部31、ファイル部32、ホストコンピュータ制御部35、および口座情報ファイル制御部36で構成されている。
回線接続部31は、通信回線3(図1参照)を介して自動取引端末5の回線接続部13と接続されており、自動取引端末5とのデータの送信または受信を行う。
ファイル部32は、顧客の口座情報などを記憶する口座情報ファイル33および各種ファイル34を記憶している。口座情報ファイル33には、顧客の暗証番号も記憶されている。
ホストコンピュータ制御部35は、CPU、ROM、RAMで構成されており、CPUがROMに記憶されたプログラムに従ってRAMを一時記憶領域として使用し、各種制御を実行する。この制御として、自動取引端末5より受信するデータに含まれる暗証番号とファイル部32に記憶している暗証番号とを比較して一致か不一致かを判定し、判定結果を自動取引端末5に送信する処理も行う。
口座情報ファイル制御部36は、ファイル部32の情報の読み書きを制御する。
図3はICカード7に設けられたICチップ8内のデータ構成を示す構成図である。
ICチップ8は、判定手段としての制御部と、記憶手段としての記憶部と、第1通信手段としての接触端子(接触型)またはアンテナ(非接触型)とで構成されており、その記憶部に、全銀ICアプリケーションプログラム51、静脈認証プログラム52、登録部位情報としての登録指種類データ53、および登録生体情報としての登録指静脈データ54が記憶されている。
全銀ICアプリケーションプログラム51は、ICカード7内のキャッシュカードとしての情報を管理しているプログラムであり、口座番号等の固定データを自動取引端末5に送信する際に暗号化する等の処理を実行する。
静脈認証プログラム52は、ICチップ内で生体認証としての指静脈認証をするためのプログラムであり、自動取引端末5から受信した読取指静脈データ(読取生体情報)と登録指静脈データ54との一致度が十分か否か判定し、十分な一致度であれば本人であるとの認証結果を出力し、不十分な一致度であれば本人でないとの認証結果を出力する。
登録指種類データ53は、ICカード内に登録されている登録指静脈データ54が両手で10本ある指のうちどの指のデータかを示す情報である。この情報は、左手親指、左手人差し指、…右手小指といったように文字情報として記憶するか、L1(左手親指)、L2(左手人差し指)、…R5(右手小指)といったように予め定めた記号で記憶するなど、予め定めた適宜の形式で記憶する。
登録指静脈データ54は、ICチップ8内での認証に使用される個人を特定するための情報であり、具体的には予め顧客の生体部位である指をスキャニングした指画像から特徴を抽出した特徴データ(指静脈データ)である。ICチップ8は、この特徴データを複数の指について登録指静脈データ54に記憶しており、この指の種類を前記登録指種類データ53に記憶している。
図4は、自動取引端末5の制御部14の動作を示すフローチャートであり、図5は入力兼表示部11に表示する画面イメージを示す説明図である。
制御部14は、自動取引端末5の入力兼表示部11に、取引操作の誘導画面の初期画面としての取引開始画面を表示する(ステップS1)。この取引開始画面には、顧客が各種取引を開始するための各種取引項目の取引開始ボタンとして、例えば、「お振替」「通帳記入」「キャッシング」「クレジット」「お引き出し」「お預入れ」「お振込み」「残高照会」などを表示する。
顧客によって例えば「お引き出し」などの取引開始ボタンが押下されたことを入力兼表示部11が検知して受け付けると、制御部14は取引を開始する(ステップS2)。
制御部14は、入力兼表示部11にカード挿入を促すカード挿入案内画面を表示し、カード/明細票機構部15で磁気カード或いはICカード7を受付けるカード挿入待ち状態で待機する(ステップS3)。
制御部14は、顧客の保有するICカード7がカード/明細票機構部15のカード挿入口に挿入されたことを検知すると、ICカード7から磁気ストライプの情報を読み取り、ICカード7が正常であればこのICカード7を受け付ける(ステップS4)。
制御部14は、処理中であることを示す処理中画面を入力兼表示部11に表示し(ステップS5)、ICカード7をカード/明細票機構部15のカード機構部に保持しつつ、ICカード7に記憶されている登録指種類データ53を読み取る(ステップS6)。
制御部14は、図5(A)に示す指選択画面60を入力兼表示部11に表示し、入力兼表示部11を通知手段として機能させる(ステップS7)。そして、いずれか1つの指選択ボタン62の押下を受け付け、入力兼表示部11を選択入力手段として機能させる(ステップS8)。このステップS7〜S8は生体部位特定処理に該当し、この処理を実行する制御部14および入力兼表示部11は生体部位特定手段として機能する。
この指選択画面60には、認証に用いる生体部位としての指種類、つまり読み取らせる指種類を選択するように案内する案内表示部61と、認証に用いる指種類を選択させる複数の指選択ボタン62が設けられている。
指選択ボタン62は、図示するように「右手・人差し指」、「右手・中指」、「右手・薬指」、「右手・小指」、「右手・親指」、「左手・人差し指」、「左手・中指」、「左手・薬指」、「左手・小指」、および「左手・親指」の10種類が設けられている。
なお、この実施例では10種類の指全てを登録した場合について表示しているが、10種類全てではなく、一部の複数種類を登録しておいてもよい。この場合、ICカード7から読み取った登録指種類データ53に基づいて、登録されている全ての指種類を指選択ボタン62として表示するとよい。
この指選択ボタン62は、図示する表示例に限らず、例えば両手を広げた図柄(イラスト)で登録した指を塗りつぶし表示したような図柄情報や、音声情報や、文字情報や、数字情報や、これらを複数合わせた情報など、適宜の情報で構成するとよいが、本実施形態では右手か左手かの手種類情報と、親指、人差し指、中指、薬指、および小指のどれかを示す指種類情報とで文字により構成しており、これによりどの指種類を登録したか、どの指種類を置けば良いか明確に認識できるように案内している。
制御部14は、図5(B)に示す指置き画面70を入力兼表示部11に表示する(ステップS9)。この指置き画面70には、指選択画面60で選択された指種類の指を置くように案内する案内表示部71と、指を指静脈認証機構部19のスキャナ部に置くイメージを示す案内画像72とが設けられている。案内表示部71には、「○○指を読取装置に置いてください」といったように、ステップS8で選択された指種類を表示する。従って、「○○指」の部分には、例えば「左手・人差し指」または「右手・中指」等が表示される。このようにステップS8で選択指定された指種類を表示することで、選択した指種類と異なる種類の指を利用者が指静脈認証機構部19のスキャナ部に置くことを防止できる。
この実施例とは逆に、指置き画面70を先に表示して指を指静脈認証機構部19のスキャナ部に置かせて読み取ってから、指選択画面60を表示して読み取った指種類がどれか選択させてもよいが、本実施例のように先に登録済みの指種類からどの指種類を用いるか選択させることで、登録していない指種類を読み取らせてしまってやり直しが生じ二度手間になることを防止できる。
指静脈認証機構部19のスキャナ部に顧客の指が置かれると、制御部14は、この指から読取生体情報としての指静脈データ(読取指静脈データ)を読み取る生体情報読取処理を実行する(ステップS10)。この読取指静脈データの取得は、顧客の指をスキャニングした指画像情報から指静脈の特徴部分を抽出して特徴データ(指静脈データ)を取得することで行う。
制御部14は、生体認証手段として機能し、ICカード7から読取指静脈データの認証結果を得る生体認証処理を実行する(ステップS11)。この指静脈データの認証結果の取得は、ステップS8で選択された指種類を示す選択部位情報としての選択指種類データと、ステップS10読み取った指静脈データ(読取指静脈データ)をカード/明細票機構部15でICカード7に送信し、ICカード7から認証結果を受信することで行う。
ICカード7のICチップ8は、受信した選択指種類データと一致する登録指種類データ53を検索して認証に用いる登録指静脈データ54を特定し、この登録指静脈データ54と受信した読取指静脈データとを認証して一致度が充分か否か判定する。一致度が充分であれば本人である(認証成功)と判定し、一致度が不十分であれば本人でない(認証失敗)と判定する。ICカード7のICチップ8は、この判定結果として、本人であれば「一致」を、本人でなければ「不一致」を、カード/明細票機構部15に送信する。
またこのとき、ICカード7のICチップ8は、認証結果と認証に用いた指種類とを対応付けて認証履歴データ55に記憶し、今回の認証結果を認証履歴に蓄積する。このときのICチップ8は、認証履歴取得手段として機能する。
制御部14は、認証結果が「一致」であれば(ステップS12:YES)、認証成功を示す認証OK画面を入力兼表示部11に表示する(ステップS13)。この認証OK画面は、認証成功であること、および指を離しても良いことを案内する画面である。
認証結果が「不一致」であれば(ステップS12:NO)、認証NG画面を入力兼表示部11に表示し(ステップS14)、ステップS8に処理を戻して指種類の選択からやり直す。前記認証NG画面は、認証不成功であること、および指を離しても良いことを案内する画面である。なお、図示省略しているが、ステップS14の後、認証NGの回数が所定回数に達していればステップS22に処理を進め、取引不可として処理を終了する。
前記ステップS13の後、指静脈認証機構部19のスキャナ部から顧客が指を離すと、制御部14は、暗証番号入力画面を入力兼表示部11に表示し(ステップS15)、暗証番号の入力を受け付ける(ステップS16)。この暗証番号入力画面には、0から9までの数字を表示した番号ボタンと、確認ボタンとを表示し、番号ボタンで例えば4桁の暗証番号を入力させた後に確認ボタンを押下させる構成にしている。このとき、入力兼表示部11はパスワード入力手段として機能する。
番号ボタンによる暗証番号の入力、あるいは図示省略するテンキーによる暗証番号の入力を受け付けると、制御部14は、パスワード判定手段として機能し、入力された暗証番号を入力情報として回線接続部13からホストコンピュータ2に送信し、ホストコンピュータ2から暗証番号の認証結果を受信する(ステップS17)。このときホストコンピュータ2のホストコンピュータ制御部35は、口座情報ファイル33に記憶された上記顧客の口座に対する暗証番号と自動取引端末5より受信した入力情報に含まれる暗証番号とを比較して認証し、認証結果を前記自動取引端末5の制御部14に送信する。
制御部14は、前記認証結果により暗証番号が一致であれば(ステップS17:YES)、制御部14は、暗証番号確認OK画面を表示する(ステップS18)。制御部14は、取引手段として機能し、入力兼表示部11により取引処理を実行する(ステップS19)。この取引処理は、例えばステップS2でお引き出しが押下されていれば、支払い金額を入力させる支払い金額入力処理を実行するなど、ステップS2で選択された取引処理を実行する。
暗証番号の認証結果が不一致や認証不明であれば(ステップS17:NO)、制御部14は、認証不成功を示す暗証番号NG画面を入力兼表示部11に表示する(ステップS20)。
この時、前記暗証番号の認証回数が所定の回数を超過したかどうかを判定し(ステップS21)、超過している場合は(ステップS21:YES)、前記ICカード7を顧客に返却し(ステップS22)、処理を終了して取引開始画面に戻る。
所定回数以下であれば(ステップS21:NO)、ステップS15に処理を戻し、制御部14は、暗証番号入力画面を表示して顧客に暗証番号の再入力を求める。
以上の構成および動作により、顧客は、複数種類の指について登録指静脈データ54を登録でき、認証時にどの指種類を用いるか選択できるため、仮に怪我等によって指に変化が生じても、他の怪我していない指によって本人であると認証を受けることができる。
また、ICカード7のICチップ8は、複数登録されている登録指静脈データ54のうち、顧客から読み取った指種類に対応する登録指静脈データ54を用いて認証することで、異なる指種類の登録指静脈データ54で認証するといった無駄な認証時間を排除して短時間で認証完了できる。
また、読み取った読取指静脈データと、登録済みの登録指静脈データ54との認証は、登録されている登録指静脈データ54の個数にかかわらず1回で済むため、多数の登録指静脈データ54を登録しても短時間で認証完了できる。
また、指種類を選択させる際に、登録されている指種類を一覧表示するので、顧客はどの指種類が登録されているか瞬時に全て把握でき、間違って未登録の指種類を選択することを防止できる。
また、ICカード7のICチップ8は、登録指種類データ53を記憶し、自動取引端末5から受け取った読取指静脈データを登録指静脈データ54と認証する機能を有しているため、非常に重要な機密情報である登録指静脈データ54をICカード7から外に出すことなく認証できる。従って、機密性の高い認証が実現できる。
また、登録されている指種類の通知(表示)は、指静脈の読み取り直前に実行するため、他人に見られる心配が少なく、かつ、本人がどの指を登録したか覚えてなくとも、登録してある指種類の中から1つの指種類を選択でき、スムーズに認証を受けることができる。
また、顧客は指静脈データによる認証と暗証番号による認証の二重の認証を受けて取引を安全に行うことができる。
また、指静脈による本人認証を通過しなければ暗証番号をホストコンピュータ2に送信する必要がなく、不要に暗証番号を送信することを回避することができ、暗証番号の機密性低下を防止ことができる。
なお、本実施形態は、生体情報として指静脈データを挙げて指の種類で説明したが、例えば手のひらであれば右手の掌、左手の掌を案内表示すればよく、また、異種の生体情報の混合であれば、例えば、右手の中指の指静脈、左手の小指の指紋、および右目の色彩といったように、既に登録した生体情報を文字、数字、イラスト、音声などで案内表示或いは案内誘導してその中の1つを選択させればよい。
また、暗証番号入力による本人確認処理を省略して生体情報認証である指静脈認証のみで本人確認を行なうように構成してもよい。この場合でも、生体情報を用いたセキュリティレベルの高い認証を、生体の変化に柔軟に対応できで利用者にとって解りやすく利便性の高い方式で提供することができる。
また、図6の画面イメージ図に示すように、指選択画面60には、ICチップ8に記憶されている認証履歴データ55に基づいて、最も認証成功率が高い指種類(認証成功率の高い生体部位)がどれであるかを認証結果情報として表示する認証率表示部63を設けても良い。また、この認証率の表示はこれに限らず、指選択ボタン62を認証成功率の高いものから順番に表示する、あるいは認証成功率の高いものから指選択ボタン62に番号を振って表示するなど、顧客が認証成功率を認識できるように表示すると良い。これにより、顧客は認証成功しやすい指種類を用いて指静脈認証を行うことができる。
また、各指種類について1つの登録指静脈データ54を登録する構成としたが、同一種類の指について複数の登録指静脈データ54を登録する構成としてもよい。この場合、同一種類の指についてバラツキのある複数の登録指静脈データ54を用いて認証でき、認証精度を向上することができる。この場合、顧客に選択された指種類についての登録指静脈データ54のうち、過去の認証成功率の高い登録指静脈データ54から順番に認証することで、認証精度の向上と認証時間の長時間化防止を図ることができる。
また、登録指静脈データ54として登録した複数種類の指のうち、認証時にどの指種類を用いるか顧客に選択させるのではなく、制御手段としての制御部14が認証に用いる指種類を特定する構成にしてもよい。この場合、ステップS7〜S8の代わりに、登録されている複数の指種類のうち認証に用いる指種類を制御部14がランダムに選択して特定する構成にすればよい。
これにより、認証時までどの指で認証されるか不明とすることができ、セキュリティレベルをより向上することができる。
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
取引システムのシステム構成図。 自動取引端末とホストコンピュータの内部構成を示すブロック図。 ICカードに設けられたICチップ内のデータ構成を示す構成図。 自動取引端末の制御部の動作を示すフローチャート。 指選択画面および指置き画面の説明図。 他の実施例の指選択画面の説明図。
符号の説明
4…認証システム、5…自動取引端末、7…ICカード、8…ICチップ、11…入力兼表示部、14…制御部、15…カード/明細票機構部、19…指静脈認証機構部、52…静脈認証プログラム、53…登録指種類データ、54…登録指静脈データ、55…認証履歴データ、60…指選択画面、62…指選択ボタン、63、…認証率表示部、71…指置き画面、72…登録指情報

Claims (11)

  1. 利用者の生体情報を複数種類の生体部位について登録生体情報として予め登録しておき、
    生体認証の際に読み取る生体部位を特定する生体部位特定処理と、
    利用者の生体情報を読取生体情報として読み取る生体情報読取処理と、
    前記生体部位特定処理で特定した生体部位の前記登録生体情報と前記生体情報読取処理で読み取った読取生体情報とに基づく生体認証を行う生体認証処理とを実行する
    生体認証方法。
  2. 前記生体部位特定処理を、
    前記登録生体情報として登録されている複数種類の生体部位を利用者に通知し、
    通知した生体部位から生体認証に使用する生体部位を利用者に選択させて特定する処理とした
    請求項1記載の生体認証方法。
  3. 生体認証の認証結果を蓄積しておき、
    登録されている生体部位を前記生体部位特定処理で利用者に通知する際に、認証成功率の高い生体部位の認証結果情報も合わせて通知する
    請求項2記載の生体認証方法。
  4. 前記生体部位特定処理を、
    前記登録生体情報として登録されている複数種類の生体部位から生体認証に使用する生体部位を制御手段が特定する処理とした
    請求項1記載の生体認証方法。
  5. 前記制御手段により特定する処理を、登録されている複数種類の生体部位から生体認証に使用する生体部位をランダムに特定する処理とした
    請求項4記載の生体認証方法。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の生体認証方法と、
    前記生体認証の認証結果が認証成功であれば取引を行う取引処理とを実行する
    取引処理方法。
  7. 登録生体情報として予め登録されている利用者の複数種類の生体情報のうち生体認証の際に読み取る生体部位を特定する生体部位特定手段と、
    利用者の生体情報を読取生体情報として読み取る生体情報読取手段と、
    前記生体部位特定手段で特定した生体部位の前記登録生体情報と前記生体情報読取手段で読み取った読取生体情報とに基づく生体認証を実行する生体認証手段とを備えた
    生体認証装置。
  8. 前記生体部位特定手段を、
    前記登録生体情報として登録されている複数種類の生体部位を利用者に通知する通知手段と、
    通知した生体部位から生体認証に使用する生体部位を利用者に選択入力させる選択入力手段とで構成した
    請求項7記載の生体認証装置。
  9. 適宜の記憶手段に蓄積されている生体認証の認証結果の認証履歴を取得する認証履歴取得手段を備え、
    前記通知手段で登録されている生体部位を利用者に通知する際に、認証成功率の高い生体部位の認証結果情報も合わせて通知する構成とした
    請求項8記載の生体認証装置。
  10. 請求項7、8または9記載の生体認証装置と、
    前記生体認証の認証結果が認証成功であれば取引を行う取引手段とを備えた
    自動取引端末。
  11. 利用者からあらかじめ読み取った生体情報を登録生体情報として記憶する記憶手段、生体認証装置と情報の通信をする第1通信手段、および生体認証装置から受け取った読取生体情報と前記登録生体情報とに基づいて本人か否か判定する判定手段を備えた携帯装置と、
    利用者から生体情報を読み取る生体情報読取手段、および前記携帯装置と通信する第2通信手段を備えた生体認証装置とで構成する生体認証システムであって、
    前記記憶手段に、複数種類の生体部位についての前記登録生体情報と、登録されている生体部位を示す登録部位情報を記憶する構成とし、
    前記生体認証装置に、
    生体認証の際に読み取る生体部位を特定する生体部位特定手段と、
    前記生体部位特定手段で特定した生体部位を示す選択部位情報と前記生体情報読取手段で読み取った読取生体情報とを前記第2通信手段で送信し前記携帯装置に本人か否か判定させて判定結果を受信する生体認証手段とを備え、
    前記判定手段を、前記第1通信手段で前記生体認証装置から受信した選択部位情報に対応する登録部位情報の前記登録生体情報を用いて本人か否か判定する構成とした
    生体認証システム。
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