JP2002287241A - アクセサリ装着装置およびカメラシステム - Google Patents

アクセサリ装着装置およびカメラシステム

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JP2002287241A
JP2002287241A JP2001084157A JP2001084157A JP2002287241A JP 2002287241 A JP2002287241 A JP 2002287241A JP 2001084157 A JP2001084157 A JP 2001084157A JP 2001084157 A JP2001084157 A JP 2001084157A JP 2002287241 A JP2002287241 A JP 2002287241A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクセサリ装着装置のレンズ鏡筒に対する着
脱作業が面倒であり、着脱操作部が複数あるとカメラア
クセサリの配置範囲が制限される。 【解決手段】 レンズ鏡筒40に着脱可能に装着され、
カメラアクセサリ34,35を支持するアクセサリ装着
装置30を、装置本体31の周方向複数箇所に、レンズ
鏡筒側に環状形成された係合溝部40aに対して係合可
能な係合位置と係合解除が可能な解除位置とに移動可能
に支持されるとともに係合位置方向に付勢された複数の
係合部材7〜10と、装置本体により周方向に回動可能
に支持され、回動時に複数の係合部材を係合位置方向へ
の付勢力に抗して解除位置に移動させる複数のカム部4
a〜4dを備えた環状の係合解除部材4とを有するもの
とし、この係合解除部材を単一の操作手段5の操作によ
り装置本体に対して回動させるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にカメラのレン
ズ鏡筒に装着可能なカメラアクセサリ(付属品)の装着
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラのレンズ鏡筒に取り付けられる付
属品としては、例えば、マクロレンズの鏡筒先端に取り
付ける接写用ストロボがある。
【0003】実開昭60−39024号公報には、略環
状に配置された発光部がレンズ鏡筒への装着装置と一体
化したいわゆるリングタイプの接写ストロボが提案され
ている。
【0004】この接写ストロボは、レンズ鏡筒の外周と
略嵌合状態となる鏡筒嵌合部の内径面にほぼ均等に配置
された、それぞれ付勢力を有する複数の係合部材(嵌合
部材)を、レンズ鏡筒の先端にねじ込まれたアダプター
リングに形成された係合溝部に係合させて取り付ける。
【0005】上記係合部材にはそれぞれ、トーションバ
ネ(付勢部材)が掛けられており、左右それぞれにて対
をなす係合部材に当接可能な操作部材が設けられてい
る。これらの左右に突出する操作部材を押圧操作するこ
とで、嵌合部材を直接退避動作させることでレンズ鏡筒
への着脱を行う。
【0006】上記の構造を持つ装着装置においては、レ
ンズ鏡筒の径方向の保持は鏡筒嵌合部の嵌合でなされ、
レンズ鏡筒の光軸方向での保持は係合溝部と係合部材と
の係合により確実になされる。
【0007】また、光軸周りの回転方向での保持につい
ては、付勢された係合部材と係合溝部との間に発生する
摩擦力によるが、この摩擦力よりも大きな力で接写用ス
トロボ全体を旋回させることによって、撮影時の条件に
応じて発光部の角度を容易に変更することができる。
【0008】さらに、着脱操作は、レンズ鏡筒の径方向
(左右方向)において対向配置された押し釦状の操作部
材を操作して行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】接写用ストロボには、
実開昭53−49428号公報にて提案されているもの
のように、装着装置とは別体の首振り可能な発光部が左
右に取付けられた、いわゆるツインタイプの接写ストロ
ボもある。
【0010】この場合、左右に発光部が存在するため、
上記実開昭60−39024号公報にて提案の接写スト
ロボのように、操作部材を左右方向に対向させて配置す
るスペースが無い。
【0011】したがって、上記実開昭53−49428
号公報にて提案の接写ストロボのレンズ鏡筒への取り付
けは、装着装置の上部に設けられた締め付けネジによっ
て行う。
【0012】しかしながら、この場合、実開昭53−4
9428号公報にて提案の接写ストロボの装着方法に比
べて着脱作業が面倒であるばかりか、接写ストロボ全体
をレンズ光軸周りに自在に回転させることができないの
で、例えば縦位置撮影を行うときなどには各発光部をそ
れぞれ回転操作しなければならない。
【0013】なお、この不都合は、上記実開昭53−4
9428号公報に示された、互いに対向する操作部材を
上下方向に対向配置して、同公報に示された接写用スト
ロボの取付方法を採用することで解決することは可能で
ある。
【0014】しかしながら、接写撮影においては、接写
ストロボ自体が被写体に非常に近接し、装着装置の下部
が地面などと干渉する恐れがある。したがって、装着装
置の下部に操作部材などの突出物を配置するのは望まし
くない。
【0015】また、上述した操作部材を備える装着装置
は、以下の理由により、できるだけ小型である方が望ま
しい。
【0016】まず、装着装置が大型化して、左右の発光
部がレンズ光軸から離れた位置にしか配置できない場
合、非常に近接した被写体に対しては極端に真横からの
配光となってしまい、使い勝手が良くない。
【0017】また、マクロレンズはレンズから数センチ
の距離にある被写体を撮影するのに用いられる場合があ
り、レンズ光軸方向に装着装置の厚みが増すと、装着装
置自体が被写体と干渉したり、ストロボ光を遮ったりす
る可能性がある。
【0018】そこで、本発明は、単一の操作部材により
複数の係合部材の係合解除操作を行うことができ、さら
にはできるだけ小型のアクセサリ装着装置を提供するこ
とを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、レンズ鏡筒に着脱可能に装着され、
カメラアクセサリを支持するアクセサリ装着装置を、装
置本体の周方向複数箇所に、レンズ鏡筒側に環状形成さ
れた係合溝部に対して係合可能な係合位置と係合解除が
可能な解除位置とに移動可能に支持されるとともに係合
位置方向に付勢された複数の係合部材と、装置本体によ
り周方向に回動可能に支持され、回動時に複数の係合部
材を係合位置方向への付勢力に抗して解除位置に移動さ
せる複数のカム部を備えた環状の係合解除部材とを有す
るものとし、この係合解除部材を単一の操作手段の操作
により装置本体に対して回動させるように構成してい
る。
【0020】これにより、上記単一の操作手段を操作す
るだけで、係合解除部材を回動させ、この係合解除部材
の複数のカム部によって全ての係合部材を解除位置に移
動させることが可能となる。このように、複数の係合部
材を解除動作させるのに単一の操作手段を操作するだけ
でよいので、アクセサリ装着装置のレンズ鏡筒に対する
着脱を容易に行えるだけでなく、装置本体上でのカメラ
アクセサリの支持位置の選択自由度を大きくすることが
可能となる。
【0021】したがって、例えばツインタイプのストロ
ボを用いる場合でも、自由なカメラ姿勢で撮影を行うこ
とが可能となる。
【0022】なお、係合部材を付勢する付勢部材を、複
数の係合部材のうち周方向にて隣り合う一対の係合部材
ごとに、かつ対をなす2つの係合部材の間に配置し、こ
れら一対の係合部材の双方を係合位置方向に付勢するよ
うにすることにより、複数の係合部材および係合部材数
に比べて少ない(半分の)数の付勢部材を概ね環状にス
ペース効率良く配置することが可能となり、アクセサリ
装着装置の小型化を図ることが可能となる。
【0023】また、特に、上記操作手段を、装置本体の
径方向に操作される操作部材と、この操作部材の径方向
の操作力を係合解除部材の回動力に変換する変換部材と
により構成することによって、着脱操作性を良くするこ
とが可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】まず、図5および図6には、カメ
ラのレンズ鏡筒40に装着可能な、本発明の実施形態で
あるストロボ装着装置(アクセサリ装着装置)30を示
している。なお、本実施形態では、アクセサリ装着装置
30にツインタイプの接写用ストロボ(照明装置)3
4,35を支持させる場合について説明する。図5は装
着装置30、レンズ鏡筒40およびストロボ34,35
を示す斜視図であり、図6はこれらの正面図である。
【0025】各ストロボ装置34,35は、不図示のキ
セノン管を内蔵し、正面に発光パネル34d,35dを
備える。このストロボ装置34,35は、脚部34b
(ストロボ35側は不図示)に対してストロボ発光部が
首振り可能に取り付けられて構成されている。これによ
り、ストロボ34,35をアクセサリ装着装置30を介
してレンズ鏡筒30に装着した状態で、被写体の位置等
に合わせてストロボ発光部の向きを調整することができ
る。
【0026】ケーブル34a,35aは、カメラ本体に
取り付けられる不図示の制御部に接続されている。な
お、制御部には、操作パネルや電源やステップロボ発光
用のメインコンデンサなどを備えている。
【0027】アクセサリ装着装置30は、環状の本体部
(装置本体)31と2つの台座部32,33とにより構
成される。
【0028】本体部31の外周左右には、ラチェット1
hを内包する台座脚収納部31aが設けられており、こ
こに台座部32,33が取り付けられる。台座部32,
33は台座収納部31aの範囲内で旋回可能であるとと
もに、ラチェット1hとの係合により任意の旋回位置で
固定可能である。
【0029】本体部31は、その下面31が略水平に切
り欠かれた形状をしている。これは接写撮影時において
本体部31の下面が地面等に干渉しないようにするため
のものである。
【0030】ストロボ34,35は、脚部34b(スト
ロボ35側は不図示)の先端が台座部32,33のシュ
ー部33aに挿入されることで台座部32,33に取り
付けられる。
【0031】シュー部33aの床面は、後述する保持板
20で構成されており、この保持板20が付勢力によっ
て脚部34b,35bを押さえ込み、ストロボ34,3
5のガタつきを防止する。また、保持板20に設けられ
た爪20aが脚部の係止溝34cに係合することによっ
て、ストロボ34,35の脱落が防止される。なお、こ
の係止状態は、保持板20に一体形成された操作部20
bを操作することによって解除することが可能である。
【0032】環状の本体部31の内周側には、レンズ鏡
筒40の外周と略嵌合する筒状の鏡筒嵌合面1kとレン
ズ鏡筒の先端面40bが当接する鏡筒突き当て面1gと
が設けられている。鏡筒嵌合面1kからは、円周方向に
略均等間隔で配置された係止フック(係合部材)7,
8、9,10の係合爪部7a〜10aが突出する。
【0033】装着装置30は上記鏡筒嵌合面1kをレン
ズ鏡筒40に軽嵌合させ、係止フック7〜10の係合爪
部7a〜10aをレンズ鏡筒40の先端部に環状に形成
された係合溝部40aに係合させることでレンズ鏡筒に
保持される。
【0034】本体部31の上部には、係止フック7〜1
0の係合爪部7a〜10aを鏡筒嵌合面1kから退避さ
せるために操作される単一の操作ボタン(操作部材)5
である。係合爪部7a〜10aがレンズ鏡筒40の係合
溝部40aに係合した状態でこの操作ボタン5を本体部
31の径方向内側に向かって押圧操作することで、係止
フック7〜10を退避動作させて上記係合を解除し、装
着装置30をレンズ鏡筒40から取り外すことができ
る。
【0035】なお、本実施形態では、係合溝部40aが
レンズ鏡筒40に一体形成された場合を示しているが、
レンズ鏡筒の先端に備えられたフィルター取付け用のネ
ジ部に固着されたアダプターリングに係合溝部が形成さ
れていてもよい。
【0036】次に、図1〜図4を用いて装着装置30の
構成について説明する。なお、図1には、装着装置30
の全体構成を分解して示しており、図2および図3に
は、装着装置30の本体部31の内部構成を示してい
る。また、図4には、装着装置30をレンズ鏡筒40に
装着した状態での側面断面(図6のA−A線断面)を示
している。
【0037】本体部31は、リアケース1とフロントケ
ース2とを構造部材として構成されている。リアケース
1には、各部材を取り付けるための軸類が一体形成され
ており、左右外周部分にはラチェット1hが形成されて
いる。
【0038】リアケース1の上部に突出するクランク軸
1eには、クランク(変換部材)6が回動可能に取り付
けられている。このクランク6の腕部6cには、操作ボ
タン5が被せられている。
【0039】リアケース1の内側に、円周方向に略均等
間隔で配置された取付ボス1a,1b,1c,1dに
は、係止フック7,8,9,10に形成された嵌合穴部
7b,8b,9b,10bが回動可能に嵌合している。
係止フック7〜10は、この取付ボス1aから1dをを
中心として2方向に腕が延びた形状を有しており、これ
ら腕部のうち一方の腕部の先端に上記係合爪部7a〜1
0aが形成されている。
【0040】本実施形態では、本体部31の円周方向に
4つの係合フック7〜10が配置されているが、このう
ち円周方向にて隣り合う一対の係止フック7,8の間お
よび他の一対の係止フック9,10の間にはそれぞれ、
トーションバネ(付勢部材)11,12が配置されてい
る。
【0041】トーションバネ11,12の腕部11a,
11b,12a,12bはそれぞれ、係止フック7〜1
0の他方の腕部に形成されたバネ掛け部7e,8e,9
e,10eに掛けられている。
【0042】これにより、トーションバネ11,12の
付勢力はそれぞれ、2つの係止フックに相対的に作用
し、係止フック7〜10は係止爪部7a〜10aが本体
部31の鏡筒嵌合面1kから中心方向に突出するように
付勢される。
【0043】図2に示すように、リアケース1には、係
止フック7〜10および係止バネ11,12が略環状と
なって配置される。そして、これらの部材の前側に重な
るように、解除リング(係合解除部材)4が、リアケー
ス1の内側に形成されたリング嵌合部1iに回動可能に
取り付けられる。解除リング4の係合穴4eには、クラ
ンク6の係合ピン6aが係合する。
【0044】解除リング4の前側には、バヨネットリン
グ3が配置され、このバヨネットリング3はリアケース
1の内側にネジ止めされて、係止フック7〜10、トー
ションバネ11,12および解除リング4の抜け止めを
行う。なお、バヨネットリング3には、フードなどの取
付けを可能とするバヨネット3bが一体形成されてい
る。
【0045】そして、バヨネットリング3の前側からは
フロントケース2が被せられ、リアケース1と一体化さ
れる。フロントケース2の内径部の穴2bからは、バヨ
ネット3bが突出する。
【0046】台座部32,33は台座ケース13と台座
カバー14とを構造部材として構成されている。これら
台座部32,33は、台座ケース13の脚部を本体部3
1の脚収納部に挿入することで本体部31に保持される
が、台座ケース13の係合突起13aをフロントケース
2の内側に形成されたフロントレール2cに嵌合させる
とともに台座カバー14の係合突起14aをリアケース
1に形成されたリアレール1jに軽嵌合させることでガ
タつきが防止される。
【0047】台座ケース14内には、先端に本体部31
側のラチェット1hと係合可能な爪部15aを有するラ
チェット爪15および前述の保持板20が納められてい
る。ラチェット爪15は、本体部31における径方向に
進退可能であり、保持板20は取付溝20cの近傍を回
転中心として揺動可能となっている。
【0048】ラチェット爪15と保持板20との間に
は、圧縮コイルバネである係合バネ19が掛けられてお
り、係合バネ19の付勢力はラチェット爪15の爪部1
5aがラチェット1hと係合する力を与えるとともに、
保持板20に前述のストロボ34,35の脚部34aの
保持力を与える。ラチェット爪15とラチェット1hの
係合により、台座部32,33はラチェット1hのピッ
チで決まる任意の位置にて保持される。
【0049】16,17はラチェット爪15の係合を解
除するための解除ボタンであり、この解除ボタン16,
17が押圧操作されることによって、解除ボタン16,
17のテーパー面16a,17aがラチェット爪15の
当接面15bに作用し、ラチェット爪15を係合バネ1
9の付勢力に抗して動作させ、爪部15aとラチェット
1hの係合を解除する。
【0050】解除ボタン16,17の間に掛けられる、
圧縮コイルバネであるボタンバネ18は、解除ボタン1
6,17を待機位置に復帰させ、スラスト方向のがたつ
きを防止する。
【0051】次に、本体部31の操作ボタン5が操作さ
れた際の係止フック7〜10の動作について説明する
が、その前にレンズ鏡筒40への装着時における各係止
フックの状態を説明する。
【0052】レンズ鏡筒40に装着装置30が装着され
た状態では、図4に示すように、係止フック8,10の
係止爪部8a,10bに形成されたテーパー状の付勢面
8d,10dが、レンズ鏡筒40の係合溝部40aのエ
ッジ40cに当接する(他の係止フック7,9も同様で
ある)。
【0053】従って、係止バネ11,12の付勢力は、
レンズ鏡筒40を挟み込むように作用するとともに、レ
ンズ鏡筒40の先端面40bをリアケース1のレンズ突
き当て面1gに押し付けるように作用し、レンズ鏡筒4
0cを確実に保持する。
【0054】上記のように係合溝部40cと係合する係
合位置にある係止フック7〜10の係合解除動作は解除
リング4により行う。
【0055】解除リング4の図2における裏面側には、
各係止フック7〜10の係止爪部7a〜10aの近傍に
位置するカム面4a,4b,4c,4dが形成されてい
る。また、係止フック側には、これらカム面4a〜4d
と当接可能なカムフォロアー部7c,8c,9c,10
cが形成されている。
【0056】レンズ鏡筒40に装着されている時など、
操作ボタン5が操作されていない状態では、解除リング
4は自由状態にあり。上記カム面4a〜4dはカムフォ
ロアー部7c〜7cに何ら作用しない。
【0057】図3には、操作ボタン5が操作されたとき
の各部材の状態を示している。操作ボタン5が押圧操作
されて下方へ押し下げられると、操作ボタン5の当接面
5aに対して腕部6cの先端にて当接するクランク6が
時計回り方向に旋回する。
【0058】これにより、クランク6の係合ピン6bに
係合する解除リング4は、レンズ鏡筒40の光軸と略同
一な中心軸4f周りに反時計回り方向に旋回する。
【0059】解除リング4が反時計回り方向に旋回する
と、解除リング4の各カム面4a〜4dが各係止フック
7〜10のカムフォロアー部7c〜10cと当接して各
係止フック7〜10をトーションバネ11,12の付勢
力に抗して係合爪部7a〜10aが退避する方向、すな
わち解除位置にに回動させ、図3に示す状態とする。
【0060】こうして、係止フック7〜10とレンズ鏡
筒40の係合溝40aとの係合が解除され、装着装置3
0のレンズ鏡筒40からの取り外しが可能となる。
【0061】なお、操作ボタン5から手を離して押圧操
作を中止すると、係止フック7〜10のカムフォロアー
部7c〜10cが当接する解除リング4のカム面4a〜
4dには、トーションバネ11,12の付勢力が図3中
Fで示す方向に作用するため、係止フック7〜10の復
帰動作とともに解除リング4も時計回り方向に旋回して
図2に示す状態に復帰する。
【0062】このように、本実施形態によれば、すべて
の係止フック7〜10を同時に係合解除動作させる解除
リング4を設けることで、単一の操作ボタン5を操作し
て解除リング4を旋回させるだけで係止フック7〜10
の係合解除動作を行わせることができる。このため、レ
ンズ鏡筒40に対する装着装置30の着脱を容易に行う
ことができる。しかも、本体部31上でのストロボ3
4,35の支持位置の範囲(ラチェット1hの形成範
囲)を大きく確保することができ、ストロボ34,35
の配置位置の選択自由度を大きくすることができる。し
たがって、本実施形態のように2つのストロボを用いる
場合でも、自由なカメラ姿勢で撮影を行うことができ
る。
【0063】また、本実施形態では、環状の解除リング
4を係止フック7〜10への操作力の伝達に用いている
ため、レバーで連動させるような機構と比較して部材の
撓み等による操作力の損失が少ないうえに、各係止フッ
ク7〜10に均等に操作力を伝達することができる。
【0064】また、係止フック7〜10とトーションバ
ネ11,12を、本体部31に、レンズ鏡筒40を取り
囲むように効率よく略環状に配置し、これに重なる形で
解除リング4を配置したので、装着装置30を非常に小
型に構成することが可能である。しかも、2つの係止フ
ックに対して1つのトーションバネを用いるので、部品
点数の削減も図ることができる。
【0065】また、解除リング4の旋回(回動)は、ク
ランク6を介して操作ボタン5による押圧動作で行える
ようにしたので、非常に操作性が良い。
【0066】なお、本実施形態では、操作ボタン5を介
してクランク6を回転させ、解除リング4を旋回させる
場合について説明したが、クランク6自体を操作部材と
して、このクランク6の腕部6cに相当する部分を直接
操作する構成としてもよい。
【0067】さらに、解除リングにレバー状の操作部を
一体形成して装着装置の外部に露出させ、この露出した
操作部を操作することによって解除リングを旋回操作で
きるようにすれば、大幅な部品点数の削減を図ることが
できる。
【0068】なお、本実施形態では、ストロボ用の装着
装置について説明したが、本発明のアクセサリ装着装置
は、ゼラチンフィルタフォルダー等のレンズ鏡筒に装着
する他のアクセサリ(付属品)用の装着装置にも適用す
ることができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
単一の操作手段を操作するだけで、係合解除部材を回動
させ、この係合解除部材の複数のカム部によって全ての
係合部材を解除位置に移動させることができる。すなわ
ち、複数の係合部材を解除動作させるのに単一の操作手
段を操作するだけでよいので、アクセサリ装着装置のレ
ンズ鏡筒に対する着脱を容易に行えるだけでなく、装置
本体上でのカメラアクセサリの支持位置の選択自由度を
大きくすることができる。
【0070】なお、係合部材を付勢する付勢部材を、複
数の係合部材のうち周方向にて隣り合う一対の係合部材
ごとに、かつ対をなす2つの係合部材の間に配置し、こ
れら一対の係合部材の双方を係合位置方向に付勢するよ
うにすることにより、複数の係合部材および係合部材数
に比べて少ない数の付勢部材を概ね環状にスペース効率
良く配置することができ、アクセサリ装着装置の小型化
を図ることができる。
【0071】また、特に、上記操作手段を、装置本体の
径方向に操作される操作部材と、この操作部材の径方向
の操作力を係合解除部材の回動力に変換する変換部材と
により構成すれば、着脱操作性を良くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるストロボ装着装置の分
解斜視図である。
【図2】上記ストロボ装着装置の主要部を示す図であ
る。
【図3】上記ストロボ装着装置における操作部材を操作
した際の各主要部材の動作を示す図である。
【図4】上記ストロボ装着装置がレンズ鏡筒に装着され
ている状態を示す断面図である。
【図5】上記ストロボ装着装置を有する接写用ストロボ
を示す斜視図である。
【図6】上記ストロボ装着装置をレンズ付き当て面側か
ら見た図である。
【符号の説明】
1 リアケース 1a,1b,1c,1d 取付ボス 1e クランク軸 1g 鏡筒突き当て面 1h ラチェット 1k 鏡筒嵌合面 2 フロントケース 3 バヨネットリング 4 解除リング 4a,4b,4c,4d カム面 5 操作ボタン 6 クランク 7,8,9,10 係止フック 7a,8a,9a,10a 係止爪部 7c,8c,9c,10c カムフォロアー部 11,12 トーションバネ 13 台座ケース 14 台座カバー 15 ラチェット爪 20 保持板 30 ストロボ装着装置 31 本体部 32,33 台座部 34,35 接写用ストロボ 40 レンズ鏡筒 40a 係合溝部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/03 G03B 15/03 U W 15/05 15/05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ鏡筒に着脱可能に装着され、カメ
    ラアクセサリを支持するアクセサリ装着装置であって、 装置本体の周方向複数箇所に、レンズ鏡筒側に環状形成
    された係合溝部に対して係合可能な係合位置と係合解除
    が可能な解除位置とに移動可能に支持されるとともに係
    合位置方向に付勢された複数の係合部材と、 前記装置本体により周方向に回動可能に支持され、回動
    時に前記複数の係合部材を前記係合位置方向への付勢力
    に抗して解除位置に移動させる複数のカム部を備えた環
    状の係合解除部材とを有し、 この係合解除部材を単一の操作手段の操作により前記装
    置本体に対して回動させることを特徴とするアクセサリ
    装着装置。
  2. 【請求項2】 前記係合部材を付勢する付勢部材が、前
    記複数の係合部材のうち周方向にて隣り合う一対の係合
    部材ごとに、かつ対をなす2つの係合部材の間に配置さ
    れて、これら一対の係合部材の双方を係合位置方向に付
    勢することを特徴とする請求項1に記載のアクセサリ装
    着装置。
  3. 【請求項3】 前記操作手段が、前記装置本体の径方向
    に操作される操作部材と、この操作部材の径方向の操作
    力を前記係合解除部材の回動力に変換する変換部材とに
    より構成されていることを特徴とするアクセサリ装着装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載のアク
    セサリ装着装置と、このアクセサリ装着装置により支持
    されるカメラアクセサリと、前記アクセサリ装着装置が
    装着されるレンズ鏡筒を備えたカメラとを有することを
    特徴とするカメラシステム。
  5. 【請求項5】 前記カメラアクセサリが発光装置である
    ことを特徴とする請求項4に記載のカメラシステム。
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