JP2002284908A - プリプレグの製造方法 - Google Patents

プリプレグの製造方法

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JP2002284908A
JP2002284908A JP2001083065A JP2001083065A JP2002284908A JP 2002284908 A JP2002284908 A JP 2002284908A JP 2001083065 A JP2001083065 A JP 2001083065A JP 2001083065 A JP2001083065 A JP 2001083065A JP 2002284908 A JP2002284908 A JP 2002284908A
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Yoshitomo Tsutsumi
善朋 堤
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Kyocera Chemical Corp
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Toshiba Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な設備の変更で、かつ、生産性を低下さ
せたり、基材に歪みを生じさせることなく、内部に気泡
のないプリプレグを製造する。 【解決手段】 一次含浸用熱硬化性樹脂ワニスを収容し
た一次含浸槽23および一次含浸用熱硬化性樹脂ワニス
より高粘度の二次含浸用熱硬化性樹脂ワニスを収容した
二次含浸槽24に基材10を順に浸漬して一次含浸用お
よび二次含浸用熱硬化性樹脂ワニスを含浸させるにあた
り、基10材の一次含浸槽23への浸漬開始点Aから、
二次含浸槽24への浸漬開始点Bまでの走行時間Tと、
その間に基材10が気中を走行する時間tとの間に次式
の関係が成り立つようにする。 t=aT (但し、aは0.8〜0.98の数である)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板の
絶縁基板材料として用いられるプリプレグの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板の絶縁基板材料として用
いられるプリプレグは、一般に、紙やガラスクロスなど
の基材に、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を溶剤に分
散または溶解させた樹脂ワニスを含浸させ、次いで乾燥
させて半硬化させることにより製造されている。
【0003】このようなプリプレグにおいては、基材中
のフィラメント間に気泡が残っていると、プリント配線
板成形時のボイドやカスレの原因となり、プリント配線
板の信頼性を損なうおそれがある(例えば、ボイドやカ
スレが生じたプリント配線板に電圧が印加されると導電
層を構成する銅イオンが移行して導電層間の絶縁性が低
下する。)。特に、多層プリント配線板や比較的低圧
(3MPa程度以下)で成形するプリント配線板では、プリ
プレグ内部に残存する気泡を除くことが難しく、ボイド
やカスレが発生しやすい。
【0004】このため、従来より、(イ)低粘度の樹脂
ワニスを用いる、(ロ)低粘度の樹脂ワニスを含浸(一
次含浸)させた後、粘度の高い樹脂ワニスを含浸(二次
含浸)させる、(ハ)真空含浸装置を用いる、といった
方法が考案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(イ)
の方法は十分な厚みが得られず、また、(ハ)の方法は
多額の設備費を要するという問題がある。これに対し、
(ロ)の方法は、低粘度の樹脂ワニス含浸後に粘度の高
い樹脂ワニスを含浸させているため、厚みを十分に確保
できるうえ、設備費もさほどかからないという特長を有
している。しかしながら、気泡を十分に除去するために
は、低粘度の樹脂ワニスを長時間含浸させなければなら
ず、生産性が不良となったり、あるいは、基材に歪みが
生じるおそれがあった。
【0006】すなわち、樹脂ワニスを長時間含浸させる
ためには、基材の走行速度を遅くするか、あるいは、含
浸槽の容量を大きくしたり含浸槽内にガイドローラなど
を配置するなどして基材の含浸槽内の走行距離を長くす
る必要があるが、走行速度を遅くした場合には、生産性
が低下する。一方、基材の含浸槽内の走行距離を長くす
ると、ワニスの抵抗を長く受けることになるため、特に
薄い基材の場合に、歪みが生じる。この歪みは、プリン
ト配線板の反りや捻じれの要因となるだけでなく、寸法
精度を低下させる要因にもなる。
【0007】本発明は、このような点に対処してなされ
たもので、簡単な設備の変更で、かつ、生産性を低下さ
せたり、基材に歪みを生じさせることなく、内部に気泡
のないプリプレグを製造することができるプリプレグの
製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のプリプレグの製
造方法は、第1の熱硬化性樹脂ワニスおよび前記第1の熱
硬化性樹脂ワニスより高粘度の第2の熱硬化性樹脂ワニ
スを順に基材に含浸させ、次いで乾燥し半硬化させるこ
とからなるプリプレグの製造方法であって、前記第1お
よび第2の熱硬化性樹脂ワニスの含浸は、前記第1およ
び第2の熱硬化性樹脂ワニスをそれぞれ収容した第1お
よび第2の含浸槽に基材をそれぞれ浸漬することにより
行われ、基材の前記第1の含浸槽への浸漬開始から、前
記第2の含浸槽への浸漬開始までの時間Tと、その間に
基材が気中にある時間tとの間に、次式 t=aT (但し、aは0.8〜0.98の数である)の関係が成り立つ
ことを特徴としている。
【0009】このような方法においては、基材の第1の
含浸槽への浸漬時間が短時間であっても、基材が第1の
熱硬化性樹脂ワニスに接している時間は十分に確保され
るため、ワニスは基材内部にまで十分に含浸され、気泡
の残留が防止される。しかも、基材の第1の含浸槽内を
走行する時間が短いため、基材が長時間、含浸槽内を走
行することによる歪みの発生が抑えられ、このような歪
みに起因するプリント配線板の反りや捩じりの発生およ
び寸法精度の低下を防止することができる。
【0010】本発明において、第1の熱硬化性樹脂ワニ
スは、粘度が0.001 Pa・s〜0.1 Pa・sであることが好まし
い。このような構成を採ることにより、第1の熱硬化性
樹脂ワニスの基材への含浸性をより向上させることがで
きる。
【0011】また、本発明において、基材の第1の含浸
槽への浸漬は少なくとも2回行うことが好ましい。この
ような構成を採ることにより、第1の熱硬化性樹脂ワニ
スの基材への含浸性をより向上させることができる。
【0012】本発明において、第1および第2の熱硬化
性樹脂ワニスには、それぞれエポキシ樹脂、フェノール
樹脂、ポリイミド樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエス
テル樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリフェニレンエーテ
ル樹脂、ビニルエステル樹脂、およびそれらの変性物か
らなる群より選ばれた少なくとも1種を樹脂成分として
含有するものが例示される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明に使用される
プリプレグ製造装置の一例を概略的に示す図である。図
1に示すように、この装置は、基材ロール(図示なし)
から引き出される基材10に、熱硬化性樹脂ワニスの予
備含浸を行うキスロール21を備えたキスバス22、予
備含浸された基材10に熱硬化性樹脂ワニスの一次含浸
を行なう一次含浸槽23、一次含浸された基材10にさ
らに熱硬化性樹脂ワニスの二次含浸を行なう二次含浸槽
24、これらの含浸された熱硬化性樹脂ワニスの乾燥を
行う縦型乾燥塔25を備え、縦型乾燥塔25の入口部下
方には、余剰の熱硬化性樹脂ワニスを除去するスクイズ
ローラ26が配置されている。
【0014】この装置には、基材10をキスバス22か
ら一次含浸槽23へと案内するガイドローラ27をはじ
め、多数のローラが配設されているが、一次含浸槽23
の内外においては、この一次含浸槽23への基材10の
浸漬が複数回繰り返されるとともに、一次含浸槽23へ
の基材10の浸漬開始点Aから、基材10の二次含浸槽
24への浸漬開始点Bまでの基材10の全走行時間T
と、その間に基材10が気中を走行する時間tとの間
に、次式 t=aT …[I] (但し、aは0.8〜0.98の数である)の関係が成り立つ
ように、複数のガイドローラ27が設置されている。
【0015】なお、図1中、28は、余分な溶剤が二次
含浸槽に持ち込まれることによって、二次含浸槽24内
の熱硬化性樹脂ワニスが希釈されるのを防止するために
配置された絞り用ローラを示している。二次含浸槽24
内の熱硬化性樹脂ワニスの希釈が防止されることによっ
て、スクイズローラ26による樹脂含浸量のコントロー
ルが容易になる。絞り用ローラ28は、溶剤の無駄をな
くすことができる点でも有用である。
【0016】次に、上記装置を用いた本発明のプリプレ
グの製造方法について説明する。
【0017】基材ロールから引き出された基材10は、
キスバス22により粘度が0.001 Pa・s〜0.1 Pa・s程度の
熱硬化性樹脂ワニスが予備含浸された後、一次含浸槽2
3へ送られ、一次含浸用の熱硬化性樹脂ワニスへの浸漬
が複数回繰り返される。この一次含浸用の熱硬化性樹脂
ワニスには、粘度が0.001 Pa・s〜0.1 Pa・sに調整したも
のを使用することが好ましく、0.1 Pa・sを越えたものを
使用した場合には、気泡を残留させないためには、基材
10の走行速度を落とす必要が生じ、生産性が低下す
る。なお、基材10の走行速度は、通常、3m/分〜15m
/分の範囲である。
【0018】次いで、一次含浸用の熱硬化性樹脂ワニス
が含浸された基材10は、絞り用ローラ28およびガイ
ドローラ27を経て二次含浸槽24へ送られ、二次含浸
用の熱硬化性樹脂ワニスが含浸される。この二次含浸用
の熱硬化性樹脂ワニスは、一次含浸用の熱硬化性樹脂ワ
ニスより高粘度であればよいが、樹脂含浸量のコントロ
ールの容易さの点から、0.1 Pa・s〜1 Pa・sの範囲のもの
を使用することが好ましい。
【0019】このようにして熱硬化性樹脂ワニスが含浸
された基材10は、スクイズローラ26によって余剰の
熱硬化性樹脂ワニスが除去された後、乾燥塔25で乾燥
され、プリプレグ30とされて外部へと引き出される。
【0020】このような方法においては、一次含浸にお
いて基材が熱硬化性樹脂ワニスを付着した状態で所定時
間、気中を走行するようにしたので、基材の一次含浸槽
への浸漬時間が短時間であっても、熱硬化性樹脂ワニス
は基材内部にまで十分に含浸される。しかも、基材の一
次含浸槽内に浸漬される時間が短いため、熱硬化性樹脂
ワニスの抵抗による基材の歪みの発生が抑えられる。し
たがって、気泡がなく、また、歪みもない高品質のプリ
プレグを得ることができ、これを用いて反りや捩じれが
なく、かつ、寸法精度の高いプリント配線板を得ること
ができる。
【0021】なお、図1に示した装置では、一次含浸槽
23内に基材10の浸漬が3回繰り返される構成になっ
ているが、前述した式[I]の関係が成り立つように構
成されていれば浸漬数は特に限定されるものではなく、
また、ローラ27の配置数や配置位置なども特に限定さ
れるものではない。しかしながら、ワニスの含浸性を高
める点から、浸漬は少なくとも2回行なうようにするこ
とが好ましく、また、このように複数回浸漬を行なう場
合には、ほぼ一定の間隔で浸漬を繰り返すようにするこ
とことが好ましい。
【0022】また、図1に示した装置では、一次含浸槽
23の前にのみキスバス22が配置されているが、二次
含浸槽24の前にも同様のキスバス22を配置してもよ
い。また、キスバス22を設けず、キスロール21を一
次含浸槽23や二次含浸槽24の基材導入側に配置する
ようにしてもよい。
【0023】さらに、図1に示した装置では、乾燥塔と
して縦型乾燥塔25を使用しているが、横型乾燥塔であ
ってもよく、含浸槽も、必要ならば、一次含浸槽23お
よび二次含浸槽24に加え、さらに第3、第4……の含
浸槽を設けるようにしてもよい。
【0024】ここで、本発明において使用される基材お
よび熱硬化性樹脂ワニスについて記載する。
【0025】基材は、熱硬化性樹脂含浸プリプレグ用基
材として知られるものであればよく、ガラスやアスベス
トなどの無機繊維、ポリエステル、ポリアミドなどの有
機合成繊維、木綿などの天然繊維からなる織布、不織
布、マットなどが挙げられる。その他、クラフト紙やリ
ンター紙なども使用することができる。
【0026】また、熱硬化性樹脂ワニスは、熱硬化性樹
脂を溶剤に溶解または分散させて粘度を調整したもの
で、熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、フェノール
樹脂、ポリイミド樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエス
テル樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリフェニレンエーテ
ル樹脂、ビニルエステル樹脂、それらの変性物などが例
示される。これらの熱硬化性樹脂は1種を単独で使用し
てもよく2種以上を混合して使用するようにしてもよ
い。また、溶剤としては、アセトン、水、メチルエチル
ケトン、メタンール、エタノール、キシレン、トルエ
ン、スチレン、ジメチルフォルムアミド、エチレングリ
コールモノブチルエーテル、3-メチル-3-メトキシブタ
ノール、エチレングリコールモノエチルアセテート、プ
ロピレングリコールメチルエーテル、N-メチルピロリド
ンなどが例示され、これらの熱硬化性樹脂は1種を単独
で使用してもよく2種以上を混合して使用するようにし
てもよい。なお、予備含浸用、一次含浸用および二次含
浸用の各熱硬化性樹脂ワニスは、同種であっても異種で
あってもよい。
【0027】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明する。なお、以下の記載において「部」とあるのはい
ずれも「重量部」を示す。
【0028】実施例1 ブロム化ビスフェノールA型エポキシ樹脂(軟化点75
℃、エポキシ当量 495)92部、o-クレゾールノボラック
型エポキシ樹脂(軟化点90℃、エポキシ当量 210)8
部、ジシアンジアミド2部および2-エチル-4-メチルイミ
ダゾール0.02部を、メチルエチルケトンに溶解し、粘度
0.06Pa・sの一次含浸用樹脂ワニスを調製した。同様にし
て、粘度0.12 Pa・sの二次含浸用樹脂ワニスを調製し
た。
【0029】次いで、前述した式[I]においてaが0.
85となるように構成された、図1に示す製造装置を用い
て、プリプレグを製造した。
【0030】すなわち、厚さ0.1mm、2116スタイルのガ
ラスクロスを4m/分の速度で走行させ、上記一次含浸用
樹脂ワニスおよび二次含浸用樹脂ワニスを順に含浸さ
せ、乾燥させてプリプレグを製造した。
【0031】実施例2 一次含浸用樹脂ワニスとして、ブロム化ビスフェノール
A型エポキシ樹脂(軟化点75℃、エポキシ当量 495)92
部、o-クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(軟化点90
℃、エポキシ当量 210)8部、ジシアンジアミド2部およ
び2-エチル-4-メチルイミダゾール0.02部を、メチルエ
チルケトンに溶解し、粘度0.02Pa・sに調製したものを用
いた以外は、実施例1と同様にして、プリプレグを製造
した。
【0032】比較例1 一次含浸用樹脂ワニスとして、ブロム化ビスフェノール
A型エポキシ樹脂(軟化点75℃、エポキシ当量 495)92
部、o-クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(軟化点90
℃、エポキシ当量 210)8部、ジシアンジアミド2部およ
び2-エチル-4-メチルイミダゾール0.02部を、メチルエ
チルケトンに溶解し、粘度0.15Pa・sに調製したものを用
いた以外は、実施例1と同様にして、プリプレグを製造
した。
【0033】比較例2 前述した式[I]においてaが0.20となるように構成さ
れた、図1に示す製造装置を用いるようにした以外は、
実施例1と同様にして、プリプレグを製造した。
【0034】上記各実施例および各比較例で得られたプ
リプレグの樹脂分、硬化時間および揮発分をJIS C 6521
に基づき試験した。また、20mm角当りの気泡の数を目視
により数えるとともに、基材横糸の歪みを測定した。さ
らに、得られたプリプレグを5枚重ね、その両面に厚さ1
8mmの銅箔を重ね、温度175℃、圧力2.5MPaで100分間加
熱加圧して、厚さ0.5mmの銅張積層板を製造し、その4辺
に発生したかすれの長さを測定した。これらの結果を表
1に示す。
【0035】
【表1】 なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではな
く、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変形して実施する
ことが可能であることはいうまでもない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプリプレ
グの製造方法によれば、低粘度の熱硬化性樹脂ワニスの
含浸にあたって、基材を熱硬化性樹脂ワニスに浸漬後、
所定の時間気中にあるようにしたので、簡単な設備の変
更で、しかも、生産性を低下させたり、基材に歪みを生
じさせることなく、内部に気泡のないプリプレグを製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用されるプリプレグ製造装置の一例
を概略的に示す図。
【符号の説明】
10………基材 23………一次含浸槽 24………二次含浸槽 26………スクイズローラ 25………縦型乾燥塔 27………ガイドローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の熱硬化性樹脂ワニスおよび前記第1
    の熱硬化性樹脂ワニスより高粘度の第2の熱硬化性樹脂
    ワニスを基材に順に含浸させ、次いで乾燥し半硬化させ
    ることからなるプリプレグの製造方法であって、 前記第1および第2の熱硬化性樹脂ワニスの含浸は、前
    記第1および第2の熱硬化性樹脂ワニスをそれぞれ収容
    した第1および第2の含浸槽に基材をそれぞれ浸漬する
    ことにより行われ、基材の前記第1の含浸槽への浸漬開
    始から、前記第2の含浸槽への浸漬開始までの時間T
    と、その間に基材が気中にある時間tとの間に、次式 t=aT (但し、aは0.8〜0.98の数である)の関係が成り立つ
    ことを特徴とするプリプレグの製造方法。
  2. 【請求項2】 第1の熱硬化性樹脂ワニスの粘度が、0.0
    01 Pa・s〜0.1 Pa・sであることを特徴とする請求項1記
    載のプリプレグの製造方法。
  3. 【請求項3】 基材の第1の含浸槽への浸漬を少なくと
    も2回行うことを特徴とする請求項1または2記載のプ
    リプレグの製造方法。
  4. 【請求項4】 第1および第2の熱硬化性樹脂ワニス
    は、それぞれエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミ
    ド樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリ
    ブタジエン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ビニル
    エステル樹脂、およびそれらの変性物からなる群より選
    ばれた少なくとも1種を樹脂成分として含有するもので
    あることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記
    載のプリプレグの製造方法。
  5. 【請求項5】 第1および第2の熱硬化性樹脂ワニス
    は、エポキシ樹脂を主成分とするものであることを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のプリプレグ
    の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009209255A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Hitachi Chem Co Ltd プリプレグの製造方法及びプリプレグの製造装置
JP2013067817A (ja) * 2013-01-21 2013-04-18 Hitachi Chemical Co Ltd プリプレグの製造方法及びプリプレグの製造装置

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