JP2002277010A - 空調ダクト装置 - Google Patents

空調ダクト装置

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JP2002277010A
JP2002277010A JP2001078983A JP2001078983A JP2002277010A JP 2002277010 A JP2002277010 A JP 2002277010A JP 2001078983 A JP2001078983 A JP 2001078983A JP 2001078983 A JP2001078983 A JP 2001078983A JP 2002277010 A JP2002277010 A JP 2002277010A
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泰宏 谷村
Koji Yamashita
浩司 山下
Kazuhiro Maruyama
和弘 丸山
Nobuo Otsuka
信夫 大塚
Mamiko Toda
真美子 戸田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の空調ダクト装置は、殺菌剤等の薬剤を
使用するため、住宅やビルなどの人間が居住する空間で
使用すると健康に障害を与えたり、或いは不快感を与え
る等の課題があった。 【解決手段】 外気を吸気すると共に空気搬送路1に送
風する送風機6と、外気に含まれる塵や埃を除去するフ
ィルタ5と、線状の高電圧印加電極11と金網状の接地
電極12とを有し負イオンを供給する負イオン発生器
と、負イオン発生器が供給した負イオンによって負極性
に帯電した浮遊微生物が空気搬送路1の内壁面に付着し
ないように空気搬送路1を絶縁体で形成することによっ
て、空気搬送路1の内壁面を負極性に帯電させ、クーロ
ン斥力を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高気密・高断熱
住宅等で使用される空調ダクト装置において、特に、効
率よく発生させた負イオンを空気搬送路に供給すること
により、空調ダクト内で微生物が増殖することを防止す
ることができる空調ダクト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、省エネルギーの追求により、高気
密・高断熱住宅が増加傾向にあり、当該高気密・高断熱
住宅に使用する空調ダクト装置の需要が増えてきてい
る。空調ダクト装置において、空気搬送路であるダクト
内での微生物の増殖が問題になっているので、ダクト内
で微生物が増殖するのを防止することが重要である。
【0003】従来の空調ダクト装置において、関連する
内容が記載されている文献としては、例えば特表平8−
510040号公報がある。図25は前記公報に示され
た従来の空調ダクト装置を示す構成図である。図25に
おいて、101は空気搬送路であるダクト、102はダ
クト101内を矢印の方向に流れる空気流、103は流
量センサ、104は針状の空気イオン化電極の集合体、
105は殺菌剤噴霧器の集合体、106はオゾンセン
サ、107は各装置を電気的に接続する電線、108は
空気イオン化電極の集合体104に高電圧を供給する高
電圧電源を有する制御装置、109は殺菌剤を殺菌剤噴
霧器の集合体105に導出する管、110は殺菌剤を吸
い上げるポンプ、111は水に溶解した殺菌剤が蓄えら
れるリザーバ、112は接地電極である。
【0004】次に動作について説明する。流量センサ1
03は、空気流102の流量が、もし与えられた閾値以
下になった場合に、ポンプ110の動作を停止し、さら
に必要であれば空気イオン化電極の集合体104への電
圧供給も停止するために設けられている。また、空気流
102の流速に応じてポンプ110を動作させるように
することもできる。オゾンセンサ106は、オゾン量が
閾値を超えた場合に、空気イオン化電極の集合体104
の電圧を下げるようにするために設けられている。
【0005】空気をイオン化することにより、特に負イ
オンを生じさせることにより、空気流102に存在する
微生物、ウィルス等を全滅させることができる。このイ
オン化の非常に重要な効果は、殺菌剤噴霧器の集合体1
05から噴射された殺菌剤の粒子に電荷を与えられるこ
とであり、接地電極112により接地されたダクト10
1の壁部に向けて噴射され、殺菌剤の粒子は壁部に沈殿
する。そこで、カビや藻類等も壁部に沈殿していれば、
それらの成長は殺菌剤との長時間におよぶ接触により危
険のない程度にまで抑制される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の空調ダクト装置
は以上のように構成されているので、殺菌剤等の薬剤を
使用するため、住宅やビルなどの人間が居住する空間で
使用すると、健康に障害を与えたり、或いは不快感を与
えるなどの課題があった。
【0007】また、従来の空調ダクト装置は、ダクトの
内面にむらなく殺菌剤を散布することは困難であるの
で、微生物やウィルス、或いはカビや藻類等を完全に除
去することができないという課題があった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、殺菌剤を使用することなくダクト
内で微生物が増殖することを防止することができるの
で、住宅やビルなどの人間が居住する空間で問題なく使
用することができる空調ダクト装置を得ることを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空調ダク
ト装置は、空気を吸気すると共に空気に含まれる塵や埃
を除去した後に空気を空気搬送路に送風する送風手段
と、高電圧印加電極と高電圧印加電極と対向するように
設置された接地電極とを有し送風手段が送風した空気に
負イオンを供給する負イオン発生手段と、負イオン発生
手段が供給した負イオンによって負極性に帯電した空気
に含まれる浮遊物が空気搬送路の内壁面に付着しないよ
うに空気搬送路の内壁面を負極性に帯電させる表面電位
発生手段とを備えるようにしたものである。
【0010】この発明に係る空調ダクト装置は、送風手
段の風下側に設置され、送風手段が送風した空気の温度
を調節する温度調節手段を備えるようにしたものであ
る。
【0011】この発明に係る空調ダクト装置は、空気搬
送路の長手方向に負イオン発生手段から離隔した位置に
設けられ、送風手段が送風した空気を通気するような形
状を有すると共に、導電体で形成され電気的に接地され
ている接地導電体を備えるようにしたものである。
【0012】この発明に係る空調ダクト装置は、負イオ
ン発生手段が、空気搬送路の長手方向に直交する通気路
断面において、送風手段が送風した空気の流速が最も速
い部位に設置されるようにしたものである。
【0013】この発明に係る空調ダクト装置は、負イオ
ン発生手段が、空気搬送路の長手方向において排気口か
ら離隔した位置であって、且つ、送風手段に近接した位
置に設置されるようにしたものである。
【0014】この発明に係る空調ダクト装置は、負イオ
ン発生手段が、負イオン送風機を備え、送風手段が送風
した空気に空気搬送路に設けた凹陥部から負イオンを供
給するようにしたものである。
【0015】この発明に係る空調ダクト装置は、負イオ
ン発生手段が、送風手段から送風された空気を通気させ
るための通気路断面積は、空気搬送路の通気路断面積よ
りも小さくなるようにしたものである。
【0016】この発明に係る空調ダクト装置は、高電圧
印加電極が空気搬送路の長手方向において接地電極より
も風下側に設置されるようにしたものである。
【0017】この発明に係る空調ダクト装置は、表面電
位発生手段が送風手段から送風された空気に接触する空
気搬送路の内壁面もしくは空気搬送路の全体を絶縁体で
形成するようにしたものである。
【0018】この発明に係る空調ダクト装置は、接地電
極は貫通孔を備え、一方に先鋭部分を有する高電圧印加
電極は、接地電極に接触しないように貫通孔を貫通し、
先鋭部分以外を誘電体で覆うようにしたものである。
【0019】この発明に係る空調ダクト装置は、接地導
電体が送風手段から送風された空気を通気する少なくと
も一つの通気孔を備え、通気孔の通気路断面積を調節す
るようにしたものである。
【0020】この発明に係る空調ダクト装置は、表面電
位発生手段が導電体で形成された空気搬送路と、空気搬
送路に電気的に接続した電位調節器とを備えるようにし
たものである。
【0021】この発明に係る空調ダクト装置は、表面電
位発生手段が導電体で形成された空気搬送路と、空気搬
送路に電気的に接続した可変抵抗器とを備えるようにし
たものである。
【0022】この発明に係る空調ダクト装置は、空気搬
送路が絶縁体で形成された排気口を備えるようにしたも
のである。
【0023】この発明に係る空調ダクト装置は、空気を
吸気すると共に空気に含まれる塵や埃を除去した後に空
気を空気搬送路に送風する送風手段と、高電圧印加電極
と高電圧印加電極と対向するように設置された接地電極
とを有し送風手段が送風した空気に負イオンを供給する
負イオン発生手段とを備え、空気搬送路と負イオン発生
手段とからなるモジュールを複数備えるようにしたもの
である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による空
調ダクト装置を示す構成図である。図1において、1は
全体が絶縁体で形成されており人間が居住する空間に空
気を排気する図示されない排気口を備える空気搬送路、
2は空気搬送路1の内部における風向きを表す空気流、
3は空気搬送路1に接続している送風ユニットである。
送風ユニット3において、4は一方を空気搬送路1に接
続され他方に外気(空気)を吸気するための吸気口を備
える送風ユニット3の空気搬送路、5は外気を空気搬送
路4に吸入する際に外気に含まれる塵や埃を除去するた
めに吸気口に付設されたフィルタ、6はフィルタ5を介
して外気を吸気すると共に吸気した外気を空気搬送路4
及び空気搬送路1に送風するために吸気口付近に設置さ
れた送風機である。なお、空気搬送路4,フィルタ5及
び送風機6とで送風手段を構成する。
【0025】また、図1において、7は送風機6の風下
側に設置され送風機6が送風した空気の温度を調節する
熱交換機、8は熱交換機7とパイプ9で接続され空気の
温度を設定する温度調節機、9は熱交換機7と温度調節
機8とを接続するパイプである。なお、温度調節機8は
空気搬送路4の外部に設置される。熱交換機7,温度調
節機8及びパイプ9で温度調節手段が構成される。
【0026】さらに、図1において、10は空気搬送路
4の内部に設置され空気流2の方向に沿って両端が開口
している中空の筐体、11は筐体10の内部における風
上側に設置され負イオンを発生させるために高電圧を印
加する線状の高電圧印加電極(高電圧印加電極)、12
は筐体10の内部における風下側に線状の高電圧印加電
極11と対向するように設置される金網状の接地電極
(接地電極)、13は空気搬送路4の内部において筐体
10を任意の場所に固定する支持台、14は線状の高電
圧印加電極11と電気的に接続し線状の高電圧印加電極
11に高電圧を印加する高電圧供給電源、15は金網状
の接地電極12と電気的に接続しているアースである。
なお、筐体10,線状の高電圧印加電極11,金網状の
接地電極12,支持台13,高電圧供給電源14及びア
ース15で負イオン発生器(負イオン発生手段)が概略
構成される。さらに、負イオン発生器,空気搬送路4,
フィルタ5,送風機6,熱交換機7,温度調節機8,パ
イプ9によって送風ユニット3が概略構成されており、
空気搬送路1に接続されている。
【0027】次に動作について説明する。送風機6が回
転を始めると、空気搬送路4の吸気口に付設されたフィ
ルタ5を介して外気を吸気する。この際に、フィルタ5
は外気に含まれる塵や埃を除去するので、塵や埃を含ま
ない空気流2を空気搬送路4に送風することができる。
送風機6によって送風される塵や埃を含まない空気流2
は、熱交換機7と当該熱交換機7にパイプ9を介して接
続された温度調節機8とによって温度が調節される。温
度調節機8の設定によって、空気搬送路4及び空気搬送
路1に送風される空気流2を冷房や暖房に適した温度に
調節することができる。
【0028】温度が調節された空気流2の一部は、負イ
オン発生器の筐体10の内部(通気路)に送風される。
この際に、負イオン発生器は高電圧供給電源14によっ
て線状の高電圧印加電極11に高電圧が印加されてお
り、この高電圧によってコロナ放電が生じている。負イ
オン発生器の筐体10の内部では、コロナ放電に伴って
負イオンが発生し、空気搬送路1に負イオンを含んだ空
気流2を送風している。一方、温度が調節された空気流
2の一部であり、負イオン発生器の筐体10の外部に送
風された空気流2は、負イオンを含むことなく空気搬送
路1に送風される。すなわち、負イオンを含んだ空気流
2と、負イオンを含まない空気流2とが負イオン発生器
の風下側で合流していることになる。
【0029】また、空気流2はフィルタ5によって外気
に含まれる塵や埃が除去されているが、フィルタ5によ
って除去することができなかった浮遊微生物(細菌やカ
ビ胞子など)が空気流2に含まれていると、浮遊微生物
(浮遊物)に負イオンが衝突することによって、浮遊微
生物が負極性に帯電する。同様に、負イオン発生器から
送風された負イオンが、絶縁体で形成されている空気搬
送路1の内壁面に衝突することによって、空気搬送路1
の内壁面全体を負極性に帯電させることができる。この
際に、負イオン発生器の設置位置を空気搬送路1の入り
口近傍に設けることによって、空気搬送路1の内壁面全
体を負極性に帯電させることが容易になる。
【0030】上述したように、空気搬送路1は絶縁体で
構成されており、負イオンによって供給された負極性電
荷は逃げることができないので、空気搬送路1の内壁面
は負極性に帯電する。このような状態になると、負極性
に帯電した浮遊微生物と、同じく負極性に帯電した空気
搬送路1の内壁面とが同じ極性になるので、浮遊微生物
が空気搬送路1の内壁面に付着することを防止するよう
に、浮遊微生物と空気搬送路1の内壁面との間でクーロ
ン斥力が働く。すなわち、浮遊微生物はクーロン斥力に
よって空気搬送路1の内壁面に付着せずに空気搬送路1
が備える図示されない排気口から空気流2と共に排気さ
れる。
【0031】次に空気搬送路1の材質について説明す
る。絶縁体は、絶縁体の表面における電子の分布状態に
よって、正極性に帯電し易い材質や負極性に帯電し易い
材質が存在することが知られている。図2は代表的な材
質の帯電列を示す特性図である。図2において、横軸の
左側から正極性に帯電し易い材質を示し、横軸の右側は
負極性に帯電し易い材質を示している。図2から明らか
なように、ガラスは正極性に帯電し易く、塩化ビニール
は負極性に帯電し易いことがわかる。
【0032】図3は空気搬送路1における空気搬送路の
長さと空気搬送路1の内壁面における表面電位との関係
を示す特性図である。図3において、実線は材質がガラ
スウールで形成された空気搬送路1の内壁面における表
面電位を示しており、破線は材質がポリエチレンで形成
された空気搬送路1の内壁面における表面電位を示して
いる。図3から明らかなように、図2に示された帯電列
より正極性に帯電し易いと考えられたガラスウールが、
負極性に帯電できることを示しているので、絶縁体であ
ればほとんどの材質が、クーロン斥力によって浮遊微生
物の付着を防止することができると考えられる。
【0033】次に負イオン発生器及び負イオン濃度につ
いて説明する。図4は負イオン発生器の内部を通過する
空気流の流速と負イオン発生量との関係を示す特性図で
ある。図4から明らかなように、負イオン発生器の内部
を通過する空気流の流速と単位時間あたりの負イオン発
生量との関係は、空気流の流速の増加に伴い負イオン発
生量も増加することがわかる。すなわち、空気流の流速
の増加に伴い、空気搬送路1の内壁面における表面電位
が増加するので、クーロン斥力も増大させることができ
る。
【0034】空気搬送路1の内部において、空気流の流
速が最も速い場所に負イオン発生器を設置することによ
って、負イオン発生器の内部を通過する空気流の流速を
増加させることができるので、効率良く負イオンを発生
させることができる。図5は空気搬送路1の内部におけ
る到達負イオン濃度の測定結果を示す説明図である。図
において、到達負イオン濃度は負イオン発生器から50
cm離れた地点に到達した負イオン濃度を示しており、
風速の速い場所は負イオン発生器を空気搬送路1の長手
方向に直交する通気路断面の中央部に設置した場合であ
り、風速の遅い所は負イオン発生器を空気搬送路1の内
壁面付近に設置した場合を示している。図5から明らか
なように、風速の速い場所である空気搬送路1の中央部
では、到達負イオン濃度が大きくなっているので、負イ
オン発生器を空気搬送路1の中央部に設置することによ
って、効率良く負イオンを発生させることができる。す
なわち、負イオン発生器を空気搬送路1の中央部に設置
することによって、空気搬送路1の内壁面における表面
電位が増加するので、クーロン斥力も増大させることが
できる。
【0035】また、図1に示されたこの発明の実施の形
態1による空調ダクト装置を示す構成図のように、負イ
オン発生器の内部における通気路断面積となる筐体10
の断面積よりも空気搬送路1の通気路断面積を大きくす
る構造にすることによって、負イオンを含んだ空気流2
と負イオンを含まない空気流2とが負イオン発生器の風
下側で合流するようになるので、負イオンが自己消滅す
ることを防ぎ、負イオン発生器が生成した負イオンを有
効に利用することができる。
【0036】図6は空気搬送路1における空気搬送路の
長さと負イオン濃度の減衰割合との関係を示す特性図で
ある。図6において、実線は負イオンを含んだ空気流2
と負イオンを含まない空気流2とが負イオン発生器の風
下側で合流した場合の負イオン濃度の減衰割合を示して
おり、破線は温度が調節された空気流2の全部を負イオ
ン発生器の筐体10の内部に送風した場合の負イオン濃
度の減衰割合を示している。図6から明らかなように、
負イオンを含んだ空気流2と負イオンを含まない空気流
2とが負イオン発生器の風下側で合流した場合は、負イ
オンの減衰割合が小さく負イオン発生器が生成した負イ
オンを有効に利用していることがわかる。
【0037】負イオン発生器が生成した負イオンは、電
荷を帯びた粒子であるので、ある容積中に存在する量が
多くなるとクーロン斥力(電荷の2乗に比例し、距離の
2乗に反比例する力)が働き、負イオンはお互いに反発
する力を受ける。クーロン斥力によって、負イオンは拡
散するので、空気搬送路1の内壁面に衝突して消滅す
る。容積中に存在する負イオン量、つまり負イオン濃度
が増大すると、各粒子間の距離が短くなるので、クーロ
ン斥力はより大きくなる。したがって、負イオン濃度が
高くなると、空気搬送路1の内壁面に衝突して消滅する
負イオンが増大する。一方、負イオンを含んだ空気流2
と負イオンを含まない空気流2とが負イオン発生器の風
下側で合流した場合は、合流した時点で急激に負イオン
濃度は低下するので、クーロン斥力も小さくなり、空気
搬送路1の内壁面に衝突して消滅する負イオンが減少す
る。すなわち、負イオンを含んだ空気流2と負イオンを
含まない空気流2とが負イオン発生器の風下側で合流し
た場合は、空気搬送路1の内壁面に衝突して消滅する負
イオンが減少するので、負イオン発生器が生成した負イ
オンを有効に利用することができる。
【0038】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、空気搬送路1に流れ込む空気流2に浮遊微生物が含
まれている場合でも、空気搬送路1の内壁面と浮遊微生
物とが負極性に帯電し、空気搬送路1の内壁面に浮遊微
生物が付着することを防止するので、浮遊微生物が空気
搬送路1に付着して増殖することにより空気搬送路1に
流れ込む空気流2を微生物汚染することがなく、外気と
同じように自然に近い居住環境を提供できる空調ダクト
装置を得ることができるという効果を奏する。
【0039】また、この実施の形態1によれば、負イオ
ン発生器を空気搬送路1の中央部分に設置することによ
って、効率良く負イオンを発生することができるので、
空調ダクト装置に投入するエネルギーを変化させない
で、効率よく空気搬送路1の内壁面に浮遊微生物が付着
することを防止することができるという効果を奏する。
【0040】さらに、この実施の形態1によれば、負イ
オン発生器の内部における通気路断面積となる筐体10
の断面積よりも空気搬送路1の通気路断面積を大きくす
る構造にすることによって、負イオンを含んだ空気流2
と負イオンを含まない空気流2とが負イオン発生器の風
下側で合流するようになるので、負イオンが自己消滅す
ることを防ぎ、負イオン発生器が生成した負イオンを有
効に利用することができるという効果を奏する。
【0041】さらに、この実施の形態1によれば、負イ
オン発生器の内部における通気路断面積となる筐体10
の断面積よりも空気搬送路1の断面積を大きくする構造
にすることによって、負イオン発生器の内部における通
気路に空気流2が通過する場合に増加する圧力損失にお
いて、当該圧力損失の増加を抑制することができるか
ら、送風機6で消費するエネルギーを低減できると共
に、投入するエネルギー当たりの浮遊微生物の付着防止
効率を高めることができるという効果を奏する。
【0042】実施の形態2.図7はこの発明の実施の形
態2による空調ダクト装置を示す構成図である。図7に
おいて、1は空気搬送路、2は空気流、4は空気搬送
路、5はフィルタ、6は送風機、7は熱交換機、9はパ
イプ、10は筐体、11は線状の高電圧印加電極、12
は金網状の接地電極、13は支持台、14は高電圧供給
電源、15はアースであり、図1と同一符号を付して示
したものと同一部分である。
【0043】また、図7において、21はパイプ9によ
り熱交換機7に接続された温水機または冷水機(温度調
節手段)であり、3は温度調節機8の代わりに温水機ま
たは冷水機21を備える点で、図1に符号3を付したも
のとは異なる送風ユニットである。
【0044】次に動作について説明する。実施の形態1
と異なる動作について説明する。送風機6によって送風
される塵や埃を含まない空気流2は、熱交換機7と当該
熱交換機7にパイプ9を介して接続された温水機または
冷水機21とによって温度が調節される。温水機または
冷水機21の設定によって、空気搬送路4及び空気搬送
路1に送風される空気流2を冷房や暖房に適した温度に
調節することができる。また、冷房や暖房を独立して行
う装置を用いるような構成でもよく、冷房や暖房のどち
らかの作用のみが必要な空調ダクト装置にも使用でき
る。また、実施の形態2の動作において、上述した部分
以外の動作は実施の形態1と同一であるのでその説明を
省略する。
【0045】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、温水機
または冷水機21を備えるようにしたので、冷房や暖房
のどちらかの作用のみが必要な空調ダクト装置にも使用
でき、安価な空調ダクト装置を得ることができるという
効果を奏する。
【0046】実施の形態3.図8はこの発明の実施の形
態3による空調ダクト装置を示す構成図である。図8に
おいて、1は空気搬送路、2は空気流、4は空気搬送
路、5はフィルタ、6は送風機、10は筐体、11は線
状の高電圧印加電極、12は金網状の接地電極、13は
支持台、14は高電圧供給電源、15はアースであり、
図1と同一符号を付して示したものと同一部分である。
また、図8において、3は熱交換機7,温度調節機8及
びパイプ9を取り除いた点で、図1に符号3を付したも
のとは異なる送風ユニットである。
【0047】次に動作について説明する。実施の形態1
と異なる動作について説明する。送風機6によって送風
される塵や埃を含まない空気流2は、温度調節されるこ
となく、空気流2の一部が、負イオン発生器の筐体10
の内部に送風される。負イオン発生器の筐体10の内部
では、コロナ放電に伴って負イオンが発生し、空気搬送
路1に負イオンを含んだ空気流2を送風している。一
方、負イオン発生器の筐体10の外部に送風された空気
流2は、負イオンを含むことなく空気搬送路1に送風さ
れる。このことによって、換気設備にも応用できる利点
がある。また、実施の形態3の動作において、上述した
部分以外の動作は実施の形態1と同一であるのでその説
明を省略する。
【0048】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、熱交換
機7,温度調節機8及びパイプ9を取り除いた構成にし
たので、換気設備にも応用でき、より安価な空調ダクト
装置を得ることができるという効果を奏する。
【0049】実施の形態4.図9はこの発明の実施の形
態4による空調ダクト装置を示す構成図である。図9に
おいて、1は空気搬送路、2は空気流、4は空気搬送
路、5はフィルタ、6は送風機、7は熱交換機、8は温
度調節機、9はパイプ、10は筐体、13は支持台、1
4は高電圧供給電源、15はアースであり、図1と同一
符号を付して示したものと同一部分である。また、図8
において、22は負イオンを発生させるために高電圧を
印加する針状の高電圧印加電極(高電圧印加電極)、2
3は針状の高電圧印加電極22と対向するように設置さ
れ穴が空いている板状の接地電極(接地電極)、3は針
状の高電圧印加電極22と板状の接地電極23とを備え
る点で、図1に符号3を付したものとは異なる送風ユニ
ットである。
【0050】次に動作について説明する。実施の形態1
と異なる動作について説明する。負イオン発生器は高電
圧供給電源14によって針状の高電圧印加電極22に高
電圧が印加されており、この高電圧によってコロナ放電
が生じている。負イオン発生器の筐体10の内部では、
コロナ放電に伴って負イオンが発生し、空気搬送路1に
負イオンを含んだ空気流2を送風している。また、実施
の形態1に示された線状の高電圧印加電極11はバネを
用いて筐体10に固定するのに対して、針状の高電圧印
加電極22は、直接筐体10に固定するので、部品点数
が減るためメンテナンスが容易になる。さらに、実施の
形態1に示された線状の高電圧印加電極11は金網状の
接地電極12と一定距離を保って並行に置く組立作業は
労力を要するのに対して、針状の高電圧印加電極22
は、筐体10に固定するだけなので、組立作業が容易で
ある。また、実施の形態4の動作において、上述した部
分以外の動作は実施の形態1と同一であるのでその説明
を省略する。
【0051】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、負イオ
ン発生器が、針状の高電圧印加電極22と板状の接地電
極23とを備えるようにしたので、部品点数が減るため
メンテナンスが容易になると共に、組立作業が容易にな
るという効果を奏する。
【0052】実施の形態5.実施の形態1において、負
イオン発生器が、線状の高電圧印加電極11と金網状の
接地電極12とを備えるように構成し、さらに実施の形
態4において、負イオン発生器が、針状の高電圧印加電
極22と板状の接地電極23とを備えるように構成した
が、線状の高電圧印加電極11と板状の接地電極23と
を備えるように構成してもよく、また、針状の高電圧印
加電極22と金網状の接地電極12とを備えるように構
成してもよい。
【0053】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、メンテ
ナンス頻度や使用環境に応じて部品の選択をすることが
できるという効果を奏する。
【0054】実施の形態6.図10はこの発明の実施の
形態6による空調ダクト装置を示す構成図である。図1
0において、1は空気搬送路、2は空気流、4は空気搬
送路、5はフィルタ、6は送風機、7は熱交換機、8は
温度調節機、9はパイプ、10は筐体、13は支持台、
14は高電圧供給電源、15はアース、22は針状の高
電圧印加電極、23は板状の接地電極であり、図9と同
一符号を付して示したものと同一部分である。また、図
10において、3は針状の高電圧印加電極22及び板状
の接地電極23の設置位置が、電極間の負イオンの移動
方向と空気流2の方向とが直角になるように設置してい
る点で、図9に符号3を付したものとは異なる送風ユニ
ットである。
【0055】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、実施の形態4と同様の効果を奏すると共に、負イオ
ン発生器の内部における通気路に設置されているもの
は、針状の高電圧印加電極22だけになるので、圧力損
失を低減できるため、効率よく負イオンを発生させるこ
とができるという効果を奏する。
【0056】実施の形態7.図11はこの発明の実施の
形態7による空調ダクト装置を示す構成図である。図1
1において、1は空気搬送路、2は空気流、4は空気搬
送路、5はフィルタ、7は熱交換機、8は温度調節機、
9はパイプ、10は筐体、11は線状の高電圧印加電
極、12は金網状の接地電極、13は支持台、14は高
電圧供給電源、15はアースであり、図1と同一符号を
付して示したものと同一部分である。また、図11にお
いて、24はフィルタ5を介して外気を吸気すると共に
吸気した外気を空気搬送路4及び空気搬送路1に送風す
るために吸気口付近に設置されたプロペラ型送風機(送
風手段)、3は送風機6の代わりにプロペラ型送風機2
4を備え、負イオン発生器の設置位置が内壁面付近であ
る点で、図1に符号3を付したものとは異なる送風ユニ
ットである。
【0057】次に動作について説明する。実施の形態1
と異なる動作について説明する。プロペラ型送風機24
が回転を始めると、空気搬送路4の吸気口に付設された
フィルタ5を介して外気を吸気する。プロペラ型送風機
24によって送風される塵や埃を含まない空気流2は、
熱交換機7と当該熱交換機7にパイプ9を介して接続さ
れた温度調節機8とによって温度が調節される。温度が
調節された空気流2の一部は、内壁面付近に設置された
負イオン発生器の筐体10の内部に送風される。プロペ
ラ型送風機24は、中央部分にモータなどの送風に関与
しない部分が存在するので、効率良く負イオンを発生さ
せるためには、内壁面付近に負イオン発生器を設置する
必要がある。また、温度が調節された空気流2の一部で
あり、負イオン発生器の筐体10の外部に送風された空
気流2は、負イオンを含むことなく空気搬送路1に送風
される。また、実施の形態7の動作において、上述した
部分以外の動作は実施の形態1と同一であるのでその説
明を省略する。
【0058】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、メンテ
ナンス頻度や使用環境に応じて送風機の種類を選択する
ことができるという効果を奏する。
【0059】実施の形態8.図12はこの発明の実施の
形態8による空調ダクト装置を示す構成図である。図1
2において、1は空気搬送路、2は空気流、4は空気搬
送路、5はフィルタ、6は送風機、7は熱交換機、8は
温度調節機、9はパイプ、10は筐体、11は線状の高
電圧印加電極、12は金網状の接地電極、14は高電圧
供給電源、15はアースであり、図1と同一符号を付し
て示したものと同一部分である。また、図12におい
て、25は筐体10の開口している一方の端部で線状の
高電圧印加電極11付近に付設され負イオン発生器に送
風するための負イオン送風機であり、3は負イオン発生
器において、その設置位置と負イオン送風機25を備え
る点で、図1に符号3を付したものとは異なる送風ユニ
ットである。なお、実施の形態8における負イオン発生
器は、実施の形態1に示された支持台13は含まれてい
ない。なお、空気搬送路1において、負イオン発生器を
設置した場所を凹陥部と称する。
【0060】次に動作について説明する。実施の形態1
と異なる動作について説明する。温度が調節された空気
流2の一部は、負イオン送風機25によって負イオン発
生器の筐体10の内部に送風される。負イオン発生器の
筐体10の内部では、コロナ放電に伴って負イオンが発
生し、空気搬送路1に負イオンを含んだ空気流を送風し
ている。すなわち、負イオン送風機25によって空気搬
送路1に供給する負イオン濃度を調整できる。また、実
施の形態8の動作において、上述した部分以外の動作は
実施の形態1と同一であるのでその説明を省略する。
【0061】以上のように、この実施の形態8によれ
ば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、負イオ
ン発生器を空気流2の妨げにならないような位置(凹陥
部)に設置するようにしたので、空気搬送路1における
圧力損失を小さくできるため、送風機6が消費するエネ
ルギーを低減できるという効果を奏する。
【0062】また、この実施の形態8によれば、負イオ
ン発生器に送風するための負イオン送風機25を備える
ように構成したので、負イオン送風機25の回転速度に
よって空気搬送路1に供給する負イオン濃度を調整でき
るという効果を奏する。
【0063】実施の形態9.図13はこの発明の実施の
形態9による空調ダクト装置を示す構成図である。図1
3において、2は空気流、3は送風ユニット、4は空気
搬送路、5はフィルタ、6は送風機、7は熱交換機、8
は温度調節機、9はパイプ、10は筐体、11は線状の
高電圧印加電極、12は金網状の接地電極、13は支持
台、14は高電圧供給電源、15はアースであり、図1
と同一符号を付して示したものと同一部分である。ま
た、図13において、1は絶縁体ではなく導電体で形成
されている点で、図1に符号1を付して示したものとは
異なる空気搬送路であり、26は空気搬送路1の内壁面
に塗布または貼り付けすることにより形成される絶縁体
(表面電位発生手段)である。
【0064】以上のように、この実施の形態9によれ
ば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、負極性
に帯電する絶縁体26を塗布または貼り付けによって形
成したので、空気搬送路1の材質が導電体である場合で
も効率よく空気搬送路1の内壁面に浮遊微生物が付着す
ることを防止することができるという効果を奏する。
【0065】なお、この実施の形態9によれば、導電体
である空気搬送路1と絶縁体26とを組み合わせて構成
したが、これに限られるものではなく、絶縁体である空
気搬送路1と絶縁体26とを組み合わせて構成した場合
においても上記と同等の効果を奏する。
【0066】実施の形態10.図14はこの発明の実施
の形態10による空調ダクト装置を示す構成図である。
図14において、1は空気搬送路、2は空気流、4は空
気搬送路、5はフィルタ、6は送風機、7は熱交換機、
8は温度調節機、9はパイプ、10は筐体、11は線状
の高電圧印加電極、12は金網状の接地電極、13は支
持台、14は高電圧供給電源、15はアースであり、図
1と同一符号を付して示したものと同一部分である。ま
た、図14において、3は負イオン発生器を備えていな
い点で、図1に符号3を付したものとは異なる送風ユニ
ットである。
【0067】以上のように、この実施の形態10によれ
ば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、負イオ
ン発生器を送風ユニット3から空気搬送路1に移設した
ので、送風ユニット3の取り付け取り外しが容易になる
という効果を奏する。
【0068】実施の形態11.図15はこの発明の実施
の形態11による空調ダクト装置を示す構成図である。
図15において、1は空気搬送路、2は空気流、3は送
風ユニット、4は空気搬送路、6は送風機、7は熱交換
機、8は温度調節機、9はパイプ、10は筐体、11は
線状の高電圧印加電極、12は金網状の接地電極、13
は支持台、14は高電圧供給電源、15はアースであ
り、図1と同一符号を付して示したものと同一部分であ
る。また、図15において、3は負イオン発生器とフィ
ルタ5を備えていない点で、図1に符号3を付したもの
とは異なる送風ユニットであり、31は塵や埃を電気に
よって強制的に集塵する電気集塵機(送風手段)であ
る。電気集塵機31において、32は高圧電極、33は
高圧電極支持台、34は円筒接地極、35は接地電極で
ある。
【0069】次に動作について説明する。実施の形態1
と異なる動作について説明する。送風ユニット3の吸気
口に付設された電気集塵機31は、放電機器の一つで、
外気に含まれる塵や埃などに正電荷を与え、高圧電極3
2と接地電極35との間に発生させた電界によって、外
気に含まれる塵や埃などを接地電極35に付着させて外
気中から除去する。電気集塵機31が外気に含まれる塵
や埃を除去するので、塵や埃を含まない空気流2を空気
搬送路4に送風することができる。また、実施の形態1
1の動作において、上述した部分以外の動作は実施の形
態1と同一であるのでその説明を省略する。
【0070】以上のように、この実施の形態11によれ
ば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、電気集
塵機31を備えるように構成したので、外気に含まれる
塵や埃などを電気によって強制的に集塵することができ
るという効果を奏する。
【0071】実施の形態12.図16はこの発明の実施
の形態12による空調ダクト装置を示す構成図である。
図16において、1は空気搬送路、2は空気流、4は空
気搬送路、5はフィルタ、6は送風機、7は熱交換機、
8は温度調節機、9はパイプ、10は筐体、11は線状
の高電圧印加電極、12は金網状の接地電極、13は支
持台、14は高電圧供給電源、15はアースであり、図
1と同一符号を付して示したものと同一部分である。ま
た、図16において、3は線状の高電圧印加電極11が
風下側に設置され、金網状の接地電極12が風上側に設
置されている点で、図1に符号3を付したものとは異な
る送風ユニットである。
【0072】図17は空気搬送路1における空気搬送路
の長さと負イオン濃度との関係を示す特性図である。図
17において、実線は線状の高電圧印加電極11が風下
側に設置され金網状の接地電極12が風上側に設置され
ている場合の負イオン濃度を示しており、破線は金網状
の接地電極12が風下側に設置され線状の高電圧印加電
極11が風上側に設置されている場合の負イオン濃度を
示している。図17から明らかなように、線状の高電圧
印加電極11が風下側に設置され金網状の接地電極12
が風上側に設置されている場合は、負イオンが効率よく
生成されていることがわかる。これは、負イオンが金網
状の接地電極12において消滅しないようになったため
である。
【0073】以上のように、この実施の形態12によれ
ば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、線状の
高電圧印加電極11が風下側に設置され金網状の接地電
極12が風上側に設置されるように構成したので、効率
よく負イオンを発生させることができるという効果を奏
する。
【0074】なお、この実施の形態12において、線状
の高電圧印加電極11の代わりに針状の高電圧印加電極
22を備えた場合、また、金網状の接地電極12の代わ
りに板状の接地電極23を備えた場合、さらに、線状の
高電圧印加電極11の代わりに針状の高電圧印加電極2
2を備え金網状の接地電極12の代わりに板状の接地電
極23を備えた場合においても上記と同様の効果を奏す
る。
【0075】実施の形態13.図18はこの発明の実施
の形態13による空調ダクト装置を示す構成図である。
図18において、1は空気搬送路、2は空気流、4は空
気搬送路、5はフィルタ、6は送風機、7は熱交換機、
8は温度調節機、9はパイプ、10は筐体、13は支持
台、14は高電圧供給電源、15はアース、23は板状
の接地電極であり、図9と同一符号を付して示したもの
と同一部分である。また、図18において、41は針先
(先鋭部分)以外の部分を誘電体で覆うと共に針先を貫
通孔を備える板状の接地電極23よりも風下側になるよ
うに、且つ、板状の接地電極23に接触しないように貫
通孔を貫通して設置した針状の誘電体付き高電圧印加電
極(高電圧印加電極)である。3は針状の高電圧印加電
極22の代わりに針状の誘電体付き高電圧印加電極41
を備えた点で、図9に符号3を付したものとは異なる送
風ユニットである。
【0076】次に動作について説明する。実施の形態4
と異なる動作について説明する。針状の誘電体付き高電
圧印加電極41は、針先以外を誘電体で覆うことによ
り、誘電体で覆われた部分は直流放電の場合では放電し
なくなるので、針先のみで効率良くコロナ放電を発生さ
せることができるようになる。すなわち、コロナ放電に
伴って発生する負イオンを効率良く発生させることがで
きる。また、放電部分は針電極の先端であり、針状の誘
電体付き高電圧印加電極41の先端だけが板状の接地電
極23よりも風下側になるように設置しているので、負
イオンが板状の接地電極23で消滅しないようになるた
め、効率良く負イオンを発生させることができる。ま
た、実施の形態13の動作において、上述した部分以外
の動作は実施の形態4と同一であるのでその説明を省略
する。
【0077】以上のように、この実施の形態13によれ
ば、実施の形態4と同様の効果を奏すると共に、針先以
外の部分を誘電体で覆うと共に針先を板状の接地電極2
3よりも風下側になるように誘電体付き高電圧印加電極
41を設置したので、効率よく負イオンを発生させるこ
とができるという効果を奏する。
【0078】実施の形態14.図19はこの発明の実施
の形態14による空調ダクト装置を示す構成図である。
図19において、1は空気搬送路、2は空気流、3は送
風ユニット、4は空気搬送路、5はフィルタ、6は送風
機、7は熱交換機、8は温度調節機、9はパイプ、10
は筐体、11は線状の高電圧印加電極、12は金網状の
接地電極、13は支持台、14は高電圧供給電源、15
はアースであり、図1と同一符号を付して示したものと
同一部分である。また、図19において、42は空気搬
送路1の内部における任意の場所に設けられ空気流2を
通気できるように通気孔を備えリング状の形状を有する
導電性のリング(接地導電体)、43はリング42と電
気的に接続しているアースである。
【0079】次に動作について説明する。実施の形態1
と異なる動作について説明する。アース43によって接
地されているリング42を設けることによって、負イオ
ンがリング42に誘導されるので、リング42が設置さ
れている部分まで空気搬送路1の内壁面を負極性に帯電
させることが容易になる。例えば、リング42を空気搬
送路1の図示されない排気口付近に設けた場合には、空
気搬送路1の内壁面全体を効率よく負極性に帯電させる
ことが容易になる。また、実施の形態14の動作におい
て、上述した部分以外の動作は実施の形態1と同一であ
るのでその説明を省略する。
【0080】以上のように、この実施の形態14によれ
ば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、アース
43によって接地されているリング42を備えるように
構成したので、負イオン発生器が発生させた負イオンが
リング42に誘導されるから、空気搬送路1の内壁面を
効率よく負極性に帯電させることが容易になるという効
果を奏する。
【0081】実施の形態15.図20はこの発明の実施
の形態15による空調ダクト装置を示す構成図である。
図20において、1は空気搬送路、2は空気流、3は送
風ユニット、4は空気搬送路、5はフィルタ、6は送風
機、7は熱交換機、8は温度調節機、9はパイプ、10
は筐体、11は線状の高電圧印加電極、12は金網状の
接地電極、13は支持台、14は高電圧供給電源、15
はアースであり、図1と同一符号を付して示したものと
同一部分である。また、図20において、44は空気搬
送路1の内部における任意の場所に設けられ空気流2を
通気できる通気孔を備えメッシュ状の形状を有する導電
性のメッシュ(接地導電体)、45はメッシュ44と電
気的に接続しているアースである。
【0082】次に動作について説明する。実施の形態1
と異なる動作について説明する。アース45によって接
地されているメッシュ44を設けることによって、負イ
オンがメッシュ44に誘導されるので、メッシュ44が
設置されている部分まで空気搬送路1の内壁面を負極性
に帯電させることが容易になる。例えば、メッシュ44
を空気搬送路1の図示されない排気口付近に設けた場合
には、空気搬送路1の内壁面全体を効率よく負極性に帯
電させることが容易になる。さらに、空気搬送路1から
排気する空気流2の負イオン濃度が、メッシュ44の目
を粗くすると負イオン濃度が上昇し、メッシュ44の目
を細かくすると負イオン濃度が下降する。すなわち、居
住空間に必要な負イオン濃度を容易に設定できる。ま
た、実施の形態15の動作において、上述した部分以外
の動作は実施の形態1と同一であるのでその説明を省略
する。
【0083】以上のように、この実施の形態15によれ
ば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、アース
45によって接地されているメッシュ44を備えるよう
に構成したので、負イオン発生器が発生させた負イオン
がメッシュ44に誘導されるから、空気搬送路1の内壁
面を効率よく負極性に帯電させることが容易になるとい
う効果を奏する。
【0084】また、この実施の形態15によれば、メッ
シュ44の目の粗さ(通気路断面積)を調節するように
構成したので、居住空間に必要な負イオン濃度を容易に
設定できるという効果を奏する。
【0085】実施の形態16.図21はこの発明の実施
の形態16による空調ダクト装置を示す構成図である。
図21において、1は空気搬送路、2は空気流、3は送
風ユニット、4は空気搬送路、5はフィルタ、6は送風
機、7は熱交換機、8は温度調節機、9はパイプ、10
は筐体、11は線状の高電圧印加電極、12は金網状の
接地電極、13は支持台、14は高電圧供給電源、15
はアースであり、図1と同一符号を付して示したものと
同一部分である。また、図21において、46は導電体
で形成されており空気流2を通気できるように空気搬送
路1と同一の通気断面積を有する導電体の空気搬送路
(空気搬送路)、47は導電体の空気搬送路46と電気
的に接続されており導電体の空気搬送路46の内壁面の
表面電位を設定できる電位調節器(表面電位発生手段)
である。
【0086】次に動作について説明する。実施の形態1
と異なる動作について説明する。電位調節器47は、導
電体の空気搬送路46の内壁面の表面電位を負極性に設
定することにより、負イオンの衝突により負極性に帯電
した浮遊微生物が導電体の空気搬送路46に付着するこ
とを防止することができる。また、導電体の空気搬送路
46と当該導電体の空気搬送路46に電気的に接続され
た電位調節器47とを離隔して複数配置することによっ
て、高濃度の負イオンを効率よく空気搬送路1の末端部
分まで供給することができる。また、空気搬送路1が導
電体で形成されている場合では、空気搬送路1と電位調
節器47を電気的に接続することによって、空気搬送路
1の内壁面の表面電位を設定できるので、負極性に帯電
した浮遊微生物が空気搬送路1の内壁面に付着すること
を容易に防止することができる。また、実施の形態16
の動作において、上述した部分以外の動作は実施の形態
1と同一であるのでその説明を省略する。
【0087】以上のように、この実施の形態16によれ
ば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、導電体
の空気搬送路46に電位調節器47を電気的に接続する
ように構成したので、導電体の空気搬送路46の内壁面
の表面電位を負極性に設定することにより、負イオンの
衝突により負極性に帯電した浮遊微生物が導電体の空気
搬送路46に付着することを防止することができると共
に、高濃度の負イオンを効率よく空気搬送路1の末端部
分まで供給することができるという効果を奏する。
【0088】実施の形態17.図22はこの発明の実施
の形態17による空調ダクト装置を示す構成図である。
図22において、図21と同一符号は同一または相当部
分を示すのでその説明を省略する。48は導電体の空気
搬送路46と電気的に接続されており、抵抗の値を調節
することによって、導電体の空気搬送路46が電荷を蓄
えることができるように備えられた可変抵抗器(表面電
位発生手段)である。49は可変抵抗器48に電気的に
接続されたアースである。
【0089】次に動作について説明する。実施の形態1
と異なる動作について説明する。可変抵抗器48は、抵
抗の値を調節することによって、負イオン発生器で発生
した負イオンが導電体の空気搬送路46の内壁面に衝突
し、導電体の空気搬送路46に与える負極性の電荷があ
る電荷量に達するまで電荷を蓄えることができるので、
負極性に帯電した浮遊微生物が導電体の空気搬送路46
に付着することを防止することができる。また、導電体
の空気搬送路46と当該導電体の空気搬送路46に電気
的に接続された可変抵抗器48とを離隔して複数配置す
ることによって、高濃度の負イオンを効率よく空気搬送
路1の末端部分まで供給することができる。さらに、抵
抗値を適切な値に調節することによって、導電体の空気
搬送路46が蓄える電荷量を調節することができるの
で、静電気による障害発生を未然に防止できる。また、
実施の形態17の動作において、上述した部分以外の動
作は実施の形態1と同一であるのでその説明を省略す
る。
【0090】以上のように、この実施の形態17によれ
ば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、導電体
の空気搬送路46に可変抵抗器48を電気的に接続する
ように構成したので、導電体の空気搬送路46に電荷を
蓄えることができるので、負極性に帯電した浮遊微生物
が導電体の空気搬送路46に付着することを防止するこ
とができると共に、抵抗値を適切な値に調節することに
よって静電気による障害発生を未然に防止できるという
効果を奏する。
【0091】また、この実施の形態17によれば、導電
体の空気搬送路46に可変抵抗器48を電気的に接続す
るように構成したので、実施の形態16に示された電位
調節器47を備える場合と比較して安価に空調ダクト装
置を構成できるという効果を奏する。
【0092】実施の形態18.図23はこの発明の実施
の形態18による空調ダクト装置を示す構成図である。
図23において、1は空気搬送路、2は空気流、4は空
気搬送路、5はフィルタ、6は送風機、7は熱交換機、
8は温度調節機、9はパイプ、10は筐体、11は線状
の高電圧印加電極、12は金網状の接地電極、13は支
持台であり、図1と同一符号を付して示したものと同一
部分である。また、図21において、3は負イオン発生
器を備えていない点で、図1に符号3を付して示したも
のとは異なる送風ユニットであり、14は複数の線状の
高電圧印加電極11に高電圧を供給する点で、図1に符
号14を付して示したものとは異なる高電圧供給電源で
あり、15は複数の金網状の接地電極12に接地電位を
供給する点で、図1に符号15を付して示したものとは
異なるアースである。なお、空気搬送路1と負イオン発
生器とで一つのモジュールを構成しており、実施の形態
18は前記モジュールを複数備える構成を示すものであ
る。
【0093】次に動作について説明する。実施の形態1
と異なる動作について説明する。空気搬送路1と負イオ
ン発生器とで一つのモジュールを構成し、複数のモジュ
ールを任意の位置に配置することによって、空気搬送路
1の内部で負イオン濃度が浮遊微生物の帯電に必要な負
イオン量よりも低下することを防止でき、空気搬送路1
の内壁面に浮遊微生物が付着することを防止するための
クーロン斥力の低下を抑制し、安定して浮遊微生物が付
着することを防止することができる。また、実施の形態
18の動作において、上述した部分以外の動作は実施の
形態1と同一であるのでその説明を省略する。
【0094】以上のように、この実施の形態18によれ
ば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、空気搬
送路1と負イオン発生器とで一つのモジュールを構成
し、複数のモジュールを任意の位置に配置するようにし
たので、クーロン斥力の低下を抑制し、安定して浮遊微
生物が付着することを防止することができるという効果
を奏する。
【0095】実施の形態19.図24はこの発明の実施
の形態19による空調ダクト装置を示す構成図である。
図24において、1は空気搬送路、2は空気流、3は送
風ユニット、4は空気搬送路、5はフィルタ、6は送風
機、7は熱交換機、8は温度調節機、9はパイプ、10
は筐体、11は線状の高電圧印加電極、12は金網状の
接地電極、13は支持台、14は高電圧供給電源、15
はアースであり、図1と同一符号を付して示したものと
同一部分である。また、図24において、50は絶縁体
で形成された空気搬送路1の排気口、51は居住空間と
空調ダクト装置が備えられている空間とを分けるための
壁である。
【0096】以上のように、この実施の形態19によれ
ば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、排気口
51も絶縁体で構成するようにしたので、排気口51に
浮遊微生物が付着することを防止できるという効果を奏
する。
【0097】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、空気
を吸気すると共に空気に含まれる塵や埃を除去した後に
空気を空気搬送路に送風する送風手段と、高電圧印加電
極と高電圧印加電極と対向するように設置された接地電
極とを有し送風手段が送風した空気に負イオンを供給す
る負イオン発生手段と、負イオン発生手段が供給した負
イオンによって負極性に帯電した空気に含まれる浮遊物
が空気搬送路の内壁面に付着しないように空気搬送路の
内壁面を負極性に帯電させる表面電位発生手段とを備え
るように構成したので、浮遊物が空気搬送路の内壁面に
付着して増殖することにより空気搬送路に流れ込む空気
を浮遊物が汚染することがなく、外部の空気と同じよう
に自然に近い居住環境を提供できる空調ダクト装置を得
ることができるという効果を奏する。
【0098】この発明によれば、送風手段の風下側に設
置され、送風手段が送風した空気の温度を調節する温度
調節手段を備えるように構成したので、冷房や暖房が必
要な空調ダクト装置にも使用できるという効果を奏す
る。
【0099】この発明によれば、空気搬送路の長手方向
に負イオン発生手段から離隔した位置に設けられ、送風
手段が送風した空気を通気するような形状を有すると共
に、導電体で形成され電気的に接地されている接地導電
体を備えるように構成したので、負イオン発生手段が発
生させた負イオンが接地導電体に誘導されるため、空気
搬送路の内壁面を効率よく負極性に帯電させることが容
易になるという効果を奏する。
【0100】この発明によれば、負イオン発生手段が空
気搬送路の長手方向に直交する通気路断面において、送
風手段が送風した空気の流速が最も速い部位に設置され
るように構成したので、効率良く負イオンを発生させる
ことができるため、空調ダクト装置に投入するエネルギ
ーを変化させないで、効率よく空気搬送路の内壁面に浮
遊物が付着することを防止することができるという効果
を奏する。
【0101】この発明によれば、負イオン発生手段が空
気搬送路の長手方向において排気口から離隔した位置で
あって、且つ、送風手段に近接した位置に設置されるよ
うに構成したので、負イオン発生手段で発生させた負イ
オンを他の物体との接触によって消滅させることなく空
気搬送路に効率よく供給することが可能になるので、効
率よく空気搬送路の内壁面に浮遊物が付着することを防
止することができるという効果を奏する。
【0102】この発明によれば、負イオン発生手段が負
イオン送風機を備え、送風手段が送風した空気に空気搬
送路に設けた凹陥部から負イオンを供給するように構成
したので、空気搬送路における圧力損失を小さくできる
ため、送風手段が消費するエネルギーを低減できると共
に、負イオン送風機の回転速度によって空気搬送路に供
給する負イオン濃度を調整できるという効果を奏する。
【0103】この発明によれば、負イオン発生手段が送
風手段から送風された空気を通気させるための通気路断
面積は、空気搬送路の通気路断面積よりも小さくなるよ
うに構成したので、負イオンを含んだ空気と負イオンを
含まない空気とが負イオン発生手段の風下側で合流する
ようになるので、負イオンが自己消滅することを防ぎ、
負イオン発生手段が生成した負イオンを有効に利用する
ことができるという効果を奏する。
【0104】この発明によれば、高電圧印加電極が空気
搬送路の長手方向において接地電極よりも風下側に設置
されるように構成したので、負イオンが接地電極で消滅
することを防ぐため、効率よく負イオンを発生させるこ
とができるという効果を奏する。
【0105】この発明によれば、表面電位発生手段が送
風手段から送風された空気に接触する空気搬送路の内壁
面もしくは空気搬送路の全体を絶縁体で形成するように
構成したので、容易に空気搬送路の内壁面に浮遊物が付
着することを防止することができるという効果を奏す
る。
【0106】この発明によれば、接地電極は貫通孔を備
え、一方に先鋭部分を有する高電圧印加電極は、接地電
極に接触しないように貫通孔を貫通し、先鋭部分以外を
誘電体で覆うように構成したので、効率よく負イオンを
発生させることができるという効果を奏する。
【0107】この発明によれば、接地導電体が送風手段
から送風された空気を通気する少なくとも一つの通気孔
を備え、通気孔の通気路断面積を調節するように構成し
たので、居住空間に必要な負イオン濃度を容易に設定で
きるという効果を奏する。
【0108】この発明によれば、表面電位発生手段が導
電体で形成された空気搬送路と、空気搬送路に電気的に
接続した電位調節器とを備えるように構成したので、空
気搬送路の内壁面の表面電位を負極性に設定することが
できるため、負極性に帯電した浮遊物が空気搬送路に付
着することを防止することができると共に、高濃度の負
イオンを効率よく空気搬送路の末端部分まで供給するこ
とができるという効果を奏する。
【0109】この発明によれば、表面電位発生手段が導
電体で形成された空気搬送路と、空気搬送路に電気的に
接続した可変抵抗器とを備えるように構成したので、空
気搬送路に電荷を蓄えることができるため、負極性に帯
電した浮遊物が空気搬送路に付着することを防止するこ
とができると共に、抵抗値を適切な値に調節することに
よって静電気による障害発生を未然に防止できるという
効果を奏する。
【0110】この発明によれば、空気搬送路が絶縁体で
形成された排気口を備えるように構成したので、排気口
に浮遊物が付着することを防止できるという効果を奏す
る。
【0111】この発明によれば、空気を吸気すると共に
空気に含まれる塵や埃を除去した後に空気を空気搬送路
に送風する送風手段と、高電圧印加電極と高電圧印加電
極と対向するように設置された接地電極とを有し送風手
段が送風した空気に負イオンを供給する負イオン発生手
段とを備え、空気搬送路と負イオン発生手段とからなる
モジュールを複数備えるように構成したので、クーロン
斥力の低下を抑制し、安定して浮遊物が付着することを
防止することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による空調ダクト装
置を示す構成図である。
【図2】 代表的な材質の帯電列を示す特性図である。
【図3】 空気搬送路の長さと表面電位との関係を示す
特性図である。
【図4】 負イオン発生器の内部を通過する空気流の流
速と負イオン発生量との関係を示す特性図である。
【図5】 空気搬送路の内部における到達負イオン濃度
の測定結果を示す説明図である。
【図6】 空気搬送路における空気搬送路の長さと負イ
オン濃度の減衰割合との関係を示す特性図である。
【図7】 この発明の実施の形態2による空調ダクト装
置を示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態3による空調ダクト装
置を示す構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態4による空調ダクト装
置を示す構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態6による空調ダクト
装置を示す構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態7による空調ダクト
装置を示す構成図である。
【図12】 この発明の実施の形態8による空調ダクト
装置を示す構成図である。
【図13】 この発明の実施の形態9による空調ダクト
装置を示す構成図である。
【図14】 この発明の実施の形態10による空調ダク
ト装置を示す構成図である。
【図15】 この発明の実施の形態11による空調ダク
ト装置を示す構成図である。
【図16】 この発明の実施の形態12による空調ダク
ト装置を示す構成図である。
【図17】 空気搬送路の長さと負イオン濃度との関係
を示す特性図である。
【図18】 この発明の実施の形態13による空調ダク
ト装置を示す構成図である。
【図19】 この発明の実施の形態14による空調ダク
ト装置を示す構成図である。
【図20】 この発明の実施の形態15による空調ダク
ト装置を示す構成図である。
【図21】 この発明の実施の形態16による空調ダク
ト装置を示す構成図である。
【図22】 この発明の実施の形態17による空調ダク
ト装置を示す構成図である。
【図23】 この発明の実施の形態18による空調ダク
ト装置を示す構成図である。
【図24】 この発明の実施の形態19による空調ダク
ト装置を示す構成図である。
【図25】 従来の空調ダクト装置を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 空気搬送路、2 空気流、3 送風ユニット、4
空気搬送路、5 フィルタ、6 送風機、7 熱交換
機、8 温度調節機、9 パイプ、10 筐体、11
線状の高電圧印加電極(高電圧印加電極)、12 金網
状の接地電極(接地電極)、13 支持台、14 高電
圧供給電源、15 アース、21 温水機または冷水
機、22 針状の高電圧印加電極(高電圧印加電極)、
23 板状の接地電極(接地電極)、24 プロペラ型
送風機(送風手段)、25 負イオン送風機、26 絶
縁体(表面電位発生手段)、31 電気集塵機(送風手
段)、32 高圧電極、33 高圧電極支持台、34
円筒接地極、35 接地電極、41 誘電体付き高電圧
印加電極(高電圧印加電極)、42 リング(接地導電
体)、43 アース、44 メッシュ(接地導電体)、
45 アース、46 導電体の空気搬送路(空気搬送
路)、47 電位調節器(表面電位発生手段)、48
可変抵抗器(表面電位発生手段)、49 アース、50
排気口、51 壁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 和弘 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 大塚 信夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 戸田 真美子 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3L053 BD01 3L058 BD00 BG03 4C080 AA09 BB05 BB08 HH02 KK02 QQ17

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を吸気すると共に前記空気に含まれ
    る塵や埃を除去した後に前記空気を空気搬送路に送風す
    る送風手段と、高電圧印加電極と該高電圧印加電極と対
    向するように設置された接地電極とを有し前記送風手段
    が送風した空気に負イオンを供給する負イオン発生手段
    と、該負イオン発生手段が供給した前記負イオンによっ
    て負極性に帯電した前記空気に含まれる浮遊物が前記空
    気搬送路の内壁面に付着しないように前記空気搬送路の
    内壁面を負極性に帯電させる表面電位発生手段とを備え
    る空調ダクト装置。
  2. 【請求項2】 送風手段の風下側に設置され、前記送風
    手段が送風した空気の温度を調節する温度調節手段を備
    えることを特徴とする請求項1記載の空調ダクト装置。
  3. 【請求項3】 空気搬送路の長手方向に負イオン発生手
    段から離隔した位置に設けられ、送風手段が送風した空
    気を通気するような形状を有すると共に、導電体で形成
    され電気的に接地されている接地導電体を備えることを
    特徴とする請求項1記載の空調ダクト装置。
  4. 【請求項4】 負イオン発生手段は、空気搬送路の長手
    方向に直交する通気路断面において、送風手段が送風し
    た空気の流速が最も速い部位に設置されることを特徴と
    する請求項1記載の空調ダクト装置。
  5. 【請求項5】 負イオン発生手段は、空気搬送路の長手
    方向において、排気口から離隔した位置であって、且
    つ、送風手段に近接した位置に設置されることを特徴と
    する請求項1記載の空調ダクト装置。
  6. 【請求項6】 負イオン発生手段は、負イオン送風機を
    備え、送風手段が送風した空気に、空気搬送路に設けた
    凹陥部から負イオンを供給することを特徴とする請求項
    1記載の空調ダクト装置。
  7. 【請求項7】 負イオン発生手段は、送風手段が送風し
    た空気を通気させるための通気路断面積が、空気搬送路
    の通気路断面積よりも小さいことを特徴とする請求項1
    記載の空調ダクト装置。
  8. 【請求項8】 高電圧印加電極は、空気搬送路の長手方
    向において接地電極よりも風下側に設置されることを特
    徴とする請求項1記載の空調ダクト装置。
  9. 【請求項9】 表面電位発生手段は、送風手段が送風し
    た空気に接触する空気搬送路の内壁面もしくは空気搬送
    路の全体を絶縁体で形成することを特徴とする請求項1
    記載の空調ダクト装置。
  10. 【請求項10】 接地電極は貫通孔を備え、一方に先鋭
    部分を有する高電圧印加電極は、前記接地電極に接触し
    ないように前記貫通孔を貫通し、前記先鋭部分以外を誘
    電体で覆うことを特徴とする請求項1記載の空調ダクト
    装置。
  11. 【請求項11】 接地導電体は、送風手段が送風した空
    気を通気する少なくとも一つの通気孔を備え、該通気孔
    の通気路断面積を調節することを特徴とする請求項3記
    載の空調ダクト装置。
  12. 【請求項12】 表面電位発生手段は、導電体で形成さ
    れた空気搬送路と、該空気搬送路に電気的に接続した電
    位調節器とを備えることを特徴とする請求項1記載の空
    調ダクト装置。
  13. 【請求項13】 表面電位発生手段は、導電体で形成さ
    れた空気搬送路と、該空気搬送路に電気的に接続した可
    変抵抗器とを備えることを特徴とする請求項1記載の空
    調ダクト装置。
  14. 【請求項14】 空気搬送路は、絶縁体で形成された排
    気口を備えることを特徴とする請求項1記載の空調ダク
    ト装置。
  15. 【請求項15】 空気を吸気すると共に前記空気に含ま
    れる塵や埃を除去した後に前記空気を空気搬送路に送風
    する送風手段と、高電圧印加電極と該高電圧印加電極と
    対向するように設置された接地電極とを有し前記送風手
    段が送風した空気に負イオンを供給する負イオン発生手
    段とを備え、前記空気搬送路と、前記負イオン発生手段
    とからなるモジュールを複数備える空調ダクト装置。
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