JP2002282547A - ビデオゲームプログラム、ビデオゲームプログラムを記録した記録媒体、ビデオゲームにおけるシナリオクリア認定方法及びゲーム装置 - Google Patents

ビデオゲームプログラム、ビデオゲームプログラムを記録した記録媒体、ビデオゲームにおけるシナリオクリア認定方法及びゲーム装置

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JP2002282547A
JP2002282547A JP2001087452A JP2001087452A JP2002282547A JP 2002282547 A JP2002282547 A JP 2002282547A JP 2001087452 A JP2001087452 A JP 2001087452A JP 2001087452 A JP2001087452 A JP 2001087452A JP 2002282547 A JP2002282547 A JP 2002282547A
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game
scenario
cards
clearing
card
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Akitoshi Kawazu
秋敏 河津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードを用いた斬新かつ興趣性のあるビデオ
ゲームを行う。 【解決手段】 当該シナリオに予め設定されている使用
可能なカードの枚数を使用可能カード値Cとして設定す
る(S31)。プレイヤの操作により、当該シナリオに
基づくゲーム上においてカードが使用されたか否かを判
断し(S32)、使用された際には使用可能カード値C
をデクリメントする(S33)。当該シナリオをクリア
するための条件が成立したか否かを判断する(S3
4)。成立していない場合には、使用可能カード値Cが
「0」となってしまったか否かを判断し(S35)、使
用可能カード値C=0となった場合、当該シナリオのク
リアを否認する(S36)。使用可能カード値C=0と
なる前に、プレイヤキャラクタが当該シナリオ上に設定
されているミッションを達成した場合には、S34から
S39に進み、当該シナリオのクリアを認定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレイヤによる操
作入力に応じて、画面上でカードを使用してゲームを進
行させるビデオゲームを実現するビデオゲームプログラ
ム、ビデオゲームプログラムを記録した記録媒体、ビデ
オゲームにおけるシナリオクリア認定方法及びゲーム装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】カードを用いるビデオゲームの1つとし
て、トランプゲーム等の所謂カードゲームが知られてい
る。また、対戦ゲームにおいて、カードを用いるものも
実用化されるに至っている。このカードを用いる対戦ゲ
ームにおいては、魔法カードやパワーアップカード等の
ゲーム上において所定の効果を発生するカードを登場さ
せ、これらカードをキャラクタがゲーム上において使用
可能なアイテムの一つとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記カ
ードゲームにあっては、カードを用いる一般的なカード
ゲームを画面上で行うようにしたものに過ぎず、ゲーム
進行上の便利性はあるものの当該カードゲーム以上の興
趣性をプレイヤに与えることはできない。また、カード
を用いる対戦ゲームにあっても、対戦ゲームにおいて従
来より多用にされてきた武器アイテムや防御アイテムの
一つとして、カードアイテムが登場するに過ぎず、カー
ドを用いることによる斬新性や興趣性をプレイヤに与え
ることはできない。
【0004】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたものであり、カードを用いた斬新かつ興趣性のある
ビデオゲームを行うことのできるビデオゲームプログラ
ム、ビデオゲームプログラムを記録した記録媒体、ビデ
オゲームにおけるシナリオクリア認定方法及びゲーム装
置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1記載の発明にあっては、複数のシナリオが用
意され、プレイヤの操作入力に伴って当該シナリオに基
づくゲームを、シナリオ毎に順番に進行させるビデオゲ
ームをコンピュータに実行させるビデオゲームプログラ
ムであって、前記シナリオ毎に当該シナリオをクリアす
るまでに使用可能なカードの枚数を設定する設定手順
と、前記プレイヤの操作入力により前記ゲーム上におい
てカードを使用させるカード使用手順と、前記ゲーム上
におけるカードの使用に伴って、各シナリオに予め設定
されている当該シナリオをクリアするための条件が成立
したか否かを判断する判断手順と、前記プレイヤの操作
入力によりゲーム上において使用されたカードの枚数を
カウントするカウント手順と、このカウント手順でカウ
ントされるカードの枚数が前記設定手順で設定された使
用可能なカードの枚数以下であって、前記判断手段によ
り当該シナリオをクリアするための条件が成立したと判
断された場合、当該シナリオに基づくゲームのクリアを
認定する認定手順とをコンピュータに実行させる。
【0006】したがって、コンピュータがこのゲームプ
ログラムに従って処理を実行することで、シナリオ毎に
使用可能なカードの枚数を設定される。プレイヤは、当
該シナリオに基づくゲームをクリアするために、操作入
力によりゲーム上においてカードを使用する。すると、
プレイヤの操作入力によりゲーム上において使用された
カードの枚数がカウントされる。そして、このカウント
されたカードの使用枚数が設定された使用可能なカード
の枚数以下であって、当該シナリオをクリアするための
条件が成立したと判断された場合、当該シナリオに基づ
くゲームのクリアが認定されて、次のシナリオに基づく
ゲームの開始が可能となる。つまり、単にシナリオをク
リアするための条件を成立させただけでは、当該シナリ
オに基づくゲームのクリアは認定されず、使用可能な枚
数以内のカードで、シナリオをクリアするための条件を
成立させることが必要となり、これにより、カードを用
いたゲームに斬新性や興趣性を与えることができる。
【0007】また、請求項2記載の発明にあっては、前
記ビデオゲームは複数のステージをクリアしていくこと
でゲームを進行させるものであって、前記ステージ毎に
前記複数のシナリオが用意されている。したがって、全
てのステージをクリアするためには、各ステージに用意
されているシナリオに基づくゲームにおいて、使用可能
な枚数以内のカードで、シナリオをクリアするための条
件を成立させることが必要となり、これによりカードを
用いたゲームの斬新性や興趣性が一層高められる。
【0008】また、請求項3及び4記載の発明によれ
ば、記録媒体に記録されているプログラムをコンピュー
タに読み込ませることで、請求項1及び2に記載する発
明と同様の効果を得ることが可能となる。また、請求項
5及び6記載の発明によれば、記載するステップでコン
ピュータに処理を実行させることにより、請求項1乃至
2に記載する発明と同様の効果を得ることが可能とな
る。したがって、記載される処理ステップを汎用コンピ
ュータや汎用ゲーム装置などのハードウェアを用いて実
行することにより、これらのハードウェアで本発明のロ
ールプレイングゲームにおける物語展開技術が容易に実
施できるようになる。
【0009】また、請求項7乃至8記載の発明によれ
ば、ゲーム装置として請求項1及び2記載の発明と同様
の効果を得ることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
従って説明する。なお、以下の説明では、一例として本
発明を家庭用ゲーム機に適用した場合について述べる。
図1は、本実施の形態にかかるゲーム装置の構成を示す
ブロック図である。図示のように、このゲーム装置1
は、例えば、ゲーム機本体2と、キーパッド3と、メモ
リカード4と、TVセット5と、CD−ROM6とを含
む。
【0011】ゲーム機本体2は、例えば、バス7を介し
て互いに接続されたCPU8(Central Processing Uni
t)、ROM(Read Only Memory)18、RAM(Rando
m Access Memory)9、HDD(Hard Disk)10、イン
ターフェース部11、サウンド処理部12、グラフィッ
ク処理部13、CD−ROM(Compact Disc Read Only
Memory)ドライブ14、着脱自在なCD−ROM6及
び通信インターフェース15から構成されている。
【0012】CPU8は、ROM18に記憶されている
ブートプログラムやOS(Operating System)等の基本
プログラムに基づき、RAM9に記憶されたプログラム
を順次実行して、ゲームを進行するための処理を行う。
CPU8は、また、ゲーム機本体2内の各部9〜15の
動作を制御する。
【0013】RAM9は、ゲーム機本体2のメインメモ
リとして使用されるもので、CD−ROM6から転送さ
れた、ゲーム進行のために必要となるプログラムやデー
タを記憶する。RAM9は、また、プログラム実行時に
おけるワークエリアとしても使用される。すなわち、R
AM9には、プログラム記憶領域91、データ記憶領域
92、ワークエリア93等が割り付けられる。プログラ
ム記憶領域91及びデータ記憶領域92に記憶されるプ
ログラム、データは、CPU8の制御に従ってCD−R
OMドライブ14がCD−ROM6から読み出し、RA
M9に転送するものである。ワークエリア93は、ゲー
ム進行過程で必要となる各種データが一時記憶される。
【0014】HDD10には、通信インタフェース15
及び通信回線16を介して外部のネットワーク17から
取り込んだゲームプログラム及びデータが記憶される。
インターフェース部11には、着脱自在なキーパッド3
とメモリカード4とが接続される。このインターフェー
ス部11では、キーパッド3及びメモリカード4とCP
U8やRAM9との間のデータの授受を制御する。な
お、キーパッド3は、方向キーや各種のボタンを備えて
いる。これらのキーやボタンをプレイヤが操作すること
で、自キャラクタへの移動の指示や動作の指示などのゲ
ームの進行のための必要となる入力が行われる。また、
メモリカード4は、ゲームの進行状態を示すデータをセ
ーブしておくものである。
【0015】サウンド処理部12は、CPU8からの指
示に従って、ゲームの進行状態に応じたBGM(Back G
round Music)や効果音などのサウンドデータを再生す
るための処理を行い、音声信号としてTVセット5に出
力する。
【0016】グラフィック処理部13は、CPU8から
の指示に従って3次元グラフィック処理を行い、ゲーム
の進行状態に応じて画像データを生成する。グラフィッ
ク処理部13は、生成した画像データに所定の同期信号
を付加して、ビデオ信号としてTVセット5に出力す
る。
【0017】CD−ROMドライブ14は、CPU8か
らの指示に従って、ゲーム機本体2にセットされたCD
−ROM6を駆動し、CD−ROM6に格納されている
プログラムやデータをバス7を介してRAM9に転送す
る。
【0018】通信インターフェース15は、通信回線1
6を介して外部のネットワーク17に接続されており、
CPU8からの指示に従って、外部のネットワーク17
との間でプログラムやデータを授受するための処理を行
う。
【0019】CD−ROM6は、ゲームの進行に必要と
なるプログラムやデータ(ゲームプログラム6a)を格
納している。CD−ROM6は、CD−ROMドライブ
14によって駆動されて、格納しているプログラムやデ
ータが読み出される。CD−ROM6から読み出された
プログラムやデータは、CD−ROMドライブ14から
バス7を介してRAM9に転送される。
【0020】TVセット5は、グラフィック処理部13
からのビデオ信号に対応する画像を表示するCRT(Ca
thode Ray Tube)等からなる表示画面51と、サウンド
処理部12からの音声信号に対応する音声を出力するス
ピーカ(図示せず)とを備えている。通常は、TVセッ
ト5としてテレビジョン受信器が用いられる。
【0021】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、ゲームが開始されるとCPU8は、RAM9に情報
を格納する領域を確保し、これによりRAM9にプログ
ラム記憶領域91、データ記憶領域92、ワークエリア
93等が確保されることとなる。そして、ゲーム開始要
求があると、開始するゲームに必要な情報をCD−RO
M6からRAM9に読み込み、これにより、プログラム
記憶領域91にゲームプログラムが格納され、データ記
憶領域92に各種データが格納される。このプログラム
記憶領域91に格納されたゲームプログラムに基づき、
CPU8は、先ず図2のフローチャートに示す処理を実
行する。
【0022】すなわち、先ずキャラクタ決定処理を実行
する(ステップS1)。このキャラクタ決定処理は、複
数のキャラクタの中から当該プレイヤのキャラクタを決
定する処理であり、各々複数の選択肢からなる複数(七
つ)の質問を表示装置51に表示させる。全ての質問に
対するいずれかかの選択肢の選択が完了すると、特定の
キャラクタが当該プレイヤのキャラクタ(プレイヤキャ
ラクタPC)として決定されて、図3に示すように、プ
レイヤキャラクタPCがカードとして表示装置51に表
示される。つまり、本実施の形態においては、一般的な
RPGとは異なり、プレイヤキャラクタPCが擬人化さ
れたキャラクタとして登場するのではなく、カードから
なるプレイヤキャラクタPCとして登場する。
【0023】なお、このステップS1の処理は、本実施
の形態にかかるRPGを始めて行う場合にのみ実行さ
れ、以降のゲーム開始時にはメモリカード4に記憶され
ているセーブデータに基づき、前記選択されたキャラク
タがプレイヤキャラクタPC(カード)であるとして処
理が開始される。また、表示装置51には、上下に二分
割されて表示がなされ、その画面下部にはカードからな
るプレイヤキャラクタPCが主として表示され、以降の
説明で登場するカードからなる敵キャラクタやその他の
キャラクタは主として画面上部に表示される。
【0024】続いて、シナリオクリア数をカウントする
ためのカウンタCに“0”を設定した後(ステップS
2)、シナリオ入手処理を実行する(ステップS3)。
これは、プレイヤキャラクタPCが、所定の場面(例え
ばある町等)で、コンピュータ操作のキャラクタに出会
い、そのキャラクタにより、あるシナリオに関する情報
を得ることにより、そのシナリオカードを入手できる。
したがって、出会うキャラクタの人数により、入手可能
なシナリオカードの数が異なることとなる。また、この
場面において、出会ったキャラクタに対して、プレイヤ
キャラクタの仲間になるように申し込みを行えるように
してもよい。そうすることにより、味方を増やすことも
可能となる。ここで、シナリオカードは、各々異なる展
開と物語を構成するシナリオに対応付けられている。
【0025】次に、シナリオ選択処理を実行する(ステ
ップS4)。このシナリオ選択処理に際しては、ステッ
プS3において入手したシナリオカードが用いられる。
一例を図4に示すように、プレイヤキャラクタが入手し
たシナリオカード511、512、513が表示装置5
1上に表示される。この三枚のシナリオカード511、
512、513からユーザによるキーパッド3での操作
に応じていずれかのシナリオカードを選択する。
【0026】いずれかのシナリオカードが選択されたな
らば、後述する当該シナリオに基づくゲーム展開処理を
実行し(ステップS5)、このゲーム展開処理でシナリ
オをクリアすれば、カウンタCの値をインクリメントす
る(ステップS6)。なお、シナリオをクリアしたか否
かは、後述するようにミッションを達成した否かにより
判断される。ここでいうシナリオ毎に設けられているミ
ッションとは、例えば、相手のボスモンスターを倒す、
とか、所定のアイテムを見つける、等がある。
【0027】プレイヤによるキーパッド3での操作等及
びゲーム進行に伴って、シナリオに基づくゲーム処理が
終了すると、前述した3枚のシナリオカード511、5
12、513のうちの残る2枚のシナリオカードにおい
て、いずれかのカードに対応するシナリオに基づくゲー
ム展開処理が開始される(ステップS7)。そして、こ
のゲーム展開処理でシナリオをクリアすれば、カウンタ
Cの値をインクリメントする(ステップS8)。
【0028】また、シナリオに基づくゲームが終了する
と、前述した3枚のシナリオカード511、512、5
13のうちの残る1枚のシナリオカードのシナリオに基
づくゲーム展開処理を実行し(ステップS9)、このゲ
ーム展開処理でシナリオをクリアすれば、カウンタCの
値をインクリメントする(ステップS10)。
【0029】次いで、カウンタCの値に基づき当該ステ
ージのクリアに必要なシナリオ数をクリアしたか否かを
判断する(ステップS11)。当該ステージのクリアに
必要なシナリオ数をクリアしていない場合には、ステッ
プS3からの処理を繰り返す。なお、ここで、ステージ
開始前に、クリアすべき数以上のシナリオカードを入手
できるようにし(例えば5枚)、その中で任意の3枚の
シナリオカードをクリアすることにより、そのステージ
がクリアされるようにしてもよい。
【0030】そして、当該ステージのクリアに必要なシ
ナリオ数をクリアしたならば(ステップS11;YE
S)、今回クリアしたステージがこのRPGに設定され
ている全てのステージのうちの、最終ステージであるか
否かを判断する(ステップS12)。最終ステージでは
なく、未だクリアすべきステージが残存している場合に
は、次のステージに移行して(ステップS13)、ステ
ップS2からの処理を繰り返す。またここで、ステップ
S2ではなく、ステップSS1に戻るようにしてもよ
い。そうすることにより、ステージ毎に異なるプレイヤ
キャラクタでプレイすることが可能となる。
【0031】つまり、各ステージにおいて、前述したス
テップS2〜ステップS12と同様の処理を行い、3枚
のシナリオカードに対応する3種類のシナリオに基づく
物語でゲームを展開させる。そして、3枚のシナリオカ
ードに対応する3種類のシナリオに基づくゲームを全て
クリアすると次のステージに移行する。最終的に、この
RPGに設定されている全てのステージをクリアする
と、ステップS12の判断がYESとなってゲームが完
全遂行されたこととなる。
【0032】図5は、前記ステップS5,S7,S9で
実行されるシナリオに基づくゲーム展開処理の詳細を示
すフローチャートである。先ず、当該シナリオに予め設
定されている当該シナリオにおいて使用可能なカードの
枚数である初期値(例えば20枚)を使用可能カード値
Cとして設定する(ステップS31)。次に、プレイヤ
によるキーパッド3での操作により、当該シナリオに基
づくゲーム上においてカードが使用されたか否かを判断
し(ステップS32)、使用された際には使用可能カー
ド値Cをデクリメントしてこれを更新する(ステップS
33)。
【0033】ここで、プレイヤによるゲーム上における
カードの使用について説明すると、プレイヤにゲーム上
においてカードの使用させる際には、複数枚のトランジ
ットカードを表示装置51に表示させる。これら各トラ
ンジットカードの表面には、「梯子を登る」「階段を上
がる」「扉を開く」等を意味する図形が表示されてい
る。プレイヤは表示された複数枚のトランジットカード
のうち、キャラクタに取らせたい行動に対応するトラン
ジットカードをキーパッド3での操作により選択する。
これにより、選択されたトランジットカードに応じてゲ
ーム処理が実行されてRPGが進行していき、カードが
使用されたこととなる。
【0034】また、複数枚の地形(障害地形)カードを
表示装置51に表示させる。これら各地形(障害地形)
カードの表面には、「骸骨が横たわっている通路」「洞
窟」「湖」等を意味する図形が表示されている。プレイ
ヤは表示された複数枚の地形(障害地形)カードのう
ち、キャラクタに行かせたい地形に対応するカードをキ
ーパッド3での操作により選択する。これにより、選択
された地形(障害地形)カードに応じてゲーム処理が実
行されてRPGが進行していくとともに、カードが使用
されたこととなる。なお、障害地形カードの中には、プ
レイヤキャラクタPCが前進できず、手前に跳ね返され
てしまうカード(砂嵐等)があり、これが選択された場
合にはイベントが発生することとなる。
【0035】つまり、一般的なRPGにおいては、プレ
イヤキャラクタPCがキーパッド3で操作に応じて画面
上で動作を行うが、本実施の形態にかかるRPGにおい
ては、プレイヤキャラクタPCに画面上で動作(アクシ
ョン)させることなく、カードが選択されることにより
当該カードが使用されたものとするとともに、選択され
たカードに対応する動作をプレイヤキャラクタPCが行
ったものと擬制するのである。これにより、選択された
カードに応じてゲーム処理が実行されてRPGが進行し
ていく。
【0036】引き続き、以上の処理により、当該シナリ
オに予め規定されている当該シナリオをクリアするため
の条件が成立したか否かを判断する(ステップS3
4)。当該シナリオをクリアするための条件が成立した
か否かは、プレイヤキャラクタPCが当該シナリオ上に
設定されているミッションを達成したか否かを判断する
ことにより行う。達成していない場合には、使用可能カ
ード値Cが「0」となってしまったか否かを判断し(ス
テップS35)、使用可能カード値C≠0である場合に
は、ステップS32からの処理を繰り返す。
【0037】しかし、使用可能カード値C=0となって
しまった場合、つまりプレイヤキャラクタPCが当該シ
ナリオ上に設定されているミッションを達成する前に、
使用可能なカードの枚数を全て使用してしまった場合に
は、当該シナリオのクリアを否認して(ステップS3
6)、未達成画面を表示装置51に表示させる(ステッ
プS37)。このステップS37での処理により、表示
装置51には図6に例示するような未達成画面514が
表示される。しかる後に、図2に示しフローチャートに
おけるステップS2のシナリオ選択に移行する(ステッ
プS38)。
【0038】他方、使用可能カード値C=0となる前
に、プレイヤキャラクタPCが当該シナリオ上に設定さ
れているミッションを達成した場合には、ステップS3
4での判断がYESとなって、ステップS34からステ
ップS39に進み、当該シナリオのクリアを認定すると
ともに、達成画面を表示装置51に表示させる(ステッ
プS40)。このステップS40での処理により、表示
装置51には図7に例示するような達成画面515が表
示される。
【0039】また、ステップS39で当該シナリオのク
リアが認定されると、前述した図2のフローチャートに
おいて、ステップS4、S6、S8のいずれかがYES
となることから、対応するシナリオに基づくゲームから
次のシナリオに基づくゲーム、あるいは次のステージに
おけるシナリオに基づくゲームに移行することとなる。
つまり、単にシナリオをクリアするための条件を成立さ
せただけでは、当該シナリオに基づくゲームのクリアは
認定されず、使用可能な枚数以内のカードで、シナリオ
をクリアするための条件を成立させることが必要とな
り、これにより、カードを用いたゲームに斬新性や興趣
性が与えることとなる。
【0040】また、前述のようにプレイヤキャラクタP
Cが当該シナリオ上に設定されているミッションを達成
する前に、使用可能なカードの枚数を全て使用してしま
い、当該シナリオのクリアが否認された場合(ステップ
S36)には、ステップS38から、図2に示しフロー
チャートにおけるステップS2のシナリオ選択に移行す
る。したがって、シナリオ選択で再度同一のシナリオカ
ードを選択すれば、統一のシナリオに基づくゲームに再
チャレンジすることが可能となり、これによっても、斬
新性や興趣性が与えることとなる。
【0041】なお、本実施の形態では、家庭用ゲーム機
をプラットホームとして本発明を実現した場合について
述べたが、本発明は、パーソナルコンピュータなどの汎
用コンピュータやアーケードゲーム機をプラットホーム
として実現してもよい。
【0042】さらに、本実施の形態では、本発明を実現
するためのプログラムやデータをCD−ROMに格納
し、このCD−ROMを記録媒体として用いた。しかし
ながら、記録媒体はCD−ROMに限定されるものでは
なくDVD(Digital VersatileDisc)、コンピュータが
読み取り可能なその他の磁気的、光学的記録媒体あるい
は半導体メモリであってもよい。さらには、ゲーム機や
コンピュータの記憶装置にあらかじめプリインストール
しておく形態で本発明を実現するためのプログラムやデ
ータを提供するものとしてもよい。
【0043】また、本発明を実現するためのプログラム
やデータは、図1に示す通信インタフェース17によ
り、通信回線16を介して接続されたネットワーク17
上の他の機器からHDD10にダウンロードして使用す
る形態であってもよい。また、通信回線16上の他の機
器側のメモリに前記プログラムやデータを記録し、この
プログラムやデータを通信回線16を介して必要に応じ
て順次RAM9に格納して使用する形態であってもよ
い。
【0044】加えて、本発明を実現するためのプログラ
ムやデータの提供形態は、ネットワーク17上の他の機
器から搬送波に重畳されたコンピュータデータ信号とし
て提供されるものであってもよい。この場合、通信イン
ターフェース15から通信回線16を介してネットワー
ク17上の他の機器にコンピュータデータ信号の送信を
要求し、送信されたコンピュータデータ信号を受信して
RAM9に格納させる。このようにしてRAM9に格納
したプログラムやデータを使用してゲーム装置1で本発
明を実現することも可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
レイヤの操作入力によりゲーム上において使用されたカ
ードの枚数がカウントされ、このカウントされたカード
の使用枚数が設定された使用可能なカードの枚数以下で
あって、当該シナリオをクリアするための条件が成立し
たと判断された場合、当該シナリオに基づくゲームのク
リアが認定されて、次のシナリオに基づくゲームの開始
が可能となる。したがって、単にシナリオをクリアする
ための条件を成立させただけでは、当該シナリオに基づ
くゲームのクリアは認定されず、使用可能な枚数以内の
カードで、シナリオをクリアするための条件を成立させ
ることが必要となり、これにより、カードを用いたゲー
ムに斬新性や興趣性を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を適用したゲーム装置の
全体構成を示すブロック図である。
【図2】CPUの処理手順を示すメインフローチャート
である。
【図3】カードからなるプレイヤキャラクタの表示例を
示す図である。
【図4】シナリオカードの表示例を示す図である。
【図5】シナリオに基づくゲーム展開処理の詳細を示す
フローチャートである。
【図6】ミッション未達成画面のの表示例を示す図であ
る。
【図7】ミッション達成画面の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 ゲーム装置 2 ゲーム機本体 5 TVセット 6 CD−ROM 8 CPU 14 CD−ROMドライブ 91 プログラム記憶領域 92 データ記憶領域

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシナリオが用意され、プレイヤの
    操作入力に伴って当該シナリオに基づくゲームを、シナ
    リオ毎に順番に進行させるビデオゲームをコンピュータ
    に実行させるビデオゲームプログラムであって、 前記シナリオ毎に当該シナリオをクリアするまでに使用
    可能なカードの枚数を設定する設定手順と、 前記プレイヤの操作入力により前記ゲーム上においてカ
    ードを使用させるカード使用手順と、 前記ゲーム上におけるカードの使用に伴って、各シナリ
    オに予め設定されている当該シナリオをクリアするため
    の条件が成立したか否かを判断する判断手順と、 前記プレイヤの操作入力によりゲーム上において使用さ
    れたカードの枚数をカウントするカウント手順と、 このカウント手順でカウントされるカードの枚数が前記
    設定手順で設定された使用可能なカードの枚数以下であ
    って、前記判断手段により当該シナリオをクリアするた
    めの条件が成立したと判断された場合、当該シナリオに
    基づくゲームのクリアを認定する認定手順とをコンピュ
    ータに実行させることを特徴とするビデオゲームプログ
    ラム。
  2. 【請求項2】 前記ビデオゲームは複数のステージをク
    リアしていくことでゲームを進行させるものであって、
    前記ステージ毎に前記複数のシナリオが用意されている
    ことを特徴とする請求項1記載のビデオゲームプログラ
    ム。
  3. 【請求項3】 複数のシナリオが用意され、プレイヤの
    操作入力に伴って当該シナリオに基づくゲームを、シナ
    リオ毎に順番に進行させるビデオゲームをビデオゲーム
    プログラムを記録した記録媒体であって、 前記シナリオ毎に当該シナリオをクリアするまでに使用
    可能なカードの枚数を設定する設定手順と、 前記プレイヤの操作入力により前記ゲーム上においてカ
    ードを使用させるカード使用手順と、 前記ゲーム上におけるカードの使用に伴って、各シナリ
    オに予め設定されている当該シナリオをクリアするため
    の条件が成立したか否かを判断する判断手順と、 前記プレイヤの操作入力によりゲーム上において使用さ
    れたカードの枚数をカウントするカウント手順と、 このカウント手順でカウントされるカードの枚数が前記
    設定手順で設定された使用可能なカードの枚数以下であ
    って、前記判断手段により当該シナリオをクリアするた
    めの条件が成立したと判断された場合、当該シナリオに
    基づくゲームのクリアを認定する認定手順とをコンピュ
    ータに実行させるゲームプログラムを記録したことを特
    徴とする記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記ビデオゲームは複数のステージをク
    リアしていくことでゲームを進行させるものであって、
    前記ステージ毎に前記複数のシナリオが用意されている
    ことを特徴とする請求項3記載の記録媒体。
  5. 【請求項5】 複数のシナリオが用意され、プレイヤの
    操作入力に伴って当該シナリオに基づくゲームを、シナ
    リオ毎に順番に進行させるビデオゲームをビデオゲーム
    におけるシナリオクリア認定方法であって、 前記シナリオ毎に当該シナリオをクリアするまでに使用
    可能なカードの枚数を設定する設定ステップと、 前記プレイヤの操作入力により前記ゲーム上においてカ
    ードを使用させるカード使用ステップと、 前記ゲーム上におけるカードの使用に伴って、各シナリ
    オに予め設定されている当該シナリオをクリアするため
    の条件が成立したか否かを判断する判断ステップと、 前記プレイヤの操作入力によりゲーム上において使用さ
    れたカードの枚数をカウントするカウントステップと、 このカウントステップでカウントされるカードの枚数が
    前記設定ステップで設定された使用可能なカードの枚数
    以下であって、前記判断手段により当該シナリオをクリ
    アするための条件が成立したと判断された場合、当該シ
    ナリオに基づくゲームのクリアを認定する認定ステップ
    とを含むことを特徴とするビデオゲームにおけるシナリ
    オクリア認定方法。
  6. 【請求項6】 前記ビデオゲームは複数のステージをク
    リアしていくことでゲームを進行させるものであって、
    前記ステージ毎に前記複数のシナリオが用意されている
    ことを特徴とする請求項5記載のビデオゲームにおける
    シナリオクリア認定方法。
  7. 【請求項7】 複数のシナリオが用意され、プレイヤの
    操作入力に伴って当該シナリオに基づくゲームを、シナ
    リオ毎に順番に進行させるビデオゲームを実行するゲー
    ム装置であって、 前記シナリオ毎に当該シナリオをクリアするまでに使用
    可能なカードの枚数を設定する設定手段と、 前記プレイヤの操作入力により前記ゲーム上においてカ
    ードを使用させるカード使用手段と、 前記ゲーム上におけるカードの使用に伴って、各シナリ
    オに予め設定されている当該シナリオをクリアするため
    の条件が成立したか否かを判断する判断手段と、 前記プレイヤの操作入力によりゲーム上において使用さ
    れたカードの枚数をカウントするカウント手段と、 このカウント手段でカウントされるカードの枚数が前記
    設定手段で設定された使用可能なカードの枚数以下であ
    って、前記判断手段により当該シナリオをクリアするた
    めの条件が成立したと判断された場合、当該シナリオに
    基づくゲームのクリアを認定する認定手段とを備えるこ
    とを特徴とするビデオゲームにおけるゲーム装置。
  8. 【請求項8】 前記ビデオゲームは複数のステージをク
    リアしていくことでゲームを進行させるものであって、
    前記ステージ毎に前記複数のシナリオが用意されている
    ことを特徴とする請求項7記載のゲーム装置。
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