JP2012075230A - ブラシレスモータの駆動制御装置 - Google Patents

ブラシレスモータの駆動制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】センサレス駆動において、低速駆動及び高速駆動の両方において、ブラシレスモータを安定して駆動する。
【解決手段】制御部3は、誘起電圧検出回路4と、ロータ位置算出回路5と、目標回転数算出回路6と、速度制御回路7と、調整部11と、デューティ制御回路8と、転流制御回路9と、を備える。速度制御回路7は、目標回転速度を算出し、算出された目標回転速度でロータを回転させるための速度制御信号を生成する。調整部11は、目標回転数情報に基づいて、キャリア周波数と、キャリア周波数のデューティ比と、を調整するための調整信号を生成する。デューティ制御回路8は、速度制御信号及び調整信号に基づいて、キャリア周波数に応じてデューティ比を制御するためのデューティ制御信号を生成する。転流制御回路9は、デューティ制御信号に基づいて、複数のスイッチング素子のオン及びオフを切り替えるためのスイッチング制御信号を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ブラシレスモータの駆動制御装置に関し、特に、センサレス駆動制御によりブラシレスモータを駆動制御する駆動制御装置に関する。
モータの駆動制御技術として、スイッチング素子の制御端子のオン及びオフを切り替えることによって、モータに電流を通電する状態((以下、「通電状態」という)とモータに電流を通電しない状態(以下、「非通電状態」という)とを切り替えながらモータを駆動する技術が知られている。この駆動制御技術では、所望のモータ出力に応じてデューティ比を算出し、算出したデューティ比を有するパルス電圧をスイッチング素子の制御端子に入力する。スイッチング素子の制御端子のオン及びオフは、入力されたパルス電圧のデューティ比に応じて切り替わる。例えば、制御端子にオン電圧が印加されている間はスイッチング素子がオンになり、ゲートにオフ電圧が印加されている間はスイッチング素子がオフになる。これにより、デューティ比に応じた電流がモータに通電される。このような処理を繰り返すことによって、モータに交流電流が通電される。
従来、パルス電圧のデューティ比を制御する単位時間の逆数(以下、「キャリア周波数」という)をモータの回転数(回転速度)に応じて変更する技術が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照)。
特開2001−186787号公報 特開2005−176437号公報
上記の特許文献1及び特許文献2には、ともに、以下の様な問題がある。
一般的には、モータを高速で駆動する高速駆動では、キャリア周波数を高く設定して、スイッチング素子の制御端子のオン及びオフを切り替える。これにより、モータの回転速度及びトルクを正確に制御することができる。その結果、高速駆動において、モータの走行安定性が保たれ、且つ、モータの静穏化が図られる。
しかしながら、高速駆動において、モータの回転速度及びトルクを正確に制御するためにキャリア周波数を高く設定すると、パルス幅変調(以下、「PWM(Pulse Width Modulation)」という)信号のオンデューティの幅が狭くなる。例えば、あるオンデューティに対してキャリア周波数を2倍に設定すると、PWM信号の通電時間が半分になる。その結果、スイッチング素子のターンオン時間がPWM信号の通電時間よりも長い場合には、スイッチング素子がオンになる前に非導通状態になる。その結果、特に、ロータの位置を検出するためのセンサを用いない駆動制御(以下、「センサレス駆動制御」という)においては、ゼロクロス点を検出するための基準電圧に到達できないため、ゼロクロス点を検出することができず、低速駆動ができなくなるという問題が発生する。
従来は、上記の問題を解決する方法として、外付け基板にスイッチング素子のオン及びオフの切り替え速度を高速化する回路(例えば、プッシュプル回路)を追加する方法や、PWM信号の電圧を上げる(すなわち、スイッチング素子の制御電圧を上げる)技術により、スイッチング素子のターンオン時間を短くするという方法などが用いられている。
しかしながら、スイッチング素子のオン及びオフの切り替え速度を高速化する回路を追加する方法では、モータの小型化を妨げるとともに、モータの製造コストが上昇するといった問題がある。また、PWM信号の電圧を上げる方法では、電圧を上げることが困難な低電圧駆動のマイクロコンピュータ(例えば、3[V]程度の電圧で駆動するマイクロコンピュータ)には適さないという問題がある。
上記の課題を解決するために、本発明に係るブラシレスモータの駆動制御装置は、ブラシレスモータのロータの位置を検出するためのセンサを用いることなく、前記モータのステータに設けられた複数相の駆動コイルに発生する逆起電圧に基づいて、複数相の駆動コイルに選択的に通電するための複数のスイッチング素子を備えるインバータ回路と、前記モータを駆動制御するための信号を前記インバータ回路に供給する制御部と、を備えるブラシレスモータの駆動制御装置であって、
前記制御部は、
前記モータの回転駆動によって、各相に発生する前記逆起電圧のゼロクロス点を示すゼロクロス点情報を生成する誘起電圧検出回路と、
前記ゼロクロス点情報に基づいて、前記ロータの位置を算出し、算出されたロータの位置を示すロータ位置情報を生成するロータ位置算出回路と、
所定の回転数指令に基づいて、前記ロータの目標回転数を算出し、算出された目標回転数を示す目標回転数情報を生成する目標回転数算出回路と、
前記ゼロクロス点情報及び前記ロータ位置情報の少なくとも一方の情報と、前記目標回転数情報と、に基づいて、前記ロータの目標回転速度を算出し、算出された目標回転速度で前記ロータを回転させるための速度制御信号を生成する速度制御回路と、
前記目標回転数情報に基づいて、前記キャリア周波数と、前記キャリア周波数のデューティ比と、を調整するための調整信号を生成する調整部と、
前記速度制御信号及び前記調整信号に基づいて、キャリア周波数に応じてデューティ比を制御するためのデューティ制御信号を生成するデューティ制御回路と、
前記デューティ制御信号に基づいて、前記複数のスイッチング素子のオン及びオフを切り替えるためのスイッチング制御信号を生成する転流制御回路と、を備えることを特徴とする。
好ましくは、前記調整部は、前記目標回転数情報に示される目標回転数と所定の目標回転数閾値との関係を示す第1換算テーブルに基づいて、前記キャリア周波数を前記目標回転数に対応するキャリア周波数に調整するキャリア周波数調整回路を備える。
好ましくは、前記調整部は、さらに、前記デューティ比と、所定のデューティ閾値と、前記キャリア周波数の調整方向と、の関係を示す第2換算テーブルに基づいて、前記キャリア周波数調整回路により調整されたキャリア周波数のデューティ比を前記目標回転数に応じて調整するための調整信号を生成するデューティ調整回路を備える。
好ましくは、前記デューティ調整回路は、前記キャリア周波数調整回路により前記キャリア周波数が所定の第1周波数から前記第1周波数より高い第2周波数に変更される場合に、前記デューティ比を調整するための調整信号を生成する。
好ましくは、前記第2換算テーブルは、キャリア周波数毎に所定のデューティ比を有し、前記キャリア周波数調整回路により前記キャリア周波数が所定の第1周波数から前記第1周波数より高い第2周波数に変更されるときは、前記デューティ比を増加させ、前記キャリア周波数調整回路により前記キャリア周波数が前記第2周波数から前記第1周波数に変更されるときは、前記デューティ比を維持するように設定される。
好ましくは、前記第1換算テーブルには、前記目標回転数に対応する複数のキャリア周波数について、前記目標回転数と前記目標回転数閾値との関係が設定される。
本発明によれば、高速駆動において、非導通状態になる前に、スイッチング素子のターンオンを確実に行うことができるため、センサレス駆動でありながら、低速駆動及び高速駆動の両方において、モータを安定して駆動することができる。
また、本発明によれば、スイッチング素子を高速化する回路を追加するための外付け基板が不要となるので、モータを小型化し、且つ、モータの製造コストを低減することができる。
第1実施形態に係るブラシレスモータの駆動制御装置1の回路構成を示すブロック図。 第1実施形態における目標回転数とキャリア周波数との関係を示す図。 第1実施形態に係るブラシレスモータの駆動制御処理の手順を示すフローチャート。 第1実施形態に係る第1換算テーブルの概略図。 第1実施形態に係る図1のデューティ調整回路13の第2換算テーブルの概略図。 第2実施形態における目標回転数とキャリア周波数との関係を示す図。 第2実施形態に係るブラシレスモータの駆動制御処理の手順を示すフローチャート。 図7のデューティ調整(S726)の手順を示すフローチャート。 第2実施形態に係る第1換算テーブルの概略図。 第2実施形態に係る第2換算テーブルの概略図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。本発明の第1実施形態は、2種類のキャリア周波数(第1キャリア周波数及び第2キャリア周波数)を用いるブラシレスモータの駆動制御装置の例である。
図1を参照して、第1実施形態のブラシレスモータの駆動制御装置の構成について説明する。図1は、第1実施形態に係るブラシレスモータの駆動制御装置1の回路構成を示すブロック図である。
図1のブラシレスモータの駆動制御装置1は、モータ30を駆動制御する装置である。駆動制御装置1は、インバータ回路2と、制御部3と、を備える。モータ30は、3相(U相、V相、及びW相)の電機子コイルを有するブラシレスモータである。
制御部3は、モータ30を駆動制御するための信号をインバータ回路2に供給するモジュールである。制御部3は、誘起電圧検出回路4と、ロータ位置算出回路5と、目標回転数算出回路6と、速度制御回路7と、デューティ制御回路8と、転流制御回路9と、調整部11と、を備えている。
誘起電圧検出回路4は、モータ30のステータに設けられた各相の電機子コイルに発生する逆起電圧のゼロクロス点を検出し、検出されたゼロクロス点を示すゼロクロス点情報を生成する回路である。
ロータ位置算出回路5は、誘起電圧検出回路4により検出された逆起電圧のゼロクロス点情報に基づいてロータの位置を算出し、算出されたロータの位置を示すロータ位置情報を生成する回路である。
目標回転数算出回路6は、駆動制御装置1の外部から供給される所定の回転数指令に基づいて、ロータの目標回転数を算出し、算出された目標回転数を示す目標回転数情報を生成する回路である。
速度制御回路7は、誘起電圧検出回路4により生成されたゼロクロス点情報及びロータ位置算出回路5により算出されたロータ位置情報の少なくとも一方の情報と、目標回転数算出回路6により生成された目標回転数情報と、に基づいて、ロータの目標回転速度を算出し、算出された目標回転速度でロータを回転させる(すなわち、ロータの回転数を目標回転数に設定する)ための速度制御信号を生成する回路である。速度制御信号は、PWMにより制御された電圧信号である。なお、本実施形態の速度制御回路7は、ゼロクロス点情報及びロータ位置情報の両方及び目標回転数情報(すなわち、3種類の情報)に基づいてロータの目標回転速度を算出しても良い。
調整部11は、目標回転数算出回路6により生成された目標回転数情報に基づいて、キャリア周波数と、キャリア周波数のデューティ比と、を調整するための調整信号を生成するモジュールである。調整部11は、キャリア周波数調整回路12と、デューティ調整回路13と、を備える。
キャリア周波数調整回路12は、目標回転数算出回路6により生成された目標回転数情報及び所定の第1換算テーブルに基づいて、キャリア周波数を目標回転数に対応するキャリア周波数に調整する回路である。第1換算テーブルは、目標回転数と回転数閾値との関係を示すテーブルである。
デューティ調整回路13は、所定の第2換算テーブルに基づいて、キャリア周波数調整回路12により調整されたキャリア周波数のデューティ比を目標回転数に応じて調整するための調整信号を生成する回路である。第2換算テーブルは、デューティ比と、所定のデューティ閾値と、キャリア周波数の調整方向と、の関係を示すテーブルである
デューティ制御回路8は、速度制御回路7により生成された速度制御信号と、デューティ調整回路13により生成された調整信号と、に基づいて、キャリア周波数に応じてデューティ比を制御するためのデューティ制御信号を生成するモジュールである。
転流制御回路9は、ロータ位置算出回路5により生成されたロータ位置情報と、デューティ制御回路8により生成されたデューティ制御信号と、に基づいて、インバータ回路2の複数のスイッチング素子Q1〜Q6のオン及びオフを切り替えるためのスイッチング制御信号を生成し、生成したスイッチング制御信号をスイッチング素子Q1〜Q6に順次出力する回路である。
インバータ回路2は、モータ30のステータに設けられた複数相の電機子コイルに発生する逆起電圧に基づいて、複数相の電機子コイルに選択的に通電する回路である。具体的には、インバータ回路2は、転流制御回路9により生成されたスイッチング制御信号に基づいて、モータ30を駆動制御するための駆動電圧を生成し、生成された駆動電圧をモータ30に印加する。インバータ回路2は、複数のスイッチング素子Q1〜Q6を備える。各スイッチング素子Q1〜Q6のオン及びオフは、スイッチング制御信号に応じて切り替わる。各スイッチング素子Q1〜Q6に印加された電源電圧Vccは、スイッチング制御信号に応じて各スイッチング素子Q1〜Q6のオン及びオフが切り替わることにより駆動電圧に変換され、変換された駆動電圧がモータ30に印加される。モータ30のロータは、インバータ回路2により印加される駆動電圧に応じて回転する。
次に、図2〜図5を参照して、第1実施形態に係る駆動制御方法について説明する。図2は、第1実施形態における目標回転数とキャリア周波数との関係を示す図である。図3は、第1実施形態に係るブラシレスモータの駆動制御処理の手順を示すフローチャートである。図4は、第1実施形態に係る第1換算テーブルの概略図である。図5は、第1実施形態に係る図1のデューティ調整回路13の第2換算テーブルの概略図である。
図2に示すように、キャリア周波数は、目標回転数が所定の回転数閾値R1(例えば、2000[rpm])よりも低いときは、第1周波数F1(例えば、16[kHz])に設定され、目標回転数が回転数閾値R1以上のときは、第2周波数F2(例えば、40[kHz])に設定される。第2周波数F2は、第1周波数F1より高い周波数である。
<図3:S301> 図1のキャリア周波数調整回路12が、目標回転数と所定の回転数閾値R1とを比較する。目標回転数が回転数閾値R1未満の場合には(S301−YES)、S312が実行される。目標回転数が回転数閾値R1以上の場合には(S301−NO)、S322が実行される。
<図3:S312> 図1のキャリア周波数調整回路12が、キャリア周波数が第1周波数F1であるか否かを判定する。キャリア周波数が第1周波数F1である場合(すなわち、キャリア周波数に適切な周波数が設定されている場合)には(S312−YES)、駆動制御処理が終了する。キャリア周波数が第2周波数F2である場合(すなわち、キャリア周波数に適切な周波数が設定されていない場合)には(S312−NO)、S313が実行される。
<図3:S313> 図1のキャリア周波数調整回路12が、設定キャリア周波数を第1周波数F1に設定する。
<図3:キャリア周波数調整(S314)> 図1のキャリア周波数調整回路12が、キャリア周波数を設定キャリア周波数に調整する。すなわち、キャリア周波数調整回路12は、キャリア周波数を第2周波数F2から第1周波数F1に変更する。これにより、キャリア周波数に適切な周波数が設定される。キャリア周波数調整(S314)が終了すると、駆動制御処理が終了する。この場合には、デューティ比は調整されない。
<図3:S322> 図1のキャリア周波数調整回路12が、キャリア周波数が第2周波数F2であるか否かを判定する。キャリア周波数が第2周波数F2である場合(すなわち、キャリア周波数に適切な周波数が設定されている場合)には(S322−YES)、駆動制御処理が終了する。キャリア周波数が第1周波数F1である場合(すなわち、キャリア周波数に適切な周波数が設定されていない場合)には(S322−NO)、S323が実行される。
<図3:S323> 図1のキャリア周波数調整回路12が、設定キャリア周波数を第2周波数F2に設定する。
<図3:キャリア周波数調整(S324)> 図1のキャリア周波数調整回路12が、キャリア周波数を設定キャリア周波数に調整する。すなわち、キャリア周波数調整回路12は、キャリア周波数を第1周波数F1から第2周波数F2に変更する。これにより、キャリア周波数に適切な周波数が設定される。
<図3:S325> 図1のデューティ調整回路13が、キャリア周波数のデューティ比と所定のデューティ閾値D1とを比較する。例えば、デューティ閾値D1の値は30%である。デューティ比がデューティ閾値D1よりも小さい場合(すなわち、キャリア周波数を高く設定したときのデューティ比が適切な値でない場合)には(S325−YES)、デューティ調整(S326)が実行される。デューティ比がデューティ閾値D1以上の場合(すなわち、キャリア周波数を高く設定したときのデューティ比が適切な値である場合)には(S325−NO)、駆動制御処理が終了する。
<図3:デューティ調整(S326)> 図1のデューティ調整回路13が、デューティ比を所定値に調整するための調整信号を生成する。所定値は、デューティ閾値D1以上の値である。すなわち、デューティ調整回路13は、デューティ比がデューティ閾値D1以上になるように、デューティ比を増加させるための調整信号を生成する。これにより、キャリア周波数を高く設定したときのデューティ比が適切な値に調整される。デューティ調整(S326)が終了すると、駆動制御処理が終了する。
上記のとおり、図1のキャリア周波数調整回路12は、図4の第1換算テーブル(目標回転数と回転数閾値R1との関係)に応じて、キャリア周波数を維持又は調整する。第1換算テーブルには、目標回転数に対応する複数のキャリア周波数について、目標回転数と目標回転数閾値との関係が設定される。具体的には、目標回転数が回転数閾値R1未満の場合には、キャリア周波数が第1周波数F1のときはキャリア周波数が維持され、キャリア周波数が第2周波数F2のときはキャリア周波数が第1周波数F1に変更される。また、目標回転数が回転数閾値R1以上の場合には、キャリア周波数が第1周波数F1のときはキャリア周波数が第2周波数F2に変更され、キャリア周波数が第2周波数F2のときはキャリア周波数が維持される。換言すると、低速駆動の場合には、キャリア周波数は第1周波数F1に設定され(すなわち、キャリア周波数が低く設定され)、高速駆動の場合には、キャリア周波数は第2周波数F2に設定される(すなわち、キャリア周波数が高く設定される)。
上記のとおり、デューティ調整回路13は、図5の第2換算テーブル(デューティ比と、デューティ閾値D1と、キャリア周波数の調整方向との関係)に応じて、デューティ比を維持又は調整する。具体的には、キャリア周波数が第1周波数F1から第2周波数F2に変更される場合には、デューティ比がデューティ閾値D1未満のとき(すなわち、デューティ比が適切な値でないとき)にはデューティ比が調整され、デューティ比がデューティ閾値D1以上のとき(すなわち、デューティ比が適切な値であるとき)にはデューティ比が維持される。また、キャリア周波数が第2周波数F2から第1周波数F1に変更される場合には、デューティ比とデューティ閾値D1との関係に関わらずにデューティ比が維持される。第2換算テーブルは、キャリア周波数の調整方向に応じてデューティ比が調整又は維持されるように設定される。
なお、第1実施形態では、目標回転数に対するキャリア周波数及びデューティ比をモータ30の負荷の大きさやモータ30の用途などによって適切に設定することが望ましい。例えば、目標回転数に対するキャリア周波数及びデューティ比は、以下の手順により設定される。
はじめに、図1のモータ30の種類に応じて、キャリア周波数に対してモータ30が回転することができる最低速度(以下、「回転可能最低速度」という)を実測する。次いで、キャリア周波数、回転可能最低速度、及びオンデューティの関係を示す表1のデューティテーブルを作成する。
Figure 2012075230
低速駆動では、図1のモータ30の仕様で定められる最低回転速度に基づいて、表1から、最低回転速度に対して所定のマージンを有する最低可能回転速度と、最低可能回転速度に対応するキャリア周波数及びオンデューティと、を決定する。例えば、最低回転速度が750[rpm]である場合には、最低可能回転速度はMR1(=450[rpm])に決まり、キャリア周波数は第1周波数F1(=16[kHz])に決まり、オンデューティはOD1(=4[%])に決まる。
高速駆動では、所定のパラメータ(例えば、スイッチング損失の目標値)に基づいて、高速回転時のキャリア周波数と、キャリア周波数に対応する回転可能最低速度及びオンデューティと、を決定する。例えば、キャリア周波数が第2周波数F2(=40[kHz])に決定した場合には、表1から、回転可能最低速度がMR2(1200[rpm])に決まり、オンデューティがOD2(12[%])に決まる。
本発明の第1実施形態によれば、モータ30の回転数を目標回転数に応じて変更するときに、目標回転数に応じてキャリア周波数を設定するとともに、キャリア周波数を低い周波数(第1周波数F1)から高い周波数(第2周波数F2)に調整するときにデューティ比がデューティ閾値D1以上となるようにデューティ比を調整する。これにより、高速駆動において、非導通状態になる前に、スイッチング素子のターンオンを確実に行うことができるため、センサレス駆動でありながら、低速駆動から高速駆動までを安定させることができる。高速駆動において、非導通状態になる前に、回転時にもスイッチング素子のターンオンを確実に行うことができるため、センサレス駆動でありながら、低速駆動及び高速駆動の両方において、モータを安定して駆動することができる。
また、本発明の第1実施形態によれば、スイッチング素子を高速化する回路を追加するための外付け基板が不要となるので、モータを小型化し、且つ、モータの製造コストを低減することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本発明の第2実施形態は、3種類のキャリア周波数(第1キャリア周波数F1〜第3キャリア周波数F3)を用いるブラシレスモータの駆動制御装置の例である。なお、上述の実施形態と同様の内容についての説明は省略する。
第2実施形態に係るブラシレスモータの駆動制御装置の構成は、第1実施形態と同様である(図1を参照)。
図6及び図7を参照して、第2実施形態に係る駆動制御方法について説明する。図6は、第2実施形態における目標回転数とキャリア周波数との関係を示す図である。図7は、第2実施形態に係るブラシレスモータの駆動制御処理の手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、キャリア周波数は、目標回転数が所定の第1回転数閾値R1(例えば、1000[rpm])よりも低いときは、第1周波数F1(例えば、16[kHz])に設定され、目標回転数が第1回転数閾値R1以上であって所定の第2回転数閾値R2(例えば、2000[rpm])未満のときは、第2周波数F2(例えば、20[kHz])に設定され、目標回転数が第2回転数閾値R2以上のときは、第3周波数F3(例えば、32[kHz])に設定される。第2周波数F2は、第1周波数F1より高い周波数である。第3周波数F3は、第1周波数F1及び第2周波数F2より高い周波数である。
<図7:S701> 図1のキャリア周波数調整回路12が、目標回転数と所定の第1回転数閾値R1及び第2回転数閾値R2とを比較する。目標回転数が第1回転数閾値R1未満の場合には(S701−A)、S712が実行される。目標回転数が第1回転数閾値R1以上であって第2回転数閾値R2未満の場合には(S701−B)、S722が実行される。目標回転数が第2回転数閾値R2以上の場合には(S701−C)、S732が実行される。
<図7:S712> 図1のキャリア周波数調整回路12が、キャリア周波数が第1周波数F1であるか否かを判定する。キャリア周波数が第1周波数F1である場合(すなわち、キャリア周波数に適切な周波数が設定されている場合)には(S712−YES)、駆動制御処理が終了する。キャリア周波数が第2周波数F2又は第3周波数F3である場合(すなわち、キャリア周波数に適切な周波数が設定されていない場合)には(S712−NO)、S713が実行される。
<図7:S713> 図1のキャリア周波数調整回路12が、設定キャリア周波数を第1周波数F1に設定する。
<図7:キャリア周波数調整(S714)> 図1のキャリア周波数調整回路12が、キャリア周波数を設定キャリア周波数に調整する。すなわち、キャリア周波数調整回路12は、キャリア周波数を第2周波数F2又は第3周波数F3から第1周波数F1に変更する。これにより、キャリア周波数に適切な周波数が設定される。キャリア周波数調整(S714)が終了すると、駆動制御処理が終了する。この場合には、デューティ比は調整されない。
<図7:S722> 図1のキャリア周波数調整回路12が、キャリア周波数が第2周波数F2であるか否かを判定する。キャリア周波数が第2周波数F2である場合(すなわち、キャリア周波数に適切な周波数が設定されている場合)には(S722−YES)、駆動制御処理が終了する。キャリア周波数が第1周波数F1又は第3周波数F3である場合(すなわち、キャリア周波数に適切な周波数が設定されていない場合)には(S722−NO)、S723が実行される。
<図7:S723> 図1のキャリア周波数調整回路12が、設定キャリア周波数を第2周波数F2に設定する。
<図7:キャリア周波数調整(S724)> 図1のキャリア周波数調整回路12が、キャリア周波数を設定キャリア周波数に調整する。すなわち、キャリア周波数調整回路12は、キャリア周波数を第1周波数F1又は第3周波数F3から第2周波数F2に変更する。これにより、キャリア周波数に適切な周波数が設定される。
<図7:S725> 図1のデューティ調整回路13が、キャリア周波数調整(S724)においてキャリア周波数が増加したか否かを判定する。キャリア周波数が増加した場合(すなわち、キャリア周波数が第1周波数F1から第2周波数F2に変更された場合)には(S725−YES)、デューティ調整(S726)が実行される。キャリア周波数が減少した場合(すなわち、キャリア周波数が第3周波数F3から第2周波数F2に変更された場合)には(S725−NO)、駆動制御処理が終了する。
<図7:S732> 図1のキャリア周波数調整回路12が、キャリア周波数が第3周波数F3であるか否かを判定する。キャリア周波数が第3周波数F3である場合(すなわち、キャリア周波数に適切な周波数が設定されている場合)には(S732−YES)、駆動制御処理が終了する。キャリア周波数が第1周波数F1又は第2周波数F2である場合(すなわち、キャリア周波数に適切な周波数が設定されていない場合)には(S732−NO)、S733が実行される。
<図7:S733> 図1のキャリア周波数調整回路12が、設定キャリア周波数を第3周波数F3に設定する。
<図7:キャリア周波数調整(S734)> 図1のキャリア周波数調整回路12が、キャリア周波数を設定キャリア周波数に調整する。すなわち、キャリア周波数調整回路12は、キャリア周波数を第1周波数F1又は第2周波数F2から第3周波数F3に変更する。これにより、キャリア周波数に適切な周波数が設定される。キャリア周波数調整(S734)が終了すると、デューティ調整(S726)が実行される。
図8〜図10を参照して、図7のデューティ調整(S726)について説明する。図8は、図7のデューティ調整(S726)の手順を示すフローチャートである。図9は、第2実施形態に係る第1換算テーブルの概略図である。図10は、第2実施形態に係る第2換算テーブルの概略図である。
<図8:S801> 図1のデューティ調整回路13が、デューティ比と第2デューティ閾値D2とを比較する。デューティ比が第2デューティ閾値D2以上の場合(すなわち、キャリア周波数を高く設定したときのデューティ比が適切な値である場合)には(S801−YES)、駆動制御処理が終了する。デューティ比が第2デューティ閾値D2未満の場合(すなわち、キャリア周波数を高く設定したときのデューティ比が適切な値でない場合)には(S801−NO)、S802が実行される。
<図8:S802> 図1のデューティ調整回路13が、デューティ比と第1デューティ閾値D1とを比較する。デューティ比が第1デューティ閾値D1未満の場合には(S802−YES)、デューティ調整(S804)が実行される。デューティ比が第1デューティ閾値D1以上の場合には(S802−NO)、S803が実行される。
<図8:S803> 図1のデューティ調整回路13が、キャリア周波数の調整方向を判定する。キャリア周波数が第1周波数F1から第2周波数F2に変更された場合には(S803−YES)、駆動制御処理が終了する。キャリア周波数が第1周波数F1又は第2周波数F2から第3周波数F3に変更された場合には(S803−YES)、デューティ調整(S804)が実行される。
<図8:デューティ調整(S804)> 図1のデューティ調整回路13が、デューティ比を所定値に調整するための調整信号を生成する。所定値は、第1デューティ閾値D1以上であって第2デューティ閾値D2未満の値である。すなわち、デューティ調整回路13は、デューティ比が第1デューティ閾値D1以上であって第2デューティ閾値D2未満になるように、デューティ比を増加させるための調整信号を生成する。デューティ調整(S804)が終了すると、駆動制御処理が終了する。
上記のとおり、図1のキャリア周波数調整回路12は、図9の第1換算テーブル(目標回転数と第1回転数閾値R1及び第2回転数閾値R2との関係)に応じて、キャリア周波数を維持又は調整する。具体的には、目標回転数が第1回転数閾値R1未満の場合には、キャリア周波数が第1周波数F1のときはキャリア周波数が維持され、キャリア周波数が第2周波数F2又は第3周波数F3のときはキャリア周波数が第1周波数F1に変更される。また、目標回転数が第1回転数閾値R1以上であって第2回転数閾値R2未満の場合には、キャリア周波数が第1周波数F1又は第3周波数F3のときはキャリア周波数が第2周波数F2に変更され、キャリア周波数が第2周波数F2のときはキャリア周波数が維持される。また、目標回転数が第2回転数閾値R2以上の場合には、キャリア周波数が第1周波数F1又は第2周波数F2のときはキャリア周波数が第3周波数F3に変更され、キャリア周波数が第3周波数F3のときはキャリア周波数が維持される。換言すると、低速駆動の場合には、キャリア周波数は第1周波数F1に設定され、中速駆動の場合には、キャリア周波数は第2周波数F2に設定され、高速駆動の場合には、キャリア周波数は第3周波数F3に設定される。
上記のとおり、デューティ調整回路13は、図10の第2換算テーブル(デューティ比と第1デューティ閾値D1及び第2デューティ閾値D2との関係、並びにキャリア周波数の調整方向)に応じて、デューティ比を維持又は調整する。具体的には、キャリア周波数が第1周波数F1から第2周波数F2に変更される場合には、デューティ比が第1デューティ閾値D1未満のとき(すなわち、デューティ比が適切な値でないとき)にはデューティ比が調整され、デューティ比が第1デューティ閾値D1以上のとき(すなわち、デューティ比が適切な値であるとき)にはデューティ比が維持される。また、キャリア周波数が第2周波数F2から第3周波数F3に変更される場合には、デューティ比が第1デューティ閾値D1以上であって第2デューティ閾値D2未満のとき(すなわち、デューティ比が適切な値であるとき)にはデューティ比が調整され、デューティ比が第2デューティ閾値D2以上のとき(すなわち、デューティ比が適切な値でないとき)にはデューティ比が維持される。また、キャリア周波数が第1周波数F1から第3周波数F3に変更される場合には、デューティ比が第2デューティ閾値D2未満のとき(すなわち、デューティ比が適切な値でないとき)にはデューティ比が調整され、デューティ比が第2デューティ閾値D2以上のとき(すなわち、デューティ比が適切な値であるとき)にはデューティ比が維持される。また、キャリア周波数が減少する方向に調整される場合には、デューティ比と第1デューティ閾値D1及び第2デューティ閾値D2との関係に関わらずにデューティ比が維持される。
第2実施形態によれば、第1実施形態より多くの種類のキャリア周波数を用いて駆動制御処理が実行される。これにより、第1実施形態より精密な駆動制御処理を実現することができる。その結果、第1実施形態より精密にモータ30を回転させることができる。
なお、第2実施形態では、第1キャリア周波数F1及び第2キャリア周波数F2をできるだけ低く設定することが好ましい。これにより、モータ30の制御の精度が改善する。具体的には、回転数が小さいときにキャリア周波数を上げることにより、電流の振幅が抑制され、モータ30の振動が少なくなる。
なお、上述の実施形態では、2又は3種類のキャリア周波数を用いるブラシレスモータの駆動制御装置1について説明したが、本発明の範囲はこれに限られるものではない。駆動制御装置1は、4種類以上のキャリア周波数を用いても良い。
また、上述の実施形態では、目標回転数に対してキャリア周波数を非連続的に調整する駆動制御装置1の例について説明したが、本発明の範囲はこれに限られるものではない。駆動制御装置1は、目標回転数に対してキャリア周波数を連続的に調整しても良い。
また、上述の実施形態では、デューティ比とキャリア周波数が1対1に設定される例について説明したが、本発明の範囲はこれに限られるものではない。駆動制御装置1は、複数のキャリア周波数に対して同一のデューティ比を設定しても良い。
本発明の実施形態に係る駆動制御装置1の少なくとも一部は、ハードウェアで構成しても良いし、ソフトウェアで構成しても良い。ソフトウェアで構成する場合には、駆動制御装置1の少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させても良い。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でも良い。
また、本発明の実施形態に係る駆動制御装置1の少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布しても良い。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布しても良い。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化される。また、上述した実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明が形成可能である。例えば、上述した実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、上述した実施形態では、モータ30の電機子コイルの相数が3相である例について示したが、電機子コイルの相数は3相に限定されるものではない。本発明は、単相や2相などの他の相数の電機子コイルを有するモータにも適用可能である。
1 駆動制御装置
2 インバータ回路
3 制御部
4 誘起電圧検出回路
5 ロータ位置算出回路
6 目標回転数算出回路
7 速度制御回路
8 デューティ制御回路
9 転流制御回路
11 調整部
12 キャリア周波数調整回路
13 デューティ調整回路
30 モータ

Claims (6)

  1. ブラシレスモータのロータの位置を検出するためのセンサを用いることなく、前記モータのステータに設けられた複数相の駆動コイルに発生する逆起電圧に基づいて、複数相の駆動コイルに選択的に通電するための複数のスイッチング素子を備えるインバータ回路と、前記モータを駆動制御するための信号を前記インバータ回路に供給する制御部と、を備えるブラシレスモータの駆動制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記モータの回転駆動によって、各相に発生する前記逆起電圧のゼロクロス点を示すゼロクロス点情報を生成する誘起電圧検出回路と、
    前記ゼロクロス点情報に基づいて、前記ロータの位置を算出し、算出されたロータの位置を示すロータ位置情報を生成するロータ位置算出回路と、
    所定の回転数指令に基づいて、前記ロータの目標回転数を算出し、算出された目標回転数を示す目標回転数情報を生成する目標回転数算出回路と、
    前記ゼロクロス点情報及び前記ロータ位置情報の少なくとも一方の情報と、前記目標回転数情報と、に基づいて、前記ロータの目標回転速度を算出し、算出された目標回転速度で前記ロータを回転させるための速度制御信号を生成する速度制御回路と、
    前記目標回転数情報に基づいて、前記キャリア周波数と、前記キャリア周波数のデューティ比と、を調整するための調整信号を生成する調整部と、
    前記速度制御信号及び前記調整信号に基づいて、キャリア周波数に応じてデューティ比を制御するためのデューティ制御信号を生成するデューティ制御回路と、
    前記デューティ制御信号に基づいて、前記複数のスイッチング素子のオン及びオフを切り替えるためのスイッチング制御信号を生成する転流制御回路と、を備えることを特徴とするブラシレスモータの駆動制御装置。
  2. 前記調整部は、前記目標回転数情報に示される目標回転数と所定の目標回転数閾値との関係を示す第1換算テーブルに基づいて、前記キャリア周波数を前記目標回転数に対応するキャリア周波数に調整するキャリア周波数調整回路を備えることを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータの駆動制御装置。
  3. 前記調整部は、さらに、前記デューティ比と、所定のデューティ閾値と、前記キャリア周波数の調整方向と、の関係を示す第2換算テーブルに基づいて、前記キャリア周波数調整回路により調整されたキャリア周波数のデューティ比を前記目標回転数に応じて調整するための調整信号を生成するデューティ調整回路を備えることを特徴とする請求項2に記載のブラシレスモータの駆動制御装置。
  4. 前記デューティ調整回路は、前記キャリア周波数調整回路により前記キャリア周波数が所定の第1周波数から前記第1周波数より高い第2周波数に変更される場合に、前記デューティ比を調整するための調整信号を生成することを特徴とする請求項3に記載のブラシレスモータの駆動制御装置。
  5. 前記第2換算テーブルは、キャリア周波数毎に所定のデューティ比を有し、前記キャリア周波数調整回路により前記キャリア周波数が所定の第1周波数から前記第1周波数より高い第2周波数に変更されるときは、前記デューティ比を増加させ、前記キャリア周波数調整回路により前記キャリア周波数が前記第2周波数から前記第1周波数に変更されるときは、前記デューティ比を維持するように設定されることを特徴とする請求項3又は4に記載のブラシレスモータの駆動制御装置。
  6. 前記第1換算テーブルには、前記目標回転数に対応する複数のキャリア周波数について、前記目標回転数と前記目標回転数閾値との関係が設定されることを特徴とする請求項2に記載のブラシレスモータの駆動制御装置。
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