JP2009164964A - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても、転送先の情報処理のユーザが動画データの全区間を視聴可能な情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、及び情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】保存された動画データを優先度順に送信する第1の手段を有する第1の情報処理装置と、 優先度順に送信された動画データを受信する第2の手段を有する第2の情報処理装置とを具備した。
【選択図】図1
【解決手段】保存された動画データを優先度順に送信する第1の手段を有する第1の情報処理装置と、 優先度順に送信された動画データを受信する第2の手段を有する第2の情報処理装置とを具備した。
【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、及び情報処理プログラムに関する。
近年、記憶容量の増大、中央処理装置の速度向上など、情報処理装置の処理能力が進化している。特に、後者の中央処理装置の速度は、広く知られるムーアの法則によると2年毎に倍速になると言われている。このような処理能力の向上に伴って、情報処理装置が扱うデータの種類も、情報処理装置の黎明期にはテキストデータ程度しかなかったものが、画像データ、音声データ、動画データへと広がり、複雑化および大容量化の一途を辿っている。特に動画データに関しては、ユーザへの訴求力が高いこと等から、今後はより利用が広がっていくものと考えられる。
また、情報処理装置の種類も多岐に渡るようになっている。近年では一般的な個人が所有するものに限っても、パーソナルコンピュータを始めとして、ポーブルメディアプレーヤやポータブルゲーム機など、様々な種類の情報処理装置が存在する。また、これらの情報処理装置は有線や無線などの通信ネットワークによって相互に接続されるのが一般的となりつつある。
以上のように、動画のデータの広がり、および、情報処理装置の多彩化と相互接続が一般的になるにつれて、増加しつつあるのが、情報処理装置間の動画データの転送である。例えば、パーソナルコンピュータ上にある動画データをポータブルメディアプレーヤにクレイドル経由で転送する、ポータブルゲーム機同士で無線LAN(Local Area Network)を用いて動画データを送受信する、WEBサーバからインターネットを介して動画データをパーソナルコンピュータへとダウンロードする、といったものがこれに該当する。
これらの動画データの転送を行う場合に特に問題となるのが通信ネットワークの不安定さである。通信ネットワークの帯域が保障される場合であれば、動画データの転送は一定時間内に完了することが保障されるが、一般的な通信ネットワークの帯域には保障がなく不安定であり、このような場合には動画データの転送に要する時間がどの程度になるか不定である。
この問題を解決するために、通信ネットワークの帯域を観測しながら動画データのデータ量を適応的に変動させる方式が提案されている。例えば、特許文献1では次のような方法が提案されている。
(1)動画データの転送許容時間(転送に費やすことの出来る時間)を初めに設定する。
(2)動画データの転送を開始する。
(3)転送中には転送速度を常時計測して、それをもとに未転送部分を転送するのに要する残時間を算出する。
(4)残時間が転送許容時間を越えるのであれば、転送許容時間内に転送が完了するように、その後転送する動画データの圧縮率などを変更する。
(1)動画データの転送許容時間(転送に費やすことの出来る時間)を初めに設定する。
(2)動画データの転送を開始する。
(3)転送中には転送速度を常時計測して、それをもとに未転送部分を転送するのに要する残時間を算出する。
(4)残時間が転送許容時間を越えるのであれば、転送許容時間内に転送が完了するように、その後転送する動画データの圧縮率などを変更する。
このような手法を用いることにより、帯域が保障されない通信ネットワーク経由で動画データを転送する場合にも、最初に指定した転送許容時間以内に動画データを転送することが保証出来る。
特許文献1に関連する技術として特許文献2〜4が挙げられる。
特許文献2のネットワークシステムは、「コンテンツを提供するコンテンツプロバイダと、コンテンツを取得するクライアントとを備えたネットワークシステムにおいて、コンテンツプロバイダは、コンテンツの内容を反映させたコンテンツの重要度に基づいて通信のための優先度に関する情報をコンテンツに付加し、優先度に基づいて通信品質を制御するプロトコルにてコンテンツをクライアントに送信し、クライアントは、コンテンツプロバイダからプロトコルにて送信されたコンテンツを受信する」ものであり、以下のように動作する。
特許文献2のネットワークシステムは、「コンテンツを提供するコンテンツプロバイダと、コンテンツを取得するクライアントとを備えたネットワークシステムにおいて、コンテンツプロバイダは、コンテンツの内容を反映させたコンテンツの重要度に基づいて通信のための優先度に関する情報をコンテンツに付加し、優先度に基づいて通信品質を制御するプロトコルにてコンテンツをクライアントに送信し、クライアントは、コンテンツプロバイダからプロトコルにて送信されたコンテンツを受信する」ものであり、以下のように動作する。
このネットワークシステムによれば、ネットワークにおけるコンテンツ配信にて配信されるデータを、コンテンツの内容を考慮して廃棄することにより、より適切なQoS制御を実現することができる。またこのネットワークシステムによれば、コンテンツの視聴者の要求を加味した配信データの廃棄を行うことにより、コンテンツの視聴者に個別的に対応したQoS制御を実現することができるとしている。
特許文献3のコンテンツ配信サーバは、「コンテンツの配信データを構成する各要素データをトラック毎に通信回線を介してコンテンツ送受信端末に配信するコンテンツ配信サーバにおいて、通信回線の遅延状況を受信する遅延状況受信手段と、遅延状況受信手段が受信した通信回線の遅延状況に応じて各要素データのトラックについて優先順位を設定する優先処理設定手段と」で構成されており、以下のように動作する。
このコンテンツ配信サーバによれば、インターネットなどのネットワークを用いたストリーミング配信において、配信データを構成する映像、音声、テキスト、背景などの各々の要素(トラック)につき、配信の優先順位をフレキシブルに設定することができる。これによりネットワーク遅延時に、画像や音声の乱れを最小限に抑えることができ、ユーザに品質の高いサービスを提供することができるとしている。
特許文献4の動画再生装置は、「マルチメディア機能を有した動画再生装置であって、他の単一もしくは複数の情報処理装置からネットワークを介して動画ストリームを受信し、バッファリングする動画ストリームバッファ手段と、ユーザが所望の動画ストリームを、動画ストリームバッファ手段によりバッファリングしながら表示器上にデコードして再生する再生処理手段と、再生処理手段によりある動画ストリームを再生中に、ネットワークが切断された場合に、自動的に代替のコンテンツを再生する自動コンテンツ再生手段と」で構成されており、以下のように動作する。
この動画再生装置は、マルチメディア機能を有した動画再生装置にて、動画再生中にネットワークが突然切断されても、ユーザに操作させることなく、自動的に代替コンテンツが再生表示され、ユーザに情報を提供し続ける動画再生装置を提供することができる。また、マルチメディア機能を有した動画再生装置にて、動画再生中にネットワークが突然切断されても、動画再生がネットワーク切断と同時に再生が止まるのではなく、受信済みの動画部分の再生が終わってから、自動的に代替コンテンツが再生される動画再生装置を提供することができるとしている。
特開2007−180927号公報
特開2003−333571号公報
特開2004−229122号公報
特開2006−279544号公報
しかし、上述した特許文献1に記載の発明において、通信ネットワーク経由で動画データを転送する場合には、そもそも、転送許容時間が事前には分からない場合がある。例えば、通信ネットワークが急に切断されてしまう場合がこれに該当する。また、見知らぬ他人同士が保有するポータブルゲーム機同士が近接距離に入った際に無線経由で動画データを交換するような場合にも、転送許容時間は不定である。更には、パーソナルコンピュータからポータブルメディアプレーヤに動画データを転送している最中にポータブルメディアプレーヤ片手に急遽外出することになる場合にも、事前に転送許容時間を知ることは出来ない。
このように通信ネットワークが急に切断された場合、特許文献1に記載の動画データ転送においては、転送先の情報処理装置に保存される動画データは前半区間(前半の時間)のみが存在する状態になる。その結果、転送先の情報処理装置を保有するユーザは、動画データの前半区間のみしか視聴可能出来ず、動画データの後半区間(後半の時間)の視聴が不可能になる、という問題があった。
上述したように、特許文献1に記載の動画データ転送装置では、情報処理装置間を接続する通信ネットワークが切断された場合に、転送先の情報処理装置内に保存される動画データが前半区間のみになり、当該装置のユーザは後半区間を視聴出来なくなる、という問題があった。
また、特許文献2〜4に記載の発明においても同様の問題があった。
また、特許文献2〜4に記載の発明においても同様の問題があった。
そこで、本発明の目的は、情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても、転送先の情報処理のユーザが動画データの全区間を視聴可能な情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、及び情報処理プログラムを提供することにある。
本発明の第1の装置は、保存された動画データを優先度順に送信する手段を具備することを特徴とする。
本発明の第2の装置は、優先度順に送信された動画データを受信する手段を具備することを特徴とする。
本発明の第1の方法は、保存された動画データを優先度順に送信することを特徴とする。
本発明の第2の方法は、優先度順に送信された動画データを受信することを特徴とする。
本発明のシステムは、保存された動画データを優先度順に送信する第1の手段を有する第1の情報処理装置と、優先度順に送信された動画データを受信する第2の手段を有する第2の情報処理装置とを具備したことを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピュータに、保存された動画データを優先度順に送信する処理を実行させることを特徴とする。
本発明の第2の装置は、優先度順に送信された動画データを受信する手段を具備することを特徴とする。
本発明の第1の方法は、保存された動画データを優先度順に送信することを特徴とする。
本発明の第2の方法は、優先度順に送信された動画データを受信することを特徴とする。
本発明のシステムは、保存された動画データを優先度順に送信する第1の手段を有する第1の情報処理装置と、優先度順に送信された動画データを受信する第2の手段を有する第2の情報処理装置とを具備したことを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピュータに、保存された動画データを優先度順に送信する処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても、転送先の情報処理装置内には、動画データの末尾までの全区間の動画が保存されるので、当該装置のユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
本発明に係る情報処理装置の一実施の形態は、保存された動画データを優先度順に送信する手段を具備することを特徴とする。
上記構成によれば、保存された動画データを優先度順に送信することにより、情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても、受信側では動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができるので、転送先である受信側の情報処理のユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
本発明に係る情報処理装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、手段は、動画データを読み出す動画データ読み出し手段と、動画データ構造から動画データ構成要素の優先度を判定する判定手段と、優先度の高い動画データ構成要素から順に動画データを抜き出すため分解する分解手段と、抜き出した動画データ構成要素を送信する送信手段とを具備したことを特徴とする。
上記構成によれば、動画データを読み出し、動画データ構造から動画データ構成要素の優先度を判定し、優先度の高い動画データ構成要素から順に動画データを抜き出すため分解し、抜き出した動画データ構成要素を送信することにより、受信側では情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができるので、受信側である転送先の情報処理のユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
本発明に係る情報処理装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、保存されたメタデータを読み出すメタデータ読み出し手段を備え、判定手段は、メタデータから動画データ構成要素の優先度を判定することを特徴とする。
上記構成によれば、保存されたメタデータを読み出すメタデータ読み出し、メタデータから動画データ構成要素の優先度を判定することにより、情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても受信側では動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができ、優先度の判定が効率的にできるので、転送先である受信側でのユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
本発明に係る情報処理装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、判定手段は、動画データ構成要素の動画データ中での場所を示すポインタのリストをELM_LISTとする手段、ELM_LISTにまだ登録されていない動画データ構成要素をELM_YETとする手段、ELM_YETに含まれる動画データ構成要素の中でメタデータにより最優先の転送を指示されているものをELM1とするとともにPRIORITY1をELM1の優先度とする手段、ELM_YETに含まれる動画データ構成要素の中で動画構造から最優先に転送すべきと求まるものをELM2とするとともにPRIOTY2をELM2の優先度とする手段、ELM1とELM2との両方が存在するか否かを判断する手段、ELM1が存在するか否かを判断する手段、PRIORITY1がPRIORITY2より大きいか否かを判断する手段、PRIORITY1がPRIORITY2より大きい場合もしくはELM1が存在する場合にはELM_LISTの末尾にELM1を追加登録する手段、PRIORITY1がPRIORITY2より大きくない場合もしくはELM1が存在しない場合にはELM_LISTの末尾にELM2を追加登録する手段、ELM LISTにまだ登録されていない動画データ構成要素をELM1_YETとする手段、及びELM_YETが存在するか否かを判断し、存在する場合には繰り返し、存在しない場合には判定を終了する手段を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても受信側では動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができ、優先度の判定が効率的にできるので、転送先である受信側でのユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
本発明に係る情報処理装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、分解手段は、ELM_LISTが空でないか否かを判断する手段、及び、ELM_LISTの先頭に登録されている動画データ保存部から読み出して送信部へ供給し、ELM_LISTからデータ構成要素の登録を削除する手段を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても受信側では動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができ、優先度の判定が効率的にできるので、転送先である受信側でのユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
本発明に係る情報処理装置の一実施の形態は、優先度順に送信された動画データを受信する手段を具備することを特徴とする。
上記構成によれば、優先度順に送信された動画データを受信する手段を具備することにより、情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても受信側では動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができるので、受信側でのユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
本発明に係る情報処理装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、手段は、動画データの動画データ構成要素を受信する受信手段と、受信した動画データ構成要素を他の動画データ構成要素と合成する手段と、合成された動画データを保存する手段とを具備することを特徴とする。
上記構成によれば、手段は、動画データの動画データ構成要素を受信する受信手段と、受信した動画データ構成要素を他の動画データ構成要素と合成する手段と、合成された動画データを保存する手段とを具備することにより、情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても受信側では動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができるので、受信側でのユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
本発明に係る情報処理装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、メタデータを受信する手段と、受信したメタデータを保存する手段とを具備することを特徴とする。
上記構成によれば、メタデータを受信する手段と、受信したメタデータを保存する手段とを具備することにより、保存されたメタデータを読み出すメタデータ読み出し、メタデータから動画データ構成要素の優先度を判定することにより、情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても受信側では動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができ、優先度の判定が効率的にできるので、転送先である受信側でのユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
本発明に係る情報処理方法の一実施の形態は、保存された動画データを優先度順に送信することを特徴とする。
上記構成によれば、保存された動画データを優先度順に送信することにより、情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても、受信側では動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができるので、転送先である受信側の情報処理のユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
本発明に係る情報処理方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、保存された動画データを読み出し、動画データ構造から動画データ構成要素の優先度を判定し、優先度の高い動画データ構成要素から順に動画データから抜き出すために分解し、抜き出した動画データ構成要素を送信することを特徴とする。
上記構成によれば、保存された動画データを読み出し、動画データ構造から動画データ構成要素の優先度を判定し、優先度の高い動画データ構成要素から順に動画データから抜き出すために分解し、抜き出した動画データ構成要素を送信することにより、受信側では情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができるので、受信側である転送先の情報処理のユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
本発明に係る情報処理方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、保存されたメタデータを読み出し、メタデータから動画データ構成要素の優先度を判定することを特徴とする。
上記構成によれば、保存されたメタデータを読み出すメタデータ読み出し、メタデータから動画データ構成要素の優先度を判定することにより、情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても受信側では動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができ、優先度の判定が効率的にできるので、転送先である受信側でのユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
本発明に係る情報処理方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、動画データ構成要素の動画データ中での場所を示すポインタのリストをELM_LISTとし、ELM_LISTにまだ登録されていない動画データ構成要素をELM_YETとし、ELM¥YETに含まれる動画データ構成要素の中でメタデータにより最優先の転送を指示されているものをELM1とするとともにPRIORITY1をELM1の優先度とし、ELM_YETに含まれる動画データ構成要素の中で動画構造から最優先に転送すべきと求まるものをELM2とするとともにPRIOTY2をELM2の優先度とし、ELM1とELM2との両方が存在するか否かを判断し、ELM1が存在するか否かを判断し、PRIORITY1がPRIORITY2より大きいか否かを判断し、PRIORITY1がPRIORITY2より大きい場合もしくはELM1が存在する場合にはELM_LISTの末尾にELM1を追加登録し、PRIORITY1がPRIORITY2より大きくない場合もしくはELM1が存在しない場合にはELM_LISTの末尾にELM2を追加登録し、ELM_LISTにまだ登録されていない動画データ構成要素をELM1_YETとし、ELM_YETが存在するか否かを判断し、存在する場合には繰り返し、存在しない場合には判定を終了することを特徴とする。
上記構成によれば、情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても受信側では動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができ、優先度の判定が効率的にできるので、転送先である受信側でのユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
本発明に係る情報処理方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、ELM_LISTが空でないか否かを判断し、ELM_LISTの先頭に登録されている動画データ保存部から読み出して送信部へ供給し、ELM_LISTからデータ構成要素の登録を削除することを特徴とする。
上記構成によれば、情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても受信側では動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができ、優先度の判定が効率的にできるので、転送先である受信側でのユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
本発明に係る情報処理方法の一実施の形態は、優先度順に送信された動画データを受信することを特徴とする。
上記構成によれば、優先度順に送信された動画データを受信することにより、情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても受信側では動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができるので、受信側でのユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
本発明に係る情報処理方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、動画データ構成要素を受信し、受信した動画データ構成要素を他の動画データ構成要素と合成し、合成された動画データを保存することを特徴とする。
上記構成によれば、動画データ構成要素を受信し、受信した動画データ構成要素を他の動画データ構成要素と合成し、合成された動画データを保存することにより、情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても受信側では動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができるので、受信側でのユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
本発明に係る情報処理方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、メタデータを受信し、受信したメタデータを保存することを特徴とする。
上記構成によれば、メタデータを受信し、受信したメタデータを保存することにより、保存されたメタデータを読み出すメタデータ読み出し、メタデータから動画データ構成要素の優先度を判定することにより、情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても受信側では動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができ、優先度の判定が効率的にできるので、転送先である受信側でのユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
本発明に係る情報処理システムの一実施の形態は、保存された動画データを優先度順に送信する第1の手段を有する第1の情報処理装置と、優先度順に送信された動画データを受信する第2の手段を有する第2の情報処理装置とを具備したことを特徴とする。
上記構成によれば、保存された動画データを優先度順に送信する第1の手段を有する第1の情報処理装置と、優先度順に送信された動画データを受信する第2の手段を有する第2の情報処理装置とを具備したことにより、情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても、受信側では動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができるので、転送先である受信側の情報処理のユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
本発明に係る情報処理システムの他の実施の形態は、上記構成に加え、第1の手段は、保存された動画データを読み出す動画データ読み出し手段と、動画データ構造から動画データ構成要素の優先度を判定する判定手段と、優先度の高い動画データ構成要素から順に動画データを抜き出すため分解する分解手段と、抜き出した動画データ構成要素を送信する送信手段とを具備し、第2の手段は、動画データの動画データ構成要素を受信する受信手段と、受信した動画データ構成要素を他の動画データ構成要素と合成する手段と、合成された動画データを保存する手段とを具備したことを特徴とする。
上記構成によれば、第1の手段は、保存された動画データを読み出し、動画データ構造から動画データ構成要素の優先度を判定し、優先度の高い動画データ構成要素から順に動画データを抜き出すため分解し、抜き出した動画データ構成要素を送信し、第2の手段は、動画データの動画データ構成要素を受信し、受信した動画データ構成要素を他の動画データ構成要素と合成し、合成された動画データを保存することにより、受信側では情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができるので、受信側の情報処理のユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
本発明に係る情報処理システムの他の実施の形態は、上記構成に加え、第1の情報処理装置は、保存されたメタデータを読み出すメタデータ読み出し手段を備え、判定手段は、メタデータから動画データ構成要素の優先度を判定し、第2の情報処理装置は、メタデータを受信する手段と、受信したメタデータを保存する手段とを具備することを特徴とする。
上記構成によれば、第1の情報処理装置は、保存されたメタデータを読み出し、判定手段は、メタデータから動画データ構成要素の優先度を判定し、第2の情報処理装置は、メタデータを受信し、受信したメタデータを保存することにより、受信側では情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができるので、受信側である転送先の情報処理のユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
<プログラム及び記録媒体>
以上で説明した本発明の情報処理装置は、コンピュータで情報処理を実行させるプログラムによって実現されている。コンピュータとしては、例えばパーソナルコンピュータやワークステーションなどの汎用的なものが挙げられるが、本発明はこれに限定されるものではない。
以上で説明した本発明の情報処理装置は、コンピュータで情報処理を実行させるプログラムによって実現されている。コンピュータとしては、例えばパーソナルコンピュータやワークステーションなどの汎用的なものが挙げられるが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明に係る情報処理プログラムの一実施の形態は、コンピュータに、保存された動画データを優先度順に送信する処理を実行させることを特徴とする。
上記構成によれば、コンピュータに、保存された動画データを優先度順に送信する処理を実行させることにより、情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても、受信側では動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができるので、転送先である受信側の情報処理のユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
本発明に係る情報処理プログラムの他の実施の形態は、上記構成に加え、コンピュータに、保存された動画データを読み出す処理、動画データ構造から動画データ構成要素の優先度を判定する処理、優先度の高い動画データ構成要素から順に動画データから抜き出すために分解する処理、抜き出した動画データ構成要素を送信する処理を実行させることを特徴とする。
上記構成によれば、コンピュータに、保存された動画データを読み出す処理、動画データ構造から動画データ構成要素の優先度を判定する処理、優先度の高い動画データ構成要素から順に動画データから抜き出すために分解する処理、抜き出した動画データ構成要素を送信する処理を実行させることにより、情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても、受信側では動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができるので、転送先である受信側の情報処理のユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
本発明に係る情報処理プログラムの他の実施の形態は、上記構成に加え、コンピュータに、保存されたメタデータを読み出す処理、メタデータから動画データ構成要素の優先度を判定する処理を実行させることを特徴とする。
上記構成によれば、コンピュータに、保存されたメタデータを読み出す処理、メタデータから動画データ構成要素の優先度を判定する処理を実行させることにより、情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても、受信側では動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができるので、転送先である受信側の情報処理のユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
本発明に係る情報処理プログラムの他の実施の形態は、上記構成に加え、コンピュータに、判定手段が、動画データ構成要素の動画データ中での場所を示すポインタのリストをELM_LISTとする処理、ELM_LISTにまだ登録されていない動画データ構成要素をELM_YETとする処理、ELM_YETに含まれる動画データ構成要素の中でメタデータにより最優先の転送を指示されているものをELM1とするとともにPRIORITY1をELM1の優先度とする処理、ELM_YETに含まれる動画データ構成要素の中で動画構造から最優先に転送すべきと求まるものをELM2とするとともにPRIOTY2をELM2の優先度とする処理、ELM1とELM2との両方が存在するか否かを判断する処理、ELM1が存在するか否かを判断する処理、PRIORITY1がPRIORITY2より大きいか否かを判断する処理、PRIORITY1がPRIORITY2より大きい場合もしくはELM1が存在する場合にはELM_LISTの末尾にELM1を追加登録する処理、PRIORITY1がPRIORITY2より大きくない場合もしくはELM1が存在しない場合にはELM LISTの末尾にELM2を追加登録する処理、ELM_LISTにまだ登録されていない動画データ構成要素をELM1_YETとする処理、及びELM_YETが存在するか否かを判断し、存在する場合には繰り返し、存在しない場合には判定を終了する処理を実行させることを特徴とする。
上記構成によれば、情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても、受信側では動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができるので、転送先である受信側の情報処理のユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
本発明に係る情報処理プログラムの他の実施の形態は、上記構成に加え、コンピュータに、分解手段が、ELM_LISTが空でないか否かを判断する処理、及び、ELM_LISTの先頭に登録されている動画データ保存部から読み出して送信部へ供給し、ELM_LISTからデータ構成要素の登録を削除する処理を実行させることを特徴とする。
上記構成によれば、情報処理装置間での動画データ転送中に通信ネットワークが切断されても、受信側では動画データの末尾までの全区間の動画を保存することができるので、転送先である受信側の情報処理のユーザが動画データの全区間を視聴することが可能となる。
これにより、プログラムが実行可能なコンピュータ環境さえあれば、どこにおいても本発明の装置を実現することができる。
このようなプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。
ここで、記録憶媒体としては、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD−R(CD Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、FeRAM(強誘電体メモリ)等の半導体メモリが挙げられる。
このようなプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。
ここで、記録憶媒体としては、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD−R(CD Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、FeRAM(強誘電体メモリ)等の半導体メモリが挙げられる。
なお、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
図1は、本発明に係る情報処理システムの一実施例における動画データ転送システムの構成を示すブロック図である。この図1を参照して本実施例について詳述する。
本実施例の動画転送システムは、動画データ転送元となる情報処理装置Aと、動画データ転送先となる情報処理装置Bを含む。情報処理装置Aと情報処理装置Bとは通信ネットワーク100を介して接続される。
情報処理装置Aおよび情報処理装置BとしてはWEBサーバ、パーソナルコンピュータ、ポータブルメディアプレーヤ、ポータブルゲーム機など、動画データを扱える任意の情報処理装置を想定すればよい。また、通信ネットワーク100としては、インターネット、無線LAN、クレイドル接続など任意の通信ネットワークを想定すればよい。
本実施例の動画転送システムは、動画データ転送元となる情報処理装置Aと、動画データ転送先となる情報処理装置Bを含む。情報処理装置Aと情報処理装置Bとは通信ネットワーク100を介して接続される。
情報処理装置Aおよび情報処理装置BとしてはWEBサーバ、パーソナルコンピュータ、ポータブルメディアプレーヤ、ポータブルゲーム機など、動画データを扱える任意の情報処理装置を想定すればよい。また、通信ネットワーク100としては、インターネット、無線LAN、クレイドル接続など任意の通信ネットワークを想定すればよい。
情報処理装置Aは、メタデータ保存部10−2と、動画データ保存部10−3と、優先度判定部10−1と、分解部10−4と、送信部10−5と、制御部10−6とを具備する。
メタデータ保存部10−2は、動画のメタデータを保存する手段として機能する。
動画データ保存部10−3は、転送元の動画データを保存する手段として機能する。
優先度判定部10−1は、動画データの構造を解析した上で優先して転送する動画データ構成要素を判定する手段として機能する。
分解部10−4は、優先度判定部10−1が判定した優先度に応じた転送が可能となるように動画データを動画データ構成要素へと分解する手段として機能する。
送信部10−5は、メタデータおよび動画データ構成要素を情報処理装置Bへと転送する手段として機能する。
制御部10−6は、これら各部10−1〜10−5を統括制御する。
メタデータ保存部10−2は、動画のメタデータを保存する手段として機能する。
動画データ保存部10−3は、転送元の動画データを保存する手段として機能する。
優先度判定部10−1は、動画データの構造を解析した上で優先して転送する動画データ構成要素を判定する手段として機能する。
分解部10−4は、優先度判定部10−1が判定した優先度に応じた転送が可能となるように動画データを動画データ構成要素へと分解する手段として機能する。
送信部10−5は、メタデータおよび動画データ構成要素を情報処理装置Bへと転送する手段として機能する。
制御部10−6は、これら各部10−1〜10−5を統括制御する。
情報処理装置Bは、受信部11−1と、メタデータ保存部11−2と、合成部11−3と、動画データ保存部11−4と、制御部11−5とを具備する。
受信部11−1は、情報処理装置Aから転送されるメタデータと、動画データ構成要素とを受信する手段として機能する。
メタデータ保存部11−2は、受信したメタデータを保存する手段として機能する。
合成部11−3は、複数の動画データ構成要素を動画データへと合成する手段として機能する。
動画データ保存部11−4は、合成された動画データを保存する手段として機能する。
制御部11−5は、これら各部11−1〜11−4を統括制御する。
受信部11−1は、情報処理装置Aから転送されるメタデータと、動画データ構成要素とを受信する手段として機能する。
メタデータ保存部11−2は、受信したメタデータを保存する手段として機能する。
合成部11−3は、複数の動画データ構成要素を動画データへと合成する手段として機能する。
動画データ保存部11−4は、合成された動画データを保存する手段として機能する。
制御部11−5は、これら各部11−1〜11−4を統括制御する。
次に、本情報処理システムの動作について、図1を参照しながら、(優先度判定)、(メタデータ転送)、及び(動画データ転送)の3段階に分けて詳述する。
(優先度判定)
動画転送元である情報処理装置Aの優先度判定部10−1は、接続1−aを通してメタデータ保存部10−2から動画データのメタデータを読み出す。このメタデータには動画データのうちで優先して転送すべき区間や動画データ構成要素に関する情報が記載されている。例えば、情報処理装置AがTV(テレビジョン放送)局のようにCM(コマーシャル)で収入を得ている者が保有するWEBサーバの場合には、動画データのなかでもCM区間を優先的に送信する目的でメタデータを用いることが出来る(この場合の動画データ及びメタデータの例をそれぞれ図2(a)、(b)に示す)。
図2(a)は、動画データの一例を示す図であり、図2(b)は図2(a)に対応するメタデータの一例を示す図である。
(優先度判定)
動画転送元である情報処理装置Aの優先度判定部10−1は、接続1−aを通してメタデータ保存部10−2から動画データのメタデータを読み出す。このメタデータには動画データのうちで優先して転送すべき区間や動画データ構成要素に関する情報が記載されている。例えば、情報処理装置AがTV(テレビジョン放送)局のようにCM(コマーシャル)で収入を得ている者が保有するWEBサーバの場合には、動画データのなかでもCM区間を優先的に送信する目的でメタデータを用いることが出来る(この場合の動画データ及びメタデータの例をそれぞれ図2(a)、(b)に示す)。
図2(a)は、動画データの一例を示す図であり、図2(b)は図2(a)に対応するメタデータの一例を示す図である。
他にも例えば、情報処理装置Aがユーザのパーソナルコンピュータであり、情報処理装置Bがポータブルメディアプレーヤである場合に、情報処理装置A上で未視聴である区間を優先して転送する目的でメタデータを用いることが出来る(この場合の動画データ及びメタデータの例をそれぞれ図3(a)、(b)に示す)。
図3(a)は、動画データの他の一例を示す図であり、図3(b)は図3(a)に対応するメタデータの他の一例を示す図である。
図3(a)は、動画データの他の一例を示す図であり、図3(b)は図3(a)に対応するメタデータの他の一例を示す図である。
なお、図2及び図3はともに優先して転送する区間を時刻で明示指定しているが、メタデータの型はこの限りではない。例えば、「ボリュームレベルの大きな区間を優先的に転送する」ことを指示するメタデータを用意しておくことで、スポーツ中継におけるハイライト部分(=歓声によりボリュームレベルが上がる)を優先的に転送する、といったことも考えられる。
情報処理装置Aの優先度判定部10−1は、接続1−bを通して動画データ保存部10−3から動画データを読み出す。本システムでは動画データのファイル形式やコーデックは特に問わない。したがって、ファイル形式としては、MP4(ISO/IEC JTC1の動画像圧縮符号化の標準規格であるMPEG4のPart14で規定されているファイルフォーマット)、3GP、MPEG2PSなどの任意のファイル形式を想定すればよい。ビデオコーデックとしても、H.264(2003年5月に国際電気通信連合によって勧告された、動画データの圧縮符号化方式の標準の一種)、MPEG(Moving Picture Experts Group)4ビデオ、MPEG2(1995年7月にISO/IECJTC1のMoving Picture Experts Groupによって決められた標準規格)ビデオなどの任意のコーデックを想定すればよく、オーディオコーデックとしても、AAC(Advanced Audio Coding)、AMR(Adaptive Multi-Rate)などの任意のコーデックを想定すればよい。
情報処理装置Aの優先度判定部10−1は、メタデータ保存部10−2から読み出したメタデータを用いて動画データ中で優先して転送するべき区間や動画データ構成要素を決定する。さらに、動画データ保存部10−3から読み出した動画データの構造を解析して、優先して転送すべき動画データ構成要素を判定する。この判定の手法としては様々なものが考えられるが、例えば、動画データのビデオコーデックがMPEG4のようなフレーム間予測を用いたものである場合には、オーディオ→ビデオ(奇数番目の同期フレーム)→ビデオ(偶数番目の同期フレーム)→ビデオ(非同期フレーム)、の順で転送するように優先度を設定するという手法が考えられる。本手法で優先度を判定する場合の例を図4に示す。
図4は、動画データ構造からの動画データ構成要素の優先度設定の一例を示す図である。
図4は、動画データ構造からの動画データ構成要素の優先度設定の一例を示す図である。
(メタデータ転送)
情報処理装置Aの送信部10−5は、接続1−eを通してメタデータ保存部10−2からメタデータを読み出す。送信部10−5は、読み出したメタデータを通信ネットワーク100上の接続1−dを通して情報処理装置Bの受信部11−1へと転送する。受信部11−1は、転送されたメタデータを、接続1−eを通してメタデータ保存部11−2に保存する。
情報処理装置Aの送信部10−5は、接続1−eを通してメタデータ保存部10−2からメタデータを読み出す。送信部10−5は、読み出したメタデータを通信ネットワーク100上の接続1−dを通して情報処理装置Bの受信部11−1へと転送する。受信部11−1は、転送されたメタデータを、接続1−eを通してメタデータ保存部11−2に保存する。
(動画データ転送)
情報処理装置Aの優先度判定部10−1は、既に求めた優先度情報を接続1−fを通して分解部10−4へと供給する。分解部10−4は、供給された優先度情報に基づいた順序で、接続1−gを通して動画データ保存部10−3から動画データ構成要素を読み出す。この読み出しは、優先度の高い動画データ構成要素の動画データ全区間に渡る読み出し、続く優先度の動画データ構成要素の動画データ全区間に渡る読み出し、のように動画データ全区間に渡る動画構成要素の読み出しが繰り返される形で行われる。
情報処理装置Aの優先度判定部10−1は、既に求めた優先度情報を接続1−fを通して分解部10−4へと供給する。分解部10−4は、供給された優先度情報に基づいた順序で、接続1−gを通して動画データ保存部10−3から動画データ構成要素を読み出す。この読み出しは、優先度の高い動画データ構成要素の動画データ全区間に渡る読み出し、続く優先度の動画データ構成要素の動画データ全区間に渡る読み出し、のように動画データ全区間に渡る動画構成要素の読み出しが繰り返される形で行われる。
情報処理装置Aの分解部10−4は、読み出した動画データ構成要素を接続1−hを通して送信部10−5へと順次供給する。
送信部10−5は受け取った動画データ構成要素を通信ネットワーク100上の接続1−dを通して情報処理装置Bの受信部11−1へと順次転送する。
情報処理装置Bの受信部11−1は、転送された動画データ構成要素を接続1−iを通して合成部11−3へと供給する。
合成部11−3は、受け取った動画データ構成要素を接続1−jを通して動画データ保存部11−4へと保存する。この際、受け取った動画データ構成要素よりも高優先度の動画データ構成要素が動画データ保存部11−4に保存済である場合には、合成部11−3は両方の動画データ構成要素を合成しながら動画データ保存部11−4へと保存する。
送信部10−5は受け取った動画データ構成要素を通信ネットワーク100上の接続1−dを通して情報処理装置Bの受信部11−1へと順次転送する。
情報処理装置Bの受信部11−1は、転送された動画データ構成要素を接続1−iを通して合成部11−3へと供給する。
合成部11−3は、受け取った動画データ構成要素を接続1−jを通して動画データ保存部11−4へと保存する。この際、受け取った動画データ構成要素よりも高優先度の動画データ構成要素が動画データ保存部11−4に保存済である場合には、合成部11−3は両方の動画データ構成要素を合成しながら動画データ保存部11−4へと保存する。
図3(b)と同様のメタデータと、図4(a)と同様の動画データ構造からの優先度判定を利用して、動画データ転送を行う場合の例を図5(a)、(b)に示す。
図5(a)は、情報処理装置Aの動画データ保存部内の動画データの一例を示す図であり、図5(b)は、情報処理装置Bの動画データ保存部内の動画データの一例を示す図である。
この例では、動画データ構造から優先度最高と判定した動画データ構成要素「オーディオ」、動画データ構造から優先度高と判定した動画データ構成要素「奇数番目の同期フレーム」、動画データ構造から優先度中と判定した動画データ構成要素「偶数番目の同期フレーム」、動画データ構造から優先度低と判定した動画データ構成要素「非同期フレーム」(のうちでメタデータにより未視聴であると示されている区間のもの)、動画データ構造から優先度低と判定した動画データ構成要素「非同期フレーム」(のうちでメタデータにより視聴済であると示されている区間のもの)、という順序で転送している。
図5(a)は、情報処理装置Aの動画データ保存部内の動画データの一例を示す図であり、図5(b)は、情報処理装置Bの動画データ保存部内の動画データの一例を示す図である。
この例では、動画データ構造から優先度最高と判定した動画データ構成要素「オーディオ」、動画データ構造から優先度高と判定した動画データ構成要素「奇数番目の同期フレーム」、動画データ構造から優先度中と判定した動画データ構成要素「偶数番目の同期フレーム」、動画データ構造から優先度低と判定した動画データ構成要素「非同期フレーム」(のうちでメタデータにより未視聴であると示されている区間のもの)、動画データ構造から優先度低と判定した動画データ構成要素「非同期フレーム」(のうちでメタデータにより視聴済であると示されている区間のもの)、という順序で転送している。
(優先度判定部及び分解部の動作)
次に図1に示した情報処理システムにおける優先度判定部及び分解部の動作について図6を参照して説明する。
図6は、図1に示した情報処理システムにおける優先度判定部及び分解部の動作を説明するためのフローチャートである。
図6において、判定手段としての優先度判定部10−1は以下のように信号処理を行う。
まず、動画データ構成要素の動画データ中での場所を示すポインタのリストをELM_LISTとする(ステップS1)。
ELM_LISTにまだ登録されていない動画データ構成要素をELM_YETとする(ステップS2)。
ELM_YETに含まれる動画データ構成要素の中でメタデータにより最優先の転送を指示されているものをELM1とするとともにPRIORITY1をELM1の優先度とする(ステップS3)。
ELM_YETに含まれる動画データ構成要素の中で動画構造から最優先に転送すべきと求まるものをELM2とするとともにPRIOTY2をELM2の優先度とする(ステップS4)。
ELM1とELM2との両方が存在するか否かを判断する(ステップS5)。
ELM1とELM2との両方が存在すると判断した場合(ステップS5/Y)にはステップS7に進み、ELM1とELM2との両方が存在しないと判断した場合(ステップS5/N)にはステップS6に進む。
ステップS6ではELM1が存在するか否かを判断する。
次に図1に示した情報処理システムにおける優先度判定部及び分解部の動作について図6を参照して説明する。
図6は、図1に示した情報処理システムにおける優先度判定部及び分解部の動作を説明するためのフローチャートである。
図6において、判定手段としての優先度判定部10−1は以下のように信号処理を行う。
まず、動画データ構成要素の動画データ中での場所を示すポインタのリストをELM_LISTとする(ステップS1)。
ELM_LISTにまだ登録されていない動画データ構成要素をELM_YETとする(ステップS2)。
ELM_YETに含まれる動画データ構成要素の中でメタデータにより最優先の転送を指示されているものをELM1とするとともにPRIORITY1をELM1の優先度とする(ステップS3)。
ELM_YETに含まれる動画データ構成要素の中で動画構造から最優先に転送すべきと求まるものをELM2とするとともにPRIOTY2をELM2の優先度とする(ステップS4)。
ELM1とELM2との両方が存在するか否かを判断する(ステップS5)。
ELM1とELM2との両方が存在すると判断した場合(ステップS5/Y)にはステップS7に進み、ELM1とELM2との両方が存在しないと判断した場合(ステップS5/N)にはステップS6に進む。
ステップS6ではELM1が存在するか否かを判断する。
ELM1が存在すると判断した場合(ステップS6/Y)にはステップS9に進み、ELM1が存在しないと判断した場合(ステップS6/N)にはステップS8に進む。
ステップS7ではPRIORITY1がPRIORITY2より大きいか否かを判断する。
PRIORITY1がPRIORITY2より大きいと判断した場合には(ステップS7/Y)にはステップS9に進み、PRIORITY1がPRIORITY2より大きくないと判断した場合には(ステップS7/N)にはステップS8に進む。
PRIORITY1がPRIORITY2より大きい場合(ステップS7/Y)もしくはELM1が存在する場合(ステップS6/Y)にはELM LISTの末尾にELM1を追加登録する(ステップS9)。
PRIORITY1がPRIORITY2より大きくない場合(ステップS7/N)もしくはELM1が存在しない場合(ステップS6/N)にはELM LISTの末尾にELM2を追加登録する(ステップS8)。
ELM_LISTにまだ登録されていない動画データ構成要素をELM1_YETとする(ステップS9)。
ELM_YETが存在するか否かを判断し(ステップS10)、ELM_YETが存在する場合(ステップS10/Y)にはステップS3に戻り、ELM_YETが存在しない場合(ステップS10/N)には優先度判定処理が終了し、ステップS11に進む。
ステップS7ではPRIORITY1がPRIORITY2より大きいか否かを判断する。
PRIORITY1がPRIORITY2より大きいと判断した場合には(ステップS7/Y)にはステップS9に進み、PRIORITY1がPRIORITY2より大きくないと判断した場合には(ステップS7/N)にはステップS8に進む。
PRIORITY1がPRIORITY2より大きい場合(ステップS7/Y)もしくはELM1が存在する場合(ステップS6/Y)にはELM LISTの末尾にELM1を追加登録する(ステップS9)。
PRIORITY1がPRIORITY2より大きくない場合(ステップS7/N)もしくはELM1が存在しない場合(ステップS6/N)にはELM LISTの末尾にELM2を追加登録する(ステップS8)。
ELM_LISTにまだ登録されていない動画データ構成要素をELM1_YETとする(ステップS9)。
ELM_YETが存在するか否かを判断し(ステップS10)、ELM_YETが存在する場合(ステップS10/Y)にはステップS3に戻り、ELM_YETが存在しない場合(ステップS10/N)には優先度判定処理が終了し、ステップS11に進む。
分解手段としての分解部10−4では、以下のように信号処理を行う。
ステップS11では、ELM_LISTが空でないか否かを判断する。
ELM_LISTが空でないと判断した場合(ステップS11/Y)、ステップS12に進み、ELM_LISTの先頭に登録されている動画データ保存部から読み出して送信部へ供給し、ELM_LISTからデータ構成要素の登録を削除する。
ELM_LISTが空であると判断した場合(ステップS11/N)は終了する。
ステップS11では、ELM_LISTが空でないか否かを判断する。
ELM_LISTが空でないと判断した場合(ステップS11/Y)、ステップS12に進み、ELM_LISTの先頭に登録されている動画データ保存部から読み出して送信部へ供給し、ELM_LISTからデータ構成要素の登録を削除する。
ELM_LISTが空であると判断した場合(ステップS11/N)は終了する。
(まとめ)
以上、説明したとおり、情報処理装置Aから情報処理装置Bへの動画データ転送は、全区間に渡る動画データ構成要素の転送を、高優先度のものから低優先度のものへと順次繰り返す形で行われる。そのため、高優先度の動画データ構成要素の転送は転送開始から僅かな時間で完了する。したがって、何らかの原因で通信ネットワーク100が切断された場合にも、動画データ構成要素のうちで高優先度のものは、情報処理装置Bの動画データ保存部11−3に動画データ全区間に渡り保存済となる可能性が高い。この場合、情報処理装置Bのユーザは動画データを全区間に渡って視聴することが出来る、という効果を得られる。
以上、説明したとおり、情報処理装置Aから情報処理装置Bへの動画データ転送は、全区間に渡る動画データ構成要素の転送を、高優先度のものから低優先度のものへと順次繰り返す形で行われる。そのため、高優先度の動画データ構成要素の転送は転送開始から僅かな時間で完了する。したがって、何らかの原因で通信ネットワーク100が切断された場合にも、動画データ構成要素のうちで高優先度のものは、情報処理装置Bの動画データ保存部11−3に動画データ全区間に渡り保存済となる可能性が高い。この場合、情報処理装置Bのユーザは動画データを全区間に渡って視聴することが出来る、という効果を得られる。
なお、本実施例においてはメタデータと動画データ構造との両者を優先度の決定に利用しているが、どちらか片方のみを利用することもあり得る。
メタデータのみを利用する場合には、図1から「接続1−b」を除いたシステム構成となる。
動画データ構造のみを利用する場合には、図1から「メタデータ保存部10−2と接続1−aと接続1ーc」、「メタデータ保存部11−2と接続1−e」を除いたシステム構成となる。
メタデータのみを利用する場合には、図1から「接続1−b」を除いたシステム構成となる。
動画データ構造のみを利用する場合には、図1から「メタデータ保存部10−2と接続1−aと接続1ーc」、「メタデータ保存部11−2と接続1−e」を除いたシステム構成となる。
1−a、1−b、1−c、1−d、1−e、1−f、10−g、1−h、1−i、1−j 接続
10 情報処理装置A
10−1 優先度判定部
10−2、11−2 メタデータ保存部
10−3、11−4 動画データ保存部
10−4 分解部
10−5 送信部
10−6、11−5 制御部
11 情報処理装置B
11−1 受信部
11−3 合成部
100 通信ネットワーク
10 情報処理装置A
10−1 優先度判定部
10−2、11−2 メタデータ保存部
10−3、11−4 動画データ保存部
10−4 分解部
10−5 送信部
10−6、11−5 制御部
11 情報処理装置B
11−1 受信部
11−3 合成部
100 通信ネットワーク
Claims (24)
- 保存された動画データを優先度順に送信する手段を具備することを特徴とする情報処理装置。
- 前記手段は、前記動画データを読み出す動画データ読み出し手段と、動画データ構造から動画データ構成要素の優先度を判定する判定手段と、優先度の高い動画データ構成要素から順に動画データを抜き出すため分解する分解手段と、抜き出した動画データ構成要素を送信する送信手段とを具備したことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 保存されたメタデータを読み出すメタデータ読み出し手段を備え、前記判定手段は、メタデータから動画データ構成要素の優先度を判定することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
- 前記判定手段は、動画データ構成要素の動画データ中での場所を示すポインタのリストをELM_LISTとする手段、ELM LISTにまだ登録されていない動画データ構成要素をELM_YETとする手段、ELM YETに含まれる動画データ構成要素の中でメタデータにより最優先の転送を指示されているものをELM1とするとともにPRIORITY1をELM1の優先度とする手段、ELM YETに含まれる動画データ構成要素の中で動画構造から最優先に転送すべきと求まるものをELM2とするとともにPRIOTY2をELM2の優先度とする手段、前記ELM1と前記ELM2との両方が存在するか否かを判断する手段、ELM1が存在するか否かを判断する手段、前記PRIORITY1が前記PRIORITY2より大きいか否かを判断する手段、前記PRIORITY1が前記PRIORITY2より大きい場合もしくは前記ELM1が存在する場合には前記ELM LISTの末尾にELM1を追加登録する手段、前記PRIORITY1が前記PRIORITY2より大きくない場合もしくは前記ELM1が存在しない場合には前記ELM LISTの末尾にELM2を追加登録する手段、ELM_LISTにまだ登録されていない動画データ構成要素をELM1 YETとする手段、及びELM_YETが存在するか否かを判断し、存在する場合には繰り返し、存在しない場合には判定を終了する手段を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
- 前記分解手段は、ELM_LISTが空でないか否かを判断する手段、及び、前記ELM_LISTの先頭に登録されている動画データ保存部から読み出して送信部へ供給し、前記ELM_LISTからデータ構成要素の登録を削除する手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
- 優先度順に送信された動画データを受信する手段を具備することを特徴とする情報処理装置。
- 前記手段は、前記動画データの動画データ構成要素を受信する受信手段と、受信した動画データ構成要素を他の動画データ構成要素と合成する手段と、合成された動画データを保存する手段とを具備することを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
- メタデータを受信する手段と、受信したメタデータを保存する手段とを具備することを特徴とする請求項記7記載の情報処理装置。
- 保存された動画データを優先度順に送信することを特徴とする情報処理方法。
- 保存された動画データを読み出し、動画データ構造から動画データ構成要素の優先度を判定し、優先度の高い動画データ構成要素から順に動画データから抜き出すために分解し、抜き出した動画データ構成要素を送信することを特徴とする請求項9記載の情報処理方法。
- 保存されたメタデータを読み出し、メタデータから動画データ構成要素の優先度を判定することを特徴とする請求項10記載の情報処理方法。
- 動画データ構成要素の動画データ中での場所を示すポインタのリストをELM_LISTとし、ELM LISTにまだ登録されていない動画データ構成要素をELM_YETとし、ELM_YETに含まれる動画データ構成要素の中でメタデータにより最優先の転送を指示されているものをELM1とするとともにPRIORITY1をELM1の優先度とし、ELM_YETに含まれる動画データ構成要素の中で動画構造から最優先に転送すべきと求まるものをELM2とするとともにPRIOTY2をELM2の優先度とし、前記ELM1と前記ELM2との両方が存在するか否かを判断し、ELM1が存在するか否かを判断し、前記PRIORITY1が前記PRIORITY2より大きいか否かを判断し、前記PRIORITY1が前記PRIORITY2より大きい場合もしくは前記ELM1が存在する場合には前記ELM_LISTの末尾にELM1を追加登録し、前記PRIORITY1が前記PRIORITY2より大きくない場合もしくは前記ELM1が存在しない場合には前記ELM_LISTの末尾にELM2を追加登録し、ELM_LISTにまだ登録されていない動画データ構成要素をELM1_YETと、ELM_YETが存在するか否かを判断し、存在する場合には繰り返し、存在しない場合には判定を終了することを特徴とする請求項10または11に記載の情報処理方法。
- ELM_LISTが空でないか否かを判断し、前記ELM_LISTの先頭に登録されている動画データ保存部から読み出して送信部へ供給し、前記ELM_LISTからデータ構成要素の登録を削除することを特徴とする請求項11記載の情報処理方法。
- 優先度順に送信された動画データを受信することを特徴とする情報処理方法。
- 動画データ構成要素を受信し、受信した動画データ構成要素を他の動画データ構成要素と合成し、合成された動画データを保存することを特徴とする請求項14記載の情報処理方法。
- メタデータを受信し、受信したメタデータを保存することを特徴とする請求項記15記載の情報処理方法。
- 保存された動画データを優先度順に送信する第1の手段を有する第1の情報処理装置と、
優先度順に送信された動画データを受信する第2の手段を有する第2の情報処理装置とを具備したことを特徴とする情報処理システム。 - 前記第1の手段は、保存された動画データを読み出す動画データ読み出し手段と、動画データ構造から動画データ構成要素の優先度を判定する判定手段と、優先度の高い動画データ構成要素から順に動画データを抜き出すため分解する分解手段と、抜き出した動画データ構成要素を送信する送信手段とを具備し、
前記第2の手段は、前記動画データの動画データ構成要素を受信する受信手段と、受信した動画データ構成要素を他の動画データ構成要素と合成する手段と、合成された動画データを保存する手段とを具備したことを特徴とする請求項17記載の情報処理システム。 - 前記第1の情報処理装置は、保存されたメタデータを読み出すメタデータ読み出し手段を備え、
前記判定手段は、メタデータから動画データ構成要素の優先度を判定し、
前記第2の情報処理装置は、メタデータを受信する手段と、受信したメタデータを保存する手段とを具備することを特徴とする請求項記18記載の情報処理システム。 - コンピュータに、保存された動画データを優先度順に送信する処理を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
- 前記コンピュータに、保存された動画データを読み出す処理、動画データ構造から動画データ構成要素の優先度を判定する処理、優先度の高い動画データ構成要素から順に動画データから抜き出すために分解する処理、抜き出した動画データ構成要素を送信する処理を実行させることを特徴とする請求項20記載の情報処理プログラム。
- 前記コンピュータに、保存されたメタデータを読み出す処理、メタデータから動画データ構成要素の優先度を判定する処理を実行させることを特徴とする請求項21記載の情報処理プログラム。
- 前記コンピュータに、前記判定手段が、動画データ構成要素の動画データ中での場所を示すポインタのリストをELM_LISTとする処理、ELM_LISTにまだ登録されていない動画データ構成要素をELM_YETとする処理、ELM_YETに含まれる動画データ構成要素の中でメタデータにより最優先の転送を指示されているものをELM1とするとともにPRIORITY1をELM1の優先度とする処理、ELM_YETに含まれる動画データ構成要素の中で動画構造から最優先に転送すべきと求まるものをELM2とするとともにPRIOTY2をELM2の優先度とする処理、前記ELM1と前記ELM2との両方が存在するか否かを判断する処理、ELM1が存在するか否かを判断する処理、前記PRIORITY1が前記PRIORITY2より大きいか否かを判断する処理、前記PRIORITY1が前記PRIORITY2より大きい場合もしくは前記ELM1が存在する場合には前記ELM_LISTの末尾にELM1を追加登録する処理、前記PRIORITY1が前記PRIORITY2より大きくない場合もしくは前記ELM1が存在しない場合には前記ELM_LISTの末尾にELM2を追加登録する処理、ELM_LISTにまだ登録されていない動画データ構成要素をELM1_YETとする処理、及びELM_YETが存在するか否かを判断し、存在する場合には繰り返し、存在しない場合には判定を終了する処理を実行させることを特徴とする請求項21または22に記載の情報処理プログラム。
- 前記コンピュータに、前記分解手段が、ELM_LISTが空でないか否かを判断する処理、及び、前記ELM_LISTの先頭に登録されている動画データ保存部から読み出して送信部へ供給し、前記ELM_LISTからデータ構成要素の登録を削除する処理を実行させることを特徴とする請求項22記載の情報処理プログラム。
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JP2009164964A true JP2009164964A (ja) | 2009-07-23 |
Family
ID=40967031
Family Applications (1)
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JP2008001509A Withdrawn JP2009164964A (ja) | 2008-01-08 | 2008-01-08 | 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、及び情報処理プログラム |
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JP (1) | JP2009164964A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011029948A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Hitachi Consumer Electronics Co Ltd | コンテンツ処理装置 |
CN102137280A (zh) * | 2011-03-11 | 2011-07-27 | 深圳清华大学研究院 | 发射信息的方法、接收处理方法、前端及收发系统 |
-
2008
- 2008-01-08 JP JP2008001509A patent/JP2009164964A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011029948A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Hitachi Consumer Electronics Co Ltd | コンテンツ処理装置 |
CN102137280A (zh) * | 2011-03-11 | 2011-07-27 | 深圳清华大学研究院 | 发射信息的方法、接收处理方法、前端及收发系统 |
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