JP5525645B2 - 立体網状構造体製造方法及び立体網状構造体製造装置 - Google Patents
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Description
また、従来の方法で製造された立体網状構造体は、密度が低いことがあり、束の両面部がベルトコンベアに接するため、実質的に表面がフラット化されるが、束の左・右端面はランダムな螺旋形状であって、側面は横方向に波打つように不整列になる。
また一方、無端ベルトで巻き込んでいるが、無端ベルトが熱等によって損傷しやすく耐久性に問題が生じるおそれがある。
そこで、本発明は、後工程での仕上げを不要とし、整列度を高め、耐久性を向上させた立体網状構造体の製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
また、立体網状構造体を炭素繊維等の不織布で挟んだり添えたりするなど、立体網状構造体に難燃塗料を塗装するなど、立体網状構造体に難燃材質を混入することで、難燃性を持たせると、建築断熱材、建築吸音材等として一層好適である。
この第1実施形態は概ね内部が均一な密度に成形されたものである。見掛密度は0.02〜0.9g/cm3(空隙率36〜98.4%に相当する)が好ましく、0.05〜0.15g/cm3が特に好ましい。立体網状構造体1は例えば幅0.1m〜2m、厚さは5mm〜200mmが好ましく、長さ方向においては無端状であり、適宜の長さ(例えば900mm)に切断するが、それらのサイズ例に限定されるわけではない。
第5実施形態の立体網状構造体5(図2(d)参照)は、第4実施形態の立体網状構造体4の中空部4A,4Bと同様の中空部5A,5Bに板状の再生ベニア、板状の再生シュレッダーダスト等の同種又は異種の材料の再生部材5C,5Dを入れたものであり、再生板材により吸音性、断熱性、クッション性等の向上を目的としたものである。
第6実施形態の立体網状構造体6(図2(e)参照)は、第1実施形態の立体網状構造体1の内部において、厚さ方向に密度を高めて、部分的に、単数又は複数(ここでは3本)の梁状の高密度領域6A,6B,6Cを所定間隔で形成することで、吸音性、断熱性、クッション性、耐衝撃性を高めたものである。
第7実施形態の立体網状構造体7(図2(f)参照)は、その内部において、幅方向に密度を高めて、部分的に、単数又は複数(ここでは1本)の高密度領域7Aを形成することで、吸音性、断熱性、クッション性、耐衝撃性を高めたものである。
第8実施形態の立体網状構造体8(図2(g)参照)は、第7実施形態において、波型の高密度領域8Aとし、吸音性、断熱性、クッション性、耐衝撃性を高めたものである。
上記第9実施形態の立体網状構造体9(図3(b)参照)のシート9Aは概ね波型に形成されており、吸音性、断熱性、クッション性、耐衝撃性を高めたものである。こうした波型に成形できるのは、後述の通り、ロールの引き取り速度が樹脂糸の下降速度よりも遅いからである。シート9Aの波の間隔、高さ、幅等は製造条件によって異なり、図示のものに限られるものではない。シート9Aの波の間隔が狭い場合、互いに接着されることもある。第9実施形態は、図11(e)のスリット(線状貫通溝)75aを使用することで製造できる。
その他、図示は略すが、断面形状が三角形状、Y型形状等の異形断面となるものについても実施可能である。
次に、立体網状構造体製造装置10を説明する。
この立体網状構造体製造装置10は、図5の通り、押出成形機11、無端部材12,13を備えた一対の無端コンベア14,15(図7参照)、無端部材12,13を駆動する駆動モータ16、チェーン及び歯車から構成され無端部材12,13の移動速度を変速させる変速機17、一対の無端コンベア14,15を一部水没させる水槽18、制御装置19、その他計器類等から構成されている。
無端部材12,13は複数の金属製(ここではステンレス等)の板材21が所定の隙間22(図8(a)参照)を設けて複数(ここでは各2本)の無端チェーン12a,13a(図7(a),(b)参照)にねじ(図示略)で連結されたものである。これに代えて図8(b)の通り、隙間22を無くしたステンレスメッシュ(金網)等のベルト23でも良い。このメッシュベルトは、スパイラル(螺旋)とロッド(力骨)を組み合わせてできたものであり、この2つの要素の形状、線径、ピッチにより、様々なタイプができあがる。動きが滑らかでベルト表面を水平に保つことに優れ、高温使用に優れ、補修も簡単である。或いは、図7の点線で示す通り、ステンレスメッシュのベルト23を無端部材12,13の外周に張設したものも実施可能であり、隙間22による凹凸の形成を防止したい場合に好適である。また、板材21の断面は長方形であるが、凸形のもの24(図8(c)参照)、凹形のもの25(図8(d)参照)、鋸歯形のもの26(図8(e)参照)、連続的に形成された凹凸形のもの27(図8(f)参照)等様々な変更形態が考えられる。
図9(c)の通り、無端コンベア54,55と同様な構造で短尺の一対の無端コンベア59a,59bを直交して配置したものでも良い。この場合、一層、成形を精密に行うことができ、寸法精度が向上する。
図9(d)の通り、四面成形を用いて製造ができる。また、図9(e)の通り、これを用いて、三面成形を行うことも出来る。即ち、立体網状構造体の種類によってはダイスを2系列設けて、平行して線条を押出すようにすれば、生産効率が2倍と成る。
図10(b)の通り、他の変更形態として、上述例において一対のロール66,67、回転軸66a,67a、軸受68a,68b及びモータMを削除し、表面にポリテトラフルオロエチレンの加工等がなされた滑り性の曲板69a、69bをロール66,67のあった位置に設けることで、駆動機構を簡素化できる。この曲板69a、69bは側面視で、弧状であり、上部から下部にかけて徐々に間隔が狭まるように設定され、平面視で長方形状に形成されている。
この立体網状構造体1は次のように製造される。まず再生PETボトルフレークを加水分解防止のため加熱し乾燥させ、これに適宜仕上がりを良好にする薬剤、又は抗菌剤等を添加することもある。口金34からフラットに線条が降下すると、無端コンベア14,15の無端部材12,13の巻き込み作用により螺旋状に巻かれる。巻いたときに無端部材12,13の面に当たったところから、巻き込んでいく。巻き込まれた部分は密度が大きく、巻き込まれない部分は密度が小さい。
溶融した熱可塑性樹脂の集合体の両面あるいは片面の表面部分は、無端コンベア14,15上に落下し、溶融した熱可塑性樹脂の集合体の内側へ移動し密な状態となるため、水中にそのまま落下した中央部分より空隙率が小さくなるわけである。当然ながら空隙率が低くなった表面部分は、空隙率が高い中央部分より交点の数が多くなり、引張り強度が著しく強くなる。また、空隙率が低い表面部分は空隙部の面積が小さくなり、衝撃吸収層、防音層となるわけである。
吸音材とクッション材は85〜98%、床下に配置する床衝撃吸収材は40〜80%、衝突防止用の衝撃吸収材は60〜90%が好適である。用途によって空隙率の好ましい範囲は変わる。
空隙率=100−{(B÷A)×100}である。Aは樹脂比重に立体網状構造体の容積を掛けたもの、Bは立体網状構造体の重さである。
ここで使用する熱可塑性樹脂としては、PETボトルを粉砕し、フレークとしたものを原料又は主原料とする。しかし、主原料にポリプロピレン等のポリマー或は複数のポリマーをブレンドしたものなど、通常の押出成形機で加工のできる樹脂であれば問題ない。
シートの幅1.0m、厚さ100mmとした場合、密度が変化することを確かめるため無端コンベアの速度を変化させることにより密度は変化することを確認した。
スクリューの直径が75mmの単軸押出し機に、1.0m×180mmの面積のダイス33に、直径0.5mmとされた、ほぼ等間隔で約3500個の孔Hを有する口金34を取り付けた。ダイス33の下約120mmの位置に水位がある水槽18を設置し、幅1.2mの無端コンベア14,15を50mmの間隔をあけて1対、無端コンベア14,15の上部が40mm程度水面から出るようにほぼ垂直に設置した。
この装置で、再生PET樹脂を熱を加えて可塑化しながら樹脂温度が240℃になるように、ダイス33の温度をコントロールして、1時間当たり120kgの押出し量で口金34から出た溶融樹脂の集合体の両面が無端コンベア14,15に落ちるようにそれらの間に押出した。この時の無端コンベア14,15の引取速度は0.7m/分とした。無端コンベア14,15に挟まれて下方へ移動した成形物は、水槽18の下部で向きを変え、押出し機とは反対の側から水面へと移動し、水槽18から出た時点で圧縮エアー又は真空ポンプで水分を吹き飛ばした。
このようにして得られた立体網状構造体は、幅1.0m、厚さ50mmで、密度は、0.07g/cm3〜0.14g/cm3が得られた。用途は、断熱材、下地材、吸音材、排水パイプ等が挙げられる。
また本実施形態により現状では用途のないPETボトルに立体網状構造体としての用途ができ、PETボトルの回収率が高まると考えられる。これにより、PETボトルのリサイクルが大いに促進される。
そこで、本実施形態は、熱可塑性樹脂のリサイクルに支障が起きないようにすること、形状の変更容易性を可能とすることを目的とする。
第11実施形態の立体網状構造体102(図13(b)参照)は、三面成形であり端面と一側面を除き全ての面が揃えられており、右側面を除き、全ての面から内部に向かって所定間隔の領域は密度が高く成形されたものである。また、原料が同一又は異なる内側領域102aと外側領域102bとから構成されている。
第12実施形態の立体網状構造体103(図13(c)参照)は、四面成形であり端面を除き全ての面が揃えられており、第1実施形態の立体網状構造体1の左右側面から内部に向かって所定間隔の領域は密度が高く成形されたものであり、中央部内部の領域の密度はそれよりも低く設定されている。即ち、全ての側面から内部に向かって所定間隔の領域は密度が高く成形されたものである。また、原料が同一又は異なる内側領域103aと外側領域103bとから構成されている。
第13実施形態の立体網状構造体104(図13(d)参照)は、単数又は複数(ここでは1個)の中空部104cを備えたものであり、コストの更なる削減等を目的とするものである。また、原料が同一又は異なる内側領域104aと外側領域104bとから構成されている。
第15実施形態の立体網状構造体106(図14(b)参照)は、原料が同一又は異なる二層の領域106a,106bから構成されている。二層の領域106a,106bの原料が異なっていても、また、同一であっても良い。二層の領域106a,106bは横幅方向に分割されている。
第16実施形態の立体網状構造体107(図14(c)参照)は、原料が同一又は異なる二層の領域107a,107bから構成されている。二層の領域107a,107bの原料が異なっていても、また、同一であっても良い。第14及び第15実施形態と異なり、領域の分割方向が厚み方向となっている。
図3に図示するものにおいて、密度の高いシート9A(概ね空隙がない充填領域)とそれ以外の領域とを別の押し出し成形機からの別々の経路で形成することで部分的に横幅方向の所定位置に形成することができる。説明は前記を援用する。
その他、図示は略すが、断面形状が三角形状、Y型形状等の様々な異形断面となるものについても実施可能である。以上の通り、口金に設けた2以上の領域に別々に供給することで、原料の温度、或いは線条の押出速度等の製造条件の調整が容易である。
この立体網状構造体製造装置110は、図15の通り、押出成形機111、無端部材112,113を備えた一対の無端コンベア114,115、無端部材112,113を駆動する駆動モータ116、チェーン及び歯車から構成され無端部材112,113の移動速度を変速させる変速機117、一対の無端コンベア114,115を一部水没させる水槽118、制御装置119、その他計器類等から構成されている。
無端部材112,113等は第1実施形態等の説明を援用する。
図15の通り、押出成形機111は、同一又は異なる熱可塑性樹脂原料が貯留されたコンテナ131a及び131b、コンテナ131a及び131bの上部にそれぞれ設けた原料供給口132a及び132b、コンテナ131a及び131bとそれぞれ接続された原料供給管133a及び133bと、原料供給管133a及び133bとパッキン134a及び134bを介装させて接続された複合ダイス135(図16参照)、複合ダイス135の下端部に脱着自在に固定可能な口金136(図16参照)等から構成されている。原料供給管133aは、途中で複数本(ここでは4本)に分岐され、原料供給管133bの上に跨設されている。また、原料供給管133aの下端部は原料供給管133bの下端部の周囲に配置されている。複合ダイス135は、図16(a),(b)の通り、外枠138の内側領域に枠状の隔壁139が形成されて複合ダイス135の内部を2つのチャンバ137a及び137bに区画し、原料供給管133a又は133bを経て供給されてくる同一種類の原料又は2種類の異なる原料が混合しないように構成している。原料が同一の場合でも、押出速度を別々に調整するためには、隔壁139を設けることが望ましい。押出成形機111のダイス内部の詳細は第1実施形態を援用する。なお、原料供給管133aを4本に分岐させたが、2本(図17(a)参照)、3本(図17(b)参照)等の適宜数の本数に分岐させても良い。
多数の孔Hを備えた内側領域172aと外側領域172bとが点線で示す隔壁172cで区画され、内側領域172aを外側領域172bに対して偏倚させ、内側領域172aに対応する線条を分離しやすくした口金172(図18(b)参照)が挙げられる。
多数の孔Hを備えた内側領域173aと外側領域173bとが点線で示す隔壁173cで区画され、内側領域173aを外側領域173bが両側から挟んだもので、且つ、中空部作成のため、該当する個所に孔Hが設けられていない領域173d,173eを形成し、該領域の下部に下方に延び出す角形の誘導部材(パイプ等)173f,173gを設けた口金173(図18(c),(d)参照)が挙げられる。
多数の孔Hを備えた上側領域175aと下側領域175bを点線で示す隔壁175cで区画し2段(2層)とした口金175(図19(b)参照)が挙げられる。
多数の孔Hを備えた左側領域176aと右側領域176bを点線で示す隔壁176cで区画し2列(2層)とした口金176(図19(c)参照)が挙げられる。
多数の孔Hのある領域177aと、所定方向(ここでは長手方向)に並行に中央部等の適宜の位置に形成したスリット(直線状溝)177bとを、点線で示す隔壁177cで区画した口金177(図19(d)参照)が挙げられる。スリット177bは隔壁177cの領域内に存在する。スリット(直線状溝)177bの溝幅、長さ又は位置は適宜選択できる。仮に多数の孔Hのある領域177aとスリット(直線状溝)177bとに同一のダイスから原料を供給すると、図3(b)の波形が崩れて成形性が悪いことがあるが、上述の口金177によれば、2種類以上の押出成形機111から原料が別個独立して、領域177aの孔Hと、スリット177bとに供給されることから、好適な波形が得られる効果がある。なお、スリット177bに代えて孔Hを設けても良い。その場合、孔Hの密度を高くすると良い。
その他、多様な仕様が実施可能である。前記口金に形成された孔Hの密度は、1〜5個/cm2が好ましい。
立体網状構造体の製造方法は第1実施形態等を援用する。
熱可塑性樹脂の特性に応じて領域を区分けした立体網状構造体を製造でき、熱可塑性樹脂のリサイクルが円滑に行われる。また、領域を分離する等簡単な作業によって形状を後から変更できる利点が生じる。また、複数の押出し機から別個独立に口金に原料を供給することから、立体網状構造体の成形性が向上する。
立体網状構造体製造装置210は第1実施形態等を援用し、異なる構成を説明する。押出成形機211、所定間隔を置いて水平位置に設置された一対のロール212,213、該一対のロール212,213の下方にそれらに対して整列して配置され、所定間隔を置いて水平に配置された一対のロール214,215(図20参照)、ロール212〜215を駆動する駆動モータ、チェーン及び歯車から構成されロール212〜215の移動速度を変速させる変速機、一対のロール212,213を一部水没させ一対のロール214,215を完全に水没させる水槽、制御装置、その他計器類等から構成されている。図20において、下方のロールを1個削除し、ロールを3個設けた構造としても良い。
ロール212,213は、円形断面のロール224(図22(a)参照)の他、異形断面のものも挙げられる。例えば、外周面が鋸歯断面のロール225(図22(b)参照)、連続的に形成された凹凸形のもの、例えば外周面が歯車断面のロール226(図22(c)参照)、外周面に1以上の突起物227a(例えば、三角形状、丸形突起物)が形成されたロール227(図22(d)参照)、楕円断面のロール228(図22(e)参照)、三角形ないしおにぎり断面のロール229(図22(f)参照)、多角形断面、例えば、八角形断面のロール230(図22(g)参照)等の様々な変更形態が考えられる。
図21の通り、ロール212〜215は、それぞれ駆動軸212a〜215aを備えている。駆動軸212a〜215aはそれぞれの軸受によって回転自在に支持され、変速機を介して駆動モータによって図20の矢印方向にそれぞれ駆動されるようになっている。
以上説明した立体網状構造体製造装置210によれば、後工程での仕上げを不要とし、整列度を高め、異形形状への対応を可能とし、耐久性を向上させる。
立体網状構造体401の粗密は、モータの回転速度の制御によって、引取装置、例えば、無端コンベア又はローラの搬送速度を調整する。押出成形機の液圧調整よりは、安定した粗密を製造可能である。
図23(a)の通り、密度が疎な部分401aと密度が密な部分401bが順に繰り返し形成されている。さらに、図23(b)の通り、中空部406A,406Bが所定方向に貫設されている。変更形態として図23(d)の通り、複数の小穴407a〜407dを長さ方向に貫設した園芸用クッション材402でも良い。疎の部分401aと密な部分401bの密度範囲は適宜設定可能である。熱可塑性樹脂の原料等は第1実施形態等の説明を援用する。
以上説明した立体網状構造体401によれば、ハンギングバスケット用壁材、デッキ、目隠し等に適用でき、しかも、コストが削減され、また、風雨や太陽光に晒されても耐久性があり、腐らず反りが生じることもなく、さらに色も退色しにくい。様々な色彩を採用でき、着色も自在であって色彩の選択の幅が拡大し、さらにクッション性が大変優れており、さらに目隠し効果が高まり、質感の異なる外観を提供でき、非常に便利である。
10,50,110,210,510…立体網状構造体製造装置
11,111,211…押出成形機
12,13,112,113…無端部材
14,15,54,55,59a,59b,64,65,114,115…無端コンベア
33…ダイス 135…複合ダイス
34,71〜77,136,171〜177,471,481…口金
56,57,66,67,212〜215,224〜230…ロール
Claims (2)
- 熱可塑性樹脂を原料又は主原料とする溶融した線条を複数の孔を有する口金を先端部に有するダイスから下方へ押し出して自然降下させ、
押出された前記線条の集合体の押し出し方向と直交する方向の断面が長方形であり、
前記線条の集合体を挟んで互いに対向する水没した引取装置によって前記線条を前記降下速度より遅く引き込み、
前記線条の集合体の押し出し方向と平行な外周が、下方に向かって徐々に間隔が狭くなるように設定された板材、前記引取装置、または、前記板材と前記引取装置に接触し、
前記外周の全ての表面側の密度が、該表面側を除く部分の密度より相対的に高くなることを特徴とした立体網状構造体製造方法。 - 複数の孔を有する口金を先端部に有するダイスを有し、熱可塑性樹脂を原料又は主原料とする溶融した線条を前記口金から下方へ押し出す押し出し成形機と、
押出された前記線条の集合体の外側から下方に向かって徐々に間隔が狭くなるように設定された板材と、
水槽と、
該水槽に水没し前記線条の集合体を挟んで互いに対向する引取装置と、を備え、
前記線条の集合体の押し出し方向と直交する方向の断面が長方形であり、
前記線条の集合体を降下させ、該降下速度より前記線条の集合体を遅く引き込むように前記引取装置の速度を設定し、
前記線条の集合体の押し出し方向と平行な外周が、前記板材、前記引取装置、または、前記板材と前記引取装置に接触し、
前記外周の全ての表面側の密度が、該表面側を除く部分の密度より相対的に高くなることを特徴とした立体網状構造体製造装置。
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