JPH08125687A - データ転送方法、データ送信装置、データ受信装置およびビデオメールシステム - Google Patents

データ転送方法、データ送信装置、データ受信装置およびビデオメールシステム

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JPH08125687A
JPH08125687A JP6253773A JP25377394A JPH08125687A JP H08125687 A JPH08125687 A JP H08125687A JP 6253773 A JP6253773 A JP 6253773A JP 25377394 A JP25377394 A JP 25377394A JP H08125687 A JPH08125687 A JP H08125687A
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真一 橋本
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祐二 木村
Itaru Nonomura
到 野々村
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剛裕 山田
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一博 藤崎
Kazuaki Tanaka
和明 田中
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    • H04M3/53Centralised arrangements for recording incoming messages, i.e. mailbox systems
    • H04M3/5307Centralised arrangements for recording incoming messages, i.e. mailbox systems for recording messages comprising any combination of audio and non-audio components
    • HELECTRICITY
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • HELECTRICITY
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 既存のネットワークを活かしつつ、マルチメ
ディアデータ伝送時のトラヒックを軽減し、メールの緊
急性にも対応したビデオメールのデータ転送方式を提供
することを目的とする。 【構成】 送信端末1に、送信部10、分割送信部20
を設ける。サーバ端末2に、メールボックス50、送受
信管理部30、分割受信部40、分割送信部20を設け
る。受信端末3に、受信・再生部60、分割受信部40
を設ける。送信部10(あるいは、送受信管理部30)
から送受信管理部30(あるいは、受信・再生部60)
へのビデオメール送信は、ビデオメールに含まれるデー
タのうち、音声と、動画の代表フレーム(静止画)とを
先ず通常方式で送る。ビデオメール中のビデオデータ
は、その後、分割送信処理部20から分割受信処理部4
0へ複数回に分けて送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子メールシステムに
おいて、特に動画や音声などから構成されるビデオデー
タを電子メールとして送付する、ビデオメールのデータ
転送方式に関わる。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータネットワークシス
テムは、パーソナルコンピュータ(以下”PC”と略
記)やワークステーション(以下”WS”と略記)を、
公衆網やローカルエリアネットワーク(以下”LAN”
と略記)等の通信媒体により接続して構成されている。
このようなコンピュータネットワークシステムにおい
て、最近、動画、静止画、音声等からなるマルチメディ
アデータを伝送する利用形態が増えている。なお、マル
チメディアデータを扱うアプリケーションプログラム
(以下”AP”と略記)としては、ビデオメール等があ
る。
【0003】ところが、従来から導入され敷設されてい
るLAN等を用いて、マルチメディアAPをそのまま伝
送しようとすると次のような問題が生じる。従来のAP
は、マルチメディアAPと比較して伝送データ量が少な
かった。そのため、複数のユーザがネットワークを同時
にアクセスしても、ネットワークの伝送能力を圧迫する
ほどのトラヒックの増大を招くことはなかった。また、
トラヒックの増大を招かない運用形態を確立して使用す
ることも可能であった。しかし、マルチメディアデータ
はその量が膨大であるため、これをそのまま従来からの
ネットワークに流したのでは、ユーザの想像以上のトラ
ヒックの増加を招き、伝送遅延等が発生する。その結
果、マルチメディアAPの伝送のみならず、従来からの
データ通信にも悪影響を与えることとなる。特に、従来
から伝送時間に制限のあるリアルタイム性を要求される
データ通信に対しての悪影響は深刻である。
【0004】このような問題点を解決するための技術と
しては、例えば、以下のようなものが提案されている。
【0005】特開平4−263545には、送信するフ
ァイルデータが予め設定された所定長を超える場合は、
該ファイルデータを複数のブロックに分割し、複数回に
分けて、ディレーをかけて間隔をあけて転送する技術が
開示されている。該技術によれば、時間に亘る回線の占
有を防止することができる。
【0006】また、RFC(Request For Comment)
1341に開示されているMIME(Multipurpose Int
ernet Mail Extensions)では、メールにテキスト以
外のデータ(例えば、動画データ)が含まれているか否
かを記述したエンクロージャと呼ばれる情報だけを送る
マルチメディアメールの方式を提案している。この方式
では、動画等の情報は、受け手が必要な場合だけ送り手
から回収する。そのため、実際に伝送されるのは受け手
が本当に必要だと判断したデータのみとなり、トラヒッ
クの増加を必要最小限に抑えることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平4−263
545に開示された技術を適用すれば、他の端末のデー
タパケットが割り込む機会が増えるため、現在広く普及
しているEthernetのような伝送媒体をそのまま
使用しても、一つの端末の伝送媒体占有による輻輳回避
を図ることはできる。しかし、その反面、データの伝送
時間が従来以上にかかるという問題があった。つまり、
このようなデータ転送方式は、データ量は大きいもの
の、リアルタイム性はそれほど要求されないデータ伝送
を行なうネットワークAP(例えば、ビデオメール)に
対してのみ有効なものである。但し、このようなリアル
タイム性の要求が小さいネットワークAPに対しても、
使用者が増えるとデータ転送時間の遅延が大きくなる恐
れがある。また、緊急を要するメールへの対応という点
からは十分なものではない。
【0008】また、前記MIMEは、RFC822等に
開示されている通常のメールシステムをマルチメディア
メールに拡張したものに過ぎず、転送のプロトコル等に
ついては特に言及していない。実際に動画等の情報を送
る場合に生じるトラヒックの増加への対策は示していな
い。
【0009】本発明は、既存のコンピュータネットワー
クシステムをそのまま用いながら、従来のネットワーク
アプリケーションのデータ伝送(特にリアルタイム性を
要求するデータ伝送)を邪魔することなく、大容量デー
タの伝送を可能としたデータの転送方式を提供すること
を目的とする。
【0010】本発明は、既存のコンピュータネットワー
クシステムをそのまま用いながら、緊急を要するメール
への対応を可能としたビデオメールシステムを提供する
ことを目的とする。
【0011】本発明は、既存のコンピュータネットワー
クシステムに適用可能なビデオメールのデータ転送方
式、ビデオメールシステムを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために成されたものでその第1の態様としては、ネ
ットワークを介して接続されたデータ受信装置に、1ま
たは2種以上のデータから成る伝送対象データを送信す
るデータ送信装置において、上記伝送対象データの一部
を、予め定められた基準に従って抽出する抽出手段と、
上記抽出手段の抽出したデータ(以下”抽出データ”と
いう)を含んで構成される先送りデータを作成する先送
りデータ作成手段と、上記先送りデータを上記データ受
信装置へ送信する送信手段と、上記伝送対象データに含
まれていながら上記先送りデータに含まれていないもの
を含んだデータ(以下”分割送信データ”という)を、
上記データ受信装置に複数回に分けて分割送信する分割
送信手段と、を有することを特徴とするデータ送信装置
が提供される。
【0013】上記先送りデータには、上記分割送信デー
タおよび/または上記分割送信データに含まれているデ
ータを示すリンク情報も含まれることが好ましい。
【0014】上記伝送対象データは、静止画のデータ
(以下”静止画データ”という)を複数枚分含んで構成
される動画のデータ(以下”動画データ”という)を、
含んだものであり、上記抽出データには、一部の静止画
データが含まれるものであってもよい。
【0015】上記伝送対象データは、静止画のデータ
(以下”静止画データ”という)を複数枚分含んで構成
される動画のデータ(以下”動画データ”という)と、
音声データと、を含んで構成されるビデオデータを含ん
だものであり、上記抽出データには、音声データおよび
一部の静止画データが含まれてもよい。
【0016】上記予め定められた基準は、抽出するデー
タの種類、抽出されるデータの位置、ユーザによって別
途選択されているか否か、のうちの少なくとも一つを含
んで構成されてもよい。さらには、ユーザによる上記選
択を受け付ける選択手段を有すしてもよい。
【0017】上記伝送対象データは、静止画のデータ
(以下”静止画データ”という)を複数枚分含んで構成
される動画のデータ(以下”動画データ”という)を、
含んだものであり、上記選択手段は、上記動画データを
再生するとともに、該再生される動画に含まれている上
記静止画のうちの一部の静止画の選択を受け付けるもの
であることが好ましい。
【0018】上記データ受信装置からの上記分割送信の
実行要求を受け付ける分割送信受付手段を有し、上記分
割送信手段は、上記分割送信受付手段が上記実行要求を
受け付けた場合に上記分割送信データの分割送信を開始
するものであることが好ましい。
【0019】上記分割送信において上記分割送信手段が
1回に送るデータの量は、予め定められた最大データサ
イズ以下であることが好ましい。この場合、上記1回に
送るデータの量を下記数1に基づいて決定するデータサ
イズ決定手段を有することが好ましい。
【0020】
【数3】
【0021】dP:1回に送るデータの量(Byte) VL:上記ネットワークの伝送速度(bit/sec) tC:上記ネットワークを介しての通信における予め決
定された遅延の許容時間(sec) te:ユーザが予め設定する余裕時間(sec),te>0 上記分割送信手段は、上記分割送信における各回毎の送
信を、別途定められた転送間隔以上の時間間隔をあけて
行うものであることが好ましい。この場合、上記転送間
隔を下記数4に基づいて決定する転送間隔決定手段を有
することが好ましい。
【0022】
【数4】
【0023】td:転送間隔(sec) Vd:上記分割送信に使用可能な上記ネットワークの伝
送帯域の割当て幅(bit/sec) dP:分割送信手段が1回に送るデータの量(Byte) C:別途求められる、予め定められた時点において上記
分割送信データの送信を並行して行なっている該データ
送信装置の台数(組) ti:上記ネットワークのデータ無伝送検知時間 本発明の第2の態様としては、ネットワークを介して接
続された上述のデータ送信装置から送られてくるデータ
を受信するデータ受信装置において、上記データ送信装
置の上記送信手段から送られてくる上記先送りデータを
受信する受信手段と、上記データ送信装置の上記分割送
信手段が複数回に分けて送ってくるデータを受信し、受
信したデータを1つにまとめて上記分割送信データを再
構成する分割受信手段と、上記再構成した分割送信デー
タを記憶する記憶手段と、を有することを特徴とするデ
ータ受信装置が提供される。
【0024】本発明の第3の態様としては、上述のデー
タ送信装置から送られてくるデータを受信するデータ受
信装置において、上記データ送信装置の上記送信手段か
ら送られてくる上記先送りデータを受信する受信手段
と、上記データ送信装置の上記分割送信手段が複数回に
分けて送ってくるデータを受信し、受信したデータを1
つにまとめて上記分割送信データを再構成する分割受信
手段と、上記再構成した分割送信データを記憶する記憶
手段と、を有することを特徴とするデータ受信装置が提
供される。
【0025】本発明の第4の態様としては、先送りデー
タに上記分割送信データおよび/または上記分割送信デ
ータに含まれているデータを示す、リンク情報を含んで
いる上述のデータ送信装置から送られてくるデータを受
信するデータ受信装置において、上記データ送信装置の
上記送信手段から送られてくる上記先送りデータを受信
する受信手段と、上記データ送信装置の上記分割送信手
段が複数回に分けて送ってくるデータを受信し、受信し
たデータを1つにまとめて上記分割送信データを再構成
する分割受信手段と、動画データおよび静止画データを
再生可能な再生手段と、を有することを特徴とするデー
タ受信装置が提供される。
【0026】本発明の第5の態様としては、上述のデー
タ送信装置から送られてくるデータを受信するデータ受
信装置において、上記データ送信装置の上記送信手段か
ら送られてくる上記先送りデータを受信する受信手段
と、上記データ送信装置の上記分割送信手段が複数回に
分けて送ってくるデータを受信し、受信したデータを1
つにまとめて上記分割送信データを再構成する分割受信
手段と、静止画データ、動画データおよび音声データを
再生可能な再生手段と、を有することを特徴とするデー
タ受信装置が提供される。
【0027】この場合、上記再生手段は、上記先送りデ
ータに含まれている音声データを再生する際には、これ
と同時に当該先送りデータに含まれている静止画データ
を表示することが可能であることが好ましい。
【0028】上記第2乃至第5の態様においては、上記
データ送信装置へ、ある先送りデータに対応する分割送
信データの分割送信の実行要求を送る分割送信要求手段
をさらに有することが好ましい。
【0029】上記分割送信要求手段は、上記分割送信の
実行要求を送る際に、当該先送りデータに含まれている
上記リンク情報をも送るものであってもよい。
【0030】この場合、ある先送りデータに対応する動
画データの再生指示を受け付ける再生指示手段と、上記
分割送信データを保存する保存手段と、制御手段と、を
備え、上記分割受信手段は、上記再構成した分割送信デ
ータを上記保存手段に格納するものであり、上記制御手
段は、上記再生指示手段が上記動画データの再生指示を
受け付けた時、当該先送りデータに対応する分割送信デ
ータが上記保存手段内に存在するか否かを判定し、該判
定の結果、上記分割送信データが上記保存手段内に存在
していなかった場合には、上記分割送信要求手段に上記
実行要求を上記データ送信装置へ送らせ、その後、上記
分割受信手段が受信した上記分割送信データに含まれて
いる動画データまたはビデオデータを上記再生手段に再
生を行わせ、一方、上記分割送信データが上記保存手段
内に存在していた場合には、上記再生手段に、当該分割
送信データに含まれている動画データまたはビデオデー
タの再生を行わせるものであること、を特徴とするデー
タ受信装置が提供される。
【0031】さらには、上記分割送信要求手段が上記実
行要求を送ってから、上記分割受信手段が上記分割転送
データの受信を完了するまでの間、分割転送データの受
信中であることをユーザに知らせる転送状態告知手段を
さらに有することが好ましい。
【0032】本発明の別の態様としては、ネットワーク
を介して接続された複数の情報処理端末間で、ビデオメ
ールを転送するビデオメールシステムにおいて、上述の
データ送信装置と、上述のデータ受信装置と、を含んで
構成されるサーバと、上記サーバに対してビデオメール
を送信する、上述のデータ送信装置を含んで構成された
送信端末と、上述のデータ受信装置を含んで構成される
受信端末と、を備え、上記送信端末の有する上記送信手
段は、上記先送りデータとともに、該先送りデータの受
け手であるユーザを示す宛先情報を送るものであり、上
記サーバの有する上記記憶手段は、上記先送りデータと
上記宛先情報とを対応づけて記憶するものであり、上記
受信端末は、あるユーザ宛のビデオメールが上記記憶手
段内に存在するか否かを問い合わせる着信確認手段をさ
らに有し、上記サーバは、さらに、上記問い合わせを受
けた場合には、上記ユーザ宛のビデオメールが該記憶手
段内にあるか否かを確認し、該確認の結果を上記受信端
末に返答する着信返答手段を有するものであることを特
徴とするビデオメールシステムが提供される。
【0033】本発明のさらに別の態様としては、1また
は2種類以上の内容のデータから構成される伝送対象デ
ータを転送するデータ転送方法において、上記伝送対象
データに含まれているデータのうちの一部を予め抽出
し、上記抽出したデータを含んで構成される先送りデー
タを作成し、該先送りデータを先に送り、その後、上記
伝送対象データに含まれていながら上記先送りデータに
は含まれていないものを含んだデータ(以下”分割転送
データ”という)を、複数回に分けて送ること、を特徴
とするデータの転送方法が提供される。
【0034】上記先送りデータには、上記分割転送デー
タおよび/または上記分割送信データに含まれているデ
ータを示す、リンク情報をも含まれることが好ましい。
【0035】上記伝送対象データには、静止画のデータ
(以下”静止画データ”という)を複数枚分含んで構成
される動画データを含んだものであり、上記抽出データ
は、一部の上記静止画データを含んで構成されてもよ
い。あるいは、上記伝送対象データは、静止画のデータ
(以下”静止画データ”という)を複数枚分含んで構成
される動画のデータ(以下”動画データ”という)と、
音声データと、を含んで構成されるビデオデータを含ん
だものであり、上記抽出データは、音声データおよび一
部の上記静止画データを含んで構成されてもよい。
【0036】本発明のさらに別の態様としては、少なく
とも動画のデータ(以下”動画データ”という)を含ん
だビデオメールを転送するビデオメール転送方法におい
て、上記動画データは、静止画のデータ(以下”静止画
データ”という)を複数枚分含んで構成されるものであ
り、上記動画データに含まれている一部の静止画データ
を抽出し、上記抽出した静止画データと、該静止画デー
タが属していたビデオデータを示すリンク情報と、を少
なくとも含んで構成される先送りデータを作成し、先
ず、上記先送りデータおよび該先送りデータの受け手と
なるユーザを指定す宛先情報を転送し、その後、上記ビ
デオメールに含まれていながら上記先送りデータには含
まれていなかったものを含んだデータ(”分割送信デー
タ”という)を、複数回に分けて転送すること、を特徴
とするビデオメール転送方法が提供される。
【0037】
【作用】抽出手段は、伝送対象データの一部を、予め定
められた基準(例えば、抽出するデータの種類、抽出さ
れるデータの位置、ユーザによって別途選択されている
か否か)に従って抽出する。抽出の基準として、ユーザ
によって選択されているか否かという条件が含まれる場
合には、選択手段によって、ユーザによる選択を受け付
けるようにする。伝送対象データが、動画データやビデ
オデータ等を含んでいる場合には、抽出データには、一
部の静止画データ、さらには音声データを含めるのが好
ましい。これは、このような静止画データ、音声データ
であれば、データ量が比較的少なくてすみ、また、必要
最小限のコミュニケーションは実現可能と思われるから
である。この場合、選択手段による選択は、動画データ
を再生しながら行うようにすれば選択がやりやすい。抽
出されるデータの位置を基準として採用する場合には、
例えば、動画データを構成する静止画のうち、最初ある
いは最後の静止画を抽出するようにしてもよい。
【0038】先送りデータ作成手段は、抽出データ、リ
ンク情報等を含んで構成される先送りデータを作成す
る。伝送対象データにテキストデータが含まれる場合に
は、該テキストデータも含めても良い。
【0039】送信手段は、ネットワークを通じて、先送
りデータをデータ受信装置へ送信する。
【0040】この後、データ受信装置から送られてくる
分割送信の実行要求を分割送信受付手段が受け付ける
と、分割送信手段は、分割送信を開始する。つまり、分
割送信データを複数回に分けて送信する。
【0041】この場合、伝送対象データにビデオデータ
などが含まれているとネットワークを長時間占有するこ
とになりかねない。このような状態は好ましくないた
め、データサイズ決定手段は、分割送信手段が1回に送
るデータの量dpが予め定められた最大データサイズ以
下となるように、例えば、上述の数3に従って1回に送
るデータの量を決定する。
【0042】また、同様の観点から、分割送信における
各回毎の送信は、転送間隔決定手段が例えば数4に従っ
て決定する転送間隔以上の時間間隔をあけて行うのがよ
い。
【0043】一方、データ受信装置は、データ送信装置
の送信手段から送られてくる先送りデータを、受信手段
によって受信する。この後、ユーザは、再生手段によっ
て先送りデータに含まれている音声データおよび静止画
データを再生・表示させる。
【0044】再生指示手段は、ある先送りデータに対応
する動画データの再生指示をユーザから受け付ける。す
ると、制御手段は、当該先送りデータに対応する分割送
信データが保存手段内に存在するか否かを判定する。
【0045】判定の結果、分割送信データが存在してい
なかった場合には、制御手段は、分割送信要求手段に実
行要求およびリンク情報をデータ送信装置へ送らせる。
転送状態告知手段は、分割送信要求手段が実行要求を送
ってから、分割受信手段が分割転送データの受信を完了
するまでの間、分割転送データの受信中であることをユ
ーザに知らせる。分割受信手段は、分割送信されて来る
データを受信し、受信したデータを1つにまとめて分割
送信データを再構成する。場合によっては、保存手段に
保存する。また、再構成された分割送信データに含まれ
ている動画データまたはビデオデータを再生手段に再生
を行わせる。
【0046】一方、分割送信データが存在していた場
合、制御手段は、すぐに、当該分割送信データに含まれ
ている動画データまたはビデオデータの再生を、再生手
段に行わせる。
【0047】ビデオメールシステムに適用する場合に
は、送信端末の送信手段は、先送りデータとともに、デ
ータの受け手を示す宛先情報を送る。サーバは、宛先情
報と、ビデオメール(先送り情報、分割送信データ)と
を、対応づけて記憶手段に記憶する。受信端末の着信確
認手段から、着信の問い合わせがあった場合、サーバの
着信返答手段は、これに返答する。
【0048】なお、分割送信要求手段および分割送信受
付手段による分割送信要求の授受を契機とした分割送信
の開始は、サーバと受信端末との間でのみ使用するよう
にしても良い。送信端末と、サーバとの間では、物理的
な不都合がないかぎり、先送りデータを送信した後は、
自動的に分割送信を行うようにする。
【0049】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。
【0050】本実施例は、本発明をMPEG(Movi
ng Picture coding Experts
Group)動画データをベースとした、ビデオメー
ルシステムに適用した例である。
【0051】本明細書中”ビデオデータ”とは、動画デ
ータと、音声データと、を含んで構成されるものであ
る。なお、ビデオデータの状態(圧縮/伸長)を示すた
め、圧縮された状態にあるビデオデータのことを、特
に”圧縮ビデオデータ”と呼ぶ場合がある。同様に、圧
縮された動画データを”圧縮動画データ”、圧縮された
音声データを”圧縮音声データ”と呼ぶ場合がある。
【0052】本明細書中、”ビデオメール”とは、ビデ
オデータを含んで構成された電子メールである。ビデオ
メールには、この他にも、テキストデータ等をも含んで
いても良い。
【0053】まず、本実施例システムおよび機能構成の
概要を図1を用いて説明する。なお、図1中の実線は制
御の流れを、また、破線はデータの流れを示す。
【0054】本システムは、ビデオメール送信端末1
と、メールボックスサーバ2と、ビデオメール受信端末
3と、これらを接続するネットワーク4と、によって構
成されている。
【0055】ビデオメール送信端末1は、ビデオメール
用のビデオデータの取り込み、メールデータの作成、送
信処理などを行なうためのものである。ビデオメール送
信端末1は、ビデオメール作成及び送信処理部10と、
ビデオデータ分割送信処理部20aとを含んで構成され
ている。ビデオメール作成及び送信処理部10は、ビデ
オメールの作成及び送信を行なうためのものである。ビ
デオデータ分割送信処理部20aは、ビデオデータなど
の大容量のデータを小さなサイズのデータに分割し、時
間間隔をあけて転送するものである。
【0056】メールボックスサーバ端末2は、ビデオメ
ールを受信者ごとにまとめて一旦保持するためのメール
ボックス50を有するものである。メールボックスサー
バ端末2は、ビデオデータ分割送信処理部20bと、メ
ールボックス送受信管理部30と、ビデオデータ分割受
信処理部40bと、メールボックス50と、を含んで構
成されている。ビデオデータ分割送信処理部20bは、
ビデオメール送信端末1の備えるビデオデータ分割送信
処理部20aと同様のものである。メールボックス50
は、ビデオメールを蓄積するためのものであり、ビデオ
メールを使用するユーザに一意的に対応して存在する。
メールボックス送受信管理部30は、メールボックス5
0の管理を行なうものである。ビデオデータ分割受信処
理部40bは、該分割送信処理部20aから分割して送
られてきたデータを受信し、これらを結合して元のデー
タに再構成するものである。再構成されたデータは、メ
ールボックスに格納される。
【0057】なお、以下の説明においては、ビデオデー
タ分割送信処理部20aと、ビデオデータ分割送信処理
部20bとを、総称して、単に、”ビデオデータ分割送
信処理部20”と呼ぶ場合がある。同様に、ビデオデー
タ分割受信処理部40bと、ビデオデータ分割受信処理
部40cとを、総称して、単に、”ビデオデータ分割受
信処理部40”と呼ぶ場合がある。
【0058】ビデオメール受信端末3は、ビデオメール
の受信(つまり、メールボックス50からのビデオメー
ルの取り出し)、ビデオメールの再生を行なうためのも
のである。ビデオメール受信端末3は、ビデオデータ分
割受信処理部40c、ビデオメール受信及び再生処理部
60を備えている。ビデオデータ分割受信処理部40c
は、メールボックスサーバ端末2の有するビデオデータ
分割受信処理部40bと同様のものである。ビデオメー
ル受信及び再生処理部60は、メールボックス50へ
の、ビデオメール受信端末3の現在のユーザ宛のビデオ
メールの着信の検知を行うものである。また、ビデオメ
ール受信及び再生処理部60は、該着信ビデオメールの
取り出し、及び該ビデオメールの再生などを行なう機能
も備えている。
【0059】これらの端末は、ネットワーク4で接続さ
れ、ネットワーク4を介して、互いにデータ交換が可能
となっている。ネットワーク4は、例えば、LAN、公
衆網である。
【0060】なお、一般的に、メールの送信、或は受信
の片方だけを行なうユーザはいないので、該端末1と該
端末3上の機能は、共に同一の端末上にあっても構わな
い。
【0061】本実施例における動作の概要を説明する。
ここでは、ビデオメールの作成及び送信、ビデオメ
ールの受信(取り出し)及び再生に分けて説明を行う。
【0062】ビデオメールの作成及び送信 先ずユーザは、ビデオメール送信端末1において、ビデ
オメール作成及び送信処理部10の機能によりビデオメ
ールを作成する。そして、宛先を指定して該ビデオメー
ルの送信を指示する。なお、この時点でビデオメールに
含まれているビデオデータは、一般的には圧縮されてい
る。
【0063】すると、該処理部10は、ビデオメールを
構成するデータのうち、緊急性を要する優先度の高いデ
ータ(或は、容量が大きくなくネットワークに与える影
響の少ないデータ)を、通常の転送方式によって先に、
メールボックス端末2のメールボックス送受信管理部3
0に送る。これ以外のデータについては、ビデオデータ
分割送信処理部20bに渡して分割送信させる。なお、
分割サイズ、転送の間隔については、後ほど詳細に説明
する。
【0064】以後、通常の転送方式で先に処理部10か
ら送信するデータを”先送りデータ”と呼ぶ。本発明に
おいては、先送りデータを、それだけである程度のコミ
ュニケーションを果たせ、且つビデオメールを構成する
データの中でデータ容量の比較的小さいデータとしてい
る。
【0065】また、先送りデータの送信後に、該処理部
20aによって分割送信するデータを”分割送信デー
タ”と呼ぶ。分割送信データは、ビデオメールデータの
中で比較的容量の大きなデータ(例えば、動画データ、
或は動画と音声により構成されるデータ)とする。
【0066】本実施例では、先送りデータを、ビデオデ
ータに含まれている音声データと、ビデオデータに含ま
れている動画の代表フレーム(静止画)データとで構成
している。また、ビデオメールとして送るデータにテキ
ストデータも含まれている場合には、該テキストデータ
も先送りデータに含めることとしている。一方、分割送
信データとしては、ビデオデータ(後述する圧縮ビデオ
データ250に相当)を送るようにしている。従って、
音声データについては、同じ内容のものを2回送ること
になっている。
【0067】先送りデータが送られてきた場合、メール
ボックス送受信管理部30は、当該先送りデータを、該
端末1においてユーザ(送信者)が指定した宛先に対応
するユーザ(受信者)に対して設けられているメールボ
ックス50に格納する。また、処理部10から分割送信
の要求を受け取った場合には(注:該要求自体は、処理
部10がメールボックス送受信管理部30へ送るもので
ある。)、メールボックス送受信管理部30はビデオデ
ータ分割受信処理部40bに該分割送信データの受信処
理を依頼する。依頼を受けた処理部40bは、ビデオデ
ータ分割送信処理部20aから分割されて送られてくる
データを全て受信した後、該受信データを一つのデータ
ファイルに結合することで、分割送信データを再構成す
る。そして、そのデータファイルを、このビデオメール
の該宛先に対応するユーザに対して設けられているメー
ルボックス50に格納する。メールボックス50内にお
いては、先送りデータと、分割送信データとは、別々に
記憶されており、一体化されることはない。
【0068】分割送信時の全データ転送終了の検出方法
は特に限定されない。例えば、データファイルの末尾を
示す記号(エンドオブファイル)を、送信或いは受信す
る分割データ中に検出すると転送終了とみなす方法を適
用可能である。あるいは、転送対象データのサイズを送
信側と受信側(ここでは、メールボックスサーバ端末
2)の端末で照合して判定する方法を適用可能である。
【0069】本発明のこのような方式では、先送りデー
タと、分割送信データとを、関連付けておく必要があ
る。本実施例では、先送りデータの中に、上記分割送信
データ(本実施例では、ビデオデータ)のIDやデータ
ファイル名などのリンク情報(図5におけるリンク情報
330)を、組み込むことで両者を関連付けている。こ
の詳細については、後ほど図5を用いて説明する。
【0070】ビデオメールの受信及び再生 ビデオメール受信端末3のユーザが、ビデオメール受信
及び再生処理部60の処理を起動すると、該ビデオメー
ル受信・再生処理部60は、該端末3の現在のユーザの
メールボックス50へのビデオメールの着信の有無を、
メールボックス送受信管理部30に問い合わせる。
【0071】該管理部30は、問い合わせのあったユー
ザ宛のメールが着信していれば、その旨を該処理部60
に通知する。処理部60は、その結果をユーザに知らせ
る。メールを読むことを希望する場合、ユーザ(受信
者)は処理部60に取り出しを指示する。
【0072】指示を受けた該処理部60は、管理部30
に当該ビデオメールの取り出しを依頼する。すると、該
管理部30は、先ず、先送りデータをメールボックス5
0から取り出して、通常の転送方式で処理部60に送
る。処理部60は、送られてきた先送りデータに含まれ
ている音声データを再生する。また、該先送りデータに
含まれている代表フレームデータの表示を行なう。
【0073】この時、該先送りデータに対応するビデオ
データを見る(あるいは、読む)ことを希望する場合に
は、ユーザはその旨を処理部60に対して指示する。す
ると、処理部60は、該先送りデータに含まれているリ
ンク情報をメールボックス送受信管理部30に通知し、
該リンク情報によって特定される分割送信データの取り
出しを要求する。メールボックス送受信管理部30は、
当該分割送信データの分割送信を、ビデオデータ分割送
信処理部20bに行わせる。
【0074】処理部60は、分割送信データの分割受信
を、ビデオデータ分割受信処理部40cに行わせる。処
理部40cは、処理部20bから分割して送られてくる
データを全て受信した後、一つのデータファイルに結合
する。そして、該データファイルを処理部60に渡す。
処理部60は、該分割送信データに含まれているビデオ
データを再生する。
【0075】次に、ビデオメール送信端末1、或はビデ
オメール受信端末3のハードウェア構成を図2を用いて
説明する。
【0076】本実施例の端末1,3は、中央処理装置
(CPU)101と、主メモリ(メインメモリ)102
と、時計装置(クロック)103と、マウス104と、
キーボード105と、記憶装置106と、ネットワーク
制御装置(LANボード)107と、画像入出力制御装
置108と、メモリ(VRAM:Video RAM)
109と、ディスプレー110と、カメラ111と、音
声入出力制御装置112と、マイク113と、スピーカ
114と、圧縮伸長装置115と、バス116と、を含
んで構成されている。
【0077】中央処理装置(CPU)101は、当該端
末全体を制御するものである。主メモリ(メインメモ
リ)102は、プログラムが動作し、制御用のデータを
保持するテーブルを一時的に確保するものである。時計
装置(クロック)103は、CPU101などに一定間
隔で割込み信号や日時の情報を供給するものである。記
憶装置106は、ユーザのデータを保存するためのもの
である。
【0078】マウス104およびキーボード105は、
ユーザの指示入力を取り込むためのものである。
【0079】ディスプレー110は、各種処理結果を表
示してユーザに伝えるためのものである。カメラ111
は画像情報を取り込むためのものである。これらは、画
像入出力制御装置108により制御されている。メモリ
(VRAM)109は、ディスプレー110に表示する
データを保持するものである。該メモリ109には、制
御装置108により、常に最新の表示データが書き込ま
れる。
【0080】マイク113は、音声情報を取り込むため
のものである。スピーカ114は音声情報をユーザに伝
えるためのものである。これらは、音声入出力制御装置
112により制御されている。
【0081】ネットワーク制御装置(LANボード)1
07はネットワークに端末を接続するためのものであ
る。
【0082】圧縮伸長装置115は、このビデオデータ
の圧縮伸長処理を行うためのものである。ビデオデータ
はそのデータ量が莫大であるため、端末からビデオデー
タを取り込む場合には、ディジタル化およびデータ圧縮
を行なって、一旦記憶、或は伝送する。そして、ビデオ
データを再生するときは、これを伸長するのが一般的で
ある。ビデオデータの圧縮伸長技術は各種あるが、本実
施例ではMPEG方式を採用している。このMPEG方
式は演算量が多いため、本実施例では該圧縮伸長装置1
15等のハードウェアを用いて圧縮伸長の演算を行って
いる。また、本実施例では、該圧縮伸長装置115とし
て、動画データ、音声データいずれか一方のみしか含ま
れていない場合でも、圧縮伸長処理を行うことのできる
ものを採用している。
【0083】圧縮伸長装置115を用いることなく、主
メモリ102およびCPU101上で動作するソフトウ
ェアによって、該圧縮伸長処理を行うことも可能であ
る。この場合には、圧縮伸長のための専用のハードウエ
アは省略できる。MPEG方式におけるビデオデータの
構造等については後ほど説明する。
【0084】なお、メールボックスサーバ端末2のハー
ドウェア構成は、該端末1,3と同様の構成でよい。但
し、メールボックスサーバ端末2としての機能上は、画
像入出力制御装置108と、メモリ(VRAM:Vid
eo RAM)109と、ディスプレー110と、カメ
ラ111と、音声入出力制御装置112と、マイク11
3と、スピーカ114と、圧縮伸長装置115とはなく
てもよい。メールボックス50は、記憶装置106上に
構成されるものである。
【0085】図1におけるビデオメール作成送信処理部
10、ビデオデータ分割送信処理部20a,20b、メ
ールボックス送受信管理部30、ビデオデータ分割受信
処理部40b,40c、メールボックス50、ビデオメ
ール受信・再生処理部60は、上記各部が密接に連携し
て動作することで実現されるものである。
【0086】例えば、ビデオメール作成送信処理部10
は、マウス104等から入力される指示に従って、CP
U101、画像入出力制御装置109、音声入出力制御
装置112が動作して、カメラ111、マイク113か
ら画像,音声データを取り込む。この取り込んだデータ
を圧縮伸長装置15でエンコードすること等で実現され
るものである。
【0087】ビデオメール分割送信処理部20は、メモ
リ102に格納されているプログラムをCPU101が
実行すること等によって実現されるものである。これら
の処理部において必要なユーザからの指示は、マウス1
04等から入力されるものである。
【0088】ビデオデータ分割受信処理部40は、メモ
リ102に格納されているプログラムをCPU101が
実行すること等によって実現されるものである。これら
の処理部において必要なユーザからの指示は、マウス1
04等から入力されるものである。また、受信したデー
タは、適宜記憶装置106へ格納される。
【0089】メールボックス50は、記憶装置106に
よって実現される。
【0090】ビデオメール受信再生処理部60は、マウ
ス104等から入力される指示に従って、CPU10
1、圧縮伸長装置15等が動作することで受け取ったビ
デオデータをデコードし、そして、画像入出力制御装置
109、音声入出力制御装置112が、このデコードさ
れたビデオデータを、ディスプレイ110、スピーカ1
14から出力することで実現されるものである。また、
適宜、記憶装置106へ格納することでビデオデータを
保存している。
【0091】特許請求の範囲において言う”抽出手段”
は、ビデオメール作成・送信処理部10によって、特
に、図7のステップ1022、1023における処理に
よって、実現されている。
【0092】”先送りデータ作成・送信手段”は、ビデ
オメール作成・送信処理部10によって、特に、図7の
ステップ1024における処理によって、実現されてい
る。”分割送信手段”とは、ビデオデータ分割送信処理
部20によって、特に、図12の分割送信処理プログラ
ム1140の実行によって実現されている。”選択手
段”とは、ビデオメール作成・送信処理部10によっ
て、特に、図8の代表フレーム選択プログラム1030
によって実現されるものである。”分割送信受付手段”
とは、メールボックス受信管理部30によって、特に、
図15、及び図16のステップ1211、1213によ
って実現されるものである。”記憶手段”は、メールボ
ックス50によって、特に、図2における記憶装置10
6によって実現されるものである。”保存手段”とは、
受信再生処理部60によって、特に、図2における記憶
装置106によって実現されるものである。”分割送信
要求手段”とは、ビデオメール受信再生処理部60、特
に、図11のステップ1133における処理によって実
現されるものである。”再生手段”とは、ビデオメール
受信再生処理部60、特に、図11におけるステップ1
138によって実現されるものである。また、図2にお
いては、画像入出力装置108、ディスプレイ110、
圧縮伸長装置115、音声入出力制御装置112、スピ
ーカ114等によって実現されるものである。”再生指
示手段”とは、図11におけるステップ1133におい
てその有無を判断するビデオ再生要求を入力するため
の、マウス104、キーボード105などに相当す
る。”制御手段”とは、ビデオメール受信再生処理部6
0、特に、図11における、ステップ1136乃至ステ
ップ1138に至る一連の処理によって実現されるもの
である。”転送状態告知手段”とは、ビデオメール受信
再生処理部60、特に、図11におけるステップ113
5、ステップ1137に対応して、CPU101がディ
スプレイ110への所定メッセージの表示/消去等を行
わせることによって実現されるものである。”着信確認
手段”とは、受信再生処理部60、特に、図9における
ステップ1111、また、図10におけるステップ11
21によって実現されるものである。”着信返答手段”
とは、メールボックス送受信管理部30、特に、図16
におけるステップ1214、ステップ1215によって
実現されるものである。”データサイズ決定手段”およ
び”転送間隔決定手段”は、分割送信処理部20によっ
て、特に、図12のステップ1142〜1144によっ
て実現されるものである。
【0093】伝送対象データとは、ビデオメールとして
送ることになるビデオデータ、テキストデータ等に相当
する。”抽出データ”は、ビデオデータから抽出される
代表フレームデータ、音声データに相当する。リンク情
報とは、リンク情報330に相当する。”宛先情報”と
は、メールの受け手となるユーザのIDなどである。
【0094】次に、本実施例における先送りデータの作
成方法を説明する。
【0095】ここでは、先ず、本実施例における先送り
データ作成の前提となるMPEG方式の概要およびデー
タ構造から説明する。図3に、本実施例において扱う動
画データのフレーム構成を示した。
【0096】MPEG方式に限らず動画再生表示は、複
数の静止画を高速に連続して表示することで行われる。
この動画を構成する静止画を、動画の”フレームデー
タ”と呼ぶことにする。つまり、動画データは、基本的
には、連続するフレームデータ410の集合として構成
される。フレームポインタ400は、圧縮(あるいは、
非圧縮)の動画データのフレームデータのポインタであ
る。
【0097】データの圧縮方式には、大きく分けて、フ
レーム内圧縮方式と、フレーム間圧縮方式とがある。フ
レーム内圧縮は、一枚のフレームデータ内の冗長度を圧
縮する方式である。フレーム間圧縮は、前、或は、後の
フレームデータとの差分をデータをして持つことによ
り、時間的なデータの冗長度を圧縮する方式である。
【0098】MPEG方式では、両圧縮方式を併用して
いる。そのため圧縮動画データを伸長、再生するには前
のフレームデータに差分データを加算するなどの処理が
必要になる。
【0099】なお、本明細書、特に特許請求の範囲にお
いて言う”動画データ”、”音声データ”、”ビデオデ
ータ”には、このように圧縮された状態のものをも含む
概念である。
【0100】MPEG方式におけるビデオデータの圧縮
処理と伸長処理との概要を図4に示した。
【0101】MPEG方式におけるビデオデータ圧縮処
理アルゴリズム200は、動画データの圧縮処理を行な
うMPEG・Videoエンコーダ201と、音声デー
タの圧縮処理を行うMPEG・Audioエンコーダ2
02と、を含んで構成される。カメラ111より取り込
まれた動画像データは、エンコーダ201によってディ
ジタル化および圧縮処理がなされて圧縮動画データとさ
れる。同様に、マイク113によって取り込まれた音声
データは、エンコーダ202によって圧縮音声データと
される。そして、圧縮動画データおよび圧縮音声データ
を1つにまとめることで、圧縮ビデオデータ250(図
5参照)が作られる。
【0102】MPEG方式における圧縮ビデオデータの
伸長処理アルゴリズム210は、動画データの伸長を行
なうMPEG・Videoデコーダ211と、音声デー
タの伸長を行うMPEG・Audioデコーダ212
と、を含んで構成される。圧縮ビデオデータ250に含
まれている圧縮動画データは、デコーダ211により伸
長される。そして、伸長された動画データはディスプレ
ー110で表示される。同様に、圧縮音声データは、デ
コーダ212により伸長され、伸長された音声データは
スピーカ114で再生される。再生時の音声と動画の同
期は、MPEG・Systemと呼ばれる方式により実
現される。圧縮音声データ260だけの場合でも、デコ
ーダ212は、これを伸長して再生することができる。
【0103】MPEG方式における圧縮ビデオデータ2
50は、図5に示すとおり、複数の圧縮動画フレームデ
ータ260,261等と、該圧縮動画フレームデータ2
60,261等に対応する時間分の圧縮音声データ27
0,271等と、を交互に挿入して構成されている。動
画データには、1フレーム毎にヘッダ情報が付いてお
り、音声データとが区別できるようになっている。
【0104】MPEG方式については、他の文献(例え
ば「マルチメディアデータの国際標準」:丸善)に記載
されているため、ここではこれ以上詳細な説明は行わな
い。
【0105】既に述べたとおり、該アルゴリズム20
0,210は、ハードウェアでもソフトウェアでも実現
することが可能である。本実施例では、圧縮伸長装置1
15が行っている。
【0106】以上述べたMPEG方式の圧縮ビデオデー
タ250から、先送りデータを作成する方法を図5を用
いて説明する。
【0107】先送りデータ300は、動画の代表フレー
ムデータ310と、全音声データ320と、リンク情報
330と、を含んで構成される。また、別途作成され
た、テキストデータ340等も含めることができる。ユ
ーザが、ビデオデータだけでコミュニケーションが果た
せる場合は、該テキストデータ340はなくてもよい。
【0108】代表フレームデータ310は、圧縮ビデオ
データ250に含まれている動画データのうち、別途、
ユーザが指定したものを抽出したものである。該指定、
抽出処理は、以下の手順で行う。圧縮ビデオデータ25
0を、MPEGデコーダ210でデコードし、ディスプ
レイ110へ表示させながら、ユーザの代表フレーム選
択指示を受け付ける。該選択指示は、マウス104等に
よって行われる。そして、ユーザからの指示があった時
点でVRAM109上に存在するデータ、即ちその時点
でディスプレイ110に表示されているフレームデータ
を、そのまま代表フレームデータ310として抽出す
る。従って、代表フレームデータ310は、伸長処理が
施された状態となっている。代表フレームデータ310
の抽出処理手順の詳細は、後述する。
【0109】全音声データ320は、圧縮音声データ2
60、261等を1つに結合したものである。上述した
とおり、MPEG方式の動画データには1フレーム毎に
ヘッダ情報が付いているため、音声データと動画データ
とは区別できる。従って、データの中身を調べながら、
音声データだけ取り出して1つのデータに結合すること
で全音声データ320を作成できる。全音声データ32
0は、伸長処理を施しておらず、圧縮されたままの状態
である。
【0110】リンク情報330は、先送りデータ300
と圧縮ビデオデータ250との対応関係を示すものであ
る。具体的には、リンク情報330として、圧縮ビデオ
データ250のファイル名称や、内部的なID番号など
を使用する。
【0111】テキストデータ340は、必要に応じてビ
デオデータとは別に用意し、これを以上のデータと結合
する。
【0112】次に、図1を用いて説明した各処理部の詳
細を説明する。
【0113】上記各処理部の主要部分は、実際には、図
2における各端末1,2,3に含まれているCPU10
1が主メモリ102上に格納されているプログラムを実
行することで実現される。そこで、ここでは、CPU1
01の実行するプログラムの処理手順についてフローチ
ャート用いて説明する。
【0114】先ず、ビデオメール作成及び送信処理部1
0について説明する。
【0115】ビデオメール作成及び送信処理部10を実
現するための処理としては、ビデオメールの作成プロ
グラム1010(図6)、ビデオメールの送信プログ
ラム1020(図7)、代表フレーム選択プログラム
1030(図8)の3つがある。これらのプログラム
は、ビデオメール送信端末1の有するCPU101が実
行するものである。以下において、これら3つのプログ
ラムを説明する。
【0116】ビデオメール作成プログラム1010
(図6参照) ユーザがビデオメールの送信を行うとき、ユーザはビデ
オメール送信端末1のビデオメール作成処理プログラム
1010を起動する。すると、端末1のCPU101
は、カメラ111から動画像を、また、マイク113か
ら音声を取り込む。そして、これらを圧縮伸長装置11
5によって圧縮させ、主メモリ102、或は記憶装置1
06に、圧縮ビデオデータ250(図5参照)として一
時的に保管する(ステップ1011)。なお、圧縮伸長
装置115を備えていないときには、CPU101が、
圧縮処理を行う。
【0117】続いて、テキスト入力の有無についてユー
ザに確認する(ステップ1012)。この確認は、例え
ば、ディスプレイ110へ、所定の表示を行なうととも
に、キーボード105からの選択指示を受け付けること
で行う。確認の結果、テキスト入力が要求されていなけ
れば、そのままステップ1014に進む。一方、テキス
ト入力の要求があった場合には、キーボード105から
のテキスト入力を受け付けて、これを保存する(ステッ
プ1013)。
【0118】続くステップ1014では、CPU101
は、キーボード105からの宛先情報(例えば、送信先
のユーザ名)の入力を受け付けて、これを取り込む。
【0119】この後、CPU101は、ビデオメール送
信処理プログラム1020を起動するとともに、ステッ
プ1011で作成した圧縮ビデオデータ250と、該宛
先情報とを該プログラム1020に渡してビデオメール
の送信を行なう(ステップ1015)。該ビデオメール
送信処理プログラム1020については、図7を用いて
説明する。
【0120】最後に、CPU101は、ステップ101
1において取り込み、一時的に保管していた圧縮ビデオ
データ250を削除して(ステップ1016)、該ビデ
オメールの作成プログラム1010を終了する。
【0121】ビデオメール送信プログラム1020
(図7参照) 該ビデオメール送信処理プログラム1020は、ビデオ
メール作成処理プログラム1010(図6)のステップ
1015において、送信する圧縮ビデオデータ250と
送信先の宛先情報を渡されて起動されるものである。
【0122】プログラム1020が起動されると、CP
U101は、先ず代表フレーム選択処理プログラム10
30を起動し、先送りデータ300の代表フレームデー
タ310(図5参照)の元となるフレームデータを決定
させる。そして、決定されたフレームデータをVRAM
109に書き込む(ステップ1021)。なお、代表フ
レーム選択処理1030は、ユーザからの指示に従って
代表フレームデータ300を決定している。該代表フレ
ーム選択処理1030の詳細は、後ほど図8を用いて説
明する。
【0123】CPU101は、VRAM109上の代表
フレームデータを、主メモリ102、或は記憶装置10
6に一時的に保管する(ステップ1022)。また、C
PU101は、圧縮ビデオデータ250から、圧縮音声
データ(320)のみを分離抽出する(ステップ102
3)。
【0124】続いて、該圧縮音声データ320と、該代
表フレームデータ310と、リンク情報330と、を1
つに結合して、先送りデータ300(図5参照)を構成
する。テキストデータ340もある場合には、当該テキ
ストデータ340も一緒に結合する。そして、ネットワ
ーク4を介して、メールボックス送受信管理部30に該
先送りデータ300を送信する(ステップ1024)。
この場合、先送りデータ300を送信するに先だって、
当該送信データが先送りデータであることをメールボッ
クス送受信管理部30に知らせる。あるいは、先送りデ
ータ300の最初の部分に当該データが、先送りデータ
であることを示す情報を付加した上で送信する。
【0125】なお、メールボックス送受信管理部30
は、受け取った先送りデータ300を、該宛先情報に対
応するユーザのメールボックス50に格納する。
【0126】この後、端末1のCPU101は、メール
ボックス送受信管理部30に分割送信実行の許可を求め
るメッセージと宛先情報等とを送る(ステップ102
5)。分割送信を認める返答があると、CPU101
は、ビデオデータ分割送信処理部20に依頼して該圧縮
ビデオデータ250を分割送信させる(ステップ102
6)。なお、依頼を受けたビデオデータ分割送信処理部
20は、後述するビデオデータ分割送信処理プログラム
1140(図12参照)を実行することで分割送信を行
う。
【0127】該図7に示したプログラム1020実行
後、CPU101は、図6のステップ1016に戻る。
【0128】代表フレーム選択プログラム1030
(図8参照) 該代表フレーム選択処理プログラム1030は、ビデオ
メール送信処理プログラム1020(図7)のステップ
1021において、送信する圧縮ビデオデータ250を
渡されて起動されるものである。
【0129】CPU101は、該プログラム1030を
起動されると、先ず、フレームポインタ400が、先頭
のフレームデータを指すように初期化する(ステップ1
031)。続いて、CPU101は、圧縮伸長装置11
5(MPEG・Videoデコーダ211)に、圧縮動
画データの中のフレームポインタ400が指す1フレー
ムデータをデコードさせる(ステップ1032)。そし
て、デコードデータをVRAM109に上書きする(ス
テップ1033)。この結果、ディスプレー110に該
フレームデータが表示される。
【0130】次に、CPU101は、ユーザのマウス1
04やキーボード105等から選択処理の停止指示が入
力されたか否かを判定する(ステップ1034)。停止
指示が入力されていた場合には、CPU101は、該プ
ログラム1030の処理を終了する。一方、指示が入力
されていなければ、ステップ1035に進んで、次のフ
レームデータの有無を判定する。その結果、次のフレー
ムデータがあった場合には、フレームポインタ400を
次のフレームデータを指すように更新する(ステップ1
036)。ステップ1036の後は、ステップ1032
に戻って、同様の処理を繰り返す。逆に、次のフレーム
データがなかった場合(すなわち、動画データをすべて
表示しおわっていた場合)には、該代表フレーム選択プ
ログラム1030を終了する。該代表フレーム選択プロ
グラム1030を終了した後、CPU101は、図7の
ステップ1022に戻る。
【0131】次に、ビデオメール受信及び再生処理部6
0について説明する。
【0132】ビデオメール受信及び再生処理部60を実
現するための処理としては、ビデオメールの着信処理
プログラム1110(図9)、既に着信しているビデ
オメールの開封プログラム1120(図10)、ビデ
オメール再生プログラム1130(図11)がある。こ
れらのプログラムは、ビデオメール受信端末2の有する
CPU101が実行するものである。以下において、こ
れら3つのプログラムを説明する。
【0133】ビデオメール着信処理プログラム111
0(図9) ビデオメール着信処理プログラム1110はユーザから
の指示によって起動される。
【0134】該プログラム1110が起動されると、C
PU101は、端末2のメールボックス送受信管理部3
0に当該ユーザ宛に新たなメールが着信しているか否か
を問い合わせる(ステップ1111)。
【0135】該問い合わせを受けたメールボックス送受
信管理部30は、メールボックス50内に、当該ユーザ
宛のメールが届いているか否かを返答する。
【0136】該返答の結果、着信があった場合には、C
PU101は、ステップ1112に進み、ユーザにメー
ルの着信を告知する。該告知は、例えば、ディスプレー
110に着信のメッセージを表示すること等で行う。
【0137】続いて、CPU101は、ユーザに着信ビ
デオメールの取り出し指示の有無を確認する(ステップ
1113)。この場合、ユーザは、キーボード105等
を操作して、取り出すメールの指定、および該指定した
メールの取り出し指示を入力することができる。
【0138】ユーザからの取り出し指示があった場合に
は、CPU101は、メール再生プログラム1130を
起動して指定されたメールを取り出す(ステップ111
4)。該メール再生プログラム1130の詳細について
は、後ほど図11を用いて説明する。再生終了後、CP
U101は、該ビデオメール着信処理プログラム111
0を終了する。
【0139】ステップ1111において着信がなかった
場合、ステップ1113において、取り出しが指示され
なかった場合には、CPU101は、そのまま該ビデオ
メール着信処理プログラム1110を終了する。
【0140】ビデオメール開封プログラム1120
(図10) このビデオメール開封プログラム1120は、ビデオメ
ールを再生する際に使用されるものである。前述のビデ
オメール着信処理プログラム1110が新たに着信した
ビデオメールのみを対象としているのに対し、該ビデオ
メール開封プログラム1120は、着信が確認されてい
ながら見られていない(読まれていない)ビデオメー
ル、あるいは、以前に再生したビデオメールを改めて再
生する場合に使用されるものである。
【0141】該ビデオメール開封プログラム1120
は、ユーザからの指示によって起動される。
【0142】ビデオメール開封プログラム1120が起
動されると、CPU101は、メール送受信管理部30
に、メールボックス50内に格納されている当該ユーザ
当てのメールの一覧表を要求する。メール送受信管理部
30は、これに応えて、メールの一覧を送信する。CP
U101は、該一覧表を受け取ると、これをディスプレ
イ101に表示させて、開封する着信メールの指定を待
つ(ステップ1121)。この時、ユーザは、開封する
メールの指定およびその取り出し指示をキーボード10
5等によって入力できる。該指示があると、CPU10
1はステップ1122に進む。
【0143】ステップ1122において、CPU101
は、メール再生プログラム1130を起動して、指定さ
れたメールの取り出しを行う。該メール再生プログラム
1130の詳細については、後ほど図11を用いて説明
する。再生終了後、CPU101は、該ビデオメール開
封プログラム1120を終了する。
【0144】ビデオメール再生プログラム1130
(図11) ビデオメール再生処理プログラム1130は、ビデオメ
ール着信プログラム1110(図9)のステップ111
4、或は、ビデオメール開封処理プログラム1120
(図10)のステップ1122において、起動されるも
のである。
【0145】該ビデオメール再生プログラム1130が
起動されると、CPU101は、ユーザによって指示さ
れたメールの先送りデータ300の取り出しを、メール
ボックス送受信管理部30に依頼する(ステップ113
1)。メールボックス送受信管理部30は、この依頼に
応えて、当該先送りデータ300をメールボックス50
から取り出して、端末2のビデオメール受信・再生処理
部60へ送る。
【0146】先送りデータ300を受け取ると、CPU
101は、該先送りデータ300に含まれている代表フ
レームデータ310をディスプレー110に表示させ
る。また、圧縮音声データ320を、圧縮伸長装置11
5(MPEG・Audioデコーダ212)により伸長
して、スピーカ114から再生させる(ステップ113
2)。また、先送りデータ300にテキストデータが含
まれているときには、該テキストデータも表示させる。
【0147】続いて、CPU101は、該先送りデータ
300に対応するビデオデータの再生指示が、ユーザか
ら入力されたか否かを確認する(ステップ1133)。
この時、ユーザは、キーボード105等によって該再生
指示を入力できる。確認の結果、該再生指示があった場
合には、ステップ1134に進み、今度は、当該先送り
データ300に対応する圧縮ビデオデータ250を含ん
だ分割送信データが、該端末3の記憶装置106内に存
在しているか否かを判定する。該判定は、ステップ11
31で取り出した先送りデータ300に含まれているリ
ンク情報330を手がかりとして行う。このような判定
を行うのは、既に述べたとおり本実施例では、ビデオメ
ールサーバ2から取り出した先送りデータをビデオメー
ル受信端末3では保存しないのに対し、ビデオメールサ
ーバ2から一端取り出した分割送信データについては、
ビデオメール受信端末3で保存するようにしているから
である。
【0148】ステップ1133における判定の結果、当
該圧縮ビデオデータ250が存在していなかった場合に
は、CPU101は、ステップ1135に進み、メール
ボックス管理部30にリンク情報330(例えば、圧縮
ビデオデータ250のファイル名)を渡して、当該圧縮
ビデオデータ250の分割送信を要求する(これが特許
請求の範囲においていう”分割送信の実行要求”に相当
する)。また、ディスプレイ110には、分割受信中で
あることをユーザに伝えるメッセージを表示させる。
【0149】この後、CPU101は、ビデオデータ分
割受信処理部40に圧縮ビデオデータ250を受信させ
る(ステップ1136)。なお、ビデオデータ分割受信
処理部40は、後述するビデオデータ分割受信処理プロ
グラム1150(図13)を実行することで、該分割受
信を行っている。
【0150】圧縮ビデオデータ250の受信完了後、C
PU101は分割受信中の該表示を消去し(ステップ1
137)、ステップ1138に進む。
【0151】なお、ステップ1134において、端末3
が圧縮ビデオデータ250を既に有していた場合には、
直接、ステップ1138に進む。
【0152】ステップ1138において、CPU101
は、圧縮伸長装置115(MPEGデコーダ210)に
圧縮ビデオデータ250の伸長処理を行わせる。そし
て、伸長されたビデオデータを再生させる。つまり、動
画データは、画像入出力制御装置108によってディス
プレイ110に出力させる。一方、音声データは、音声
入出力制御装置112によってスピーカ114から出力
させる。この場合、再生は、動画と、音声とで、同期を
とって行われることは言うまでもない。
【0153】再生処理終了後、CPU101は、ユーザ
からのリプレイ要求を受け付ける(ステップ113
9)。リプレイ要求があった場合には、再び、ステップ
1138を実行する。リプレイ要求が無ければ、CPU
101は、該ビデオメール再生プログラム1130を終
了する。
【0154】ステップ1133において再生要求が無か
った場合には、CPU101はそのままビデオメール再
生プログラム1130を終了する。
【0155】なお、該プログラム1130がビデオメー
ル着信プログラム1110(図9)のステップ1114
において起動されたものである場合には、この後、CP
U101は該プログラム1110に戻り、そのまま該プ
ログラム1110を終了する。同様に、ビデオメール開
封プログラム1120(図10)のステップ1122に
おいて起動されたものである場合には、この後、CPU
101は、該ビデオメール開封プログラム1120に戻
り、そのまま該プログラム1120を終了する。
【0156】次に、ビデオデータ分割送信処理部20お
よび、ビデオデータ分割受信処理部40について説明す
る。
【0157】ビデオデータ分割送信処理部20を実現す
るための処理は、ビデオデータ分割送信処理プログラム
1140(図12)である。該プログラム1140は、
ビデオメール送信端末1の有するCPU101、および
メールボックスサーバ端末2の有するCPU101が実
行するものである。なお、ビデオデータ分割送信処理プ
ログラム1140を実行する際に、設定、参照するネッ
トワーク情報パラメータ等のデータ構造を図14に示し
た。
【0158】一方、ビデオデータ分割受信処理部40を
実現するための処理は、ビデオデータ分割受信処理プロ
グラム1150(図13)である。該プログラム115
0は、ビデオメール受信端末3の有するCPU101、
およびメールボックスサーバ端末2の有するCPU10
1が実行するものである。
【0159】分割送信処理は、基本的には、分割送信処
理プログラム1140を実行している送信側のビデオデ
ータ分割送信処理部20と、ビデオデータ分割受信処理
プログラム1160を実行している受信側のビデオデー
タ分割受信処理部40と、の間で行なわれる。
【0160】まず、ビデオデータ分割送信処理プログラ
ム1140(図12)について説明する。
【0161】該ビデオデータ分割送信処理プログラム1
140は、ビデオメール送信端末1上では、ビデオメー
ル送信処理プログラム1020(図7)のステップ10
26において起動される。メールボックスサーバ端末2
上では、後述するメールボックス管理プログラム121
0(図16)のステップ1213において起動される。
なお、該ステップ1213は、ビデオメール受信端末3
からの分割送信要求(ビデオメール再生プログラム11
30(図11)のステップ1136参照)を受けた際に
なされるものである。
【0162】上記二つの場面のうちいずれにおいて起動
された場合でも、該プログラム1140には、送信対象
の分割送信データを識別するための情報(例えば、ファ
イル名)が、パラメータとして渡される。なお、ここで
パラメータとして渡す情報は、先送りデータ300のリ
ンク情報330としても使用可能なものである。
【0163】ビデオデータ分割送信処理プログラム11
40が起動されると、CPU101は、先ず、データの
送信処理を行なうため、送信相手(ここでは、端末2、
あるいは該端末3)のビデオデータ分割受信処理部40
とのコネクションを確立する(ステップ1141)。
【0164】続いて、CPU101は、分割送信処理を
行うのに必要なネットワーク情報パラメータを、後述す
るネットワーク情報テーブル500(図14(a)参
照)から読み出す(ステップ1142)。そして、該ネ
ットワーク情報パラメータを用いて、データの分割サイ
ズ、および、データの転送時間間隔を決定し、後述する
転送制御情報510(図14(b)参照)に格納する
(ステップ1143、1144)。なお、ステップ11
42〜ステップ1144において用いられる各種パラメ
ータ、分割サイズ及び転送時間間隔の決定方法について
は、後ほど図14、数5、数6を用いて説明する。
【0165】この後、CPU101は、転送対象である
分割送信データ(本実施例では、圧縮ビデオデータ25
0)を、ここで設定した分割サイズ毎に分割し、分割さ
れたできた個々のデータブロックを、該転送間隔で転送
する(ステップ1145)。
【0166】送信すべき全てのデータ送信が終わると、
CPU101は、ビデオデータ分割受信処理部40との
コネクションを切断する(ステップ1146)。
【0167】次に、ビデオデータ分割受信処理プログラ
ム1150(図13)について説明する。
【0168】該ビデオデータ分割受信処理プログラム1
150は、ビデオメール受信端末3上では、分割送信デ
ータを受信する際(ビデオメール再生処理プログラム1
130(図11)のステップ1136参照)において起
動される。メールボックスサーバ端末2上では、後述す
るメールボックス管理プログラム1210(図16)の
ステップ1217において起動される。なお、該ステッ
プ1217は、メールボックスサーバ端末2が、ビデオ
メール送信端末1から複数回に分けて送信されてくる分
割送信データを受信する際に実行されるものである。
【0169】上記二つの場面のうちのいずれにおいて起
動された場合でも、該ビデオデータ分割受信処理プログ
ラム1150には、送信対象の分割送信データのファイ
ルを識別するための情報(例えば、ファイル名)がパラ
メータとして渡される。ここでパラメータとして渡され
る情報は、先送りデータ300のリンク情報330とし
ても使用可能なものである。
【0170】ビデオデータ分割受信処理プログラム11
50が起動されると、CPU101は、分割送信処理部
20からのコネクション確立要求(分割送信処理プログ
ラム(図12)のステップ1141参照)に対応して、
コネクションを確立する(ステップ1151)。
【0171】続いて、CPU101は、送信相手(ここ
では、端末1または端末2)のビデオデータ分割送信処
理部20から送信されてくる(図12のステップ114
5参照)個々のデータブロックを順次受信する。この場
合、CPU101は、データブロックを1個受信し終わ
る度に、当該データブロックを、それ以前に受信してい
るデータブロックと統合して1つのファイルとする。こ
のようにしてすべてのデータブロックを結合すること
で、分割送信データを再構成できる。そして、再構成し
た分割送信データのファイルを、それぞれの端末の記憶
装置106等に格納する(ステップ1152)。
【0172】分割送信データの受信が完了すると、CP
U101は、該ビデオデータ分割送信処理部20とのコ
ネクションを切断し(ステップ1153)、該プログラ
ム1150の処理を終了する。
【0173】分割送信の終了は、前述したとおり、エン
ドオブファイル記号の検出、或いは転送データサイズの
照合による方法で判断する。
【0174】次に、分割送信処理プログラム1140
(図12)のステップ1142〜ステップ1144にお
いて参照・設定される、ネットワーク情報パラメータ、
分割サイズおよび転送間隔について説明する。
【0175】該ネットワーク情報パラメータは、図14
(a)に示したネットワーク情報テーブル500に格納
されている。ネットワーク情報パラメータには、遅延許
容時間501、伝送帯域割当て幅502、利用端末数5
03、伝送速度504、余裕時間505、及び無伝送検
知時間506がある。
【0176】ネットワーク4を介して既存装置間でリア
ルタイム通信処理を確保するためには、一の端末に所定
時間以上続けてネットワーク4を占有させないようにす
る必要がある。遅延許容時間501は、一の端末が連続
して占有しつづけることが許される時間の最大値であ
る。
【0177】一度に送ることのできるデータの最大サイ
ズは、原理的には、上記遅延許容時間501に対応して
決定されるはずである。しかし、この最大サイズぎりぎ
りの大きさのデータを送ったのでは、なんらかの事情に
よって該許容範囲内に転送を完了できない場合もある。
従って、実際には、ある程度の余裕を見込んで最大サイ
ズよりもある程度小さなサイズのデータを送るようにす
ることが好ましい。余裕時間505は、該余裕の程度を
指定するものである。余裕時間505の具体的値は、ユ
ーザが経験に基づいてあらかじめ与えておくものであ
る。一般に余裕時間505は、0以上の値を設定する。
【0178】伝送帯域幅502は、ネットワーク4に接
続された、データの分割送信処理機能を有する端末に対
して、割当て可能な伝送帯域幅である。該伝送帯域割当
て幅502は、ネットワーク4固有にあらかじめ定まっ
ている値である。従って、これは本システムのセットア
ップ時などにユーザが設定しておけばよい。
【0179】利用端末数503は、その時点で、ネット
ワーク4において分割送信を行なっている端末装置の組
数である。該利用端末数503は、分割送信処理プログ
ラム1140(図12)のステップ1141におけるコ
ネクション確立時、及びステップ1146におけるコネ
クション切断時に、該テーブル500を有している端末
のCPU101によって更新される。
【0180】伝送速度504は、使用するネットワーク
によって一意的に決まるデータの伝送速度である。
【0181】無伝送検知時間506は、ネットワークが
使用されているか否かを判定するためのものであり、い
わゆるフレーム間ギャップである。ネットワーク4上に
おいて、該無伝送検知時間506以上の期間、データの
送受信が行われていないことを確認した時点で初めて、
端末は、該ネットワーク4が使用されていないと判断す
る。該無伝送検知時間506は、ネットワーク4固有に
あらかじめ定まっている値である。従って、本システム
のセットアップ時などにユーザが設定しておけばよい。
【0182】なお、該テーブル500は、ネットワーク
4に接続されている端末全てがアクセスすることのでき
る情報であり、どの端末においてもよい。しかし、複数
の端末に配置する場合、どの時刻においても、内容が一
致している必要がある。
【0183】分割送信処理プログラム1140(図1
2)のステップ1143,1144で決定される分割サ
イズ(511)および転送間隔(512)は、個々の端
末が有する転送制御情報テーブル510(図14(b)
参照)に格納される。
【0184】分割サイズ511は、転送対象となる大容
量のデータ(分割送信データ)を、分割するサイズであ
る。該分割サイズ511は、上述の遅延許容時間50
1、伝送速度504、及び余裕時間505を用いて、下
記数5(=数1、数3)に従って決定される。
【0185】
【数5】
【0186】なお、数5における、余裕時間505は必
ずしも考慮する必要はないが、考慮して、分割サイズを
決定するのが好ましい。当然ながら余裕時間505=0
の場合が、分割サイズの最大値である。特許請求の範囲
において言う”最大データサイズ”とは、該数5におい
て余裕時間505=0とした場合の分割サイズ511に
相当するものである。また、本実施例では、該分割サイ
ズ511が、特許請求の範囲において言う”分割送信手
段が一回に送るデータ量dp”に相当するものである。
【0187】転送間隔512は、分割送信データを上記
分割サイズで分割してできた個々のデータブロックを、
転送する時間間隔である。該転送間隔512は、上述の
帯域割当て幅502、分割サイズ511、利用端末数5
03、媒体のデータ無伝送検知時間506を用いて、下
記数6(=数2、数4)により計算する。
【0188】
【数6】
【0189】なお、ここで述べた分割サイズ、転送間隔
の決定の仕方については、本願出願人が別途出願してい
る特願平6−131961号に詳細に記載されている。
【0190】次に、メールボックス送受信管理部30に
ついて説明する。
【0191】メールボックス送受信管理部3を実現する
ための処理としては、受信処理ハンドラプログラム1
200(図15)、メールボックス管理プログラム1
210(図16)とがある。これらのプログラムは、メ
ールボックスサーバ端末2の有するCPU101が実行
するものである。以下において、これら2つのプログラ
ムを説明する。
【0192】受信処理ハンドラプログラム1200
(図15) 受信ハンドラプログラム1200は、ネットワーク4を
介してのデータ受信割込みを契機として起動される。
【0193】受信ハンドラプログラム1200が起動さ
れると、CPU101は、その受信データの内容が、該
端末2上で動作するどのプログラム宛のものであるかを
判定する(ステップ1201)。そして、メールボック
ス管理プログラム1210宛のデータは、該プログラム
1210に処理を依頼する(ステップ1202)。他の
プログラム宛のものについても、同様に、当該プログラ
ムに処理を依頼する。
【0194】この後、CPU101は、プログラム12
00を終了する。
【0195】メールボックス管理プログラム1210
(図16) 該メールボックス管理プログラム1210は、受信ハン
ドラプログラム(図15)のステップ1202において
起動されるものである。
【0196】該メールボックス管理プログラム1210
が起動されると、CPU101は受信内容の解析を行な
う(ステップ1211)。そして、その解析結果に応じ
て、ステップ1212〜ステップ1217のうちのいず
れかを実行する。
【0197】受信内容が、ビデオメール再生プログラム
1130の先送りデータ取り出し要求(図11のステッ
プ1131参照)であった場合には、CPU101は、
ステップ1212に進み、要求のあった先送りデータ3
00を通常の伝送方式で該端末3へ送信する。
【0198】受信内容が、ビデオメール受信及び再生処
理部60からの分割送信データの取り出し要求(ビデオ
メール再生プログラム1130(図11)のステップ1
135参照)であった場合には、CPU101は、ステ
ップ1213に進み、ビデオデータ分割送信プログラム
1140(図12)を起動し、分割送信を行わせる。
【0199】受信内容が、ビデオメール受信及び再生処
理部60からのビデオメール着信確認要求(ビデオメー
ル着信処理プログラム1110(図9)のステップ11
11参照)であった場合には、CPU101は、ステッ
プ1214に進み、新着ビデオメールの有無に関するメ
ッセージを、ビデオメール受信及び再生処理部60へへ
送信する。
【0200】受信内容が、ビデオメール受信及び再生処
理部60からの着信ビデオメール一覧データ要求(ビデ
オメール開封プログラム1120(図10)のステップ
1121参照)であった場合には、CPU101は、ス
テップ1215に進み、問い合わせの有ったユーザ宛の
ビデオメールの一覧データを返答する。
【0201】受信内容が、ビデオメール作成及び送信処
理部10からの先送りデータ転送要求(ビデオメール送
信プログラム1020(図7)のステップ1024参
照)およびその宛先情報であった場合には、CPU10
1は、ステップ1216に進み、送られてくる先送りデ
ータを受信する。そして、受信した先送りデータを該宛
先に対応するメールボックス50に格納する。
【0202】受信内容が、ビデオメール作成及び送信処
理部10からの分割送信要求(ビデオメール送信プログ
ラム1020(図7)のステップ1025参照)および
その宛先情報であれば、CPU101は、ステップ12
17に進み、ビデオデータ分割受信プログラム1150
を起動して、分割送信データの分割受信を行わせる。そ
して、受信したデータを、該宛先に対応するユーザ宛の
メールボックス50に格納する。
【0203】以上のステップ1212〜ステップ121
7のいずれかを実行した後、CPU101は、メールボ
ックス管理プログラム1210を終了する。
【0204】以上説明した通り本実施例では、先送りデ
ータのみを先に送っている。動画を主体としたビデオデ
ータは、この後、ネットワークの通信品質(例えば、遅
延許容時間、制限された利用帯域)を保証するべく決定
された、分割サイズおよび転送間隔で、分割送信してい
る。そのため、緊急性への対応と、ネットワークの負荷
軽減と、を両立したビデオメールの転送が実現できた。
【0205】また、本実施例のビデオメールシステムを
既存のコンピュータネットワークシステムに導入するに
は、ビデオメール機能を必要とする端末にだけ上記の分
割送信のための構成を搭載するだけでよい。これだけ
で、従来のネットワークアプリケーションのデータ伝
送、特にリアルタイム性を要求するデータ伝送を邪魔す
ることのなく、ビデオメールのデータ転送を実現でき
る。従って、コスト的にも有利である。
【0206】本実施例においては、ビデオメールの性格
上、代表フレームデータ、音声データ、およびテキスト
データを、先送りデータとし、ビデオデータを分割送信
データとした。しかし、先送りデータを構成するデータ
の種類は、これに限定されるものではない。どのデータ
を先に送るかは、緊急性、優先度、データ容量等の因子
により決定すればよい。あるいは様々な因子のトレード
オフを考慮して決定すればよい。分割送信データを構成
するデータの種類についても同様に限定されるものでは
ない。例えば、本実施例においては、代表フレームを一
枚だけとしていた。しかし、代表フレームを複数枚選択
可能にしても良い。これは、例えば、代表フレーム選択
プログラム1030を複数回実行可能にすることで容易
に実現できる。また、本実施例では、音声データは、先
送りデータおよび分割送信データの両方に含まれてい
る。しかし、分割送信データには、音声データを含まな
いようにしてもよい。さらには、本実施例では、音声デ
ータをすべて先送りデータに含めるようにしていたが、
一部の音声データのみを先送りデータとするようにして
も良い。この場合には、代表フレームデータの選択時に
併せて、音声データを再生し、先送りデータに含める範
囲を指定できるようにすれば良い。当然、ここで述べた
2つの手法を組み合わせても良い。この他、動画データ
のみ、あるいは、音声データのみを伝送する場合にも本
発明は適用できる。
【0207】本実施例では、音声データが、先送りデー
タと、分割送信データとの両方に含まれていた。しか
し、分割送信データに音声データを含めないようにして
も良い。この場合、受信端末でビデオデータを再生する
際には、先送りデータに含まれて送られてきた音声デー
タと、分割送信データに含まれて送られてきた動画デー
タとの同期をとる必要がある。そのため、音声データ
と、動画データとの時間的な位置関係を示すための情報
を、先送りデータ(あるいは、分割送信データ)に含め
るようにする。
【0208】代表フレームの選択は、画面に表示されて
いるイメージをユーザがそのまま選択するようにしてい
るため、選択操作は容易である。また、代表フレームデ
ータとしては、VRAM109上にあるデータをそのま
ま利用する方式としている。この方式においては、デコ
ードされたデータが代表フレームデータとなるため、M
PEGなど動画データの圧縮方式に依存することがな
い。従って、ベクトル量子化や、国際標準のH.261
等の方式による圧縮動画データをビデオメールのデータ
として採用する場合にも、本方式を適用可能である。
【0209】本実施例では、代表フレームデータを、ユ
ーザからの選択がなされなかった場合だけ、予め定めら
れ位置(動画データの最も最後)にある静止画を自動的
に選択するようにしている。しかし、当初から、このよ
うな位置にある静止画を自動的に代表フレームとして選
択するようにしてもよい。自動的に選択する位置として
は、この他に、最初の静止画とすることも考えられる。
ここで述べたような、動画を構成している静止画のうち
の”1枚目”、あるいは、”最後”といった基準が、特
許請求の範囲において言う”抽出手段”が抽出を行う際
の基準として用いる”抽出されるデータの位置”の一例
である。
【0210】本実施例では、分割送信データ(上記実施
例では、圧縮ビデオデータ250)を分割して転送して
いる時に、分割送信が行なわれている旨をディスプレイ
に表示してユーザに知らせている。そのため、例えば端
末のバックグラウンド処理で分割送信を行なうような場
合でも、ユーザが、転送の終了時期が分からずに不安に
なるといったことがない。
【0211】本実施例では、分割送信データを予め決定
したサイズのブロックに分割した後、各ブロック毎に複
数回に分けて転送を行っていた。しかし、必ずしも、こ
のように予めブロックに分割する必要はない。例えば、
分割送信データを分割することなく転送を開始し、予め
決定したデータ量(サイズ)だけ送った時点で、転送を
やめる。そして、所定の時間間隔が経過した後、前回の
続きから、転送を再開する処理を繰り返すようにしても
よい。
【0212】本発明における、データ種別に応じた転送
方式の使い分け方法、分割送信方式は、本実施例のシス
テム以外にも様々なシステムに適用可能である。例え
ば、コンピュータ端末におけるCPUとメモリ等の装置
との間でのデータ転送に適用すれば、バストラヒックネ
ックを解消できる。
【0213】本実施例では、ビデオメール送信端末1、
メールボックスサーバ端末2、ビデオメール受信端末3
とから構成されるビデオメールシステムについて述べ
た。しかし、本発明は、メールボックスサーバ端末2を
介することなく、ビデオメール送信端末1からビデオメ
ール受信端末3へ直接ビデオメールを送付する場合にも
適用可能である。送信端末1と、受信端末3とを、専用
の伝送路で接続していてもよい。この場合には、先送り
データには、必ずしもリンク情報が含まれていなくても
よい。先送りデータと、該先送りデータを受信した直後
に受信した分割送信データとを対応づけるようにしても
よい。特許請求の範囲において言う”ネットワーク”と
は、このように、2台の装置を結ぶ専用の伝送路をも含
む概念である。一般のLAN等を用いている場合でも、
分割送信データに予め定められた名前を付するようにす
れば、リンク情報330を先送りデータに含めなくても
良い。
【0214】本実施例においては、リンク情報330
は、分割送信データを示すものであった。しかし、分割
送信データが、互いに別個に管理可能な複数種類の内容
から構成される場合には、その内容のデータファイルを
直接示すID等で構成しても良い。例えば、分割送信デ
ータが、ビデオデータと、テキストデータで構成される
場合には、リンク情報として、ビデオデータのファイル
を示す情報と、テキストデータのファイルを示す情報と
を持つようにする。なお、この場合には、該ビデオデー
タのファイルを示す情報と、テキストデータのファイル
を示す情報とのそれぞれが、特許請求の範囲においてい
うリンク情報に相当する。このようにすれば、サーバ2
と受信端末3との間での分割送信の実行要求、及び、こ
れに応えて行われる分割送信を、該分割送信データを構
成する内容毎に行うことができる。その結果、ビデオデ
ータだけを必要とする受信者は、ビデオデータだけを取
り出すことが可能となり、ネットワークのトラヒックお
よび通信コストのより一層の低減を図ることができる。
【0215】本発明は、主として、既存のネットワーク
を用いてビデオメール、ビデオデータなどを送ることを
目的としてなされたものである。しかしながら、本発明
は、将来実現されるであろう高速のネットワークに対し
て適用した場合でも、特有の効果を得ることができる。
例えば、必要最小限のデータを先に送るようにしている
ため、現在のダイレクトメールに近似した利用の仕方も
考えられる。この場合には、不特定の消費者に代表的な
商品の概要を記載したデータを先送り情報として送る。
そして、より詳細な説明などを求める消費者にのみ、分
割送信データを送るようにしても良い。この場合、本発
明においては、容易に、先送りデータの内容を消費者に
併せて適宜変更することができる。また、データの通信
量を必要最小限に留めることで、コスト削減にもつなが
る。
【0216】ビデオメール受信端末を携帯情報端末とし
て実現する際には、先送りデータおよび分割送信データ
を保存しないようにしても良い。このようにすれば該携
帯情報端末には、ビデオデータ等を保存するための大容
量の記憶装置106等が不要となり、装置の小型化、装
置コストの低減、消費電力の低減を図ることができる。
【0217】
【発明の効果】本発明によれば、既存のコンピュータネ
ットワークシステムに、新たに大容量のデータ伝送を行
なうビデオメール等のアプリケーションを導入する場合
に、該ビデオメールが従来のネットワークアプリケーシ
ョンのデータ伝送、特にリアルタイム性を要求するデー
タ伝送を邪魔することなく、さらにメールの緊急性にも
対応したビデオメールのデータ転送方式を提供すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるビデオメールシステム
及びその機能構成図である。
【図2】ビデオメール送信及び受信端末のハードウェア
構成図である。
【図3】動画のフレーム構成を示す図である。
【図4】ビデオデータ圧縮及び伸長処理の概要を示す図
である。
【図5】先送りデータの構成及び作成方法の原理図であ
る。
【図6】ビデオメール作成プログラムのフローチャート
である。
【図7】ビデオメール送信プログラムのフローチャート
である。
【図8】代表フレーム選択プログラムのフローチャート
である。
【図9】ビデオメール着信処理プログラムのフローチャ
ートである。
【図10】ビデオメール開封プログラムのフローチャー
トである。
【図11】ビデオメール再生プログラムのフローチャー
トである。
【図12】分割送信処理プログラムのフローチャートで
ある。
【図13】分割受信処理プログラムのフローチャートで
ある。
【図14】ネットワーク情報パラメータのデータ構成図
である。
【図15】受信ハンドラプログラムのフローチャートで
ある。
【図16】メールボックス管理プログラムのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1…ビデオメール送信端末、 2…メールボックスサー
バ端末、 3…ビデオメール受信端末、 4…ネットワ
ーク、 10…ビデオメール作成・送信処理部、20…
ビデオデータ分割送信処理部、 30…メールボックス
送受信管理部、40…ビデオデータ分割受信処理部、
50…メールボックス、 60…ビデオメール受信・再
生処理部、 101…CPU、 102…主メモリ、
103…時計装置(クロック)、 104…マウス、
105…キーボード、 106…記憶装置、 107…
ネットワーク制御装置(LANボード)、 108…画
像入出力制御装置、 109…VRAM、 110…デ
ィスプレイ、 111…カメラ、 112…音声入出力
制御装置、 113…マイク、 114…スピーカ、
115…圧縮伸長装置、 200…ビデオデータ圧縮処
理アルゴリズム、201…MPEG・Videoエンコ
ーダ、 202…MPEG・Audioエンコーダ、
210…ビデオデータ伸長処理アルゴリズム、 211
…MPEG・Videoデコーダ、 212…MPEG
・Audioデコーダ、 250…ビデオデータ、 2
60…動画データ、 261…動画データ、 270…
音声データ、 271…音声データ、 300…先送り
データ、 310…代表フレームデータ、 320…全
音声データ、 330…リンク情報、 340…テキス
トデータ、 400…フレームポインタ、 410…動
画フレームデータ、500…ネットワーク情報テーブ
ル、 501…遅延許容時間、 502…帯域割り当て
幅、 503…利用端末数、 504…伝送速度、 5
05…余裕時間、 506…無伝送検知時間、 510
…転送制御情報テーブル、 511…分割サイズ、 5
12…転送間隔、 1010…ビデオメール作成プログ
ラム、1020…ビデオメール送信プログラム、 10
30…代表フレーム選択プログラム、 1110…ビデ
オメール着信処理プログラム、 1120…ビデオメー
ル開封プログラム、 1130…ビデオメール再生プロ
グラム、 1140…分割送信処理プログラム、 11
50…分割受信処理プログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/08 7/081 7/10 (72)発明者 山田 剛裕 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 藤崎 一博 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内 (72)発明者 田中 和明 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークを介して接続されたデータ受
    信装置に、1または2種以上のデータから成る伝送対象
    データを送信するデータ送信装置において、 上記伝送対象データの一部を、予め定められた基準に従
    って抽出する抽出手段と、 上記抽出手段の抽出したデータ(以下”抽出データ”と
    いう)を含んで構成される先送りデータを作成する先送
    りデータ作成手段と、 上記先送りデータを上記データ受信装置へ送信する送信
    手段と、 上記伝送対象データに含まれていながら上記先送りデー
    タに含まれていないものを含んだデータ(以下”分割送
    信データ”という)を、上記データ受信装置に複数回に
    分けて分割送信する分割送信手段と、 を有することを特徴とするデータ送信装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のデータ送信装置において、 上記先送りデータには、上記分割送信データおよび/ま
    たは上記分割送信データに含まれているデータを示す、
    リンク情報も含まれること、 を特徴とするデータ送信装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のデータ送信装置に
    おいて、 上記伝送対象データは、静止画のデータ(以下”静止画
    データ”という)を複数枚分含んで構成される動画のデ
    ータ(以下”動画データ”という)を、含んだものであ
    り、 上記抽出データには、一部の静止画データが含まれるこ
    と、 を特徴とするデータ送信装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載のデータ送信装置に
    おいて、 上記伝送対象データは、静止画のデータ(以下”静止画
    データ”という)を複数枚分含んで構成される動画のデ
    ータ(以下”動画データ”という)と、音声データと、
    を含んで構成されるビデオデータを含んだものであり、 上記抽出データには、音声データおよび一部の静止画デ
    ータが含まれること、 を特徴とするデータ送信装置。
  5. 【請求項5】請求項1または2記載のデータ転送装置に
    おいて、 上記予め定められた基準は、抽出するデータの種類、抽
    出されるデータの位置、ユーザによって別途選択されて
    いるか否か、のうちの少なくとも一つを含んで構成され
    ること、 を特徴とするデータ送信装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載のデータ送信装置において、 ユーザによる上記選択を受け付ける選択手段を有するこ
    と、 を特徴とするデータ送信装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載のデータ送信装置において、 上記伝送対象データは、静止画のデータ(以下”静止画
    データ”という)を複数枚分含んで構成される動画のデ
    ータ(以下”動画データ”という)を、含んだものであ
    り、 上記選択手段は、上記動画データを再生するとともに、
    該再生される動画に含まれている上記静止画のうちの一
    部の静止画の選択を受け付けるものであること、 を特徴とするデータ送信装置。
  8. 【請求項8】請求項1または2記載のデータ送信装置に
    おいて、 上記データ受信装置からの上記分割送信の実行要求を受
    け付ける分割送信受付手段を有し、 上記分割送信手段は、上記分割送信受付手段が上記実行
    要求を受け付けた場合に上記分割送信データの分割送信
    を開始するものであること、 を特徴とするデータ送信装置。
  9. 【請求項9】請求項1または2記載のデータ送信装置に
    おいて、 上記分割送信において上記分割送信手段が1回に送るデ
    ータ量は、予め定められた最大データサイズ以下である
    こと、 を特徴とするデータ送信装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載のデータ送信装置におい
    て、 上記1回に送るデータの量を下記数1に基づいて決定す
    るデータサイズ決定手段を有すること、 【数1】 P:1回に送るデータの量(Byte) VL:上記ネットワークの伝送速度(bit/sec) tC:上記ネットワークを介しての通信における予め決
    定された遅延の許容時間(sec) te:ユーザが予め設定する余裕時間(sec),te>0 を特徴とするデータ送信装置。
  11. 【請求項11】請求項1または2記載のデータ送信装置
    において、 上記分割送信手段は、上記分割送信における各回毎の送
    信を、別途定められた転送間隔以上の時間間隔をあけて
    行うものであること、 を特徴とするデータ送信装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載のデータ転送装置におい
    て、 上記転送間隔を下記数2に基づいて決定する転送間隔決
    定手段を有すること、 【数2】 d:転送間隔(sec) Vd:上記分割送信に使用可能な上記ネットワークの伝
    送帯域の割当て幅(bit/sec) dP:分割送信手段が1回に送るデータの量(Byte) C:別途求められる、予め定められた時点において上記
    分割送信データの送信を並行して行なっている該データ
    送信装置の台数(組) ti:上記ネットワークのデータ無伝送検知時間 を特徴とするデータ送信装置。
  13. 【請求項13】ネットワークを介して接続された請求項
    1記載のデータ送信装置から送られてくるデータを受信
    するデータ受信装置において、 上記データ送信装置の上記送信手段から送られてくる上
    記先送りデータを受信する受信手段と、 上記データ送信装置の上記分割送信手段が複数回に分け
    て送ってくるデータを受信し、受信したデータを1つに
    まとめて上記分割送信データを再構成する分割受信手段
    と、 上記再構成した分割送信データを記憶する記憶手段と、 を有することを特徴とするデータ受信装置。
  14. 【請求項14】ネットワークを介して接続された請求項
    2記載のデータ送信装置から送られてくるデータを受信
    するデータ受信装置において、 上記データ送信装置の上記送信手段から送られてくる上
    記先送りデータを受信する受信手段と、 上記データ送信装置の上記分割送信手段が複数回に分け
    て送ってくるデータを受信し、受信したデータを1つに
    まとめて上記分割送信データを再構成する分割受信手段
    と、 上記再構成した分割送信データを記憶する記憶手段と、 を有することを特徴とするデータ受信装置。
  15. 【請求項15】ネットワークを介して接続された請求項
    3記載のデータ送信装置から送られてくるデータを受信
    するデータ受信装置において、 上記データ送信装置の上記送信手段から送られてくる上
    記先送りデータを受信する受信手段と、 上記データ送信装置の上記分割送信手段が複数回に分け
    て送ってくるデータを受信し、受信したデータを1つに
    まとめて上記分割送信データを再構成する分割受信手段
    と、 動画データおよび静止画データを再生可能な再生手段
    と、 を有することを特徴とするデータ受信装置。
  16. 【請求項16】ネットワークを介して接続された請求項
    4記載のデータ送信装置から送られてくるデータを受信
    するデータ受信装置において、 上記データ送信装置の上記送信手段から送られてくる上
    記先送りデータを受信する受信手段と、 上記データ送信装置の上記分割送信手段が複数回に分け
    て送ってくるデータを受信し、受信したデータを1つに
    まとめて上記分割送信データを再構成する分割受信手段
    と、 静止画データ、動画データおよび音声データを再生可能
    な再生手段と、 を有することを特徴とするデータ受信装置。
  17. 【請求項17】請求項16記載のデータ受信装置におい
    て、 上記再生手段は、上記先送りデータに含まれている音声
    データを再生する際には、これと同時に当該先送りデー
    タに含まれている静止画データを表示することが可能で
    あること、 を特徴とするデータ受信装置。
  18. 【請求項18】請求項14,15,16または17記載
    のデータ受信装置において、 上記データ送信装置へ、ある先送りデータに対応する分
    割送信データの分割送信の実行要求を送る分割送信要求
    手段をさらに有すること、 を特徴とするデータ受信装置。
  19. 【請求項19】請求項18記載のデータ受信装置におい
    て、 上記分割送信要求手段は、上記分割送信の実行要求を送
    る際に、当該先送りデータに含まれている上記リンク情
    報をも送るものであること、 を特徴とするデータ受信装置。
  20. 【請求項20】請求項15または16記載のデータ受信
    装置において、 ある先送りデータに対応する動画データの再生指示を受
    け付ける再生指示手段と、 上記分割送信データを保存する保存手段と、 制御手段と、 を備え、 上記分割受信手段は、上記再構成した分割送信データを
    上記保存手段に格納するものであり、 上記制御手段は、 上記再生指示手段が上記動画データの再生指示を受け付
    けた時、当該先送りデータに対応する分割送信データが
    上記保存手段内に存在するか否かを判定し、該判定の結
    果、上記分割送信データが上記保存手段内に存在してい
    なかった場合には、上記分割送信要求手段に上記実行要
    求を上記データ送信装置へ送らせ、その後、上記分割受
    信手段が受信した上記分割送信データに含まれている動
    画データまたはビデオデータを上記再生手段に再生を行
    わせ、 一方、上記分割送信データが上記保存手段内に存在して
    いた場合には、上記再生手段に、当該分割送信データに
    含まれている動画データまたはビデオデータの再生を行
    わせるものであること、 を特徴とするデータ受信装置。
  21. 【請求項21】請求項20記載のデータ受信装置におい
    て、 上記分割送信要求手段が上記実行要求を送ってから、上
    記分割受信手段が上記分割転送データの受信を完了する
    までの間、分割転送データの受信中であることをユーザ
    に知らせる転送状態告知手段をさらに有すること、 を特徴とするデータ受信装置。
  22. 【請求項22】ネットワークを介して接続された複数の
    情報処理端末間で、ビデオメールを転送するビデオメー
    ルシステムにおいて、 請求項2記載のデータ送信装置と、請求項13記載のデ
    ータ受信装置と、を含んで構成されるサーバと、 請求項2記載のデータ送信装置を含んで構成された、上
    記サーバに対してビデオメールを送信する送信端末と、 請求項14,15,16または17記載のデータ受信装
    置を含んで構成される受信端末と、を備え、 上記送信端末の有する上記送信手段は、上記先送りデー
    タとともに、該先送りデータの受け手であるユーザを示
    す宛先情報を送るものであり、 上記サーバの有する上記記憶手段は、上記先送りデータ
    と上記宛先情報とを対応づけて記憶するものであり、 上記受信端末は、あるユーザ宛のビデオメールが上記記
    憶手段内に存在するか否かを問い合わせる着信確認手段
    をさらに有し、 上記サーバは、さらに、上記問い合わせを受けた場合に
    は、上記ユーザ宛のビデオメールが該記憶手段内にある
    か否かを確認し、該確認の結果を上記受信端末に返答す
    る着信返答手段を有するものであること、 を特徴とするビデオメールシステム。
  23. 【請求項23】ネットワークを介して接続された複数の
    情報処理端末間で、ビデオメールを転送するビデオメー
    ルシステムにおいて、 請求項8記載のデータ送信装置と、請求項13記載のデ
    ータ受信装置と、を含んで構成されるサーバと、 請求項2記載のデータ送信装置を含んで構成された、上
    記サーバに対してビデオメールを送信する送信端末と、 請求項18記載のデータ受信装置を含んで構成される受
    信端末と、を備え、 上記送信端末の有する上記送信手段は、上記先送りデー
    タとともに、該先送りデータの受け手であるユーザを示
    す宛先情報を送るものであり、 上記サーバの有する上記記憶手段は、上記先送りデータ
    と上記宛先情報とを対応づけて記憶するものであり、 上記受信端末は、あるユーザ宛のビデオメールが上記記
    憶手段内に存在するか否かを問い合わせる着信確認手段
    をさらに有し、 上記サーバは、さらに、上記問い合わせを受けた場合に
    は、上記ユーザ宛のビデオメールが該記憶手段内にある
    か否かを確認し、該確認の結果を上記受信端末に返答す
    る着信返答手段を有するものであること、 を特徴とするビデオメールシステム。
  24. 【請求項24】1または2種類以上の内容のデータから
    構成される伝送対象データを転送するデータ転送方法に
    おいて、 上記伝送対象データに含まれているデータのうちの一部
    を予め抽出し、 上記抽出したデータを含んで構成される先送りデータを
    作成し、該先送りデータを先に送り、 その後、上記伝送対象データに含まれていながら上記先
    送りデータには含まれていないものを含んだデータ(以
    下”分割転送データ”という)を、複数回に分けて送る
    こと、 を特徴とするデータの転送方法。
  25. 【請求項25】請求項24記載のデータ転送方法におい
    て、 上記先送りデータには、上記分割転送データおよび/ま
    たは上記分割転送データに含まれているデータを示す、
    リンク情報をも含まれること、 を特徴とするデータ転送方法。
  26. 【請求項26】請求項24または25記載のデータ転送
    方法において、 上記伝送対象データには、静止画のデータ(以下”静止
    画データ”という)を複数枚分含んで構成される動画デ
    ータを含んだものであり、 上記抽出データは、一部の上記静止画データを含んで構
    成されること、 を特徴とするデータ転送方法。
  27. 【請求項27】請求項24または25記載のデータ転送
    方法において、 上記伝送対象データは、静止画のデータ(以下”静止画
    データ”という)を複数枚分含んで構成される動画のデ
    ータ(以下”動画データ”という)と、音声データと、
    を含んで構成されるビデオデータを含んだものであり、 上記抽出データは、音声データおよび一部の上記静止画
    データを含んで構成されること、 を特徴とするデータ転送方法。
  28. 【請求項28】請求項24記載のデータ転送方法におい
    て、 上記予め定められた基準は、抽出するデータの種類、抽
    出されるデータの位置、ユーザにより別途選択されてい
    るか否か、のうちの少なくとも一つを含んで構成される
    こと、 を特徴とするデータ転送方法。
  29. 【請求項29】少なくとも動画のデータ(以下”動画デ
    ータ”という)を含んだビデオメールを転送するビデオ
    メール転送方法において、 上記動画データは、静止画のデータ(以下”静止画デー
    タ”という)を複数枚分含んで構成されるものであり、 上記動画データに含まれている一部の静止画データを抽
    出し、 上記抽出した静止画データと、該静止画データが属して
    いたビデオデータを示すリンク情報と、を少なくとも含
    んで構成される先送りデータを作成し、 先ず、上記先送りデータおよび該先送りデータの受け手
    となるユーザを指定す宛先情報を転送し、 その後、上記ビデオメールに含まれていながら上記先送
    りデータには含まれていなかったものを含んだデー
    タ(”分割送信データ”という)を、複数回に分けて転
    送すること、 を特徴とするビデオメール転送方法。
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