JP2002275751A - 立体網状構造体、立体網状構造体製造方法及び立体網状構造体製造装置 - Google Patents

立体網状構造体、立体網状構造体製造方法及び立体網状構造体製造装置

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JP2002275751A JP2001348871A JP2001348871A JP2002275751A JP 2002275751 A JP2002275751 A JP 2002275751A JP 2001348871 A JP2001348871 A JP 2001348871A JP 2001348871 A JP2001348871 A JP 2001348871A JP 2002275751 A JP2002275751 A JP 2002275751A
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伸行 高岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後工程での仕上げを不要とし、整列度を高
め、異形形状への対応を可能とし、耐久性を向上させた
立体網状構造体の製造方法及び製造装置を提供する。 【解決手段】 立体網状構造体1は、熱可塑性樹脂を原
料又は主原料とし、複数本の線条が螺旋状に無秩序に絡
まり合い部分的に熱接着した板状の立体網状構造体であ
ることを特徴とした立体網状構造体であり、前記立体網
状構造体の外周の少なくとも三面又は四面のいずれかの
表面側の密度が、前記表面側を除く部分の密度より相対
的に低いことが好ましく、熱可塑性樹脂の原料又は主原
料としてPETボトルのフレーク状又はチップ状を使用
し、PETボトルをそのまま粉砕しそれを溶融させてフ
レーク形状にしたものであり、リサイクル促進の時代に
も適合し、廃棄処理コスト削減に威力を発揮でき、立体
網状構造体1の用途としては、主として、衝撃吸収材、
クッション材、吸音建材等が挙げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クッション材等に
使用する立体網状構造体、立体網状構造体製造方法及び
立体網状構造体製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空隙を有する立体網状構造体の製
造方法としては特公昭50−39185号記載の方法あ
るいはポリエステル繊維を接着剤で接着した樹脂綿、例
えば接着剤にゴム系を用いたものとして特開昭60−1
1352号等が公知である。また、一方、無端ベルトで
樹脂糸を巻き込むことで空隙を有する立体網状構造体を
製造する方法或いは製造装置があり、特開平11−24
1264号等に示す発明が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た立体網状構造体製品への要求は多様化しており、製造
工程の後工程で要求された形状に切断又は成形をして異
形網状体にいちいち仕上げをする必要があり、仕上げが
非常に煩雑化する。また、従来の方法で製造された立体
網状構造体は、密度が低くことがあり、束の両面部がベ
ルトコンベアに接するため、実質的に表面がフラット化
されるが、束の左・右端面はランダムな螺旋形状であっ
て、側面は横方向に波打つように不整列になる。また一
方、無端ベルトで巻き込んでいるが、無端ベルトが熱等
によって損傷しやすく耐久性に問題が生じるおそれがあ
る。そこで、本発明は、後工程での仕上げを不要とし、
整列度を高め、異形形状への対応を可能とし、耐久性を
向上させた立体網状構造体の製造方法及び製造装置を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記諸課題に鑑み、請求
項1記載の立体網状構造体は熱可塑性樹脂を原料又は主
原料とし、複数本の線条が押し出し成形によって螺旋状
に無秩序に絡まり合い部分的に熱接着し水で冷却され、
押し出し方向に対して疎密が交互に形成されたものであ
る。これにより疎の部分をフックで引っ掛ける等を可能
としたクッション材等に適用ができる。
【0005】請求項2の立体網状構造体は、熱可塑性樹
脂を原料又は主原料とし、複数本の線条が押し出し成形
によって螺旋状に無秩序に絡まり合い部分的に熱接着し
液体で冷却され、押し出し方向に対して中空部が形成さ
れたものである。これにより、中空部に他の部材を挿入
するなど、中空部を有効に活用でき、多様な用途に適用
できるようになる。
【0006】請求項3の立体網状構造体は、熱可塑性樹
脂を原料又は主原料とし、複数本の線条が押し出し成形
によって螺旋状に無秩序に絡まり合い部分的に熱接着し
液体で冷却され、押し出し方向に対して空隙率が概ねゼ
ロのシートを形成したものである。これにより、シート
による防音、衝撃吸収等の性能を高まる。
【0007】請求項4の立体網状構造体は、熱可塑性樹
脂を原料又は主原料とし、複数本の線条が押し出し成形
によって螺旋状に無秩序に絡まり合い部分的に熱接着し
液体で冷却され、分離可能な2つ以上の領域を備えたも
のである。これにより2つ以上の領域を分離すること
で、リサイクルが困難であった複合樹脂等のリサイクル
の困難性を克服できる。
【0008】請求項5の立体網状構造体は、熱可塑性樹
脂を原料又は主原料とし、複数本の線条が押し出し成形
によって螺旋状に無秩序に絡まり合い部分的に熱接着し
液体で冷却された、断熱材又は吸音材である。これによ
り建築、自動車内装材等としての用途ができる。
【0009】請求項6の立体網状構造体は、熱可塑性樹
脂を原料又は主原料とし、複数本の線条が押し出し成形
によって螺旋状に無秩序に絡まり合い部分的に熱接着し
液体で冷却され、難燃性材料を塗布、包囲、又は、添加
したものである。これにより内断熱材、外断熱材、側壁
内装材、自動車内装材等の信頼性が高まる。
【0010】請求項7の立体網状構造体は、熱可塑性樹
脂を原料又は主原料とし、複数本の線条が押し出し成形
によって螺旋状に無秩序に絡まり合い部分的に熱接着し
液体で冷却された、屋上緑化用の苗床である。これによ
り苗床のリサイクルが可能となり、屋上緑化を促進でき
る。
【0011】請求項8の立体網状構造体は、熱可塑性樹
脂を原料又は主原料とし、複数本の線条が押し出し成形
によって螺旋状に無秩序に絡まり合い部分的に熱接着し
液体で冷却された、園芸用クッション材である。これに
より、木製トレリス等の代えて、耐久性を向上させる。
【0012】請求項9の立体網状構造体は、熱可塑性樹
脂を原料又は主原料とし、複数本の線条が押し出し成形
によって螺旋状に無秩序に絡まり合い部分的に熱接着し
液体で冷却され、側面が多面形状又は異形形状である。
【0013】請求項10の立体網状構造体は、再生熱可
塑性樹脂、特に、ポリエチレンテレフタレートを原料又
は主原料とし、複数本の線条が押し出し成形によって螺
旋状に無秩序に絡まり合い部分的に熱接着し液体で冷却
されたリサイクル品である特徴とした。これによりポリ
エチレンテレフタレートボトル等の回収が促進できる。
【0014】請求項11の立体網状構造体は、脆性原因
素材を含有した熱可塑性樹脂を原料又は主原料とし、複
数本の線条が押し出し成形によって螺旋状に無秩序に絡
まり合い部分的に熱接着し液体で冷却され、外力を加え
ることで脆性破壊が可能である。これにより、衝突の衝
撃により立体網状構造体の組織が破壊されるので、車両
の衝突により損傷を防止できる。
【0015】請求項12の立体網状構造体製造装置は、
熱可塑性樹脂を原料又は主原料とする溶融した線条を複
数の孔を有するダイスから下方へ押し出し、一部水没し
た引き込み装置の間に自然降下させ、該降下速度より前
記線条を遅く引き込み、押出された線条の集合体の幅よ
り前記引き込み装置の間隔が狭く設定され、前記引き込
み装置が水没する前後に前記線条の集合体の少なくとも
三面又は四面が前記引き込み装置に接触するように前記
引き込み装置が配置されたものである。これにより、後
工程での仕上げを不要とし、整列度を高めることができ
る。
【0016】請求項13の立体網状構造体製造装置は、
熱可塑性樹脂を原料又は主原料とする溶融した線条を複
数の孔を有するダイスから下方へ押し出し、一部水没し
たローラの間に自然降下させ、該降下速度より前記線条
を遅く引き込み、押出された線条の集合体の幅より前記
ローラの間隔が狭く設定され、前記ローラが水没する前
後に前記線条の集合体の少なくとも一面が前記ローラに
接触するものである。これにより、装置の簡素化、設計
の容易性を実現できる。
【0017】請求項14の立体網状構造体製造装置は、
熱可塑性樹脂を原料又は主原料とする溶融した線条を複
数の孔を有するダイスから下方へ押し出し、一部水没し
た、下方に向かって徐々に間隔が狭くなるように設定さ
れた表面が滑り性の板材と、該板材の間に前記線条を自
然降下させ、該降下速度より前記線条を遅く引き込み、
押出された線条の集合体の幅より前記板材の下方の部分
の間隔が狭く設定され、前記板材が水没する前後に前記
線条の集合体の少なくとも一面が前記板材に接触するも
のである。これにより可動部分を減少させるか無くすこ
とで、装置の小型化を実現できる。
【0018】請求項15の立体網状構造体製造装置は、
熱可塑性樹脂を原料又は主原料とする溶融した線条を複
数の孔を有するダイスから下方へ押し出し、一部水没し
た引き込み装置の間に前記線条を自然降下させ、該降下
速度より前記線条を遅く引き込み、前記押出された線条
の集合体の幅より前記引き込み装置の間隔が狭く設定さ
れ、前記引き込み装置が水没する前後に前記線条の集合
体の少なくとも一面が前記引き込み装置に接触し、前記
引き込み装置の外周部材の断面が異形断面とされたもの
である。これにより後工程の作業をなくすことができ
る。
【0019】請求項16の立体網目状構造体製造装置
は、熱可塑性樹脂を原料又は主原料とする溶融した線条
を複数の孔を有するダイスから下方へ押し出し、一部水
没した引き込み装置の間に前記線条を自然降下させ、該
降下速度より前記線条を遅く引き込み、前記押出された
線条の集合体の幅より前記引き込み装置の間隔が狭く設
定され、前記引き込み装置が水没する前後に前記線条の
集合体の少なくとも一面が前記引き込み装置に接触し、
前記ダイスが、2以上のチャンバを有し複数の孔を有す
る口金を有する複合ダイスを備え、熱可塑性樹脂を原料
又は主原料とする溶融した線条を隔壁で隔てられた別々
の経路を経て前記口金の孔から下方へ押し出すものであ
る。これにより分離分割可能な立体網状構造体を製造で
きる。
【0020】請求項17の立体網状構造体製造装置は、
熱可塑性樹脂を原料又は主原料とする溶融した線条を複
数の孔を有するダイスから下方へ押し出し、一部水没し
た引き込み装置の間に前記線条を自然降下させ、該降下
速度より前記線条を遅く引き込み、前記押出された線条
の集合体の幅より前記引き込み装置の間隔が狭く設定さ
れ、前記引き込み装置が水没する前後に前記線条の集合
体の少なくとも一面が前記引き込み装置に接触し、前記
引き込み装置が周回する部材を備え、該部材の外周に金
網又は板材を周設したものである。これにより引き込み
装置の耐久性を向上させることができる。
【0021】請求項18の立体網状構造体製造装置は、
熱可塑性樹脂を原料又は主原料とする溶融した線条を複
数の孔を有するダイスから下方へ押し出し、一部水没し
た引き込み装置の間に前記線条を自然降下させ、該降下
速度より前記線条を遅く引き込み、前記押出された線条
の集合体の幅より前記引き込み装置の間隔が狭く設定さ
れ、前記引き込み装置が水没する前後に前記線条の集合
体の少なくとも一面が前記引き込み装置に接触し、前記
口金に孔の密度の高い領域及び低い領域を形成したもの
である。これにより設計の幅が広くなる。
【0022】請求項19の立体網状構造体の製造方法
は、前記請求項1ないし18に適用される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下第1実施形態の立体網状構造
体1は、図1及び図2(a)の通り、再生熱可塑性樹脂
を原料又は主原料とし、複数本の線条が螺旋状に無秩序
に絡まり合い部分的に熱接着した板状の立体網状構造体
であることを特徴とした立体網状構造体であり、2つの
側面、左右端面、上下端面を備えている。前記立体網状
構造体の側面のうち三面の表面側の密度が、前記表面側
を除く部分の密度より相対的に低いことが好ましい。即
ち、第1実施形態の立体網状構造体1(図2(a)参
照)は、三面成形であり、対向する他の1面から内部に
向かって所定間隔の領域は密度が高く成形されたもので
あり、中央部内部の領域の密度はそれよりも低く設定さ
れ他の一面が不揃いと成っている。このため、後工程で
加工することがない利点が生じる。つまり、幅の広い一
対の面及び一側面は後述の無端コンベア等によって強制
的に成形され、端縁が他の面よりもきれいに揃えられて
いる。
【0024】ここでは再生熱可塑性樹脂の原料又は主原
料としてPETボトルのフレーク状又はチップ状を使用
する。PETボトルをそのまま粉砕しそれを溶融させて
フレーク形状にしたものである。リサイクル促進の時代
にも適合している。これが再生品ではなく、純正品であ
ると、乾燥結晶化、或いはごみ除去等、コスト的に1m
2あたりの製造費が倍増する。廃棄処理コスト削減に威
力を発揮できる。しかしながら、再生以外の熱可塑性樹
脂等においても適用可能である。例えば、熱可塑性樹脂
としてポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフ
ィン、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステ
ル、ナイロン66などのポリアミド、ポリ塩化ビニル、
ポリスチレン、上記樹脂をベースとし共重合したコポリ
マーやエラストマー、上記樹脂をブレンドしたもの等が
挙げられる。更に、立体網状構造体1の用途としては、
主として、クッション材、衝撃吸収材、吸湿材、吸音材
(床材の下、内部、壁内材)、断熱材(内断熱と外断
熱)、壁面、屋上緑化、コンクリートモルタル割れ防止
材、自動車内装材等に適用される例が挙げられるが、二
重壁体の内部に適用することもできる。また、立体網状
構造体を炭素繊維等の不織布で挟んだり添えたりするな
ど、立体網状構造体に難燃塗料を塗装するなど、立体網
状構造体に難燃材質を混入することで、難燃性を持たせ
ると、建築断熱材、建築吸音材等として一層好適であ
る。この第1実施形態は概ね内部が均一な密度に成形さ
れたものである。見掛密度は0.02〜0.9g/cm3
(空隙率36〜98.4%に相当する)が好ましく、
0.05〜0.15g/cm3が特に好ましい。立体網状
構造体1は例えば幅0.1m〜2m、厚さは5mm〜2
00mmが好ましく、長さ方向においては無端状であ
り、適宜の長さ(例えば900mm)に切断するが、そ
れらのサイズ例に限定されるわけではない。
【0025】第2実施形態の立体網状構造体2(図2
(b)参照)は、四面成形であり全ての面が揃えられて
おり、第1実施形態の立体網状構造体1の左右側面から
内部に向かって所定間隔の領域は密度が高く成形された
ものであり、中央部内部の領域の密度はそれよりも低く
設定されている。即ち、上面及び底面を除き、全ての面
から内部に向かって所定間隔の領域は密度が高く成形さ
れたものである。
【0026】第3実施形態の立体網状構造体3は、その
表面を異形又は多面形態とするものである。例えば、凸
面を備えたもの3A(図4(a)参照)、凹面を備えた
もの3B(図4(b)参照)、複数の連続的に形成され
た凹凸面を備えたもの3C(図4(c)参照)、複数の
鋸歯面を備えたもの3D(図4(d)参照)、複数の波
面を備えたもの3E(図4(e)参照)、隅が曲面(ア
ール)形状のもの3F(図4(f)参照)、角が所定角
度(ここでは45度)にカットされたもの3G(図4
(g)参照)、或いはそれらの適宜の組合せ等が挙げら
れ、建築施工現場で様々な形態のものが製品として要求
され、これに対応することが出来る。また、複雑な形状
とすることで、多様な用途が生じると考えられる。特
に、前述の第1実施形態及び第2実施形態のように立体
網状構造体の三面又は四面を強制的に成形することで、
多様な製品要求を満足させることができる。さらに一般
的には製品の要求される異形形状に対しては、後工程で
要求形状の切断又は成形をして異形網状体とするのであ
るが、本実施形態によれば、製品の要求する形状、寸法
を後工程で仕上することなく即座に製品の提供が出来、
後工程を不要にできる。
【0027】第4実施形態の立体網状構造体4(図2
(c)参照)は、単数又は複数(ここでは2個)の中空
部4A,4Bを備えたものであり、コストの更なる削減
等を目的とするものである。第5実施形態の立体網状構
造体5(図2(d)参照)は、第4実施形態の立体網状
構造体4の中空部4A,4Bと同様の中空部5A,5B
に板状の再生ベニア、板状の再生シュレッダーダスト等
の同種又は異種の材料の再生部材5C,5Dを入れたも
のであり、再生板材により吸音性、断熱性、クッション
性等の向上を目的としたものである。第6実施形態の立
体網状構造体6(図2(e)参照)は、第1実施形態の
立体網状構造体1の内部において、厚さ方向に密度を高
めて、部分的に、単数又は複数(ここでは3本)の梁状
の高密度領域6A,6B,6Cを所定間隔で形成するこ
とで、吸音性、断熱性、クッション性、耐衝撃性を高め
たものである。第7実施形態の立体網状構造体7(図2
(f)参照)は、その内部において、幅方向に密度を高
めて、部分的に、単数又は複数(ここでは1本)の高密
度領域7Aを形成することで、吸音性、断熱性、クッシ
ョン性、耐衝撃性を高めたものである。第8実施形態の
立体網状構造体8(図2(g)参照)は、第7実施形態
において、波型の高密度領域8Aとし、吸音性、断熱
性、クッション性、耐衝撃性を高めたものである。
【0028】第9実施形態の立体網状構造体9(図3
(a)参照)は、立体網状構造体1,2の内部におい
て、幅方向の所定位置にシート9A(空隙がない領域)
を形成することで、吸音性、断熱性、クッション性、耐
衝撃性を高めたものである。シート9Aの周囲に線条
(樹脂糸)が絡まりあっている。シート9Aは図示の通
り横幅一杯に設けても良いし、例えば中央部分等に部分
的に設けても良い。上記第9実施形態の立体網状構造体
9(図3(b)参照)のシート9Aは概ね波型に形成さ
れており、吸音性、断熱性、クッション性、耐衝撃性を
高めたものである。こうした波型に成形できるのは、後
述の通り、ロールの引き取り速度が樹脂糸の下降速度よ
りも遅いからである。シート9Aの波の間隔、高さ、幅
等は製造条件によって異なり、図示のものに限られるも
のではない。シート9Aの波の間隔が狭い場合、互いに
接着されることもある。第9実施形態は、図11(e)
のスリット(線状貫通溝)75aを使用することで製造
できる。その他、図示は略すが、断面形状が三角形状、
Y型形状等の異形断面となるものについても実施可能で
ある。
【0029】(立体網状構造体製造装置)次に、立体網
状構造体製造装置10を説明する。この立体網状構造体
製造装置10は、図5の通り、押出成形機11、無端部
材12,13を備えた一対の無端コンベア14,15
(図7参照)、無端部材12,13を駆動する駆動モー
タ16、チェーン及び歯車から構成され無端部材12,
13の移動速度を変速させる変速機17、一対の無端コ
ンベア14,15を一部水没させる水槽18、制御装置
19、その他計器類等から構成されている。無端部材1
2,13は複数の金属製(ここではステンレス等)の板
材21が所定の隙間22(図8(a)参照)を設けて複
数(ここでは各2本)の無端チェーン12a,13a
(図7(a),(b)参照)にねじ(図示略)で連結さ
れたものである。これに代えて図8(b)の通り、隙間
22を無くしたステンレスメッシュ(金網)等のベルト
23でも良い。このメッシュベルトは、スパイラル(螺
旋)とロッド(力骨)を組み合わせてできたものであ
り、この2つの要素の形状、線径、ピッチにより、様々
なタイプができあがる。動きが滑らかでベルト表面を水
平に保つことに優れ、高温使用に優れ、補修も簡単であ
る。或いは、図7の点線で示す通り、ステンレスメッシ
ュのベルト23を無端部材12,13の外周に張設した
ものも実施可能であり、隙間22による凹凸の形成を防
止したい場合に好適である。また、板材21の断面は長
方形であるが、凸形のもの24(図8(c)参照)、凹
形のもの25(図8(d)参照)、鋸歯形のもの26
(図8(e)参照)、連続的に形成された凹凸形のもの
27(図8(f)参照)等様々な変更形態が考えられ
る。
【0030】無端コンベア14は、図7の通り、上下に
配置された、前記無端チェーン12aが巻き掛けられた
スプロケット14aを有する駆動軸14bと、スプロケ
ット14cを有する従動軸14dを備えている。また、
無端コンベア15は無端コンベア14と同期して駆動さ
れ、上下に配置された、前記無端チェーン13aが巻き
掛けられたスプロケット15aを備えた従動軸15b
と、スプロケット15cを備えた従動軸15dとを備え
ている。
【0031】図5の通り、押出成形機11は、コンテナ
31、コンテナ31上部に設けた原料供給口32、ダイ
ス33、ダイス33の下端部に脱着自在に固定可能な口
金34等から構成されている。押出成形機11のダイス
内部の温度範囲は100〜400℃、押出量は20〜2
00Kg/時間、等に設定可能である。ダイス33の圧力
範囲は0.2〜25MPa、例えば75mmスクリュー
の吐出圧である。立体網状構造体の厚さが100mmを
越えるとキヤポンプ等によりダイス圧力の均一化が必要
なこともある。したがって、ダイス内全域から均等に線
条を吐出させるためにギヤポンプ等によりダイス内の圧
力を上げることが必要となる。このとき立体網状シート
の形状を形成するため、無端コンベア14,15の各面
は自由に移動出来る構造とし、ダイス33の口金34の
形状(孔Hの密度又は径)と無端コンベア14,15の
搬送速度により所望の密度、強度をもった製品を製造す
ることができ、製品の多様な要求を満足させることがで
きる。
【0032】ここで、図9(a),(b)に示す通りの
四面成形機である場合の立体網状構造体製造装置50を
説明する。この立体網状構造体製造装置50は、図7に
示す二面成形の場合の無端コンベア14,15に対応し
た、回転軸54a,55aを有する無端コンベア54,
55と、これらの無端コンベア54,55の長手方向端
部にそれらと回転軸が直交して配置された回転可能な回
転軸56a,57aを備えた一対のロール56,57が
配置されている。回転軸54aにはそれぞれ傘歯車54
b,54cが設けられ、回転軸56a,57aにもそれ
ぞれ傘歯車56b,57bが設けられ、傘歯車54b,
54c及び傘歯車56b,57bが歯合され、回転軸5
4a,55aはチェーンCを介してモータMによって同
期駆動され、従って、回転軸56a,57aも同期駆動
されるようになっている。回転軸56a,57aの他端
部は軸受58a,58bで支持されている。図9(c)
の通り、無端コンベア54,55と同様な構造で短尺の
一対の無端コンベア59a,59bを直交して配置した
ものでも良い。この場合、一層、成形を精密に行うこと
ができ、寸法精度が向上する。図9(d)の通り、四面
成形を用いて製造ができる。また、図9(e)の通り、
これを用いて、三面成形を行うことも出来る。即ち、立
体網状構造体の種類によってはダイスを2系列設けて、
平行して線条を押出すようにすれば、生産効率が2倍と
成る。
【0033】図10(a)の通り、変更形態として、前
述の同期駆動に替えて、駆動源(モータ等)をそれぞれ
設けて、無端コンベア64,65と、ロール66,67
(無端コンベアとしても良い)とが独立駆動するような
構成も可能である。即ち、三面又は四面成形の場合、回
転軸64a,65aを有する無端コンベア64,65
と、これらの無端コンベア64,65の長手方向端部に
それらと回転軸が直交して配置された回転可能な回転軸
66a,67aを備えた一対のロール66,67が配置
されている。回転軸66a,67aにもそれぞれモータ
Mが設けられ、独立駆動されるようになっている。回転
軸66a,67aの他端部は軸受68a,68bで支持
されている。図10(b)の通り、他の変更形態とし
て、上述例において一対のロール66,67、回転軸6
6a,67a、軸受68a,68b及びモータMを削除
し、表面にポリテトラフルオロエチレンの加工等がなさ
れた滑り性の曲板69a、69bをロール66,67の
あった位置に設けることで、駆動機構を簡素化できる。
この曲板69a、69bは側面視で、弧状であり、上部
から下部にかけて徐々に間隔が狭まるように設定され、
平面視で長方形状に形成されている。
【0034】口金34の穴は直列下降であり、穴があい
てここから糸が下方向に降下して出てくる。等間隔でも
良いし、非等間隔でも良い。穴は千鳥状、直交状等、様
々な配列を取り得る。配列密度を変えたい場合、積極的
に端部領域だけ密度を高くする方法をとることもある。
口金の形態を様々に変形されることで製品の多様な要求
を満足させることができる。例えば、1.0m×180
mmの面積に直径0.5mmの約3500個の孔Hがほ
ぼ等間隔で形成された口金71(口金の孔Hの設けた領
域の大きさの範囲は口金71の面積の90%を占める)
(図11(a)参照)、周辺部72aだけ孔Hの密度を
高くした口金72(図11(b)参照)、升目状領域と
なるように枠状部73bの密度を高めた口金73(図1
1(c)参照)、多数の孔Hの他に短手方向に並行にス
リット(線状貫通孔)74a〜74cを形成した口金7
4(図11(d)参照)、多数の孔Hの他に長手方向の
中央部にスリット(線状貫通孔)75aを形成した口金
75(図11(e)参照)、多数の孔Hの他に長手方向
にスリット(線状貫通孔)76aを長手方向の辺に近い
位置に形成した口金76(図11(f)参照)等、中空
部作成のため、該当する個所に孔Hが設けられていない
領域77c,77dを形成し、該領域の下部に下方に延
び出す角形の誘導部材(パイプ等)77a,77bを設
けた口金77(図11(g),(h)参照)等、多数の
仕様が実施可能である。前記口金に形成された孔Hの密
度は、1〜5個/cm2が好ましい。
【0035】(立体網状構造体の製造方法)この立体網
状構造体1は次のように製造される。まず再生PETボ
トルフレークを加水分解防止のため加熱し乾燥させ、こ
れに適宜仕上がりを良好にする薬剤、又は抗菌剤等を添
加することもある。口金34からフラットに線条が降下
すると、無端コンベア14,15の無端部材12,13
の巻き込み作用により螺旋状に巻かれる。巻いたときに
無端部材12,13の面に当たったところから、巻き込
んでいく。巻き込まれた部分は密度が大きく、巻き込ま
れない部分は密度が小さい。
【0036】つぎに、図6の通り、溶融した熱可塑性樹
脂を複数のダイス33より下方へ押出し、一部水没した
1対の無端コンベア14,15の間に自然降下させ、上
記の降下速度より遅く引き取ることにより立体網状構造
体である立体網状構造体1を製造する際に、押出された
溶融樹脂の集合体の幅より1対の無端コンベア14,1
5の間隔が狭く、かつ無端コンベア14,15が水没す
る前後に上記溶融樹脂の集合体の両面あるいは片面が無
端コンベア14,15に接触するようにした。溶融した
熱可塑性樹脂の集合体の両面あるいは片面の表面部分
は、無端コンベア14,15上に落下し、溶融した熱可
塑性樹脂の集合体の内側へ移動し密な状態となるため、
水中にそのまま落下した中央部分より空隙率が小さくな
るわけである。当然ながら空隙率が低くなった表面部分
は、空隙率が高い中央部分より交点の数が多くなり、引
張り強度が著しく強くなる。また、空隙率が低い表面部
分は空隙部の面積が小さくなり、衝撃吸収層、防音層と
なるわけである。
【0037】立体網状構造体1として機能するために
は、全体の空隙率は、使用する現地施工状況にもよる
が、50%〜98%の空隙率の範囲が良好であるとの結
果が得られた。つまり、密度が大きいと音がブロックさ
れると考えられる。リサイクル吸音建材、クッション
材、断熱材等として十分な機能を発揮するには、空隙率
は少なくとも70%以上にすると良いという結果が得ら
れた。つまり、空隙率が70%より小さいと、衝撃吸収
効果、防音効果、断熱効果、クッション性が期待したほ
ど向上しないことがある。この空隙率については、立体
網状構造体1の用途に応じて、70%〜98%の範囲で
適宜設計すると良い。吸音材とクッシション材は85〜
98%、床下に配置する床衝撃吸収材は40〜80%、
衝突防止用の衝撃吸収材は60〜90%が好適である。
用途によって空隙率の好ましい範囲は変わる。空隙率=
100−{(B÷A)×100}である。Aは樹脂比重に
立体網状構造体の容積を掛けたもの、Bは立体網状構造
体の重さである。ここで使用する熱可塑性樹脂として
は、PETボトルを粉砕し、フレークとしたものを原料
又は主原料とする。しかし、主原料にポリプロピレン等
のポリマー或は複数のポリマーをブレンドしたものな
ど、通常の押出成形機で加工のできる樹脂であれば問題
ない。
【0038】異形立体網状体を製品形状にする工程をダ
イスの内部圧力を均一化し、引取面を二面、三面又は四
面又は中間部で引き取る構造とした。これにより見掛密
度0.02〜0.9g/cm3を可能とし、溶融した線条
を無秩序な螺旋形状から平板状とし、また、厚さ方面の
前面、後面、左端面、右端面の立体網状構造体表面部を
平面、凸凹の異形形状とすることを特徴とする。立体網
状構造体を形成するためのダイスの口金形状を丸棒、異
形(パイプ、Y形)等の形状とその複合による組合せで
の多様な立体網状構造体を可能とする。また、立体網状
構造体を引取機のロール圧縮によって超密構造体のシー
ト構造体とする。ダイスから再生PET樹脂が均一して
吐出されるためのダイス内圧の均一化と立体網状シート
製造をする際に押出された溶融樹脂の集合体の三面又は
四面にコンベアで形状形成する引取コンベアに接触する
ようにした。つまり溶融した再生PET樹脂の集合体を
三面又は四面表面部に製品形状に対応した形状にする。
例えば必要により多角形等のコンベアに樹脂集合体を引
取り製品を形成する。立体網状シートを得る方法の一つ
としては、溶融した樹脂の複数のダイスより下方へ押し
出し、水面、又は一部水没したコンベアの間に自然降下
させることにより、無秩序な螺旋形状を作り出し立体網
状シートとなる。シートの幅1.0m、厚さ100mm
とした場合、密度が変化することを確かめるため無端コ
ンベアの速度を変化させることにより密度は変化するこ
とを確認した。
【0039】さらに押出機の吐出量の変化により密度が
変化することを確かめた。スクリューの直径が75mm
の単軸押出し機に、1.0m×180mmの面積のダイ
ス33に、直径0.5mmとされた、ほぼ等間隔で約3
500個の孔Hを有する口金34を取り付けた。ダイス
33の下約120mmの位置に水位がある水槽18を設
置し、幅1.2mの無端コンベア14,15を50mm
の間隔をあけて1対、無端コンベア14,15の上部が
40mm程度水面から出るようにほぼ垂直に設置した。
この装置で、再生PET樹脂を熱を加えて可塑化しなが
ら樹脂温度が240℃になるように、ダイス33の温度
をコントロールして、1時間当たり120kgの押出し
量で口金34から出た溶融樹脂の集合体の両面が無端コ
ンベア14,15に落ちるようにそれらの間に押出し
た。この時の無端コンベア14,15の引取速度は0.
7m/分とした。無端コンベア14,15に挟まれて下
方へ移動した成形物は、水槽18の下部で向きを変え、
押出し機とは反対の側から水面へと移動し、水槽18か
ら出た時点で圧縮エアー又は真空ポンプで水分を吹き飛
ばした。このようにして得られた立体網状構造体は、幅
1.0m、厚さ50mmで、密度は、0.07g/cm
3〜0.14g/cm3が得られた。用途は、断熱材、下
地材、吸音材、排水パイプ等が挙げられる。
【0040】以上説明した立体網状構造体1及び立体網
状構造体製造装置10によれば、後工程での仕上げを不
要とし、整列度を高め、異形形状への対応を可能とし、
耐久性を向上させることができる。また本実施形態によ
り現状では用途のないPETボトルに立体網状構造体と
しての用途ができ、PETボトルの回収率が高まると考
えられる。これにより、PETボトルのリサイクルが大
いに促進される。
【0041】図12は四面成型の立体網状構造体製造装
置50の変更形態であり、図12(a)は図9(b)に
対応したものであり、前述の一対のロール56,57の
表面に単数又は複数の突部90a〜90cが形成された
ものである(ロール57及びその突部は図示略)。これ
は、立体網状構造体の側面に凹みを形成するためであ
る。突部90a〜90cは、断面角形で且つ弧状に形成
されている。理論的には前記の凹みは角形になるはずで
あるが、樹脂糸が前述の通り上から落ちてくるので、ブ
ラインドが出来、実際には、樹脂糸が入ってこない領域
ができるので、立体網状構造体の側面の凹みは曲線状の
ものになる。つまりアールを取るような感じになる。ま
た、図12(b)は図9(c)に対応したものであり、
前述の一対の無端コンベア54,55等の表面に単数又
は複数の突部96が形成されたものである(無端コンベ
ア55及びその突部は図示略)。また、前述のロール5
6,57又は無端コンベア54,55等の回転体にカム
とばねを入れておいて、前述の突部を、回転に同期させ
て、カムが突部を外方向に押出すように構成することも
でき、これにより、前記のブラインドを減少させ、より
精密な凹みを形成することができる。その他の構造は図
9(b),(c)と同様であるから、図示及び説明は援
用する。
【0042】次に第2実施形態を説明する。立体網状構
造体製品のリサイクルへの要求は多様化しており、現状
では対応できないことがある。例えば、2種類以上の樹
脂を混合してリサイクル利用する場合、リサイクルの際
に、分離できる原料と、分離できない原料とがあり、リ
サイクルの現場では、分離できない原料が混じってしま
い、せっかくリサイクルしようとしても、リサイクル利
用が実際上、不可能となることがある。また、同一の原
料であっても、粗密を形成したい場合、中空部を後から
作りたい場合等、形状を変更したい場合、或いは、成形
性を高めたい場合がある。そこで、本実施形態は、熱可
塑性樹脂のリサイクルに支障が起きないようにするこ
と、形状の変更容易性を可能とすることを目的とする。
【0043】第10実施形態の立体網状構造体101
は、図13(a)の通り、再生熱可塑性樹脂を原料又は
主原料とし、複数本の線条が螺旋状に無秩序に絡まり合
い部分的に熱接着した板状の立体網状構造体であること
を特徴とした立体網状構造体である。また、原料が同一
又は異なる、内側領域101aと外側領域101bとか
ら構成されている。内側領域101aと外側領域101
bの境界は実線で示す。この実線は境界を示すための仮
想的な線であり、以下のその他の実施形態でも同様であ
る。前記立体網状構造体の二面、三面又は四面の表面側
の密度が、前記表面側を除く部分の密度より相対的に低
いことが好ましい。即ち、第10実施形態の立体網状構
造体101(図13(a)参照)は、二面成形であり、
対向する他の一面から内部に向かって所定間隔の領域は
密度が高く成形されたものであり、中央部内部の領域の
密度はそれよりも低く設定され他の一面が不揃いと成っ
ている。このため、後工程で加工することがない利点が
生じる。つまり、幅の広い一対の面及び一側面は後述の
無端コンベア等によって強制的に成形され、端縁が他の
面よりもきれいに揃えられている。第11実施形態の立
体網状構造体102(図13(b)参照)は、三面成形
であり端面と一側面を除き全ての面が揃えられており、
右側面を除き、全ての面から内部に向かって所定間隔の
領域は密度が高く成形されたものである。また、原料が
同一又は異なる内側領域102aと外側領域102bと
から構成されている。第12実施形態の立体網状構造体
103(図13(c)参照)は、四面成形であり端面を
除き全ての面が揃えられており、第1実施形態の立体網
状構造体1の左右側面から内部に向かって所定間隔の領
域は密度が高く成形されたものであり、中央部内部の領
域の密度はそれよりも低く設定されている。即ち、全て
の側面から内部に向かって所定間隔の領域は密度が高く
成形されたものである。また、原料が同一又は異なる内
側領域103aと外側領域103bとから構成されてい
る。第13実施形態の立体網状構造体104(図13
(d)参照)は、単数又は複数(ここでは1個)の中空
部104cを備えたものであり、コストの更なる削減等
を目的とするものである。また、原料が同一又は異なる
内側領域104aと外側領域104bとから構成されて
いる。
【0044】第14実施形態の立体網状構造体105
(図14(a)参照)は、原料が同一又は異なる三層の
領域105a,105b、105cから構成されてい
る。三層の領域の原料が全て異なっていても、また、領
域105aと領域105cとが同一原料で、領域105
bが異なる原料であっても良い。さらに、三層の領域の
原料が全て同一であっても良い。三層の領域105a,
105b,105cは長手方向に分割されている。第1
5実施形態の立体網状構造体106(図14(b)参
照)は、原料が同一又は異なる二層の領域106a,1
06bから構成されている。二層の領域106a,10
6bの原料が異なっていても、また、同一であっても良
い。二層の領域106a,106bは横幅方向に分割さ
れている。第16実施形態の立体網状構造体107(図
14(c)参照)は、原料が同一又は異なる二層の領域
107a,107bから構成されている。二層の領域1
07a,107bの原料が異なっていても、また、同一
であっても良い。第14及び第15実施形態と異なり、
領域の分割方向が厚み方向となっている。図3に図示す
るものにおいて、密度の高いシート9A(概ね空隙がな
い充填領域)とそれ以外の領域とを別の押し出し成形機
からの別々の経路で形成することで部分的に横幅方向の
所定位置に形成することができる。説明は前記を援用す
る。その他、図示は略すが、断面形状が三角形状、Y型
形状等の様々な異形断面となるものについても実施可能
である。以上の通り、口金に設けた2以上の領域に別々
に供給することで、原料の温度、或いは線条の押出速度
等の製造条件の調整が容易である。
【0045】次に、第2実施形態の立体網状構造体製造
装置110を説明する。この立体網状構造体製造装置1
10は、図15の通り、押出成形機111、無端部材1
12,113を備えた一対の無端コンベア114,11
5、無端部材112,113を駆動する駆動モータ11
6、チェーン及び歯車から構成され無端部材112,1
13の移動速度を変速させる変速機117、一対の無端
コンベア114,115を一部水没させる水槽118、
制御装置119、その他計器類等から構成されている。
無端部材112,113等は第1実施形態等の説明を援
用する。図15の通り、押出成形機111は、同一又は
異なる熱可塑性樹脂原料が貯留されたコンテナ131a
及び131b、コンテナ131a及び131bの上部に
それぞれ設けた原料供給口132a及び132b、コン
テナ131a及び131bとそれぞれ接続された原料供
給管133a及び133bと、原料供給管133a及び
133bとパッキン134a及び134bを介装させて
接続された複合ダイス135(図16参照)、複合ダイ
ス135の下端部に脱着自在に固定可能な口金136
(図16参照)等から構成されている。原料供給管13
3aは、途中で複数本(ここでは4本)に分岐され、原
料供給管133bの上に跨設されている。また、原料供
給管133aの下端部は原料供給管133bの下端部の
周囲に配置されている。複合ダイス135は、図16
(a),(b)の通り、外枠138の内側領域に枠状の
隔壁139が形成されて複合ダイス135の内部を2つ
のチャンバ137a及び137bに区画し、原料供給管
133a又は133bを経て供給されてくる同一種類の
原料又は2種類の異なる原料が混合しないように構成し
ている。原料が同一の場合でも、押出速度を別々に調整
するためには、隔壁139を設けることが望ましい。押
出成形機111のダイス内部の詳細は第1実施形態を援
用する。なお、原料供給管133aを4本に分岐させた
が、2本(図17(a)参照)、3本(図17(b)参
照)等の適宜数の本数に分岐させても良い。
【0046】口金136には2以上の領域が形成され、
別々に原料が供給されるようになっている。このため、
線条の押出速度、或いは押出量の調整が非常に容易にな
り、成形性が格段に向上する効果がある。口金の詳細は
第1実施形態等を援用するが、ここでは、ほぼ等間隔或
いは適宜の間隔で形成された口金171(口金の孔Hの
設けた領域の大きさの範囲は口金171の面積の90%
を占める)(図18(a)参照)が挙げられる。この口
金171は内側領域171aと外側領域171bとが点
線で示す隔壁171cで区画され、それぞれ、原料供給
管133a及び133bに対応して、同一又は異なる原
料の線条が別個独立に押出されるようになっている。多
数の孔Hを備えた内側領域172aと外側領域172b
とが点線で示す隔壁172cで区画され、内側領域17
2aを外側領域172bに対して偏倚させ、内側領域1
72aに対応する線条を分離しやすくした口金172
(図18(b)参照)が挙げられる。多数の孔Hを備え
た内側領域173aと外側領域173bとが点線で示す
隔壁173cで区画され、内側領域173aを外側領域
173bが両側から挟んだもので、且つ、中空部作成の
ため、該当する個所に孔Hが設けられていない領域17
3d,173eを形成し、該領域の下部に下方に延び出
す角形の誘導部材(パイプ等)173f,173gを設
けた口金173(図18(c),(d)参照)が挙げら
れる。
【0047】多数の孔Hを備えた上側領域174aと中
央領域174bと下側領域174cとを点線で示す隔壁
174d及び174eで区画し3段(3層)とした口金
174(図19(a)参照)が挙げられる。多数の孔H
を備えた上側領域175aと下側領域175bを点線で
示す隔壁175cで区画し2段(2層)とした口金17
5(図19(b)参照)が挙げられる。多数の孔Hを備
えた左側領域176aと右側領域176bを点線で示す
隔壁176cで区画し2列(2層)とした口金176
(図19(c)参照)が挙げられる。多数の孔Hのある
領域177aと、所定方向(ここでは長手方向)に並行
に中央部等の適宜の位置に形成したスリット(直線状
溝)177bとを、点線で示す隔壁177cで区画した
口金177(図19(d)参照)が挙げられる。スリッ
ト177bは隔壁177cの領域内に存在する。スリッ
ト(直線状溝)177bの溝幅、長さ又は位置は適宜選
択できる。仮に多数の孔Hのある領域177aとスリッ
ト(直線状溝)177bとに同一のダイスから原料を供
給すると、図3(b)の波形が崩れて成形性が悪いこと
があるが、上述の口金177によれば、2種類以上の押
出成形機111から原料が別個独立して、領域177a
の孔Hと、スリット177bとに供給されることから、
好適な波形が得られる効果がある。なお、スリット17
7bに代えて孔Hを設けても良い。その場合、孔Hの密
度を高くすると良い。その他、多様な仕様が実施可能で
ある。前記口金に形成された孔Hの密度は、1〜5個/
cm2が好ましい。立体網状構造体の製造方法は第1実
施形態等を援用する。
【0048】第10〜16実施形態の立体網状構造体1
01〜107によれば、分離が難しい樹脂或いは分離が
不可能な樹脂を第1の領域101aとし、分離が可能な
樹脂を第2の領域101bとし、これをリサイクルの際
に分離することで、繰り返しリサイクルを行うことがで
きる。熱可塑性樹脂の特性に応じて領域を区分けした立
体網状構造体を製造でき、熱可塑性樹脂のリサイクルが
円滑に行われる。また、領域を分離する等簡単な作業に
よって形状を後から変更できる利点が生じる。また、複
数の押出し機から別個独立に口金に原料を供給すること
から、立体網状構造体の成形性が向上する。
【0049】第3実施形態の立体網状構造体製造装置2
10は、無端ベルトの変形による不都合を回避し、ま
た、後工程での仕上げを不要とし、整列度を高め、異形
形状への対応を可能とし、耐久性を向上させた立体網状
構造体の製造方法及び製造装置を提供することを目的と
する。立体網状構造体製造装置210は第1実施形態等
を援用し、異なる構成を説明する。押出成形機211、
所定間隔を置いて水平位置に設置された一対のロール2
12,213、該一対のロール212,213の下方に
それらに対して整列して配置され、所定間隔を置いて水
平に配置された一対のロール214,215(図20参
照)、ロール212〜215を駆動する駆動モータ、チ
ェーン及び歯車から構成されロール212〜215の移
動速度を変速させる変速機、一対のロール212,21
3を一部水没させ一対のロール214,215を完全に
水没させる水槽、制御装置、その他計器類等から構成さ
れている。図20において、下方のロールを1個削除
し、ロールを3個設けた構造としても良い。ロール21
2,213は、円形断面のロール224(図22(a)
参照)の他、異形断面のものも挙げられる。例えば、外
周面が鋸歯断面のロール225(図22(b)参照)、
連続的に形成された凹凸形のもの、例えば外周面が歯車
断面のロール226(図22(c)参照)、外周面に1
以上の突起物227a(例えば、三角形状、丸形突起
物)が形成されたロール227(図22(d)参照)、
楕円断面のロール228(図22(e)参照)、三角形
ないしおにぎり断面のロール229(図22(f)参
照)、多角形断面、例えば、八角形断面のロール230
(図22(g)参照)等の様々な変更形態が考えられ
る。図21の通り、ロール212〜215は、それぞれ
駆動軸212a〜215aを備えている。駆動軸212
a〜215aはそれぞれの軸受によって回転自在に支持
され、変速機を介して駆動モータによって図20の矢印
方向にそれぞれ駆動されるようになっている。以上説明
した立体網状構造体製造装置210によれば、後工程で
の仕上げを不要とし、整列度を高め、異形形状への対応
を可能とし、耐久性を向上させる。
【0050】第17実施形態の立体網状構造体401
は、構造体に粗密を設けたものである。用途としては、
例えば、園芸容器を吊り下げる壁材、園芸容器を載せる
デッキ、目隠し、日よけ、簾、塀、花飾り等に適用され
る園芸用クッション材等に適用可能である。立体網状構
造体401の粗密は、モータの回転速度の制御によっ
て、引取装置、例えば、無端コンベア又はローラの搬送
速度を調整する。押出成形機の液圧調整よりは、安定し
た粗密を製造可能である。図23(a)の通り、密度が
疎な部分401aと密度が密な部分401bが順に繰り
返し形成されている。さらに、図23(b)の通り、中
空部406A,406Bが所定方向に貫設されている。
変更形態として図23(d)の通り、複数の小穴407
a〜407dを長さ方向に貫設した園芸用クッション材
402でも良い。疎の部分401aと密な部分401b
の密度範囲は適宜設定可能である。熱可塑性樹脂の原料
等は第1実施形態等の説明を援用する。
【0051】図24の通り、口金471に中空部作成の
ため、該当する個所に孔Hが設けられていない領域47
7a,477bを形成し、該領域の下部に下方に延び出
す角形の誘導部材(板材、パイプ等)477c,477
dを設けている(図24(b)参照)。他の例として、
所定個数の孔Hがほぼ等間隔で形成された口金481
(口金の孔Hの設けた領域の大きさの範囲は口金71の
面積の90%を占める)(図24(c)参照)があり、
中空部作成のため、該当する個所に孔Hが設けられてい
ない領域487a〜487dを形成し、該領域の下部に
下方に延び出す角形の誘導部材(板材、パイプ等)48
8a〜488dを設けている(図24(d)参照)。前
記口金に形成された孔Hの密度は、1〜5個/cm2
好ましい。その他、多数の仕様が実施可能である。
【0052】立体網状構造体401は、園芸容器を吊り
下げる壁材、花飾り用の壁体、目隠し材、垣根の代替品
として使用できる。例えば、図25の通り、杭480
(柱でも良い)を地面に打ち込んで立設し、立体網状構
造体401の中空部406A,406Bに差し込んで固
定する。立体網状構造体401は複数に分割して、分割
したものを組み合わせることで寸法の選択自由性を確保
しても良い。そして、フック481の付いたハンギング
バスケット482を適宜数、疎な部分401aに引っ掛
ける。密な部分401bよりもフック481を掛けやす
い。また一方、デッキとしても利用できる。例えば、立
体網状構造体490は、中空部を備えていないが、立体
網状構造体401と同様の製造工程にて製造されたもの
であり、その上に栽培ポット491やコンテナ492等
を置くことができる。その他、日よけ、簾、塀、花飾り
等に適用できる。また、図26の通り、立体網状構造体
402は屋根、日よけ、道路の中央分離帯の樹木の仕切
りとして利用できる。立体網状構造体402の小穴40
7a〜407cに、それぞれ、ヒモ、輪、パイプ等の連
結具403を通すなどの適宜手段によって構造物に固定
できるようになっている。道路の中央分離帯の樹木の仕
切りとして利用する場合、自動車のライトに対する防眩
作用がある。以上説明した立体網状構造体401によれ
ば、ハンギングバスケット用壁材、デッキ、目隠し等に
適用でき、しかも、コストが削減され、また、風雨や太
陽光に晒されても耐久性があり、腐らず反りが生じるこ
ともなく、さらに色も退色しにくい。様々な色彩を採用
でき、着色も自在であって色彩の選択の幅が拡大し、さ
らにクッション性が大変優れており、さらに目隠し効果
が高まり、質感の異なる外観を提供でき、非常に便利で
ある。
【0053】また、立体網状構造体は、屋上緑化用の苗
床として適用できる。通気性、通水性のタイルの上に適
宜箇所に孔又は凹みを形成し立体網状構造体を敷設し、
孔又は凹みに栽培用土等を入れて植物を植設する。立体
網状構造体の上面に通気性、通水性のタイルを貼り付け
て舗道材としても適用できる。立体網状構造体により温
度を下げることができる。脆性原因素材例えばタルク等
の無機物質を含有した熱可塑性樹脂を原料又は主原料と
し、複数本の線条が押し出し成形によって螺旋状に無秩
序に絡まり合い部分的に熱接着し液体で冷却され、外力
を加えることで脆性破壊が可能であることを特徴とした
立体網状構造体も製造できる。さらに熱可塑性樹脂を原
料又は主原料とし、複数本の線条が押し出し成形によっ
て螺旋状に無秩序に絡まり合い部分的に熱接着し液体で
冷却され、難燃性材料を塗布したり、炭素繊維不織布等
で包囲したり、又は、難燃性材料を熱可塑性樹脂に添加
した立体網状構造体も製造可能である。炭素繊維不織布
等で包囲すると、天井裏、壁内等に配置できる。
【0054】第4実施形態の立体網状構造体製造装置5
10は、図27の通り、無端部材、ロールに代えて、曲
板582、583で立体網状構造体501を形成するも
のである。曲板582、583は紙面に対して垂直に延
長され、ポリテトラフルオロエチレンコーティング等に
よって表面に滑り性を持たせている。側面視では長方形
状である。曲板582、583は上部から下部にかけ
て、その間隔が徐々に狭まっている構造である。曲板5
82、583は固定構造でも良いし、点線で示す通り、
往復動駆動装置590、591(例えば、流体圧シリン
ダ)によって、その間隔を可変とすることで、立体網状
構造体の左右前後の密度、形状等を変化させることがで
きる。曲板582、583の下方にも曲板584が設け
られ、立体網状構造体501を下流の引き取り機に適切
に誘導する。
【0055】
【発明の効果】請求項1乃至19の発明によれば、後工
程での仕上げを不要とし、整列度を高め、異形形状への
対応を可能とし、耐久性を向上させた立体網状構造体の
製造方法及び装置を提供でき、各種産業に与える工業的
利用価値は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明第1実施形態の立体網状構造体
の斜視図である。
【図2】図2(a)は、本発明第1実施形態の立体網状
構造体の縦断面図、(b)は、第2実施形態の立体網状
構造体の縦断面図、(c)は、第4実施形態の立体網状
構造体の縦断面図、(d)は、第5実施形態の立体網状
構造体の縦断面図、(e)は、第6実施形態の立体網状
構造体の縦断面図、(f)は、第7実施形態の立体網状
構造体の縦断面図、(g)は、第8実施形態の立体網状
構造体の縦断面図である。
【図3】図3(a)は、第9実施形態の立体網状構造体
の縦断面図、(b)は、第9実施形態の立体網状構造体
の側面図である。
【図4】図4(a)〜(g)は、第3実施形態の立体網
状構造体の断面図である。
【図5】図5は、第1実施形態の立体網状構造体製造装
置の斜視図である。
【図6】図6は、第1実施形態の立体網状構造体製造装
置の動作状況を示す説明図である。
【図7】図7(a),(b)は、同立体網状構造体製造
装置の無端コンベアの側面図及び正面図である。
【図8】図8(a)〜(f)は、同立体網状構造体製造
装置及び変更形態の無端コンベアの側面図である。
【図9】図9(a)は、四面成形の場合の立体網状構造
体製造装置の無端コンベアの平面図、(b)は、同立体
網状構造体製造装置の側面図、(c)は、他の形態の四
面成形の立体網状構造体製造装置の側面図、(d)は、
同立体網状構造体製造装置による四面成形の様子を示す
平面図、(e)は、同立体網状構造体製造装置による三
面成形の様子を示す平面図である。
【図10】図10は、(a)は四面成形の場合の独立駆
動構造の立体網状構造体製造装置の無端コンベアの平面
図、(b)は滑り板を端面に設けた立体網状構造体製造
装置の無端コンベアである。
【図11】図11(a)〜(h)は、ダイスの口金の各
種形態を示す平面図及び正面図である。
【図12】図12(a),(b)は、変更形態の四面成
形用の立体網状構造体製造装置の無端コンベアの正面図
である。
【図13】図13(a)は第10実施形態の立体網状構
造体の縦断面図、(b)は第11実施形態の立体網状構
造体の縦断面図、(c)は第12実施形態の立体網状構
造体の縦断面図、(d)は第13実施形態の立体網状構
造体の縦断面図である。
【図14】図14(a)は第14実施形態の立体網状構
造体の縦断面図、(b)は第15実施形態の立体網状構
造体の縦断面図、(c)は第16実施形態の立体網状構
造体の縦断面図である。
【図15】図15は第2実施形態の立体網状構造体製造
装置の斜視図である。
【図16】図16(a)は本発明実施形態の立体網状構
造体製造装置の複合ダイスの口金上部付近における横断
面図、(b)は複合ダイスの下部の正面図である。
【図17】図17(a),(b)は第2実施形態の立体
網状構造体製造装置の変更形態の説明図である。
【図18】図18(a),(b),(d)はダイスの口
金の各種形態を示す平面図、(c)は(d)の正面図で
ある。
【図19】図19(a)〜(d)はダイスの口金の各種
形態を示す平面図である。
【図20】図20は第3実施形態の立体網状構造体製造
装置の動作状況を示す説明図である。
【図21】図21(a),(b)は同立体網状構造体製
造装置のロールの側面図及び正面図である。
【図22】図22(a)〜(g)は同立体網状構造体製
造装置及び変更形態のロールの側面図である。
【図23】図23(a)は第17実施形態の立体網状構
造体(園芸用クッション材等に適用)の正面図、(b)
は同立体網状構造体の平面図、(c)は同立体網状構造
体の側面図、(d)は変更形態の立体網状構造体であ
る。
【図24】図24(a)は第4実施形態の立体網状構造
体製造装置のダイスの口金の平面図、(b)は同正面
図、(c)は他のダイスの口金の平面図、(d)は同正
面図である。
【図25】図25は第17実施形態の立体網状構造体の
使用状態を示す説明図である。
【図26】図26は第17実施形態の立体網状構造体の
他の使用状態を示す説明図である。
【図27】図27は第4実施形態の立体網状構造体製造
装置の部分構造図である。
【符号の説明】
1〜9,101〜107,401,402,490,5
01…立体網状構造体 10,50,110,210,510…立体網状構造体
製造装置 11,111,211…押出成形機 12,13,112,113…無端部材 14,15,54,55,59a,59b,64,6
5,114,115…無端コンベア 33…ダイス 135…複合ダイス 34,71〜77,136,171〜177,471,
481…口金 56,57,66,67,212〜215,224〜2
30…ロール

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂を原料又は主原料とし、複
    数本の線条が押し出し成形によって螺旋状に無秩序に絡
    まり合い部分的に熱接着し水で冷却され、押し出し方向
    に対して疎密が交互に形成されたことを特徴とした立体
    網状構造体。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂を原料又は主原料とし、複
    数本の線条が押し出し成形によって螺旋状に無秩序に絡
    まり合い部分的に熱接着し液体で冷却され、押し出し方
    向に対して中空部が形成されたことを特徴とした立体網
    状構造体。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂を原料又は主原料とし、複
    数本の線条が押し出し成形によって螺旋状に無秩序に絡
    まり合い部分的に熱接着し液体で冷却され、押し出し方
    向に対して空隙率がゼロのシートを形成したことを特徴
    とした立体網状構造体。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂を原料又は主原料とし、複
    数本の線条が押し出し成形によって螺旋状に無秩序に絡
    まり合い部分的に熱接着し液体で冷却され、分離可能な
    2つ以上の領域を備えたことを特徴とした立体網状構造
    体。
  5. 【請求項5】 熱可塑性樹脂を原料又は主原料とし、複
    数本の線条が押し出し成形によって螺旋状に無秩序に絡
    まり合い部分的に熱接着し液体で冷却された、建築断熱
    材又は建築用吸音材であることを特徴とした立体網状構
    造体。
  6. 【請求項6】 熱可塑性樹脂を原料又は主原料とし、複
    数本の線条が押し出し成形によって螺旋状に無秩序に絡
    まり合い部分的に熱接着し液体で冷却され、難燃性材料
    を塗布、包囲、又は、添加したことを特徴とした立体網
    状構造体。
  7. 【請求項7】 熱可塑性樹脂を原料又は主原料とし、複
    数本の線条が押し出し成形によって螺旋状に無秩序に絡
    まり合い部分的に熱接着し液体で冷却された、屋上緑化
    用の苗床であることを特徴とした立体網状構造体。
  8. 【請求項8】 熱可塑性樹脂を原料又は主原料とし、複
    数本の線条が押し出し成形によって螺旋状に無秩序に絡
    まり合い部分的に熱接着し液体で冷却された、園芸用ク
    ッション材であることを特徴とした立体網状構造体。
  9. 【請求項9】 熱可塑性樹脂を原料又は主原料とし、複
    数本の線条が押し出し成形によって螺旋状に無秩序に絡
    まり合い部分的に熱接着し液体で冷却され、側面が多面
    形状又は異形形状であることを特徴とした立体網状構造
    体。
  10. 【請求項10】 再生熱可塑性樹脂、特に、ポリエチレ
    ンテレフタレートを原料又は主原料とし、複数本の線条
    が押し出し成形によって螺旋状に無秩序に絡まり合い部
    分的に熱接着し液体で冷却されたリサイクル品である特
    徴とした立体網状構造体。
  11. 【請求項11】 脆性原因素材を含有した熱可塑性樹脂
    を原料又は主原料とし、複数本の線条が押し出し成形に
    よって螺旋状に無秩序に絡まり合い部分的に熱接着し液
    体で冷却され、外力を加えることで脆性破壊が可能であ
    ることを特徴とした立体網状構造体。
  12. 【請求項12】 熱可塑性樹脂を原料又は主原料とする
    溶融した線条を複数の孔を有するダイスから下方へ押し
    出し、一部水没した引き込み装置の間に自然降下させ、
    該降下速度より前記線条を遅く引き込み、押出された線
    条の集合体の幅より前記引き込み装置の間隔が狭く設定
    され、前記引き込み装置が水没する前後に前記線条の集
    合体の少なくとも三面又は四面が前記引き込み装置に接
    触するように前記引き込み装置が配置されたことを特徴
    とした立体網状構造体製造装置。
  13. 【請求項13】 熱可塑性樹脂を原料又は主原料とする
    溶融した線条を複数の孔を有するダイスから下方へ押し
    出し、一部水没したローラの間に自然降下させ、該降下
    速度より前記線条を遅く引き込み、押出された線条の集
    合体の幅より前記ローラの間隔が狭く設定され、前記ロ
    ーラが水没する前後に前記線条の集合体の少なくとも一
    面が前記ローラに接触することを特徴とした立体網状構
    造体製造装置。
  14. 【請求項14】 熱可塑性樹脂を原料又は主原料とする
    溶融した線条を複数の孔を有するダイスから下方へ押し
    出し、一部水没した、下方に向かって徐々に間隔が狭く
    なるように設定された表面が滑り性の板材と、該板材の
    間に前記線条を自然降下させ、該降下速度より前記線条
    を遅く引き込み、押出された線条の集合体の幅より前記
    板材の下方の部分の間隔が狭く設定され、前記板材が水
    没する前後に前記線条の集合体の少なくとも一面が前記
    板材に接触することを特徴とした立体網状構造体製造装
    置。
  15. 【請求項15】 熱可塑性樹脂を原料又は主原料とする
    溶融した線条を複数の孔を有するダイスから下方へ押し
    出し、一部水没した引き込み装置の間に前記線条を自然
    降下させ、該降下速度より前記線条を遅く引き込み、前
    記押出された線条の集合体の幅より前記引き込み装置の
    間隔が狭く設定され、前記引き込み装置が水没する前後
    に前記線条の集合体の少なくとも一面が前記引き込み装
    置に接触し、前記引き込み装置の外周部材の断面が異形
    断面とされたことを特徴とした立体網状構造体製造装
    置。
  16. 【請求項16】 熱可塑性樹脂を原料又は主原料とする
    溶融した線条を複数の孔を有するダイスから下方へ押し
    出し、一部水没した引き込み装置の間に前記線条を自然
    降下させ、該降下速度より前記線条を遅く引き込み、前
    記押出された線条の集合体の幅より前記引き込み装置の
    間隔が狭く設定され、前記引き込み装置が水没する前後
    に前記線条の集合体の少なくとも一面が前記引き込み装
    置に接触し、前記ダイスが、2以上のチャンバを有し複
    数の孔を有する口金を有する複合ダイスを備え、熱可塑
    性樹脂を原料又は主原料とする溶融した線条を隔壁で隔
    てられた別々の経路を経て前記口金の孔から下方へ押し
    出すことを特徴とする立体網目状構造体製造装置。
  17. 【請求項17】 熱可塑性樹脂を原料又は主原料とする
    溶融した線条を複数の孔を有するダイスから下方へ押し
    出し、一部水没した引き込み装置の間に前記線条を自然
    降下させ、該降下速度より前記線条を遅く引き込み、前
    記押出された線条の集合体の幅より前記引き込み装置の
    間隔が狭く設定され、前記引き込み装置が水没する前後
    に前記線条の集合体の少なくとも一面が前記引き込み装
    置に接触し、前記引き込み装置が周回する部材を備え、
    該部材の外周に金網又は板材を周設した立体網状構造体
    製造装置。
  18. 【請求項18】 熱可塑性樹脂を原料又は主原料とする
    溶融した線条を複数の孔を有するダイスから下方へ押し
    出し、一部水没した引き込み装置の間に前記線条を自然
    降下させ、該降下速度より前記線条を遅く引き込み、前
    記押出された線条の集合体の幅より前記引き込み装置の
    間隔が狭く設定され、前記引き込み装置が水没する前後
    に前記線条の集合体の少なくとも一面が前記引き込み装
    置に接触し、前記口金に孔の密度の高い領域及び低い領
    域を形成したことを特徴としたの立体網状構造体製造装
    置。
  19. 【請求項19】 前記請求項1ないし18に適用される
    立体網状構造体の製造方法。
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