JP2002273664A - 形鋼リムセクションバフおよびバフ装置 - Google Patents
形鋼リムセクションバフおよびバフ装置Info
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- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バフ材1セットの研削可能ワーク数を増やす
ことができ、バフ掛け所要時間を短縮でき、バフ交換ロ
スを低減できる、形鋼リムセクションバフおよびバフ装
置の提供。 【解決手段】 (1)バフ掛けすべき形鋼ホイールリム
11のリム断面のドロップ部12とサイドウォール部1
3についてリム断面と同形状の研削紙14を放射状に配
列して芯金15と接着した形鋼リムセクションバフ1
0。(2)バフ10と、形鋼リムセクションバフを装着
するスピンドル21と、バフ10をリム11に押し付け
るシリンダー22と、バフ10を前記バフ掛けすべきロ
ータリートリマー30の回転方向と反対方向に回転駆動
するモーター23と、を備えたバフ装置20。
ことができ、バフ掛け所要時間を短縮でき、バフ交換ロ
スを低減できる、形鋼リムセクションバフおよびバフ装
置の提供。 【解決手段】 (1)バフ掛けすべき形鋼ホイールリム
11のリム断面のドロップ部12とサイドウォール部1
3についてリム断面と同形状の研削紙14を放射状に配
列して芯金15と接着した形鋼リムセクションバフ1
0。(2)バフ10と、形鋼リムセクションバフを装着
するスピンドル21と、バフ10をリム11に押し付け
るシリンダー22と、バフ10を前記バフ掛けすべきロ
ータリートリマー30の回転方向と反対方向に回転駆動
するモーター23と、を備えたバフ装置20。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、形鋼ホイールリム
の溶接部をトリミングした後バフ掛けするバフおよびバ
フ装置に関する。
の溶接部をトリミングした後バフ掛けするバフおよびバ
フ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】形鋼ホイールリムは、形鋼バー材をコイ
リング機で円環状に巻き、端部をフラッシュバット溶接
機にて溶接して、作製する。溶接後、図10、図11に
示すように、溶接部1をトリミング機にてトリミングし
た後に、ロボットグラインダー2にロボットグラインダ
ー用バフ材3を装着し、それを回転させつつリム4に押
し付けて、バフ掛けを行っていた。
リング機で円環状に巻き、端部をフラッシュバット溶接
機にて溶接して、作製する。溶接後、図10、図11に
示すように、溶接部1をトリミング機にてトリミングし
た後に、ロボットグラインダー2にロボットグラインダ
ー用バフ材3を装着し、それを回転させつつリム4に押
し付けて、バフ掛けを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のバフ掛
けには、つぎの課題があった。 ロボットグラインダー用バフ材3の寿命が短い。バ
フ材3は、幅20mm、径220mmであるが、1ケの
バフ3での研削可能ワーク数は平均180である。1ケ
のワークの研削には2台のロボットグラインダーでセク
ション分担して加工している。これらの条件から、ワー
ク1ケの研削にかかるコストは、67円であった。 研削時間がかかり、サイクルタイムを低下させてい
る。ロボットバフ3の幅が20mmであり狭いため、セ
クション分担しているとはいえ、研削時間がかかり、サ
イクルタイムを低下させている。 バフ交換ロス バフ材3の低寿命から、バフ交換頻度が高く、生産性を
阻害していた。本発明の目的は、バフ材1セットの研削
可能ワーク数を増やすことができ、バフ掛け所要時間を
短縮でき、バフ交換ロスを低減できる、形鋼リムセクシ
ョンバフおよびバフ装置を提供することにある。
けには、つぎの課題があった。 ロボットグラインダー用バフ材3の寿命が短い。バ
フ材3は、幅20mm、径220mmであるが、1ケの
バフ3での研削可能ワーク数は平均180である。1ケ
のワークの研削には2台のロボットグラインダーでセク
ション分担して加工している。これらの条件から、ワー
ク1ケの研削にかかるコストは、67円であった。 研削時間がかかり、サイクルタイムを低下させてい
る。ロボットバフ3の幅が20mmであり狭いため、セ
クション分担しているとはいえ、研削時間がかかり、サ
イクルタイムを低下させている。 バフ交換ロス バフ材3の低寿命から、バフ交換頻度が高く、生産性を
阻害していた。本発明の目的は、バフ材1セットの研削
可能ワーク数を増やすことができ、バフ掛け所要時間を
短縮でき、バフ交換ロスを低減できる、形鋼リムセクシ
ョンバフおよびバフ装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。 (1) バフ掛けすべき形鋼ホイールリムのリム断面の
ドロップ部とサイドウォール部についてリム断面と同形
状の研削紙を放射状に配列して芯金と接着した形鋼リム
セクションバフ。 (2) バフ掛けすべき形鋼ホイールリムのリム断面の
ドロップ部とサイドウォール部についてリム断面と同形
状の研削紙を放射状に配列して芯金と接着した形鋼リム
セクションバフと、前記形鋼リムセクションバフを装着
するスピンドルと、前記スピンドルに装着された前記形
鋼リムセクションバフを前記バフ掛けすべき形鋼ホイー
ルリムに押し付けるシリンダーと、前記スピンドルに装
着された前記形鋼リムセクションバフを前記バフ掛けす
べき形鋼ホイールリムの突き合わせ溶接部をトリミング
するロータリートリマーの回転方向と反対方向に回転駆
動するモーターと、を備えたバフ装置。
明はつぎの通りである。 (1) バフ掛けすべき形鋼ホイールリムのリム断面の
ドロップ部とサイドウォール部についてリム断面と同形
状の研削紙を放射状に配列して芯金と接着した形鋼リム
セクションバフ。 (2) バフ掛けすべき形鋼ホイールリムのリム断面の
ドロップ部とサイドウォール部についてリム断面と同形
状の研削紙を放射状に配列して芯金と接着した形鋼リム
セクションバフと、前記形鋼リムセクションバフを装着
するスピンドルと、前記スピンドルに装着された前記形
鋼リムセクションバフを前記バフ掛けすべき形鋼ホイー
ルリムに押し付けるシリンダーと、前記スピンドルに装
着された前記形鋼リムセクションバフを前記バフ掛けす
べき形鋼ホイールリムの突き合わせ溶接部をトリミング
するロータリートリマーの回転方向と反対方向に回転駆
動するモーターと、を備えたバフ装置。
【0005】上記(1)の形鋼リムセクションバフで
は、リム断面のドロップ部とサイドウォール部について
リム断面と同形状の研削紙を放射状に配列して芯金と接
着したので、従来の20mm幅に比べて、バフの幅が大
幅に拡がり、従来の20mm幅のバフをリム軸方向に移
動させてバフ掛けする場合に比べて、1ケのリムをバフ
掛けするときにバフ先端がリムに接触し摩耗する量が大
幅に減り、バフ1セット(リムを内側からバフ掛けする
バフとリムを外側からバフ掛けするバフとの1セット)
で、3000ケのワークを研削可能となる。その結果、
ワーク1ケ当りのバフ加工単価が19円となり、従来の
1/3以下となった。また、バフ掛け所要時間も短縮
し、従来のロボットグラインダーとの比較で40%短縮
できた。すなわち、従来10秒かかっていたものを6秒
でバフ加工できるようになった。また、バフ交換ロスも
低減できた。現在の生産ロットは、通常、長くて200
0ケであり、バフ交換頻度は、ロット内でも最高1回で
済む。それに対し、従来は1ロット2000コとして、
22回のバフ交換が必要であった。上記(2)のバフ装
置では、上記(1)のバフを備えているので、上記
(1)の作用・効果が得られるのに加えて、さらにつぎ
の作用・効果を得る。すなわち、バフ装着用スピンドル
の回転方向を、ロータリートリミング機の回転方向と逆
方向としたので、トリマーでできたバリあるいはトリマ
ーでトリミングし残したバリを反対方向から起こして研
削することができ、完全な研削を行うことができる。ま
た、ワークを保持しておき、それに対してバフ材をシリ
ンダーで押し付けるので、バフ材の摩耗に伴い、その摩
耗量を自動的に補正して同じ力でバフ材をワークに押し
付けることができ、自動補正機構を有しているのと同じ
ことになる。
は、リム断面のドロップ部とサイドウォール部について
リム断面と同形状の研削紙を放射状に配列して芯金と接
着したので、従来の20mm幅に比べて、バフの幅が大
幅に拡がり、従来の20mm幅のバフをリム軸方向に移
動させてバフ掛けする場合に比べて、1ケのリムをバフ
掛けするときにバフ先端がリムに接触し摩耗する量が大
幅に減り、バフ1セット(リムを内側からバフ掛けする
バフとリムを外側からバフ掛けするバフとの1セット)
で、3000ケのワークを研削可能となる。その結果、
ワーク1ケ当りのバフ加工単価が19円となり、従来の
1/3以下となった。また、バフ掛け所要時間も短縮
し、従来のロボットグラインダーとの比較で40%短縮
できた。すなわち、従来10秒かかっていたものを6秒
でバフ加工できるようになった。また、バフ交換ロスも
低減できた。現在の生産ロットは、通常、長くて200
0ケであり、バフ交換頻度は、ロット内でも最高1回で
済む。それに対し、従来は1ロット2000コとして、
22回のバフ交換が必要であった。上記(2)のバフ装
置では、上記(1)のバフを備えているので、上記
(1)の作用・効果が得られるのに加えて、さらにつぎ
の作用・効果を得る。すなわち、バフ装着用スピンドル
の回転方向を、ロータリートリミング機の回転方向と逆
方向としたので、トリマーでできたバリあるいはトリマ
ーでトリミングし残したバリを反対方向から起こして研
削することができ、完全な研削を行うことができる。ま
た、ワークを保持しておき、それに対してバフ材をシリ
ンダーで押し付けるので、バフ材の摩耗に伴い、その摩
耗量を自動的に補正して同じ力でバフ材をワークに押し
付けることができ、自動補正機構を有しているのと同じ
ことになる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図1〜
図9を参照して説明する。本発明実施例の形鋼リムセク
ションバフ10は、図1〜図4に示すように、バフ掛け
すべき形鋼ホイールリム11のリム断面のドロップ部1
2とサイドウォール部13についてリム断面と同形状の
研削紙14を放射状に配列して芯金15と接着した形鋼
リムセクションバフからなる。
.
図9を参照して説明する。本発明実施例の形鋼リムセク
ションバフ10は、図1〜図4に示すように、バフ掛け
すべき形鋼ホイールリム11のリム断面のドロップ部1
2とサイドウォール部13についてリム断面と同形状の
研削紙14を放射状に配列して芯金15と接着した形鋼
リムセクションバフからなる。
.
【0007】バフ掛けすべき形鋼ホイールリム11は、
形鋼バー材を環状に丸めて端部を突き合わせ溶接し、溶
接部をロータリートリマーでトリミングしたワークから
なる。形鋼リムセクションバフ10は、リム11の外側
にリム軸方向に移動されリム半径方向に移動されてリム
11に外側から押し付けられるアウターバフ10Aと、
リム11の内側にリム軸方向に挿入されリム半径方向に
移動されてリム11に内側から押し付けられるインナー
バフ10Bと、の一対のバフからなる。バフ10は、リ
ム11のリム断面のドロップ部12とサイドウォール部
13についてリム断面と同形状を有する。リムのビード
シート部は機械研削されるので、そこまで幅を拡げなく
てもよい。バフ10がリム断面のドロップ部12とサイ
ドウォール部13までにわたる幅を有するので、従来の
20mm幅バフと異なり、軸方向にバフを移動させない
でも一度にドロップ部12とサイドウォール部13をバ
フ掛けすることができる。
形鋼バー材を環状に丸めて端部を突き合わせ溶接し、溶
接部をロータリートリマーでトリミングしたワークから
なる。形鋼リムセクションバフ10は、リム11の外側
にリム軸方向に移動されリム半径方向に移動されてリム
11に外側から押し付けられるアウターバフ10Aと、
リム11の内側にリム軸方向に挿入されリム半径方向に
移動されてリム11に内側から押し付けられるインナー
バフ10Bと、の一対のバフからなる。バフ10は、リ
ム11のリム断面のドロップ部12とサイドウォール部
13についてリム断面と同形状を有する。リムのビード
シート部は機械研削されるので、そこまで幅を拡げなく
てもよい。バフ10がリム断面のドロップ部12とサイ
ドウォール部13までにわたる幅を有するので、従来の
20mm幅バフと異なり、軸方向にバフを移動させない
でも一度にドロップ部12とサイドウォール部13をバ
フ掛けすることができる。
【0008】本発明実施例のバフ装置20は、図5〜図
9に示すように、バフ掛けすべき形鋼ホイールリム11
のリム断面のドロップ部12とサイドウォール部13に
ついてリム断面と同形状の研削紙14を放射状に配列し
て芯金15と接着した形鋼リムセクションバフ10と、
形鋼リムセクションバフ10を装着するスピンドル21
と、スピンドル21に装着された形鋼リムセクションバ
フ10をバフ掛けすべき形鋼ホイールリム11に押し付
けるシリンダー22と、スピンドル21に装着された形
鋼リムセクションバフ10をバフ掛けすべき形鋼ホイー
ルリム11の突き合わせ溶接部をトリミングするロータ
リートリマー30(図6)の回転方向と反対方向に回転
駆動するモーター23と、を備えている。
9に示すように、バフ掛けすべき形鋼ホイールリム11
のリム断面のドロップ部12とサイドウォール部13に
ついてリム断面と同形状の研削紙14を放射状に配列し
て芯金15と接着した形鋼リムセクションバフ10と、
形鋼リムセクションバフ10を装着するスピンドル21
と、スピンドル21に装着された形鋼リムセクションバ
フ10をバフ掛けすべき形鋼ホイールリム11に押し付
けるシリンダー22と、スピンドル21に装着された形
鋼リムセクションバフ10をバフ掛けすべき形鋼ホイー
ルリム11の突き合わせ溶接部をトリミングするロータ
リートリマー30(図6)の回転方向と反対方向に回転
駆動するモーター23と、を備えている。
【0009】バフ装置20は、さらに、バフ掛けすべき
形鋼ホイールリム11を外周側から押さえる3ケのクラ
ンプロール24と、クランプロール24によってクラン
プされたバフ掛けすべき形鋼ホイールリム11をクラン
プロール24ごと90°上下方向に回動させる旋回機構
25(26はその旋回機構25のシリンダーを示す)
と、スピンドル21をリム軸方向に移動させてバフ10
A、10Bをリム位置に移動させる軸方向移動シリンダ
ー27と、を備えている。
形鋼ホイールリム11を外周側から押さえる3ケのクラ
ンプロール24と、クランプロール24によってクラン
プされたバフ掛けすべき形鋼ホイールリム11をクラン
プロール24ごと90°上下方向に回動させる旋回機構
25(26はその旋回機構25のシリンダーを示す)
と、スピンドル21をリム軸方向に移動させてバフ10
A、10Bをリム位置に移動させる軸方向移動シリンダ
ー27と、を備えている。
【0010】本発明実施例のバフ装置20の作動(バフ
掛け方法)はつぎの通りである。図6に示すように、工
程でワーク(バフ掛けすべき形鋼ホイールリム)11
をクランプロール24によってクランプし、ついで旋回
機構25によりワーク11を上下方向に90°旋回させ
る。旋回後の状態では、リムのワーク11の軸芯は水平
方向を向いている。図6の工程で、バフ10A、10
Bを軸方向移動シリンダー27によってスピンドル21
ごとリムのワーク11の内外周位置に移動させる。図6
の工程で、シリンダー22によってスピンドル21を
ワーク径方向に移動させて、バフ10A、10Bをリム
のワーク11に内外周から押し付ける。スピンドル21
をモーター23によって回転駆動して、ワーク11の溶
接部のトリミング部をバフ掛けする。図6の工程で、
シリンダー26または他の上下動手段によってワーク1
1を上下動させ、バフ掛けを完了する。
掛け方法)はつぎの通りである。図6に示すように、工
程でワーク(バフ掛けすべき形鋼ホイールリム)11
をクランプロール24によってクランプし、ついで旋回
機構25によりワーク11を上下方向に90°旋回させ
る。旋回後の状態では、リムのワーク11の軸芯は水平
方向を向いている。図6の工程で、バフ10A、10
Bを軸方向移動シリンダー27によってスピンドル21
ごとリムのワーク11の内外周位置に移動させる。図6
の工程で、シリンダー22によってスピンドル21を
ワーク径方向に移動させて、バフ10A、10Bをリム
のワーク11に内外周から押し付ける。スピンドル21
をモーター23によって回転駆動して、ワーク11の溶
接部のトリミング部をバフ掛けする。図6の工程で、
シリンダー26または他の上下動手段によってワーク1
1を上下動させ、バフ掛けを完了する。
【0011】つぎに、本発明実施例のバフとバフ装置の
作用を説明する。本発明実施例の形鋼リムセクションバ
フ10では、リム11断面のドロップ部12とサイドウ
ォール部13についてリム断面と同形状の研削紙14を
放射状に配列して芯金15と接着したので、従来の20
mm幅に比べて、バフ10の幅が大幅に拡がり、従来の
20mm幅のバフをリム軸方向に移動させてバフ掛けす
る場合に比べて、1ケのリムをバフ掛けするときにバフ
先端がリムに接触し摩耗する量が大幅に減り、バフ1セ
ット(リムを内側からバフ掛けするバフ10Bとリムを
外側からバフ掛けするバフ10Aとの1セット)で、3
000ケのワーク11を研削可能となる。その結果、ワ
ーク1ケ当りのバフ加工単価が19円となり、従来の1
/3以下となった。
作用を説明する。本発明実施例の形鋼リムセクションバ
フ10では、リム11断面のドロップ部12とサイドウ
ォール部13についてリム断面と同形状の研削紙14を
放射状に配列して芯金15と接着したので、従来の20
mm幅に比べて、バフ10の幅が大幅に拡がり、従来の
20mm幅のバフをリム軸方向に移動させてバフ掛けす
る場合に比べて、1ケのリムをバフ掛けするときにバフ
先端がリムに接触し摩耗する量が大幅に減り、バフ1セ
ット(リムを内側からバフ掛けするバフ10Bとリムを
外側からバフ掛けするバフ10Aとの1セット)で、3
000ケのワーク11を研削可能となる。その結果、ワ
ーク1ケ当りのバフ加工単価が19円となり、従来の1
/3以下となった。
【0012】また、バフ掛け所要時間も短縮し、従来の
ロボットグラインダーとの比較で40%短縮できた。す
なわち、従来10秒かかっていたものを6秒でバフ加工
できるようになった。また、バフ交換ロスも低減でき
た。現在の生産ロットは、通常、長くて2000ケであ
り、バフ交換頻度は、ロット内でも最高1回で済む。そ
れに対し、従来は1ロット2000コとして、22回の
バフ交換が必要であった。
ロボットグラインダーとの比較で40%短縮できた。す
なわち、従来10秒かかっていたものを6秒でバフ加工
できるようになった。また、バフ交換ロスも低減でき
た。現在の生産ロットは、通常、長くて2000ケであ
り、バフ交換頻度は、ロット内でも最高1回で済む。そ
れに対し、従来は1ロット2000コとして、22回の
バフ交換が必要であった。
【0013】本発明実施例のバフ装置20では、バフ1
0を備えているので、上記の作用・効果が得られるのに
加えて、さらにつぎの作用・効果を得る。すなわち、図
6に示すように、バフ装着用スピンドル21の回転方向
を、ロータリートリミング機30の回転方向と逆方向と
したので、トリマー30でできたバリあるいはトリマー
30でトリミングし残したバリを、反対方向から起こし
て研削することができ、完全な研削を行うことができ
る。また、リムのワーク11を保持しておき、それに対
してバフ材10をシリンダー22でリム径方向に移動さ
せてワーク11に押し付けるので、バフ材10の摩耗に
伴い、その摩耗量を自動的に補正して同じ力でバフ材1
0をワーク11に押し付けることができ、自動補正機構
を有しているのと同じことになる。
0を備えているので、上記の作用・効果が得られるのに
加えて、さらにつぎの作用・効果を得る。すなわち、図
6に示すように、バフ装着用スピンドル21の回転方向
を、ロータリートリミング機30の回転方向と逆方向と
したので、トリマー30でできたバリあるいはトリマー
30でトリミングし残したバリを、反対方向から起こし
て研削することができ、完全な研削を行うことができ
る。また、リムのワーク11を保持しておき、それに対
してバフ材10をシリンダー22でリム径方向に移動さ
せてワーク11に押し付けるので、バフ材10の摩耗に
伴い、その摩耗量を自動的に補正して同じ力でバフ材1
0をワーク11に押し付けることができ、自動補正機構
を有しているのと同じことになる。
【0014】
【発明の効果】請求項1の形鋼リムセクションバフによ
れば、リム断面のドロップ部とサイドウォール部につい
てリム断面と同形状の研削紙を放射状に配列して芯金と
接着したので、従来のバフに比べて、バフの幅が大幅に
拡がり、バフ1セットで、従来より多くのワークを研削
可能となる。その結果、ワーク1ケ当りのバフ加工単価
が低減され、バフ掛け所要時間も短縮し、また、バフ交
換ロスも低減できた。請求項2のバフ装置では、請求項
1のバフを備えているので、請求項1の効果が得られる
のに加えて、さらにつぎの作用・効果を得る。すなわ
ち、バフ装着用スピンドルの回転方向を、ロータリート
リミング機の回転方向と逆方向としたので、完全な研削
を行うことができる。また、ワークを保持しておき、そ
れに対してバフ材をシリンダーで押し付けるので、バフ
材の摩耗を自動補正することができる。
れば、リム断面のドロップ部とサイドウォール部につい
てリム断面と同形状の研削紙を放射状に配列して芯金と
接着したので、従来のバフに比べて、バフの幅が大幅に
拡がり、バフ1セットで、従来より多くのワークを研削
可能となる。その結果、ワーク1ケ当りのバフ加工単価
が低減され、バフ掛け所要時間も短縮し、また、バフ交
換ロスも低減できた。請求項2のバフ装置では、請求項
1のバフを備えているので、請求項1の効果が得られる
のに加えて、さらにつぎの作用・効果を得る。すなわ
ち、バフ装着用スピンドルの回転方向を、ロータリート
リミング機の回転方向と逆方向としたので、完全な研削
を行うことができる。また、ワークを保持しておき、そ
れに対してバフ材をシリンダーで押し付けるので、バフ
材の摩耗を自動補正することができる。
【図1】本発明実施例の形鋼リムセクションバフの一部
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】図1のバフの側面図である。
【図3】図1のバフの断面図である。
【図4】本発明実施例の形鋼リムセクションバフをリム
からなるワークに内外から当てた状態の断面図である。
からなるワークに内外から当てた状態の断面図である。
【図5】本発明実施例のバフ装置の作動の工程図であ
る。
る。
【図6】本発明実施例のバフ装置のバフ回転方向と、ト
リマーバイトの回転方向との関係図である。
リマーバイトの回転方向との関係図である。
【図7】本発明実施例のバフ装置の平面図である。
【図8】本発明実施例のバフ装置の正面図である。
【図9】本発明実施例のバフ装置の側面図である。
【図10】従来の形鋼リムの溶接部の斜視図である。
【図11】従来の形鋼リムの溶接部をバフ掛けするロボ
ットグラインダーの正面図である。
ットグラインダーの正面図である。
10 形鋼リムセクションバフ(バフ) 11 形鋼リム(ワーク) 12 ドロップ部 13 サイドウォール部 14 研削紙 15 芯金 20 バフ装置 21 スピンドル 22 シリンダー 23 モーター 24 クランプロール 25 旋回機構 26 旋回機構のシリンダー 27 軸方向移動シリンダー 30 トリマー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C058 AA06 AA14 AA15 AA16 AA18 AB04 BB04 CB03 CB04 CB05 3C063 AA06 AB03 BA14 BE02 BE16 BH07 EE27
Claims (2)
- 【請求項1】 バフ掛けすべき形鋼ホイールリムのリム
断面のドロップ部とサイドウォール部についてリム断面
と同形状の研削紙を放射状に配列して芯金と接着した形
鋼リムセクションバフ。 - 【請求項2】 バフ掛けすべき形鋼ホイールリムのリム
断面のドロップ部とサイドウォール部についてリム断面
と同形状の研削紙を放射状に配列して芯金と接着した形
鋼リムセクションバフと、 前記形鋼リムセクションバフを装着するスピンドルと、 前記スピンドルに装着された前記形鋼リムセクションバ
フを前記バフ掛けすべき形鋼ホイールリムに押し付ける
シリンダーと、 前記スピンドルに装着された前記形鋼リムセクションバ
フを前記バフ掛けすべき形鋼ホイールリムの突き合わせ
溶接部をトリミングするロータリートリマーの回転方向
と反対方向に回転駆動するモーターと、を備えたバフ装
置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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