JP2002278657A - 電源遮断装置 - Google Patents

電源遮断装置

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JP2002278657A
JP2002278657A JP2001082282A JP2001082282A JP2002278657A JP 2002278657 A JP2002278657 A JP 2002278657A JP 2001082282 A JP2001082282 A JP 2001082282A JP 2001082282 A JP2001082282 A JP 2001082282A JP 2002278657 A JP2002278657 A JP 2002278657A
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power
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Ichiro Kugo
一朗 久郷
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクセサリのオフ後におけるマイコンの暴走
によるバッテリの電力消費を阻止してバッテリ上りの発
生を確実に防止することのできる電源遮断装置を提供す
ること。 【解決手段】 マイコン暴走時におけるマイコン1への
電力供給を遮断する電源遮断装置20であって、アクセ
サリがオフされるとマイコン暴走の監視を開始する暴走
検出手段8と、暴走検出回路8によりマイコン1の暴走
が検出された場合には、マイコン1への電力供給経路1
6を強制的に遮断し、その後アクセサリがオンされる
と、電力供給経路16を閉じる電源経路接断手段9とを
装備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電源遮断装置に関
し、より詳細にはマイコン暴走時におけるマイコンへの
電力供給を遮断する電源遮断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマイコンを使用した制御システム
において、マイコンの異常を監視する手段としてウォッ
チドック(WD)回路を使用することが一般的であっ
た。図3は、従来のマイコンの異常監視装置を含んだシ
ステムの概略構成を示している。
【0003】従来のマイコンを使用したシステムは、ク
ロックパルスを出力するための発振子10aが接続され
たマイコン10と、マイコン10から出力されるWDパ
ルス2を取り込んで、マイコン10の動作の異常時には
マイコン10にリセット信号3を出力するWD回路4
と、マイコン10やWD回路4等の各回路に定電圧電力
を供給するレギュレ−タ5とを含んで構成されている。
また、ACCのオン/オフ信号を取り込むための信号ラ
イン6がインバ−タ7を介してマイコン10及びWD回
路4に接続されている。
【0004】WD回路4は、マイコン10の所定の出力
ポ−トから周期的に出力されるWDパルス2を取り込ん
で、所定期間内に正しい数だけのWDパルス2が計数さ
れると、マイコン10が正常に動作していると判断す
る。一方、所定期間内に正しい数のWDパルス2が計数
できなかった場合には、プログラム等の暴走によりマイ
コン10が誤動作をしていると判断して、マイコン10
にリセット信号3を出力することによって、マイコン1
0のリセットを行い、初期状態からプログラムの実行を
スタ−トさせることによってマイコン10の誤動作や暴
走の発生を防止している。
【0005】また、アクセサリ(以下ACCとも記す)
がオフされると、マイコン10はオフ信号を取り込ん
で、発振子10aの発振動作を停止させて、低消費電力
モ−ドに入るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ACC
のオフ時にあってもマイコン10のプログラムが暴走し
ている場合には、マイコン10は低消費電力モ−ドに移
行することができず、しかも、マイコン10をリセット
することができない。したがって、マイコン10はプロ
グラムの暴走状態が続いてしまう。この状態で長時間放
置しておくと、マイコン10がバッテリの電力を消耗し
てしまい、バッテリ上りを引き起こしてしまうという問
題があった。
【0007】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、アクセサリのオフ後におけるマイコンの暴走によ
るバッテリの電力消費を阻止してバッテリ上りの発生を
確実に防止することのできる電源遮断装置を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係る電源遮断装置(1)は、マ
イコン暴走時におけるマイコンへの電力供給を遮断する
電源遮断装置であって、アクセサリがオフされるとマイ
コン暴走の監視を開始する暴走検出手段と、該暴走検出
手段により前記マイコンの暴走が検出された場合には、
該マイコンへの電力供給経路を強制的に遮断し、その後
前記アクセサリがオンされると、前記電力供給経路を閉
じる電源経路接断手段とを備えていることを特徴として
いる。
【0009】上記電源遮断装置(1)によれば、前記電
源経路接断手段が、前記暴走検出手段によるアクセサリ
のオフ後の前記マイコンの暴走検出に基づいて、該マイ
コンへの電力供給経路を強制的に遮断するので、アクセ
サリのオフ後におけるマイコンの暴走による不要な電力
消費をなくすことができ、バッテリ上りの発生を確実に
防止することができる。また、前記電源供給経路の遮断
後にアクセサリがオンされた場合には、前記電源経路接
断手段は、前記暴走検出手段からの接続信号に基づい
て、前記電力供給経路を閉じて前記遮断状態を解除し、
前記マイコンへの電力供給を再開させることができ、前
記マイコンを初期状態から不具合を生じることなく正常
に作動させることができる。
【0010】また、本発明に係る電源遮断装置(2)
は、上記電源遮断装置(1)において、前記暴走検出手
段が、前記マイコンに接続され、該マイコンのクロック
信号を取り込んでカウントするカウント手段を含んで構
成されていることを特徴としている。
【0011】上記電源遮断装置(2)によれば、前記暴
走検出手段の構成に含まれる前記カウント手段により、
アクセサリのオフ後の前記マイコンのクロック信号を取
り込んでカウントするので、該カウント値に基づいて、
マイコンが暴走しているか否かを容易に判断することが
できる。
【0012】また、本発明に係る電源遮断装置(3)
は、上記電源遮断装置(2)において、前記電源経路接
断手段が、電源回路とマイコンとの間に介装され、前記
カウント手段におけるカウント値が所定値に達すると前
記電力供給経路を遮断するものであることを特徴として
いる。
【0013】上記電源遮断装置(3)によれば、前記電
源回路と前記マイコンとの間に介装された前記電源経路
接断手段が、前記カウント手段によりカウントされるア
クセサリのオフ後のカウント値がマイコンの暴走状態で
あるか否かの判断基準となる前記所定値に達すると即座
に、前記電源供給経路を強制的に遮断するので、アクセ
サリのオフ後のマイコンの暴走による不要な電力消費を
素早く阻止することができ、バッテリ上りの発生を確実
に防止することができる。
【0014】また、本発明に係る電源遮断装置(4)
は、上記電源遮断装置(1)において、前記暴走検出手
段が、前記マイコンへの前記電力供給経路途中に配設さ
れた電流検出手段における電流量の変化を検出するもの
であることを特徴としている。
【0015】上記電源遮断装置(4)によれば、前記暴
走検出手段が、前記マイコンへの前記電力供給経路途中
に配設された電流検出手段における電流量の変化を検出
するものであるので、アクセサリのオフ後に、マイコン
が正常に低消費電力モ−ドに移行すれば、消費電力量が
低下することによる電流量の変化を検出でき、一方、マ
イコンが暴走していれば、低消費電力モ−ドに移行して
いないので、消費電力はアクセサリのオフ前の高い状態
を維持したままで、電流量の変化がないことが検出でき
る。したがって、前記電流検出手段における電流量の変
化から前記マイコンが暴走しているか否かを簡単な構成
で容易に判断することができる。
【0016】また、本発明に係る電源遮断装置(5)
は、上記電源遮断装置(1)において、マイコンの異常
を監視する監視手段を備え、前記暴走検出手段が、前記
マイコンから前記監視手段への出力信号の変化をもとに
前記マイコンの暴走を検出するものであることを特徴と
している。
【0017】上記電源遮断装置(5)によれば、前記暴
走検出手段が、前記マイコンから前記監視手段への出力
信号の変化をもとに前記マイコンの暴走を検出するもの
であるので、前記出力信号の変化として、例えば、アク
セサリのオフ後に正常に低消費電力モ−ドに移行すれ
ば、前記監視手段への出力信号の出力を停止し、一方、
マイコンが暴走していれば、前記監視手段への出力信号
の出力を継続するような仕様にしておくことで、前記暴
走検出手段が、前記マイコンが暴走しているか否かを容
易に判断することができる。また、前記暴走検出手段
が、正常時とマイコン暴走時における前記監視手段への
出力信号のパルス周期等の変化を検出することによっ
て、前記マイコンが暴走しているか否かを容易に判断す
ることもできる。このようにマイコンの仕様によって、
正常時とマイコン暴走時における前記監視手段への出力
信号の出力形態を変えておくことによって、前記暴走検
出手段が出力信号の変化を検出して、マイコンが暴走状
態にあるか否かを容易に判断することができる。
【0018】また、本発明に係る電源遮断装置(6)
は、上記電源遮断装置(1)〜(5)のいずれかにおい
て、前記電源経路接断手段が電源回路に組み込まれてい
ることを特徴としている。
【0019】上記電源遮断装置(6)によれば、前記電
源経路接断手段を電源回路に組み込んで一体的に形成す
ることによりコストを削減することができる。これによ
り、例えば前記電源回路に用いられるスイッチングトラ
ンジスタと前記電源経路接断手段に用いられるスイッチ
ングトランジスタとを共用すること等も可能である。
【0020】また、本発明に係る電源遮断装置(7)
は、上記電源遮断装置(5)において、前記電源経路接
断手段が前記監視手段に組み込まれていることを特徴と
している。
【0021】上記電源遮断装置(7)によれば、前記電
源経路接断手段を前記監視手段に組み込んで一体的に形
成することによりコストを削減することができる。これ
により、例えば前記監視手段のACC監視ラインと前記
電源経路接断手段のACC監視ラインとを共用すること
等も可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電源遮断装置
の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発
明の実施の形態に係るマイコンに対する電源遮断装置を
含むシステムを概略的に示した回路構成図である。な
お、図3に示した構成部品と同一の機能を有する構成部
品については、同一の符号を付すこととする。
【0023】電源遮断装置20を含んだマイコンシステ
ムは、クロックパルスを出力するための発振子1aが接
続されたマイコン1と、マイコン1から出力されるWD
パルス2を取り込んで、マイコン1を監視し、マイコン
1の異常時にはマイコン1にリセット信号3を出力する
リセット回路を含んだWD回路4と、マイコン1、WD
回路4等の各構成要素に定電圧電力を供給するレギュレ
−タ5と、マイコン1とレギュレ−タ5との間に介装さ
れた電源経路接断回路9と、マイコン1の発振子1aか
らの信号を取り込んで、電源経路接断回路9に接断信号
を出力する暴走検出回路8とを含んで構成されている。
また、ACCのオン/オフ信号を取り込むための信号ラ
イン6がマイコン1、WD回路4及び暴走検出回路8に
接続されている。
【0024】尚、ACCのオン信号は、通常車内のオ−
ディオ等に電源を供給するためのアクセサリスイッチが
オン操作されることによって発生するものであり、オン
操作されることによりオン信号、即ちACCの信号ライ
ン6にハイレベルの信号が供給されるものである。ま
た、オフ信号、即ちアクセサリスイッチがオフ操作され
るとACCの信号ライン6がロ−レベルとなる。このよ
うにアクセサリスイッチがオン操作されることによりオ
−ディオ等に電源が供給される。
【0025】暴走検出回路8は、ACCのオフ信号に同
期させてマイコン1の発振子1aの出力パルスを取り込
んでカウントするカウンタ回路11と、ACCのオン/
オフ信号を取り込む入力端子12a及びカウンタ回路1
1からの信号を取り込む入力端子12bを備えたNAN
D回路12と、NAND回路12の出力を反転して出力
するインバ−タ13とを含んで構成されている。また、
カウンタ回路11のリセット端子Rにロ−レベルの信号
を受けるとカウンタ回路11がリセットされるようにな
っている。
【0026】電源経路接断回路9は、電界効果トランジ
スタ(FET)等のスイッチングトランジスタ14を含
んで構成され、スイッチングトランジスタ14のゲ−ト
には、暴走検出回路8を構成するインバ−タ13の出力
側が接続されている。そして、暴走検出回路8と電源経
路接断回路9とを含んで電源遮断装置20が構成されて
いる。なお、スイッチングトランジスタ14は、そのゲ
−トにロ−レベルの信号を受けると導通状態となり、ハ
イレベルの信号を受けると遮断状態となるようになって
いる。
【0027】上記のように構成された電源遮断装置20
の動作を図2を用いて説明する。図2は、電源遮断装置
20が、正常な停止状態からACCのオン(時間t0
による通常動作への移行段階(時間t0 〜t1 )と、通
常動作からACCのオフ後のマイコンの暴走状態(時間
1 〜t2 )に移行し、該暴走状態から電源の遮断状態
(時間t2 〜t3 )に移行して、電源の遮断状態からA
CCがオンされ、リセットによる通常の動作状態(時間
3 以降)に至るまでの動作を説明するためのタイミン
グチャ−トを示している。
【0028】まず、時間t0 において正常な停止状態か
らACCがオンされると(図2(a))、インバ−タ7
で反転されたACCのオン信号がマイコン1とWD回路
4と暴走検出回路8のNAND回路12の入力端子12
aに入力される。マイコン1は、低消費電力モ−ドから
通常モ−ドに移行して、発振子1aが作動し始め(図2
(b))、発振子1aにより出力されるクロック信号に
合わせてマイコン1のプログラムが実行される。WD回
路4においては、マイコン1から出力されるWDパルス
2を取り込んで、マイコン1の動作を監視する(図2
(c))。
【0029】正常な動作状態から時間t1 においてAC
Cがオフされると、インバ−タ7によって反転されたA
CCのオフ信号がマイコン1とWD回路4と暴走検出回
路8のNAND回路12の入力端子12aとカウンタ回
路11とに入力される。ACCのオフ信号を取り込んだ
マイコン1は、通常であれば発振子1aの動作を停止さ
せて低消費電力モ−ドに移行するはずであるが、マイコ
ン1のプログラムが暴走している場合には、マイコン1
の発振子1aの作動を停止させることをせず、マイコン
1の発振子1aの動作は継続される(図2(b))。一
方、WD回路4へのWDパルス2の出力は停止される
(図2(c))。
【0030】ACCのオフ信号をトリガに暴走検出回路
8においては、カウンタ回路11が、ACCオフ後の発
振子1aのクロック信号のカウントアップを開始する
(図2(e))。所定時間経過後(時間t3 )、カウン
タ回路11においてカウントアップしたクロック信号が
所定のクロック信号数に到達すると、カウンタ回路11
は、マイコンの暴走検出を示すハイ信号を、NAND回
路の入力端子12bに出力する。NAND回路12の一
方の入力端子12aには、ACCオフの信号によるハイ
信号が入力されているので、NAND回路12はロ−信
号を出力し、インバ−タ13によって反転されたハイ信
号が、電源接断回路9のスイッチングトランジスタ14
のゲ−トに出力され、スイッチングトランジスタ14を
オフして、マイコン1とレギュレ−タ5との間の電源供
給ライン16が遮断され、マイコン1への5Vの電源供
給が強制的に停止される(図2(f))。また、マイコ
ン1とレギュレ−タ5との間の電源供給ライン16が遮
断されるので、発振子1aの動作も強制的に停止させら
れる(図2(a))。
【0031】この電源遮断状態からACCがオンされる
(時間t3 )と、インバ−タ7によって反転されたAC
Cのオン信号がマイコン1とWD回路4と暴走検出回路
8のNAND回路12の入力端子12aに入力される。
【0032】暴走検出回路8においては、カウンタ回路
11のカウンタがリセットされ(図2(e))、カウン
タ回路11からNAND回路12の入力端子12bにロ
−信号が入力される。したがってNAND回路12の出
力端子からはハイ信号が出力され、インバ−タ13で反
転されたロ−信号がスイッチングトランジスタ14のゲ
−トに出力され、スイッチングトランジスタ14をオン
してマイコン1等への電源供給ライン16を閉じて電力
供給を再開する。
【0033】電源供給が再開されると、マイコン1の発
振子1aが発振動作を再開し(図2(b))、電力供給
を受けたWD回路4は、マイコン1にリセット信号3を
出力し(図2(d))、電力供給されたマイコン1は、
初期リセット状態に移行して、発振子1aのクロック信
号に合わせてマイコン1のプログラムが初期状態から正
常に実行される。
【0034】本発明の実施の形態に係る電源遮断装置2
0によれば、マイコン1に接続された暴走検出回路8
が、マイコン1のクロック信号を取り込んでカウントす
るカウンタ回路11を含んで構成されているので、AC
Cのオフ後のマイコン1のクロック信号のカウント値に
基づいて、マイコン1が暴走しているか否かを容易に判
断することができる。そして電源経路接断回路9が、暴
走検出回路8によるACCのオフ後のマイコン1の暴走
検出に基づいて、マイコン1への電力供給経路16を強
制的に遮断するので、ACCのオフ後のマイコン1の暴
走による不要な電力消費をなくすことができ、バッテリ
上りの発生を確実に防止することができる。また、AC
Cがオンされれば、電力供給経路16を閉じて前記遮断
状態を解除し、マイコン1への電力供給を再開すること
ができ、マイコン1を初期状態から不具合を生じること
なく正常に作動させることができる。
【0035】また、本発明に係る電源遮断装置の別の実
施の形態として、暴走検出回路8を設ける代わりに、マ
イコン1とレギュレ−タ5との間の電源供給経路16に
電流検出用の抵抗を接続しておき、該抵抗に流れる電流
値をマイコン1に検出させて、該電流値の変化からマイ
コン1の暴走を検出するようにしてもよい。
【0036】すなわち、ACCのオフ後に、マイコン1
が正常に低消費電力モ−ドに移行すれば、消費電力量が
低下するので前記抵抗で検出される電流量の変化が大き
く、一方、マイコン1が暴走していれば、低消費電力モ
−ドに移行することができないので、消費電力はACC
のオフ前の高い状態が維持され、電流量の変化が小さ
い。したがって、電流検出手段としての前記抵抗に流れ
る電流量の変化からマイコン1が暴走しているか否かを
容易に判断することができ、この判断結果に基づいて、
電源経路接断回路9に接断信号を出力することにより、
マイコン暴走時のバッテリ上りの発生を確実に防止する
ことができる。
【0037】さらに、別の実施の形態として、暴走検出
回路8を設ける代わりに、ACCのオフ後のマイコン1
の暴走によって出力されるマイコン1からWD回路4へ
のWDパルスの変化に基づいてマイコン1の暴走を検出
するようにしてもよい。
【0038】例えば、ACCのオフ後に正常に低消費電
力モ−ドに移行すれば、WD回路4へのWDパルスの出
力を停止するようにし、一方、マイコン1が暴走してい
れば、WD回路4へのWDパルスの出力を継続するよう
なマイコン1の仕様にしておくことで、ACCオフ後の
WD回路4へのWDパルスの出力状態を検出することに
より、マイコン1が暴走しているか否かを容易に判断す
ることができる。
【0039】あるいは、正常時とマイコン暴走時におけ
るWD回路4へのWDパルス信号のパルス周期等を変化
させる仕様にしておくことで、WDパルスの変化からマ
イコン1が暴走しているか否かを容易に判断することも
できる。このようにマイコン1の仕様によって、正常時
とマイコン暴走時におけるWD回路4への出力信号の出
力形態を変えておくことによって、WDパルスの変化を
検出して、マイコン1が暴走状態にあるか否かを容易に
判断することができ、該判断結果に基づいて、電源経路
接断回路9に接断信号を出力することにより、マイコン
暴走時のバッテリ上りの発生を確実に防止することがで
きる。
【0040】なお、上記実施の形態では、電源遮断装置
20をレギュレ−タ5やWD回路4とは独立して構成す
るようにしているが、この構成に限定されるものではな
く、別の実施の形態としては、電源遮断装置20をレギ
ュレ−タ5と一体化させたり、あるいはWD回路4と一
体化させることも可能であり、係る構成によればコスト
の低減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電源遮断装置を含む
システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る電源遮断装置の動作
を説明するためのタイミングチャ−トである。
【図3】従来のマイコンの異常監視装置を含んだシステ
ムの概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 マイコン 1a 発振子 2 WDパルス 3 リセット信号 4 ウォッチドック(WD)回路 5 レギュレ−タ 8 暴走検出回路 9 電源経路接断回路 20 電源遮断装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイコン暴走時におけるマイコンへの電
    力供給を遮断する電源遮断装置であって、 アクセサリがオフされるとマイコン暴走の監視を開始す
    る暴走検出手段と、 該暴走検出手段により前記マイコンの暴走が検出された
    場合には、該マイコンへの電力供給経路を強制的に遮断
    し、その後前記アクセサリがオンされると、前記電力供
    給経路を閉じる電源経路接断手段とを備えていることを
    特徴とする電源遮断装置。
  2. 【請求項2】 前記暴走検出手段が、前記マイコンに接
    続され、該マイコンのクロック信号を取り込んでカウン
    トするカウント手段を含んで構成されていることを特徴
    とする請求項1記載の電源遮断装置。
  3. 【請求項3】 前記電源経路接断手段が、電源回路とマ
    イコンとの間に介装され、前記カウント手段におけるカ
    ウント値が所定値に達すると前記電力供給経路を遮断す
    るものであることを特徴とする請求項2記載の電源遮断
    装置。
  4. 【請求項4】 前記暴走検出手段が、前記マイコンへの
    前記電力供給経路途中に配設された電流検出手段におけ
    る電流量の変化を検出するものであることを特徴とする
    請求項1記載の電源遮断装置。
  5. 【請求項5】 マイコンの異常を監視する監視手段を備
    え、 前記暴走検出手段が、前記マイコンから前記監視手段へ
    の出力信号の変化をもとに前記マイコンの暴走を検出す
    るものであることを特徴とする請求項1記載の電源遮断
    装置。
  6. 【請求項6】 前記電源経路接断手段が電源回路に組み
    込まれていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    の項に記載の電源遮断装置。
  7. 【請求項7】 前記電源経路接断手段が前記監視手段に
    組み込まれていることを特徴とする請求項5に記載の電
    源遮断装置。
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