JP2002276263A - 可変摺動式連結パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】屋内施設や車庫及び住宅の屋根や扉・シャッタ
ー等の代わりに取り付け、換気や採光等を調節できる可
変摺動式パネルを提供する。 【構成】下パネル（２）の中に防音・断熱材（６）を入
れ、ゴムシート（５）の付いた上パネル（１）をローラ
ＡＢ（３）（４）を挟むようにかぶせる。この組立パネ
ル（９）をワイヤー（１２）で継ぎ、留め具（１３）を
付け、レール（１４）に入れる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、屋内施設や住宅・車
庫等の屋根や扉に取り付け、換気や太陽等の採光・遮光
を調節できる可変摺動式パネルに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、摺動式屋根及びシャッター等
は、開けるか閉めるかだけで、採光・遮光等の調節はで
きなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】イ． 屋内施設の摺動
式屋根だと、紫外線等が問題となり、晴れていも閉めて
いる頻度が多いので照明が必要なくらいである。 ロ． 住宅の雨戸等は、開けないと光りが入ってこな
い。 ハ． ガレージや店舗等のシャッターは、閉めていると
暗い。 本発明は、これらの欠点を解決する為に発明されたもの
である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】下パネル（２）の両側に
設けられた溝Ａ（７）と溝Ｂ（８）にローラＡ（３）と
ローラＢ（４）を取り付け、下パネル（２）の内側に防
音・断熱材（６）を入れて、ゴムシート（５）を上面に
付けた上パネル（１）を下パネル（２）にかぶせる。そ
して、組立った組立パネル（９）を数枚並べ、ローラＡ
（３）とローラＢ（４）の軸に貫通させた通し穴Ａ（１
０）と通し穴Ｂ（１１）にワイヤー（１２）を通し連結
させて、全ての組立パネル（９）の通し穴Ａ（１０）部
のワイヤー（１２）に留め具（１３）を付け、一番最後
の組立パネル（９）の通し穴Ｂ（１１）部のワイヤー
（１２）に留め具（１３）を付ける。そして、レール
（１４）の下溝（１６）に各組立パネル（９）のローラ
Ａ（３）を入れ、ローラＢ（４）を上溝（１５）に全て
の組立パネル（９）を入れる。本発明は、以上の構成よ
りなる可変摺動式パネルである。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明する。 イ． 両端にレール状の溝がある四角い下パネル（２）
の内側に防音・断熱材（６）を入れ、図２のような車輪
二つを継げる軸に、二つ穴が貫通しているローラＡ
（３）とローラＢ（４）を下パネル（２）の溝Ａ（７）
と溝Ｂ（８）に置く。 ロ． 両端にレール状の溝Ａ（７）と溝Ｂ（８）がある
四角い上パネル（１）の上面端にゴムシート（５）を付
け、下パネル（２）の溝Ａ（７）と溝Ｂ（８）に取り付
けてるローラＡ（３）とローラＢ（４）を挟み込むよう
にかぶせる。 ハ． 図３のように、イ．ロ．の工程で組立った組立パ
ネル（９）を数枚並べ、図４のように、ローラＡ（３）
とローラＢ（４）の軸に貫通させた通し穴Ａ（１０）と
通し穴Ｂ（１１）に丈夫で細いワイヤー（１２）を通し
連結させ、全ての組立パネル（９）の通し穴Ａ（１０）
部を留め具（１３）にてワイヤー（１２）とローラＡ
（３）及びローラＢ（４）をずれないように固定する。
さらに、一番最後の組立パネル（９）の通し穴Ｂ（１
１）部を留め具（１３）にてワイヤー（１２）とローラ
Ａ（３）及びローラＢ（４）をずれないように固定す
る。 ニ． ワイヤー（１２）によって継がった組立パネル
（９）を図５のような二つの溝を有するレール（１４）
の下溝（１６）にローラＡ（３）を入れスライドさせ、
上溝（１５）にローラＢ（４）を入れスライドさせる。
こうして数枚の組立パネル（９）を全て入れる。 本発明は以上のような構造で、これを使用するときは、
図６のように、通し穴Ａ（１０）のワイヤー（１２）を
２本同時にそれぞれの方向に引くことにより、組立パネ
ル（９）のローラＡ（３）及びローラＢ（４）が組立パ
ネル（９）の溝Ａ（７）及び溝Ｂ（８）とレール（１
４）の上溝（１５）及び下溝（１６）を移動して、組立
パネル（９）が全て同時に可変することができる。ま
た、図７のように、通し穴Ｂ（１１）のワイヤー（１
２）を２本同時に最初にレール（１４）に入れた組立パ
ネル（９）の方向に引くことにより、一番最後にレール
（１２）に入れた組立パネル（９）の方から一枚づつ引
っ張られ、全部の組立パネル（９）を集めることができ
る。

【０００６】

【発明の効果】本発明を使用することによって、摺動式
の屋根や、住宅の雨戸及びシャッター等のように、全開
にしなくても、太陽光の採光や遮光等調節ができ、換気
もできる。しかも、雨戸は開けなくても光りが入るので
防犯にもなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の単品分解斜視図

【図２】本発明のローラの側面図

【図３】本発明の外観斜視図

【図４】本発明の組込み状態を示す斜視図

【図５】本発明の組込み状態を示す全体斜視図

【図６】本発明の使用状態を示す全体斜視図

【図７】本発明の使用状態を示す全体側面図

【符号の説明】

１ 上パネル ２ 下パネル ３ ローラＡ ４ ローラＢ ５ ゴムシート ６ 防音・断熱材 ７ 溝Ａ ８ 溝Ｂ ９ 組立パネル １０ 通し穴Ａ １１ 通し穴Ｂ １２ ワイヤー １３ 留め具 １４ レール １５ 上溝 １６ 下溝

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】イ． 下パネル（２）の両側に設けられた
   溝Ａ（７）溝Ｂ（８）にローラＡ（３）Ｂ（４）を置
   き、下パネル（２）の中に防音・断熱材（６）を入れ、
   ゴムシート（５）を表面に付けた上パネル（１）を下パ
   ネル（２）にかぶせることにより組立パネル（９）が構
   成される。 ロ． 組立パネル（９）を数枚並べ、ローラＡ（３）Ｂ
   （４）の軸に貫通させた通し穴Ａ（１０）Ｂ（１１）に
   ワイヤー（１２）を通し連結させ、通し穴Ａ（１０）部
   のワイヤー（１２）に留め具（１３）を付け、一番最後
   の組立パネル（９）の通し穴Ｂ（１１）部のワイヤー
   （１２）に留め具（１３）を付ける。 ハ． 組立パネル（９）の両側のローラＡ（３）をレー
   ル（１４）の下溝（１６）に入れ、ローラＢ（４）を上
   溝（１５）に全て入れる。 以上の構成よりなる可変摺動式パネル。