JPH10312351A - データ通信システム及び方法並びに同システムのための代行サーバ - Google Patents

データ通信システム及び方法並びに同システムのための代行サーバ

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Publication number
JPH10312351A
JPH10312351A JP10054759A JP5475998A JPH10312351A JP H10312351 A JPH10312351 A JP H10312351A JP 10054759 A JP10054759 A JP 10054759A JP 5475998 A JP5475998 A JP 5475998A JP H10312351 A JPH10312351 A JP H10312351A
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JP
Japan
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data
request
server
client
proxy server
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Pending
Application number
JP10054759A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadaichi Irimiya
貞一 入宮
Ushio Inoue
潮 井上
Satoshi Hakomori
聰 箱守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N T T DATA KK
NTT Data Group Corp
Original Assignee
N T T DATA KK
NTT Data Corp
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Publication date
Application filed by N T T DATA KK, NTT Data Corp filed Critical N T T DATA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークを通じてサーバからクライアン
トへデータを転送するとき、接続時間を短縮して通信コ
ストを削減する。 【解決手段】 クライアント10とサーバ30との間に
代行サーバ20を設ける。代行サーバ20は、クライア
ント10からのデータ取得要求を解釈して、その要求を
満たすのに適切なサーバ30を選び、そのサーバ30か
ら要求データを取得して記憶する機能と、クライアント
10からのデータ転送要求に応答して、記憶してある要
求データをクライアント10に転送する機能とをもつ。
クライアント10は、代行サーバ20へデータ取得要求
を送る時と、代行サーバ20へデータ転送要求を送って
代行サーバ20から要求データを受信する時だけ、代行
サーバ20との通信路41を接続する。サーバ30が要
求データを準備し、準備したデータを代行サーバ20へ
送っている期間、クライアント10と代行サーバ20間
の通信路41は切断されている。代行サーバ20とサー
バ30間の通信路51は、広帯域で低コストで安定した
ものが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クライアントから
の要求に従ってサーバからクライアントへとデータを転
送するためのデータ通信システムに関し、オンラインに
よるデータベースからのデータ取得やインターネットで
の情報配信サービス等への利用に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来のデータ通信システムの典
型的な構成例を示す。
【0003】通信ネットワーク9上に、データを利用し
たいクライアント1と、そのデータを供給するためのサ
ーバ7とが存在する。クライアント1とサーバ7とは、
無線又は有線の通信路8を介して、随時に接続される。
クライアント1内のアプリケーション3がサーバ7から
データを取得する場合、図2に示すような手順が行われ
る。
【0004】先ずクライアント1において、アプリケー
ション3が発行したデータ取得要求がアクセス制御部5
へ渡される(ステップS1)。アクセス制御部5は、通
信路8を通じてサーバ7に接続要求を出し、サーバ7が
これに応答することによって両者間の通信が確立する
(S2)。その後、アプリケーション3の発行したデー
タ取得要求は、アクセス制御部5から通信路8を通して
サーバ7へ伝らえる(S3)。
【0005】サーバ7は、データ取得要求に応答して、
要求されたデータを準備し、そのデータを通信路8を通
じて、クライアント1のアクセス制御部5へ転送する
(S4)。アクセス制御部5は、転送されたデータを受
信して蓄積し、最終的に、要求した全データを受信し終
わると、この結果をアプリケーション3へ通知する(S
5)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のシステムにおい
て、クライアント1からサーバ7へ通信接続の要求が出
されてから、サーバ7がクライアント1に転送するデー
タを準備し、そして、要求された全データがアクセス制
御部5に転送され終わる迄の期間、通信路8はずっと接
続状態に維持されている必要がある。また、もしデータ
転送が完了してない間に通信が切断されたときには、図
2に示した手順は、少なくとも、アクセス制御部5がサ
ーバ7に接続要求を出すステップS2に遡って再実行さ
れる必要がある。結果として、クライアントとサーバ間
のトータルの接続時間は相当に長いものとなる。
【0007】このことは、クライアントとサーバとの間
の通信路が広帯域で通信コストが安い場合には、大した
問題ではないかもしれない。しかし、無線通信網や公衆
回線網等のように、帯域が狭く且つ通信コストが高く、
接続状態が不安定な通信路を用いてデータ通信を行う場
合には、通信コストがかさむという問題を生じる。特
に、クライアントとサーバ間の通信路の何処かで高トラ
フィックや回線状態の悪化があると、データ転送速度が
低下したり切断が頻繁に生じたりして、データ取得に要
する時間、手間及びコストは益々増大する。
【0008】従って、本発明の目的は、帯域が狭く、通
信コストが高く、且つ接続状態が不安定な通信路を利用
する場合であっても、短い接続時間で低通信コストでサ
ーバからクライアントへとデータを転送できるデータ通
信システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、クライ
アントとサーバとの間に、クライアントが発行したデー
タ取得要求に応答する代行サーバを設ける。代行サーバ
は、クライアントからのデータ取得要求を解釈して要求
データの取得に適した方法を選択し、その選択方法で要
求データを取得してクライアントに転送する。
【0010】代行サーバが選択する方法を例示すると次
のとおりである。
【0011】A)データ取得要求がサーバを指定している
ときには、指定されたサーバから要求データ取得する。
【0012】B)データ取得要求がサーバを指定していな
いときには、所定の判断基準に従い、要求データの提供
に適したサーバを選択し、選択したサーバから要求デー
タを取得する。
【0013】C)データ取得要求がサーバを指定している
ときであっても、指定されたサーバよりも要求データの
提供に一層適したサーバが存在するならば、この一層適
したサーバから要求データを取得する。
【0014】また、代行サーバ内に、既に取得した要求
データを保存する記憶装置を設けておき、これを利用し
た次のような方法の選択も可能である。
【0015】D)データ取得要求を受けたとき、要求デー
タが記憶装置内に存在しない場合には、いずれかのサー
バから要求データを取得してクライアントへ転送する。
この場合、上述したA)、B)、C)の方法を更に選択するこ
とができる。
【0016】E)データ取得要求を受けたとき、要求デー
タが既に記憶装置内に存在する場合には、サーバから要
求データを取得することを省略し、記憶装置内に既に存
在する要求データを前記クライアントへ転送する。つま
り、記憶装置方法をキャッシュメモリとして使用する。
【0017】本発明のシステムでは、クライアントと代
行サーバとを結ぶ通信路は、データ取得要求の発行時
と、サーバからクライアントへのデータ転送時のみ接続
されていれば十分であり、サーバが要求データを準備し
て代行サーバへ送信している間は、切断されていてよ
い。そのため、トータルの接続時間は従来に比較して短
縮される。また、接続時間が短縮した分、データ転送途
中で切断される確率も減り、より安定した通信が期待で
きる。さらに、代行サーバが、例えば通信コストや通信
時間などの点でできるだけ有利な方法でデータ取得方法
を選択するようにすることもできる。これらのことか
ら、通信コストを削減することが容易である。
【0018】代行サーバは、要求データを全て保存でき
る十分な容量をもった記憶装置を備えることが望まし
い。これにより、代行サーバからクライアントへのデー
タ転送が、クライアントの都合の良い時期に、サーバの
転送速度に依存しない速度で行うことができる。また、
上述したように、記憶装置をキャッシュメモリとして使
用することもできる。また、代行サーバからクライアン
トへデータを転送するとき、データを圧縮することも望
ましい。これらのことにより、一層の通信時間短縮及び
通信コスト削減が期待できる。なお、代行サーバは典型
的にはコンピュータを用いて実施することができるが、
そのためのコンピュータプログラムは、各種のディスク
型ストレージ、半導体メモリ、通信ネットワークなどの
様々な手段を通じてコンピュータにインストール又はロ
ードすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図3は、本発明のデータ通信シス
テムの一実施形態の構成を示す。
【0020】このシステムでは、データを利用するため
のクライアント10と、データを供給するためのサーバ
30との間に、本発明の原理に従がう新規機能を持った
通信コンピュータ(代行サーバ)20が存在する。
【0021】クライアント10と代行サーバ20とは、
あるネットワーク40を介して通信することができる。
このネットワーク40は、通信路の帯域が狭く、通信コ
ストが高く、且つ接続状態が不安定なものであってよ
い。典型的には、ネットワーク40は公衆電話回線網や
移動体通信網などであり、その場合、クライアント10
と代行サーバ20間の通信路41は通常は切断状態であ
り、必要により随時に接続される。一方、代行サーバ2
0とサーバ30とは、別のネットワーク50を介して通
信する。この別のネットワーク50は、通信路の帯域が
広く、通信コストが低く、且つ接続状態が安定であるこ
とが望ましく、典型的には、代行サーバ20とサーバ3
0間の通信路51が常時接続状態にある固定ネットワー
クである。
【0022】図3にはクライアント10、代行サーバ2
0及びサーバ30がそれぞれ1台しか示されていない。
しかし、典型的には、クライアント10も代行サーバ2
0もサーバ30も複数台存在する。そして、個々のクラ
イアント10は複数台の代行サーバ20の内の任意のも
のと通信でき、また、個々の代行サーバ20は複数台の
サーバ30の内の任意のものと通信することができる。
【0023】クライアント10はユーザが操作する端末
であり、アプリケーション11とアクセス制御部12を
有する。アプリケーション11はユーザが起動する応用
プログラムであり、ネットワークから取得したデータを
表示したり加工したりする機能を持つ。また、アプリケ
ーション11は、ネットワークからデータを取得するた
めに、データ取得要求を発行する機能をもつ。アクセス
制御部12は、アプリケーション11の発行したデータ
取得要求を代行サーバ20に転送する機能、データ取得
要求の転送後にデータ転送要求を代行サーバ20へ発行
する機能、及び代行サーバ20から転送されてきたデー
タを受信する機能を持つ。
【0024】ここで、上記「データ取得要求」とは、デ
ータの指定とサーバの指定とを含み(サーバの指定は必
ずしも含まなくてもよい)、アプリケーション11にと
っては、指定したデータを指定したサーバから(サーバ
指定がない場合は、代行サーバ20が適当に選んだサー
バから)取得してアプリケーション11へ転送せよとい
う命令であるが、これを受ける側の代行サーバ20にと
っては、指定データをサーバ30から取得して代行サー
バ20内に保管することを要求する命令となる。また、
「データ転送要求」とは、先のデータ取得要求に付随し
て後に発行されるもので、先のデータ取得要求に従って
代行サーバ20が取得し保管しているデータを、クライ
アント10へ転送することを要求する命令である。
【0025】代行サーバ20は、クライアント10から
のデータ取得要求に応答して、指定されたデータを指定
されたサーバ(又は、任意に選んだサーバ)30から取
得して記憶する機能を持つ。また、代行サーバ20は、
クライアント10からのデータ転送要求に応答して、先
のデータ取得要求によって取得して記憶しているデータ
を、クライアント10へ転送する機能を持つ。代行サー
バ20は、要求受付部21とネットワークアクセス部2
2と記憶装置23とデータ転送部24とインタフェース
25、26とを有する。
【0026】要求受付部21は、クライアント10から
のデータ取得要求又はデータ転送要求を受信し、データ
取得要求を受信した場合には、その受信したデータ取得
要求を解釈して、その要求を満たし得るサーバからデー
タを取得するためのデータ取得要求をネットワークアク
セス部22へ伝える。また、データ転送要求を受信した
場合には、要求受付部21は、そのデータ転送要求をデ
ータ転送部24へ伝える。
【0027】データ取得要求を受信したときの要求受付
部21の具体的な動作は次の通りである。受信したデー
タ取得要求にデータ指定とサーバ指定の双方が含まれて
いる場合は、要求受付部21は、そのデータ取得要求を
そのままネットワークアクセス部22へ渡すことができ
る。しかし、受信したデータ取得要求にデータ指定だけ
が含まれ、サーバ指定が含まれていない場合は、要求受
付部21は、指定されたデータを提供するのに適当なサ
ーバを自己の判断で選択し、その選択したサーバの指定
を含んだデータ取得要求を作成してネットワークアクセ
ス部22へ渡す。適当なサーバを選択する基準として
は、ネットワーク50に存在する指定データを提供でき
る幾つかのサーバの中から、料金のより安いもの選ぶ、
転送速度のより速いものを選ぶ、アクセスの混雑がより
軽度なものを選ぶ、サーバまでの距離がより短いものを
選ぶ、サーバまでの通信路の混雑度や通信状態がより良
好なものを選ぶなど、種々の基準を採用することができ
る。また、サーバ選択を行う上での基礎情報である各サ
ーバの状態や性能や通信路の状態に関するデータは、随
時にネットワーク50から取得して要求受付部21内に
予め保持しておいてもよいし、サーバ選択時に個々のサ
ーバに問い合せて取得してもよい。さらに、クライアン
ト10からのデータ取得要求にサーバ指定が含まれてい
た場合でも、その指定サーバがビジー状態であったりダ
ウンしていたり、指定サーバまでの通信路が非常に混ん
でいたり通信状態が悪化しているなど、指定サーバを利
用することが好ましくない場合にも、サーバ指定が含ま
れていない場合と同様、別の適当なサーバを要求受付部
21が自動選択することもできる。
【0028】ネットワークアクセス部22は、要求受付
部21からのデータ取得要求に応答して、指定されたデ
ータを指定されたサーバ30から取得し、記憶装置23
に格納する。記憶装置23はこの取得データを保存す
る。
【0029】データ転送部24は、要求受付部21から
のデータ転送要求に応答して、先のデータ取得要求で取
得されたデータを記憶装置23から読み出し、クライア
ント10に転送する。また、インターフェース25は、
代行サーバ20とクライアント10との通信インターフ
ェースであり、インターフェース26は、代行サーバ2
0とサーバ30との通信インターフェースである。
【0030】図4及び図5は、図3に示したシステムに
おいて、クライアント10上にあるアプリケーション1
1がサーバ30に存在するデータを取得する場合の手順
を示すフローチャートである。
【0031】この手順は2つの段階を含み、第1段階は
図4に示すようにクライアント10がデータ取得要求を
発行する段階であり、第2段階は図5に示すようにクラ
イアント10がデータを実際に受け取る段階である。こ
の2つの段階は、クライアント10と代行サーバ20間
の通信路41が接続状態にある1つの期間内に連続して
行うことも可能ではあるが、むしろ、図4及び図5に示
すように、第1段階と第2段階とを異なる接続機会に行
なうことによって、通信コストの低減という本発明の有
利性を一層効果的なものとすることができる。
【0032】まず、図4に示す第1の段階を説明する。
【0033】アプリケーション11からデータ取得要求
が発行されると、この要求がアクセス制御部12に伝え
られる(S11)。アクセス制御部12は、この要求を
受けると、代行サーバ20との通信路41を接続し通信
を確立する(S12)。続いて、データ取得要求がアク
セス制御部12からインターフェース25を通して要求
受付部21へ転送される(S13)。アクセス制御部1
2から要求受付部21へのデータ取得要求の転送が終了
すると、アクセス制御部12は、通信路41を一旦切断
する(S14)。
【0034】その後、代行サーバ20では、要求受付部
21が、転送されたデータ取得要求を解釈して指定デー
タと(要求にサーバ指定が含まれている場合には)指定
サーバとを把握した上で、まずその指定データが記憶装
置23内に既に存在するかどうかを調べる(S15)。
指定データが記憶装置23にある場合は、要求受付部2
1はデータ取得要求の処理を終える。これで、代行サー
バ20は元の待機状態に戻る。
【0035】一方、指定データが記憶装置23に無い場
合は、要求受付部21は、データ取得要求をネットワー
クアクセス部22に送る(S16)。この場合、既に説
明したように、クライアント10からのデータ取得要求
にサーバ指定が含まれていなかったり、含まれてはいて
も指定サーバにアクセスすることに問題がある場合は、
要求受付部21は、指定データを提供できる適当なサー
バを、ネットワーク50から取得した上述の基礎情報に
基づいて選択し、その選択サーバの指定をデータ取得要
求に含ませて、そのデータ取得要求をネットワークアク
セス部22に送る。
【0036】ネットワークアクセス部22は、データ取
得要求に従ってインターフェース26を通じて、その要
求が指定したサーバ30から指定データを取得し(S1
7)、その取得したデータを全て記憶装置23に格納す
る(S18)。これで第1段階が終了し、代行サーバ2
0は元の待機状態に戻る。
【0037】その後、図5に示す第2段階が実行され
る。
【0038】先ず、クライアント10のアクセス制御部
12が、代行サーバ20との通信路41を再び接続し、
通信を確立する(S21)。この再接続の動作は、デー
タ取得要求の発行時から適当なインターバルを置いた後
にアクセス制御部12が自動的に行なう。しかし、別法
として、ユーザの望んだ時期にアプリケーション11か
らの指示によって行うようにしてもよい。あるいは、代
行サーバ20でのデータ取得が完了した時に、代行サー
バ20からクライアント10を呼び出して通信を確立す
ることも可能である。このように、何を端緒に及びどの
様な方法で再接続を行うかについては、種々のやり方が
採用し得る。
【0039】次に、アクセス制御部12がデータ転送要
求を発行し、このデータ転送要求は代行サーバ20の要
求受付部21からデータ転送部24へと転送される(S
22)。これに応答して、データ転送部24は、記憶装
置23から指定データを読み出し(S23)、このデー
タをインターフェース25を通じてアクセス制御部12
に転送する(S24)。データ転送が完了すると、アク
セス制御部12は代行サーバ20との通信路41を切断
する(S25)。続いて、アクセス制御部12は受け取
ったデータをアプリケーション11へ転送する(S2
6)。
【0040】以上が、クライアント10がサーバ30か
らデータを取得する時の一連の手順である。この手順で
は、クライアント10は要求発行時とデータを受信時だ
け通信路を接続しておけばよく、サーバ30側でデータ
を準備している間は通信路41を切断しておけるので、
トータルの通信時間は従来より短くなり、また、その分
だけ通信悪化で途中切断される可能性も減る。また、デ
ータ転送要求の発行時とデータ転送時とは別の接続機会
でよいため、仮にデータ転送途中で切断されても、再転
送のみ行えばよく、従来のように処理を殆ど最初からや
り直す必要はない。以上の結果として、通信コストを削
減することができる。
【0041】上記システムでも勿論、代行サーバ20と
サーバ30との間は、サーバ30がデータを準備し転送
している間通信が確立されたままであるが、ここはシス
テム全体の中の限定されたエリアであり、通信回数も非
常に多くなるから、常時接続で安定し広帯域で高速な通
信路50を利用することが、個々のクライアント10に
比較して容易であり、それにより個々のアクセス当たり
のコストを十分に小さくすることができる。
【0042】また、上記システムでは、代行サーバ20
内の要求受付部21に備わっている『データ取得要求を
解釈する機能』により、サーバを指定しない又は有利で
ないサーバを指定したデータ取得要求に対して、適切な
サーバを自動的に選択してアクセスするようにしている
ため、一層効果的に通信コストを抑えることができる。
【0043】さらに、一度取得要求のあったデータを記
憶装置23に記憶しておき、再度の取得要求に直ちに対
応できるというキャッシュ機能も代行サーバ20が備え
ているため、更なる処理時間の短縮及び通信コストの削
減が期待できる。
【0044】また、クライアント10と代行サーバ20
との間でデータを圧縮して転送するようにすれば、通信
路41に於ける通信コストをさらに削減することが出来
る。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、クライアントとしては
要求発行時とデータ受信時だけ通信路を接続しておけば
よいので、通信時間が短くなり、かつ不安定な通信状態
でも切断される可能性が減る。また、要求送信とデータ
転送とが異なる接続機会に行えるため、データ転送中に
切断されても、再転送のみで処理を最初からやり直す必
要がない。よって、通信コストを削減することができ
る。
【0046】さらに、データを圧縮して転送すれば、よ
り一層コストの削減が可能となる。
【0047】また、本発明を実施する場合、本発明に従
う新規機能を代行サーバ及びクライアントのアクセス制
御部に組込むようにすれば、既存のクライアントのアプ
リケーション及びサーバに対しては変更を加える必要が
ないので、既存のシステムを利用して安価に実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のデータ通信システムの構成図。
【図2】従来のシステムの、クライアントがサーバ上の
データを取得する手順を示すフローチャート。
【図3】本発明のデータ通信システムの一実施形態の構
成図。
【図4】図3のシステムの、クライアントがデータ取得
要求を発行する時の手順を示すフローチャート。
【図5】図3のシステムの、クライアントがデータを受
け取るときの手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
10 クライアント 11 アプリケーション 12 アクセス制御部 20 代行サーバ 21 要求受付部 22 ネットワークアクセス部 23 記憶装置 24 データ転送部 25、26 インターフェース 30 サーバ 40 ネットワーク 41 通信路 50 固定ネットワーク 51 通信路

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ取得要求を発するクライアント
    と、 データを供給するための1台以上のサーバと、 前記クライアントからデータ取得要求を受信し、このデ
    ータ取得要求を解釈して要求データの取得に適した方法
    を選択し、選択した方法で要求データを取得して前記ク
    ライアントへ転送する代行サーバとを備えたデータ通信
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記代行サーバが、前記要求データの取得に適した方法
    として、 A)データ取得要求がサーバを指定しているときには、指
    定されたサーバから要求データ取得する方法を選択し、 B)データ取得要求がサーバを指定していないときには、
    所定の判断基準に従い、要求データの提供に適したサー
    バを選択し、選択したサーバから要求データを取得する
    方法を選択するデータ通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1乃至2記載のシステムにおい
    て、 前記代行サーバが、前記要求データの取得に適した方法
    として、 C)データ取得要求がサーバを指定しているときであって
    も、所定の判断基準に従い、指定されたサーバよりも要
    求データの提供に一層適したサーバが存在するならば、
    この一層適したサーバから要求データを取得する方法を
    選択するデータ通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記代行サーバが、既に取得した要求データを記憶する
    ための記憶装置を備えており、前記要求データの取得に
    適した方法として、 D)データ取得要求を受けたとき要求データが記憶装置内
    に存在しない場合には、いずれかのサーバから要求デー
    タを取得して前記クライアントへ転送する方法を選択
    し、 E)データ取得要求を受けたとき要求データが既に記憶装
    置内に存在する場合には、サーバから要求データを取得
    することを省略し、記憶装置内に既に存在する要求デー
    タを前記クライアントへ転送する方法を選択するデータ
    通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記クライアントと前記代行サーバとの間の通信路が、 F)前記クライアントから前記代行サーバへデータ取得要
    求が送られる時に接続され、 G)データ取得要求の送信が終わった後に切断され、 H)前記代行サーバから前記クライアントへ要求データが
    転送される時に再接続されるデータ通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項1又は5記載のシステムにおい
    て、 前記代行サーバと前記サーバとの間の通信路が常時接続
    されているデータ通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項1又は5記載のシステムにおい
    て、 前記代行サーバは、前記サーバから取得した要求データ
    を記憶するための記憶装置を備え、要求データを全て記
    憶装置に格納した後に、前記記憶装置内の要求データを
    前記クライアントへ転送するデータ通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記代行サーバは、前記要求データを圧縮して転送する
    データ通信システム。
  9. 【請求項9】 クライアントと、1台以上のサーバと、
    クライアントとサーバ間に介在する代行サーバとを備え
    たデータ通信システムにおいて、いずれかのサーバから
    クライアントへデータを転送するための方法において、 前記クライアントが前記代行サーバへデータ取得要求を
    発行する過程と、 前記代行サーバが、データ取得要求を受信し、このデー
    タ取得要求を解釈して要求データの取得に適した方法を
    選択し、選択した方法で要求データを取得する過程と、 前記代行サーバが、前記取得した要求データを前記クラ
    イアントへ転送する過程とを備えたデータ通信方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の方法において、 前記クライアントと前記代行サーバとの間の通信路を、 A)前記クライアントから前記代行サーバへデータ取得要
    求が送られる時に接続し、 B)データ取得要求の送信が終わった後に切断し、 c)前記代行サーバから前記クライアントへ要求データが
    転送される時に再接続する過程を更に備えたデータ通信
    方法。
  11. 【請求項11】 データ取得要求を発するクライアント
    と、データを供給するための1台以上のサーバとの間に
    介在し、 前記クライアントからデータ取得要求を受信し、このデ
    ータ取得要求を解釈して要求データの取得に適した方法
    を選択する要求受付手段と、 前記要求受付手段が選択した方法で要求データを取得す
    るアクセス手段と、 前記アクセス手段が取得した要求データを前記クライア
    ントへ転送するデータ転送手段とを備えたデータ通信の
    ための代行サーバ。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の代行サーバにおい
    て、 前記取得した要求データを保存する記憶手段を更に備え
    た代行サーバ。
  13. 【請求項13】 データ取得要求を発するクライアント
    と、データを供給するための1台以上のサーバとの間に
    介在し、 前記クライアントからデータ取得要求を受信し、このデ
    ータ取得要求を解釈して要求データの取得に適した方法
    を選択する要求受付手段と、 前記要求受付手段が選択した方法で要求データを取得す
    るアクセス手段と、 前記アクセス手段が取得した要求データを前記クライア
    ントへ転送するデータ転送手段とを備えたデータ通信の
    ための代行サーバとして、コンピュータを機能させるた
    めのプログラムを担持したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の記録媒体において、
    前記代行サーバが前記取得した要求データを保存する記
    憶手段を更に備えた記録媒体。
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