JP2002283741A - 感熱記録材料 - Google Patents
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Abstract
た感熱記録材料を提供する。 【解決手段】 ロイコ染料及び顕色剤を主成分とする感
熱発色層において、該顕色剤として、下記の一般式
(1)で示されるオリゴマー型顕色剤Iと、一般式
(2)及び/又は構造式(3)で示されるジフェニルス
ルホン誘導体(顕色剤II)とを併用する。 【化1】 【化2】 【化3】
Description
し、特に発色感度が高く且つ画像部の保存安定性に優れ
た感熱記録材料に関する。
熱発色層(感熱記録層)を紙、合成紙、樹脂フィルム等
の支持体上に形成した構造の記録材料であって、その発
色のための加熱には、例えばサーマルへッドを内蔵した
サーマルプリンター等が用いられている。この記録方法
は他の方法に比べ、現像、定着等の処理を施す必要がな
く、比較的簡単な装置を用いて短時間で記録することが
できる上に、ワンサプライで済み、コストが安い等の利
点があり、生鮮食料品、弁当・惣菜用のPOS分野、図
書、文書等の複写分野、ファクシミリーなどの通信分
野、券売機、レシート、領収書などの発券分野等多方面
に用いられている。
特に近年POS分野特に弁当や惣菜といった記録の信頼
性を重視する分野で、急速に使われるようになっていお
り、包装等に使用される有機高分子材料に含有されてい
る可塑剤や油脂類に対して高い保存安定性を示す記録材
料が求められている、そのために、染料・顕色剤の他
に、保存安定剤等の助剤の開発もなされているが、発色
感度と画像濃度を十分に維持しつつ保存安定性をバラン
ス良く十分に満足できるものは未だ見出されていない。
て高い保存安定性を示す顕色剤として、国際特許出願番
号WO99/51444にオリゴマー型顕色剤が開示さ
れているが、これを用いた感熱記録材料においては発色
感度が不足しており、この発色感度を改良して画像濃
度、保存安定性共に優れた感熱記録材料を提供する技術
が求められている。
問題点の改良し、発色感度・発色濃度が高く、且つ画像
部の保存性、特に耐油性・耐可塑剤性に優れた感熱記録
材料を提供することである。
に、支持体上に、ロイコ染料及び顕色剤を主成分とする
感熱発色層を設けてなる感熱記録材料において、該顕色
剤が、少なくとも下記の一般式(1)で示されるオリゴ
マー型顕色剤Iと、一般式(2)および構造式(3)で
示されるジフェニルスルホン誘導体の群から選ばれる少
なくとも一種の顕色剤IIとを含有することを特徴とする
感熱記録材料が提供される。
よい炭素数1〜12の飽和ないし不飽和炭化水素基を示
す。)
ルスルホン誘導体が、構造式(2−1)、(2−2)及
び/又は(2−3)で示される化合物であることを特徴
とする上記第一に記載の感熱記録材料が提供される。
ー型顕色剤Iと、一般式(2)および構造式(3)で示
されるジフェニルスルホン誘導体の群から選ばれる少な
くとも1種の顕色剤IIとが、重量比で1:0.11〜
1:4の範囲で混合して用いられることを特徴とする上
記第一又は第二に記載の感熱記録材料が提供される。
チル−N−イソアミル)−6−メチル−7−アニリノフ
ルオランを用いることを特徴とする上記第一〜三のいず
れかに記載の感熱記録材料が提供される。
空率50〜99%のプラスチック中空粒子が含有される
中間層を設けたことを特徴とする上記第一〜四のいずれ
かに記載の感熱記録材料が提供される。
する。本発明の感熱記録材料は、感熱発色層中の顕色剤
として、一般式(1)で示される化合物(顕色剤I)と
一般式(2)及び/又は構造式(3)で示される化合物
(顕色剤II)とを併用したことにより、感熱発色層自体
の保存安定性を損なわずに、発色感度・発色濃度を向上
させたものである。好ましくは、一般式(1)の化合物
(顕色剤I)と構造式(2−1)(2−2)及び/又は
(2−3)の化合物(顕色剤II)との組合わせが最もバ
ランスよく、これにより更に保存安定性と発色感度・発
色濃度)が良好になる。
4−ヒドロキシ安息香酸と三価以上の多価アルコールと
の縮合反応生成物、あるいは(b)(ポリ)4−ヒドロ
キシ安息香酸及び/又は二価カルボンを含むカルボン酸
成分と、三価以上の多価アルコールと二価の低分子アル
コールを含む多価アルコール成分との縮合反応生成物で
ある。
コ染料1重量部に対して、顕色剤Iを1〜5重量部(好
ましくは2〜3.5重量部)、顕色剤IIを0.1〜5重
量部(好ましくは0.5〜3重量部)が適当である。顕
色剤Iは主たる顕色剤であり、1重量部に満たない場合
は発色が不十分であり、また5重量部より過剰に使用し
た場合は発色に関与しない顕色剤Iが生じることにな
り、これにより濃度低下を起こし好ましくない。一方、
顕色剤IIが0.1重量部以下の場合は発色感度向上の効
果が不十分であり、また5重量部以上添加した場合に
は、顕色剤Iの場合と同様に、発色に関与しない顕色剤
IIが生じることになり濃度低下が発生してしまう。さら
に顕色剤Iと顕色剤IIとの添加比は1:0.11〜1:
4(好ましくは1:0.2〜1:1.5)とすることが
好ましい。顕色剤IIの比率が少ない場合、顕色剤Iと顕
色剤IIの相互作用が十分に引き出せず、また多すぎる場
合は保存安定性の低下が発生するため、上記比率が適切
である。
保存性、特に可塑剤性が良好であることが分かってい
る。これに対し、本発明のオリゴマー型顕色剤Iは特に
良好な保存性を示すが、その一方で感度が低くなるとい
う欠点をもっている。しかし、この顕色剤Iが顕色剤II
(ジフェニルスルホン誘導体)と併用されることによっ
て、保存安定性を維持した状態で発色感度が向上される
ようになる。
染料として特に3−(N−エチル−N−イソアミル)−
6−メチル−7−アニリノフルオランを用いることが好
ましい。このロイコ染料は顕色剤Iおよび顕色剤IIとの
相溶作用が、他の染料に比べ、大きくなることから、発
色感度を向上させる効果が大きくなる。
感熱発色層と支持体との間に、中空率50〜99%のプ
ラスチック微小中空粒子を含む中間層を設けることがで
きる。これにより熱の支持体側への漏出が抑えられ(断
熱効果)、熱が有効に利用されるため、また弾性付与に
よりサーマルヘッドとの密着性が良好になるため、実質
的にさらなる発色感度を向上させることができる。
率が50〜99%のものが好ましく、70〜90%のも
のが更に好ましい。50%以下では断熱効果が小さく、
99%以上のものは製造上困難である。なお、ここで言
う中空率とは、中空粒子の外径と内径の比であり、下記
式で表わされるものである。 中空率(%)=(中空粒子の内径)/(中空粒子の外
径)×100
後述される結合剤と填料を主成分とするオーバー層を感
熱発色層上に設けることによって、感熱記録材料に強
度、断熱性、耐湿性、耐光性、耐溶剤性を向上させるこ
とも可能である。また、オーバー層には紫外線吸収剤を
添加して結合剤を架橋させれば感熱記録材料の強度を高
めることもできる。
ロイコ染料は単独で又は2種以上混合して適用される
が、このようなロイコ染料としては、この種の感熱記録
材料に用いられているものが任意に適用され、例えば、
トリフェニルメタン系、フルオラン系、フエノチアジン
系、オーラミン系、スピロピラン系、インドリノフタリ
ド系等の染料のロイコ化合物が好ましく用いられる。こ
のようなロイコ染料の具体例としては、例えば、以下に
示すようなものが挙げられる。
ル)−フタリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフ
ェニル)−6−ジメチルアミノフタリド(別名クリスタ
ルバイオレットラクトン)、3,3−ビス(p−ジメチ
ルアミノフェニル)−6−ジエチルアミノフタリド、
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ク
ロルフタリド、3,3−ビス(p−ジブチルアミノフェ
ニル)フタリド、3−シクロヘキシルアミノ−6−クロ
ルフルオラン、3−ジメチルアミノ−5,7−ジメチル
フルオラン、3−(N−メチル−N−イソブチル)−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル
−N−イソアミル)−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3
−ジエチルアミノ−7−メチルフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7,8−ベンズフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6−メチル−7−クロルフルオラン、3−(N−
p−トリル−N−エチルアミノ)−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−
アニリノフルオラン、2−{N−(3’−トリフルオル
メチルフェニル)アミノ}−6−ジエチルアミノフルオ
ラン、2−{3,6−ビス(ジエチルアミノ)−9−
(o−クロルアニリノ)キサンチル安息香酸ラクタ
ム}、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(m−ト
リクロロメチルアニリノ)フルオラン、3−ジエチルア
ミノ−7−(o−クロルアニリノ)フルオラン、3−ジ
ブチルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フルオラ
ン、3−N−メチル−N−アミルアミノ−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、3−N−メチル−N−シクロ
ヘキシルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−
(2’,4’−ジメチルアニリノ)フルオラン、3−
(N,N−ジエチルアミノ)−5−メチル−7−(N,
N−ジベンジルアミノ)フルオラン、ベンゾイルロイコ
メチレンブルー、6’−クロロ−8’−メトキシ−ベン
ゾインドリノ−スピロピラン、6’−ブロモ−3’−メ
トキシ−ベンゾインドリノ−スピロピラン、3−(2’
−ヒドロキシ−4’−ジメチルアミノフェニル)−3−
(2’−メトキシ−5’−クロルフェニル)フタリド、
3−(2’−ヒドロキシ−4’−ジメチルアミノフェニ
ル)−3−(2’−メトキシ−5’−ニトロフェニル)
フタリド、3−(2’−ヒドロキシ−4’−ジエチルア
ミノフェニル)−3−(2’−メトキシ−5’−メチル
フェニル)フタリド、3−(2’−メトキシ−4’−ジ
メチルアミノフェニル)−3−(2’−ヒドロキシ−
4’−クロル−5’−メチルフェニル)フタリド、3−
モルホリノ−7−(N−プロピル−トリフルオロメチル
アニリノ)フルオラン、3−ピロリジノ−7−トリフル
オロメチルアニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
5−クロロ−7−(N−ベンジル−トリフルオロメチル
アニリノ)フルオラン、3−ピロリジノ−7−(ジ−p
−クロルフェニル)メチルアミノフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−5−クロル−7−(α−フェニルエチルア
ミノ)フルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジ
ノ)−7−(α−フェニルエチルアミノ)フルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−(o−メトキシカルボニルフ
ェニルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−5−
メチル−7−(α−フェニルエチルアミノ)フルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−ピペリジノフルオラン、
2−クロロ−3−(N−メチルトルイジノ)−7−(p
−n−ブチルアニリノ)フルオラン、3−(N−メチル
−N−イソプロピルアミノ)−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−
アニリノフルオラン、3,6−ビス(ジメチルアミノ)
フルオレンスピロ(9,3’)−6’−ジメチルアミノ
フタリド、3−(N−ベンジル−N−シクロヘキシルア
ミノ)−5,6−ベンゾ−7−α−ナフチルアミノ−
4’−ブロモフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−ク
ロル−7−アニリノフルオラン、3−N−エチル−N−
(2−エトキシプロピル)アミノ−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−N−エチル−N−テトラヒドロ
フルフリルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−メシチジノ
−4’,5’−ベンゾフルオラン、3−ジエチルアミノ
−6−エチル−7−(3−メチルアニリノ)フルオラン
3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−{1,1−
ビス(p−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イ
ル}フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−
3−{1,1−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)エ
チレン−2−イル}−6−ジメチルアミノフタリド、3
−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(1−p−ジ
メチルアミノフェニル−1−フェニルエチレン−2−イ
ル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−
3−(1−p−ジメチルアミノフェニル−1−p−クロ
ロフェニルエチレン−2−イル)−6−ジメチルアミノ
フタリド、3−(4’−ジメチルアミノ−2’−メトキ
シ)−3−(1’’−p−ジメチルアミノフェニル−
1’’−p−クロロフェニル−1’’,3’’−ブタジ
エン−4’’−イル)ベンゾフタリド、3−(4’−ジ
メチルアミノ−2’−ベンジルオキシ)−3−(1’’
−p−ジメチルアミノフェニル−1’’−フェニル−
1’’,3’’−ブタジエン−4’’−イル)ベンゾフ
タリド、3−ジメチルアミノ−6−ジメチルアミノ−フ
ルオレン−9−スピロ−3’(6’−ジメチルアミノ)
フタリド、3,3−ビス{2−(p−ジメチルアミノフ
ェニル)−2−(p−メトキシフェニル)エテニル}−
4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3−ビス
{1,1−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン−
2−イル}−5,6−ジクロロ−4,7−ジブロモフタ
リド、ビス(p−ジメチルアミノスチリル)−1−ナフ
タレンスルホニルメタン、ビス(p−ジメチルアミノス
チリル)−1−p−トリルスルホニルメタン等。
色剤Iおよび顕色剤IIであるが、必要に応じ、保存性改
良(特に耐水性向上等)のために、種々の化合物、例え
ばフェノール性化合物、チオフェノール性化合物、チオ
尿素誘導体、有機酸及びその金属塩等を併用することが
できる。その具体例としては以下に示すようなものが挙
げられる。
−ターシャリーブチルフェノール)、4,4’−ブチリ
デンビス(6−ターシャリーブチル−2−メチルフェノ
ール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロ
キシ−5−ターシャリーブチルフェニル)ブタン、1,
1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シ
クロヘキシルフェニル)ブタン、4,4’−チオビス
(6−ターシャリーブチル−2−メチルフェノール)、
テトラブロモビスフェノールA、テトラブロモビスフェ
ノールS、4,4’−チオビス(2−メチルフェノー
ル)、4,4’−チオビス(2−クロロフェノール)
等。
ロイコ染料及び顕色剤を支持体上に結合支持させる場
合、慣用の種々の結合剤を適宜用いることができ、その
具体例としては、例えば、以下のものが挙げられる。
体、ヒドロキシメチルセルロ−ス、ヒドロキシエチルセ
ルロ−ス、カルボキシメチルセルロ−ス、メチルセルロ
−ス、エチルセルロ−ス等のセルロ−ス誘導体、ポリア
クリル酸ソ−ダ、ポリビニルピロリドン、アクリルアミ
ド/アクリル酸エステル共重合体、アクリルアミド/ア
クリル酸エステル/メタクリル酸三元共重合体、スチレ
ン/無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、イソブチレン
/無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、ポリアクリルア
ミド、アルギン酸ソ−ダ、ゼラチン、カゼイン等の水溶
性高分子の他、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリア
クリル酸、ポリアクリル酸エステル、塩化ビニル/酢酸
ビニル共重合体、ポリブチルメタクリレ−ト、エチレン
/酢酸ビニル共重合体等のエマルジョンやスチレン/ブ
タジエン共重合体、スチレン/ブタジエン/アクリル系
共重合体等のラテックス等。
の目的に応じて増感剤として種々の熱可融性物質を使用
することができるが、発色温度並びに耐熱性が下がるた
め惣菜等の高温用途向けには向かない。特に耐熱性が強
く要求される場合は出来るだけ添加しないか、または融
点が100℃以上の熱可融性物質を選択して使用する必
要がある。その具体例としては以下に示すものが挙げら
れるが、これに限られるわけでわない。
テアリン酸アミド、パルミチン酸アミド等の脂肪酸アミ
ド類、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、
ステアリン酸カルシウム、パルチミン酸亜鉛、ベヘン酸
亜鉛等の脂肪酸金属塩類、p−ベンジルビフェニル、タ
ーフェニル、トリフェニルメタン、p−ベンジルオキシ
安息香酸ベンジル、β−ベンジルオキシナフタレン、β
−ナフトエ酸フェニル、1−ヒドロキシ−2−ナフト酸
フェニル、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸メチル、ジ
フェニルカーボネート、グレヤコールカーボネート、テ
レフタル酸ジベンシル、テレフタル酸ジメチル、1,4
−ジメトキシナフタレン、1,4−ジエトキシナフタレ
ン、1,4−ジベンジロキシナフタレン、1,2−ジフ
ェノキシエタン、1,2−ビス(3−メチルフェノキ
シ)エタン、1,2−ビス(4−メチルフェノキシ)エ
タン、1,4−ジフェノキシ−2−ブテン、1,2−ビ
ス(4−メトキシフェニルチオ)エタン、ジベンゾイル
メタン、1,4−ジフェニルチオブタン、1,4−ジフ
ェニルチオ−2−ブテン、1,3−ビス(2−ビニルオ
キシエトキシ)ベンゼン、1,4−ビス(2−ビニルオ
キシエトキシ)ベンゼン、p−(2−ビニルオキシエト
キシ)ビフェル、p−アリールオキシプフェニル、p−
プロパギルオキシビフェニル、ジベンゾイルオキシメタ
ン、ジベンゾイルオキシプロパン、ジベンジルジスルフ
ィド、1,1−ジフェニルエタノール、1,1−ジフェ
ニルプロパノール、p−ベンジルオキシベンジルアルコ
ール、1,3−フェノキシ−2−プロパノール、N−オ
クタデシルカルバモイル−p−メトキシカルボニルベン
ゼン、N−オクタデシルカルバモイルベンゼン、1,2
−ビス(4−メトキシフェノキシ)プロパン、1,5−
ビス(4−メトキシフェノキシ)−3−オキサペンタ
ン、シュウ酸ジベンジル、シュウ酸ビス(4−メチルベ
ンジル)、シュウ酸ビス(4−クロロベンジル)等。
要に応じこの種の感熱記録材料に慣用される補助添加成
分、例えば、増感剤、填料、界面活性剤、滑剤、圧力発
色防止剤等を併用することができる。この場合、増感剤
としては1,2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタ
ン、2−ナフチルベンジルエーテル、m−ターフェニ
ル、4−ベンジルフェニル等を挙げることができる。填
料としては例えば炭酸カルシウム、シリカ、酸化亜鉛、
酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、硫酸バ
リウム、クレーカオリン、タルク、表面処理されたカル
シウムやシリカ等の無機系微粉末の他、尿素−ホルマリ
ン樹脂、スチレン/メタクリル酸共重合体、ポリスチレ
ン樹脂、塩化ビニリデン樹脂等の有機系の微粉末を挙げ
ることができる、滑剤としては高級脂肪酸及びその金属
塩、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸エステル、動物性、
植物性、鉱物性又は石油系の各種ワックス類等があげら
れる。
中空粒子は、熱可塑性樹脂を殻とし、内部に空気その他
の気体を含有し、すでに発泡状態となっている微小中空
粒子であり、体積平均粒子径は2〜10μmのものが用
いられる。この体積平均粒子径(粒子外径)が2μmよ
り小さいものは、任意の中空率にすることが難しい等の
生産上の問題があり、逆に10μmより大きいものは、
塗布乾燥後の表面の平滑性が低下するため、サーマルヘ
ッドとの密着性が低下し、感度向上効果が低下する。従
って、このような粒子分布は粒子径が前記範囲にあると
同時に、バラツキの少ない分布ピークのシャープなもの
が好ましい。
塑性樹脂を殻とするものであるが、該樹脂としては、ポ
リスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル、ポリアクリロ
ニトリル、ポリブタジエンあるいはそれらの共重合体樹
脂が挙げられる。特に塩化ビニリデンとアクリロニトリ
ルを主体とする共重合体樹脂が好ましい。
する。なお、以下に示す部および%は何れも重量基準で
ある。
液〕、〔C液〕をサンドグラインダーを用いて、体積平
均粒径が1.0μm以下となるように調製した。 〔A液〕 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 20部 ポリビニルアルコールの10%水溶液 20部 水 60部 〔B液〕 顕色剤I(一般式(1)記載のもの) 20部 ポリビニルアルコールの10%水溶液 20部 シリカ 10部 水 50部 〔C液〕 顕色剤II(4−イソプロポキシ−4’−ヒドロキシ ジフェニルスルホン) 20部 ポリビニルアルコールの10%水溶液 20部 水 60部 つぎに〔A液〕10部、〔B液〕20部、〔C液〕20
部を混合して感熱記録層形成液とし、これを市販の上質
紙(坪量52g/m2)の表面に乾燥後の染料付着量が
0.5g/m2となるように塗布乾燥して感熱発色層を
設けた。更にその表面平滑度が500〜800秒になる
ようにカレンダー掛けして本発明の感熱記録材料を作成
した。
の化合物(顕色剤II)4−イソプロポキシ−4’−ヒド
ロキシジフェニルスルホンの代わりに2,4−ビス(フ
ェニルスルホニル)フェノールを用いた以外は同様にし
て本発明の感熱記録材料を作成した。
の化合物(顕色剤II)4−イソプロポキシ−4’−ヒド
ロキシジフェニルスルホンの代わりに構造式(2−1)
の化合物を用いた以外は同様にして本発明の感熱記録材
料を作成した。
の化合物(顕色剤II)4−イソプロポキシ−4’−ヒド
ロキシジフェニルスルホンの代わりに構造式(2−2)
の化合物を用いた以外は同様にして本発明の感熱記録材
料を作成した。
の化合物(顕色剤II)4−イソプロポキシ−4’−ヒド
ロキシジフェニルスルホンの代わりに構造式(2−3)
の化合物を用いた以外は同様にして本発明の感熱記録材
料を作成した。
の3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフル
オランの代わりに3−(N−エチル−N−イソアミル)
−6−メチル−7−アニリノフルオランを用いた以外は
同様にして本発明の感熱記録材料を作成した。
(坪量52g/m2)の表面に乾燥後の付着量が3.0
g/m2となるように塗布乾燥して中間層塗布紙を得
た。更に、この中間層塗布紙上に実施例6の感熱発色層
を設け、その表面平滑度が500〜800秒になるよう
にカレンダー掛けして本発明の感熱記録材料を作成し
た。
10部、〔B液〕30部、〔C液〕0部にした以外は同
様にして比較用の感熱記録材料を作成した。
の化合物(顕色剤)4−イソプロポキシ−4’−ヒドロ
キシジフェニルスルホンの代わりに2,2−ビス(ジヒ
ドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)を用
いた以外は同様にして本発明の感熱記録材料を作成し
た。
を、大倉電機社製印字シミュレーターにて印字し、その
発色感度として発色濃度、保存性として耐可塑剤性試験
及び耐油性試験を行なった。 (可塑剤性試験)大倉電機社製印字シミュレーターにて
印字した1.0ms画像部に、信越ポリマー性塩ビラッ
プ(ポリマラップ300)を3枚重ねて乗せ、荷重5k
gかけ、40℃の環境下で24時間保存後の印字濃度を
マクベス濃度計RD−914にて測定をした。 (耐油性試験)大倉電機社製印字シミュレーターにて印
字した1.0ms画像部に、綿実油を塗布後80℃DR
Yの環境条件で、24時間放置後の印字濃度をマクベス
濃度計RD−914にて測定をした。
感度・発色濃度が高く、保存性すなわち可塑剤および高
温での油等の接触による発色画像の保存安定性に優れた
ものとなる。請求項2、3および4の感熱記録媒体によ
れば、上記効果がより向上する。請求項5の感熱記録媒
体によれば、発色感度がさらに向上する。
Claims (5)
- 【請求項1】 支持体上に、ロイコ染料及び顕色剤を主
成分とする感熱発色層を設けてなる感熱記録材料におい
て、該顕色剤が、少なくとも下記の一般式(1)で示さ
れるオリゴマー型顕色剤Iと、一般式(2)および構造
式(3)で示されるジフェニルスルホン誘導体の群から
選ばれる少なくとも一種の顕色剤IIとを含有することを
特徴とする感熱記録材料。 【化1】 (式中、mは0〜2の整数を示す。) 【化2】 (式中、R2は水素あるいは直鎖または分岐を有しても
よい炭素数1〜12の飽和ないし不飽和炭化水素基を示
す。) 【化3】 - 【請求項2】 一般式(2)で示されるジフェニルスル
ホン誘導体が、構造式(2−1)、(2−2)及び/又
は(2−3)で示される化合物であることを特徴とする
請求項1記載の感熱記録材料。 【化4】 【化5】 【化6】 - 【請求項3】 一般式(1)で示されるオリゴマー型顕
色剤Iと、一般式(2)および構造式(3)で示される
ジフェニルスルホン誘導体の群から選ばれる少なくとも
1種の顕色剤IIとが、重量比で1:0.11〜1:4の
範囲で混合して用いられることを特徴とする請求項1又
は2記載の感熱記録材料。 - 【請求項4】 ロイコ染料として、3−(N−エチル−
N−イソアミル)−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ンを用いることを特徴とする請求項1、2又は3記載の
感熱記録材料。 - 【請求項5】 支持体と感熱発色層との間に、中空率5
0〜99%のプラスチック中空粒子が含有される中間層
を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
載の感熱記録材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001085539A JP2002283741A (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | 感熱記録材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001085539A JP2002283741A (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | 感熱記録材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002283741A true JP2002283741A (ja) | 2002-10-03 |
Family
ID=18941033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001085539A Pending JP2002283741A (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | 感熱記録材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002283741A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006027120A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Nicca Chemical Co Ltd | 感熱記録材料 |
US7956007B2 (en) | 2005-01-28 | 2011-06-07 | Oji Paper Co., Ltd. | Heat-sensitive recording material |
-
2001
- 2001-03-23 JP JP2001085539A patent/JP2002283741A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006027120A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Nicca Chemical Co Ltd | 感熱記録材料 |
US7956007B2 (en) | 2005-01-28 | 2011-06-07 | Oji Paper Co., Ltd. | Heat-sensitive recording material |
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