JP2002275504A5 - - Google Patents
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【特許請求の範囲】
【請求項1】 磁性粉の表面を表面処理剤で被覆処理するに当たり、表面処理剤として固形の表面処理剤を使用し、この固形の表面処理剤と磁性粉とをあらかじめ混合して解砕しておき、その後に当該混合物に有機溶剤を添加して表面処理剤を溶解させることにより、磁性粉の表面に表面処理剤を均一に被着させることを特徴とする磁性粉の表面処理方法。
【請求項2】 前記の表面処理剤を溶解させる際に、前記混合物に有機溶剤のみを添加する請求項1記載の磁性粉の表面処理方法。
【請求項3】 請求項1または2に記載した磁性粉の表面処理方法において、表面処理直後の系の固形分濃度が80重量%以上となるように有機溶剤の量あるいは濃度を調節する磁性粉の表面処理方法。
【請求項4】 磁気記録媒体を構成する非磁性支持体上に磁性層を形成する際に用いる塗料として、磁性粉と結合剤と添加剤と有機溶剤とを含む磁性塗料を製造するに当たり、請求項1または2に記載した表面処理方法によってあらかじめ磁性粉の表面を被覆処理しておき、この表面処理後の磁性粉に結合剤および添加剤を加えて混練し、次いでこの混練物に有機溶剤を加えて希釈・分散することを特徴とする磁性塗料の製造方法。
【請求項5】 非磁性支持体上に、磁性粉と結合剤と添加材と有機溶剤とを含む磁性塗料を塗布することにより形成される磁性層を有する磁気記録媒体を製造するに当たり、前記磁性塗料として、請求項4に記載した方法で得られた磁性塗料を用いることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
【請求項1】 磁性粉の表面を表面処理剤で被覆処理するに当たり、表面処理剤として固形の表面処理剤を使用し、この固形の表面処理剤と磁性粉とをあらかじめ混合して解砕しておき、その後に当該混合物に有機溶剤を添加して表面処理剤を溶解させることにより、磁性粉の表面に表面処理剤を均一に被着させることを特徴とする磁性粉の表面処理方法。
【請求項2】 前記の表面処理剤を溶解させる際に、前記混合物に有機溶剤のみを添加する請求項1記載の磁性粉の表面処理方法。
【請求項3】 請求項1または2に記載した磁性粉の表面処理方法において、表面処理直後の系の固形分濃度が80重量%以上となるように有機溶剤の量あるいは濃度を調節する磁性粉の表面処理方法。
【請求項4】 磁気記録媒体を構成する非磁性支持体上に磁性層を形成する際に用いる塗料として、磁性粉と結合剤と添加剤と有機溶剤とを含む磁性塗料を製造するに当たり、請求項1または2に記載した表面処理方法によってあらかじめ磁性粉の表面を被覆処理しておき、この表面処理後の磁性粉に結合剤および添加剤を加えて混練し、次いでこの混練物に有機溶剤を加えて希釈・分散することを特徴とする磁性塗料の製造方法。
【請求項5】 非磁性支持体上に、磁性粉と結合剤と添加材と有機溶剤とを含む磁性塗料を塗布することにより形成される磁性層を有する磁気記録媒体を製造するに当たり、前記磁性塗料として、請求項4に記載した方法で得られた磁性塗料を用いることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る磁性粉の表面処理方法では、磁性粉の表面処理を均一に行えるようにするため、磁性粉の表面を表面処理剤で被覆処理するに当たり、表面処理剤として固形の表面処理剤を使用し、まず、この固形の表面処理剤と磁性粉とをあらかじめ混合して、機械的に解砕できる装置で解砕しておく。次いで、このようにして混合・解砕した磁性粉と表面処理剤との混合物に、有機溶剤を添加して表面処理剤を溶解させることにより、磁性粉の表面に表面処理剤を均一に被着させる。このとき、表面処理直後の系の固形分濃度が80重量%以上となるように溶剤の量あるいは濃度を調節し、この溶剤を前記混合物に対して滴下あるいは噴霧することで、磁性粉の表面に表面処理剤を吸着させるのが好ましい。表面処理直後の系の固形分濃度が80重量%以上となるようにしておけば、次に述べる磁性塗料を調整する場合において、磁性粉に結合剤および溶剤を添加して混練する際に比較的粘度の高い混練物を混練することとなり、その結果、高負荷で混練を行うことができ、磁性粉の高充填および高分散が可能となるからである。なお、上記「固形の表面処理剤」における「固形の」とは、液体(溶液)状や気体状ないことを意味する。したがって、「固形の表面処理剤」には、塊状、比較的粗い粉状もしくは粒状の表面処理剤も含まれる。
前記の表明処理剤を溶解させる際には、前記混合物に有機溶剤のみを添加するようにしてもよい。
【課題を解決するための手段】
本発明に係る磁性粉の表面処理方法では、磁性粉の表面処理を均一に行えるようにするため、磁性粉の表面を表面処理剤で被覆処理するに当たり、表面処理剤として固形の表面処理剤を使用し、まず、この固形の表面処理剤と磁性粉とをあらかじめ混合して、機械的に解砕できる装置で解砕しておく。次いで、このようにして混合・解砕した磁性粉と表面処理剤との混合物に、有機溶剤を添加して表面処理剤を溶解させることにより、磁性粉の表面に表面処理剤を均一に被着させる。このとき、表面処理直後の系の固形分濃度が80重量%以上となるように溶剤の量あるいは濃度を調節し、この溶剤を前記混合物に対して滴下あるいは噴霧することで、磁性粉の表面に表面処理剤を吸着させるのが好ましい。表面処理直後の系の固形分濃度が80重量%以上となるようにしておけば、次に述べる磁性塗料を調整する場合において、磁性粉に結合剤および溶剤を添加して混練する際に比較的粘度の高い混練物を混練することとなり、その結果、高負荷で混練を行うことができ、磁性粉の高充填および高分散が可能となるからである。なお、上記「固形の表面処理剤」における「固形の」とは、液体(溶液)状や気体状ないことを意味する。したがって、「固形の表面処理剤」には、塊状、比較的粗い粉状もしくは粒状の表面処理剤も含まれる。
前記の表明処理剤を溶解させる際には、前記混合物に有機溶剤のみを添加するようにしてもよい。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001077160A JP4479983B2 (ja) | 2001-03-16 | 2001-03-16 | 磁性粉の表面処理方法、磁性塗料の製造方法、および磁気記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001077160A JP4479983B2 (ja) | 2001-03-16 | 2001-03-16 | 磁性粉の表面処理方法、磁性塗料の製造方法、および磁気記録媒体の製造方法 |
Publications (3)
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JP2002275504A JP2002275504A (ja) | 2002-09-25 |
JP2002275504A5 true JP2002275504A5 (ja) | 2008-04-10 |
JP4479983B2 JP4479983B2 (ja) | 2010-06-09 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001077160A Expired - Fee Related JP4479983B2 (ja) | 2001-03-16 | 2001-03-16 | 磁性粉の表面処理方法、磁性塗料の製造方法、および磁気記録媒体の製造方法 |
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JP (1) | JP4479983B2 (ja) |
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CN105798291A (zh) * | 2016-05-30 | 2016-07-27 | 济南大学 | 一种不易氧化的铁粉及铁粉的防氧化处理方法 |
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2001
- 2001-03-16 JP JP2001077160A patent/JP4479983B2/ja not_active Expired - Fee Related
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