JP2002282086A - 座の前後位置調整装置 - Google Patents
座の前後位置調整装置Info
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Abstract
前後位置を調整しうるようにする。 【解決手段】 椅子の支基2上の座板取付金具7に、前
後方向を向くレール14を、座板18の左右下部を摺動
可能に案内するように設け、座板18及び座板取付金具
7の一方には第1係合部21、同じく他方には、第1係
合部21が前後方向の複数位置で上下方向に弾性係合す
る第1被係合部15を設け、かつ座板18における着座
時に着座者の体重により下方に弾性撓曲する可撓部分
と、それに対向する座板取付金具7との一方には第2係
合部23、同じく他方には、座板18の可撓部分が着座
者の体重により下方に弾性撓曲することにより、第2係
合部23が前後方向の複数位置で上下方向に係合可能な
第2被係合部13bを設ける。
Description
置調整装置に関する。
る座者の荷重により、背凭れが後方に揺動し、かつ座が
傾動するとともに前後動するようにしたものがある。こ
のような機構のものは、座者の座り心地を改善し、疲労
感をなくすという利点がある。
A機器の普及により、回転椅子において、上述のような
座の傾動機構ばかりでなく、背凭れや肘掛けに対する座
の前後位置を微妙に調節して、机上のパソコンのキーボ
ード使用時における座者の背凭れ及び肘掛けに対する関
係位置を最適に保ちたいという要求が生じている。これ
は、座者の体格の相違による個人差に基づくものであ
る。
造により、かつ簡単な操作で、座の前後位置を調整しう
るようにした座の前後位置調整装置を提供することを目
的としている。
題は、次のようにして解決される。 (1) 椅子の支基上の座板取付金具に、左右両側に位置
し、かつ前後方向を向くレールを、座板の左右下部を摺
動可能に案内するように設け、前記座板及び前記座板取
付金具の一方には第1係合部、同じく他方には、前記第
1係合部が前後方向の複数位置で上下方向に弾性係合す
る第1被係合部を設け、かつ前記座板における着座時に
着座者の体重により下方に弾性撓曲する可撓部分と、そ
れに対向する前記座板取付金具との一方には第2係合
部、同じく他方には、常時は前記第2係合部から離間
し、前記座板の可撓部分が着座者の体重により下方に弾
性撓曲することにより、前記第2係合部が前後方向の複
数位置で上下方向に係合可能な第2被係合部を設ける。
における左右のレールの前部内側に第1被係合部を設
け、それに対向する座板の下面に第1係合部を設ける。
板の後部中央下面に第2係合部を設け、それに対向する
座板取付金具における左右のレール間の後部中央に第2
被係合部を設ける。
を備えるキャスター付き回転椅子の分解斜視図で、図2
は、肘掛けを取り除いた状態の回転椅子の側面図であ
る。これらの図に示すように、キャスター付きの脚(1)
の上面中央に、支基(2)が回転自在に装架されている。
支基(2)の後部において左右方向に延びる横軸(3)に
は、背凭れ(4)の左右を支持し、その下端から前方に延
びる背杆(5)の先端に設けた左右方向を向く軸筒(6)が
軸着されている。座板取付金具(7)の後部左右の軸受部
(8)には、背凭れ(4)の背杆(5)の中間位置に設けられ
た耳片(9)が回動可能に収容され、軸受部(8)の外端に
は、肘掛け支柱(10)の下端部が取り付けられている。
出する耳片(11)が設けられ、耳片(11)は、支基(2)の前
部に設けた前後方向を向く長孔(12)に、ピン(図示略)に
より取り付けられている。
(7)は、後部の左右方向に延びる横杆(13)の左右端部
に、前後方向に延びる断面上向コ形のレール(14)を、強
固に溶接して構成されている。
げ、その前後の縁を水平方向外側に曲げてフランジ(13
a)としたもので、左右の両端部付近を上部から切り欠
き、この切り欠き部分に、レール(14)をはめ込んで溶接
してある。
分、ことに後端のフランジ(13a)は、フランジ幅を減じ
られており、この減幅フランジ部分(13b)が、後述する
座板(18)の後部裏面に形成された突起(23)に係合する第
2被係合部を構成している。
字状に曲げて形成されており、その内側端は、内向き水
平に曲げてフランジ(14a)が形成されており、フランジ
(14a)の前端部付近には、左右方向を向く多数段の凹溝
(15)(図示の場合7段)が、前後方向に並べて設けられて
いる。この凹溝(15)は、後述する座板(18)の突起(21)に
係合する第1被係合部を構成している。
底面には、大径孔(16a)と、これに引き続いて後方に向
かって延びる小径の長孔(16b)とからなる取付孔(16)が
穿設されている。なお、レール(14)の前部の内側には、
前述の耳片(11)が設けられている(図1〜4参照)。
は、人が着座することで左右方向中央が下方に弾性変形
する程度の弾性を有する材料で形成されている。この座
板(18)は、図6に示すように、その裏面に、レール部
(7)の外側の立ち上がり部の内側に接する位置に、前後
方向に長く延びる突条(20)を備えている。
付金具(7)のレール(14)に穿設した取付孔(16)に対応し
て突設した取付軸(19)が、下方に向けて突設されてい
る。この取付軸(19)に螺入されるワッシャ付きボルト(1
9a)(図6〜9参照)の径は、取付孔(16)の大径孔(16a)
よりも若干小径とされている。また、取付軸(19)の径
は、長孔(16b)の幅と同じか、若干小径とされている。
金具(7)のレール(14)の凹溝(15)に対応する左右位置
に、第1係合部を構成する左右2個の波形の突起(21)が
形成されている。図6に示すように、突起(21)の両脇は
スリット状に切り欠かれており、突起(21)が弾性をもっ
て凹溝(15)に係合できるようにされている。
中央に複数個の下方に突出する鋸歯状の突起(23)(図示
の例では5個の突起)が前後に並べて形成されている。
これらの突起(23)が、第2係合部を構成する。
(18)の後部には、座板取付金具(7)の横杆(13)の後部に
対応する左右方向中央位置にストッパ(22)が形成されて
いる。
8)の下面に突設された突条(20)を、レール(14)の外側の
立ち上がり部の内側に接するようにして挿入するととも
に、取付軸(19)のワッシャ付きボルト(19a)を、座板取
付金具(7)の取付孔(16)の大径孔(16a)に上方より挿通
する。
に引くと、座板(18)の突条(20)はレール(14)により案内
されて、座板(18)は後方に移動し、取付軸(19)は取付孔
(16)の長孔(16b)にはまり込んで、図7に示す組付け状
態となる。
の突起(第1係合部)(21)は、人が着座していなくて
も、座板取付金具(7)の前部の凹溝(第1被係合部)(1
5)に嵌合しているが、後部の鋸歯状の突起(第2係合
部)(23)は、減幅フランジ部分(第2被係合部)(13b)
から上方に離れている。
8及び図9に示すように、座(17)すなわち座板(18)の前
端を後方に押すと、弾性を有する波状の突起(第1係合
部)(21)と凹溝(第1被係合部)(15)との嵌合が1個ず
つずれて行き、図8に示す位置、ついには図9に示す位
置まで、座板(18)すなわち座(17)が後方に移動する。こ
の移動状態を図2に想像線により示している。
は、後部の鋸歯状の突起(第2係合部)(23)は、減幅フ
ランジ部分(第2被係合部)(13b)から上方に離れてい
る。この状態は、座板(18)の後部を左右方向に切断して
示す図10及び座板(18)及び横杆(13)の部分断面を示す
図11から明らかである。
に座板(17)の左右方向中央部分は弾性的に大きく下方に
撓んで、後部の鋸歯状の突起(第2係合部)(23)は、減
幅フランジ部分(第2被係合部)(13b)に係合する。こ
の状態は、図13からも明らかである。
部分が減幅フランジ部分(13b)の曲がりの部分(Rの部
分)に適合し、垂直の部分が減幅フランジ部分(13)の切
断端部に適合するので有利である。
構で、容易に座の前後位置の調節を行うことができる。
ことに、座は、単にこれをそのまま前後方向に押したり
引いたりするだけで、第1係合部と第1被係合部との係
合が歩進的にずれて行くことにより、容易に前後位置の
調節がなされ、人が着座すると、第2係合部と第2被係
合部との係合により、その前後位置に確定され、着座中
に座が前後にずれることはない。
するレールに、また、操作をする手に近い位置に第1被
係合部を設けたので、第1係合部と第1被係合部との係
合を歩進的にずらせる作動が確実になされる。
の臀部という体重がもっとも加わる部分に第2被係合部
を設けたので、座の係止作用が確実に果たされる。
解斜視図である。
である。
面図である。
で、座板が前方位置にある状態を示す図である。
で、座板が中間位置にある状態を示す図である。
で、座板が後方位置にある状態を示す図である。
で、人が着座する前の座板と座板取付金具の横杆とが離
れている状態を示す図である。
で、人が着座する前の座板と座板取付金具の横杆とが離
れている状態を示す図である。
で、人が着座したときの座板と座板取付金具の横杆とが
係合している状態を示す図である。
で、人が着座したときの座板と座板取付金具の横杆とが
係合している状態を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 椅子の支基上の座板取付金具に、左右両
側に位置し、かつ前後方向を向くレールを、座板の左右
下部を摺動可能に案内するように設け、前記座板及び前
記座板取付金具の一方には第1係合部、同じく他方に
は、前記第1係合部が前後方向の複数位置で上下方向に
弾性係合する第1被係合部を設け、かつ前記座板におけ
る着座時に着座者の体重により下方に弾性撓曲する可撓
部分と、それに対向する前記座板取付金具との一方には
第2係合部、同じく他方には、常時は前記第2係合部か
ら離間し、前記座板の可撓部分が着座者の体重により下
方に弾性撓曲することにより、前記第2係合部が前後方
向の複数位置で上下方向に係合可能な第2被係合部を設
けたことを特徴とする座の前後位置調整装置。 - 【請求項2】 座板取付金具における左右のレールの前
部内側に第1被係合部を設け、それに対向する座板の下
面に第1係合部を設けた請求項1記載の座の前後位置調
整装置。 - 【請求項3】 座板の後部中央下面に第2係合部を設
け、それに対向する座板取付金具における左右のレール
間の後部中央に第2被係合部を設けた請求項1または2
記載の座の前後位置調整装置。
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JP2001084041A JP4694707B2 (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | 座の前後位置調整装置 |
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JPS57145617A (en) * | 1975-06-13 | 1982-09-08 | Sentaa Fuoa Design Research An | Chair |
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2001
- 2001-03-23 JP JP2001084041A patent/JP4694707B2/ja not_active Expired - Fee Related
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