JP2002285840A - エンジンの排気マニホールド構造 - Google Patents
エンジンの排気マニホールド構造Info
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- JP2002285840A JP2002285840A JP2001087657A JP2001087657A JP2002285840A JP 2002285840 A JP2002285840 A JP 2002285840A JP 2001087657 A JP2001087657 A JP 2001087657A JP 2001087657 A JP2001087657 A JP 2001087657A JP 2002285840 A JP2002285840 A JP 2002285840A
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- Japan
- Prior art keywords
- engine
- exhaust
- exhaust manifold
- egr
- cooling water
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Exhaust Silencers (AREA)
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＥＧＲクーラから漏れ出た冷却水のシリンダ
内への流れ込みを防止し得、エンジンに無駄な負担がか
かることを未然に回避し得るエンジンの排気マニホール
ド構造を提供する。 【解決手段】 排気マニホールド１１内に、ＥＧＲクー
ラ１５からの漏水が排気ポート９へ流れ込むことを阻止
する突起２３を形成する。
内への流れ込みを防止し得、エンジンに無駄な負担がか
かることを未然に回避し得るエンジンの排気マニホール
ド構造を提供する。 【解決手段】 排気マニホールド１１内に、ＥＧＲクー
ラ１５からの漏水が排気ポート９へ流れ込むことを阻止
する突起２３を形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気ガスの一部を
ＥＧＲクーラにより水冷して吸気側に再循環させるＥＧ
Ｒ装置を備えたエンジンの排気マニホールド構造に関す
るものである。
ＥＧＲクーラにより水冷して吸気側に再循環させるＥＧ
Ｒ装置を備えたエンジンの排気マニホールド構造に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より自動車等のエンジンにおいて
は、排気ガスの一部を吸気側に再循環させて窒素酸化物
の発生を低減させるＥＧＲ装置が知られているが、この
ようなＥＧＲ装置では、エンジンの吸気側に再循環させ
る排気ガスを冷却すると、該排気ガスの温度が下がり且
つその容積が小さくなることによって、エンジンの出力
をあまり低下させずに燃焼温度を低下させて効果的に窒
素酸化物（ＮＯx）の発生を低減させることができるた
め、エンジンの吸気側に排気ガスを再循環させるライン
の途中に、排気ガスを冷却水と熱交換させて冷却するＥ
ＧＲクーラを装備したものがある。
は、排気ガスの一部を吸気側に再循環させて窒素酸化物
の発生を低減させるＥＧＲ装置が知られているが、この
ようなＥＧＲ装置では、エンジンの吸気側に再循環させ
る排気ガスを冷却すると、該排気ガスの温度が下がり且
つその容積が小さくなることによって、エンジンの出力
をあまり低下させずに燃焼温度を低下させて効果的に窒
素酸化物（ＮＯx）の発生を低減させることができるた
め、エンジンの吸気側に排気ガスを再循環させるライン
の途中に、排気ガスを冷却水と熱交換させて冷却するＥ
ＧＲクーラを装備したものがある。
【０００３】図２はＥＧＲ装置を備えた従来のエンジン
の一例を表わすものであって、図２中、１はディーゼル
機関等のエンジン、２はエンジン１のシリンダブロッ
ク、３はエンジン１のシリンダヘッドであり、該シリン
ダヘッド３の吸気ポート４に対し吸気管５が吸気マニホ
ールド６を介して接続されており、これらを通して導か
れた吸気７が前記シリンダブロック２内の各シリンダ８
に導入されるようになっている。
の一例を表わすものであって、図２中、１はディーゼル
機関等のエンジン、２はエンジン１のシリンダブロッ
ク、３はエンジン１のシリンダヘッドであり、該シリン
ダヘッド３の吸気ポート４に対し吸気管５が吸気マニホ
ールド６を介して接続されており、これらを通して導か
れた吸気７が前記シリンダブロック２内の各シリンダ８
に導入されるようになっている。
【０００４】又、前記シリンダヘッド３の排気ポート９
に対し排気管１０が排気マニホールド１１を介して接続
されており、これらを通して前記各シリンダ８から排出
された排気ガス１２が外部へ導かれるようになってい
る。
に対し排気管１０が排気マニホールド１１を介して接続
されており、これらを通して前記各シリンダ８から排出
された排気ガス１２が外部へ導かれるようになってい
る。
【０００５】そして、前記エンジン１の排気マニホール
ド１１の上部と吸気マニホールド６の上部との間が、こ
れら排気マニホールド１１及び吸気マニホールド６より
高い位置に保持されるようにエンジン１上部を迂回して
配管されたＥＧＲパイプ１３により接続されており、こ
のＥＧＲパイプ１３における最上部位から排気マニホー
ルド１１側へ下る部分の途中には、該排気マニホールド
１１からＥＧＲバルブ１４を介して導いた排気ガス１２
の一部を水冷して吸気マニホールド６へ再循環させるＥ
ＧＲクーラ１５が傾斜状態で装備されている。
ド１１の上部と吸気マニホールド６の上部との間が、こ
れら排気マニホールド１１及び吸気マニホールド６より
高い位置に保持されるようにエンジン１上部を迂回して
配管されたＥＧＲパイプ１３により接続されており、こ
のＥＧＲパイプ１３における最上部位から排気マニホー
ルド１１側へ下る部分の途中には、該排気マニホールド
１１からＥＧＲバルブ１４を介して導いた排気ガス１２
の一部を水冷して吸気マニホールド６へ再循環させるＥ
ＧＲクーラ１５が傾斜状態で装備されている。
【０００６】ここに図示しているＥＧＲクーラ１５は、
円筒状に形成されたシェル１６の両端面をプレート１
７，１８で塞ぎ、該各プレート１７，１８に両端を貫通
固定した多数のチューブ１９を前記シェル１６内に収容
し、該シェル１６の両端部に対し前記各プレート１７，
１８の端面を包囲するようにＥＧＲパイプ１３を接続し
た構造となっており、該ＥＧＲパイプ１３を流れる排気
ガス１２が前記各チューブ１９に分配されて通過するよ
うになっている。
円筒状に形成されたシェル１６の両端面をプレート１
７，１８で塞ぎ、該各プレート１７，１８に両端を貫通
固定した多数のチューブ１９を前記シェル１６内に収容
し、該シェル１６の両端部に対し前記各プレート１７，
１８の端面を包囲するようにＥＧＲパイプ１３を接続し
た構造となっており、該ＥＧＲパイプ１３を流れる排気
ガス１２が前記各チューブ１９に分配されて通過するよ
うになっている。
【０００７】又、前記シェル１６の一方の端部近傍に
は、冷却水２０を導く冷却水入口２１が設けられ、又、
前記シェル１６の他方の端部近傍には、該シェル１６内
部から冷却水２０を排出する冷却水出口２２が設けられ
ており、冷却水２０が冷却水入口２１からシェル１６の
内部に供給されてチューブ１９の周囲を流れ、冷却水出
口２２からシェル１６の外部に排出されるようになって
いる。
は、冷却水２０を導く冷却水入口２１が設けられ、又、
前記シェル１６の他方の端部近傍には、該シェル１６内
部から冷却水２０を排出する冷却水出口２２が設けられ
ており、冷却水２０が冷却水入口２１からシェル１６の
内部に供給されてチューブ１９の周囲を流れ、冷却水出
口２２からシェル１６の外部に排出されるようになって
いる。
【０００８】そして、以上に述べた如き構造において
は、排気マニホールド１１、ＥＧＲバルブ１４、ＥＧＲ
クーラ１５、ＥＧＲパイプ１３、吸気マニホールド６に
より排気ガス１２の再循環系統が構成されている。
は、排気マニホールド１１、ＥＧＲバルブ１４、ＥＧＲ
クーラ１５、ＥＧＲパイプ１３、吸気マニホールド６に
より排気ガス１２の再循環系統が構成されている。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如きＥＧＲ装置を備えたエンジン１では、万一、ＥＧＲ
クーラ１５内に予期しない微細欠陥等が生じて水漏れが
起こってしまったような場合、運転休止時間中にＥＧＲ
クーラ１５から漏れ出た冷却水が排気マニホールド１１
を経て排気ポート９からシリンダ８内に流れ込む虞れが
あり、仮に、これに気づかずに、シリンダ８内に冷却水
が浸入した状態で、エンジン１を始動すると、シリンダ
８内の水が非圧縮性流体であるため好ましくなかった。
如きＥＧＲ装置を備えたエンジン１では、万一、ＥＧＲ
クーラ１５内に予期しない微細欠陥等が生じて水漏れが
起こってしまったような場合、運転休止時間中にＥＧＲ
クーラ１５から漏れ出た冷却水が排気マニホールド１１
を経て排気ポート９からシリンダ８内に流れ込む虞れが
あり、仮に、これに気づかずに、シリンダ８内に冷却水
が浸入した状態で、エンジン１を始動すると、シリンダ
８内の水が非圧縮性流体であるため好ましくなかった。
【００１０】本発明は、斯かる実情に鑑み、ＥＧＲクー
ラから漏れ出た冷却水のシリンダ内への流れ込みを防止
し得、エンジンに無駄な負担がかかることを未然に回避
し得るエンジンの排気マニホールド構造を提供しようと
するものである。
ラから漏れ出た冷却水のシリンダ内への流れ込みを防止
し得、エンジンに無駄な負担がかかることを未然に回避
し得るエンジンの排気マニホールド構造を提供しようと
するものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は、排気ガスの一
部をＥＧＲクーラにより水冷して吸気側に再循環させる
ＥＧＲ装置を備えたエンジンの排気マニホールド構造に
おいて、排気マニホールド内に、ＥＧＲクーラからの漏
水が排気ポートへ流れ込むことを阻止する突起を形成し
たことを特徴とするエンジンの排気マニホールド構造に
かかるものである。
部をＥＧＲクーラにより水冷して吸気側に再循環させる
ＥＧＲ装置を備えたエンジンの排気マニホールド構造に
おいて、排気マニホールド内に、ＥＧＲクーラからの漏
水が排気ポートへ流れ込むことを阻止する突起を形成し
たことを特徴とするエンジンの排気マニホールド構造に
かかるものである。
【００１２】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
られる。
【００１３】万一、ＥＧＲクーラ内に予期しない微細欠
陥等が生じて水漏れが起こってしまったような場合、そ
の漏れ出た冷却水は、排気マニホールドの底部に流れ落
ちるが、突起によって堰き止められる形となるため、Ｅ
ＧＲクーラから漏れ出た冷却水が排気マニホールドを経
て排気ポートからシリンダ内に流れ込む心配はなくな
る。
陥等が生じて水漏れが起こってしまったような場合、そ
の漏れ出た冷却水は、排気マニホールドの底部に流れ落
ちるが、突起によって堰き止められる形となるため、Ｅ
ＧＲクーラから漏れ出た冷却水が排気マニホールドを経
て排気ポートからシリンダ内に流れ込む心配はなくな
る。
【００１４】前記突起によって堰き止められる形で排気
マニホールド内に溜まった冷却水は、エンジンを始動す
ると、背圧の作用により排気ガスと一緒に排気管から外
部へ排出される。
マニホールド内に溜まった冷却水は、エンジンを始動す
ると、背圧の作用により排気ガスと一緒に排気管から外
部へ排出される。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
例と共に説明する。
【００１６】図１は本発明を実施する形態の一例であっ
て、図中、図２と同一の符号を付した部分は同一物を表
わしており、基本的な構成は図２に示す従来のものと同
様であるが、本図示例の特徴とするところは、図１に示
す如く、排気マニホールド１１内に、ＥＧＲクーラ１５
からの漏水が排気ポート９へ流れ込むことを阻止する突
起２３を形成した点にある。
て、図中、図２と同一の符号を付した部分は同一物を表
わしており、基本的な構成は図２に示す従来のものと同
様であるが、本図示例の特徴とするところは、図１に示
す如く、排気マニホールド１１内に、ＥＧＲクーラ１５
からの漏水が排気ポート９へ流れ込むことを阻止する突
起２３を形成した点にある。
【００１７】尚、単純な突起２３では、排気ポート９か
ら排気マニホールド１１への排気ガス１２の流出を妨げ
る虞があるため、前記突起２３は、排気ガス１２の流出
方向へは滑らかな斜面とし、排気ポート９の断面積と同
等の通路面積が排気マニホールド１１内に確保されるよ
うにしてある。
ら排気マニホールド１１への排気ガス１２の流出を妨げ
る虞があるため、前記突起２３は、排気ガス１２の流出
方向へは滑らかな斜面とし、排気ポート９の断面積と同
等の通路面積が排気マニホールド１１内に確保されるよ
うにしてある。
【００１８】次に、上記図示例の作動を説明する。
【００１９】万一、ＥＧＲクーラ１５内に予期しない微
細欠陥等が生じて水漏れが起こってしまったような場
合、その漏れ出た冷却水２０は、ＥＧＲバルブ１４を経
て排気マニホールド１１の底部に流れ落ちるが、突起２
３によって堰き止められる形となるため、ＥＧＲクーラ
１５から漏れ出た冷却水２０が排気マニホールド１１を
経て排気ポート９からシリンダ８内に流れ込む心配はな
くなる。
細欠陥等が生じて水漏れが起こってしまったような場
合、その漏れ出た冷却水２０は、ＥＧＲバルブ１４を経
て排気マニホールド１１の底部に流れ落ちるが、突起２
３によって堰き止められる形となるため、ＥＧＲクーラ
１５から漏れ出た冷却水２０が排気マニホールド１１を
経て排気ポート９からシリンダ８内に流れ込む心配はな
くなる。
【００２０】前記突起２３によって堰き止められる形で
排気マニホールド１１内に溜まった冷却水２０は、エン
ジン１を始動すると、背圧の作用により排気ガスと一緒
に排気管１０から外部へ排出される。
排気マニホールド１１内に溜まった冷却水２０は、エン
ジン１を始動すると、背圧の作用により排気ガスと一緒
に排気管１０から外部へ排出される。
【００２１】尚、前記突起２３は、排気ガス１２の流出
方向へは滑らかな斜面とし、排気ポート９の断面積と同
等の通路面積が排気マニホールド１１内に確保されるよ
うにしてあるため、排気ポート９から排気マニホールド
１１への排気ガス１２の流出を妨げる心配はなく、エン
ジン１の正常な運転を何ら妨げることもない。
方向へは滑らかな斜面とし、排気ポート９の断面積と同
等の通路面積が排気マニホールド１１内に確保されるよ
うにしてあるため、排気ポート９から排気マニホールド
１１への排気ガス１２の流出を妨げる心配はなく、エン
ジン１の正常な運転を何ら妨げることもない。
【００２２】こうして、ＥＧＲクーラ１５から漏れ出た
冷却水２０のシリンダ８内への流れ込みを防止し得、エ
ンジン１に無駄な負担がかかることを未然に回避し得
る。
冷却水２０のシリンダ８内への流れ込みを防止し得、エ
ンジン１に無駄な負担がかかることを未然に回避し得
る。
【００２３】尚、本発明のエンジンの排気マニホールド
構造は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加
え得ることは勿論である。
構造は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加
え得ることは勿論である。
【００２４】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のエンジン
の排気マニホールド構造によれば、ＥＧＲクーラから漏
れ出た冷却水のシリンダ内への流れ込みを防止し得、エ
ンジンに無駄な負担がかかることを未然に回避し得ると
いう優れた効果を奏し得る。
の排気マニホールド構造によれば、ＥＧＲクーラから漏
れ出た冷却水のシリンダ内への流れ込みを防止し得、エ
ンジンに無駄な負担がかかることを未然に回避し得ると
いう優れた効果を奏し得る。
【図１】本発明を実施する形態の一例の概要構成図であ
る。
る。
【図２】ＥＧＲ装置を備えた従来のエンジンの一例を表
わす概要構成図である。
わす概要構成図である。
１ エンジン ２ シリンダブロック ３ シリンダヘッド ４ 吸気ポート ５ 吸気管 ６ 吸気マニホールド ７ 吸気 ８ シリンダ ９ 排気ポート １０ 排気管 １１ 排気マニホールド １２ 排気ガス １３ ＥＧＲパイプ １４ ＥＧＲバルブ １５ ＥＧＲクーラ ２０ 冷却水 ２３ 突起
Claims (1)
- 【請求項１】 排気ガスの一部をＥＧＲクーラにより水
冷して吸気側に再循環させるＥＧＲ装置を備えたエンジ
ンの排気マニホールド構造において、 排気マニホールド内に、ＥＧＲクーラからの漏水が排気
ポートへ流れ込むことを阻止する突起を形成したことを
特徴とするエンジンの排気マニホールド構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001087657A JP3452197B2 (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | エンジンの排気マニホールド構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001087657A JP3452197B2 (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | エンジンの排気マニホールド構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002285840A true JP2002285840A (ja) | 2002-10-03 |
| JP3452197B2 JP3452197B2 (ja) | 2003-09-29 |
Family
ID=18942879
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001087657A Expired - Fee Related JP3452197B2 (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | エンジンの排気マニホールド構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3452197B2 (ja) |
-
2001
- 2001-03-26 JP JP2001087657A patent/JP3452197B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3452197B2 (ja) | 2003-09-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |