JP2002273578A - 摩擦攪拌接合装置 - Google Patents

摩擦攪拌接合装置

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JP2002273578A
JP2002273578A JP2002034343A JP2002034343A JP2002273578A JP 2002273578 A JP2002273578 A JP 2002273578A JP 2002034343 A JP2002034343 A JP 2002034343A JP 2002034343 A JP2002034343 A JP 2002034343A JP 2002273578 A JP2002273578 A JP 2002273578A
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rotation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転子の直進移動時に回転駆動源を移動させ
ず、また押圧時に曲げモーメントが生じない摩擦攪拌接
合装置を提供する。 【解決手段】 摩擦攪拌接合装置の回転押圧機構32
は、支持フレーム30に回転駆動源41および直進駆動
源40を固定する。回転駆動源41の回転駆動力は、ス
プライン軸66を有する回転伝達手段によって、回転子
31に伝達される。直進駆動源40からの直進力は、直
進部材48を有する直進伝達手段43で伝達される。直
進部材48は、ねじ軸49と、これに螺合するナット部
材47を有し、このナット部材47を回転させて回転子
31を直進駆動する。回転伝達手段42は、スプライン
軸66によって、回転軸線L方向の回転子31の移動を
許容した状態で、回転力を伝達する。回転子保持部材7
0の下端部に形成されたスプライン76は、強度を向上
し、これによって摩擦接合時のガタつきを防ぐ役目も併
せて果たす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転による摩擦熱
で被接合物を軟化、攪拌して接合する摩擦攪拌接合装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、或る提案された摩擦攪拌接合装
置1を示す正面図である。この摩擦攪拌接合装置1で
は、先端にピン2を有する回転子3を高速で回転させな
がらワークに押し付け、ピン2とワークとの接合部を、
回転による摩擦熱で軟化させるとともに、回転によって
攪拌して接合する。つまり、摩擦攪拌接合装置1は、回
転子3を、その軸線まわりに高速で回転させる回転用駆
動源4と、回転子3を、回転軸線にそって直進移動させ
る直進駆動源5とを有する。摩擦攪拌接合装置1は、支
持フレーム6とリニアスライダ7とボールねじ8とを有
し、支持フレーム6が、加工機械本体に保持される。
【0003】リニアスライダ7は、支持フレーム6に固
定される。直進案内されるリニアスライダ7のガイド部
には、回転自在に支持される回転子3と、回転子3を回
転駆動する回転駆動源4とが取り付けられる。ボールね
じ8は、リニアスライダ7に平行に支持フレーム6に固
定され、ボールねじ8のねじ軸10に螺着されるナット
部材9がリニアガイド7のスライド部材に連結される。
したがって、ボールねじ8のねじ軸10を、サーボモー
タなどの直進駆動源5で回転駆動することによって、ナ
ット部材9はねじ軸10にそって上下に直進移動する。
このナット部材9に取り付けられるスライド部材は、回
転子3および回転駆動源4とともに直進移動する。
【0004】このような構成によって回転子3を回転さ
せながら直進移動させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した摩擦攪拌接合
装置1では、回転子3を回転駆動するための回転駆動源
4ごと直進駆動源5でスライドさせて、ワークに押圧し
ていたので、大容量の直進駆動源を必要とし、装置全体
が大掛かりになるといった問題を有する。またこれによ
り、コストアップも招いていた。さらに、このような大
重量の摩擦攪拌接合装置1を装備する加工機械本体の負
荷重量も大きくなってしまう。
【0006】また、ボールねじ8とリニアスライダ7と
を用いる構造では、直進駆動力を発生するボールねじ8
のねじ軸10と、押圧したときにワークから負荷を受け
る回転子3の軸線とは、図7で参照符Wで示すように距
離Wだけ離間している。このように直進駆動軸と負荷軸
とが離間していると、押圧時に曲げモーメントが発生
し、これによってガタが生じやすく、耐久性に問題があ
る。
【0007】また、直進駆動源5であるサーボモータの
電流値に基づいて回転子の押圧力を検出する場合がある
が、上記したようにガタが生じると、電流値が変動し、
押圧力を正確に検出できなくなるといった問題が生じ
る。
【0008】また、直進駆動源5は、回転子3とともに
回転駆動源4を直進移動させるので、回転駆動源4の重
量分、直進駆動源5による回転子3の押圧力と、直進駆
動源4の電流値との関係に誤差を与えるといった問題が
ある。
【0009】本発明の目的は、回転駆動源を直進駆動源
で移動させず、また、押圧時に曲げモーメントが発生し
ないように構成される摩擦攪拌接合装置を提供すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、高速回転する
回転子を回転軸線方向に移動させ、先端部を被接合物に
押圧し、回転により前記先端部と前記被接合物の接触部
の摩擦熱で軟化させ、攪拌して被接合物を接合する摩擦
攪拌接合装置において、回転子を回転軸線まわりに高速
回転させる回転駆動源と、回転子を回転軸線方向に直進
移動させる直進駆動源と、回転駆動源および直進駆動源
を固定的に支持し、回転子を回転軸線方向に移動可能に
支持する支持部材と、回転子の回転軸線方向への移動を
許容し、かつ回転駆動源の回転を回転子に伝達する回転
伝達手段と、回転子の回転を許容し、かつ直進駆動源か
らの直進駆動力を回転子に伝達する直進伝達手段とを備
えることを特徴とする摩擦攪拌接合装置である。
【0011】また本発明は、高速回転する回転子を回転
軸線方向に移動させ、先端部を被接合物に押圧し、前記
先端部の回転による摩擦熱によって前記被接合物の接触
部を軟化させ、攪拌して被接合物を接合する摩擦攪拌接
合装置において、回転子を回転軸線まわりに高速回転さ
せるサーボモータから成る回転駆動源と、回転子を回転
軸線方向に直進移動させるサーボモータから成る直進駆
動源と、回転駆動源および直進駆動源をそれぞれ支持
し、回転子を回転軸線方向に移動可能に支持する支持部
材と、回転子の回転軸線方向への移動を許容し、かつ回
転駆動源からの回転駆動力を回転子に伝達する回転伝達
手段と、回転子の回転を許容し、かつ直進駆動源からの
直進駆動力を回転子に同軸に伝達する直進伝達手段とを
備えることを特徴とする摩擦攪拌接合装置である。
【0012】また本発明は、高速回転する回転子を回転
軸線方向に移動させ、先端部を被接合物に押圧し、前記
先端部の回転による摩擦熱によって前記被接合物の接触
部を軟化させ、攪拌して被接合物を接合し、加工機械本
体に装備される摩擦攪拌接合装置において、回転子を回
転軸線まわりに高速回転させるサーボモータから成る回
転駆動源と、回転子を回転軸線方向に直進移動させるサ
ーボモータから成る直進駆動源と、回転駆動源および直
進駆動源をそれぞれ支持し、回転子を回転軸線方向に移
動可能に支持する支持部材と、回転子の回転軸線方向へ
の移動を許容し、かつ回転駆動源からの回転駆動力を回
転子に伝達する回転伝達手段と、回転子の回転を許容
し、かつ直進駆動源からの直進駆動力を回転子に同軸に
伝達する直進伝達手段とを備え、支持部材は、加工機械
本体に固定され、加工機械本体は、前記回転軸線と直角
方向に、任意の長さ分、回転子と被接合物との相対動作
を生じさせることを特徴とする摩擦攪拌接合装置であ
る。
【0013】また本発明は、前記回転子の回転駆動力
は、回転子の側面に伝達されることを特徴とする。
【0014】また本発明は、前記回転子の回転駆動力
は、回転子の一端部に伝達されることを特徴とする。
【0015】本発明に従えば、回転子を回転させる回転
駆動源は、回転子の回転軸線方向への変位を許容した状
態で回転力を伝達する回転伝達手段によって回転力を伝
達するので、回転駆動源を支持部材に固定した状態で、
回転子を回転させながら、直進駆動源で回転子を直進移
動させることができる。これによって、直進駆動源は、
回転子のみを直進移動させればよく、回転駆動源を移動
させる必要がないので、直進駆動源の容量が少なくてす
み、小型化できる。これによって、この摩擦攪拌接合装
置を保持する加工機械本体の負担も軽くなる。また、回
転駆動源を移動させる必要がないことにより、直進駆動
源の電流値と押圧力との関係に、誤差が生じにくくな
る。
【0016】また、回転駆動源の回転力は、回転子の側
面から伝達されてもよく、端部から伝達されてもよい。
【0017】また本発明は、高速回転する回転子を回転
軸線方向に移動させ、先端部を被接合物に押圧し、回転
により前記先端部と前記被接合物の接触部の摩擦熱で軟
化させ、攪拌して被接合物を接合する摩擦攪拌接合装置
において、回転子を回転軸線まわりに高速回転させる回
転駆動源と、回転子を回転軸線方向に直進移動させる直
進駆動源と、回転駆動源および直進駆動源を支持し、回
転子を回転軸線方向に変位可能に支持する支持部材と、
回転子の回転軸線方向への移動を許容し、かつ回転駆動
源の回転を回転子に伝達する回転伝達手段と、回転子の
回転を許容し、かつ直進駆動源からの直進駆動力を回転
子に伝達する直進伝達手段とを備え、直進移動して回転
子に直進力を作用させる直進伝達手段の直進部材は、回
転子の回転軸線と同軸に配置されることを特徴とする摩
擦攪拌接合装置である。
【0018】また本発明は、直進伝達手段の直進部材
は、回転子の側面に直進力を作用させることを特徴とす
る。
【0019】また本発明は、直進伝達手段の直進部材
は、回転子の一端部に直進力を作用させることを特徴と
する。
【0020】本発明に従えば、直進移動し、回転子に直
進力を作用させる直進伝達手段の直進部材を回転子と同
軸に配置したので、被接合物を押圧するとき、装置に曲
げモーメントが生じず、これによってガタが生じるとい
ったことが防がれる。また、これによって直進駆動源の
電流値と押圧力との関係に、誤差が生じにくくなる。
【0021】また直進力は、回転子の側面に作用させて
もよく、また一端部に作用させてもよい。
【0022】また本発明は、(a)支持部材30と、
(b)回転子保持部材70であって、回転子31の回転
子本体36が挿入される回転子挿入孔72を有し、回転
子31を保持する下端部を有し、前記下端部の外周部
に、前記軸線Lに平行に延びる複数のスプライン76が
形成される回転子保持部材70と、(c)回転支持部材
73であって、内周側に前記スプライン76が嵌まる第
1スプライン受け75と、第1スプライン受け75を、
支持部材30に、前記軸線Lまわりに回転可能に支持す
る第1軸受け74とを有する回転支持部材73とを含
み、前記回転駆動源は、支持部材30に固定的に支持さ
れる回転駆動用モータ41を含み、前記回転伝達手段
は、回転子の回転軸線方向への移動を許容し、回転駆動
用モータ41からの回転駆動力を回転子保持部材70に
伝達し、前記直角伝達手段は、回転子の回転を許容し、
直進駆動用モータ40からの直進駆動力を回転子保持部
材70の上端部に同軸に伝達することを特徴とする摩擦
撹拌接合装置である。
【0023】また本発明は、支持部材は、加工機械本体
に固定され、加工機械本体は、前記回転軸線と直角方向
に、任意の長さ分、回転子と被接合物との相対動作を生
じさせることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
る摩擦攪拌接合装置20を示す図である。摩擦攪拌接合
装置20は、加工機械本体23に装備される。
【0025】摩擦攪拌接合装置20は、支持部材である
支持フレーム30、回転子31、回転押圧機構32を有
する。支持フレーム30が加工機械本体23に固定さ
れ、回転押圧機構32を保持する。回転押圧機構32
は、回転子31を、その軸線Lまわりに高速で回転させ
るとともに、回転軸線L方向に直進移動させる。また、
回転子31の先端に対向する受け部33が、別途設けら
れる。回転子31は、先端側が先細りとなり(図2参
照)、先端部は回転軸線Lと同軸の円柱部35が形成さ
れ、その下端面から回転軸線Lに沿ってピン34が突出
して設けられる。
【0026】たとえばアルミニウム合金板などの2枚の
ワークを接合する場合、2枚のワークを重ね、接合部の
下部に摩擦攪拌接合装置20の受け部33が配置され
る。次に、回転押圧機構32で回転子31を高速で回転
させるとともに、回転子31を前進移動させる。する
と、受け部33と回転子31との間に2枚のワークが挟
持され、回転子31先端のピン34がワークの接合部に
押圧される。回転しながら押圧されることによって摩擦
熱が発生し、接合部近傍が軟化し、ピン34が挿入され
る。
【0027】ピン34が回転しながら挿入されることに
より、接合部近傍で塑性流動を起こし、ピン34によっ
て攪拌される。また、ピン34が挿入され、回転子31
の円柱部35の下端面(ショルダー部)がワーク表面に
押圧されると、この下端面によっても、ワーク表面が攪
拌される。このようにして、ピン34が2枚のワークの
接合部を超えるまで挿入され、所定の押圧力で所定時間
押圧して攪拌する。加工機械本体23は、接合時もしく
は接合中においては、接合の適用内容に応じて、回転軸
線Lと直角方向に、任意の長さ分、回転子31とワーク
との相対動作を生じさせる。その後、回転押圧機構32
で回転子31を、回転軸線Lに沿って後退させる。ピン
34が引き抜かれると、攪拌され塑性流動を起こした接
合部近傍が冷却して硬化し、接合部で2枚のワークが接
合される。
【0028】図2は、摩擦攪拌接合装置20の回転押圧
機構32の構成を示す図である。回転子31は、回転子
本体36と回転子31を保持する回転子保持部材70と
からなり、回転押圧機構32は、回転子31を回転駆動
する回転駆動源であるインダクションモータ41、回転
子31を直進移動させる直進駆動源であるサーボモータ
40と、インダクションモータ41からの回転力を回転
子保持部材70に伝達する回転伝達手段42と、サーボ
モータ40の直進駆動力を回転子保持部材70に伝達す
る直進伝達手段43とを有する。
【0029】支持フレーム30は、サーボモータ40、
インダクションモータ41を固定的に支持し、回転子保
持部材70を回転支持部材73を介して支持する。回転
子保持部材70は、外周に回転軸線Lに平行に延びる複
数のスプライン76を有し、前記回転支持部材73は、
内周側にスプライン76が嵌まるスプライン受け75を
有し、外周側に軸受け74を有し、この軸受け74が支
持フレーム30に取り付けられる。このような構成によ
って、回転子保持部材70は、回転軸線Lまわりに回転
可能で、かつ回転軸線L方向に移動自在に支持フレーム
30に支持される。
【0030】回転子保持部材70は、円柱状であり、下
端部に回転子挿入孔72が形成され、この回転子挿入孔
72に回転子本体36が挿入され、回転軸線Lまわりの
回転、および回転軸線L方向への移動が阻止されて回転
子保持部材70に保持される。
【0031】回転伝達手段42は、インダクションモー
タ41の出力軸67に固定される第一ベルト車61、V
ベルト62、第二ベルト車63、スプライン軸66、ス
プライン軸66と第二ベルト車63とを連結するユニバ
ーサルジョイント64とから構成される。回転子保持部
材70の上端部には、内スプラインを有するスプライン
孔71が、回転軸線Lと同軸に形成され、このスプライ
ン孔71に前記スプライン軸64が挿入される。これに
よって、スプライン軸64と回転子保持部材70とは、
軸線L方向に直進移動可能で、かつ軸線Lまわりの回転
が阻止された状態で連結される。
【0032】第二ベルト車63は、軸受け65によって
軸線Lまわりに回転自在に支持フレーム30に支持さ
れ、この第二ベルト車63から第一ベルト車61にわた
ってVベルト62が巻き掛けられ、第二ベルト車63と
スプライン軸81とが、ユニバーサルジョイント64を
介して連結される。このような構成の回転伝達手段42
によって、インダクションモータ41の回転力が回転子
31に伝達される。
【0033】直進伝達手段43は、サーボモータ40の
出力軸44に固定される有歯ベルト車45と、タイミン
グベルト46と、ナット部材47とを有し、この直進伝
達手段43に直線部材48が連結される。直進部材48
は、前記ナット部材47が螺合するねじ軸49と、ねじ
軸49の下端部に固定され、回転子保持部材70の上端
部に連結される連結部材50とを有する。連結部材50
の下端部は、一対の軸受け80を介して、回転子保持部
材70が軸線Lまわりに回転可能で、かつ連結部材50
と回転子保持部材70とが回転軸線L方向へ移動が阻止
された状態で連結される。また、連結部材50下端部の
外周部には、回転軸線Lに平行な方向に延びる複数の外
スプライン82が設けられ、支持フレーム30には、前
記外スプライン82が嵌り込むスプライン受け83が固
定される。これによって、連結部材50は、回転軸線L
まわりの回転が阻止され、かつ回転軸線L方向へ移動可
能に設けられる。
【0034】連結部材50の上端部にはねじ軸49が固
定され、このねじ軸49は、回転軸線Lに同軸に配置さ
れる。ねじ軸49に螺合するナット部材47は、ボール
ネジであり、軸受け52を介して回転軸線Lまわりに回
転自在に支持され、軸受け52は、支持フレーム30に
固定される。このナット部材47の上端部に有歯ベルト
車51が一体に固定され、この有歯ベルト車51からサ
ーボモータ40に取り付けられる有歯ベルト車45にわ
たってタイミングベルト46が巻き掛けられる。
【0035】次に、直進伝達手段43の動作について説
明する。サーボモータ40を回転させると、有歯ベルト
車45、タイミングベルト46を介してナット部材47
が回転する。ナット部材47は、支持フレーム30に対
して回転軸線L方向に固定的に保持されているので、ナ
ット部材47の回転によってねじ軸49が前進(下降)
する。ねじ軸49の下端部に固定される連結部材50
は、回転子保持部材70に対して、回転可能かつ回転軸
線L方向の移動が阻止されて連結されるので、回転子保
持部材70が回転可能な状態で前進する。サーボモータ
40を逆転させると、ナット部材47の回転方向も逆転
し、回転子31は後退(上昇)する。
【0036】回転伝達手段42は、スプライン軸64に
よって、回転軸線L方向に移動可能で、かつ回転軸線L
まわりの回転力を回転子保持部材70に伝達可能に構成
されるので、回転子保持部材70を前進、後退させなが
ら回転させることができる。
【0037】このようにして、インダクションモータ4
1で回転子31を高速で回転させながら、サーボモータ
40によって回転軸線L方向に前進させ、回転子31先
端をワークに押圧し、サーボモータ40を逆転させるこ
とによって、回転子31を回転させながら後退させるこ
とができる。このとき、回転子に直進力を作用させる直
進伝達手段43の直進部材48は、ねじ軸49が回転子
31の回転軸線Lと同軸にあるので、前述した従来技術
のように、押圧時に曲げモーメントが発生することが防
がれる。また、直進駆動源であるサーボモータ40は、
従来技術のように回転子とともに回転駆動源であるイン
ダクションモータ41を直進移動させる必要がないの
で、サーボモータ40のモータ容量が小さくて済み、サ
ーボモータ40を小型、軽量化できる。
【0038】また、摩擦攪拌接合装置20では、サーボ
モータ40の電流値によって、押圧力を検出するが、押
圧時に曲げモーメントが発生しないことにより、サーボ
モータの電流値と押圧力との関係に、誤差が生じにくく
なる。
【0039】図2に示す直進伝達手段43では、ナット
部材47を回転軸線Lまわりに回転自在に、かつ回転軸
線L方向への移動を阻止して支持フレーム30に設け、
このナット部材47を回転させることによって、直進部
材のねじ軸49を前進、後退させるように構成したが、
これとは逆に構成してもよい。つまり、図3に示すよう
に、ねじ軸92を軸受け94によって回転自在に支持
し、直進部材として下端部が回転子保持部材70に連結
され、上端部にねじ軸92に螺合するナット部材91を
有する連結部材90を設け、ねじ軸92に有歯ベルト車
93を固定し、タイミングベルト46を介してねじ軸9
2を回転させることによって、ナット部材91に一体に
設けられる連結部材90を前進、後退させるように構成
してもよい。
【0040】図4は、本発明の他の実施形態の摩擦攪拌
接合装置の回転押圧機構100の構造を示す図である。
図2、図3に示す回転押圧機構32では、回転駆動力お
よび直進力が、回転子31の一端部から伝達される構成
であるが、本実施形態の回転押圧機構100では、回転
駆動力が回転子31の一端部から入力され、回転力が回
転子31の側面に伝達される。
【0041】つぎに、本実施形態の回転押圧機構100
の構成について詳細に説明する。なお、前述した回転押
圧機構32に対応する構成には同一の参照符号を付し、
説明を省略する。
【0042】本実施形態の直進伝達手段110に連結さ
れる直進部材101は、円筒状であり、回転軸線Lに同
軸に回転子保持部材70の上端部を外囲して配置され
る。この円筒状の直進部材101の上下両端部に設けら
れる軸受け102,103を介して直進部材101と回
転子保持部材70とは、回転軸線Lまわりに相対的に回
転自在であり、回転軸線L方向への移動が阻止されて連
結される。この直進部材101の外周には外ねじが形成
され、この外ねじにナット部材104が螺合する。
【0043】ナット部材104は、一対の軸受け10
5,106を介して支持フレーム30に、回転軸線Lま
わりに回転自在に、かつ回転軸線L方向への移動が阻止
されて支持される。また、ナット部材104の外周には
歯が形成されて有歯ベルト車として機能する。したがっ
て、サーボモータ40の有歯ベルト車45からナット部
材104にわたってタイミングベルト46が巻き掛けら
れることによって、サーボモータ40の回転駆動力が、
直進部材101に伝達される。
【0044】また、直進部材101の外周部には回転軸
線Lに平行にガイド溝107が形成されており、前記ナ
ット部材104の上方で、直進部材101を外囲する環
状の回り止め部材108が支持フレーム30に固定され
ており、回り止め部材108には内側に突出し、直進部
材101の前記ガイド溝107に嵌まり込む回り止め突
起109が形成される。これによって、直進部材101
は、回転軸線L方向には移動可能で、回転軸線Lまわり
の回転が阻止される。
【0045】また、インダクションモータ41は、出力
軸67にユニバーサルジョイント64を介してスプライ
ン軸64が連結され、このスプライン軸64と回転子保
持部材70とが、回転軸線Lまわりの回転が阻止され、
かつ回転軸線L方向に移動可能に連結される。
【0046】サーボモータ40を回転駆動させると、有
歯ベルト車45、タイミングベルト46を介してナット
部材104が回転軸線Lまわりに回転し、このナット部
材104の回転によって、直進部材101を介して回転
子保持部材70および回転子31が回転軸線L方向に直
進移動する。このようにして、直進駆動源であるサーボ
モータ40からの直進力が、直進部材107の側面から
伝達される。
【0047】またインダクションモータ41からの回転
力は、スプライン軸64によって、回転軸線L方向に移
動可能に伝達され、これによって、回転子31は、回転
軸線Lまわりに回転しながら回転軸線L方向に直進移動
することができる。このようにして、回転力は、回転子
31の一端部から伝達される。
【0048】本実施形態においても、回転駆動源である
インダクションモータ41を移動させることが防がれ
る。また回転子31に直進力を作用させる直進部材48
が、回転軸線Lと同軸に配置されるので、押圧時に曲げ
モーメントが作用するといったことが防がれる。
【0049】図5は、本発明のさらに他の実施形態の摩
擦攪拌接合装置の回転押圧機構120の構成を示す図で
ある。この回転押圧機構120では、インダクションモ
ータ41からの回転力が回転子31の側面から伝達さ
れ、サーボモータ40からの直進力が、回転子31の上
端部から伝達される。なお、図1〜図4に示される構成
と同様の構成には同一の参照符号を付し、説明を省略す
る。
【0050】この回転押圧機構120では、図2で説明
した回転押圧機構32と同様の直進伝達手段43を有す
る。ただし、本実施形態の回転伝達手段121は、回転
子保持部材70の側面から回転力が伝達されるので、直
進伝達手段43の連結部材50は、回転伝達手段のタイ
ミングベルト62を避ける必要がないので、連結部材5
0の構成を小さくすることができる。
【0051】回転子保持部材70の外周には複数のスプ
ライン122が、回転軸線Lに平行に形成される。回転
力伝達手段121は、インダクションモータ41の出力
軸に固定されるVベルト車61、Vベルト62、スプラ
イン受け123を有する。スプライン受け123は、環
状であり、回転子保持部材70の前記スプライン122
に嵌まり込み、スプライン受け123と回転子保持部材
70とは、回転軸線Lまわりの回転が阻止され、かつ回
転軸線L方向へ移動可能に連結される。このスプライン
受け123は、上下一対の軸受け124,125によっ
て、回転軸線Lまわりに回転自在に、かつ回転軸線L方
向への移動が阻止されて支持フレーム30に支持され
る。また、スプライン受け123の外周部は、ベルト車
として機能し、この外周部にはVベルト62が巻き掛け
られる。
【0052】このような構成によって、インダクション
モータ41の回転力が、Vベルト車61、Vベルト62
を介してスプライン受け123、回転子保持部材70お
よび回転子31を回転軸線Lまわりに回転駆動する。ま
た、回転子保持部材70は、直進移動可能に支持されて
いるので、直進伝達手段43からの直進力によって回転
しながら直進移動することができる。
【0053】本実施形態においても、回転駆動源である
インダクションモータ41を移動させることが防がれ
る。また回転子31に直進力を作用させる直進部材48
が、回転軸線Lと同軸に配置されるので、押圧時に曲げ
モーメントが作用するといったことが防がれる。
【0054】また、本実施形態の直進伝達手段43を、
図3で説明した構成と同様に、直進部材にナット部材を
固定し、ねじ軸側を回転させるように構成してもよい。
【0055】図6は、本発明のさらに他の実施形態の摩
擦攪拌接合装置の回転押圧機構130の構成を示す図で
ある。この回転押圧機構130では、直進力および回転
力が回転子31の側面から伝達される。つまり、図4で
説明した直進伝達手段110と、図5で説明した回転伝
達手段121を有する。なお、図1〜図5に示される構
成と同様の構成には同一の参照符号を付し、説明を省略
する。
【0056】本実施形態においても、回転駆動源である
インダクションモータ41を移動させることが防がれ
る。また回転子31に直進力を作用させる直進部材10
1が、回転軸線Lと同軸に配置されるので、押圧時に曲
げモーメントが作用するといったことが防がれる。
【0057】また、上述した各実施形態では回転駆動源
としてインダクションモータを用いるように構成した
が、本発明はこれに限らず、回転駆動源をサーボモータ
としてもよい。このとき、回転伝達手段は、Vベルトで
なく、タイミングベルトを用いる。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、回転子を
回転させる回転駆動源は、回転子の回転軸線方向への変
位を許容した状態で回転力を伝達する回転伝達手段によ
って回転力を伝達するので、回転駆動源を支持部材に固
定した状態で、回転子を回転させながら、直進駆動源で
回転子を直進移動させることができる。これによって、
直進駆動源は、回転子のみを直進移動させればよく、回
転駆動源を移動させる必要がないので、直進駆動源の容
量が少なくてすみ、小型化できる。これによって、この
摩擦攪拌接合装置を保持する加工機械本体の負担も軽く
なる。また、回転駆動源を移動させる必要がないことに
より、直進駆動源の電流値と押圧力との関係に、誤差が
生じにくくなる。
【0059】回転駆動源の回転力は、回転子の側面から
伝達されてもよく、一端部から伝達されてもよい。
【0060】また、本発明によれば、直進移動し、回転
子に直進力を作用させる直進伝達手段の直進部材を回転
子と同軸に配置したので、被接合物を押圧するとき、装
置に曲げモーメントが生じず、これによってガタが生じ
るといったことが防がれる。
【0061】この直進力は、回転子の側面に伝達させて
もよく、また一端部に伝達させてもよい。
【0062】回転子保持部材70には、その下端部の外
周部に複数のスプライン76が形成されるので、強度が
向上され、回転子31の軸線が回転子保持部材70の軸
線に一致したままの状態に保たれ、回転子31が振動な
どするおそれはなく、摩擦接合を正確に行うことができ
るとともに、このスプライン76によって回転子保持部
材70の強度が向上されるので、回転子保持部材70の
ねじれ変形が抑制され、しかも全長を短くすることがで
きる。またこのスプライン76による回転子保持部材7
0の強度の向上によって、回転子保持部材70の上端部
に直進駆動力が与えられて、回転子保持部材70が回転
支持部材73から被接合物に向けて図2、図4、図5お
よび図6の下方に大きく突出しても、回転子保持部材7
0の軸線が、摩擦接合の動作中、振動することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の摩擦攪拌接合装置を摩擦攪拌接合装置
20に適用した実施の一形態を示す図である。
【図2】摩擦攪拌接合装置20の回転押圧機構32の構
造を示す図である。
【図3】直線伝達機構43の他の形態を示す図である。
【図4】本発明の他の実施形態の回転押圧機構100の
構造を示す図である。
【図5】本発明のさらに他の実施形態の回転押圧機構1
20の構造を示す図である。
【図6】本発明のさらに他の実施形態の回転押圧機構1
30の構造を示す図である。
【図7】従来の摩擦攪拌接合装置1を示す図である。
【符号の説明】
23 加工機械本体 20 摩擦攪拌接合装置 30 支持フレーム 31 回転子 32,100,120,130 回転押圧機構 34 ピン 40 サーボモータ 41 インダクションモータ 42 回転伝達手段 43 直進伝達手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速回転する回転子を回転軸線方向に移
    動させ、先端部を被接合物に押圧し、回転により前記先
    端部と前記被接合物の接触部の摩擦熱で軟化させ、攪拌
    して被接合物を接合する摩擦攪拌接合装置において、 回転子を回転軸線まわりに高速回転させる回転駆動源
    と、 回転子を回転軸線方向に直進移動させる直進駆動源と、 回転駆動源および直進駆動源を固定的に支持し、回転子
    を回転軸線方向に移動可能に支持する支持部材と、 回転子の回転軸線方向への移動を許容し、かつ回転駆動
    源の回転を回転子に伝達する回転伝達手段と、 回転子の回転を許容し、かつ直進駆動源からの直進駆動
    力を回転子に伝達する直進伝達手段とを備えることを特
    徴とする摩擦攪拌接合装置。
  2. 【請求項2】 高速回転する回転子を回転軸線方向に移
    動させ、先端部を被接合物に押圧し、前記先端部の回転
    による摩擦熱によって前記被接合物の接触部を軟化さ
    せ、攪拌して被接合物を接合する摩擦攪拌接合装置にお
    いて、 回転子を回転軸線まわりに高速回転させるサーボモータ
    から成る回転駆動源と、 回転子を回転軸線方向に直進移動させるサーボモータか
    ら成る直進駆動源と、 回転駆動源および直進駆動源をそれぞれ支持し、回転子
    を回転軸線方向に移動可能に支持する支持部材と、 回転子の回転軸線方向への移動を許容し、かつ回転駆動
    源からの回転駆動力を回転子に伝達する回転伝達手段
    と、 回転子の回転を許容し、かつ直進駆動源からの直進駆動
    力を回転子に同軸に伝達する直進伝達手段とを備えるこ
    とを特徴とする摩擦攪拌接合装置。
  3. 【請求項3】 高速回転する回転子を回転軸線方向に移
    動させ、先端部を被接合物に押圧し、前記先端部の回転
    による摩擦熱によって前記被接合物の接触部を軟化さ
    せ、攪拌して被接合物を接合し、 加工機械本体に装備される摩擦攪拌接合装置において、 回転子を回転軸線まわりに高速回転させるサーボモータ
    から成る回転駆動源と、 回転子を回転軸線方向に直進移動させるサーボモータか
    ら成る直進駆動源と、 回転駆動源および直進駆動源をそれぞれ支持し、回転子
    を回転軸線方向に移動可能に支持する支持部材と、 回転子の回転軸線方向への移動を許容し、かつ回転駆動
    源からの回転駆動力を回転子に伝達する回転伝達手段
    と、 回転子の回転を許容し、かつ直進駆動源からの直進駆動
    力を回転子に同軸に伝達する直進伝達手段とを備え、 支持部材は、加工機械本体に固定され、 加工機械本体は、前記回転軸線と直角方向に、任意の長
    さ分、回転子と被接合物との相対動作を生じさせること
    を特徴とする摩擦攪拌接合装置。
  4. 【請求項4】 前記回転子の回転駆動力は、回転子の側
    面に伝達されることを特徴とする請求項1〜3のうちの
    1つに記載の摩擦攪拌接合装置。
  5. 【請求項5】 前記回転子の回転駆動力は、回転子の一
    端部に伝達されることを特徴とする請求項1〜3のうち
    の1つに記載の摩擦攪拌接合装置。
  6. 【請求項6】 高速回転する回転子を回転軸線方向に移
    動させ、先端部を被接合物に押圧し、回転により前記先
    端部と前記被接合物の接触部の摩擦熱で軟化させ、攪拌
    して被接合物を接合する摩擦攪拌接合装置において、 回転子を回転軸線まわりに高速回転させる回転駆動源
    と、 回転子を回転軸線方向に直進移動させる直進駆動源と、 回転駆動源および直進駆動源を支持し、回転子を回転軸
    線方向に変位可能に支持する支持部材と、 回転子の回転軸線方向への移動を許容し、かつ回転駆動
    源の回転を回転子に伝達する回転伝達手段と、 回転子の回転を許容し、かつ直進駆動源からの直進駆動
    力を回転子に伝達する直進伝達手段とを備え、 直進伝達手段に連結され、直進移動して回転子に直進力
    を作用させる直進部材は、回転子の回転軸線と同軸に配
    置されることを特徴とする摩擦攪拌接合装置。
  7. 【請求項7】 直進伝達手段に連結される直進部材は、
    回転子の側面に直進力を作用させることを特徴とする請
    求項6記載の摩擦攪拌接合装置。
  8. 【請求項8】 直進伝達手段の直進部材は、回転子の一
    端部に直進力を作用させることを特徴とする請求項6記
    載の摩擦攪拌接合装置。
  9. 【請求項9】 (a)支持部材30と、 (b)回転子保持部材70であって、 回転子31の回転子本体36が挿入される回転子挿入孔
    72を有し、回転子31を保持する下端部を有し、 前記下端部の外周部に、前記軸線Lに平行に延びる複数
    のスプライン76が形成される回転子保持部材70と、 (c)回転支持部材73であって、 内周側に前記スプライン76が嵌まる第1スプライン受
    け75と、 第1スプライン受け75を、支持部材30に、前記軸線
    Lまわりに回転可能に支持する第1軸受け74とを有す
    る回転支持部材73とを含み、 前記回転駆動源は、支持部材30に固定的に支持される
    回転駆動用モータ41を含み、 前記回転伝達手段は、回転子の回転軸線方向への移動を
    許容し、回転駆動用モータ41からの回転駆動力を回転
    子保持部材70に伝達し、 前記直角伝達手段は、回転子の回転を許容し、直進駆動
    用モータ40からの直進駆動力を回転子保持部材70の
    上端部に同軸に伝達することを特徴とする摩擦撹拌接合
    装置。
  10. 【請求項10】 支持部材は、加工機械本体に固定さ
    れ、 加工機械本体は、前記回転軸線と直角方向に、任意の長
    さ分、回転子と被接合物との相対動作を生じさせること
    を特徴とする請求項9記載の摩擦撹拌接合装置。
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