JP2002278862A - プッシュ型情報配信方法、プッシュ型情報配信用プログラム、及びプッシュ型情報配信装置、記憶媒体 - Google Patents

プッシュ型情報配信方法、プッシュ型情報配信用プログラム、及びプッシュ型情報配信装置、記憶媒体

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JP2002278862A
JP2002278862A JP2001079873A JP2001079873A JP2002278862A JP 2002278862 A JP2002278862 A JP 2002278862A JP 2001079873 A JP2001079873 A JP 2001079873A JP 2001079873 A JP2001079873 A JP 2001079873A JP 2002278862 A JP2002278862 A JP 2002278862A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 更新データをプッシュ方式で配信する場合、
端末に表示の遅延をさほど伴わず配信でき、しかもサー
バコンピュータの負荷軽減により1台のサーバが受け持
つ端末数を増やすことを可能とする。 【解決手段】 配信用サーバ3に格納されたアプリケー
ションプログラム等で構成されるプッシュ処理部17
は、データテーブル10とユーザテーブル11を参照等
して、非同期型TCP/IPで構成される送受信部6に
対しプッシュ方式の配信依頼を行う。更新データを検出
すると、その配信待ちのうち接続ハンドル7が送信中で
ない端末4に対する送信依頼をシリアライズ処理で行
う。一方、送信中の端末4については送信待ちキューに
データを一時保管し、送信可能状態になると、それまで
に溜まったデータをまとめて送信依頼する。判定部17
Aにより通信速度が遅いと判定された端末4は、データ
の間引き率が段階的に大きくなる配信方式に切り替えら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば秒単位や分
単位で更新されたデータを、サーバからインターネット
等のネットワークを通して端末にリアルプッシュ方式で
配信するプッシュ型情報配信方法、プッシュ型情報配信
用プログラム、記録媒体及びプッシュ型情報配信装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、刻々と変化する為替レートやニュ
ースなどの各種情報をインターネットを通じて端末に提
供するサービスが行われている。この種の配信方法とし
て、従来、ユーザが見ている画面上のデータがリアルタ
イムに自動的に更新されるプッシュ型配信方法が知られ
ている。
【0003】このプッシュ型配信方法には、一定時間間
隔でサーバに対し端末側からデータを取得しに行き接続
は1回毎に行うスマートプル方式と、サーバと端末は接
続を維持してデータに変化があった更新時のみサーバ側
から端末にデータを送信するリアルプッシュ方式とが知
られている。しかし、為替レートやニュースなどのリア
ルタイム性が要求される情報の提供には、ユーザが見て
いるデータがリアルタイムで自動的に更新されるリアル
プッシュ方式の方がより現実的である。
【0004】ところで、インターネットで情報提供サー
ビスを受けるユーザ数が例えば数千〜数万人にも及ぶ場
合でも、これらのユーザの端末にプッシュ型配信方法で
情報を安定的に提供する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、リアルプッシ
ュ方式を採用した場合、非常に多数のユーザに情報を安
定的に提供しようとすると、非常に多数台のサーバを設
置しなければならないという問題があった。これはプッ
シュ型配信方法では、更新データを複数のユーザに時間
差なく配信するためにマルチタスク処理が採用されてい
ることに原因がある。マルチタスク処理は、ユーザ一人
に1つずつ用意した複数の配信プログラムを極く短時間
に切換えながら同時並列的に処理する方式であるため、
ある程度の数までのユーザに対してはさほど遅延なくほ
ぼ同時期に配信処理ができるが、ユーザ数が非常に多い
場合は非常に多数のプログラム間を切換える切換処理に
却って時間を要し、遅延の原因となっていた。また、同
時に接続するユーザ数分のCPUなどのサーバ資源が、
接続ユーザ数に対しリニアに消費される。また、特にイ
ンターネット回線の場合、ユーザ一人ひとりの通信環境
(回線環境や端末環境等)が大きく異なり、最も通信環
境の悪いユーザにシステム全体のパフォーマンスを左右
され易いという問題があった。
【0006】このため、サーバ1台当たりが受け持つ端
末数をある程度の数に制限せざるを得ず、例えば数千〜
数万人のユーザを相手とする情報配信システムを構築す
る場合、サーバ設置台数が非常に多くなるという問題が
あった。このような事情から、同時接続可能な端末数を
多くしインターネットという個々のユーザ毎に異なる回
線状況にあってなおデータのリアルタイム性を確保でき
る配信方法が要求されていた。
【0007】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたものであって、その第1の目的は、秒単位や分単位
で更新されるデータでもユーザの端末にさほど表示の遅
延を伴わずインターネット等のネットワークを介して配
信でき、しかもサーバとして用いられるコンピュータの
負荷を軽減することによって、1台のサーバが受け持つ
端末数を増やすことを可能とするプッシュ型情報配信方
法、プッシュ型情報配信用プログラム、記録媒体及びプ
ッシュ型情報配信装置を提供することにある。また、第
2の目的は、ユーザ毎の通信環境に応じて配信方式を切
り替えることによって、通信環境の悪い一部のユーザに
よってサーバ全体のパフォーマンスが左右されることを
起き難くすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために請求項1に記載の発明は、端末から受け付けた
情報についてそのデータが更新されると、その更新され
たデータを前記端末に対しコンピュータネットワークを
通じてプッシュ方式で配信するプッシュ型情報配信方法
であって、コンピュータのOS層に格納された非同期型
通信プロトコルによって複数の端末に対する送受信処理
を司る送受信手段を構築するとともに、プッシュ方式の
配信処理を該送受信手段に非同期で実行させるように指
示するようにし、端末から受け付けた情報についてその
データが更新されたことをコンピュータの更新検出手段
が検出する段階と、コンピュータの配信手段が、前記更
新が検出された前記情報の配信待ち状態にある複数の端
末のうち送信可能状態にある端末に該更新データを配信
するための配信処理を前記送受信手段にシリアライズ処
理で指示するとともに、その際に前記送受信手段が送信
中の端末に対しては送信せず該更新データを一時保管
し、当該送信中の端末が送信可能状態になったことを知
ると、それまでに保管されて溜まったデータをまとめて
該端末に送信する送信処理を前記送受信手段に指示する
段階とを備えたことを要旨とする。
【0009】この発明によれば、配信手段は送受信手段
に配信処理又は送信処理を指示すれば、その指示した処
理は配信手段と非同期で動作する送受信手段が実行する
ため、例えば端末から受信の応答を待つことなく、配信
手段は処理を指示した後に直ぐ次の処理に移ることがで
きる。またデータ更新検出時にシリアライズ処理(ルー
プ処理)で配信処理を指示するため、同時並列処理(マ
ルチタスク法)のような多数プログラム間の切換処理を
伴わず、配信先の端末数がかなり多数であっても遅延し
難く、しかも全ての配信先でデータを共有できるためメ
モリ資源を消費し難い。また送信中の端末には送信可能
状態になったときにそれまで保管して溜まったデータを
まとめて送信するため、端末に早くデータを送信できる
うえ、コンピュータの負荷も軽減される。
【0010】前記第2の目的を達成するために請求項2
に記載の発明は、端末から受け付けた情報についてその
データが更新されると、その更新されたデータを前記端
末に対しコンピュータネットワークを通じてプッシュ方
式で配信するプッシュ型情報配信方法であって、端末毎
に適用される配信方式として、更新起動型配信方式とタ
イマ起動型配信方式との二方式を備え、前記情報のデー
タ更新検出時に起動されてその情報を待つ端末に対し該
更新データを配信する更新起動型配信方式の処理をコン
ピュータの配信手段が行う段階と、端末毎の通信速度を
直接又は間接的にコンピュータが判定する段階と、更新
起動型配信方式が適用された端末のうち通信速度が基準
より遅いと判断された端末についてはその適用される配
信方式を、更新起動型配信方式からタイマ起動型配信方
式にコンピュータが切り替える段階と、コンピュータの
タイマ手段により設定時間毎に起動されてその起動時の
最新の更新データをその情報を待つ端末に配信するタイ
マ起動型配信方式の処理を前記配信手段が行う段階とを
備えたことを要旨とする。
【0011】この発明によれば、更新起動型配信方式が
適用された端末は、更新の度にデータが配信されるが、
例えば通信環境が悪く通信速度の遅い端末については、
適用される配信方式が、更新起動型配信方式からタイマ
起動型配信方式に切り替えられる。このように端末毎の
通信環境に応じて配信方法を切り替えることによって、
通信環境の悪い一部の端末(ユーザ)によってサーバ全
体のパフォーマンスが左右される不都合が起き難くな
る。なお、タイマ起動型配信方式の設定時間は、その起
動頻度が更新起動型配信方式の起動頻度(更新頻度)よ
りも少なくなるように設定されるのが望ましい。
【0012】請求項3に記載の発明は、端末から受け付
けた情報についてそのデータが更新されると、その更新
されたデータを前記端末に対しコンピュータネットワー
クを通じてプッシュ方式で配信するサーバ機能をコンピ
ュータに実現させるプッシュ型情報配信用プログラムで
あって、特に、コンピュータのOS層に格納された非同
期型通信プロトコルによって構築された送受信手段に対
しプッシュ方式の配信処理を指示するまでの処理を行う
アプリケーションが有するプログラムであり、コンピュ
ータを、端末から受け付けた情報についてそのデータが
更新されたことを検出する更新検出手段と、前記更新検
出手段が前記情報についてそのデータが更新されたこと
を検出すると、その更新データを該情報の配信待ち状態
にある複数の端末のうち送信可能状態にある端末に配信
するための配信処理を前記送受信手段にシリアライズ処
理で指示するとともに、その際に前記送受信手段が送信
中の端末に対しては送信せず該更新データを一時保管
し、当該送信中の端末が送信可能状態になったことを知
ると、それまでに保管されて溜まったデータをまとめて
該端末に送信するための送信処理を前記送受信手段に指
示する配信方式をとる配信手段として機能させることを
要旨とする。
【0013】この発明によれば、請求項1に記載の発明
と同様の作用効果が得られる。請求項4に記載の発明
は、請求項3に記載のプッシュ型情報配信用プログラム
において、前記配信手段は、前記配信方式である第1配
信方式と、該第1配信方式とはデータ更新検出時に前記
送信可能状態の端末に対する配信処理をシリアライズ処
理で指示し、前記送信中の端末に対して前記更新データ
を一時保管するまでは同じ処理で、送信中の端末が送信
可能状態となったことを知ると、それまでに保管されて
溜まったデ−タのうち更新時期の異なる同一情報のデー
タについては最新データのみを採用する間引き処理をし
て該間引き処理後のデータをまとめて該端末に送信する
送信処理を前記送受信手段に指示する第2配信方式とを
採用し、コンピュータを、前記配信手段と、端末毎の通
信速度を直接又は間接的に判定する判定手段と、前記判
定手段により通信速度が基準よりも遅いと判定された端
末に対しては、前記第1配信方式から第2配信方式に切
り替える切替手段として機能させることを要旨とする。
【0014】第1配信方式が適用された端末の通信速度
が基準よりも遅いと判定されると、その端末には第2配
信方式が適用される。よって、送信可能状態となった端
末にそれまで保管されて溜まったデータをまとめて送信
する際に、間引き処理が行われ、更新時期の異なる同一
情報のデータについては最新データのみが採用されて古
いデータが間引かれるため、送信されるデータ量が少な
く済み通信負荷の低減により通信速度を速められるう
え、コンピュータの負荷も軽減される。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項3又は4
に記載のプッシュ型情報配信用プログラムにおいて、前
記配信手段は、プッシュ方式配信の対象とされる端末に
適用される配信方式として、データ更新検出時に起動さ
れる前記配信方式である更新起動型配信方式の処理と、
コンピュータのタイマ手段によって設定時間毎に起動さ
れるタイマ起動型配信方式の処理とを採用しており、コ
ンピュータを、端末毎に通信速度を直接又は間接的に判
定する判定手段と、前記判定手段により通信速度が基準
よりも遅いと判定された端末に対してはその適用される
方式を、前記更新起動型配信方式からタイマ起動型配信
方式に切り替える切替手段と、前記タイマ起動型配信方
式に切り替えられた端末に対しては、前記タイマ手段に
よる設定時間毎の起動時における最新の更新データを該
情報の配信待ち状態にある複数の端末のうち送信可能状
態にある端末に配信する配信処理を前記送受信手段にシ
リアライズ処理で指示するとともに、その際に前記送受
信手段が送信中の端末に対しては送信せず該更新データ
を一時保管し、当該送信中の端末が送信可能状態になっ
たことを知ると、それまでに保管されて溜まったデータ
をまとめて該端末に送信する送信処理を前記送受信手段
に指示する前記配信手段として機能させることを要旨と
する。
【0016】この発明によれば、更新起動型配信方式が
適用される端末の通信速度が基準よりも遅いと判定され
ると、この端末に適用される配信方式が更新起動型配信
方式からタイマ起動型配信方式に切り替えられる。この
ように端末毎の通信速度に応じて通信速度の遅い端末に
ついては、配信方法が更新起動型配信方式からタイマ起
動型配信方式に切り替えられるため、通信環境の悪い一
部の端末(ユーザ)によってサーバ全体のパフォーマン
スが左右される不都合が起き難くなる。特に請求項4の
発明において適用された場合、通信速度の遅い端末につ
いては、まず更新起動型配信方式の第1配信方式から第
2配信方式に切り替わり、それでも通信速度が遅ければ
さらに第2配信方式からタイマ起動型配信方式に切り替
わる。よって、適用される配信方式が端末毎に3段階の
うちから自動切替えされることによって、通信環境の悪
い一部の端末(ユーザ)によってサーバ全体のパフォー
マンスが左右される不都合を一層防ぎ易くなる。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のプッシュ型情報配信用プログラムにおいて、前記配信
手段には、前記タイマ起動型配信方式としてその起動さ
れる設定時間が異なる複数段階用意されており、端末毎
に通信速度を直接又は間接的に判定する判定手段と、タ
イマ起動型配信方式が適用された端末のうち、前記判定
手段により通信速度が基準よりも遅いと判定された端末
に対しては、前記タイマ手段によって起動される設定時
間のより長い段階へと切り替える切替手段とをサーバコ
ンピュータに機能させることを要旨とする。
【0018】この発明によれば、タイマ起動型配信方式
に切り替えられた後においても、さらに端末の通信速度
が基準よりも遅いと判定されると、設定時間がより長い
段階へと切り替えられる。よって、通信環境の悪い一部
の端末(ユーザ)によってサーバ全体のパフォーマンス
が左右される不都合が一層起き難くなる。
【0019】請求項7に記載の発明は、端末から受け付
けた情報についてそのデータが更新されると、その更新
されたデータを前記端末に対しコンピュータネットワー
クを通じてプッシュ方式で配信するサーバ機能をコンピ
ュータに実現させるプッシュ型情報配信用プログラムで
あって、特に、コンピュータのOS層に格納された非同
期型通信プロトコルによって構築された送受信手段に対
しプッシュ方式の配信処理を指示するまでの処理を行う
アプリケーションが有するプログラムであり、コンピュ
ータを、複数段階設定された設定時間毎にコンピュータ
のタイマ手段によって起動され、その起動時における前
記情報についての最新の更新データを該情報の配信待ち
状態にある複数の端末のうち送信可能状態にある端末に
配信する配信処理を前記送受信手段にシリアライズ処理
で指示するとともに、その際に前記送受信手段が送信中
の端末に対しては送信せず該更新データを一時保管し、
当該送信中の端末が送信可能状態になったことを知る
と、それまでに保管されて溜まったデータをまとめて該
端末に送信する送信処理を前記送受信手段に指示する配
信手段と、端末毎に通信速度を直接又は間接的に判定す
る判定手段と、前記判定手段により通信速度が基準より
も遅いと判定された端末に対しては、前記タイマ手段に
よって起動される設定時間がより長い段階の配信方式に
切り替える切替手段として機能させることを要旨とす
る。
【0020】この発明によれば、配信手段は送受信手段
に配信処理又は送信処理を指示すれば、その指示した処
理は配信手段と非同期で動作する送受信手段が実行する
ため、例えば端末から受信の応答を待つことなく、配信
手段は処理を指示した後に直ぐ次の処理に移ることがで
きる。また設定時間毎に起動されてシリアライズ処理
(ループ処理)で配信処理を指示するため、同時並列処
理(マルチタスク法)のような多数プログラム間の切換
処理を伴わず、配信先の端末数がかなり多数であっても
遅延し難い。また送信中の端末には送信可能状態になっ
たときにそれまで保管して溜まったデータをまとめて送
信するため、端末に早くデータを送信できるうえ、コン
ピュータの負荷も軽減される。端末の通信速度が基準よ
りも遅いと判定されると、設定時間がより長い段階の配
信方式に切り替えられる。よって、通信環境の悪い一部
の端末(ユーザ)によってサーバ全体のパフォーマンス
が左右される不都合が起き難くなる。
【0021】請求項8に記載の発明は、コンピュータ読
み取り可能な記録媒体には、請求項3〜7のいずれか一
項に記載のプッシュ型情報配信用プログラムが記録され
ていることを要旨とする。
【0022】この発明によれば、記録媒体に記録された
プログラムより請求項3〜7のいずれか一項に記載の発
明と同様の作用効果が得られる。請求項9に記載の発明
は、端末から受け付けた情報についてそのデータが更新
されると、その更新されたデータを前記端末に対しコン
ピュータネットワークを通じてプッシュ方式で配信する
プッシュ型情報配信装置であって、請求項3〜7のいず
れか一項に記載された、コンピュータが備える前記送受
信手段と、コンピュータが備える前記配信手段とを少な
くとも含む、コンピュータが備える前記各手段を備えた
ことを要旨とする。
【0023】このプッシュ型情報配信装置によれば、請
求項3〜7のいずれか一項に記載された発明と同様の作
用効果が得られる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を、図1〜図8に基づいて説明する。図1は、プッ
シュ型情報配信システムの構成ブロックを示す。
【0025】プッシュ型情報配信システム1は、例えば
秒単位または分単位で更新される情報をデータで提供す
る情報発信源サーバ2と、この情報発信源サーバ2から
受信した更新データを配信するコンピュータとしての配
信用サーバ(サーバコンピュータ)3と、配信用サーバ
3に接続(ログイン)をする多数の端末(クライアン
ト)4とから構成される。配信用サーバ3は、リアルプ
ッシュ方式を採用するものである。
【0026】配信用サーバ3は例えば専用回線を通じて
情報発信源サーバ2と接続され、端末4はコンピュータ
ネットワークとしてのインターネット5を通じて配信用
サーバ3に接続する。この接続には例えばダイヤルアッ
プ接続や専用回線接続などで行われ、この接続方式や端
末性能(例えばモデム性能等)などの違いによってユー
ザ毎に通信環境は大きく異なる。
【0027】配信用サーバ3は例えばパーソナルコンピ
ュータからなり、本例では複数(例えば2つ)のCPU
を有する。配信用サーバ3の例えばハードディスクに
は、OS(Operating Sistem)およびインターネット通
信用プロトコルであるTCP/IPを含むOS用ソフトウェア
と、リアルプッシュ方式の配信処理をするなどのための
アプリケーションプログラムが格納されている。この実
施形態では、TCP/IPライブラリは「非同期」の設定がな
されており、TCP/IPはアプリケーションプログラムと非
同期で動作する非同期型通信プロトコルとしての非同期
型TCP/IPとして機能する。
【0028】OS管理下にある送受信部6は、非同期型
TCP/IPから構成されている。送受信部6は、送受信ポー
トとして機能する複数の端末4用の接続ハンドル(接続
ID)7と、情報発信源サーバ2用の接続ハンドル8と
を備える。
【0029】また配信用サーバ3は、通信制御部9、デ
ータテーブル10、ユーザテーブル11およびタイマ1
2を備えている。通信制御部9は、更新検出手段として
の更新受付部13、ユーザ受付部14および配信手段と
しての配信処理部15を備え、さらに配信処理部15は
プル処理部16およびプッシュ処理部17を備えてい
る。各部9〜16はアプリケーションプログラムとCP
Uとメモリ等から構成されており、CPUがアプリケー
ションプログラムを実行することで実現される配信処理
のための各種機能部として構成される。
【0030】通信制御部9は、送受信部6からの各種TC
P/IPイベントにより起動される。また、送受信部6は通
信制御部9と非同期で動作し、更新データの受付処理、
端末(ユーザ)4の受付処理、ユーザへの配信処理など
を司る。更新受付部13は更新イベントにより起動さ
れ、接続ハンドル8を通じて受信した更新データをデー
タテーブル10に格納する。またユーザ受付部14は要
求イベントにより起動され、端末4のログイン処理をし
て接続ハンドル7を割り当てるとともにユーザに関する
データ(接続ハンドルID等)をユーザテーブル11に
格納する。
【0031】プル処理部16は、端末4からユーザが見
たい情報についての最初のアクセスを受け付けた時にプ
ル方式でデータ送信処理をし、プッシュ処理部17はそ
の後のログイン中にリアルプッシュ方式(以下、単にプ
ッシュ方式と称す)で更新データの配信処理をする。ユ
ーザが一度アクセスして端末4の画面上に表示されたデ
ータ(表示内容)は、配信用サーバ3がプッシュ方式の
配信処理をすることによって、再度のアクセスをしなく
ても自動的に更新される。
【0032】通信制御部9は、非同期型TCP/IPのプロト
コルからなるOS管理下の送受信部6に対し更新データ
の配信の依頼(指示)をする配信依頼処理をし、送受信
部6は、プル処理部16またはプッシュ処理部17から
受け付けた配信処理を非同期で実行する。送受信部6で
は、配信処理の際、端末4への更新データ配信後、配信
した全ての端末4から受信応答(ACK)を受信するま
でデータを保持して待機し、送信ミスがあれば再送処理
をし、全ての端末4からACKを受信してからデータを
破棄する。このようにACK受信確認するまで次の処理
に移行できないが、プッシュ処理部17と送受信部6と
は非同期であることから、プッシュ処理部17は送受信
部6にデータの配信(送信)を依頼さえすれば配信処理
が完了するまで待つことなく次の処理に移ることができ
る。
【0033】配信用サーバ3は、リアルタイム配信の定
義を最新データに対して遅延を最大限少なく配信するこ
とと定義してユーザ〜サーバ間の接続環境やデータ特性
に見合ったデータ配信方式を選択する。非同期型TCP/IP
とスレッドプールとの組み合わせによる同時配信処理数
の高効率化を図ることを特徴とする。
【0034】本実施形態では、高効率な配信を実現する
ためのベースとして、全てのTCP/IP通信処理動作は、非
同期型TCP/IPライブラリとスレッドプールの概念とを使
用する。非同期型では接続ハンドルと処理との分離に加
え、通信処理の完了を待たずに次の動作へ移ることが可
能である。プッシュ処理部17では、同一キー(同一情
報)の更新データの配信を待つ全ユーザに対する配信処
理に一つの処理スレッドを作成し、一つの処理スレッド
をループ処理で実行することにより、更新データをユー
ザ一人ずつ順番にシリアライズ送信する。
【0035】送受信部6は、各端末4へ更新データ配信
後、端末4から受信確認応答(ACK)を受信して接続
ハンドル7が空くまで次のデータを送信できない。その
ため、送信中のユーザについては送信完了イベントが発
生するまで、そのユーザの配信のための処理スレッドを
一時メモリに格納(プール)する。そして、ユーザ毎に
データを送信待ちキューに一時格納し、送信完了イベン
トの発生によって接続ハンドル7の空きが確認される
と、そのユーザの送信待ちキューに格納されたデータの
送信を送受信部6に依頼する。
【0036】ここで、メモリに格納しておけるスレッド
数(ユーザ数)=同時起動数に上限が設定されている。
これは、同時に動作するスレッド数を制限しないと送信
完了イベントが仮に同時に全ユーザ分発生した場合に、
その分のスレッドを起動してしまうと、CPU効率が著
しく落ちてしまい、送信の場合にシリアライズ化した意
味がなくなってしまうからである。プールするスレッド
数を制限することで結果として送信完了イベントや配信
要求に基づく処理も、ある程度のシリアライズ(経時時
間に従って順番に処理)がなされる効果がある。つまり
本実施形態では、同時にイベント(接続要求や受信、送
信完了)が発生した場合においても、意識的に同時稼動
処理数を制限してシリアライズ化させることでCPU数
に見合った最も効率的な同時処理と使用メモリ低減が可
能となる。
【0037】また本実施形態では、ユーザ毎の通信環境
(回線種等)やデータ特性の違いを考慮し、その通信速
度に応じて配信方法をユーザ毎に柔軟に切り替える方式
を採用している。配信方法として3つの方式を採用す
る。すなわち、通信速度の高速なユーザにはベストエフ
ォート(BEST EFFORT )方式(第1配信方式と称す)、
通信速度のやや遅いユーザにはデファード(DEFERRED)
方式(第2配信方式と称す)、通信速度の遅いユーザに
はタイマ(TIMER )配信方式を採用する。判定手段とし
ての判定部17Aがユーザ毎に通信速度を判定し、通信
速度が遅いと判定されたユーザには、第1配信方式(単
に第1方式という)→第2配信方式(単に第2方式とい
う)→タイマ配信方式(単にタイマ方式という)の順で
段階的に配信方式が自動的に切り替えられる設定となっ
ている。この配信方式の切替えは、切替手段としてのプ
ッシュ処理部17が行う。
【0038】第1方式と第2方式は、更新イベントによ
り起動される更新起動型の配信方式であり、タイマ方式
はタイマ12により設定時間(一定時間間隔)t1 ,t
2 ,…,tn (但し、t1 <t2 <…<tn )毎に起動
されるタイマ起動型の配信方式である。ここで、一定時
間間隔t1は、更新起動型の第1方式および第2方式よ
りも、起動間隔時間が相対的に長くなるように設定され
ている。なお、本実施形態では、タイマ方式に設定され
る設定時間を複数段階(n段階)としているが、設定時
間は1段階とすることもできる。
【0039】次に、通信制御部9が管理するデータテー
ブル10およびユーザテーブル11について説明する。
図3に示すように、データテーブル10は、更新データ
の管理、更新データの配信処理をする際に配信必要性の
有無や配信先の特定などをするための参照用に使用され
るもので、キー項目、データ項目、更新フラグ、配信待
ちキュー、およびTIMER 配信待ちキューなどのデータ列
からなる。キー項目には、情報の識別番号であるキーが
格納される。データ項目には更新データが格納される。
例えば更新イベントにより更新通知がなされた更新デー
タは同一キーのデータに上書きされ、データ項目には常
に最新の更新データが格納される。更新フラグには、タ
イマ配信処理用のデータ更新を示すフラグが格納され
る。配信待ちキューには、第1方式と第2方式での配信
待ちユーザエントリ用待ち行列が格納される。タイマ方
式の配信待ちキューには、タイマ方式での配信待ちユー
ザエントリ用待ち行列が格納される。
【0040】図4に示すように、ユーザテーブル11に
は、接続ハンドル、送信中フラグ、間引き送信フラグ、
配信待ちエントリ用バッファ配列、送信待ちキュー、送
信待ちキュー格納数およびキープアライブ(KeepAlive
)受信時刻などのデータ列からなる。「接続ハンド
ル」とは、接続中の端末4毎に設定されるコネクション
IDの識別番号である。「送信中フラグ」とは、非同期
TCP/IP送信の完了待ちフラグである。「間引き送信フラ
グ」とは、第2方式またはタイマ方式が適用されている
ときにオンになるフラグである。「配信待ちエントリ用
バッファ配列」とは、データテーブル10にエントリす
るためのバッファ配列を示す。バッファ配列は、「デー
タキー」,「後方ポインタ」,「前方ポインタ」,「ユ
ーザID」,「TCPハンドル」,「配信方式」等からな
る。「送信待ちキュー」には、送信待ちデータエントリ
用待ち行列が格納される。「送信待ちキュー格納数」
は、送信待ちキューに格納されたエントリデータ数を示
す。「キープアライブ受信時刻」とは、キープアライブ
電文受信時刻を格納するためのものである。
【0041】次にユーザ毎に配信方法が切り替えられる
3つの方式の内容について説明する。 (1)第1方式(BEST EFFORT 方式)は、更新イベント
が発生した際にデータ毎の配信待ちキューにエントリし
ている(配信の要求を行っている)各ユーザのうち送信
中でないユーザについてはシリアライズ送信依頼を行う
とともに、前回の送信が完了していない場合にユーザ単
位ごとの送信待ちキューに一旦データを格納し、送信完
了時に送信待ちキューの複数データを1つにまとめて送
信する。これによりユーザの端末4までの回線速度に合
わせた遅延および送信パケット数を抑えた回線効率の良
い配信を実現する。1ユーザあたりの送信待ちキュー格
納数が上限値(設定数)を超えた場合は、自動的に第2
方式に移行する設定としている。
【0042】(2)第2方式(DEFERRED方式)は、更新
イベントが発生した際に配信待ちキューへの格納までは
第1方式と同様であるが、配信時に配信待ちキュー内に
同一キーデータが複数存在した場合は、未送信の古いデ
ータを破棄し最新のデータのみを編集して1データとし
て送信する。結果的に間引きされて第1方式に比較して
1回の送信パケットサイズを減らして送信が行われる。
1ユーザあたりの送信待ちキュー格納数が上限値(設定
数)を超えた場合は、自動的にタイマ方式に移行する設
定としている。
【0043】(3)タイマ方式(TIMER 方式)は、タイ
マ12の設定時間毎に処理を起動し、その起動時にデー
タテーブル10が更新されていた場合のみ、その最新の
更新データのみを送信する。タイマ方式の配信待ちキュ
ーにあるユーザには設定時間tk内に複数回の更新があ
っても直近の最新データ以外の更新データが結果的に間
引かれて配信される。タイマ方式に移行したときは最初
に設定時間t1が設定され、1ユーザあたりの送信待ち
キュー格納数が上限値を超えた場合は、設定時間tkか
ら次段階の設定時間tk+1に切り替えられ、最終的に最
後の段階の設定時間tnでも送信待ちキュー格納数が上
限値(設定数)を超えたときは極度にリアル性が低下す
るとしてその端末4の接続を切断する。なお、上限値は
各方式毎に異なる値を設定してもよい。
【0044】このようにユーザ毎の送信待ちキュー格納
数から判定される通信速度に応じてユーザ毎に配信方式
を切り替える。よって、サーバ3までのインターネット
接続環境で常に高速な回線を使用するユーザには第1方
式が適用され、低速な回線を使用するユーザによる大規
模同時接続に対しては実用上問題の無い範囲内でデータ
量を間引く第2方式またはタイマ方式が適用される。自
動的に配信方式の切替えが行われた場合は、配信方式変
更のコマンド電文をユーザの端末4に送信し、ユーザに
対して回線状況の悪化を知らせて別の接続ルートを促
す。
【0045】データ特性上、第2方式およびタイマ方式
による間引き送信が許されるデータの例としては、刻々
更新される値段や数値の情報に関するデータが挙げられ
る。これはユーザにとって最新データさえ見られれば十
分で、秒単位で数回更新された全てのデータを漏れなく
配信するために遅延して表示されるよりも、多少間引か
れても最新データが早く表示されることの方がより重要
だからである。逆にデータ特性上、間引き送信があって
はならない例としてニュースなどがある。情報がニュー
スである場合は、第1方式のみが採用される。
【0046】図2は、配信処理用アプリケーションプロ
グラムを構成する各処理を示すブロック図である。情報
発信源サーバ2は、更新アプリケーション2Aおよび更
新モジュール2Bを備え、サーバ2のAPI コールを呼び
出すことにより配信用サーバ3にTCP/IP接続し、最新デ
ータを配信用サーバ3に送信する。また端末4は、アプ
リケーション(ブラウザ等)4Aおよびクライアントモ
ジュール4Bを備えており、端末4のAPI コールを呼び
出すことによりインターネット5を通じて配信用サーバ
3にTCP/IP接続する。
【0047】サーバ3は、例えばネットワークカード等
からなるハードウェア層18、OSおよび非同期型TCP/
IPからなるOS層19およびアプリケーション層20を
有している。非同期型TCP/IPにより構成される送受信部
6はOS層19に属する。
【0048】アプリケーション層20には、配信処理用
アプリケーションを構成するプログラム群およびデータ
群がある。図1のアプリケーション部分の各構成部10
〜17は、CPUが図2の各処理(小プログラム群)を
実行することで実現される。その対応関係を述べると、
図2に示すように、更新受付部13は、更新側TCP/IPイ
ベント管理(更新側イベント管理と称す)21と更新受
付処理22とを有する。また、ユーザ受付部14は、配
信側TCP/IPイベント管理(ユーザイベント管理と称す)
23、ユーザ受付処理24、キープアライブタイマ処理
25およびクリーナップ処理26を有する。さらに配信
処理部15は配信処理27を有し、タイマ12はタイマ
処理28を有する。
【0049】更新側イベント管理部21は、サーバ2の
接続、切断やデータ受信などの各TCP/IPイベントを受け
付け、データスレッド(プログラム)を起動する。更新
側イベント管理部21は、スレッドプールで構成されて
おり、CPU数に応じて同時起動する処理スレッド数を
規定し、規定数を超えた場合はシーケンシャルに起動処
理を行うことで、処理スレッド数過多によるOSのオー
バーヘッドを防ぐ。
【0050】更新受付処理22は、更新側イベント管理
部21から受け付けた各TCP/IPイベントによって起動さ
れるデータスレッドからなる。データスレッドは、各TC
P/IPイベントの種類に応じて起動される3つの処理群を
有する。すなわち(1) ログイン受付処理、(2) ログアウ
ト受付処理、(3) 受信処理である。(1) ログイン受付処
理は、TCP/IP接続を受け付ける処理である。(2) ログア
ウト受付処理は、TCP/IP切断を受け付ける処理である。
(3) 受信処理は、配信処理27を呼び出して更新データ
を配信処理27に引き渡す処理である。
【0051】ユーザイベント管理23は、ユーザクライ
アントからの接続、切断や送信完了などの非同期TCP/IP
イベントを受け付け、ユーザスレッド(プログラム)を
起動する。ユーザイベント管理23は、スレッドプール
で構成されており、CPU数に応じて同時起動する処理
スレッド数を規定し、規定数を超えた場合はシーケンシ
ャルに起動処理を行うことで、処理スレッド数過多によ
るOSのオーバーヘッドを防ぐ。
【0052】ユーザ受付処理24は、ユーザイベント管
理23が受け付けた各TCP/IPイベントにより起動される
ユーザスレッド(プログラム)からなる。ユーザスレッ
ドは、各TCP/IPイベントの種類に応じて起動される8つ
の処理群を有する。すなわち、(1) ログイン受付処理、
(2) ログイン要求受信、(3) ログアウト処理、(4) 配信
要求受信処理、(5) キープアライブ受信処理、(6) 送信
完了処理、(7) 再送処理、(8) エラー処理である。
【0053】(1) ログイン受付処理は、TCP/IP接続を受
け付け、ユーザテーブル11へのエントリを追加する処
理である。(2) ログイン要求受信処理は、ユーザIDを指
定してデータの配信のために配信処理27の呼び出しを
する処理である。(3) ログアウト受付処理は、TCP/IP切
断を受け付け、クリーナップ処理26へ通知する処理で
ある。(4) 配信要求受信処理は、データテーブル10の
配信待ちキューへのエントリ追加およびデータテーブル
10の最新データを配信処理27へ通知する処理であ
る。(5) キープアライブ受信処理とは、ユーザの端末4
の通信接続が生きているかをサーバ3が監視するため
に、端末4が一定間隔刻みで送信してくるキープアライ
ブデータを受信した時のキープアライブ受信時刻をユー
ザテーブル11に書き込む処理である。(6) 送信完了処
理は、TCP/IP送信の完了(送信完了イベント)を受け付
け、配信処理27へ送信完了を通知する処理である。
(7) 再送処理は、TCP/IP送信においてパケット分割が発
生した場合、配信処理27へ通知する処理である。(8)
エラー処理は、クリーナップ処理26へ通知する処理で
ある。
【0054】キープアライブタイマ処理25は、設定時
間毎にタイマにより起動され、ユーザテーブル11にキ
ープアライブ受信時刻が入っているかをユーザ数分チェ
ックし、チェック後キープアライブ受信時刻をクリアす
る。設定時間間隔を過ぎてもキープアライブ受信時刻が
入っていないユーザは正常にログアウトしないで終了し
たと判断してそのユーザの端末4を通信不通とみなし、
切断のためにクリーナップ処理26を呼び出す。
【0055】クリーナップ処理26は、ユーザテーブル
11における指定ユーザのレコードおよびデータテーブ
ル10の配信要求等の全データの削除(クリア)、およ
びTCP/IP接続の切断処理を行う。これによりコネクショ
ンやユーザテーブル11などに無駄なリソースが残るこ
とを回避する。
【0056】タイマ処理28は、タイマ方式の配信でタ
イマにより予め設定された複数種の設定時間tk毎の時
刻になると、配信処理27に対し、タイマ方式の設定時
間tkが適用された配信待ちのエントリユーザに対する
タイマ配信処理を行うことを指示するタイマ配信通知を
行う。タイマ処理28は例えばユーザテーブル11にタ
イマ方式が適用されたユーザが存在するときのみ、タイ
マ配信通知を行う。
【0057】配信処理27は、更新データの蓄積、配信
に関する制御を行うプログラムからなり、他の処理から
受け付けた通知の種類に応じて起動される5つの処理を
備える。すなわち(1) 更新データ蓄積処理、(2) プル処
理、(3) 更新データ配信処理、(4) 送信完了処理および
(5) タイマ配信処理である。なお(3) 〜(5) の処理はプ
ッシュ処理に該当する。
【0058】(1) 更新データ蓄積処理は、データテーブ
ル10を検索し、該当キーレコードが存在する場合、上
書きし、存在しない場合は追加保存する。この時、該当
レコードの更新フラグをオンにする。
【0059】(2)プル処理は、端末4の画面上でのアク
セスを受け付けたときに、ユーザイベント管理23の配
信要求受信処理が通知する配信要求によって起動され、
データテーブル10からその要求キーのデータ項目を編
集して送信する送信依頼を行う。
【0060】(3) 更新データ配信処理は、更新データを
受信した際にデータテーブル10の配信待ちキュー(第
1方式、第2方式)にユーザエントリが存在する場合、
全てのエントリ数分のループ処理を行う。ユーザテーブ
ル11におけるエントリユーザのレコードを参照し、送
信中フラグがオフの場合はそのユーザに対する送信依頼
を行う。送信中フラグがオンの場合は、その場で送信せ
ずにユーザテーブル11の送信待ちキューにエントリを
行う。
【0061】(4) 送信完了処理は、送信完了ユーザの送
信待ちキューにエントリデータが存在する場合、全ての
エントリデータを取り出し、ユーザの間引き送信フラグ
がオフ(第1方式)の場合、全データ(複数キー含む)
を同一パケットでまとめて送信する。またユーザの間引
き送信フラグがオン(第2方式またはタイマ方式)の場
合、同一キーデータについては最新データのみとする間
引き処理を行い、複数キーデータを同一パケットでまと
めて送信する。送信待ちキューにエントリデータが存在
しない場合は送信中フラグをオフとする。
【0062】(5) タイマ配信処理は、タイマ処理28か
ら設定時間tkのタイマ配信要求を受け付けた場合、デ
ータテーブル10を参照してその設定時間tkの更新フ
ラグがオンとなっているキーが存在すれば、そのキーに
ついて設定時間tkの配信待ちキューのエントリユーザ
を取り出す。そして、ユーザテーブル11を参照してそ
のエントリユーザの送信中フラグがオフの場合は、更新
データを送信する送信依頼を行う。一方、送信中フラグ
がオンの場合は、ユーザテーブル11の送信待ちキュー
にエントリする。なお、配信処理27では上記5つの処
理の他に送信中パケットをTCP/IP非同期で再送する再送
処理も行われる。
【0063】次に、第1方式、第2方式、タイマ方式の
各配信処理および端末(ユーザ)毎の通信環境に応じた
配信方式に自動切り替えする処理について、図5〜図7
に示すフローチャートを用いて説明する。
【0064】ここで、図5は、第1方式と第2方式にお
いて更新イベントによって起動されるプログラムであ
り、配信処理27における更新データ配信処理に相当す
る。また図6は、タイマ方式においてタイマ処理28か
らのタイマ配信要求を受け付けた時に起動されるプログ
ラムであり、配信処理27におけるタイマ配信処理に相
当する。また図7は、送信完了イベントによって起動さ
れるプログラムであり、配信処理27における送信完了
処理に相当する。
【0065】多数の端末4がサーバ3にログインし、各
ユーザは端末4の画面上に見たい情報があるとこれにア
クセスする。サーバ3がそのアクセスを受信すると、送
受信部6はアクセスによって要求された情報について要
求イベントを発生し、ユーザスレッドが起動されて配信
要求受信処理によって配信要求が配信処理27に通知さ
れる。さらに配信処理27ではその通知によってプル処
理が起動され、要求イベントに応じる形でプル処理部1
6によってプル方式でのデータ送信が行われる。ログイ
ン後の端末4とサーバ3との接続は維持される。また、
サーバ3には情報発信源サーバ2から所定の情報の更新
データが逐次送信されてくる。サーバ3が更新データを
受信して送受信部6からの更新イベントを受け付ける
と、更新側イベント管理21は更新受付処理22のデー
タスレッドを起動させる。そして受信処理によって更新
データは更新通知と共に配信処理27に引き渡される。
【0066】<更新起動型配信依頼ルーチン>配信処理
27は、更新データおよび更新通知を受信する度に、図
5の更新起動型配信依頼ルーチンを実行する。これは第
1方式と第2方式のユーザを対象とする配信処理であ
る。
【0067】図5に示すように、ステップ(以下、
「S」と記す)11では、データテーブル10における
該当キーのデータ項目に更新データを上書き(更新)す
る。この際、データテーブル10においてその該当キー
のタイマ方式用の更新フラグをオンにする。
【0068】S12では、そのキーを待つユーザ(第1
方式または第2方式)の配信待ちキューを読み出し、最
初であるここでは配信待ちキューに格納されたうちまず
最初のユーザを読み出す。
【0069】S13では、ユーザテーブル11を参照
し、送信可能状態(送信中フラグオフ)にあるユーザ
(接続ハンドル)であるか否かを判断する。送信可能状
態のユーザであればS14に進み、送信中ユーザであれ
ばS16に進む。
【0070】S14では、そのユーザの接続ハンドルを
指定して送受信部6に更新データの送信依頼をする。S
15では、送信依頼を終えたユーザを送信中とする。つ
まり、ユーザテーブル11においてそのユーザ(接続ハ
ンドル)の送信中フラグをオンにする。
【0071】S16では、ユーザテーブル11中のその
ユーザ(接続ハンドル)の送信待ちキューに更新データ
を格納(エントリ)する。S17では、送信待ちキュー
の格納数が上限値を超えたかどうかを判断する。その格
納数が上限値を超えた場合はS18に進み、上限値を超
えない場合はS19に進む。
【0072】S18では、次段階の配信方式へ移行す
る。すなわち送信待ちキューの格納数が上限値を超えた
ユーザに適用された配信方式が第1方式であれば第2方
式に移行し、その上限値を超えたユーザに適用された配
信方式が第2方式であればタイマ方式に移行する。第1
方式から第2方式への移行は、ユーザテーブル11の間
引き送信フラグをオンにすることによって行われる。ま
た第2方式からタイマ方式への移行は、データテーブル
10中の配信待ちキューの格納データをタイマ方式の設
定時間t1の配信待ちキューに移動させることで行う。
【0073】S19では、配信待ちキューにエントリさ
れた全ユーザ(接続ハンドル)について処理を終えたか
否かを判断する。全ユーザ終了したときは当該ルーチン
を終了する。一方、全ユーザ終了していなければS12
に戻り、全ユーザの処理を終えるまでS12〜S18の
処理をループ処理で繰り返し行う。これにより配信待ち
キューのうち送信中でない各ユーザ(接続ハンドル)に
対する更新データの送信はユーザ一人ずつ順番にシリア
ライズ送信依頼(シリアライズ処理)される。この配信
の指示を受けた送受信部(非同期型TCP/IP)6は各端末
4に順番に更新データを配信する。ここで最初の端末4
と最後の端末4の発信時間差は、非同期型TCP/IPの使用
によりネットワークドライバ〜ネットワークカード(ハ
ードウェア)に近いレベルの差だけとなる。各端末4か
らの受信応答確認は、アプリケーションプログラムと非
同期で動作する送受信部6が行うため、アプリケーショ
ン上の本ルーチンを実行するCPUは、配信の指示を終
えれば直ぐに次の処理に移ることができる。また配信待
ちキューのうち送信中の各ユーザ(接続ハンドル)につ
いては、各ユーザ毎の送信待ちキューに更新データがエ
ントリされる。
【0074】<tkタイマ起動型配信依頼ルーチン>タ
イマ処理28(12)では設定時間tk毎の時を計時し
ており、設定時間tk(tk=t1,t2,〜tn)のう
ちいずれかが経過する度にタイマ処理28からその時t
k とタイマ配信要求が配信処理27に通知される。この
タイマ配信要求tkを受信すると、図6に示すtkタイマ
起動型配信依頼ルーチンが起動される。
【0075】S21では、データテーブル10を参照
し、最初であるここでは最初のキーについて時間tk の
更新フラグがオンとなっているか否かを判断する。全て
のキーについて順番に見ていくが、先ず始めは最初のキ
ーについて更新フラグがオンであるかどうかをみる。設
定時間tkの更新フラグがオンであればS22に進み、
その更新フラグがオフであればS30に進む。
【0076】S22では、そのキーの更新データを待つ
ユーザの配信待ちキューを読み出し、最初であるここで
は配信待ちキューに格納されたうちまず最初のユーザを
読み出す。
【0077】S23では、ユーザテーブル11を参照
し、送信可能状態(送信中フラグオフ)にあるユーザ
(接続ハンドル)であるか否かを判断する。送信可能状
態のユーザであればS24に進み、送信中ユーザであれ
ばS26に進む。
【0078】S24では、そのユーザの接続ハンドルを
指定して送受信部6に更新データの送信依頼をする。S
25では、送信依頼を終えたユーザを送信中とする。つ
まり、ユーザテーブル11においてそのユーザ(接続ハ
ンドル)の送信中フラグをオンにする。
【0079】一方、S26では、ユーザテーブル11中
のそのユーザ(接続ハンドル)の送信待ちキューに更新
データを格納(エントリ)する。S27では、送信待ち
キューの格納数が上限値を超えたかどうかを判断する。
その格納数が上限値を超えた場合はS28に進み、上限
値を超えない場合はS29に進む。
【0080】S28では、次段階の時間tkへ移行す
る。すなわちタイマ方式の設定時間を、設定時間tk→
設定時間tk+1に移行する。この設定時間tk→tk+1へ
の移行は、データテーブル10中の設定時間tkに対応
する更新フラグと配信待ちキューを、次に適用される設
定時間tk+1の項目欄に移動させることにより行う。
【0081】S29では、配信待ちキューにエントリさ
れた全ユーザ(接続ハンドル)の処理を終えたか否かを
判断する。全ユーザ終了したときはS30に進む。一
方、全ユーザ終了していなければS22に戻り、全ユー
ザ分の処理を終えるまでS22〜S28の処理をループ
処理で繰り返し行う。これにより配信待ちキューのうち
送信中でない各ユーザ(接続ハンドル)に対する更新デ
ータの送信はユーザ一人ずつ順番にシリアライズ送信依
頼(シリアライズ処理)される。この配信の指示を受け
た送受信部(非同期型TCP/IP)6は各端末4に順番に更
新データを配信する。また配信待ちキューのうち送信中
の各ユーザ(接続ハンドル)については、各ユーザ毎の
送信待ちキューに更新データがエントリされる。
【0082】S30では、データテーブル10の全キー
終了したか否かを判断する。データテーブル10の全キ
ーについて更新フラグを走査し終われば当該ルーチンを
終了する。一方、全キーについて更新フラグを走査し終
わっていなければS21に戻る。こうして更新フラグオ
ンの更新データについてS22〜S29の処理を繰り返
し、これを更新フラグオンの全てのキーについて繰り返
す。なお、各設定時間t1,t2,〜tnの計時は、タ
イマ配信通知が同時刻にならないように設定することが
望ましい。
【0083】<送信完了起動型配信依頼ルーチン>送受
信部6は端末4からの受信応答(ACK)を受信すると
送信完了イベントを発生する。これにより配信処理27
は、ユーザ受付処理24から送信完了通知を受け付ける
と、図7の送信完了起動型配信依頼ルーチンを起動す
る。
【0084】まずS31では、ユーザテーブル11を参
照し、その送信完了ユーザ(接続ハンドル)の送信待ち
キューにエントリデータがあるか否かを判断する。送信
待ちエントリデータがなければS37に進み、送信可能
状態の設定(送信中フラグオフ)とする。一方、送信待
ちエントリデータがあるときにはS32に進む。
【0085】S32では、送信待ちキューのエントリデ
ータを読み出す。S33では、間引き送信フラグがオン
であるか否かを判断する。つまりそのユーザ(接続ハン
ドル)に適用された配信方式が、第2方式またはタイマ
方式であるかを判断する。間引き送信フラグがオンとな
った第2方式またはタイマ方式である場合はS34に進
み、一方、間引き送信フラグがオフとなっている第1方
式の場合はS35に進む。
【0086】S34では、送信待キューのエントリデー
タのうち同一キーデータついては、最新の更新データの
みとする間引き処理をする。S35では、間引き処理後
のデータを1つにまとめて、送受信部6にまとめ送信依
頼をする。
【0087】S36では、送信依頼を終えたユーザ(接
続ハンドル)を送信中(送信中フラグオン)とする。よ
って図8に示すように、更新データAを受信すると、こ
の情報を待つ第1方式または第2方式が適用された端末
4のうち送信中でない端末(ユーザ)4に対しこの更新
データAのデータパケットが送信される。この際、この
更新データAを待つ複数の端末4に順番に更新データA
がシリアライズに送信される。データパケットを送信し
た後、そのデータを受信した端末4からの受信応答(A
CK)を受信するまでの間は、その端末4は送信中とさ
れる。
【0088】この送信中の間に新たに受信した更新デー
タ「B,C,D」は送信待ちキューに格納される。そし
てACKを受信して送信完了となった端末4に対しては
データ「B,C,D」はまとめて送信される。例えば送
信待ちキューに「B,C,D,B」が格納されていたと
すると、その端末4が第1方式を適用されたものであれ
ば、データ「B,C,D,B」の全てがまとめて送信さ
れる。一方、その端末4が第2方式を適用されたもので
あれば、データ「B,C,D,B」のうち更新時期の異
なる同一キーデータBについては直近の最新データのみ
が採用される間引きがなされた後のデータ「C,D,
B」がまとめて送信される。
【0089】また端末4が使用する通信環境に起因して
その通信速度が遅いために、ACKを受信するまでの所
要時間が長く、送信待ちキューの格納数が上限値を超え
ると、その端末4に適用される配信方式が次段階の配信
方式に切り替えられる。すなわち第1方式→第2方式、
第2方式→タイマ方式に切り替えられる。よって、送信
待ちキューの格納数が上限値を超えるような通信速度の
遅い端末4に第2方式が適用されると、データ量を小さ
くして通信速度を少しでも速くでき、またユーザの端末
4では画面上に古いデータが一時的に表示されることな
く最新の更新データが早く表示される。
【0090】またタイマ方式では、設定時間tk を経過
する度に更新データがあるかどうかを確かめ、更新デー
タがあればこの情報を待つタイマ方式の端末4のうち送
信中でない複数の端末(ユーザ)4に順番に更新データ
Aがシリアライズに送信される。
【0091】送信中の間に新たに受信した更新データ
「B,C,D,B」は送信待ちキューに格納される。そ
してACKを受信して送信完了となった端末4に対して
はデータ「B,C,D,B」のうち更新時期の異なる同
一キーデータBについては直近の最新データのみが採用
される間引きがなされ、間引き後のデータ「C,D,
B」がまとめて送信される。また通信速度の遅い端末4
であってその送信待ちキューの格納数が上限値を超える
ものについては、タイマ方式の設定時間tk がさらに長
い次段階の設定時間tk+1に切り替えられる。よって設
定時間tk が段階的に長くされていくことにより、結果
的にデータの間引き率が大きくなるので、データ量を小
さくして通信速度を少しでも速くでき、またユーザの端
末4では画面上に最新の更新データが早く表示される。
【0092】以上詳述したように本実施形態によれば、
以下の効果が得られる。 (1)非同期型TCP/IPを使用し、データ更新検出
時に配信処理部15(27)は、非同期で動く送受信部
6に、データの配信または送信の依頼を出すだけでなの
で、配信先の端末4からの受信応答(ACK)を待つこ
となく直ぐに次の処理に移ることができる。また複数ユ
ーザに対する配信処理は1つの処理スレッド(S12〜
S15またはS22〜S25)のループ処理によってユ
ーザ一人ずつ順番にデータがシリアライズ送信されるの
で、マルチタスク処理のようなプログラム間の切換処理
による遅延を回避でき、例えば数百人以上の多数の端末
4に同一データを配信するときには、マルチタスク処理
を採用する場合に比べ、配信処理の所要時間を短く済ま
せられ、OSディスパッチを防ぐことができる。また、
ループ処理であることからシリアライズ送信される複数
ユーザ間で送信データを共有でき、メモリの使用容量が
データ1つ分で済むのでメモリ資源も有効利用できる。
よって、使用メモリの肥大化に原因するオーバーヘッド
を避けられ、多数ユーザの同時配信に対しても通信の遅
延を極力避けることが可能となる。また、シリアライズ
処理で問題となる最初のユーザと最後のユーザの時間差
は、非同期型TCP/IPの使用によりネットワークドライバ
ソフト〜ネットワークカード(ハードウエア層)に近い
レベルの差だけとなる。
【0093】(2)さらに送信中のユーザに対しては送
信せず更新データをそのユーザの送信待ちキューに一時
格納し、その後、そのユーザが送信可能状態になると、
その送信待ちキューにそれまで溜まったデータを1つに
まとめて送信するまとめ送信処理を採用する。よって、
データを個々に送信する場合に比べデータサイズが小さ
く済むうえ、送信処理を一度で済ませられるため、通信
効率を向上させることができる。また、データサイズを
小さくできることから、パケット数が少なく済み、例え
ばパケット課金方式を採用するユーザは通信費を安く抑
えられる。
【0094】(3)ユーザ毎の通信速度を送信待ちキュ
ーの格納数から判定し、通信速度の遅いユーザに対して
はその通信速度に応じた配信方式に、ユーザ毎に、第1
方式→第2方式→タイマ方式の順に段階的に切り替える
ようにした。従って、サーバ3の負担を軽減でき、サー
バコンピュータのパフォーマンスが通信速度の遅い一部
のユーザによって左右されることを防ぎ易くなる。
【0095】(4)第1方式から第2方式に切り替えら
れると、まとめ送信する際に、同一キーデータについて
は最新の更新データのみを採用する間引き処理をする。
このため、データサイズを小さくして送信速度を高めら
れるとともに、サーバコンピュータの負担も軽減でき
る。
【0096】(5)第2方式からタイマ方式に切り替え
られると、一定時間間隔tk毎に起動されて、その時に
更新データがあればその配信待ちキューのユーザに更新
データをループ処理によってシリアライズ送信する。よ
って、一定時間間隔tk内に複数回更新があっても直近
の最新データのみが送信され、事実上の間引きが行われ
る。またタイマ方式では、送信中のユーザについては送
信完了後にそれまで溜まったデータをまとめて送信する
まとめ送信と、そのまとめ送信の際に同一キーデータに
ついては最新データのみとする間引き処理とが行われ
る。従って、サーバ3の負担を軽減でき、サーバコンピ
ュータのパフォーマンスが通信速度の遅い一部のユーザ
によって左右されることを防ぎ易くなる。
【0097】(6)タイマ方式では設定時間tkを複数
段階(tk=t1,…tn)に設定したので、通信速度の
特に遅いユーザに適用するタイマ方式の設定時間tkを
切り替えることにより、サーバ3の負担を軽減でき、サ
ーバコンピュータのパフォーマンスが通信速度の遅い一
部のユーザによって左右されることを防ぎ易くなる。
【0098】なお、実施の形態は、上記に限定されず以
下の態様でも実施できる。 ・ 第1方式、第2方式、タイマ方式などの配信方式の
選択は、サーバ3の判定処理に従う自動切替えではな
く、端末4からユーザ自身が指定する方法を採用しても
よい。
【0099】・ 第1方式、第2方式、タイマ方式の全
てを採用することに限定されない。例えば第1方式のみ
を採用してもよい。また第2方式のみを採用してもよ
い。第1方式と第2方式のみを採用してもよい。第1方
式とタイマ方式のみを採用してもよい。第2方式とタイ
マ方式のみを採用してもよい。タイマ方式のみを採用し
てもよい。タイマ方式のみを採用する場合、設定時間は
1段階でもよいが、第1方式並みのリアルタイム性が確
保される最も時間間隔の短いものと、これよりも長い時
間間隔の少なくとも2通りを設定することが望ましい。
【0100】・ 更新検出手段は、更新イベントによる
のではなく、非常に短い時間(例えば1秒以内の値)間
隔で起動するタイマ起動としてもよい。2.タイマ方式
の設定時間(インターバル)は、扱う情報の種類に応じ
て適宜設定してよい。例えば更新が秒単位であればタイ
マ配信の設定時間を、2秒、5秒、10秒、…3分など
とし、例えば更新が10秒単位であればタイマ送信の設
定時間をもう少し長く、30秒、1分、…10分などと
してもよい。
【0101】・ 端末毎の通信速度を直接又は間接的に
判定するコンピュータが備える判定手段の判定方法は、
サーバ3でのデータ送信開始時からその受信応答(AC
K)を受信するまでの所要時間から通信速度を判定する
ものであってもよい。
【0102】・ 更新起動時やタイマ起動時に更新デー
タを配信(シリアライズ送信)する順番を、配信待ちキ
ューの順番を一定の規則に従って入れ替えることによ
り、変更する配信順序入れ替え方式を採用できる。この
方法によれば、ユーザの公平性を担保することができ
る。
【0103】・ アプリケーションで構成される配信手
段から出された配信依頼を非同期に実行する手段または
段階は、非同期型通信プロトコルを用いるものに限定さ
れない。配信処理用プログラム(配信手段)と非同期動
作するものであれば他のプログラム等(手段または段
階)でもよい。
【0104】・ 本明細書中の用語を次のように定義す
る。「非同期型通信プロトコル」:アプリケーション上
のプログラムとは非同期で動作し、コンピュータネット
ワークを通じた端末等との間で行う通信を司る通信処理
用ソフトウェアであり、特にOS(ミドルウェア含む)
として用意されるものである。
【0105】前記実施形態から把握される請求項以外の
技術的思想を、以下に記載する。 (1)請求項2において、前記配信手段が前記処理を行
って出された配信依頼を受け付けて、コンピュータの非
同期型通信プロトコルで構成される送受信手段が該配信
の依頼を実行する段階とを備えているプッシュ型情報配
信方法。
【0106】(2)請求項4〜7のいずれかにおいて、
前記配信手段は、前記送受信手段に依頼する際に前記送
受信手段が送信中の端末については端末毎に更新データ
の配信待ちキューを管理し、前記判定手段は、端末毎に
管理された配信待ちキューの格納数が予め設定された設
定数を超えたことをもって、端末毎の通信速度を判定す
ることを特徴とするプッシュ型情報配信用プログラム。
【0107】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜9に記載
の発明によれば、秒単位や分単位で更新されるデータで
もユーザの端末にさほど表示の遅延を伴わずインターネ
ット等のネットワークを介して配信でき、しかもサーバ
として用いられるコンピュータの負担を軽減することに
よって、1台のサーバが受け持つ端末数を増やすことが
できる。
【0108】請求項2及び4〜9に記載の発明によれ
ば、ユーザ毎の通信環境に応じて配信方式を切り替える
ことによって、通信環境の悪い一部のユーザによってサ
ーバ全体のパフォーマンスが左右されることを起き難く
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プッシュ型配信システムを示す概略構成図。
【図2】 アプリケーションプログラムを構成する各処
理を示すブロック図。
【図3】 データテーブル図。
【図4】 ユーザテーブル図。
【図5】 更新起動型配信依頼ルーチンのフローチャー
ト。
【図6】 タイマ起動型配信依頼ルーチンのフローチャ
ート。
【図7】 送信完了起動型配信依頼ルーチンのフローチ
ャート。
【図8】 配信方式の処理の流れを説明する説明図。
【符号の説明】
1…プッシュ型情報配信システム、2…情報発信源サー
バ、3…プッシュ型情報配信装置及びコンピュータとし
ての配信用サーバ(サーバコンピュータ)、4…端末、
5…コンピュータネットワークとしてのインターネッ
ト、6…送受信手段としての送受信部、7…接続ハンド
ル、10…データテーブル、11…ユーザテーブル、1
2…タイマ手段としてのタイマ、13…更新検出手段と
しての更新受付部、15…配信手段としての配信処理
部、17…配信手段を構成するとともに切替手段として
のプッシュ処理部、17A…判定手段としての判定部、
19…OS層、20…アプリケーション層。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末から受け付けた情報についてそのデ
    ータが更新されると、その更新されたデータを前記端末
    に対しコンピュータネットワークを通じてプッシュ方式
    で配信するプッシュ型情報配信方法であって、 コンピュータのOS層に格納された非同期型通信プロト
    コルによって複数の端末に対する送受信処理を司る送受
    信手段を構築するとともに、プッシュ方式の配信処理を
    該送受信手段に非同期で実行させるように指示するよう
    にし、 端末から受け付けた情報についてそのデータが更新され
    たことをコンピュータの更新検出手段が検出する段階
    と、 コンピュータの配信手段が、前記更新が検出された前記
    情報の配信待ち状態にある複数の端末のうち送信可能状
    態にある端末に該更新データを配信するための配信処理
    を前記送受信手段にシリアライズ処理で指示するととも
    に、その際に前記送受信手段が送信中の端末に対しては
    送信せず該更新データを一時保管し、当該送信中の端末
    が送信可能状態になったことを知ると、それまでに保管
    されて溜まったデータをまとめて該端末に送信する送信
    処理を前記送受信手段に指示する段階とを備えたことを
    特徴とするプッシュ型情報配信方法。
  2. 【請求項2】 端末から受け付けた情報についてそのデ
    ータが更新されると、その更新されたデータを前記端末
    に対しコンピュータネットワークを通じてプッシュ方式
    で配信するプッシュ型情報配信方法であって、 前記情報のデータ更新検出時に起動されてその情報を待
    つ端末に対し該更新データを配信する更新起動型配信方
    式の処理をコンピュータの配信手段が行う段階と、 端末毎の通信速度を直接又は間接的にコンピュータが判
    定する段階と、 更新起動型配信方式が適用された端末のうち通信速度が
    基準より遅いと判断された端末についてはその適用され
    る配信方式を、更新起動型配信方式からタイマ起動型配
    信方式にコンピュータが切り替える段階と、 コンピュータのタイマ手段により設定時間毎に起動され
    てその起動時の最新の更新データをその情報を待つ端末
    に配信するタイマ起動型配信方式の処理を前記配信手段
    が行う段階とを備えたことを特徴とするプッシュ型情報
    配信方法。
  3. 【請求項3】 端末から受け付けた情報についてそのデ
    ータが更新されると、その更新されたデータを前記端末
    に対しコンピュータネットワークを通じてプッシュ方式
    で配信するサーバ機能をコンピュータに実現させるプッ
    シュ型情報配信用プログラムであって、 特に、コンピュータのOS層に格納された非同期型通信
    プロトコルによって構築された送受信手段に対しプッシ
    ュ方式の配信処理を指示するまでの処理を行うアプリケ
    ーションが有するプログラムであり、 コンピュータを、 端末から受け付けた情報についてそのデータが更新され
    たことを検出する更新検出手段と、 前記更新検出手段が前記情報についてそのデータが更新
    されたことを検出すると、その更新データを該情報の配
    信待ち状態にある複数の端末のうち送信可能状態にある
    端末に配信するための配信処理を前記送受信手段にシリ
    アライズ処理で指示するとともに、その際に前記送受信
    手段が送信中の端末に対しては送信せず該更新データを
    一時保管し、当該送信中の端末が送信可能状態になった
    ことを知ると、それまでに保管されて溜まったデータを
    まとめて該端末に送信するための送信処理を前記送受信
    手段に指示する配信方式をとる配信手段として機能させ
    るプッシュ型情報配信用プログラム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のプッシュ型情報配信用
    プログラムにおいて、 前記配信手段は、前記配信方式である第1配信方式と、
    該第1配信方式とはデータ更新検出時に前記送信可能状
    態の端末に対する配信処理をシリアライズ処理で指示
    し、前記送信中の端末に対して前記更新データを一時保
    管するまでは同じ処理で、送信中の端末が送信可能状態
    となったことを知ると、それまでに保管されて溜まった
    デ−タのうち更新時期の異なる同一情報のデータについ
    ては最新データのみを採用する間引き処理をして該間引
    き処理後のデータをまとめて該端末に送信する送信処理
    を前記送受信手段に指示する第2配信方式とを採用し、 コンピュータを、 前記配信手段と、 端末毎の通信速度を直接又は間接的に判定する判定手段
    と、 前記判定手段により通信速度が基準よりも遅いと判定さ
    れた端末に対しては、前記第1配信方式から第2配信方
    式に切り替える切替手段として機能させるプッシュ型情
    報配信用プログラム。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載のプッシュ型情報
    配信用プログラムにおいて、 前記配信手段は、プッシュ方式配信の対象とされる端末
    に適用される配信方式として、データ更新検出時に起動
    される前記配信方式である更新起動型配信方式の処理
    と、コンピュータのタイマ手段によって設定時間毎に起
    動されるタイマ起動型配信方式の処理とを採用してお
    り、 コンピュータを、 端末毎に通信速度を直接又は間接的に判定する判定手段
    と、 前記判定手段により通信速度が基準よりも遅いと判定さ
    れた端末に対してはその適用される方式を、前記更新起
    動型配信方式からタイマ起動型配信方式に切り替える切
    替手段と、 前記タイマ起動型配信方式が適用された端末に対して
    は、前記タイマ手段による設定時間毎の起動時における
    最新の更新データを該情報の配信待ち状態にある複数の
    端末のうち送信可能状態にある端末に配信する配信処理
    を前記送受信手段にシリアライズ処理で指示するととも
    に、その際に前記送受信手段が送信中の端末に対しては
    送信せず該更新データを一時保管し、当該送信中の端末
    が送信可能状態になったことを知ると、それまでに保管
    されて溜まったデータをまとめて該端末に送信する送信
    処理を前記送受信手段に指示する前記配信手段として機
    能させるプッシュ型情報配信用プログラム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のプッシュ型情報配信用
    プログラムにおいて、 前記配信手段には、前記タイマ起動型配信方式としてそ
    の起動される設定時間が異なる複数段階用意されてお
    り、 端末毎に通信速度を直接又は間接的に判定する判定手段
    と、 タイマ起動型配信方式が適用された端末のうち、前記判
    定手段により通信速度が基準よりも遅いと判定された端
    末に対しては、前記タイマ手段によって起動される設定
    時間のより長い段階へと切り替える切替手段とをサーバ
    コンピュータに機能させるプッシュ型情報配信用プログ
    ラム。
  7. 【請求項7】 端末から受け付けた情報についてそのデ
    ータが更新されると、その更新されたデータを前記端末
    に対しコンピュータネットワークを通じてプッシュ方式
    で配信するサーバ機能をコンピュータに実現させるプッ
    シュ型情報配信用プログラムであって、 特に、コンピュータのOS層に格納された非同期型通信
    プロトコルによって構築された送受信手段に対しプッシ
    ュ方式の配信処理を指示するまでの処理を行うアプリケ
    ーションが有するプログラムであり、 コンピュータを、 複数段階設定された設定時間毎にコンピュータのタイマ
    手段によって起動され、その起動時における前記情報に
    ついての最新の更新データを該情報の配信待ち状態にあ
    る複数の端末のうち送信可能状態にある端末に配信する
    配信処理を前記送受信手段にシリアライズ処理で指示す
    るとともに、その際に前記送受信手段が送信中の端末に
    対しては送信せず該更新データを一時保管し、当該送信
    中の端末が送信可能状態になったことを知ると、それま
    でに保管されて溜まったデータをまとめて該端末に送信
    する送信処理を前記送受信手段に指示する配信手段と、 端末毎に通信速度を直接又は間接的に判定する判定手段
    と、 前記判定手段により通信速度が基準よりも遅いと判定さ
    れた端末に対しては、前記タイマ手段によって起動され
    る設定時間がより長い段階の配信方式に切り替える切替
    手段として機能させるプッシュ型情報配信用プログラ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項3〜7のいずれか一項に記載のプ
    ッシュ型情報配信用プログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 端末から受け付けた情報についてそのデ
    ータが更新されると、その更新されたデータを前記端末
    に対しコンピュータネットワークを通じてプッシュ方式
    で配信するプッシュ型情報配信装置であって、 請求項3〜7のいずれか一項に記載された、コンピュー
    タが備える前記送受信手段と、コンピュータが備える前
    記配信手段とを少なくとも含む、コンピュータが備える
    前記各手段を備えたことを特徴とするプッシュ型情報配
    信装置。
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