JP2002281789A - ステッピングモータの駆動装置 - Google Patents

ステッピングモータの駆動装置

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JP2002281789A
JP2002281789A JP2001080617A JP2001080617A JP2002281789A JP 2002281789 A JP2002281789 A JP 2002281789A JP 2001080617 A JP2001080617 A JP 2001080617A JP 2001080617 A JP2001080617 A JP 2001080617A JP 2002281789 A JP2002281789 A JP 2002281789A
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JP
Japan
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motor
pwm
phase
stepping motor
frequency
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JP2001080617A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Kuwano
好文 桑野
Yukinari Takahashi
幸成 高橋
Akio Takemori
顕緒 竹森
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Nidec Advanced Motor Corp
Original Assignee
Japan Servo Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 従来のステッピングモータのマイクロステッ
プ駆動装置では高速回転に於いて振動低減効果が低減し
問題となっていた。ステッピングモータのPWM方式マ
イクロステップ駆動ドライバに於いて,高速回転時の振
動異音を低減する。 【解決手段】 ステッピングモータのPWM方式マイク
ロステップ駆動ドライバに於いて,全回転数領域の中で
外部指令パルスの周波数をfcom,マイクロステップ
分割数をa,モータ相数をm,モータ磁極対数をPとし
たとき下記(1)式によるモータ基本周波数fcに対し
てk倍(kは自然数)となるPWMキャリア周波数fp
wmで電圧を制御する回転数領域を持つように構成す
る。又,2相ステッピングモータにおいては,第1の相
と第2の相に印加する電圧信号をそれぞれ位相差90度
のPWMキャリアを用いてPWM制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[産業上の利用分野]本発明は,位置及び
速度を制御するためのステッピングモータのマイクロス
テップ駆動回路に関する。
【0002】[従来技術]ステッピングモータは各巻線
の電流通電状態を外部より加える指令パルスの印加毎に
切り替えることで回転するが,装置の高機能化に伴いモ
ータは低振動で広範囲に亘り回転できることが重要にな
ってきている。低速回転に於いてはモータ構造で決まる
固有角度(フルステップ角)に対して巻線通電電流を図
6に示す如く滑らかに変化させるマクロステップ駆動が
振動低減策として一般的である。この機能を実現するた
めにトランジスタなどの電力スイッチング素子を用い通
電電流のオンオフ比率を変えて電圧を制御するパルス幅
変調方式(PWM)のインバータが用いられている。
【0003】これに対して,ステッピングモータは磁極
数が多く,他の制御用モータに比べてモータ基本周波数
が高いという特徴がある。例えば,フルステップ角1.
8度の2相ハイブリッド形ステッピングモータではモー
タ極数は50極対(100極)であり,3000r/m
inではモータ基本周波数が2.5kHzとなる。従っ
てステッピングモータを駆動する際は,上記モータ基本
周波数をモータ印加電圧とし,該モータ基本波周波数に
対してインバータのPWMキャリア周波数を一定値とし
たとき,両者の周波数が接近するにつれて振幅精度が低
下し印加電圧の波形歪みが問題となる。モータの振動低
減手段としてマイクロステップ駆動技術が普及している
が,以上の理由から振幅方向の分解能が速度の上昇とと
もに低下し,高速回転時には振動低減効果は期待できな
いばかりか干渉による低周波の電圧歪みが振動や不規則
な騒音の原因となっていた。
【0004】[発明が解決しようとする課題]以上のよ
うに,従来のステッピングモータのマイクロステップ駆
動装置では高速回転に於いて振動低減効果が低減し問題
となっていた。本発明は,ステッピングモータのPWM
方式マイクロステップ駆動ドライバに於いて,高速回転
時の振動異音を低減することを目的としている。
【0005】[問題を解決するための手段]上記目的の
ため本発明では,ステッピングモータのPWM方式マイ
クロステップ駆動ドライバに於いて,全回転数領域の中
で外部指令パルスの周波数をfcom,マイクロステッ
プ分割数をa,モータ相数をm,モータ磁極対数をPと
したとき(1)式によるモータ基本周波数fcに対して
k倍(kは自然数)となるPWMキャリア周波数fpw
mで電圧を制御する回転数領域を持つように構成する。
【0006】又,2相ステッピングモータにおいては,
第1の相と第2の相に印加する電圧信号をそれぞれ位相
差90度のPWMキャリアを用いてPWM制御する。
【0007】
【作用】PWMキャリアと被変調波である印加電圧基本
波成分とを一定比率に保つことで,インバータ出力信号
に,基本周波数に対して低周波の変動成分を低減でき,
振動や異音の原因を低減できる。更に,基本周波数に対
して奇数倍のPWMキャリア周波数とすることでインバ
ータ出力の正負対称性が向上する。このとき,単一キャ
リアでは,2相ステッピングモータに於いて,第1の相
(A相)と第2の相(B相)とで,キャリアと基本周波
数の間の変調タイミングが異なるため,A相変調用に基
本周波数に対して奇数倍の周波数である第1のキャリア
と,B相変調用に第1のキャリアに対して90度位相の
第2のキャリアを用いることで両相間の対称性を高める
ことができる。つまり本発明によれば,高速回転時のP
WMキャリア周波数とモータ基本周波数を整数比にとる
ため,変調後のモータ印加電圧にうなり周波数による波
形歪みを従来方式である固定周波数方式よりも小さくで
きる。
【0008】
【実施例】図1に本発明の実施例を示す。10は駆動用
電源,20は平滑用コンデンサである。30はインバー
タ部で,A相制御用ブリッジが30A,B相制御用ブリ
ッジが30Bであり,さらに各ブリッジは上アーム31
及び33,下アーム32及び34の8個のスイッチング
素子で構成されている。40は駆動対象のステッピング
モータで,インバータ30により印加電圧を変化させて
いる。50はベース駆動回路を含むインバータ制御部
で,図には示していない上位コントローラから端子60
に加えられる外部パルス列指令の入力毎に励磁パターン
を更新するとともにモータ印加電圧に比例するPWMデ
ューティー比を決定しインバータ50を駆動する。
【0009】図2は本発明の実施例の動作説明図で,指
令周波数により決定される回転指令とPWM周波数の関
係を示した図である。同図において,PWMキャリア周
波数の決定に当たっては可聴周波数外の高周波領域を選
択することが好ましいが,スイッチング素子の特性など
で制限があり,実施例では15kHzから25kHzの
範囲で切り替えるように選択している。また,周波数比
は6倍と10倍で可変し,低速及び高速回転時で,6倍
及び10倍の比率が維持できない場合には一定のPWM
キャリア周波数としている。このように切り替え条件を
決定することで,約1800r/min以上の高速回転
領域に於いてモータ基本周波数とPWMキャリア周波数
の間に同期関係が成り立ち伊豆で機,振動の要因となる
印加電圧の低周波成分を低減できる。図3は図2の動作
を実現するための処理を示すフローチャートである。
又,図4は,AB相の変調条件を均等にするため,電気
角90度(π/2)だけずらした2種類のPWMキャリ
アをそれぞれA相及びB相の変調に使用する際の基本電
圧波形との関係を示したものであり,A相とB相がキャ
リアに対して同一の関係にあることを示している。図5
は従来技術である固定周波数PWM方式の説明図で,キ
ャリア周波数と回転数の関係を示した図である。
【0010】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である。
【図2】本発明によるPWMキャリアと回転数の関係を
示す説明図である。
【図3】本発明の処理内容説明フローチャートである。
【図4】本発明のキャリアと印加電圧の関係図である。
【図5】従来技術によるPWMキャリアと回転数の関係
を示す説明図である。
【図6】マイクロステップ駆動におけるインバータ電圧
発生例説明図である。
【符号の説明】
10 駆動用電源 20 平滑コンデンサ 30 インバータ部 30A A相ブリッジ部 30B B相ブリッジ部 31 上ア−ム 32 下ア−ム 33 上ア−ム 34 下ア−ム 40 ステッピングモータ 50 インバータ制御回路 60 パルス列指令入力端子 EA 第1相印加電圧 EB 第2相印加電圧 fpwm1 第1のPWMキャリア fpwm2 第2のPWMキャリア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部指令パルスの印加毎にモータが歩進回
    転するステッピングモータ駆動装置であり,モータの各
    相巻線に階段状の電圧を印加する為の電圧制御部を備え
    たインバータによりステッピングモータを駆動し,且
    つ,該インバータの各相出力電圧を正弦波もしくは正弦
    波状の階段波形をパルス幅変調(以下PWMと記す)を
    用いて発生し,回転角度を微細化するマイクロステップ
    駆動を行うことを目的とした駆動回路に於いて,全回転
    数領域の中で外部指令パルスの周波数をfcom,マイ
    クロステップ分割数をa,モータ相数をmとしたとき なる周波数fc(以下モータ基本周波数と呼ぶ)に対し
    てk倍(kは自然数)となるように,モータ基本周波数
    に比例したPWMキャリア周波数fpwmで変調し電圧
    を制御する回転数領域を持つように構成したことを特徴
    とするステッピングモータの駆動装置。
  2. 【請求項2】モータ基本周波数に対して2k−1倍(k
    は自然数)の関係にある第1のPWMキャリアによって
    第1の相に印加する電圧をPWM方式により制御し,該
    PWMキャリアに対して同一周波数で電気角90度の位
    相差を持つ第2のPWMキャリアによって第2の相に印
    加する電圧をPWM方式により制御する回転数領域を持
    つように構成したことを特徴とする2相ステッピングモ
    ータの駆動装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007135255A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Aishisumo:Kk モーター駆動装置
JP2007252054A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Oriental Motor Co Ltd モータ制御装置
JP2011035973A (ja) * 2009-07-30 2011-02-17 Shindengen Electric Mfg Co Ltd モータ駆動装置
US11421564B2 (en) 2019-05-23 2022-08-23 Denso Corporation Electric variable cam timing control device

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