JP2002281600A - 音響再生出力装置、その制御方法、記録媒体およびプログラム - Google Patents

音響再生出力装置、その制御方法、記録媒体およびプログラム

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JP2002281600A
JP2002281600A JP2001076038A JP2001076038A JP2002281600A JP 2002281600 A JP2002281600 A JP 2002281600A JP 2001076038 A JP2001076038 A JP 2001076038A JP 2001076038 A JP2001076038 A JP 2001076038A JP 2002281600 A JP2002281600 A JP 2002281600A
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Daisuke Miyakoshi
大輔 宮腰
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の機器のスピーカーの有効利用を図る。 【解決手段】 音響再生出力装置10のチャンネル制御
部は、MD再生部によって読み出された2チャンネルの
音響信号を、出力設定条件メモリに格納された設定内容
に応じてRチャンネル用の音響信号を音響再生出力装置
20に対して出力するとともに、Lチャンネル用の音響
信号に対応する音響をスピーカー部から出力させる。R
チャンネル用の音響信号が入力された音響装置20のチ
ャンネル制御部は、入力された音響信号に対応する音響
をスピーカー部から出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音響再生出力装
置、その制御方法、記録媒体およびプログラムに係り、
特に、スピーカーを有する音響再生出力装置から音響を
出力させるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スピーカーを有するカセットプ
レイヤーやCDプレイヤーなどの音響再生出力装置は、
音響再生出力装置にセットされたカセットテープやCD
に記憶されている音響信号を再生し、この音響信号に対
応する音響をスピーカーから出力している。この場合、
小型の機器においては、ヘッドホンを用いて再生を行う
ことが一般に行われ、スピーカーによる再生は複数の人
が聞く場合など一部の限られた状況だけで行われるのが
普通である。このため、ヘッドホン再生においてはステ
レオ2チャンネルで再生されても、使用頻度の少ないス
ピーカーは機器を小型化するために1個しか内蔵されな
いことが多く、モノラル再生となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、小型の音響
再生装置は近年広く普及しており、数人集まればそれぞ
れが自分の小型音響再生装置を持っていることが多い。
しかしながら、従来の小型音響再生出力装置において
は、それぞれの機器が内蔵のスピーカーを鳴動すること
しかできず、スピーカーというハードウエア資源の有効
利用が図れないという問題があった。
【0004】そこで、本発明は、上述した事情に鑑みて
なされたものであり、複数の機器のスピーカーの有効利
用を図ることができる音響再生出力装置、その制御方
法、記録媒体およびプログラムを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明に係る音響再生出力装置は、スピーカを
有する音響再生出力装置において、記録媒体に記録され
た複数チャンネルの音響信号を再生する再生部と、外部
装置が接続される外部出力端子と、前記再生部の出力信
号の各チャンネルについての出力先を指定する出力設定
条件が記憶される記憶部と、前記記憶部内の条件に基づ
いて前記再生信号を外部出力端子および前記スピーカー
へ分離して出力する出力制御部とを備えることを特徴と
している。この構成によると、記憶部により記憶された
出力設定条件に基づいて、出力制御部によって再生信号
が外部出力端子およびスピーカーへ分離して出力され
る。したがって、各音響再生出力装置は、一の音響再生
出力装置において再生された音響信号を、出力設定条件
に基づいて処理された多種多様な音響として出力するこ
とが可能になる。
【0006】また、本発明に係る音響再生出力装置の制
御方法は、スピーカを有する音響再生出力装置を制御す
る制御方法であって、記録媒体に記録された複数チャン
ネルの音響信号を再生させる再生段階と、前記再生段階
における出力信号の各チャンネルについての出力先を指
定する出力設定条件に基づいて前記再生信号を外部装置
が接続される外部出力端子および前記スピーカーへ分離
して出力させる出力段階とを備えることを特徴としてい
る。
【0007】また、本発明に係る記録媒体は、スピーカ
を有する音響再生出力装置を制御するプログラムを記録
した記録媒体であって、コンピュータを、他の記録媒体
に記録された複数チャンネルの音響信号を再生させる再
生手段と、前記再生手段による出力信号の各チャンネル
についての出力先を指定する出力設定条件に基づいて前
記再生信号を外部装置が接続される外部出力端子および
前記スピーカーへ分離して出力させる出力手段として機
能させることを特徴としている。
【0008】また、本発明に係るプログラムは、スピー
カを有する音響再生出力装置を制御するプログラムであ
って、コンピュータを、記録媒体に記録された複数チャ
ンネルの音響信号を再生させる再生手段と、前記再生手
段による出力信号の各チャンネルについての出力先を指
定する出力設定条件に基づいて前記再生信号を外部装置
が接続される外部出力端子および前記スピーカーへ分離
して出力させる出力手段として機能させることを特徴と
している。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の好
適な実施形態について説明する。かかる実施形態は本発
明の一態様を示すものであり、この発明を限定するもの
ではない。また、本発明は、その技術的思想の範囲内で
任意に変更が可能である。 [1] 第1実施形態の構成 [1.1] 第1実施形態の構成
【0010】次に、図1を参照して音響再生出力装置1
0の概要構成を説明する。まず16は操作部であり、ユ
ーザによりMDの再生、停止、早送りなどの各種操作が
なされる。操作部16はユーザの操作に対応した信号を
出力し、制御部19に供給する。制御部19は操作部1
6からの操作信号に対応する制御を装置各部に対して行
う。18は、液晶画面を備える表示部である。この表示
部18には、操作部16により行われる各種操作の内容
や、操作部16により設定された設定内容の内容が表示
される。
【0011】MD再生部11は、音響再生出力装置10
にセットされたミニディスク(MD)から2チャンネル
のステレオ音響信号を読み出して再生する。MD再生部
11は、音響再生出力装置10にセットされたMDの再
生が終了したときに、再生が終了したことを示す再生終
了信号を出力し、制御部19に供給する。なお、本実施
形態においては、記録媒体としてMDを用いているが、
記録媒体はこれに限られない。例えば、記録媒体として
コンパクトディスク(CD)、光ディスク、光磁気ディ
スク、カセットテープ等を用いてもよい。
【0012】出力設定条件メモリ17は、動作条件を記
憶するメモリであり、操作部16の操作に応じた情報を
記憶する。ここで、図2は出力設定条件メモリ17の記
憶内容を示す概念図である。図2において、再生側情報
エリア171には、当該音響再生出力装置10を再生機
として使用するか、あるいは、他の音響再生出力装置の
外部スピーカーとして使用するかを示す情報が記憶され
る。本実施形態においては、音響再生出力装置10を2
台つなげて連携させることができるようになっており、
2台つなげた場合に、一方が再生側となり、他方が再生
側の外部スピーカーとして機能するようになっている。
【0013】図2に示すチャンネルの種類エリア172
には、2台の音響再生出力装置を接続した場合に、自ら
の装置で再生させるチャンネルと他の装置に再生させる
チャンネルを指定する情報が記憶される。図示の状態で
は、自装置にLチャンネル、他の装置にRチャンネルが
設定されている。遅延時間エリア173には、2台の音
響再生出力装置を接続した場合に、他方の装置での再生
タイミングを遅らせる遅延時間情報が記憶されるように
なっている。
【0014】15はヘッドフォンのプラグが差し込まれ
る端子である。14は出力/入力端子であり、2台の音
響再生出力装置を接続する出力/入力用コードのプラグ
が差し込まれる端子である。チャンネル制御部12は、
端子14に出力/入力用コードのプラグが差し込まれて
いる場合には、出力設定条件メモリ17の設定内容に応
じて、MD再生部11により再生された2チャンネルの
ステレオ音響信号の出力先を切り換えたり、端子14か
ら入力された音響信号の出力先を制御する。ただし、端
子15にヘッドフォンのプラグが差し込まれている場合
には、チャンネル制御部12は、出力設定条件メモリ1
7の設定内容に関わらず、MD再生部11により再生さ
れた2チャンネルのステレオ音響信号を端子15へ出力
する。
【0015】また、チャンネル制御部12は、端子14
および端子15の両方にプラグが差し込まれている場合
には、端子15を優先して、MD再生部11により再生
された2チャンネルのステレオ音響信号を端子15へ出
力する。さらに、チャンネル制御部12は、端子14お
よび端子15のいずれにもプラグが差し込まれていない
場合には、出力設定条件メモリ17の設定内容に関わら
ず、MD再生部11により再生された2チャンネルのス
テレオ音響信号をモノラル音響信号に変換して内蔵スピ
ーカー13へ出力する。すなわち、端子15にヘッドフ
ォンのプラグが差し込まれている場合には、ヘッドフォ
ンにより音楽を聴くことができ、端子14および端子1
5にプラグが差し込まれていない場合には、内蔵スピー
カー13から音楽を聴くことができる。制御部19は、
MD再生部11から再生終了信号を受信した場合に、こ
の再生終了信号を端子14へ出力する。
【0016】ここで、出力設定条件メモリ17の設定内
容とチャンネル制御部12における制御との対応関係を
説明する。チャンネル制御部12は、端子14に出力/
入力用コードのプラグが差し込まれていることを条件
に、以下の処理を行う。まず、再生側情報エリア171
内の設定内容が“ON”であるときには、チャンネル制
御部12は、チャンネルの種類エリア172内の設定内
容に応じたチャンネル信号を、内蔵スピーカーおよび端
子14に各々出力する。図2に示す設定例の場合は、L
チャンネルの音響信号をスピーカー13に、Rチャンネ
ルの音響信号を端子14に各々出力する。一方、再生側
情報エリア171内の設定内容が“OFF”であるとき
には、チャンネル制御部12は、端子14から入力され
た音響信号を内蔵スピーカー13へ出力する。
【0017】[1.2] 第1実施形態の動作 はじめに、音響再生出力装置10と、音響再生出力装置
10と同じ構成の音響再生出力装置20を図3に示すよ
うに接続した場合の動作例について説明する。図示の状
態では、再生側情報エリア171が“ON”に設定され
ている音響再生出力装置10がMDを再生する側であ
り、再生側情報エリア171が“OFF”に設定されて
いる音響再生出力装置20が音響再生出力装置10の外
部スピーカーとして機能する側である。
【0018】音響再生出力装置10のチャンネル制御部
12は、MD再生部11により再生されたステレオ音響
信号を図3に示す設定条件に応じて次のように処理す
る。音響再生出力装置10のチャンネル制御部12は、
Lチャンネル用の音響信号を音響再生出力装置10の内
蔵スピーカー13へ出力し、Rチャンネル用の音響信号
を音響再生出力装置10の端子14を介して音響再生出
力装置20へ出力する。次に、音響再生出力装置20の
チャンネル制御部12は、端子14から入力されたRチ
ャンネル用の音響信号を、音響再生出力装置20の内蔵
スピーカー13へ出力する。これにより、音響再生出力
装置10の内蔵スピーカー13からは、Lチャンネル用
の音響信号に対応する音響が出力され、音響再生出力装
置20の内蔵スピーカー13からは、Rチャンネル用の
音響信号に対応する音響が出力される。
【0019】[1.2.1] 分離再生処理動作 次に、図4を参照して、音響信号を再生する側の装置で
ある音響再生出力装置10と、音響再生出力装置10の
スピーカーとして機能する音響再生出力装置20の動作
例を説明する。まず、音響再生出力装置10のチャンネ
ル制御部12は、端子14に出力/入力用コードのプラ
グが差し込まれているか否かを判断する(ステップS
1)。
【0020】ステップS1の判断において、出力/入力
用コードのプラグが差し込まれていると判断された場合
に(ステップS1;YES)、音響再生出力装置10の
チャンネル制御部12は、出力設定条件メモリ17から
設定内容を抽出する(ステップS2)。ここで、この動
作例では、出力設定条件メモリ17に対して、図3に示
される設定内容が予め登録されているものとする。次
に、音響再生出力装置10のMD再生部11は、当該音
響再生出力装置10にセットされたMDから2チャンネ
ルのステレオ音響信号を読み出して再生する(ステップ
S3)。
【0021】チャンネル制御部12は、設定内容に応じ
てRチャンネル用の音響信号を、音響再生出力装置10
の端子14を介して音響再生出力装置20に出力する
(ステップS4)。音響再生出力装置20のチャンネル
制御部12は、端子14から音響信号が入力されると出
力設定条件メモリ17から設定内容を抽出する(ステッ
プS5)。そして、チャンネル制御部12は、抽出した
設定内容の再生側情報エリア171が“OFF”である
ことを認識した後に、端子14から入力されたRチャン
ネル用の音響信号に対応する音響を、音響再生出力装置
20の内蔵スピーカー13から出力させる(ステップS
6)。一方、音響再生出力装置10のチャンネル制御部
12は、設定内容に応じてLチャンネル用の音響信号に
対応する音響を音響再生出力装置10の内蔵スピーカー
13から出力させる(ステップS7)。
【0022】[1.2.2] 再生装置の切り換え動作 次に、図5を参照して 音響再生出力システム1におい
て音響信号を再生する側の音響再生出力装置を切り換え
る際の動作例を説明する。ここで、図5に示すステップ
S11からステップS17までの処理は、図4に示すス
テップS1からステップS7までの処理と同様の処理で
あるため詳細な説明を省略する。
【0023】図5に示すように、ステップS11からス
テップS17までの処理において、各音響再生出力装置
10、20のチャンネル制御部は、音響再生出力装置1
0にセットされたMDに記録されているステレオ音響信
号を、設定内容に応じて、それぞれの内臓スピーカーへ
出力している。
【0024】次に、音響再生出力装置10にセットされ
たMDに記録されている音響信号の再生が終了したこと
を検知したMD再生部11は、その旨をチャンネル制御
部12に通知する。チャンネル制御部12は、出力設定
条件メモリの再生側情報エリア171に格納されている
内容を“ON”から“OFF”に切り換える(ステップ
S18)。そして、音響再生出力装置10のチャンネル
制御部12は、再生終了信号を音響再生出力装置20に
対して送信する(ステップS19)。ここで、再生終了
信号は、MDに記録されている音響信号の再生が全て終
了した場合に送信されることに限られない。例えば、ユ
ーザにより設定された曲の再生が終了した場合にも再生
終了信号が送信されるようにしてもよい。
【0025】再生終了信号を受信した音響再生出力装置
20のチャンネル制御部12は、出力設定条件メモリに
記憶されている設定内容を抽出し、再生側情報エリア1
71に格納されている内容を“OFF”から“ON”に
更新する(ステップS20)。次に、音響再生出力装置
20のMD再生部11は、MDの再生を開始するべく、
当該音響再生出力装置20にセットされたMDから2チ
ャンネルのステレオ音響信号を読み出して再生する(ス
テップS21)。チャンネル制御部12は、設定内容に
応じてLチャンネル用の音響信号を、音響再生出力装置
20の端子14を介して音響再生出力装置20に出力す
る(ステップS22)。
【0026】音響再生出力装置10のチャンネル制御部
12は、端子14から音響信号が入力されると設定内容
の再生側情報エリア171に格納されている内容が“O
FF”であることを認識した後に、端子14から入力さ
れたLチャンネル用の音響信号に対応する音響を、音響
再生出力装置10の内蔵スピーカー13から出力させる
(ステップS23)。一方、音響再生出力装置20のチ
ャンネル制御部12は、設定内容に応じてRチャンネル
用の音響信号に対応する音響を音響再生出力装置10の
内蔵スピーカー13から出力させる(ステップS2
4)。
【0027】[1.2.3] 遅延再生動作 次に、図6を参照して、音響再生出力装置20から出力
される音響を、音響再生出力装置10から出力される音
響よりも遅延させて出力する際の動作例を説明する。ま
ず、音響再生出力装置10のチャンネル制御部12は、
端子14に出力/入力用コードのプラグが差し込まれて
いるか否かを判断する(ステップS31)。
【0028】ステップS31の判断において、出力/入
力用コードのプラグが差し込まれていると判断された場
合に(ステップS31;YES)、音響再生出力装置1
0のチャンネル制御部12は、出力設定条件メモリ17
から設定内容を抽出する(ステップS32)。ここで、
この動作例では、出力設定条件メモリ17に記憶されて
いる設定内容の遅延時間エリア173には、3秒に対応
するデータが予め登録されている。また、設定内容の遅
延時間エリア173に格納されているデータが0以外の
場合には、チャネルの種類エリア172に格納されてい
るデータに関わらず、チャンネル制御部12は、各内臓
スピーカー13からモノラルの音響信号に対応する音響
を出力させる。
【0029】次に、音響再生出力装置10のMD再生部
11は、当該音響再生出力装置10にセットされたMD
から2チャンネルのステレオ音響信号を読み出して再生
する(ステップS33)。チャンネル制御部12は、M
D再生部11によって再生された2チャンネルのステレ
オ音響信号を混合してモノラル音響信号に変換する。そ
して、チャンネル制御部12は、抽出された設定内容に
基づいて、モノラル音響信号に加え、当該モノラル音響
信号を音響再生出力装置10よりも3秒遅延させてから
出力させる旨の制御信号を音響再生出力装置20に対し
て出力する(ステップS34)。
【0030】それと同時にチャンネル制御部12は、モ
ノラル音響信号に対応する音響を内臓スピーカー13か
ら出力させる(ステップS35)。一方、音響再生出力
装置10から音響信号を受信した音響再生出力装置20
のチャンネル制御部12は、音響再生出力装置10の内
臓スピーカー13から出力される音響よりも3秒遅延さ
せてから当該音響を音響再生出力装置20の内臓スピー
カー13から出力させる(ステップS36)。
【0031】[2] 第2実施形態の構成 [2.1] 第2実施形態の構成 図7に、本発明の実施形態である音響再生出力システム
2の概要構成を示す。図7に示すように、音響再生出力
システム2は、5台の音響再生出力装置10,20,3
0,40,50により構成されている。この音響再生出
力システム2は、音響信号を再生する装置である音響再
生出力装置10で再生された5.1チャンネルのステレ
オ音響信号のうち、前方中央(C)チャンネル用の音響
信号が音響再生出力装置10から出力され、前方R(F
R)チャンネル用の音響信号が音響再生出力装置20か
ら出力され、前方L(FL)チャンネル用の音響信号が
音響再生出力装置30から出力され、後方R(RR)チ
ャンネル用の音響信号が音響再生出力装置40から出力
され、後方L(RL)チャンネル用の音響信号が音響再
生出力装置50から出力されるものである。
【0032】ここで、音響再生出力装置10,20,3
0,40,50の概要構成は、第1実施形態と同様に構
成されているため、同様の部分の詳細な説明については
省略する。MD再生部11は、音響再生出力装置10に
セットされたミニディスク(MD)から5.1チャンネ
ルのステレオ音響信号を読み出して再生する。図8は出
力設定条件メモリ17の記憶内容を示す概念図である。
図8において、再生側情報エリア171には、当該音響
再生出力装置10を再生機として使用するか、あるい
は、他の音響再生出力装置の外部スピーカーとして使用
するかを示す情報が記憶される。本実施形態において
は、音響再生出力装置10を5台つなげて連携させるこ
とができるようになっており、5台つなげた場合に、1
台が再生する装置となり、他の4台が再生する装置の外
部スピーカーとして機能するようになっている。図8に
示す接続台数エリア174には、音響再生出力装置を接
続する台数を指定する情報が記憶される。接続番号エリ
ア175には、音響再生出力装置を識別する情報が記憶
される。本実施形態においては、接続台数が5台である
ため、接続番号エリア175には、“1”から“5”ま
でのいずれかの番号が格納される。
【0033】チャンネルの種類エリア172には、音響
再生出力装置と再生チャンネルの関係を指定する情報が
記憶される。図示の状態では、接続番号が“1”である
自装置にCチャンネル、接続番号が“2”である他の装
置にFRチャンネル、接続番号が“3”である他の装置
にFLチャンネル、接続番号が“4”である他の装置に
RRチャンネル、接続番号が“5”である他の装置にR
Lチャンネルが設定されている。遅延時間エリア173
には、5台の音響再生出力装置を接続した場合に、他の
装置での再生タイミングを順次遅らせる遅延時間情報が
記憶されるようになっている。
【0034】チャンネル制御部12は、端子14に出力
/入力用コードのプラグが差し込まれている場合には、
出力設定条件メモリ17の設定内容に応じて、MD再生
部11により再生された5.1チャンネルのステレオ音
響信号の出力先を切り換えたり、端子14から入力され
た音響信号の出力先を制御する。ここで、端子15にヘ
ッドフォンのプラグが差し込まれている場合、端子14
および端子15の両方にプラグが差し込まれている場
合、端子14および端子15のいずれにもプラグが差し
込まれていない場合におけるチャンネル制御部12の処
理機能は、第1実施形態と同様である。
【0035】[2.2] 第2実施形態の動作 次に、図9を参照して、5台の音響再生出力装置を接続
した場合の動作例について説明する。ここで、第1実施
形態に係る音響再生出力システム1においては、2台の
音響再生出力装置を接続させいずれか一方の音響再生出
力装置において再生された2チャンネルの音響信号を各
音響再生出力装置から出力させているが、第2実施形態
に係る音響再生出力システム2においては、5台の音響
再生出力装置を接続させて一の音響再生出力装置におい
て再生された5.1チャンネルの音響信号を各音響再生
出力装置から出力させている点で異なる。
【0036】まず、音響再生出力装置10のチャンネル
制御部12は、端子14に出力/入力用コードのプラグ
が差し込まれているか否かを判断する(ステップS4
1)。ステップS41の判断において、出力/入力用コ
ードのプラグが差し込まれていると判断された場合に
(ステップS41;YES)、音響再生出力装置10の
チャンネル制御部12は、出力設定条件メモリ17から
設定内容を抽出する(ステップS42)。ここで、この
動作例では、音響再生出力装置10の出力設定条件メモ
リ17に対して、図8に示される設定内容が予め登録さ
れているものとする。次に、音響再生出力装置10のM
D再生部11は、当該音響再生出力装置10にセットさ
れたMDから5.1チャンネルのステレオ音響信号を読
み出して再生する(ステップS43)。
【0037】音響再生出力装置10のチャンネル制御部
12は、設定内容にしたがってCチャンネル用の音響信
号を取り除いた他のチャンネル用の音響信号情報を端子
14を介して音響再生出力装置20に出力する(ステッ
プS44)。ここで、チャンネル制御部12は、Cチャ
ンネル用の音響信号を取り除いた他のチャンネル用の音
響信号を、図10に示されるデータ形式に変換し、音響
信号情報として出力する。図10に示される音響信号情
報は、データ識別91とデータ内容92とを含んだ音響
信号情報データにより構成される。データ識別91に
は、出力設定条件メモリ17の接続番号エリア175に
格納されている番号が格納される。また、データ内容9
2には、出力設定条件メモリ17のチャンネルの種類エ
リア172に格納されているチャンネル用の音響信号が
格納される。例えば、図10に示される音響信号情報デ
ータ93は、データ識別91が“2”で、データ内容9
2が“FRチャンネル用の音響信号”である。したがっ
て、この音響信号情報データ93は、接続番号175が
“2”である音響再生出力装置からFRチャンネル用の
音響信号を出力させるものである。
【0038】音響再生出力装置10から出力された音響
信号情報を音響再生出力装置20の端子14を介して入
力した音響再生出力装置20チャンネル制御部12は、
出力設定条件メモリ17の接続番号エリア175に格納
されている番号に基づいて、音響信号情報からデータ識
別91が“2”である音響信号データを分離して抜き出
す。そして、チャンネル制御部12は、抜き出した音響
信号情報データのデータ内容92に格納された音響信号
を出力の対象となる音響信号として抽出する。チャンネ
ル制御部12は、抜き出した音響信号情報データ以外の
音響信号情報データからなる音響信号情報を端子14を
介して音響再生出力装置30に対して出力する(ステッ
プS45)。以下、同様の処理が音響再生出力装置3
0,40において行われる(ステップS46およびS4
7)。
【0039】以上の結果、音響再生出力装置10のチャ
ンネル制御部12は、抽出した音響信号に対応する音響
を内臓スピーカー13から出力させる(ステップS4
8)。この動作例においては、Cチャンネル用の音響信
号に対応する音響が内臓スピーカー13から出力され
る。以下、同様にして、音響再生出力装置20,30,
40,50のチャンネル制御部12は、各々FRチャン
ネル用の音響信号に対応する音響、FLチャンネル用の
音響信号に対応する音響、RRチャンネル用の音響信号
に対応する音響をRLチャンネル用の音響信号に対応す
る音響を内臓スピーカー13から出力させる(ステップ
S49ないしS52)。ここで、再生装置の切り換えお
よび遅延再生に伴う動作は、第1実施形態の各動作例に
おいて説明した概念と同様の概念により処理が行われる
ため説明を省略する。
【0040】[2.3] 第2実施形態の変形例 なお、上述した第2実施形態においては、音響再生出力
装置の接続台数が5台に設定されている場合を記載した
が、音響再生出力装置の接続台数は5台に限られない。
例えば、音響再生出力装置の接続台数を3台に設定して
もよい。その場合には、各音響再生出力装置に格納され
ている設定内容の接続台数174を“3”台に設定し、
チャンネルの種類172をそれぞれ“C”、“R”、
“L”に設定すればよい。
【0041】[3] 実施形態の効果 上述したように、音響再生出力装置を複数台接続するこ
とにより、一の音響再生出力装置において再生された音
響信号に対応する音響を、接続された他の音響再生出力
装置のスピーカーから出力させることが可能となる。
【0042】また、一の音響再生出力装置において再生
される音響信号が複数のチャンネルに対応している場合
には、各音響再生出力装置に各チャンネルに対応してい
る音響の出力を割り当てることにより、新たなステレオ
システムを構築することが可能となる。
【0043】また、他の音響再生出力装置において出力
させる音響は、一の音響再生出力装置において出力され
る音響と同時に出力させることが可能であり、さらに、
少しずつ遅延させて出力させることも可能であるため、
音響を出力する際のバリエーションを増やすことができ
る。
【0044】[4] 実施形態の変形例 なお、上述した各実施形態においては、各音響再生出力
装置を接続する際に、出力/入力用コードを用いて接続
しているが、各音響再生出力装置を接続する方法はこの
実施形態に限られない。例えば、音響再生出力装置に無
線接続用のインターフェースを備えて無線接続するよう
にしてもよい。
【0045】また、上述した各実施形態において、音響
再生出力装置は、1つのスピーカーにより構成されてい
るが、スピーカーの構成はこの実施形態に限られない。
例えば、スピーカーを2つ以上備え、ステレオ音響を出
力するようにしてもよい。
【0046】また、上述した各実施形態においては、端
子14に、出力/入力用コードのプラグが差し込まれて
いるが、1つの端子である必要はなく、出力用の端子と
入力用の端子を別個に設けるようにしてもよい。
【0047】なお、上述した各実施形態に係る音響再生
出力装置の各種機能を実現する方法は、この音響再生出
力装置において行われる各種機能を実行させるためのプ
ログラムを予め音響再生出力装置に格納して実現する場
合に限られない。例えば、このプログラムを記録した記
録媒体からプログラムを読み取った後にインストールし
て実現する場合や、このプログラムを電気通信回線を通
じて音響再生出力装置にダウンロードした後にインスト
ールして実現する場合であってもよい。
【0048】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、複数の
機器のスピーカーの有効利用を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係る音響再生出力装置の概要
構成を示す図である。
【図2】 第1実施形態に係る設定内容のデータ構成を
示す図である。
【図3】 第1実施形態に係る2台の音響再生出力装置
を接続した際の構成を示す図である。
【図4】 第1実施形態に係る音響再生出力装置の動作
例を示すフローチャートである。
【図5】 第1実施形態に係る音響再生出力装置の動作
例を示すフローチャートである。
【図6】 第1実施形態に係る音響再生出力装置の動作
例を示すフローチャートである。
【図7】 第2実施形態に係る音響再生出力システムの
概要構成を示す図である。
【図8】 第2実施形態に係る設定内容のデータ構成を
示す図である。
【図9】 第2実施形態に係る音響再生出力システムの
動作例を示すフローチャートである。
【図10】 第2実施形態に係る音響信号情報のデータ
構成を示す図である。
【符号の説明】
10,20,30,40,50…音響再生出力装置、 11…MD再生部(再生部)、 12…チャンネル制御部(出力制御部)、 13…内蔵スピーカー(スピーカー)、 14…出力/入出端子(外部出力端子、入力部)、 15…HP端子、 16…操作部、 17…出力設定条件メモリ(記憶部)、 18…表示部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカを有する音響再生出力装置にお
    いて、 記録媒体に記録された複数チャンネルの音響信号を再生
    する再生部と、 外部装置が接続される外部出力端子と、 前記再生部の出力信号の各チャンネルについての出力先
    を指定する出力設定条件が記憶される記憶部と、 前記記憶部内の条件に基づいて前記再生信号を外部出力
    端子および前記スピーカーへ分離して出力する出力制御
    部とを備えることを特徴とする音響再生出力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の音響再生出力装置におい
    て、 出力モードと入力モードの切り換えを指示する操作部
    と、 外部から音響信号が入力される入力部とを備え、 前記出力制御部は、前記操作部によって出力モードが指
    示された場合には、前記記憶部内の条件に基づいて前記
    再生信号を外部出力端子および前記スピーカーへ分離し
    て出力し、前記操作部によって入力モードが指示された
    場合には、前記入力部に入力された音響信号を前記スピ
    ーカーに供給することを特徴とする音響再生出力装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の音響再生出力装置におい
    て、 前記条件には出力先となる外部装置を特定するコードお
    よび前記各コードに割り当てられるチャンネルが含ま
    れ、 前記出力制御部は、出力モードの際には前記外部出力端
    子から前記条件に含まれる前記コードとそれに対応する
    チャンネルの情報を出力し、入力モードの際には前記入
    力部から得られる前記コードとチャネルの情報のうち、
    自らに対応する情報に応じたチャネルの前記音響信号を
    抽出して前記スピーカーに供給することを特徴とする音
    響再生出力装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3のいずれかに記載の音
    響再生出力装置において、 前記外部出力端子と入力部とは共通の端子によって構成
    され、前記操作部のモード切替に応じていずれかに切り
    換えられることを特徴とする音響再生出力装置。
  5. 【請求項5】 スピーカを有する音響再生出力装置を制
    御する制御方法において、 記録媒体に記録された複数チャンネルの音響信号を再生
    させる再生段階と、 前記再生段階における出力信号の各チャンネルについて
    の出力先を指定する出力設定条件に基づいて前記再生信
    号を外部装置が接続される外部出力端子および前記スピ
    ーカーへ分離して出力させる出力段階とを備えることを
    特徴とする音響再生出力装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 スピーカを有する音響再生出力装置を制
    御するプログラムを記録した記録媒体であって、 コンピュータを、 他の記録媒体に記録された複数チャンネルの音響信号を
    再生させる再生手段と、 前記再生手段による出力信号の各チャンネルについての
    出力先を指定する出力設定条件に基づいて前記再生信号
    を外部装置が接続される外部出力端子および前記スピー
    カーへ分離して出力させる出力手段として機能させるた
    めのプログラムを記録した記録媒体。
  7. 【請求項7】 スピーカを有する音響再生出力装置を制
    御するプログラムであって、 コンピュータを、 記録媒体に記録された複数チャンネルの音響信号を再生
    させる再生手段と、 前記再生手段による出力信号の各チャンネルについての
    出力先を指定する出力設定条件に基づいて前記再生信号
    を外部装置が接続される外部出力端子および前記スピー
    カーへ分離して出力させる出力手段として機能させるた
    めのプログラム。
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