JP2002275842A - 走行用視線誘導表示装置 - Google Patents

走行用視線誘導表示装置

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JP2002275842A
JP2002275842A JP2001075293A JP2001075293A JP2002275842A JP 2002275842 A JP2002275842 A JP 2002275842A JP 2001075293 A JP2001075293 A JP 2001075293A JP 2001075293 A JP2001075293 A JP 2001075293A JP 2002275842 A JP2002275842 A JP 2002275842A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、走行幅を正確に視認することがで
き、交通渋滞、事故等による交通量の低下を招くことが
なく、配線設備がシンプルで敷設工事が容易であり、工
事費用や維持費が嵩まず、排気ガス等による表示面の汚
染が少ない走行用視線誘導表示装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 本発明の走行用視線誘導表示装置は、走
行用視線誘導表示ブロック3が、導光板23の側面に発
光ダイオード22が配設されるとともに背面に反射板2
4が設けられ、且つ発光ダイオード22を発光させるた
めに定電圧供給回路26が設けられた視線誘導用照明体
20と、視線誘導照明体20が前面に取付けられ、定電
圧供給回路26に給電する分岐給電線7と中継ボックス
1同士を接続する中継給電線8が配線のため収容される
収容室21aが設けられた表示ブロック体21と、を備
えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、トンネル内の道路
標識や、航空機、船舶等の航路標識等の誘導表示を行う
走行用視線誘導表示装置、とくに導光板を発光させる走
行用視線誘導表示ブロックと、配電線から走行用視線誘
導表示ブロックに電圧調整して給電する中継ボックスと
を備えた走行用視線誘導表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速道路や一般道路のトンネル内
では、車両の運転者に走行方向を示すために路肩表示体
を設けていた。この路肩表示体は、道路の路肩に設置し
たブロックに支柱を立てて、支柱の上端に設けた反射板
が車両のヘッドライトや照明灯を反射して走行方向の認
識を促すものである。この路肩表示体は反射板の高さが
高く、車両の通過可能な車線幅を正確に視認することは
かなり難しいものであった。しかも、反射を利用するた
め排気ガス等で反射面が汚れると視認しづらくなり、清
掃作業が避けられないものであった。
【0003】また、別の路肩表示体として、道路の路肩
に設置したブロック体の表面に照明板を設け、この照明
板を発光させて走行方向を示すものがある。この自発光
タイプの路肩表示体は、照明板に給電するための配線を
基本的に各照明板ごとに配電線から行っており、車両走
行用の補助装置であるにもかかわらず、敷設のための配
線設備がきわめて大掛りになるものであった。当然なが
ら工事の費用も膨大なものにならざるをえず、多数の路
肩表示体を設置することが難しいものであった。自発光
タイプの路肩表示体は、発光する分だけ反射光タイプの
ものよりは汚染に強いが、汚れで視認性が悪化するのは
まったく同様である。ブロック体の設置場所が走行車線
と比較的離れて設置されることが多く、車線幅を正確に
視認することが難しく、しかもトンネル内は暗いため車
両速度を減速するドライバが増え、交通量の低下を招来
するものであった。
【0004】そして、トンネル内全体の明るさ高めて視
認性を上げるものとして、ナトリウム灯を天井に2列、
数メートルおきに設置するものがある。上記した自発光
タイプの路肩表示体がもっている欠点は、このようなナ
トリウム灯を設置することで比較的解消できるが、配線
設備がさらに大掛りで工事費用が膨大なものにならざる
をえないし、何よりも照明のための消費電力が1灯当た
り55W〜350W、ランプの寿命が1年〜1年半程度
で、維持費が大きくならざるをえないものであった。
【0005】この外、走行用視線誘導表示装置として航
空機の滑走路や船舶の接岸用の航路標識等もあるが、こ
れらはかなり遠方から誘導する特殊性から照明の強さを
相当上げなければならないし、しかも露出状態で上空に
向けて発光する照明となっており、誘導方向を正確には
表示できないものであった。従って、消費電力は大き
く、塩害や放熱等に起因した照明の表面の汚れで照度が
低下するため、安全面からも保全用の費用が嵩むもので
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のトンネル内の路肩表示体は、反射板の設置高さが高
く、車両が通過可能な車線幅を正確に認識することは難
しいものであった。しかも、反射を利用するため排気ガ
ス等で反射面が汚れると視認しづらくなり、清掃作業が
避けられないものであった。
【0007】また、自発光タイプの路肩表示体は、車両
走行用の補助装置であるにもかかわらず、敷設のための
配線設備が複雑で、きわめて大掛りになるものであり、
工事費用が膨大になり、多数の路肩表示体を設置するこ
とが難しいものであった。自発光タイプの路肩表示体
は、反射光タイプのものよりは汚染に強いが汚れで視認
性が悪くなるし、車線幅を正確に認識することが難し
く、トンネル内は暗いため車両速度を減速するドライバ
が増え、交通渋滞、場合によっては事故等を発生して交
通量の低下を招来するものであった。
【0008】そして、ナトリウム灯を天井に設置するも
のは、トンネル内全体を明るくするため路肩表示体がも
っている欠点は比較的解消できるが、配線設備が大掛り
で工事費用が膨大になるものであった。また、ナトリウ
ム灯は照明のための消費電力が1灯当たり55W〜35
0W、ランプの寿命が短く維持費が大きくならざるをえ
ないものであった。
【0009】航空機や船舶の航路標識等は、遠方から誘
導する特殊性から照明の強さを相当上げなければならな
いし、誘導方向を正確には表示できないものであった。
従って、消費電量は大きく、照明の表面の汚れで照度が
低下するため、安全面からも保全用の費用が嵩むもので
あった。
【0010】そこで、本発明は、走行幅を正確に視認す
ることができ、交通渋滞、事故等による交通量の低下を
招くことがなく、配線設備がシンプルで敷設工事が容易
であり、工事費用や維持費が嵩まず、排気ガス等による
表示面の汚染が少ない走行用視線誘導表示装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための装置】上記従来の問題を解決す
るために本発明の走行用視線誘導表示装置は、走行用視
線誘導表示ブロックが、導光板の側面に発光ダイオード
が配設されるとともに背面に反射板が設けられ、且つ発
光ダイオードを発光させるために定電圧供給回路が設け
られた視線誘導用照明体と、視線誘導照明体が前面に取
付けられ、定電圧供給回路に給電する分岐給電線と中継
ボックス同士を接続する中継給電線が配線のため収容さ
れる収容室が設けられた表示ブロック体と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0012】これにより、走行幅を正確に視認すること
ができ、交通渋滞、事故等による交通量の低下を招くこ
とがなく、配線設備がシンプルで敷設工事が容易であ
り、工事費用や維持費が嵩まず、排気ガス等による表示
面の汚染を少なくすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数個並べて使用され、それぞれが定電圧供給回路
と発光ダイオードを備えて導光板を発光させ、走行方向
の誘導表示を行うことができる走行用視線誘導表示ブロ
ックと、配電線から電圧を降下させて定電圧供給回路に
給電するためのトランスが設けられた中継ボックスと、
を備えた走行用視線誘導表示装置であって、走行用視線
誘導表示ブロックが、導光板の側面に発光ダイオードが
配設されるとともに背面に反射板が設けられ、且つ発光
ダイオードを発光させるために定電圧供給回路が設けら
れた視線誘導用照明体と、視線誘導照明体が前面に取付
けられ、定電圧供給回路に給電する分岐給電線と中継ボ
ックス同士を接続する中継給電線が配線のため収容され
る収容室が設けられた表示ブロック体と、を備えたこと
を特徴とする走行用視線誘導表示装置であるから、中継
ボックスから分岐給電線を介して定電圧供給回路に給電
することができ、この定電圧供給回路で発光ダイオード
を発光させ、この光を導光板の中を導いて前面から発光
させることができる。そして、分岐給電線と中継給電線
を配線孔を通しながら表示ブロックを並べることがで
き、配線設備と走行用視線誘導表示ブロックの設置作業
がシンプルで簡単に行え、敷設工事が容易であり、工事
費用や維持費が嵩まない。自発発光の視線誘導用照明体
であるため表示面の汚染に強く、走行用視線誘導表示ブ
ロックにおける視線誘導用照明体の取付け位置を視線誘
導に最も適した位置にすることができ、走行車両の走行
幅をドライバが正確に視認することができ、交通渋滞、
事故等による交通量の低下を招くことがない。
【0014】本発明の請求項2に記載の発明は、並べて
使用される所定数の走行用視線誘導表示ブロックごとに
中継ボックスを1個配設し、該中継ボックスのトランス
と隣接して設けられた走行用視線誘導表示ブロックの定
電圧供給回路との間、及びさらに隣接して設けられる各
走行用視線誘導表示ブロックの定電圧供給回路同士を分
岐給電線によって接続したことを特徴とする請求項1記
載の走行用視線誘導表示装置であるから、並べて使用さ
れる所定数の走行用視線誘導表示ブロックごとに、各定
電圧供給回路に等しく給電できる中継ボックスを設けら
れているため、配線設備と走行用視線誘導表示ブロック
の設置作業がシンプルで簡単に行え、敷設工事が容易で
あり、工事費用や維持費が嵩まない。
【0015】本発明の請求項3に記載の発明は、隣接す
る走行用視線誘導表示ブロック間に1個または2個以上
のスペース用ブロックを配設し、該スペース用ブロック
には分岐給電線と中継給電線を挿通可能な貫通孔が形成
されていることを特徴とする請求項1記載の走行用視線
誘導表示装置であるから、走行用視線誘導表示ブロック
を離間して配設するのでなく、スペース用ブロックを介
在させて配設するため設置作業が容易になり、スペース
用ブロックの配線孔に分岐給電線と中継給電線を挿通し
て配線するため、これら配線を露出した状態でなく美観
を保って等間隔に並べることができる。
【0016】本発明の請求項4に記載の発明は、スペー
ス用ブロックと中継ボックスの寸法を走行用視線誘導表
示ブロックと同一寸法とし、所定数の走行用視線誘導表
示ブロックごとにスペース用ブロックに代えて中継ボッ
クスを配設したことを特徴とする請求項3記載の走行用
視線誘導表示装置であるから、スペース用ブロックと中
継ボックスと走行用視線誘導表示ブロックが同一寸法で
等間隔に設置することが容易で、視線誘導が効果的に行
える。
【0017】本発明の請求項5に記載の発明は、走行用
視線誘導表示ブロックと中継ボックスとスペース用ブロ
ックが道路路肩縁石の側面に配設されたことを特徴とす
る請求項1〜4のいずれかに記載の走行用視線誘導表示
装置であるから、監査廊が形成され道路路肩縁石の側面
を視線誘導用照明体が直接発光して表示するため走行車
両の走行幅をドライバが正確に視認することができ、も
っとも視認容易な道路路肩縁石の高さ近傍で走行方向を
誘導するため走行方向を視認することがきわめて容易で
ある。
【0018】本発明の請求項6に記載の発明は、走行用
視線誘導表示ブロックと中継ボックスが道路のL字状縁
石上に載置されたことを特徴とする請求項1または2に
記載の走行用視線誘導表示装置であるから、監査廊が形
成されていないで、L字状縁石が設けられていない場合
にも、L字状縁石上に載置して視線誘導用照明体を発光
して表示するため走行車両の走行幅をドライバが正確に
認識することができ、もっとも視認容易な高さで走行方
向を誘導するため視認がきわめて容易である。
【0019】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
1〜6のいずれかに記載の走行用視線誘導表示装置であ
って、トンネル内の道路に複数個並べて配列され、該ト
ンネル内の車両を誘導することを特徴とする走行用視線
誘導表示装置であるから、トンネル内の車両誘導が低消
費電力で、最も効果的に行え、敷設工事も容易で工事費
用も少なくてすむ。
【0020】本発明の請求項8に記載の発明は、発光ダ
イオードがピーク波長370nm近傍の紫外線を発光す
る紫外線発光ダイオードであり、導光板内には紫外線を
受光すると蛍光を発光する蛍光体が分散され、該導光板
の前面に設けられた強化透光板の表面には光触媒粒子を
分散させた汚れ除去皮膜が形成されていることを特徴と
する請求項1〜7のいずれかに記載の走行用視線誘導表
示装置であるから、紫外線発光ダイオードが発光する波
長370nm近傍の紫外線が導光板内でソフトな発光色
の蛍光に変換され、ドライバに路線幅の視覚情報を与え
ることができ、導光板から出光した紫外線が強化透光板
の表面の光触媒粒子によって水と反応してヒドロキシラ
ジカルを生成し、強い酸化力によって表面の汚れの主成
分である有機物等を分解するため、強化透光板の表面の
汚れを防ぐことができる。
【0021】本発明の請求項9に記載の発明は、視線誘
導照明体の表示面の走行面からの高さが70mm〜15
0mmであることを特徴とする請求項1〜8に記載の走
行用視線誘導表示装置であるから、もっとも視認容易な
高さである70mm〜150mmで走行方向を誘導する
ため、走行方向の視認が効果的に行える。
【0022】本発明の請求項10に記載の発明は、視線
誘導照明体の表示面の高さ方向幅が88mmであること
を特徴とする請求項9記載の走行用視線誘導表示装置で
あるから、発光ダイオードの出力と表示面の面積との関
係により高さ方向幅88mmのときもっとも輝度が高
く、誘導時視認性がもっとも効果的になる。
【0023】本発明の請求項11に記載の発明は、反射
板が異方向に光を反射する光路変化手段を備えたことを
特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の走行用視
線誘導表示装置であるから、発光ダイオードから発光さ
れた光が光路変化手段で様々の方向に反射され、どのよ
うな方向から視認しても効果的に視線を誘導することが
できる。
【0024】本発明の請求項12に記載の発明は、複数
の反射域が設けられ、該反射域のそれぞれで反射方向を
変えるために別の刻設方向を有す平行溝が形成されてい
ることを特徴とする請求項11記載の走行用視線誘導表
示装置であるから、各反射域の反射方向をそれぞれに刻
設された溝法方向で変化させることができ、いかなる方
向から視認したとしても誘導方向を正確に表示すること
ができる。
【0025】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1における路肩縁石側面に設置した走行用視線誘導表
示装置について、図面に基づいて説明する。図1は本発
明の実施の形態1における走行用視線誘導表示装置をト
ンネル内の路肩縁石側面に設置した外観図、図2は本発
明の実施の形態1における走行用視線誘導表示装置の配
設関係を示す図、図3は本発明の実施の形態1における
走行用視線誘導表示装置の給電設備図、図4(a)は本
発明の実施の形態1における走行用視線誘導表示装置の
中継ボックスの正面図、図4(b)は本発明の実施の形
態1における走行用視線誘導表示装置の中継ボックスの
背面図、図4(c)は本発明の実施の形態1における走
行用視線誘導表示装置の中継ボックスのトランス装着部
分図、図5(a)は本発明の実施の形態1における走行
用視線誘導表示装置の走行用視線誘導表示ブロックの正
面図、図5(b)は本発明の実施の形態1における走行
用視線誘導表示装置の走行用視線誘導表示ブロックの背
面図、図5(c)は本発明の実施の形態1における走行
用視線誘導表示装置の走行用視線誘導表示ブロックのA
―A断面図、図5(d)は本発明の実施の形態1におけ
る走行用視線誘導表示装置の走行用視線誘導表示ブロッ
クのB−B断面図、図6(a)は本発明の実施の形態1
における走行用視線誘導表示装置のスペース用ブロック
の正面図、図6(b)は本発明の実施の形態1における
走行用視線誘導表示装置のスペース用ブロックの側面
図、図7は本発明の実施の形態1における走行用視線誘
導表示装置の走行用視線誘導表示ブロックの定電圧供給
回路図である。
【0026】図1〜図7において、1は配電線から電圧
を降下させるための走行用視線誘導表示装置の中継ボッ
クス、2は、複数個並べて使用され走行方向の誘導表示
を行う走行用視線誘導表示装置の走行用視線誘導表示ブ
ロック、3は走行用視線誘導表示装置のスペース用ブロ
ック、4は単相3線式のAC200Vの電圧を後述する
給電単位Gia,Gib(i=1,2,・・・)の中継
ボックス1にそれぞれAC100Vを配電する配電盤、
5はトンネル内に設置される路肩縁石である。6は、中
継ボックス1と走行用視線誘導表示ブロック2とスペー
ス用ブロック3とを位置決めしながら並べて配設するた
めのジョイントである。7は、配電盤4と中継ボックス
1間,中継ボックス1と走行用視線誘導表示ブロック2
間,各走行用視線誘導表示ブロック2同士を電気的に接
続する分岐給電線、8は複数の中継ボックス1間を電気
的に接続する中継給電線である。
【0027】本実施の形態1の走行用視線誘導表示装置
は、図1に示すように並べて使用される、例えば30個
の走行用視線誘導表示ブロック2ごとに中継ボックス1
が1個設けられ、30個の走行用視線誘導表示ブロック
2に後述する分岐給電線7でそれぞれ電気を供給する。
走行用視線誘導表示ブロック2は等間隔に設置され、ス
ペース用ブロック3が各走行用視線誘導表示ブロック2
間に設けられて間隔調整される。スペース用ブロック3
は長さにより1個または2個以上置かれる。この実施の
形態1においては走行用視線誘導表示ブロック2は3m
おきに設置され、中継ボックス1と走行用視線誘導表示
ブロック2とスペース用ブロック3とはすべて同一寸法
のブロックとされている。従って、中継ボックス1と走
行用視線誘導表示ブロック2の1個が隣接して配設さ
れ、その隣にスペース用ブロック3が配設され、その
後、走行用視線誘導表示ブロック2が29個、スペース
用ブロック3が28個交互に配設され配置される。図
1、図3において示したG1a,G2a,G3a,・・
・、G1b,G2b,G3b,・・・は、それぞれ中継
ボックス1が1個、走行用視線誘導表示ブロック2が3
0個、スペース用ブロック3が29個から構成される給
電単位を示しており、それぞれのGia,Gib(i=
1,2,・・・)は1個の中継ボックス1が給電する単
位となっている。
【0028】図2と図4(a)(b)(c)において、
10は中継ボックス1に取付けられるボックスカバー、
10aはボックスカバー10を構成するカバー板、10
bはカバー板10aに形成された取付け穴、10cはカ
バー板10aに形成された取付け溝、11は中継ボック
ス1を構成するコンクリート製等の中継ボックス用ブロ
ック体、11aは中継ボックス用ブロック体11に形成
された収容室である。11bは、中継ボックス用ブロッ
ク体11に形成され、隣接して配設される走行用視線誘
導表示ブロック2との位置決めのためにジョイント6を
挿入するジョイント穴である。また、12は中継給電線
8を介して配電盤4から供給されたAC100Vの電圧
を16Vにまで降下させるためのトランスである。13
はトランス12をカバー板10aに取付ける取付け板で
ある。14,15は分岐給電線7と中継給電線8を挿通
し、分岐給電線7により隣接する走行用視線誘導表示ブ
ロック2にAC16Vを給電するとともに、中継給電線
8により隣接する給電単位にAC100Vを給電するた
めの配線孔であり、収容室11a内と外部を連通し、挿
通後密封される。配線孔14,15に分岐給電線7と中
継給電線8を挿通した後トランス12と接続し、収容室
11aをボックスカバー10で覆って、取付け穴10
b,取付け溝10cを介して止めネジ(図示しない)で
ボックスカバー10を取付けて中継ボックス1は構成さ
れる。
【0029】次に、図2と図5(a)(b)(c)
(d)において、20は走行用視線誘導表示ブロック2
取付けられる視線誘導用照明体である。20aは視線誘
導用照明体20の照明体カバー板、20bは照明体カバ
ー板20aに形成された取付け穴、20cは照明体カバ
ー板20aに形成された取付け溝である。21は走行用
視線誘導表示ブロック2を構成するコンクリート製等の
表示ブロック体、21aは走行用視線誘導表示ブロック
2に形成された収容室、21bは隣接する中継ボックス
1やスペース用ブロック3との位置決めのためにジョイ
ント6を挿入するジョイント穴である。
【0030】22は視線誘導用照明体20で発光するた
めの紫外線発光ダイオード(本発明の発光ダイオー
ド)、23は紫外線発光ダイオード22が発光した紫外
線を伝播し、蛍光を発光するための導光板である。紫外
線発光ダイオード22は所定の直流定電圧、本実施の形
態1ではDC3.9Vで動作し、導光板23の上下にそ
れぞれ6個ずつ導光板23に向けて配設され、ピーク波
長370nmでスペクトル半値幅が12nmの紫外線を
出力する。上下の紫外線発光ダイオード22は2個直列
に接続されている。図5(c)(d)に示すように紫外
線発光ダイオード22は逆コ字状となったアクリル製の
支持部材20a1に取付けられる。導光板23はアクリ
ル樹脂やポリスチレン樹脂等に無機蛍光体または有機蛍
光体を分散させたもので、紫外線発光ダイオード22か
らの紫外線を蛍光に変えて出光することができるもので
ある。
【0031】24は導光板23の背面に設けられた反射
板、25は導光板23の前面に設けられ汚れを防ぎ、視
線誘導用照明体20内の防水を図れる透明強化ガラス
(本発明の強化透光板)、25aはトンネル内のSOx
やNOx、汚染物質に起因する汚れを除去するために透
明強化ガラス25の表面に形成された汚れ除去皮膜であ
る。反射板24は、いかなる方向から接近しても容易に
視認できるように異方向に光を反射させるための光路変
化手段を備えている。この光路変化手段は、反射板24
の中に電歪素子や圧電体、その他の振動体を設けて光路
を変化させるものである。この外、反射板24に複数の
反射域を設け、この反射域のそれぞれで別々の方向に刻
設した多数の平行溝を形成して反射方向を変えるのでも
光路を変化させることができ、いかなる方向から視認し
たとしても誘導方向を正確に表示することができる。
【0032】また、汚れ除去皮膜25aは酸化チタン等
の半導体の光触媒粒子をエポキシ等の透光性樹脂に分散
させたものである。紫外線発光ダイオード22から出光
された紫外線は汚れ除去皮膜25a中の光触媒に吸収さ
れ、電子と正孔が生成される。この正孔が汚れ除去皮膜
25aに付着した汚れの主成分である有機物等直接酸化
するか、水と反応して酸化力のきわめて強いヒドロキシ
ラジカルを生成し、こうした汚染物質を酸化して除去す
るものである。一方、電子は空気中の酸素を還元してス
ーパーオキサイドアニオンを生成し、過酸化物や水に変
化する。酸化チタン等の光触媒粒子が酸化力の強いヒド
ロキシラジカルを生成しやすいように、光触媒粒子の径
を100nm以下にするのが適当である。このように、
汚れ除去皮膜25aを形成したから、強い酸化力によっ
て表面の汚れの主成分である有機物等を分解するため、
透明強化ガラス25の表面の汚れを防ぐことができ、5
等級JIS規格を満たすことができる。
【0033】なお、以上説明した実施の形態1の視線誘
導用照明体20は、図5(c)記載のように、紫外線発
光ダイオード22を導光板23の側面に上下それぞれ6
個配設して導光板23の端面から入光させ、導光板23
の背面に反射板24を密着させたものである。しかし、
図示はしないが以下説明する変形させた形態とすること
もできる。
【0034】すなわち、導光板23と反射板24を所定
間隔だけ離し、その間隙の側面に紫外線発光ダイオード
22を配設する形態である。このとき紫外線発光ダイオ
ード22の頭部を間隙内に挿し込むのがよい。これによ
り視線誘導用照明体20の高さ方向幅を減少させること
ができる。さらに、導光板23の背面には、紫外線発光
ダイオード22からの紫外線を受光するための多数の鋸
歯状平行溝を設けておく必要がある。紫外線発光ダイオ
ード22からの光はこの鋸歯状平行溝で受光され、また
一部反射されて反射板24で再反射後導光板23内に導
かれ、蛍光を発して透明強化ガラス25、汚れ除去皮膜
25aを介して出光される。
【0035】実施の形態1の視線誘導用照明体20は全
体としてその厚みを薄くでき、比較的汚れ除去作用も強
いが、この変形した形態の視線誘導用照明体20では、
こうした作用効果より高さ方向幅を減少させることがで
き、細長く強い光を出光することができる。
【0036】ところで、視線誘導用照明体20が発光す
る表示面は、走行面からの高さが70mm〜150mm
であるが望ましい。というのは、もっとも視認容易な高
さである70mm〜150mmで走行方向を誘導するた
め、走行中でもきわめて確実に走行方向を確認でき、路
肩縁石5に周囲の状況と違和感なく走行用視線誘導表示
装置を設置することができる。また、視線誘導照明体の
表示面の高さ方向幅が88mmであれば、発光ダイオー
ドの出力と表示面の面積との関係により最も輝度が高く
且つ誘導時視認性が効果的になる。
【0037】図5(d)、図7において、26は基板化
された定電圧供給回路であり、トランス12と分岐給電
線7によって接続され、トランス12でAC16Vにま
で降下された電圧をDC8Vに調整する。27は分岐給
電線7から分岐されて定電圧供給回路26に接続される
リード線、28,29は分岐給電線7と中継給電線8を
挿通する配線孔である。配線孔28,29には分岐給電
線7と中継給電線8を挿通することができ、分岐給電線
7からリード線27が分岐され、中継給電線8は次の給
電単位、Gia,Gib(i=2,3,・・・)の中継
ボックス1にまで給電するために走行用視線誘導表示ブ
ロック2とスペース用ブロック3内をそのまま挿通され
る。収容室21aを視線誘導用照明体20で覆って、取
付け穴20b,取付け溝20cを介して止めネジ(図示
しない)で視線誘導用照明体20を取付けて走行用視線
誘導表示ブロック2は構成される。隣接する中継ボック
ス1やスペース用ブロック3との位置決めのためにジョ
イント穴21bにジョイント6を挿入して各ブロックを
配設する。
【0038】続いて、図2と図6(a)(b)におい
て、31はコンクリート製等のスペース用ブロック3の
スペース用ブロック本体、31aは分岐給電線7と中継
給電線8を挿通する貫通孔、31bは隣接する中継ボッ
クス1や走行用視線誘導表示ブロック2との位置決めの
ためにジョイント6を挿入するジョイント穴である。3
2,33は貫通孔31aがブロック本体31の表面に開
口した配線孔である。スペース用ブロック3は、走行用
視線誘導表示ブロック2の設置位置を正確に確保するた
め置かれるが、同時に分岐給電線7と中継給電線8を外
部に露出させずに漏電等の防止、安全を図ることがで
き、美観を高めることもできる。
【0039】以上、本発明の実施の形態1における走行
用視線誘導表示装置を構成する中継ボックス1と走行用
視線誘導表示ブロック2とスペース用ブロック3のブロ
ック体の詳細構造について説明したが、次に本発明の特
徴である視線誘導用照明体20を発光させる給電設備に
ついて説明する。
【0040】まず、図7において、紫外線発光ダイオー
ド22を確実に動作させるための定電圧供給回路の説明
をすると、26aはAC16Vを整流して直流電圧に変
換するためのブリッジダイオード、26bはAC電源に
変動があっても所定の直流電圧8Vに降下して出力する
DC−DCコンバータ回路、26cは過電流が流れたと
き遮断する遮断デバイスである。定電圧供給回路26
は、これらブリッジダイオード26a、DC−DCコン
バータ回路26b等から構成される。定電圧供給回路2
6に加えられた16VのAC電圧はDC8Vの出力とな
り、直列に2個ずつ並列に6列接続された12個の紫外
線発光ダイオード22に供給される。これにより、DC
3.9Vで動作する紫外線発光ダイオード22は発光
し、370nmのピーク波長の紫外線を導光板23に供
給される。
【0041】次に、配電線から視線誘導用照明体20を
照明するまでの電圧降下について説明すると、図3と図
7に示すように、単相3線式の配電線から供給されたA
C200Vが、配電盤4から中継給電線8でトンネル内
の2列の走行用視線誘導表示装置に同様に供給される。
中継給電線8からは分岐給電線7が分岐され、宮殿単位
G1a,G1bの中継ボックス1内のトランス12にA
C100Vがそれぞれ供給される。そして、トランス1
2によりAC16Vにまで電圧降下される。このAC1
6Vは分岐給電線7により走行用視線誘導表示ブロック
2内の定電圧供給回路26にリード線27を介して供給
される。分岐給電線7は、隣接された30個の走行用視
線誘導表示ブロック2にそれぞれAC16Vを供給する
ため、中継ボックス1の配線孔14,15、走行用視線
誘導表示ブロック2の配線孔28,29、スペース用ブ
ロック3の配線孔32,33を挿通され、走行用視線誘
導表示ブロック2の収容室21a内で分岐されてリード
線27を介して定電圧供給回路26に接続される。この
配線孔14,15、配線孔28,29、配線孔32,3
3には、分岐給電線7と一緒に、中継給電線8が挿通さ
れ、次の給電単位G2a,G2bの中継ボックス1のト
ランス12にAC100Vの電圧を供給し、さらに給電
単位Gia,Gib(i=3,4,・・・)の中継ボッ
クス1に次々とAC100Vを給電するものである。
【0042】このように、本実施の形態1の走行用視線
誘導表示装置は、並べて使用される所定数の走行用視線
誘導表示ブロックごとに、各定電圧供給回路26に等し
く給電できる中継ボックス1が設けられているため、配
線設備と走行用視線誘導表示ブロック21の設置作業が
シンプルで簡単に行え、敷設工事が容易であり、工事費
用や維持費が嵩まない。また、スペース用ブロック本体
31と中継ボックス1の寸法を走行用視線誘導表示ブロ
ック21と同一寸法とし、所定数の走行用視線誘導表示
ブロック21の給電単位ごとにスペース用ブロック本体
31に代えて中継ボックス1を配設したから、スペース
用ブロック本体31と中継ボックス1と走行用視線誘導
表示ブロックが同一寸法で等間隔に設置することが容易
で、視線誘導が効果的に行える。
【0043】また、本実施の形態1の走行用視線誘導表
示装置は、監査廊が形成され道路路肩縁石の側面を視線
誘導用照明体が直接発光して表示するため走行車両の走
行幅をドライバが正確に視認することができ、もっとも
視認容易な道路路肩縁石の高さ近傍で走行方向を誘導す
るため走行方向を視認することがきわめて容易である。
【0044】さらに、紫外線発光ダイオード22が発光
する紫外線が導光板23内でソフトな発光色の蛍光に変
換され、ドライバに路線幅の視覚情報を与えることがで
き、導光板23から出光した紫外線が光触媒粒子によっ
てヒドロキシラジカルを生成し、透明強化ガラスの表面
の汚れの主成分である有機物等を分解するため、表面の
汚れを防ぐことができる。
【0045】なお、実施の形態1の走行用視線誘導表示
装置はトンネル内に設置されて自動車等の車両の誘導を
行うものであるが、航空機や船舶の誘導を行う滑走路や
岸壁に設けた走行用視線誘導表示装置もまったく同様で
ある。走行幅や、視線誘導用照明体の大きさ、輝度等、
必要に応じて変更すればよい。
【0046】(実施の形態2)続いて、本発明の実施の
形態1におけるL字状縁石上に載置した走行用視線誘導
表示装置について、図面に基づいて説明する。図8は本
発明の実施の形態2における走行用視線誘導表示装置を
トンネル内のL字状縁石上に載置した概略断面図であ
る。
【0047】図8において、9はトンネル内に設置され
たL字状縁石である。トンネル内に監査廊を設けない場
合にL字状縁石9が設置される。本実施の形態2の走行
用視線誘導表示装置は、L字状縁石9の上に中継ボック
ス1と走行用視線誘導表示ブロック2とスペース用ブロ
ック3を載置する点が実施の形態1の走行用視線誘導表
示装置と相違するだけであるから、詳細な説明は実施の
形態1に譲って個々では省略する。
【0048】なお、実施の形態2の走行用視線誘導表示
装置においては、図示はしないが、中継ボックス1の中
継ボックス用ブロック体11、走行用視線誘導表示ブロ
ック2の表示ブロック21、スペース用ブロック3のス
ペース用ブロック本体31を、いずれもステンレス等の
鋼板で製造し、実施の形態1のように中実タイプのコン
クリート製のブロックとしないのも適当である。実施の
形態1においては、路肩縁石の側面に中継ボックス用ブ
ロック体11、表示ブロック体21、スペース用ブロッ
ク本体31を配置する場合、強度上コンクリート等で製
造するのが望ましいが、実施の形態2のようにL字状縁
石9の上に載置する場合には、鋼板で製造する方がコス
トを下げることができ、軽量であるため運搬や設置作業
が容易になるからである。そして、さらにこのスペース
用ブロック3を簡略にし、単純に保護パイプとして分岐
給電線7と中継給電線8を内部に挿通する構成にするの
でもよい。設置費用をさらに抑えることができる。
【0049】このように、実施の形態2の走行用視線誘
導表示装置は、L字状縁石上に載置して視線誘導用照明
体20を発光して表示するため走行車両の走行幅をドラ
イバが正確に認識することができ、もっとも視認容易な
高さで走行方向を誘導するため視認がきわめて容易であ
る。トンネル内の車両誘導が低消費電力で、最も効果的
に行え、敷設工事も容易で工事費用も少なくてすむ。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に記載の走行用視線誘導表示装置は、走行用視線誘導表
示ブロックが、発光ダイオードを発光させるために定電
圧供給回路が設けられた視線誘導用照明体と、定電圧供
給回路に給電する分岐給電線と中継ボックス同士を接続
する中継給電線が配線のため収容される収容室が設けら
れた表示ブロック体を備えたから、中継ボックスから分
岐給電線を介して定電圧供給回路に給電することがで
き、この定電圧供給回路で発光ダイオードを発光させ、
この光を導光板の中を導いて前面から発光させることが
できる。そして、分岐給電線と中継給電線を配線孔を通
しながら表示ブロックを並べることができ、配線設備と
走行用視線誘導表示ブロックの設置作業がシンプルで簡
単に行え、敷設工事が容易であり、工事費用や維持費が
嵩まない。自発発光の視線誘導用照明体であるため表示
面の汚染に強く、走行用視線誘導表示ブロックにおける
視線誘導用照明体の取付け位置を視線誘導に最も適した
位置にすることができ、走行車両の走行幅をドライバが
正確に視認することができ、交通渋滞、事故等による交
通量の低下を招くことがない。
【0051】本発明の請求項2に記載の走行用視線誘導
表示装置は、並べて使用される所定数の走行用視線誘導
表示ブロックごとに、各定電圧供給回路に等しく給電で
きる中継ボックスを設けられているため、配線設備と走
行用視線誘導表示ブロックの設置作業がシンプルで簡単
に行え、敷設工事が容易であり、工事費用や維持費が嵩
まない。
【0052】本発明の請求項3に記載の走行用視線誘導
表示装置は、走行用視線誘導表示ブロックを離間して配
設するのでなく、スペース用ブロックを介在させて配設
するため設置作業が容易になり、スペース用ブロックの
配線孔に分岐給電線と中継給電線を挿通して配線するた
め、これら配線を露出した状態でなく美観を保って等間
隔に並べることができる。
【0053】本発明の請求項4に記載の走行用視線誘導
表示装置は、スペース用ブロックと中継ボックスと走行
用視線誘導表示ブロックが同一寸法で等間隔に設置する
ことが容易で、視線誘導が効果的に行える。
【0054】本発明の請求項5に記載の走行用視線誘導
表示装置は、監査廊が形成され道路路肩縁石の側面を視
線誘導用照明体が直接発光して表示するため走行車両の
走行幅をドライバが正確に視認することができ、もっと
も視認容易な道路路肩縁石の高さ近傍で走行方向を誘導
するため走行方向を視認することがきわめて容易であ
る。
【0055】本発明の請求項6に記載の走行用視線誘導
表示装置は、監査廊が形成されていないで、L字状縁石
が設けられていない場合にも、L字状縁石上に載置して
視線誘導用照明体を発光して表示するため走行車両の走
行幅をドライバが正確に認識することができ、もっとも
視認容易な高さで走行方向を誘導するため視認がきわめ
て容易である。
【0056】本発明の請求項7に記載の走行用視線誘導
表示装置は、トンネル内の車両誘導が低消費電力で、最
も効果的に行え、敷設工事も容易で工事費用も少なくて
すむ。
【0057】本発明の請求項8に記載の走行用視線誘導
表示装置は、紫外線発光ダイオードが発光する波長37
0nm近傍の紫外線が導光板内でソフトな発光色の蛍光
に変換され、ドライバに路線幅の視覚情報を与えること
ができ、導光板から出光した紫外線が光触媒粒子によっ
て水と反応してヒドロキシラジカルを生成し、強い酸化
力によって強化透光板の表面の汚れの主成分である有機
物等を分解するため、導光板表面の汚れを防ぐことがで
きる。
【0058】本発明の請求項9に記載の発明は、もっと
も視認容易な高さである70mm〜150mmで走行方
向を誘導するため、走行方向の視認が効果的に行える。
【0059】本発明の請求項10に記載の発明は、視線
誘導照明体の表示面の高さ方向幅が88mmであるか
ら、発光ダイオードの出力と表示面の面積との関係によ
り高さ方向幅88mmのときもっとも輝度が高く、誘導
時視認性がもっとも効果的になる。
【0060】本発明の請求項11に記載の発明は、反射
板が異方向に光を反射する光路変化手段を備えたから、
発光ダイオードから発光された光が光路変化手段で様々
の方向に反射され、どのような方向から視認しても効果
的に視線を誘導することができる。
【0061】本発明の請求項12に記載の発明は、反射
域のそれぞれで反射方向を変えるために別の刻設方向を
有す平行溝が形成されているから、各反射域の反射方向
をそれぞれに刻設された溝法方向で変化させることがで
き、いかなる方向から視認したとしても誘導方向を正確
に表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における走行用視線誘導
表示装置をトンネル内の路肩縁石側面に設置した外観図
【図2】本発明の実施の形態1における走行用視線誘導
表示装置の配設関係を示す図
【図3】本発明の実施の形態1における走行用視線誘導
表示装置の給電設備図
【図4】(a)本発明の実施の形態1における走行用視
線誘導表示装置の中継ボックスの正面図 (b)本発明の実施の形態1における走行用視線誘導表
示装置の中継ボックスの背面図 (c)本発明の実施の形態1における走行用視線誘導表
示装置の中継ボックスのトランス装着部分図
【図5】(a)本発明の実施の形態1における走行用視
線誘導表示装置の走行用視線誘導表示ブロックの正面図 (b)本発明の実施の形態1における走行用視線誘導表
示装置の走行用視線誘導表示ブロックの背面図 (c)本発明の実施の形態1における走行用視線誘導表
示装置の走行用視線誘導表示ブロックのA―A断面図 (d)本発明の実施の形態1における走行用視線誘導表
示装置の走行用視線誘導表示ブロックのB−B断面図
【図6】(a)本発明の実施の形態1における走行用視
線誘導表示装置のスペース用ブロックの正面図 (b)本発明の実施の形態1における走行用視線誘導表
示装置のスペース用ブロックの側面図
【図7】本発明の実施の形態1における走行用視線誘導
表示装置の走行用視線誘導表示ブロックの定電圧供給回
路図
【図8】本発明の実施の形態2における走行用視線誘導
表示装置をトンネル内のL字状縁石上に載置した概略断
面図
【符号の説明】
1 中継ボックス 2 走行用視線誘導表示ブロック 3 スペース用ブロック 4 配電盤 5 路肩縁石 6 ジョイント 7 分岐給電線 8 中継給電線 9 L字状縁石 10 ボックスカバー 10a カバー板 10b,20b 取付け穴 10c,20c 取付け溝 11 中継ボックス用ブロック体 11a,21a 収容室 11b,21b,31b ジョイント穴 12 トランス 13 取付け板 14,15,28,29,32,33 配線孔 20 視線誘導用照明体 20a 照明体カバー板 20a1 支持部材 21 表示ブロック体 22 紫外線発光ダイオード 23 導光板 24 反射板 25 透明強化ガラス 25a 汚れ除去皮膜 26 定電圧供給回路 26a ブリッジダイオード 26b DC−DCコンバータ回路 26c 遮断デバイス 27 リード線 31 スペース用ブロック本体 31a 貫通孔

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個並べて使用され、それぞれが定電
    圧供給回路と発光ダイオードを備えて導光板を発光さ
    せ、走行方向の誘導表示を行うことができる走行用視線
    誘導表示ブロックと、 配電線から電圧を降下させて前記定電圧供給回路に給電
    するためのトランスが設けられた中継ボックスと、を備
    えた走行用視線誘導表示装置であって、 前記走行用視線誘導表示ブロックが、 前記導光板の側面に前記発光ダイオードが配設されると
    ともに背面に反射板が設けられ、且つ前記発光ダイオー
    ドを発光させるために前記定電圧供給回路が設けられた
    視線誘導用照明体と、 前記視線誘導照明体が前面に取付けられ、前記定電圧供
    給回路に給電する分岐給電線と前記中継ボックス同士を
    接続する中継給電線が配線のため収容される収容室が設
    けられた表示ブロック体と、を備えたことを特徴とする
    走行用視線誘導表示装置。
  2. 【請求項2】 並べて使用される所定数の走行用視線誘
    導表示ブロックごとに中継ボックスを1個配設し、該中
    継ボックスのトランスと隣接して設けられた走行用視線
    誘導表示ブロックの定電圧供給回路との間、及びさらに
    隣接して設けられる各走行用視線誘導表示ブロックの定
    電圧供給回路同士を前記分岐給電線によって接続したこ
    とを特徴とする請求項1記載の走行用視線誘導表示装
    置。
  3. 【請求項3】 隣接する走行用視線誘導表示ブロック間
    に1個または2個以上のスペース用ブロックを配設し、
    該スペース用ブロックには前記分岐給電線と前記中継給
    電線を挿通可能な貫通孔が形成されていることを特徴と
    する請求項1記載の走行用視線誘導表示装置。
  4. 【請求項4】 前記スペース用ブロックと前記中継ボッ
    クスの寸法を走行用視線誘導表示ブロックと同一寸法と
    し、所定数の走行用視線誘導表示ブロックごとにスペー
    ス用ブロックに代えて中継ボックスを配設したことを特
    徴とする請求項3記載の走行用視線誘導表示装置。
  5. 【請求項5】 走行用視線誘導表示ブロックと中継ボッ
    クスとスペース用ブロックが道路路肩縁石の側面に配設
    されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の走行用視線誘導表示装置。
  6. 【請求項6】 走行用視線誘導表示ブロックと中継ボッ
    クスが道路のL字状縁石上に載置されたことを特徴とす
    る請求項1または2に記載の走行用視線誘導表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の走行用
    視線誘導表示装置であって、トンネル内の道路に複数個
    並べて配列され、該トンネル内の車両を誘導することを
    特徴とする走行用視線誘導表示装置。
  8. 【請求項8】 前記発光ダイオードがピーク波長370
    nm近傍の紫外線を発光する紫外線発光ダイオードであ
    り、前記導光板内には紫外線を受光すると蛍光を発光す
    る蛍光体が分散され、該導光板の前面に設けられた強化
    透光板の表面には光触媒粒子を分散させた汚れ除去皮膜
    が形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいず
    れかに記載の走行用視線誘導表示装置。
  9. 【請求項9】 前記視線誘導照明体の表示面の走行面か
    らの高さが70mm〜150mmであることを特徴とす
    る請求項1〜8に記載の走行用視線誘導表示装置。
  10. 【請求項10】 前記視線誘導照明体の表示面の高さ方
    向幅が88mmであることを特徴とする請求項9記載の
    走行用視線誘導表示装置。
  11. 【請求項11】 前記反射板が異方向に光を反射する光
    路変化手段を備えたことを特徴とする請求項1〜10の
    いずれかに記載の走行用視線誘導表示装置。
  12. 【請求項12】 複数の反射域が設けられ、該反射域の
    それぞれで反射方向を変えるために別の刻設方向を有す
    平行溝が形成されていることを特徴とする請求項11記
    載の走行用視線誘導表示装置。
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