JP2002286559A - 流体温度の音響測定アレンジメントおよび方法 - Google Patents

流体温度の音響測定アレンジメントおよび方法

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    • G01MEASURING; TESTING
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    • G01K11/00Measuring temperature based upon physical or chemical changes not covered by groups G01K3/00, G01K5/00, G01K7/00 or G01K9/00
    • G01K11/22Measuring temperature based upon physical or chemical changes not covered by groups G01K3/00, G01K5/00, G01K7/00 or G01K9/00 using measurement of acoustic effects
    • G01K11/24Measuring temperature based upon physical or chemical changes not covered by groups G01K3/00, G01K5/00, G01K7/00 or G01K9/00 using measurement of acoustic effects of the velocity of propagation of sound

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体中の音響速度を監視しかつ該音響速度に
関する出力信号を生成する手段12、14、16、1
8、20;48、48'、60、54、62と、出力信
号を受信して瞬間的な流体温度Tを測定するように構
成された信号処理プロセッサ4;46とから成っている
瞬間的な流体温度を音響測定アレンジメントおよび方法
の改良。 【解決手段】 流体温度Tを測定しかつ該温度に関す
る出力信号を生成する従来の温度センサ6;58がさら
に設けられており、信号処理プロセッサがセンサからの
出力信号を受信しかつ瞬間的な流体温度Tをさらに該
出力信号に基づいて求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の温度、特に
組成が不明な気体の温度を音響的に測定するアレンジメ
ントおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、熱電対、サーミスタおよび抵抗
温度計等の非音響的な温度センサは、自らの温度をモニ
ターすること、例えば、温度により誘導された、それら
が製造されている材料の電気的特性の変化を監視するこ
とによって動作するため、一般に、温度を監視しようと
している気体の組成に対しては感度が低い。しかし、一
般に、従来の温度センサの時間定数は比較的に長い(数
秒のオーダ)ため、一般的に急激な温度変化に対して感
度が低い。
【0003】音響温度センサは、音波、典型的には超音
波が、組成が既知の流体を通過する伝搬時間を測定する
方法に従って動作することが知られており、その流体中
の音響速度は伝搬時間tと伝搬長Lとの間の既知の関係
に従って得られる。この関係は以下の式ににより表すこ
とができる。
【0004】 V=L/t (1) 次に、例えば以下の式(2)により表される周知の関係
を用いてこの流体の温度が求められる。音響温度センサ
の時間定数は比較的に短い(約数ミリ秒のオーダ)た
め、流体の瞬間的な温度を効果的に測定する。これによ
りこの種のセンサは、例えば流体内の相応する急激かつ
一時的な圧力のゆらぎにより誘発される流体系の急激か
つ一時的な変化を測定するのに十分適したものとなる。
しかし、音響速度はそれが伝搬する流体の組成に左右さ
れることも知られているため、音響温度センサは温度を
監視しようとしている流体の組成に対して感度が高い。
【0005】知られている音響測定センサは機能的に
は、温度が測定される流体内の音響速度を監視する手段
と、モニターされた速度に関連する出力信号を発生する
手段とから構成されている。プロセッサがこの手段に接
続され、前記出力信号を受信し、流体の温度Tと音響速
度(例えば、前記の式(1)を用いて得られる)との間
の周知の関係に基づいてその流体の温度が算出される。
この関係は以下の式により表すことができる。
【0006】 T=kV (2) ここで、kは流体の組成に関連する定数を表している。
【0007】典型的には、出力信号を生成する手段は、
音響信号トランスミッタと、該トランスミッタに関連し
て設置され、音響信号が流体を介して所定の距離伝搬し
た後にこのトランスミッタから音響信号を受信する相補
形音響信号レシーバと、該レシーバによる音響信号の受
信に応答してトランスミッタとレシーバとの間の音響信
号の伝搬時間を測定し、かつこの伝搬時間を表す信号を
前記プロセッサに供給する、前記レシーバに接続された
タイミング装置とから構成されており、プロセッサでこ
の信号が流体温度の算出に使用される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
に比べて一層改善された、瞬間的な流体温度を音響測定
するためのアレンジメントおよび方法を提供することで
ある。
【0009】
【問題を解決するための手段】本発明の第1のカテゴリ
ーによれば、請求項1の上位概念において規定されかつ
請求項の特徴部分において特徴付けられている瞬間的な
流体温度を音響測定するためのアレンジメントが提供さ
れる。
【0010】急激な温度の変動に対して感度の低い従来
の非音響的温度センサを用い、流体温度を直接感知する
ことによって温度が提供され、監視された音響速度に基
づいてその流体の組成に関する情報が引き出され、かつ
瞬間的な流体温度の測定に使用される。このため、流体
の組成が不明であるか、時間と共に変化する(従来の温
度センサの時間定数を超える)という状況において、本
発明のアレンジメントを使用することができる。
【0011】
【外3】
【0012】本発明の第2のカテゴリーによれば、本発
明の請求項1に記載されかつ特徴付けられた瞬間的な流
体温度の音響測定の方法が提供されており、この方法を
用いることにより本発明の請求項1に記載されかつ特徴
付けられたアレンジメントが動作する。このようにし
て、流体中の音響速度の値を得て、従来の温度センサを
用いて測定された流体温度の値を得ることによって、流
体の組成が不明な場合であっても、得られた音響速度の
値および測定された流体温度に基づいて瞬間的な流体温
度を求めることが可能になる。
【0013】測定された流体温度は、上記の式(2)を
用いて、流体の組成に関する情報および好適には得られ
た温度の時間平均値を得るのに使用され、続いて、得ら
れた音響速度に従って瞬間的な流体温度を測定するのに
使用される。
【0014】
【実施例】次に、本発明のアレンジメントの模範的な実
施例について、添付図面を参照して説明する。
【0015】ここで図1を参照すると、瞬間的な流体温
度の音響測定のためのアレンジメントが示されており、
信号処理プロセッサ4に作用接続された音響速度モニタ
2と、温度が音響的に測定される流体10の流路を定め
る導管8内に設けられかつ信号処理プロセッサ4と作用
接続された従来の温度センサ6とから構成されている。
この信号処理プロセッサ4は便宜的に、パーソナル・コ
ンピュータ内に従来のプロセッサを備えてよく、このコ
ンピュータは適切にプログラムされ、ここに記載した外
部装置との通信を可能にするようにインタフェース・カ
ードを備えている。
【0016】本発明の実施例では、従来の温度センサ6
は、電気的出力をその温度に直接関連付ける知られてい
る抵抗型の温度計から構成されているが、その代わり
に、動作が流体の組成に依存しないが、流体の温度を感
知するために使用されているサーミスタまたは熱電対等
の知られている従来のセンサを使用してもよい。
【0017】音響速度モニタ2は音響温度センサの技術
では周知のタイプのものであるため、その動作原理がわ
かる程度にだけ説明する。このモニタは送信トランスデ
ューサ12を備え、これは信号発生器から供給される所
望の周波数の電気的信号を相応する音波、典型的には超
音波に変換して導管8の流体10に送ることができる。
また、流体10から入ってくる音響信号を相応する電気
的信号に変換可能な受信トランスデューサ16は検出器
18に接続されるようにもなっている。この検出器18
は受信トランスデューサ16に存在する信号を表す出力
を供給し、周知の零交差形検出器(ゼロクロッシング)
であってよく、好適には、トランスデューサ12が送信
した1つの周波数または複数の周波数以外の受信された
音響信号を区別するための弁別器回路が設けられてよ
い。従来のタイマ20は信号発生器14と検出器18と
に作用接続されていて、本実施例では信号発生器14か
らタイマ20に出力されるタイミング信号として表す、
信号発生器14による電気的信号の供給と、本実施例で
は検出器18からタイマ20に出力される検出信号とし
て表す、受信トランスデューサ16による信号の受信と
の間の経過時間を測定する。このタイマ20は、例えば
経過時間を直接示するものか、またはさらなる処理の後
に算出された音響速度を直接示すものとしてのいずれか
の形の、測定された経過時間に関連する出力信号を生成
する。以下にさらなる詳細を示すように、タイマ20お
よび温度センサ6からの出力信号は信号処理プロセッサ
4によって受信され、このプロセッサはこれらの信号か
ら瞬間的な流体温度の値を測定するように適合されてい
る。本実施例に示すように、この信号処理プロセッサ
は、表示装置22を作動させて測定された瞬間的な流体
温度を表示するようにさらに適合されてよい。
【0018】この実施例では、送信トランスデューサ1
2および受信トランスデューサ16は、この送信トラン
スデューサ12から入射する音響放射線を受信トランス
デューサ16に向けて反射するように、このトランスデ
ューサ12および16と対向して位置するリフレクタ要
素24に関して平行にされているトランスデューサ12
および16は、相互間隔が実質的にはリフレクタからの
距離未満になるように設けられている。このことは送信
された音および反射された音が同じ経路(矢印線26a
および26bによりそれぞれ示されているように)に沿
って効果的に伝搬することを意味している。このことは
流体10の動きの測定された速度に及ぼす影響を低減す
る点で重要である。これはこれで有用であるが、トラン
スデューサ12および16が導体8を介して互いに対向
して設けられてもよいことは当業者には自明である。
【0019】さらに図1を参照して、本発明のアレンジ
メントを作動させる方法について図2〜図4のフローチ
ャートも参照して説明することにする。
【0020】図2には基本的方法が示されている。ステ
ップ28は流体10の中の音響速度を得る。このステッ
プ28では、流体10を通る音響信号の通過(transi
t)時間tがモニタ2によって測定され、次に信号処理
プロセッサ4まで送られて、前述の式(1)から速度V
の値が求められる。
【0021】V=L/t ここでLは流体10を通る伝搬経路26aおよび26b
の長さを表し、これは所定の値であり信号処理プロセッ
サ4に格納されている。
【0022】ステップ30では流体10の感知された温
度Tが得られる。このSテップ30では、従来の温度
センサ6からの出力は感知された温度Tの測定値とし
て信号処理プロセッサ6に供給される。
【0023】ステップ32は瞬間的な流体温度TAを測
定する。このステップ32では、信号処理プロセッサ6
は前述の式(2): T=kV から瞬間的な流体の温度Tを測定するように動作す
る。
【0024】信号処理プロセッサ6はさらに、次式
(2)に従って定数kの値を算出するように適合されて
動作するように構成されている: k=T/V ステップ32において瞬間温度Tの測定に用いられる
定数kの値は、感知された温度Tの得られた値および
速度Vに基づいて種々の方法で算出することできる。例
えば、定数kは、対応する前述のステップ28および3
0で得られた値である速度Vおよび感知された温度T
を用いて単純に計算されてよい。定数kの値は、例えば
図3の方法ステップで示されるようなローリング値(ro
lling value)として算出されてよい。
【0025】
【外4】
【0026】このような手法で瞬間的な温度Tを測定
する場合には流体の組成(故に、kの値)は平均化する
時間間隔内では一定であるあるいは僅かしか変化しない
ものと仮定される。また、温度センサ6によって監視さ
れる温度Tが周期的に変動する状況において、および
平均化の時間が温度センサ6の時間定数を超える場合に
は、平均化の時間および前記の第1の時間間隔は、好適
には検知ないし測定された温度Tの周期の全数と一致
するように選択される必要がある。これは、較正段階で
温度Tを監視することによって容易に定めることがで
きる。
【0027】ここで、図3を参照すると、図2に関して
説明された方法ステップが同じ参照番号を用いて示され
ている。ここでは、図1のアレンジメントは、定数kを
次の瞬間温度Tの測定に用いるローリング値として算
出するような構成になっている。
【0028】ステップ28では、図2に関して前述した
ように流体10内の音響速度Vが得られる。
【0029】ステップ30では、図2に関して前述した
ように流体10の測定された温度T が得られる。温度
センサ6の時間定数が比較的長いために、温度センサ6
により出力される温度を音響速度Vを得る毎に獲得する
必要がないことは当業者には明白であろう。
【0030】ステップ34では次に使用するために定数
の値を次式(2): k=T/V に従って算出する。
【0031】ステップ36では先のステップ34で算出
された定数kの値が、対応する先のステップ28および
30でそれぞれ得られた音響速度Vおよび測定された温
度T の値を用いて得られる。
【0032】ステップ32では瞬間的な気体の温度T
が測定される。このステップ32では、信号処理プロセ
ッサ4は、本発明のステップ28で得られた音響速度V
および本発明のステップ36で得られた定数kの値を用
いて、次式(2)から瞬間的な気体の温度Tを測定す
るように動作する。
【0033】T=kV
【0034】
【外5】
【0035】ステップ28では、図2および図3に関し
て前述したように、流体10の音響速度Vの値が信号処
理プロセッサ4で得られる。
【0036】ステップ30では、図2および図3に関し
て前述したように、流体10の測定された温度Tの値
が信号処理プロセッサ4で得られる。
【0037】
【外6】
【0038】ステップ40では経過時間tが所定の第1
の時間間隔PT1より小さいかどうかが決定される。こ
の本発明の実施例では、信号処理プロセッサ4はその内
部クロックの周波数に基づき当該技術では一般的な方法
で、経過時間tの測定値としてタイミング信号を生成す
るように構成されている。
【0039】他の実施例では、このタイミング信号は、
付属の装置から生成されるかトリガーされるようにして
もよい。例えば本発明のアレンジメントが知られている
患者用のベンチレータシステムにおける気体温度の測定
に使用される場合、時間間隔PT1は有効的にはこのベ
ンチレータが発生する呼吸サイクルの吸息段階または呼
息段階でありかつタイミング信号はこの適切な段階でベ
ンチレータによってトリガーされるか生成される。
【0040】経過時間tが第1の時間間隔PT1の範囲
内にある場合、経過時間がステップ40により測定され
たPT1の値を上回るまでステップ28、30および3
8が繰り返される。
【0041】
【外7】
【0042】
【外8】
【0043】
【外9】
【0044】
【外10】
【0045】
【外11】
【0046】本発明によるアレンジメントの別の実施例
を図5に示す。
【0047】1対の超音波トランシーバ48および4
8′が、互いに対向し、かつ流体媒質が流れる導管50
を挟んで離間して設けらており、これは流量測定の技術
においては一般的なアレンジメントである。超音波フロ
ーメータによって、それぞれのトランシー48,48′
は交互に相補的な超音波トランスミッタおよびレシーバ
として動作することができるので、トランスミッタとし
て動作する一方のトランシーバ(例えば48′)により
送信された超音波信号はレシーバとして動作する他方の
トランシーバ(例えば48)によって検出され、かつ2
つのトランシーバ48,48′の間の反対方向の音響速
度を得ることができ、この得られた音響速度から、流体
流によって影響を受けない音響速度Vを、以下に説明す
るようにして得ることができる。
【0048】動作の点で図1の回路18に類似する検出
器回路54は、両トランシーバ48および48′と作用
接続され、一方のトランシーバから送信された超音波信
号の到着を他方のトランシーバにて検出する。この検出
器回路54は、信号の検出を示す出力信号を適切にプロ
グラムされたパーソナル・コンピュータ56で使用され
るように供給する。従来の温度センサ58が導管50内
に設けられており、導管50内の流体52の測定された
温度Tの測定値をパーソナル・コンピュータ56に供
給する。
【0049】パーソナル・コンピュータ56は、適切な
プログラミングおよび標準的なインタフェース・カード
を用いて、動作の点で図1の要素14、20および4と
それぞれ類似する信号発生器60、タイマ62および信
号処理プロセッサ64の機能を果たせるように適合され
ている。したがって、パーソナル・コンピュータ56
は、流体56が、例えば、矢印68により示された、第
2のトランシーバ48の方向に向かって流れる経路66
に沿って伝搬する超音波信号をトランシーバ48′に生
成させる電気パルスを出力するように動作する。タイマ
62はパーソナルコンピュータ56の内部クロック周波
数で動作する増分カウンタを備えてよい。このカウンタ
は、コンピュータ56が電気信号をトランシーバ48′
に出力するとスタートし、トランシーバ48が超音波信
号を受信したことを示す検出回路54からの出力がコン
ピュータ56によって受信されると停止する。したがっ
て、この計数された値は、経路66に沿った一方向の超
音波信号の移動時間tの測定値を表している。続い
て、コンピュータ56は超音波信号を他方のトランシー
バ48に生成させる電気パルスを出力するように動作
し、経路66に沿って反対方向の第2の移動時間t
が、この超音波信号によって前述した時間tと同様
の方法で得られる。
【0050】次に、移動時間tおよびtに関連する
超音波信号V1およびV2の速度は、前述の式(1)に
従って信号処理位プロセッサ64によって算出される。
本実施形例では、流体52は48から48′方向の音響
経路66に沿って、矢印68により示された方向に速度
成分Vで流れている。このようにして得られた音響速
度VおよびVは、流体の速度Vに関連する以下の
式で表される成分を有している。
【0051】 V=V−V (5) V=V+V (6) ここでVは気体中の音響速度を表す。
【0052】式(5)および(6)からは、図2〜図4
のステップ28のように、得られた速度VおよびV
を引くようにコンピュータ56の信号処理プロセッサ6
4をプログラムすれば、流体の流れ(流量)Vの値が
得られ、速度VおよびVを加えるようにコンピュー
タ56をプログラムすれば、音響速度Vが得られること
が分かる。コンピュータ56はさらに、図1のアレンジ
メントに関し記載しかつ図3および図4に示した方法の
1つまたは他の方法に従って、瞬間的な気体温度T
測定するようにプログラムされる。この温度Tを表す
信号は、瞬間的な温度Tを目で見えるように表示する
ために表示装置70を起動させるのに適した形式で出力
されるか、または外部の付属装置を制御するため、また
は容積補正をするため、あるいは流体測定の技術では一
般的な補正方法のために適した形式でアクセス可能な外
部のインタフェースに出力されてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1のアレンジメントを示す略図であ
る。
【図2】瞬間的温度を測定するための本発明のアレンジ
メントのオペレーションを示すフローチャートである。
【図3】本発明のアレンジメントにおいて定数kの値を
算出するための選択的オペレーションを示すフローチャ
ートである。
【図4】本発明のアレンジメントにおいて定数kの値を
算出するための選択的オペレーションを示すフローチャ
ートである。
【図5】本発明の第2のアレンジメントを示す略図であ
る。
【符号の説明】
24 リフレクタ要素、 10 流体、 2 音響速度
モニタ、 12,16トランスデューサ、 6 温度セ
ンサ、 8 導管、 18 検出器、 14信号発生
器、 20 タイマ、 4 信号処理プロセッサ、 2
2 表示装置、 48、48′ 超音波トランシーバ、
50 溝、 60 経路、 52流体、 58 温度
センサ、 54 検出器回路、 56 パーソナル・コ
ンピュータ、 60 信号発生器、 62 タイマ、
64 信号処理プロセッサ、70 表示装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 瞬間的な流体温度を音響測定するための
    アレンジメントであって、流体中の音響速度を監視しか
    つ該音響速度に関する出力信号を生成する手段(12、
    14、16、18、20;48、48'、60、54、
    62)と、前記出力信号を受信しかつ瞬間的な流体温度
    (T)を該受信に基づいて測定するように構成された
    信号処理プロセッサ(4;46)とから成っているアレ
    ンジメントにおいて、流体温度(T)を測定しかつ該
    温度に関する出力信号を生成する従来の温度センサ
    (6;58)がさらに設けられたことと、前記信号処理
    プロセッサ(4;64)が前記センサ(6;58)から
    の出力信号を受信しかつ前記瞬間的な流体温度(T
    をさらに該出力信号に基づいて求めるような構成にさら
    に成っていることとを特徴とする音響測定アレンジメン
    ト。
  2. 【請求項2】 前記信号処理プロセッサ(4;64)
    が、前記センサ(6;58)からの出力信号を受信して
    前記流体の組成に関する情報を引き出し、かつ該引き出
    された情報に基づいて前記瞬間的な流体温度(T)を
    測定するように構成された請求項1記載の流体温度の音
    響測定アレンジメント。
  3. 【請求項3】 前記信号処理プロセッサ(4;64)
    が、前記手段(12、14、16、18、20;48、
    48'、60、54、62)および前記センサ(6、5
    8)から出力された信号を処理し、かつ関係k=T
    に基づいて定数kを前記引き出された情報として算
    出し、前記定数kの算出された値に基づいて、前記瞬間
    的な流体温度(T)を計算するように構成されてお
    り、ここでTは前記センサ(6;58)により測定さ
    れた測定された流体温度であり、Vは前記手段(12、
    14、16、18、20;48、48′、60、54、
    62)により監視された音響速度である請求項2記載の
    流体温度の音響測定アレンジメント。
  4. 【請求項4】 【外1】 請求項3記載の流体温度の音響測定アレンジメント。
  5. 【請求項5】 瞬間的な流体温度の音響測定方法であっ
    て、流体中の音響速度を監視する手段(12、14、1
    6、18、20;48、48′、60、54、62)か
    ら得られた音響速度を信号処理プロセッサ(4;64)
    において処理するステップと、前記流体の測定された温
    度(T)を信号処理プロセッサ(4;64)において
    従来の温度センサ(6;58)から受信するステップ
    と、前記信号処理プロセッサ(4;64)を操作して、
    前記得られた音響速度の値(V)および前記測定された
    温度の値(T)に基づいて前記瞬間的な流体温度(T
    )を測定するステップとから構成されたことを特徴と
    する流体温度の音響測定方法。
  6. 【請求項6】 前記信号処理プロセッサ(4;64)を
    操作するステップが、前記瞬間的な流体温度(T)の
    測定に用いられる、前記流体の組成に関する前記感知さ
    れた温度の値(T)から情報を引き出すステップを含
    む請求項5記載の流体温度の音響測定方法。
  7. 【請求項7】 前記信号処理プロセッサ(4;64)を
    操作して情報を引き出す前記ステップが、前記関係k=
    /Vに基づいて定数kを算出するステップを含
    み、ここでTは前記センサにより感知された流体の測
    定された温度の値であり、Vは前記手段によって得られ
    た音響速度の値である請求項6記載の流体温度の音響測
    定方法。
  8. 【請求項8】 【外2】 請求項7に記載の流体温度の音響測定方法。
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