JP2002284670A - 染着除去料 - Google Patents

染着除去料

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JP2002284670A
JP2002284670A JP2001091848A JP2001091848A JP2002284670A JP 2002284670 A JP2002284670 A JP 2002284670A JP 2001091848 A JP2001091848 A JP 2001091848A JP 2001091848 A JP2001091848 A JP 2001091848A JP 2002284670 A JP2002284670 A JP 2002284670A
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Japan
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skin
acid
alcohol
dye
effect
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Kazuya Shibata
和也 芝田
Fumio Matsuno
文雄 松野
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸性染毛料や酸化染毛料に由来する手指、
肌、頭皮等に付着した染着料の汚染除去性能に優れ、皮
膚刺激が少なく安全な染着除去料の提供。 【解決手段】(A)尿素および/またはチオ尿素と、
(B)アルギニン及び/又はその塩とを含有することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は酸性染毛料や酸化染
毛剤等によって染着した皮膚の汚れを取り除く染着除去
料に関する。詳しくは、本発明は、酸性染毛料などの酸
性染料及び酸化染毛剤などの酸化染料等を使用する際に
手指、肌、頭皮等に付着した染着料の汚れを除去する際
に使用する染着除去料に関するものであり、その除去料
は使用する効果に優れ、かつ皮膚刺激が少なく安全なも
のである。
【0002】
【従来技術】従来、皮膚に付着した染着料の汚れを落と
すためには、ベンジルアルコール等の有機溶媒もしくは
界面活性剤等の洗浄効果を利用した染着除去料、又はク
レンジングクリームやシャンプー、石けん等が用いられ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術の染
着除去料では、酸性染料や酸化染料に由来する皮膚の汚
れを安全かつ充分に除去する効果は得られなかった。ま
た、無理に除去効果を高めようとした場合、皮膚刺激が
強く、通常の使用には向かない危険なものしか得られな
かった。そのため、このような染着汚れに対して、除去
効果に優れ、かつ皮膚刺激が少なく安全な染着除去料の
開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決すべく鋭意研究を行い、その結果本発明を完成するに
至った。その開発された本発明は、(A)尿素及び/又
はチオ尿素と、(B)アルギニン及び/又はその塩とを
含有することを特徴とする染着除去料であり、酸性染料
や酸化染料に由来する手指、肌、頭皮等に付着した染着
料の汚れを除去する効果に優れ、かつ皮膚刺激が少なく
安全なものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の染着除去料は、(A)成
分である尿素及び/又はチオ尿素と、(B)成分である
アルギニン及び/又はその塩を含有するものであり、そ
のうちの(A)成分である尿素及び/又はチオ尿素につ
いては、その配合量は0.1〜30重量%であることが
好ましい。すなわち、0.1重量%よりも少ないと除去
効果および皮膚刺激を低減する効果が十分ではない。逆
に、30重量%より多く配合しても、それ以上の効果が
期待できないばかりでなく、商品としての安定性を維持
できなくなる。
【0006】本発明に用いられる(B)成分であるアル
ギニン及び/又はその塩については、その配合量は0.
01〜15重量%であることが好ましい。すなわち、
0.01%よりも少ないと除去効果および皮膚刺激を低
減する効果が十分ではない。逆に、15重量%より多く
配合しても、それ以上の効果は期待できない。そのアル
ギニンの塩については、硫酸塩、塩酸塩、リン酸塩、酢
酸塩、プロピオン酸塩、グリコール酸塩、コハク酸塩、
酒石酸塩、乳酸塩あるいはクエン酸塩等の各種のものが
使用可能である。
【0007】さらに、アルギニンの塩には、各種高級脂
肪酸塩も使用でき、その脂肪酸には、カプリル酸、カプ
リン酸、ラウリル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、アラキン酸、ベヘニン酸、イソパルミチン
酸、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、
ミリストレイン酸、エライジン酸、エルカ酸、リノール
酸、リノレイン酸、アラキドン酸、ヤシ油脂肪酸、牛脂
肪酸等を挙げることができる。
【0008】本発明の染着除去料は簡便に使用すること
ができるものであり、その使用法は例えば脱脂綿等に含
ませて軽く拭き取り、その後は水などで洗い流すだけで
よい。このようにすることで、酸性染毛料や酸化染毛
剤、さらに一時染着料等で染着した汚れを効果的に除去
することができ、皮膚に対する刺激はなく、処理後の皮
膚のあれなどもない。なお、それ以外の使用法を例示す
ると、脱染剤として使用することもできる。つまり、毛
髪に残った着色成分を特に地毛の色より明るく変化させ
ることなく効率的に除去することもできる。
【0009】本発明の染着除去料の形態は液状でも、ジ
ェル状でもかまわない。ただし、その物性としては染着
汚染除去性能の点からするとアルカリ性であることが好
ましいが、皮膚刺激が少ない安全性にも優れたものとい
う点からするとできればアルカリ性の低いものがよく、
その点から弱アルカリのものが好ましい。
【0010】また、本発明の染着除去料には、皮膚表面
へのなじみを良くする点から、アルコールを添加配合し
て使用するのが好ましく、そのアルコールとしては、各
種アルコールが特に制限されることなく使用できる。例
えば1価アルコールのみでなく多価アルコールも使用で
き、また脂肪族アルコールのみでなく芳香族アルコール
も使用できる。
【0011】それらアルコールを具体的に例示すると、
エタノール、1−プロパノール、イソプロパノール、1
−ブタノール、2−ブタノール、プロパンジオール、ブ
タンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、
ヘキサントリオール、ヘプタンジオール、ペンタンジオ
ール、ペンタントリオール、オクタンジオール、オクタ
ントリオール、イソプレングリコール、プロピレングリ
コール、グリセリンを挙げることができる。
【0012】また、それに加えて、N−メチル−2−ピ
ロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、N−ブチル−
2−ピロリドン、N−シクロヘキシル−2−ピロリド
ン、ベンジルアルコール、シンナミルアルコール、p−
アニシルアルコール、p−メチルベンジルアルコール、
フェノキシエタノール、フェノキシイソプロパノール、
2−ベンジルエタノール、あるいはβ−フェニルエチル
アルコールも挙げることができる。
【0013】さらに、ラウリルアルコール、ミリスチル
アルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、イソステアリルアルコール、セトステアリルアルコ
ール、ベヘニルアルコール、アラキルアルコール、オレ
イルアルコール等の高級アルコール類も挙げることがで
きるが、以上の中では、なじみの良さと拭き取り易さの
点でエタノール又はベンジルアルコールが好ましい。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例及び比較例を挙げて本
発明を更に詳細に説明するが、本発明はこの実施例によ
って何等限定されるものではなく、特許請求の範囲の記
載によって把握されるものであることはいうまでもいな
い。表1に配合組成を示す数種の実施組成例及び比較組
成例の染着除去料に関し、実施例1及び比較例1とし
て、染着料の汚れの除去効果及び皮膚刺激性について評
価試験を実施した。
【0015】[実施例1及び比較例1]市販の酸性染毛料
を人の前腕部に塗布し、20分放置し水洗した後、前記
表1の各種染着除去料を脱脂綿に含ませ、同程度の強さ
で拭き取る操作を10回繰り返した。そして、染着料の
汚れの除去効果および皮膚刺激性について、下記の基準
で評価し、結果も表1に示した。
【0016】〈評価基準〉 (1)除去効果 ◎…非常に良く除去できる ○…除去できる △…やや染着が残っている ×…ほとんど除去できず、染着が残っている (2)皮膚刺激 ○…刺激を伴わない △…わずかに刺激を感じる ×…発赤等を生じ、刺激を感じる
【0017】
【表1】
【0018】この評価試験結果によれば、本発明の染着
除去料に該当する尿素とアルギニンとが併用されている
実施組成例の場合には、いずれも染着除去効果が優れて
いることがわかる。他方、尿素およびアルギニンに関し
単独使用である比較組成例の場合には、中性あるいは弱
アルカリ性において、いずれも同効果が劣ることがわか
る。
【0019】それに対して、安全性に関しては、pHが
高くなると、実施組成例の場合にも比較組成例の場合に
も、いずれも安全性が低下することがわかる。なお、安
全性に関しては、前記のとおりではあるが、この場合、
すなわちpHが高くなった場合においても、染着除去効
果については、尿素等とアルギニン等とを併用している
実施組成例の場合には、単独使用の場合に比し一層優れ
ていることがわかる。
【0020】 [実施例2] 重量% カルボキシビニルポリマー 0.5 水酸化カリウム 0.5 尿素 10 L−アルギニン 1 乳酸 1 エタノール 3 精製水 残余 上記組成の染着除去料を調整して実施例1と同様に評価
したところ、実施例1と同様に除去効果に優れ、また皮
膚刺激も認められなかった。なお、pHは11であっ
た。
【0021】 [実施例3] 重量% 流動パラフィン 5 ワセリン 8 セトステアリルアルコール 3.5 ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油 5 水酸化ナトリウム 1 チオ尿素 5 アルギニン塩酸塩 1 精製水 残余 上記組成の染着除去料を調整して実施例1と同様に評価
したところ、実施例1と同様に除去効果に優れ、また皮
膚刺激も認められなかった。なお、pHは10であっ
た。
【0022】 [実施例4] 重量% ステアリン酸 5 イソステアリルアルコール 2 プロピレングリコール 5 尿素 3 ヤシ油脂肪酸アルギニン塩 0.1 精製水 残余 上記組成の染着除去料を調整して実施例1と同様に評価
したところ、実施例1と同様に除去効果に優れ、また皮
膚刺激も認められなかった。なお、pHは11であっ
た。
【0023】 [実施例5] 重量% ダイナマイトグリセリン 3 ジプロピレングリコール 5 PEG1500 10 ヒドロキシエチルセルロース 1 ベンジルアルコール 1 尿素 5 アルギニン硫酸塩 2 精製水 残余 上記組成の染着除去料を調整して実施例1と同様に評価
したところ、実施例1と同様に除去効果に優れ、また皮
膚刺激も認められなかった。なお、pHは10であっ
た。
【0024】
【発明の効果】本発明の染着除去料は酸性染料および酸
化染料等を使用する際に手指、肌、頭皮等に付着した染
着料の汚れを除去する効果に優れ、かつ皮膚刺激が少な
く安全性にも優れている。
フロントページの続き (72)発明者 松野 文雄 神奈川県横浜市都筑区早渕2−2−1 株 式会社資生堂リサーチセンター(新横浜) 内 Fターム(参考) 4C083 AB032 AC012 AC022 AC071 AC072 AC091 AC092 AC101 AC102 AC121 AC122 AC151 AC152 AC182 AC242 AC302 AC432 AC581 AC582 AC681 AC682 AC692 AC732 AD042 AD092 AD282 CC22 CC31 CC35 DD23 DD27 EE07 EE10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)尿素及び/又はチオ尿素と、(B)
    アルギニン及び/又はその塩とを含有することを特徴と
    する染着除去料。
  2. 【請求項2】 弱アルカリ性であることを特徴とする請
    求項1記載の染着除去料。
  3. 【請求項3】 アルコールを更に含有することを特徴と
    する請求項1又は2記載の染着除去料。
JP2001091848A 2001-03-28 2001-03-28 染着除去料 Withdrawn JP2002284670A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012137642A1 (ja) * 2011-04-01 2012-10-11 ライオン株式会社 液体洗浄剤
WO2019087947A1 (en) 2017-10-30 2019-05-09 L'oreal A composition for cleansing keratinous substances

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012137642A1 (ja) * 2011-04-01 2012-10-11 ライオン株式会社 液体洗浄剤
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