JP2002273267A - 電気集塵用電源装置及びその制御方法 - Google Patents

電気集塵用電源装置及びその制御方法

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JP2002273267A JP2001081370A JP2001081370A JP2002273267A JP 2002273267 A JP2002273267 A JP 2002273267A JP 2001081370 A JP2001081370 A JP 2001081370A JP 2001081370 A JP2001081370 A JP 2001081370A JP 2002273267 A JP2002273267 A JP 2002273267A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インバータ化された電源本来の高速制御性を
生かし、火花放電後の再立ち上げ電圧の上昇を任意に制
御し、火花放電の再発を防止して塵埃を帯電させる荷電
時間を確保し、集塵効率を向上させる電気集塵装置用の
電源を提供する。 【解決手段】 本発明の電気集塵用電源装置は、放電電
極15への荷電電流を電流基準と比較し、出力信号Aを出
力する電流制御回路21と、放電電極15と集塵電極16の間
の荷電電圧を基準電圧値Vvと比較し、出力信号Bを出力
する電圧制御回路24と、出力信号Aと前記出力信号Bと
で、インバータ5を制御する駆動パルス制御回路32とを
有し、駆動パルス制御回路32が、定常運転のとき、基準
電圧値Vvを定格電圧とし、放電電極15と集塵電極16との
間のコロナ放電電流に対応した荷電電圧を制御するた
め、出力信号Aでインバータ5を制御し、火花放電による
荷電電圧の低下後の再立上げ時に、基準電圧値Vvを用
い、出力信号Bでインバータ5を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コロナ放電により
塵埃を帯電させて、吸着補集を行う電気集塵装置に用い
られる高周波インバータを用いた電気集塵用電源装置に
係わるものである。
【0002】
【従来の技術】近年、工場の排煙ガスなどに含有する塵
埃,微生物あるいは煙の粒子などの空気中浮遊物を帯電
して、吸着させることにより除去することで、排煙ガス
などを清浄化する電気集塵機が使用されている。このと
き、電気集塵装置は、放電電極と集塵電極との間でコロ
ナ放電を発生させ、このコロナ放電により上述した空気
中浮遊物をイオン化し、このイオン化された空気中浮遊
物を集塵電極に吸着補集させることで除去を行う。この
コロナ放電を起こさせる電圧を供給するために、高周波
インバータを用いた電気集塵用電源が用いられる。上記
電気集塵用電源は、商用の交流電源を整流した直流電圧
で運転される高周波インバータの高周波出力電圧を、高
電圧トランスと整流器とを通すことにより、直流の高電
圧に変換し、この直流の高電圧を放電電極と集塵電極と
に供給する。
【0003】従来、この種の高周波インバータを用いた
電気集塵用電源の制御は、旧来のサイリスタを使用した
電気集塵用電源の制御と、基本的に同一の定電流制御に
より行われ、特に、火花放電後の再立ち上げ制御も定電
流制御で行われる。この定電流制御は、荷電電圧が火花
放電直前の電圧に制御するのが最も集塵効率が上がる
が、反面、火花放電が発生し易くなる。そして一旦、火
花放電が発生すると、放電電極と集塵電極との間で短絡
が起こり、コロナ放電が起こらなくなる。したがって、
電界集塵装置は、放電電極と集塵電極との間の電界がコ
ロナ放電を起こるまで、すなわち放電電極と集塵電極と
の間の電圧(荷電電圧)が、コロナ放電を起こす電圧に
上昇するまで集塵機能を喪失する。このため、集塵電源
においては、集塵効率を上げるために、火花放電の発生
を速やかに消弧し、その後、できるだけ高速に荷電電圧
を立ち上げる、つまり、放電電極と集塵用電源との間に
形成される静電容量を高速に充電する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、放電電極に対して定電流制御により行われて
いる充電では、荷電電圧を直接制御している訳ではない
ため、集塵電極の静電容量およびコロナ放電量に基づい
て決まる放電電極の電圧の制御において、任意に設定し
た電圧値への正確な制御が困難である。すなわち、従来
の集塵用電源は、荷電電圧の立ち上がり傾斜が急速すぎ
たとき、放電電極と集塵用電源間に残留している電荷の
ために、再度火花放電しやすい問題がある。また、従来
の集塵用電源装置には、火花放電の発生を防止するた
め、荷電電圧の再立ち上げの速度を遅くすると、火花放
電の発生を防止することは出来るが、実質的な空気中浮
遊物を帯電させる荷電時間が減少し、集塵効率を低下さ
せる欠点がある。
【0005】上述した問題及び欠点を解決するために
は、再立ち上げ時の火花放電を防止するために、荷電電
圧の上昇期間において、立ち上がり傾斜の正確な制御が
必要となる。本発明はこのような背景の下になされたも
ので、インバータ化された電源本来の高速制御性を生か
し、火花放電後の再立ち上げ電圧の上昇を任意に制御す
ることにより、火花放電の再発を防止して実効的な塵埃
を帯電させる荷電時間を確保し、集塵効率を向上させる
電気集塵用の電源を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電気集塵用電源
装置は、交流電源を整流した直流電圧で運転する高周波
インバータ部の高周波出力電圧を高電圧トランスと整流
器を通して直流高電圧に変換し、この直流高電圧を放電
電極と集塵電極間の容量に荷電する電気集塵用電源装置
であって、前記容量への荷電電流を検出して電流基準値
と比較し、比較結果を出力信号Aとして出力する定電流
制御回路と、前記放電電極と前記集塵電極との間の荷電
電圧を検出して電圧基準値と比較し、比較結果を出力信
号Bとして出力する定電圧制御回路とを備えて、前記出
力信号Aと前記出力信号Bとに基づき、前記高周波イン
バータ部の動作を制御する制御回路を具備し、前記制御
回路が、定常運転のとき、前記電圧基準値を大きく設定
し、前記放電電極と前記集塵電極との間のコロナ放電電
流に対応した荷電電圧の低下の防止を制御するため、出
力信号Aに基づき前記高周波インバータ部の動作を定電
流制御し、火花放電が発生して前記荷電電圧が低下した
後の再立ち上げ時においては立ち上がりの傾斜が、調整
された前記電圧基準を用い、出力信号Bに基づき前記高
周波インバータ部の動作を定電圧制御することを特徴と
する。
【0007】本発明の電気集塵用電源装置は、前記制御
回路が、前記荷電電圧の立ち上げ時を、第1段階及び第
2段階の2段階に分割し、この第1段階と第2段階で、
前記上昇率を変化させることを特徴とする。本発明の電
気集塵用電源装置は、前記制御回路が、前記第1段階に
おいて、前記基準電圧を火花放電直前の荷電電圧より所
定電圧下げた電圧に対応する電圧値まで上昇させ、前記
第2段階において、前記基準電圧を前記最大定格電圧に
対応する弾圧値とし、前記第1段階より相対的に遅い上
昇率でこの最大定格電圧に向けて電圧上昇させることを
特徴とする。
【0008】本発明の電気集塵用電源装置は、前記制御
回路が、前記電圧基準値として、定常動作時において前
記放電電極と前記集塵電極との間の最大定格電圧に対応
する電圧値を用い、火花放電が発生して荷電電圧が低下
したときには前記電圧基準値を下げ、再立ち上げ時にお
いて、火花放電前の荷電電圧まで所定の上昇率で増加し
ていく電圧基準値を用いることを特徴とする。本発明の
電気集塵用電源装置は、前記制御回路が火花放電する前
の荷電電圧を保持する保持手段を有していることを特徴
とする。本発明の電気集塵用電源装置は、前記制御回路
が、火花放電後の前記高周波インバータ部の停止期間終
了直前における前記荷電電圧の検出電圧値を、前記第1
段階の電圧基準の初期圧とすることを特徴とする。
【0009】本発明の電気集塵用電源装置の制御方法
は、交流電源を整流した直流電圧で運転する高周波イン
バータ部の高周波出力電圧を高電圧トランスと整流器を
通して直流高電圧に変換し、この直流高電圧を放電電極
と集塵電極間に印加して荷電電流を供給する電気集塵用
電源装置を、定常時には走電圧制御に対して定電流制御
を優先させ、火花放電が発生したときには予め設定され
た休止時間運転を休止し、その火花放電発生後の荷電圧
の再立ち上時には前記定電流制御に対して定電圧制御を
優先させて制御することを特徴とする。
【0010】本発明の電気集塵用電源装置の制御方法
は、前記休止時間運転を休止した後に、前記荷電電圧を
前記火花放電の発生直前の荷電電圧よりも所定電圧低い
電圧まで相対的に大きな第1の傾斜で上昇させるよう前
記高周波インバータ部を制御し、次に前記荷電電圧を前
記第1の傾斜よりも緩やかな第2の傾斜で最大定格電圧
まで上昇させるよう前記高周波インバータ部を制御する
ことを特徴とする。本発明の電気集塵用電源装置は、前
記定電圧制御に対して定電流制御を優先させるときに
は、前記荷電電圧の検出電圧と比較される基準電圧の値
を増大させ、火花放電の発生時には前記基準電圧を一旦
低下させ、前記定電流制御に対して定電圧制御を優先さ
せるときには、一旦低下した前記基準電圧の値を調整さ
れた傾斜で増大させることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 <第1の実施形態>第1の実施形態による集塵用電源装
置は、定常時の運転における荷電電圧(充電電圧)を記
憶し、火花放電が発生した時点において、一定の時間の
間休止し、その後の動作の再立ち上げを、第1段階及び
第2段階の2段階で行なう。すなわち、第1段階は、再
立ち上げ後の荷電電圧を、火花放電直前の荷電電圧よ
り、所定の電圧だけ低い運転切換電圧まで高速で立ち上
げ、つまり高速で充電を行い、この運転切換電圧を超え
た時点から、第2段階の立ち上げの動作に移行する。そ
して、第2段階は、第1段階の立ち上げの充電速度に対
して、相対的に低速の充電速度により、荷電電圧を最大
定格電圧に向かって上昇させる。
【0012】図1は本発明の一実施形態による集塵用電
源装置の構成を示すブロック図である。この図におい
て、整流器1は、商用電源を整流し、直流電圧を発生す
る。チョークコイル2及びコンデンサ3は、低周波フィ
ルタ4を構成し、特定の周波数以上の高周波電流を阻止
する。フィルタ回路4は、生成した直流電圧を高周波イ
ンバータ部(以下、インバータという)5に供給する。
インバータ5は、4個のIGBT(絶縁ゲート型バイポ
ーラトランジスタ)・6A〜6Dと、このIGBTを保
護する4個の逆並列ダイオード7A〜7Dで構成されて
いる。また、インバータ5は、所定の周波数の駆動パル
スにより、IGBT・6A〜6Dが駆動され、交流電流
を生成し、この交流電流を共振インダクタ8を介して高
電圧トランス9の1次巻線に供給する。
【0013】ここで、高電圧トランス9の2次巻線に
は、共振コンデンサ10が並列接続されている。この共
振コンデンサ10は、高電圧トランス9の1次側の共振
インダクタ8との共振作用により、インバータ回路5を
並列共振モードで動作させる。このとき、共振コンデン
サ10の両端の電圧、すなわち高電圧トランス9の1次
側巻線間の電圧は、インバータ回路5におけるIGBT
6A〜6Dのスイッチング周波数をfとし、共振コンデ
ンサ10と共振インダクタ8とから決まる共振周波数F
とし、「n・f≦F≦m・f」の範囲内で共振させる
と、等価的に整流回路1の出力する電圧より高い電圧を
得ることができる。ここで、「n」と「m」との数値
は、出力電圧を測定しつつ、希望する電圧が得られる数
値範囲に調整することにより決定される。
【0014】また、高電圧トランス9の2次巻線には、
コンデンサ11とダイオード12,13から構成される
倍電圧整流回路80が並列に接続されている。倍電圧整
流回路80は、高電圧トランス9の2次巻線に発生する
電圧値の2倍の整流された電圧(以下、整流電圧とす
る)を、放電電極15へ供給する。これにより、放電電
極15と接地された集塵電極16との間には、上記整流
電圧に相当するの電圧差が発生する。ここで、倍電圧整
流回路80のフィルタコンデンサは、放電電極15と、
この放電電極15に対向している集塵電極16とによる
静電容量である。この放電電極15と集塵電極16とに
よる静電容量の容量値は、例えば、0.01μmF以上
であり、数kHz以上の変換周波数のインバータ5を用
いれば十分なフィルタ効果が見込める。
【0015】検出抵抗14は、倍電圧整流回路80のダ
イオード13のカソードと、接地点との間に介挿されて
おり、放電電極15と集塵電極16との間の電圧差であ
る荷電電圧を上昇させる充電電流の電流値を電圧値Vch
gとして検出し、検出信号Schgとして出力する。すなわ
ち、コンデンサ11は、直流を阻止、すなわち直流を流
さないため、放電電極15からの電流が、ダイオード1
2,13を介して、検出抵抗14に全て流れる。このた
め、検出抵抗14は、荷電電圧を上昇させる電流信号I
の電流値を正確に電圧値Vchgとして検出できる。電圧
検出回路40は、検出抵抗17及び検出抵抗18で構成
され、検出抵抗17及び検出抵抗18の分圧比により、
上記荷電電圧の分圧された電圧値Vsupが検出され、検
出信号Ssupとして出力する。
【0016】制御回路20には、上記電圧値Vchg及び
上記電圧値Vsupが入力される。制御回路20は、基準
電圧発生回路22,基準電圧発生回路24,電流制御回
路21,電圧制御回路23,ダイオード30,ダイオー
ド31,駆動パルス幅制御回路32により構成されてい
る。基準電圧発生回路22は基準電圧値Viを発生し、
基準電圧発生回路24は基準電圧値Vvを発生する。電
流制御回路21は、非反転入力端子(+)に入力される
電圧電流検出信号Schgの電圧値Vchgの絶対値と、反転
入力端子(−)に入力される基準電圧値Viとの比較を
行い、電圧値Vchgが基準電圧値Viを超えた場合に、
「H」レベルの信号Aを出力し、電圧値Vchgが基準電
圧値Vi以下である場合に、「L」レベルの信号Aを出
力する。定電圧制御回路23は、非反転入力(+)に入
力される検出信号Ssupの電圧値Vsupの絶対値と、基準
電圧値Vvとの比較を行い、電圧値Vsupが基準電圧値V
vを超えた場合に、「H」レベルの出力信号Bを出力
し、電圧値Vsupが基準電圧値Vv以下の場合に、「L」
レベルの出力信号Bを出力する。
【0017】ダイオード30とダイオード31とはオア
回路34を構成しており、このオア回路34は出力信号
Aまたは出力信号Bのいずれか一方でも「H」レベルで
あるとき「H」レベルの出力信号Cを出力する。駆動パ
ルス幅制御回路32は、上記出力信号Cのレベルに基づ
いて、インバータ5のIGBT6A〜6Dのオン時問を
決定する駆動パルス幅の変調を行う。すなわち、駆動パ
ルス幅制御回路32は、入力される出力信号Cが「L」
レベルの場合、駆動パルス幅を広げてインバータ5の出
力を上昇させ、出力信号Cが「H」レベルの場合、駆動
パルス幅を狭めてインバータ5の高電圧トランス9の一
次側巻線へ出力する電圧を低下させる制御を行う。した
がって、電圧値Vchgが基準電圧値Viを超えたとき、ま
たは電圧値Vsupが基準電圧値Vvを超えたときのいずれ
かの場合に、駆動パルス幅制御回路32は、インバータ
5の出力電圧を制限するために、インバータ5へ出力す
る駆動パルスの幅を短くする。
【0018】さらに、火花検出回路33は、荷電電圧の
異常低下を検知することにより、放電電極15と集塵電
極16との間に火花放電が発生したことを検出する。ま
た、火花検出回路33は、所定の駆動パルス幅、例え
ば、10msの駆動パルス幅の火花検出信号Spを、駆動パ
ルス幅制御回路32と基準電圧発生回路24とに供給す
る。駆動パルス幅制御回路32は、この火花検出信号S
pの駆動パルス幅の時間の間、インバータ5の動作を停
止、すなわち、インバータ5に対する駆動パルスの供給
を停止する。また、基準電圧発生回路24の火花検出信
号Spが入力されることよる動作については、後に説明す
る。
【0019】次に、基準電圧発生回路24の詳細な構成
を図2を用いて説明する。図2は、基準電圧発生回路2
4の構成例を示すブロック図である。電気集塵用電源
は、定常運転のとき、集塵装置内のコロナ放電電流を一
定にするため定電流制御される。ここで、電気集塵用電
源の定電圧制御回路23は、従来、荷電電圧が電気集塵
用電源の定格最高電圧を超えて増大しないように設定さ
れており、荷電電圧の電圧リミッタとして動作する。こ
のため、集塵ダスト抵抗が高くなった場合、すなわちコ
ロナ放電電流が少なくなった場合、または放電電極15
がダスト付着により肥大化してコロナ放電し難くなった
場合などの設定電圧以上のときにしか動作しない。しか
しながら、後で説明するように、火花放電後の再立ち上
げ時に、立ち上げの第1の段階及び第2の段階の切換タ
イミングの検出に積極的に利用している。
【0020】バッファアンプ45は、端子41から入力
される検出信号Ssupをインピーダンス変換して、アナ
ログスイッチ46,コンパレータ63の反転入力端子
(−),コンパレータ64の非反転入力端子(+)各々
へ信号Scとして出力する。アナログスイッチ46は、
オン状態となることにより、信号Sc(電圧値Vc)を
信号Sd(電圧値Vd)としてバッファアンプ47へ出
力する。ダイオード48は、カソードがバッファアンプ
47の出力に接続され、アノードがアナログスイッチ4
9の入力端子に接続され、すなわちバッファアンプ47
とアナログスイッチ49との間に介挿されている。アナ
ログスイッチ49の出力は端子42へ接続されており、
この端子42から出力される電圧が基準電圧値Vvとな
る。
【0021】コンデンサ50は、アナログスイッチ46
の出力端子と接続されており、荷電電圧の電圧値を記憶
する。また、コンデンサ50は、電源Vと接地点との間
で、直列に接続された定電流充電回路51及び定電流放
電回路52において、定電流放電回路52と並列に接続
されている。ここで、定電流充電回路51と定電流放電
回路52とは、各々制御信号Sj,火花検出信号Spによ
りオン/オフされる。定格電圧値Vmは、バッファアン
プ53と抵抗54とを介し、アナログスイッチ49の出
力と、端子42(すなわち、図1の電圧制御回路(アン
プ)23の反転入力端子(−))に、図示しない定格電
圧発生回路から入力される。
【0022】基準回路70は、抵抗55,バッファアン
プ58,コンデンサ56及び放電トランジスタ57から
構成され、第1段階の再立ち上げ基準の電圧をダイオー
ド59のカソードに供給する。ここで、抵抗55とコン
デンサ56とは、電源Vと接地点との間で、直列に接続
され、コンデンサ56と放電トランジスタ57とは並列
に接続されている。ダイオード59及びダイオード48
とは、アンド回路と同様な動作を行う低レベル優先回路
を構成しており、双方ともにカソードの電圧がアノード
の電圧より低下した場合、各々バッファアンプ47,バ
ッファアンプ58を電流が流し、アノード(すなわち、
点P)の電圧を低下させる。実際には、上記低レベル優
先回路を構成しているダイオード48及びダイオード5
9に電圧降下が存在し、この電圧降下を補償する補償回
路が必要である。しかしながら、図2においては、回路
説明が煩雑となるため、上記補償回路を省略している。
以下の説明は図1及び図2の各ダイオードの電圧降下の
影響を無視して行う。
【0023】火花放電信号Spは、フリップフロップ6
0のセット端子Sと、定電流放電回路52のゲート端子
と、放電トランジスタ57のエミッタ端子に入力されて
いる。 フリップフロップ60は、リセット端子Rにオ
ア回路65の出力端子が接続され、出力端子Qがアナロ
グスイッチ49のゲート端子に接続され、出力端子QB
がアナログスイッチ46のゲート端子に接続されてい
る。コンパレータ61は、コンデンサ56に充電されて
いる電圧V(非反転入力端子(+))の電圧値と、ダイ
オード48を介してバッファアンプ47から出力される
信号Sdの電圧値Vdとを比較し、比較結果を信号Dとし
てフリップフロップ62のセット端子Sに出力する。
【0024】ここで、コンパレータ61は、電圧Vの電
圧値が電圧値Vdより高い場合、信号Dを「H」レベル
で出力し、電圧Vの電圧値が電圧値Vdより低い場合、
信号Dを「L」レベルで出力する。したがって、コンパ
レータ61は、電源Vの電圧値が電圧値Vdを超えた場
合に、「H」レベルの信号Dにより、フリップフロップ
62をセットし、フリップフロップ62の出力端子Qか
ら「H」レベルの信号Cを出力する。定電流充電回路5
1は、信号Cが「H」でゲート端子に入力されることに
よりオン状態となる。
【0025】リセット回路71は、コンパレータ63,
64のいずれかの出力が「H」レベルとなることによ
り、オア回路65の出力が「H」レベルとなり、すなわ
ち、リセット信号RSを「H」レベルとし、フリップフ
ロップ60,62の各リセット端子Rに、「H」レベル
のリセット信号RSを出力することにより、フリップフ
ロップ60,62のリセットを行う。このリセットによ
り、フリップフロップ60,62の各出力端子Qは
「H」レベルから「L」レベルとなる。コンパレータ6
3は、バッファ45の出力する信号Scの電圧値Vc
と、コンデンサ48を介して出力されるバッファ47の
出力電圧の電圧値(すなわち、記憶コンデンサ50に蓄
積されることにより、記憶されている電圧の電圧値V
t)とを比較する。
【0026】コンパレータ63は、電圧値Vdが電圧値
Vcを超えた場合に「H」レベルの信号をオア回路65
に出力し、リセット信号RSを「H」レベルとし、フリ
ップフロップ60,62のリセットを行う。コンパレー
タ64は、電圧値Vcと定格電圧値Vmとを比較して、
電圧値Vcが定格電圧Vmを超えた場合に、「H」レベ
ルの信号をオア回路65に出力し、リセット信号RSを
「H」レベルとし、フリップフロップ60,62のリセ
ットを行う。
【0027】次に、第1の実施形態による集塵用電源装
置の動作例を、図3を用いて説明する。図3(1),
(2),(3)においては、横軸が時刻であり、縦軸が
電圧レベルを示している。また、図3(1),(2),
(3)においては、図の上部に示されている時刻t1〜
t5が共通に用いられている。図3は、動作例のタイミ
ングチャートを示しており、の(1)は実線が荷電電圧
の電圧値Vsupを示し、一点鎖線が電圧値Vsupに対応す
る基準電圧値Vvを示しており、点線はコンデンサ50
の蓄積電圧の電圧値Vtである。図3の(2)は実線が
定電流制御回路21の出力信号A、破線が定電圧制御回
路23の出力信号Bのレベルを示し、(3)は火花検出
信号Spを示す。
【0028】以下、図3の各時刻に従い、本発明の第1
の実施形態の動作例の説明を行う。 1)時刻t0〜t1(定常運転期間) 定常運転時において、電気集塵装置の負荷状態が正常で
あれば、荷電電圧の電圧値Vcは、放電電圧15及び集
塵電圧16との間の荷電電圧の定格最高電圧値Vmaxに
対応する電圧、すなわち定格電圧値Vm以下において、
コロナ放電における負荷状態で決定されている。ここ
で、定格電圧値Vmは、電圧検出回路40における、抵
抗17と抵抗18との分圧比に対応して、定格最高電圧
値Vmaxを分圧した電圧値である。そして、インバータ
5は、安定したコロナ放電により消費されるコロナ放電
電流を供給するため、定電流制御状態において運転され
ている。このとき、アナログスイッチ49がオフ状態の
ため、定格電圧値Vmは、バッファアンプ53と抵抗5
4とを介して、定電圧制御回路32の反転入力端子
(−)に基準電圧として加えられ、荷電電圧を示す電圧
値Vsupと比較されている。
【0029】しかしながら、荷電電圧を示す電圧値Vsu
pは、定格電圧値Vmを越えていないため、出力信号Bは
「L」レベルで出力されている。すなわち、定電圧制御
回路23の出力信号Bは「L」レベルで出力され、ダイ
オード31がオフし、定電流制御回路21の出力信号A
は「H」レベルで出力され、ダイオード30がオンして
いる。これにより、駆動パルス幅制御回路32は、ダイ
オード30の出力する「H」レベルに対応した信号C
(「H」レベル)に基づき、広い駆動パルス幅と狭い駆
動パルス幅とから、狭い駆動パルス幅を選択して、イン
バータ5の制御を行っている。また、検出された荷電電
圧の電圧値Vsupは、バッファアンプ45とアナログス
イッチ46を介して、記憶用のコンデンサ50に充電さ
れ、定常運転時の荷電電圧として記憶される。
【0030】2)時刻t1〜t2(火花放電発生時) 例えば、時刻t1において、放電電極15と集塵電極1
6との間で火花放電が発生したとする。このとき、火花
検出回路33は、駆動パルス幅10msの火花検出信号
Spを、駆動パルス幅制御回路32及び電圧基準回路2
4に出力する。これにより、電圧基準回路24内におい
て、フリップフロップ60は、火花検出信号Spがセッ
ト端子Sに入力されることにより、出力端子Gから
「H」レベルを出力し、出力端子QBから「L」レベル
を出力する。
【0031】したがって、アナログスイッチ49はゲー
ト端子に「H」レベルの信号が入力されることによりオ
ン状態となり、一方、アナログスイッチ46はゲート端
子に「L」レベルの信号が入力されることにより、オフ
状態となる。そして、アナログスイッチ46がオフ状態
となることにより、火花放電が発生する直前の荷電電圧
の電圧値Vsupがコンデンサ50に保持される。
【0032】また、放電トランジスタ57は、「H」レ
ベルの火花検出信号Spが入力されることによりオン状
態となり、再立ち上げの第1段階の電圧基準値を決める
コンデンサ56の電圧値を10msの期間「0(V)」
にする。このとき、アナログスイッチ49がオン状態で
あるため、バッファアンプ58は、ダイオード59及び
アナログスイッチ49を介して、点Pの電圧を引き下げ
て、定電圧制御回路23の反転入力端子(−)に入力さ
れる基準電圧値Vvを「0(V)」とする。そして、駆
動パルス幅制御回路32は、火花検出信号Spが「H」
レベル入力されているため、インバータ5に対する駆動
パルスの供給を停止する。これにより、インバータ5
は、火花検出信号Spが「H」レベルで入力されている
間動作を停止する。したがって、この火花検出信号Sp
が「H」レベルで出力されている期間は、荷電電圧がコ
ロナ放電を発生させる電圧値とはならないため、コロナ
放電が発生せず、集塵処理が停止された状態にある。
【0033】また、定電流放電回路52は、火花検出信
号Spが「H」レベルで入力されることによりオン状態
となり、コンデンサ50に記憶されている電圧,すなわ
ち電荷を放電して蓄積されている電圧値を低下させる。
このとき、火花検出信号Spの駆動パルス幅、すなわち
定電流放電回路52のオンされている時間(例えば、1
0ms)に応じた電荷が放電されて、電圧値Vtにおい
て一定の電圧△Vが低下する。
【0034】3)時刻t2〜t3(再立ち上げ第1段階
の期間) 火花検出信号Spが10ms後に「H」レベルから
「L」レベルへ遷移すると、駆動パルス幅制御回路32
がインバータ5に駆動パルスの供給を開始する。これに
より、インバータ5が運転動作を開始するが、時刻t2
における駆動パルス幅制御回路32から供給される駆動
パルスは狭い駆動パルス幅の駆動パルスである。そし
て、放電トランジスタ57がオフ状態とされることによ
り、抵抗55とコンデンサ56とで決まる時定数に応じ
て、バッファアンプ58の入力電圧が徐々に上昇し、ダ
イオード59を介して点Pを電圧Vの電圧値へ、上昇角
度αで徐々に上昇させる。また、定電流放電回路52
は、火花検出信号Spが「H」レベルから「L」レベル
へ遷移することにより、オフ状態となる。
【0035】これにより、基準電圧発生回路24は、電
圧制御回路23に対して、端子42から、上述したよう
に上昇角度αで徐々に上昇していくバッファアンプ58
の出力する電圧値を基準電圧値Vvとして出力する。こ
れにより、電圧制御回路23は、検出信号SSUPの電圧
値Vsupが基準電圧値Vvを超えないため、出力信号Bを
「L」レベルで出力する。また、電流制御回路21は、
電圧値Vchgが基準電圧値Viを超えない場合、すなわ
ち、検出抵抗14を流れる充電電流が定格電流値を超え
ない場合に、出力信号Aを「L」レベルとして出力す
る。そして、出力信号A及び出力信号Bが共に「L」レ
ベルの場合、信号Cは「L」レベルとなり、駆動パルス
幅制御回路32は、幅の広い駆動パルスをインバータ5
へ供給する。
【0036】一方、電流制御回路21は、電圧値Vchg
が基準電圧値Viを超えた場合、すなわち、検出抵抗1
4を流れる充電電流が定格電流値を超えた場合に、出力
信号Aを「H」レベルとして出力する。また、電圧制御
回路23は、電圧値Vsupが基準電圧値Vvを超えた場
合、出力信号Aを「H」レベルとして出力する。そし
て、出力信号Aが「H」レベルであり、出力信号Bが
「L」レベルの場合、または、出力信号Aが「L」レベ
ルであり、出力信号Bが「H」レベルの場合、信号Cは
「H」レベルとなり、駆動パルス幅制御回路32は、幅
の狭い駆動パルスをインバータ5へ供給する。
【0037】したがって、駆動パルス制御回路32は、
電流制御回路21または電圧制御回路23のいずれかが
「H」レベルの信号を出力した期間以外、すなわち定電
圧制御回路23と定電流制御回路21の出力信号A及び
Bがダイオード30,31を交互にオン/オフさせ、相
互に牽制しながら、幅の広い駆動パルスまたは幅の狭い
駆動パルスのいずれかで構成される駆動パルス列をイン
バータ5に供給し、荷電電圧を上昇角度αで増加させ
る。これにより、インバータ5は、コンデンサ56の電
圧値の上昇角度αに対応させて、放電電極15をと集塵
電極16間の静電容量を充電し、荷電電圧を上昇角度α
に対応して上昇させることになる。また、電気集塵装置
の特性は、荷電電圧がコロナ開始電圧以下ではコロナ放
電電流が流れず、コロナ開始電圧を越すと見かけ上抵抗
分としてコロナ放電電流が流れるので、再立ち上げ初期
は放電電極15と集塵電極16間の容量の充電を行うと
考えられる。
【0038】4)時刻t3〜t4(再立ち上げ第2段階の
期間) 時刻t3において、コンデンサ56の電圧がコンデンサ
50に蓄積されている電圧値を越えると、ダイオード4
8がオン状態となり、以降、点Wにおけるコンデンサ5
0に蓄積されている電圧値Vt(定常状態の荷電電圧値
の測定値である電圧値VsupよりΔV低下した電圧値)
が、電圧制御回路23の反転入力端子(−)に供給され
る基準電圧値Vvとなる。このとき、コンパレータ61
は、コンデンサ56の電圧が点Pの電圧(電圧値Vt)
を超えるため、「H」レベルの信号をフリップフロップ
62のセット端子Sに出力し、フリップフロップ62を
セットする。これにより、フリップフロップ62は、出
力端子Qから定電流充電回路51のゲート端子へ、
「H」レベルの信号Sjを出力し、定電流充電回路51
をオン状態とする。
【0039】ここで、定電流充電回路51のコンデンサ
50に供給する電流、すなわちコンデンサ50を充電す
る電流値を適正に選定することにより、コンデンサ50
の電圧は任意の角度θで上昇させる(すなわち、任意の
上昇率)ことができる。このとき、基準電圧Vvの第1
段階及び第2段階における上昇角度において、コンデン
サ56への充電における上昇角度αより、コンデンサ5
0への充電における上昇角度θを小さくする(第1段階
の上昇率に比較して第2段階の上昇率を小さくする)こ
とにより、再立ち上げの第1段階の荷電電圧の上昇速度
に比較して、再立ち上げの第2段階の荷電電圧の上昇を
緩やかにすることができる。すなわち、第2段階におけ
る基準電圧値Vvの上昇率を、第1段階における基準電
圧値Vvの上昇率に対して低く設定することにより、こ
の基準電圧Vvの上昇率に対応して、荷電電圧の電圧値
の上昇率(上昇角度θに対応)も第1段階の上昇率(上
昇角度α)に比較して、第2段階の方が緩やかとなる。
ここで、基準電圧値Vvの上昇角度α及びθは、実際に
電気集塵装置の運転を行いながら調節して、この上昇角
度(α及びθ)対応して上昇する荷電電圧が、高速に立
ち上がり、かつ火花放電が発生しない値に調節して決定
される。
【0040】また、時刻t3〜t4においても、時刻2
〜t3においてと同様に、駆動パルス制御回路32は、
電流制御回路21または電圧制御回路23のいずれかが
「H」レベルの信号を出力した期間以外、すなわち定電
圧制御回路23と定電流制御回路21の出力信号A及び
Bがダイオード30,31を交互にオン/オフさせ、相
互に牽制しながら、幅の広い駆動パルスまたは幅の狭い
駆動パルスのいずれかをインバータ5に供給するため、
高速に放電電極15と集塵電極16の静電容量を充電
し、荷電電圧を上昇させることになる。ただし、時刻t
3〜4において、駆動パルス幅制御回路32は、上昇角
度θが上昇角度αより小さいため、信号Cが「H」レベ
ルで入力される頻度が、時刻t2〜t3の期間より多い
ため、インバータ5へ出力する駆動パルス列において狭
い幅の駆動パルスの比率が多くなる。
【0041】5)時刻t4〜 (定常運転復帰) 時刻t4において、荷電電圧が上昇角度θで上昇してい
くと、コロナ放電を開始する電圧値を越え、放電電極1
5と集塵電極16との間にコロナ電流が流れ始める。こ
れにより、放電電極15と集塵電極16との間に負荷電
流(コロナ電流)が流れることにより、検出抵抗14に
流れる電流が増加することにより、電圧値Vchgが上昇
し、常に基準電圧値Viを超えるため、出力信号Aが定
常的に「H」レベルとなる。
【0042】ここで、駆動パルス幅制御回路32は、信
号Cが常に「H」レベルの状態となることにより、イン
バータ5へ狭い幅の駆動パルスのみを供給することとな
る。そして、定電流充電回路51によるコンデンサ50
に対する充電により、点Pの電圧が電圧値Vsupを超え
ると、コンパレータ63は、オア回路65を介して、フ
リップフロップ60,62各々のリセット端子Sに、
「H」レベルのリセット信号RSを出力し、フリップフ
ロップ60,62のリセットを行う。これにより、アナ
ログスイッチ46は、ゲート端子に「H」レベルが入力
されてオン状態となり、アナログスイッチ49はゲート
端子に「L」レベルが入力され、オフ状態となる。
【0043】したがって、アナログスイッチ46がオン
状態になるこにより、コンデンサ50に電圧値Vsupの
値が充電される状態になり、アナログスイッチ49がオ
フ状態になることにより、電圧制御回路23の反転入力
端子(−)に対して、基準電圧値Vvとして定格電圧Vm
が供給されることになる。また、定電流充電回路51
は、ゲート端子に「L」レベルの信号が入力されるた
め、オフ状態となる。このため、以降、駆動パルス幅制
御回路32は、電流制御回路21からコロナ電流に対応
して出力される出力信号Aと、定格電圧値Vmと荷電電
圧の電圧値との比較により電圧制御回路23から出力さ
れる出力信号Bとにより制御される。
【0044】この第1の実施形態によれば、再立ち上げ
電圧の第1段階は、火花放電直前の荷電電圧の電圧値よ
り所定の電圧ΔVだけ低い電圧を目標として比較的高速
の上昇角度αで上昇し、次に第2段階として定格電圧値
Vmに向かって、上昇角度αに対して相対的に遅い所定
の上昇角度θで上昇させる。また、この第2段階におけ
る途中において、コロナ放電の発生する領域に入って定
電流に移行するか、または定格電圧Vmまで上昇する。
このように、第1の実施形態の集塵用電源装置は、基準
電圧発生回路24が、定電圧制御回路23の反転入力端
子(−)に入力される基準電圧値Viを、再立ち上げの
第1段階の期間と、再立ち上げの第2段階の期間と、定
常運転の期間とにおいて、これら各期間に対応した電圧
値に調整するため、各期間において荷電電圧の上昇角度
を、より正確に制御することで、荷電電圧をコロナ放電
が発生する電圧値まで高速に立ち上げ、かつ再立ち上げ
時に発生しがちな火花放電を回避し、集塵装置の稼働率
を上昇させて、集塵効率を向上することが可能となる。
【0045】また、第1の実施形態の電気集塵用電源装
置は、再立ち上げの第1及び第2段階において、火花放
電が再発生する場合にも、記憶コンデンサ50に記憶さ
れた再発の火花放電前の電圧値Vtに対してΔV低下し
た電圧から、再び上昇角度θの電圧上昇率で上昇してい
き、この火花放電と電圧制御された再立ち上げ動作とを
適正な間隔で繰り返すことにより、集塵装置の稼働率を
上げて、集塵効率を向上できる。すなわち、本発明の電
気集塵用電源装置は、定常運転のとき、基準電圧値Vv
に定格電圧Vmを用い、放電電極15と集塵電極16と
の間のコロナ放電電流に対応した荷電電圧の低下の防止
を制御するため、出力信号Aに基づきインバータの動作
を制御し、火花放電が発生して荷電電圧が低下した後の
再立ち上げ時において、調整された基準電圧値Vvを用
い、出力信号Bに基づきインバータ5の動作を制御する
【0046】<第2の実施形態>第2の実施形態による
集塵用電源装置は、第1の実施形態の図1の構成におい
て、基準電圧発生回路24が基準電圧発生回路84に置
換された以外、同様の構成である。図4を用いて、基準
電圧発生回路84を説明する。図4は、基準電圧発生回
路84の構成を示すブロック図である。図4において、
第1の実施形態の図2(基準電圧発生回路24)と同様
な部分については同一の符号を付し、説明を省略する。
【0047】すなわち、火花放電が発生した時点におい
て、コンデンサ56に蓄積される電圧値を「0(V)」
とするのではなく、コンデンサ50と同様に電圧値Vch
gを記憶させるようにしている。ここで、火花放電の発
生直後において、実際の荷電電圧を測定すると、図3の
点線Vepのように、インバータ5を停止しても、荷電
電圧がある程度の電圧値を保持している場合がある。例
えば、火花放電が発生した後、荷電電圧がある程度の電
圧値を有する場合は、発生した火花放電が微少なもので
あり、放電電極15と集塵電極16との静電容量分の電
荷を完全に放電しきらないためと考えられる。
【0048】このような場合、第1の実施形態のよう
に、第1段階の再立ち上げ電圧の電圧基準を「0
(V)」まで下げてしまうと、基準電圧値Viがこの放
電電極15と集塵電極16との間に保持されている電圧
の電圧値に上昇するまで、荷電電圧の電圧値が基準電圧
値Viより高いため、電圧制御回路23から出力される
出力信号Bが「H」レベルで出力され続け、信号Cが
「H」レベルとなり、駆動パルス幅制御回路32は狭い
幅の駆動パルスしか出力せずに、荷電電圧の上昇を遅く
してしまう。したがって、この場合、インバータ5の停
止期間終了後に、放電電極15と集塵電極16との間に
保持されている荷電電圧から、コンデンサ56の充電を
開始させ、第1段階の上昇角度αにより再立ち上げを行
えば、高速に充電が行われ、荷電電圧の上昇時間のロス
がなく、効率的に荷電電圧を上昇させられる。
【0049】図4の基準電圧発生回路84は、インバー
タ5の停止期間終了後、すなわち、火花検出信号Spの
「H」レベルの期間の終了後、放電電極15と集塵電極
16との間に保持されている残留電圧から充電を開始
し、第1段階の上昇角度αで荷電電圧の再立ち上げを行
う。図4において、放電トランジスタ57の代わりに、
アナログスイッチ75が設けられている。アナログスイ
ッチ75は、バッファアンプ58の入力端子と、バッフ
ァアンプ45の出力端子との間に介挿され、ゲート端子
に火花検出信号Spが入力されている。すなわち、アナ
ログスイッチ75は、火花放電が発生し、火花検出信号
Spが「H」レベルのときにオン状態となる。
【0050】次に、図4の基準電圧発生回路84が第1
の実施形態の基準電圧発生回路24と異なる部分の動作
について、以下、説明する。定常時、アナログスイッチ
75がオフ状態となっているので、コンデンサ56には
電圧値Vが蓄積されている。図3の時刻t1において、
火花放電が発生すると、所定時間(たとえば、10ms
ec)の間、火花検出信号Spが「H」レベルとなり、
駆動パルス幅制御回路32が駆動パルスをインバータ5
に供給しないため、インバータ5の動作が停止する。こ
のとき、火花放電により放電される電荷が少なく、放電
電極15と集塵電極16との間の静電容量に荷電電圧の
ある残留電圧値が保持されているとする。
【0051】また、火花検出信号Spが「H」レベルと
なることにより、アナログスイッチ75がオン状態とな
り、バッファアンプ45の出力する電圧を、コンデンサ
56に対して供給する。これにより、コンデンサ56は
抵抗55で常に電圧値Vに充電されようとするが、バッ
ファアンプ45がコンデンサ56に記憶される電圧を、
放電電極15と集塵電極16との間の静電容量に保持さ
れた電圧値とする。すなわち、インバータ停止期間終了
の直前に、火花放電後に、放電電極15及び集塵電極1
6との間に保持された残留荷電電圧をコンデンサ56に
記憶させる。次に、時刻t1において、火花検出信号S
pが「H」レベルから「L」レベルに遷移して、再立ち
上げの第1段階となると、駆動パルス幅制御回路23が
インバータ5に駆動パルスの供給を開始するため、イン
バータ5が運転を再開する。このとき、アナログスイッ
チ75がオフ状態となり、コンデンサ56は、放電電極
15及び集塵電極16との間に保持された電圧値(残留
電圧)から、抵抗55を介して電圧値Vへの電圧の上昇
を開始する。
【0052】したがって、荷電電圧の再立ち上げにおけ
る第1段階の電圧の上昇は、この残留電圧からスタート
することとなる。以後は、第1の実施形態における動作
と同様に、再立ち上げの第2段階に移行する。この第2
の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、
再立ち上げの開始電圧が残留電圧の電圧値に対応して変
化するため、再立ち上げの第1段階が第1の実施形態に
比較して、より高速な再立ち上げが可能となる。
【0053】以上、本発明の一実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、インバ
ータの制御は駆動パルス幅制御で説明したが、インバー
タの前にIGBTなどのスイッチング素子からなる降圧
チョッパ回路を接続し、その降圧チョッパ回路の出力電
圧を制御して、又はインバータの周波数制御を行って荷
電電圧を制御しても良い。
【0054】
【発明の効果】本発明の集塵用電源装置によれば、定常
時には定電流制御を優先させ、火花放置発生後の荷電電
圧の再立ち上げ時には定電圧制御を優先させているの
で、任意に設定した電圧値への正確な制御が容易であ
る。また基準電圧発生回路24が、定電圧制御回路23
の反転入力端子(−)に入力される基準電圧値Viを、
再立ち上げの第1段階の期間と、再立ち上げの第2段階
の期間と、定常運転の期間とにおいて、これら各期間に
対応した電圧値に調整するため、各期間において荷電電
圧の上昇角度を、より正確に制御することで、荷電電圧
を放電が発生する電圧値まで高速に立ち上げ、かつ再立
ち上げ時に発生する余分な火花放電を回避し、集塵装置
の稼働率を上昇させて、集塵効率を向上することが可能
となる。
【0055】また、本発明の集塵用電源装置は、再立ち
上げの第1及び第2段階において、火花放電が再発生す
る場合にも、記憶コンデンサ50に記憶された再発の火
花放電前の電圧値Vtに対してΔV低下した電圧から、
再び上昇角度θの電圧上昇率で上昇していき、この火花
放電と電圧制御された再立ち上げ動作とを適正な間隔で
繰り返すことにより、集塵装置の稼働率を上げて、集塵
効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1及び第2の実施形態による集塵
用電源装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1における第1の実施形態における基準電
圧発生回路24の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施形態による集塵用電源装置の動
作例を説明するタイミングチャートである。
【図4】 第2の実施形態において図1における基準電
圧発生回路84の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 整流器 2 チョークコイル 3,11,50,56 コンデンサ 4 フィルタ回路 5 インバータ回路 6A,6B,6C,6D IGBT 7A,7B,7C,7D ダイオード 8 共振インダクタ 9 高電圧トランス 10 共振コンデンサ 12,13,30,31 ダイオード 15 放電電極 16 集塵電極 14 検出抵抗 17,18,54,55 抵抗 21 定電流制御回路 23 定電圧制御回路 22,24,84 基準電圧発生回路 32 駆動パルス幅制御回路 33 火花検出回路 41,42 端子 45,47,53,58 バッファアンプ 46,49,75 アナログスイッチ 48,59 ダイオード 51 定電流充電回路 52 定電流放電回路 57 放電トランジスタ 60,62 フリップフロップ 61,63,64 コンパレータ 65 オア回路 70 基準回路 71 リセット回路 80 倍電圧整流回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 清美 東京都豊島区高田1丁目18番1号 オリジ ン電気株式会社内 Fターム(参考) 4D054 AA01 CA01 CA05 CA17 CA18 CA19 CB02 CB03 CB08 CB09 5H730 AA11 AA17 AS01 AS04 BB27 BB57 CC01 DD04 DD16 DD41 EE06 FD01 FD51 FG05 XX03 XX23 XX35 XX45

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を整流した直流電圧で運転する
    高周波インバータ部の高周波出力電圧を高電圧トランス
    と整流器を通して直流高電圧に変換し、この直流高電圧
    を放電電極と集塵電極間の容量に荷電する電気集塵用電
    源装置であって、 前記容量への荷電電流を検出して電流基準値と比較し、
    比較結果を出力信号Aとして出力する定電流制御回路
    と、前記放電電極と前記集塵電極との間の荷電電圧を検
    出して電圧基準値と比較し、比較結果を出力信号Bとし
    て出力する定電圧制御回路とを備えて、前記出力信号A
    と前記出力信号Bとに基づき、前記高周波インバータ部
    の動作を制御する制御回路を具備し、 前記制御回路が、定常運転のとき、前記電圧基準値を大
    きく設定し、前記放電電極と前記集塵電極との間のコロ
    ナ放電電流に対応した荷電電圧の低下の防止を制御する
    ため、出力信号Aに基づき前記高周波インバータ部の動
    作を定電流制御し、火花放電が発生して前記荷電電圧が
    低下した後の再立ち上げ時においては立ち上がりの傾斜
    が、調整された前記電圧基準を用い、出力信号Bに基づ
    き前記高周波インバータ部の動作を定電圧制御すること
    を特徴とする電気集塵用電源装置。
  2. 【請求項2】 前記制御回路が、前記荷電電圧の立ち上
    げ時を、第1段階及び第2段階の2段階に分割し、この
    第1段階と第2段階で、前記上昇率を変化させることを
    特徴とする請求項1に記載の電気集塵用電源装置。
  3. 【請求項3】 前記制御回路が、前記第1段階におい
    て、前記基準電圧を火花放電直前の荷電電圧より所定電
    圧下げた電圧に対応する電圧値まで上昇させ、前記第2
    段階において、前記基準電圧を前記最大定格電圧に対応
    する弾圧値とし、前記第1段階より相対的に遅い上昇率
    でこの最大定格電圧に向けて電圧上昇させることを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の電気集塵用電源装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御回路が、前記電圧基準値とし
    て、定常動作時において前記放電電極と前記集塵電極と
    の間の最大定格電圧に対応する電圧値を用い、火花放電
    が発生して荷電電圧が低下したときには前記電圧基準値
    を下げ、再立ち上げ時において、火花放電前の荷電電圧
    まで所定の上昇率で増加していく電圧基準値を用いるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の電気集塵用電源装置。
  5. 【請求項5】 前記制御回路が火花放電する前の荷電電
    圧を保持する保持手段を有していることを特徴とする請
    求項1から請求項4のいずれかに記載の電気集塵用電源
    装置。
  6. 【請求項6】 前記制御回路が、火花放電後の前記高周
    波インバータ部の停止期間終了直前における前記荷電電
    圧の検出電圧値を、前記第1段階の電圧基準の初期圧と
    することを特徴とする請求項1から請求項5いずれかに
    記載の電気集塵用電源装置。
  7. 【請求項7】 交流電源を整流した直流電圧で運転する
    高周波インバータ部の高周波出力電圧を高電圧トランス
    と整流器を通して直流高電圧に変換し、この直流高電圧
    を放電電極と集塵電極間に印加して荷電電流を供給する
    電気集塵用電源装置を、定常時には走電圧制御に対して
    定電流制御を優先させ、火花放電が発生したときには予
    め設定された休止時間運転を休止し、その火花放電発生
    後の荷電圧の再立ち上時には前記定電流制御に対して定
    電圧制御を優先させて制御する電気集塵用電源装置の制
    御方法。
  8. 【請求項8】 前記休止時間運転を休止した後に、前記
    荷電電圧を前記火花放電の発生直前の荷電電圧よりも所
    定電圧低い電圧まで相対的に大きな第1の傾斜で上昇さ
    せるよう前記高周波インバータ部を制御し、次に前記荷
    電電圧を前記第1の傾斜よりも緩やかな第2の傾斜で最
    大定格電圧まで上昇させるよう前記高周波インバータ部
    を制御することを特徴とする請求項7に記載の電気集梁
    塵用電源装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記定電圧制御に対して定電流制御を優
    先させるときには、前記荷電電圧の検出電圧と比較され
    る基準電圧の値を増大させ、火花放電の発生時には前記
    基準電圧を一旦低下させ、前記定電流制御に対して定電
    圧制御を優先させるときには、一旦低下した前記基準電
    圧の値を調整された傾斜で増大させることを特徴とする
    請求項8記載の電気集塵用電源装置の制御方法。
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