JP2002273377A - 動物の死骸発酵処理装置 - Google Patents
動物の死骸発酵処理装置Info
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- JP2002273377A JP2002273377A JP2001080334A JP2001080334A JP2002273377A JP 2002273377 A JP2002273377 A JP 2002273377A JP 2001080334 A JP2001080334 A JP 2001080334A JP 2001080334 A JP2001080334 A JP 2001080334A JP 2002273377 A JP2002273377 A JP 2002273377A
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- Japan
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- fermentation
- carcasses
- fermentation tank
- carcass
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 牛馬や豚等の大型動物死骸を切断した後に高
温発酵処理し約８時間で乾燥した粉末と骨と気体に分解
し、発酵タンク内の発酵材と死骸残滓は１月ないし２カ
月は入れ替えや交換不要で、継続して死骸の処理が可能
な装置を提供する。 【解決手段】 キルンを回転し内部の刃で切断した後、
悪臭の発生しにくい好気性高温発酵菌を用いて８０度Ｃ
で発酵処理する。５時間から８時間で動物死骸は少量の
乾燥粉末と骨と気体になる。発酵タンク内の残滓が少な
く、１月乃至２月毎の発酵材の入れ替え時に排出するの
みで、連続して処理可能の動物の死骸処理装置である。
温発酵処理し約８時間で乾燥した粉末と骨と気体に分解
し、発酵タンク内の発酵材と死骸残滓は１月ないし２カ
月は入れ替えや交換不要で、継続して死骸の処理が可能
な装置を提供する。 【解決手段】 キルンを回転し内部の刃で切断した後、
悪臭の発生しにくい好気性高温発酵菌を用いて８０度Ｃ
で発酵処理する。５時間から８時間で動物死骸は少量の
乾燥粉末と骨と気体になる。発酵タンク内の残滓が少な
く、１月乃至２月毎の発酵材の入れ替え時に排出するの
みで、連続して処理可能の動物の死骸処理装置である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は大型家畜の牛や馬や
豚等の死骸を細断しながら高温発酵処理するキルン型の
装置に関する。
豚等の死骸を細断しながら高温発酵処理するキルン型の
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】過去に家畜や家檎等の死骸は一般的に焼
却により処分されていた。しかし現在は焼却炉による焼
却処理等の環境に有害な気体が発生する処理方法は実施
不可能である。従来は大規模養豚場や養鶏場で死亡した
家畜や、輸送中に死亡する家畜の死骸処理作業は、処理
に長時間を要する発酵法や環境に問題点のある埋没処理
が行われている。
却により処分されていた。しかし現在は焼却炉による焼
却処理等の環境に有害な気体が発生する処理方法は実施
不可能である。従来は大規模養豚場や養鶏場で死亡した
家畜や、輸送中に死亡する家畜の死骸処理作業は、処理
に長時間を要する発酵法や環境に問題点のある埋没処理
が行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】家畜の飼育中にも不慮
の事故死や病死又は出荷途中の急死など大きな家畜は取
扱いも困難で放置はできず処理が困難な問題が多く発生
する。家畜や家檎の死骸を無臭無害に処理可能な装置を
提供する。
の事故死や病死又は出荷途中の急死など大きな家畜は取
扱いも困難で放置はできず処理が困難な問題が多く発生
する。家畜や家檎の死骸を無臭無害に処理可能な装置を
提供する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の大型家畜
の死骸処理法の抱える問題点を解決する処理装置で、事
故や病死等による大型動物の死骸をキルン内の刃で切断
する装置で、装置内を７５度ないし８０度の高温下に保
ち切断した死骸を回転混合しながら高温発酵処理して５
時間ないし８時間の比較的短時間で完全に無臭無害の雰
囲気下で発酵処理を行う装置である。
の死骸処理法の抱える問題点を解決する処理装置で、事
故や病死等による大型動物の死骸をキルン内の刃で切断
する装置で、装置内を７５度ないし８０度の高温下に保
ち切断した死骸を回転混合しながら高温発酵処理して５
時間ないし８時間の比較的短時間で完全に無臭無害の雰
囲気下で発酵処理を行う装置である。
【０００５】処理にはキルン方式を用い、約１トンの大
型動物の死骸を躯体そのままの状態で投入して切断し細
分化して高温で発酵処理するものである。筒状の回転す
る発酵タンクは、直径２、５メートルで長さ８、２メー
トルで内容量は約２０立方メートルである。発酵タンク
の中に予め約１０立方メートル程度の高温発酵菌入りの
発酵材を入れて、外部熱風装置で加熱すると発酵材の発
酵熱と合わせて、発酵タンク内が約７０度の予備発酵温
度に達して処理動物の死骸が投入可能の状態になる。
型動物の死骸を躯体そのままの状態で投入して切断し細
分化して高温で発酵処理するものである。筒状の回転す
る発酵タンクは、直径２、５メートルで長さ８、２メー
トルで内容量は約２０立方メートルである。発酵タンク
の中に予め約１０立方メートル程度の高温発酵菌入りの
発酵材を入れて、外部熱風装置で加熱すると発酵材の発
酵熱と合わせて、発酵タンク内が約７０度の予備発酵温
度に達して処理動物の死骸が投入可能の状態になる。
【０００６】回転するドラム内壁には多数の鋭利な刃を
取り付け、発酵タンクが回転することで投入した動物死
骸は切断され発酵材と撹拌されながら混合し高温で発酵
するものである。
取り付け、発酵タンクが回転することで投入した動物死
骸は切断され発酵材と撹拌されながら混合し高温で発酵
するものである。
【０００７】発酵処理では、発酵タンク内に持ち込まれ
る有害雑菌の殺菌処理が重要で、雑菌の死滅する７５度
以上の発酵処理温度が必要である。７５度ないし８０度
の高温によって有害雑菌や投入された病死動物の保有菌
も完全に殺菌されて発酵タンク内は無菌状態になる。
る有害雑菌の殺菌処理が重要で、雑菌の死滅する７５度
以上の発酵処理温度が必要である。７５度ないし８０度
の高温によって有害雑菌や投入された病死動物の保有菌
も完全に殺菌されて発酵タンク内は無菌状態になる。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の動物死骸処理装置の発酵
タンクの構造について図面を参照して述べる。図１と図
２と図３に示した発酵タンク７は長さ８、２メートルで
直径２、５メートルの円筒形で、これを支える台座８が
あり、台座８の上で回転装置６で回転するキルン方式で
ある。円筒形の発酵タンク７の中には、大きなパイプ式
の熱風発生パイプ３があり中から熱風が吹き出して温度
の調節ができるようになっている。発酵タンク７の左側
には処理物等の投入口４が設けてあり、発酵タンク７の
右側にはタンク内容物の排出口９と熱風送風装置２が設
けられている。発酵タンク７の内壁の全面に長さ５０セ
ンチメートルの鋭利な刃１が多数本設けられる。
タンクの構造について図面を参照して述べる。図１と図
２と図３に示した発酵タンク７は長さ８、２メートルで
直径２、５メートルの円筒形で、これを支える台座８が
あり、台座８の上で回転装置６で回転するキルン方式で
ある。円筒形の発酵タンク７の中には、大きなパイプ式
の熱風発生パイプ３があり中から熱風が吹き出して温度
の調節ができるようになっている。発酵タンク７の左側
には処理物等の投入口４が設けてあり、発酵タンク７の
右側にはタンク内容物の排出口９と熱風送風装置２が設
けられている。発酵タンク７の内壁の全面に長さ５０セ
ンチメートルの鋭利な刃１が多数本設けられる。
【０００９】動物死骸は発酵タンク７の回転にともない
刃１により細かく切断され、粉砕された死骸は発酵タン
ク７内の７５度Ｃないし８０度Ｃの高温で煮物の状態に
なり、更に発酵材と混合撹拌されて発酵する。動物死骸
は、最後に水蒸気と二酸化炭素とその他の気体に分解さ
れて、発酵タンク７内にはカルシュウム分の骨だけが固
形分の残屑として残る
刃１により細かく切断され、粉砕された死骸は発酵タン
ク７内の７５度Ｃないし８０度Ｃの高温で煮物の状態に
なり、更に発酵材と混合撹拌されて発酵する。動物死骸
は、最後に水蒸気と二酸化炭素とその他の気体に分解さ
れて、発酵タンク７内にはカルシュウム分の骨だけが固
形分の残屑として残る
【００１０】動物死骸の投入に伴い発酵タンク７内が温
度低下するときは、自動監視又は手動で熱風装置２より
規定温度の熱風が熱風送風管３を経由して発酵タンク７
に送られ、発酵タンク７内は常時７０度Ｃないし８０度
Ｃに保たれる。
度低下するときは、自動監視又は手動で熱風装置２より
規定温度の熱風が熱風送風管３を経由して発酵タンク７
に送られ、発酵タンク７内は常時７０度Ｃないし８０度
Ｃに保たれる。
【００１１】発酵処理開始事前に容量約２０立方メート
ルの発酵タンク７の内部に約１０立方メートルの高温発
酵菌入りの発酵材を投入する。このとき発酵タンク内の
水分含有は約３０パーセントないし４０パーセントで発
酵の持続に必要な６０パーセントには水分不足の条件で
ある。発酵タンク内が投入設定温度の約７０度Ｃ程度の
予備発酵温度になれば動物の死骸投入が可能の条件が整
う。動物の死骸は通常７０パーセントないし８０パーセ
ントの水分を含有するもので、投入口４より投入する動
物死骸の量を調整して、発酵タンク７内の発酵材と混合
後の発酵の持続する含有水分の約６０パーセントとす
る。発酵タンク７内の水分が６０パーセントに達すると
発酵タンク７内は急速に温度が上昇する。約２時間後に
発酵タンク７内の温度は７５度Ｃないし８０度Ｃに達す
る。
ルの発酵タンク７の内部に約１０立方メートルの高温発
酵菌入りの発酵材を投入する。このとき発酵タンク内の
水分含有は約３０パーセントないし４０パーセントで発
酵の持続に必要な６０パーセントには水分不足の条件で
ある。発酵タンク内が投入設定温度の約７０度Ｃ程度の
予備発酵温度になれば動物の死骸投入が可能の条件が整
う。動物の死骸は通常７０パーセントないし８０パーセ
ントの水分を含有するもので、投入口４より投入する動
物死骸の量を調整して、発酵タンク７内の発酵材と混合
後の発酵の持続する含有水分の約６０パーセントとす
る。発酵タンク７内の水分が６０パーセントに達すると
発酵タンク７内は急速に温度が上昇する。約２時間後に
発酵タンク７内の温度は７５度Ｃないし８０度Ｃに達す
る。
【００１２】本発明の発酵処理法による処理中は発酵タ
ンク７より多量に水分と臭気を発生するので発酵タンク
７に直結した特殊セラミックスと竹炭や木炭等を用いた
脱臭装置５により水と二酸化炭素に分解されて外部に放
出するため無臭で環境には無害になる。
ンク７より多量に水分と臭気を発生するので発酵タンク
７に直結した特殊セラミックスと竹炭や木炭等を用いた
脱臭装置５により水と二酸化炭素に分解されて外部に放
出するため無臭で環境には無害になる。
【００１３】
【発明の効果】本発明の処理装置を用いて動物死骸の高
温発酵処理することにより、従来は短時間では処理が困
難とされた大型の動物死骸を最初に細断し、その後は高
温発酵菌の高温により短時間で煮物状態しなり、高温発
酵処理の完了する投入約５時間ないし８時間後には乾燥
して原型を全く止めない状態になる。発酵タンク内に残
るのは発酵処理材により粉末状態に完全処理された粉末
と骨のみが残り、揮発成分は気体として放出する。動物
死骸の１回当たりの処理量が１トンであるにもかかわら
ず消費電力等が小電力量ですみ処理後に環境有害物を発
生しない。発酵タンクに残る残存物が少量でタンクは長
期間の連続使用が可能であり、内容物の取り出しはキル
ンを傾ければ、排出口扉９より自動的に排出される。
温発酵処理することにより、従来は短時間では処理が困
難とされた大型の動物死骸を最初に細断し、その後は高
温発酵菌の高温により短時間で煮物状態しなり、高温発
酵処理の完了する投入約５時間ないし８時間後には乾燥
して原型を全く止めない状態になる。発酵タンク内に残
るのは発酵処理材により粉末状態に完全処理された粉末
と骨のみが残り、揮発成分は気体として放出する。動物
死骸の１回当たりの処理量が１トンであるにもかかわら
ず消費電力等が小電力量ですみ処理後に環境有害物を発
生しない。発酵タンクに残る残存物が少量でタンクは長
期間の連続使用が可能であり、内容物の取り出しはキル
ンを傾ければ、排出口扉９より自動的に排出される。
【００１４】投入される動物死骸に内蔵又は付着して発
酵タンク内に持ち込まれる雑菌や有害菌は、雰囲気温度
６０度Ｃでは生存しているが、７０度Ｃを越えるとほぼ
完全に雑菌と有害菌の死滅が確認され、発酵タンク内の
内容物にこれらの有害な菌が残存し混入する虞はない。
酵タンク内に持ち込まれる雑菌や有害菌は、雰囲気温度
６０度Ｃでは生存しているが、７０度Ｃを越えるとほぼ
完全に雑菌と有害菌の死滅が確認され、発酵タンク内の
内容物にこれらの有害な菌が残存し混入する虞はない。
【図１】本発明の処理装置の正面図である
【図２】処理装置の平面図である。
【図３】処理装置の断面側面図である。
１ 刃 ２ 熱風装置 ３ 熱風送風管 ４ 投入口 ５ 脱臭装置 ６ 回転装置 ７ 発酵タンク ８ 台座 ９ 排出口扉
Claims (1)
- 【請求項１】 キルン筒内側に定温装置と、長さ５０セ
ンチメートルの多数枚の切断刃を交換可能に設け、大型
動物の死骸等を細断して攪拌をする動物の死骸発酵処理
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001080334A JP2002273377A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 動物の死骸発酵処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001080334A JP2002273377A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 動物の死骸発酵処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002273377A true JP2002273377A (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=18936633
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001080334A Pending JP2002273377A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 動物の死骸発酵処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002273377A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007053908A (ja) * | 2005-08-22 | 2007-03-08 | Igarashi Shokai:Kk | 醗酵菌体飼料の製造方法及びこの製造方法により製造された醗酵菌体飼料 |
| KR200447884Y1 (ko) | 2007-12-21 | 2010-03-03 | (주)지에스티 | 가축사체 액화장치 |
| CN102389889A (zh) * | 2011-07-28 | 2012-03-28 | 王永坡 | 一种动物尸体无害化处理装置 |
| CN103350098A (zh) * | 2013-07-02 | 2013-10-16 | 吉秀兰 | 一种餐厨垃圾、病死畜禽的处理工艺 |
| CN103447280A (zh) * | 2013-08-23 | 2013-12-18 | 王新福 | 一种基于微生物的病死猪的处理方法 |
| CN105032893A (zh) * | 2015-07-03 | 2015-11-11 | 罗显平 | 动物尸体的无害化处理方法 |
| CN108467289A (zh) * | 2018-05-22 | 2018-08-31 | 吉林省畜牧兽医科学研究院 | 生物降解净化系统及病死动物尸体生产有机肥方法 |
| CN114308245A (zh) * | 2022-02-08 | 2022-04-12 | 宁夏回族自治区动物疾病预防控制中心 | 一种畜牧养殖场病死动物尸体无害化处理装置 |
-
2001
- 2001-03-21 JP JP2001080334A patent/JP2002273377A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007053908A (ja) * | 2005-08-22 | 2007-03-08 | Igarashi Shokai:Kk | 醗酵菌体飼料の製造方法及びこの製造方法により製造された醗酵菌体飼料 |
| KR200447884Y1 (ko) | 2007-12-21 | 2010-03-03 | (주)지에스티 | 가축사체 액화장치 |
| CN102389889A (zh) * | 2011-07-28 | 2012-03-28 | 王永坡 | 一种动物尸体无害化处理装置 |
| CN103350098A (zh) * | 2013-07-02 | 2013-10-16 | 吉秀兰 | 一种餐厨垃圾、病死畜禽的处理工艺 |
| CN103447280A (zh) * | 2013-08-23 | 2013-12-18 | 王新福 | 一种基于微生物的病死猪的处理方法 |
| CN105032893A (zh) * | 2015-07-03 | 2015-11-11 | 罗显平 | 动物尸体的无害化处理方法 |
| CN108467289A (zh) * | 2018-05-22 | 2018-08-31 | 吉林省畜牧兽医科学研究院 | 生物降解净化系统及病死动物尸体生产有机肥方法 |
| CN114308245A (zh) * | 2022-02-08 | 2022-04-12 | 宁夏回族自治区动物疾病预防控制中心 | 一种畜牧养殖场病死动物尸体无害化处理装置 |
| CN114308245B (zh) * | 2022-02-08 | 2023-01-13 | 宁夏回族自治区动物疾病预防控制中心 | 一种畜牧养殖场病死动物尸体无害化处理装置 |
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