JP2011177850A - 歯車研削用砥石のツルーイング方法及び歯車研削盤 - Google Patents

歯車研削用砥石のツルーイング方法及び歯車研削盤 Download PDF

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Abstract

【課題】ドレッサによる各パスの成形量を増大させ、短時間で効率的に歯車研削用砥石をツルーイングすることができるツルーイング方法及び歯車研削盤を提供する。
【解決手段】ワークWの研削を行う砥石17を砥石回転軸B1周りに回転可能に支持する一方、砥石17のツルーイングを行うドレッサ36a,36bを砥石回転軸B1と平行なドレッサ回転軸B2周りに回転可能に支持し、砥石17に対するドレッサ36a,36bのパス位置を砥石回転軸B1方向に複数設定し、ドレッサ36a,36bの1パスによる切り込みを砥石径方向から砥石17に与えて、これら砥石17とドレッサ36a,36bとを離間させた後、砥石17を砥石回転軸B1方向に移動させて、ドレッサ36a,36bを次回パス位置に配置させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、歯車研削用砥石をツルーイングするためのツルーイング方法、及び、歯車研削用砥石をツルーイングするためのツルーイング機能を有する歯車研削盤に関する。
歯車は、動力や運動を効率よく伝達するための重要な機械要素として、様々な産業機器に用いられており、その種類は多岐に亘っている。このように多用される歯車においては、高速回転・高出力化はもとより、小型・軽量化、低騒音・低振動化の要求に伴って、ますますその加工精度の向上が求められるようになっている。これにより、歯車を製造する際には、歯切り後に熱処理を施した歯車の歯面を、砥石を用いて研削することが一般的となっている。
ここで、上述したような、歯車研削用砥石においては、円筒研削や平面研削等に用いられる一般研削用砥石とは違って、その刃形形状が複雑になるだけでなく、研削する歯車が同じインボリュート歯車であっても、それらの諸元によって、その刃形形状が微妙に異なっている。これにより、砥石メーカでは、納入先で研削される歯車に応じて、歯車研削用砥石をツルーイングすることが困難となっている。
従って、歯車の研削を行う場合には、所定の刃形形状に近い刃形形状を有する歯車研削用砥石を購入した後、先ず、この新品の歯車研削用砥石に対して、所定の刃形形状となるようにツルーイングする必要があった。そこで、歯車研削用砥石をツルーイングするためのツルーイング方法は、例えば、特許文献1に開示されている。
特開平11−320402号公報
上記従来のツルーイング方法では、各パスにおけるドレッサを、歯車研削用砥石の目標刃形形状を示す砥石曲線に沿って移動させるようにしている。しかしながら、このようなツルーイング方法を採用すると、新品の歯車研削用砥石の刃形形状とドレッサのパス経路とが一致しないため、パス初期段階においては、ドレッサが歯車研削用砥石と接触する部分が小さくなってしまう。これにより、ドレッサのパス経路の長さ(移動量)の割には、歯車研削用砥石に対する成形量が少なくなるため、この歯車研削用砥石が目標刃形形状になるまで時間を要していた。
従って、本発明は上記課題を解決するものであって、ドレッサによる各パスの成形量を増大させ、短時間で効率的に歯車研削用砥石をツルーイングすることができるツルーイング方法及び歯車研削盤を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る歯車研削用砥石のツルーイング方法は、
被加工歯車に対して砥石回転軸周りに回転しながら研削加工を施す砥石をドレッサによりツルーイングする歯車研削用砥石のツルーイング方法において、
前記砥石に対する前記ドレッサのパス位置を砥石回転軸方向に複数設定し、
前記砥石と前記ドレッサとを砥石径方向に相対的に移動させて、前記ドレッサの1パスによる切り込みを、砥石回転軸周りに回転する前記砥石に与えた後、前記砥石と前記ドレッサとを砥石径方向に相対的に離間させ、
前記砥石と前記ドレッサとを砥石回転軸方向に相対的に移動させて、前記ドレッサを次回パス位置の送り開始位置に配置させる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る歯車研削用砥石のツルーイング方法は、
前記ドレッサを、前記砥石に対して、砥石回転軸方向外側から内側に向けて順に切り込ませる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る歯車研削用砥石のツルーイング方法は、
前記ドレッサの最終パス切り込み完了後に、前記ドレッサを前記砥石の目標刃形形状と一致するパス経路で移動させて、前記砥石の仕上げツルーイングを行う
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係る歯車研削盤は、
被加工歯車に対して砥石回転軸周りに回転しながら研削加工を施す砥石をツルーイングするツルーイング手段を備えた歯車研削盤において、
前記ツルーイング手段は、
砥石回転軸と平行に配置されるドレッサ回転軸周りに回転可能に支持され、前記砥石のツルーイングを行うドレッサと、
砥石回転軸とドレッサ回転軸との間の軸間距離を調整して、前記ドレッサの1パスによる切り込みを前記砥石に与える送り方向移動手段と、
前記砥石と前記ドレッサとを砥石回転軸方向及びドレッサ回転軸方向に相対的に移動させる横方向移動手段と、
前記送り方向移動手段による前記ドレッサの1パス切り込み完了後に、前記横方向移動手段を、前記ドレッサの次回パス位置が砥石回転軸方向及びドレッサ回転軸方向に移動するように制御するパス位置制御手段とを備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係る歯車研削盤は、
被加工歯車に対して進退可能なコラムに昇降可能に支持され、前記砥石を砥石回転軸周りに回転可能に支持する昇降部材を備え、
前記ツルーイング手段を、前記昇降部材における前記砥石の上方に設ける
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明に係る歯車研削盤は、
前記送り方向移動手段による前記ドレッサの最終パス切り込み完了後に、前記送り方向移動手段及び前記横方向移動手段を、前記ドレッサのパス経路が前記砥石の目標刃形形状と一致するように制御する仕上げツルーイング制御手段を備える
ことを特徴とする。
従って、本発明に係る歯車研削用砥石のツルーイング方法及び歯車研削盤によれば、砥石に対して、その砥石径方向からドレッサの切り込みを与えることにより、ドレッサによる各パスの成形量を増大させることができるので、短時間で効率的に歯車研削用砥石をツルーイングすることができる。
本発明の一実施例に係る歯車研削用砥石のツルーイング方法が適用される歯車研削盤の正面図である。 ツルーイング装置の拡大図である。 砥石が旋回したときの様子を示した図である。 (a)〜(e)は砥石の左刃面を粗ツルーイングするときの様子を連続的に示した図である。 (a)〜(e)は砥石の右刃面を粗ツルーイングするときの様子を連続的に示した図である。 粗ツルーイング時におけるドレッサの各パス位置での切り込みの様子を示した図である。 (a)は砥石の左刃面を仕上げツルーイングするときの様子を示した図、(b)は砥石の右刃面を仕上げツルーイングするときの様子を示した図である。
以下、本発明に係る、歯車研削用砥石をツルーイングするためのツルーイング方法、及び、歯車研削用砥石をツルーイングするためのツルーイング機能を有する歯車研削盤について、図面を用いて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、歯車研削盤1には、ベッド11が設けられており、このベッド11上には、コラム12が水平なX軸方向に移動可能に支持されている。コラム12には、サドル13が鉛直なZ軸方向に昇降可能に支持されており、このサドル13には、旋回ヘッド14がX軸方向と平行な砥石旋回軸A周りに旋回可能に支持されている。旋回ヘッド14には、砥石ヘッド15(横方向移動手段)が水平なY(Y2)軸方向に移動可能に支持されており、この砥石ヘッド15には、砥石主軸16がY2軸方向と平行な砥石回転軸B1周りに回転可能に支持されている。そして、砥石主軸16の先端には、後述するワークWを研削するための円盤状の砥石17が着脱可能に装着されている。
なお、サドル13、旋回ヘッド14、砥石ヘッド15は、昇降部材を構成するものである。
従って、コラム12、サドル13、砥石ヘッド15を駆動させることにより、砥石17をX軸方向、Y(Y2)軸方向、Z軸方向に移動させることができる。また、旋回ヘッド14を駆動させることにより、砥石17を砥石旋回軸A周りに旋回させることができると共に、砥石主軸16を回転させることにより、砥石17を砥石回転軸B1周りに回転させることができる。
更に、旋回ヘッド14における砥石ヘッド15の上方には、砥石17をツルーイングするためのツルーイング(ツルーイング手段、ドレッシング手段)装置18が設けられている。このツルーイング装置18は、旋回ヘッド14に固定されるベース部材31を有しており、ベース部材31の上部には、ドレッサ昇降用モータ(送り方向移動手段)32が設けられると共に、ベース部材31の正面には、ガイド板33が設けられている。
ガイド板33には、左右一対のドレッサヘッド34a,34bが向き合った状態でZ2軸方向に昇降可能に支持されており、これらドレッサヘッド34a,34bには、ドレッサ主軸35a,35bがY2軸方向と平行なドレッサ回転軸B2周りに回転可能に支持されている。そして、ドレッサ主軸35a,35bの先端には、砥石17をツルーイングするための円盤状のドレッサ36a,36bが着脱可能に装着されている。
従って、ドレッサ昇降用モータ32を駆動させることにより、ドレッサ36a,36bをZ2軸方向に移動させることができると共に、ドレッサヘッド主軸35a,35bを回転させることにより、ドレッサ36a,36bをドレッサ回転軸B2周りに回転させることができる。
即ち、ドレッサ36a,36bは、砥石17に対して、その砥石回転軸B1とドレッサ回転軸B2との間の軸間距離が調整されるように、移動可能となっている。これにより、ドレッサ36a,36bの送り方向は、砥石17及びドレッサ36a,36bの径方向及びZ2軸方向と同じ方向となり、更に、そのままパス方向にもなっている。また、砥石17は、ドレッサ36a,36bに対して、その砥石回転軸B1方向及びドレッサ回転軸B2方向に移動可能となっている。これにより、ドレッサ36a,36bのパス位置は、砥石回転軸B1方向及びドレッサ回転軸B2方向と同じ方向のY2軸方向に、調整可能となっている。
なお、図3に示すように、旋回ヘッド14が所定角度で旋回した場合には、当該旋回ヘッド14に設けられるツルーイング装置18も、同じ旋回角度で旋回することになる。また、旋回ヘッド14の旋回角度が零度の場合には、砥石17の移動方向であるY2軸方向は、Y軸方向と平行となり、ドレッサ36a,36bの送り方向であるZ2軸方向は、Z軸方向と平行となる。
また、ベッド11上におけるコラム12の正面には、回転テーブル19が鉛直なワーク回転軸C周りに回転可能に支持されており、この回転テーブル19の上面には、取付治具20を介して被加工外歯車であるワークWが着脱可能に取り付けられている。従って、回転テーブル19を駆動させることにより、ワークWをワーク回転軸C周りに回転させることができる。
そして、歯車研削盤1には、NC装置(パス位置制御手段、仕上げツルーイング制御手段)21が設けられており、このNC装置21は、例えば、コラム12、サドル13、旋回ヘッド14、砥石ヘッド15、ツルーイング装置18、回転テーブル19等に接続されている。これにより、NC装置21においては、入力された、ワークWの諸元、砥石17における新品時の刃形形状及び目標刃形形状、砥石17及びドレッサ36a,36bによる加工条件等に基づいて、ドレッサ36a,36のパス位置及びパス経路を設定して、当該ドレッサ36a,36bによる砥石17のツルーイング動作を制御すると共に、砥石17によるワークWの研削動作を制御するようになっている。
次に、歯車研削盤1による砥石17のツルーイング及びワークWの研削について説明する。
ここで、図6に示すように、新品(未使用)の砥石17の刃形形状Poが、ワークWの目標歯形形状(図示省略)に対応した目標刃形形状Ptと一致していない場合には、ワークWの研削を行う前に、砥石17をドレッサ36a,36bによってツルーイングする必要がある。そして、詳細は図4乃至図7を用いて後述するが、砥石17をツルーイングする場合には、その左右両刃面17a,17bに対して、左右一対のドレッサ36a,36bを用いて、粗ツルーイングを行った後、仕上げツルーイングを行うようにする。
なお、図6に示した矢印は、粗ツルーイング時におけるドレッサ36a,36bの各パス位置での切り込みの様子を示している。そして、矢印基端部に記載される丸部は、ドレッサ36a,36bの送り開始位置を示すと共に、矢印の長さは、ドレッサ36a,36bの送り量を示している。
そこで、砥石17の左刃面17aを左側のドレッサ36aによって粗ツルーイングする場合には、先ず、図6に示すように、砥石17の刃形形状Po及び目標刃形形状Ptに応じて、ドレッサ36のパス位置をY2軸方向に等間隔となるようにn個設定する。
次いで、図4(a)に示すように、砥石17をY2軸方向に移動させると共に、ドレッサ36a,36bをZ2軸方向に移動させることにより、ドレッサ36aを1パス目の送り開始位置に移動させる。
そして、図4(b)に示すように、ドレッサ36aを、Z2軸方向に移動させて、砥石17に切り込ませる。これにより、1パス目のドレッサ36aの刃面によって、砥石17の左刃面17aがツルーイングされる。
次いで、図4(c)に示すように、ドレッサ36aを、Z2軸方向に移動させて、砥石17から離間させることにより、当該ドレッサ36aの1パス目の切り込みが完了したことになり、これと同時に、砥石17をY2軸方向に移動させる。これにより、ドレッサ36aが、1パス目の送り開始位置よりも砥石回転軸B1方向内側に設定される2パス目の送り開始位置に配置される。
そして、図4(d)に示すように、ドレッサ36aを、Z2軸方向に移動させて、砥石17に切り込ませる。これにより、2パス目のドレッサ36aの刃面によって、砥石17の左刃面17aがツルーイングされる。
更に、上述したような、ドレッサ36aによるツルーイング動作を、n回数になるまで繰り返し行うようにする。なお、図4(e)に示すように、最終のnパス目のドレッサ36aは、砥石17の刃先17cをツルーイングすることになる。
また、砥石17の右刃面17bを右側のドレッサ36bによって粗ツルーイングする場合には、上述したような、砥石17の左刃面17aを左側のドレッサ36aによって粗ツルーイングする場合と同じとなり、これを図5(a)〜(e)に示して詳細な説明を省略する。
従って、図6に示すように、砥石17に対して、Z2軸方向からドレッサ36a,36bの切り込みを与えることにより、ドレッサ36a,36bによる各パスの成形量(切り込み量)を増大させることができるので、短時間で効率的に砥石17を粗ツルーイングすることができる。
更に、砥石17の刃面17a,17bをドレッサ36a,36bによって仕上げツルーイングする場合には、図7(a),(b)に示すように、砥石17をY2軸方向に移動させると共に、ドレッサ36a,36bをZ2軸方向に移動させることにより、ドレッサ36a,36bを目標刃形形状Ptと一致するようなパス経路La,Lbで移動させる。これにより、図6に示すように、砥石17の刃形形状Poは目標刃形形状Ptに成形される。
次に、ワークWを、目標刃形形状Ptに成形された砥石17によって研削する場合には、先ず、ワークWを取付治具20を介して回転テーブル19に取り付けた後、砥石17を、X軸方向、Y(Y2)軸方向、Z軸方向に移動させると共に、ワークWのねじれ角に応じて砥石旋回軸A周りに旋回させることにより、砥石17とワークWとを噛み合わせる。
次いで、砥石17とワークWとが噛み合った状態で、砥石17を、砥石回転軸B1周りに回転させながら、X軸方向に移動させると共にZ軸方向に揺動させる一方、ワークWを、そのねじれ角の分だけワーク回転軸C周りに回転させる。これにより、砥石17の刃面17a,17bによって、ワークWの左右両歯面が研削される。
そして、上述したような、砥石17による研削動作を、回転テーブル19を1つの歯溝分で割出回転させながら、ワークWの歯溝数量分だけ行うようにする。これにより、ワークWの研削が完了する。
ところで、砥石17を用いて所定数量のワークWを研削すると、その刃面17a,17bが摩耗して切れ味が低下するため、ドレッシングと呼ばれる砥石17自身の研削を必要とする場合がある。このような場合には、ツルーイング装置18に装着したドレッシング用ドレッサによって、図7(a),(b)に示した動作を行うことにより、砥石17の刃面17a,17bをドレッシングする。
従って、本発明に係るツルーイング方法によれば、ドレッサ36a,36bをその径方向及び砥石17の径方向に移動させて、当該ドレッサ36a,36bの1パスによる切り込みを砥石17に与えた後、砥石17を砥石回転軸B1方向に移動させて、ドレッサ36a,36bを次回パス位置に配置させることにより、ドレッサ36a,36bのパス方向をその径方向及び砥石17の径方向とすることができる。これにより、ドレッサ36a,36bによる各パスの成形量を増大させることができるので、短時間で効率的に砥石17を粗ツルーイングすることができる。
また、ドレッサ36a,36bを移動させるためのツルーイング装置18を、旋回ヘッド15における砥石17の上方に設けることにより、歯車研削盤1の小型化を図ることができる。更に、砥石回転軸B1とドレッサ回転軸B2との間の軸間距離を限りなく接近して配置することができるので、ドレッサ36a,36bを直ちに最初(1パス目、(n+1)パス目)の送り開始位置に移動させることができる。この結果、ドレッサ36a,36bの段取り時間の短縮化を図ることができる。
また更に、粗ツルーイングを行った砥石17に対して、ドレッサ36a,36bをその目標刃形形状Ptと一致するパス経路で移動させて、砥石17の仕上げツルーイングを行うことにより、仕上げツルーイング時においても、ドレッサ36a,36bが砥石17と接触する部分を多くすることができる。これにより、効率的に砥石17を仕上げツルーイングすることができる。
本発明は、歯車研削用砥石をツルーイングするツルーイング装置を備える際に、省スペース化を図ることを目的とした歯車研削用砥石のツルーイング方法及び歯車研削盤に適用可能である。
1 歯車研削盤
11 ベッド
12 コラム
13 サドル
14 旋回ヘッド
15 砥石ヘッド
16 砥石主軸
17 砥石
17a 左刃面
17b 右刃面
17c 刃先
18 ツルーイング装置
19 回転テーブル
20 取付治具
21 NC装置
31 ベース部材
32 ドレッサ昇降用モータ
33 ガイド板
34a,34b ドレッサヘッド
35a,35b ドレッサ主軸
36a,36b ドレッサ
Po,Pt 刃形形状
La,Lb パス経路
W ワーク
A 砥石旋回軸
B1 砥石回転軸
B2 ドレッサ回転軸
C ワーク回転軸

Claims (6)

  1. 被加工歯車に対して砥石回転軸周りに回転しながら研削加工を施す砥石をドレッサによりツルーイングする歯車研削用砥石のツルーイング方法において、
    前記砥石に対する前記ドレッサのパス位置を砥石回転軸方向に複数設定し、
    前記砥石と前記ドレッサとを砥石径方向に相対的に移動させて、前記ドレッサの1パスによる切り込みを、砥石回転軸周りに回転する前記砥石に与えた後、前記砥石と前記ドレッサとを砥石径方向に相対的に離間させ、
    前記砥石と前記ドレッサとを砥石回転軸方向に相対的に移動させて、前記ドレッサを次回パス位置の送り開始位置に配置させる
    ことを特徴とする歯車研削用砥石のツルーイング方法。
  2. 請求項1に記載の歯車研削用砥石のツルーイング方法において、
    前記ドレッサは、前記砥石に対して、砥石回転軸方向外側から内側に向けて順に切り込みを行う
    ことを特徴とする歯車研削用砥石のツルーイング方法。
  3. 請求項1または2に記載の歯車研削用砥石のツルーイング方法において、
    前記ドレッサの最終パス切り込み完了後に、前記ドレッサを前記砥石の目標刃形形状と一致するパス経路で移動させて、前記砥石の仕上げツルーイングを行う
    ことを特徴とする歯車研削用砥石のツルーイング方法。
  4. 被加工歯車に対して砥石回転軸周りに回転しながら研削加工を施す砥石をツルーイングするツルーイング手段を備えた歯車研削盤において、
    前記ツルーイング手段は、
    砥石回転軸と平行に配置されるドレッサ回転軸周りに回転可能に支持され、前記砥石のツルーイングを行うドレッサと、
    砥石回転軸とドレッサ回転軸との間の軸間距離を調整して、前記ドレッサの1パスによる切り込みを前記砥石に与える送り方向移動手段と、
    前記砥石と前記ドレッサとを砥石回転軸方向及びドレッサ回転軸方向に相対的に移動させる横方向移動手段と、
    前記送り方向移動手段による前記ドレッサの1パス切り込み完了後に、前記横方向移動手段を、前記ドレッサの次回パス位置が砥石回転軸方向及びドレッサ回転軸方向に移動するように制御するパス位置制御手段とを備える
    ことを特徴とする歯車研削盤。
  5. 請求項4に記載の歯車研削盤において、
    被加工歯車に対して進退可能なコラムに昇降可能に支持され、前記砥石を砥石回転軸周りに回転可能に支持する昇降部材を備え、
    前記ツルーイング手段を、前記昇降部材における前記砥石の上方に設ける
    ことを特徴とする歯車研削盤。
  6. 請求項4または5に記載の歯車研削盤において、
    前記送り方向移動手段による前記ドレッサの最終パス切り込み完了後に、前記送り方向移動手段及び前記横方向移動手段を、前記ドレッサのパス経路が前記砥石の目標刃形形状と一致するように制御する仕上げツルーイング制御手段を備える
    ことを特徴とする歯車研削盤。
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