JP2002273075A - クッション体 - Google Patents

クッション体

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JP2002273075A
JP2002273075A JP2001080281A JP2001080281A JP2002273075A JP 2002273075 A JP2002273075 A JP 2002273075A JP 2001080281 A JP2001080281 A JP 2001080281A JP 2001080281 A JP2001080281 A JP 2001080281A JP 2002273075 A JP2002273075 A JP 2002273075A
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JP
Japan
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hook
cushion body
nonwoven fabric
male
laminated
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Application number
JP2001080281A
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English (en)
Inventor
Seiji Shirasaka
清治 白坂
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Suminoe Textile Co Ltd
Original Assignee
Suminoe Textile Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通気性に優れ、また積層一体化に際して接着
剤を用いなくて済むことで、積層作業性に優れ、作業者
の安全衛生を確保でき、燃焼時の有毒ガスの発生も軽減
できると共に、クッション性にへたりを生じた際には上
層側のみを容易に交換できて資源の有効活用を図り得
て、かつ経年使用後に容易に分別回収できてリサイクル
利用を実現できるクッション体を提供する。 【解決手段】 複数の不織布成形体層2…を、相互間
に、両面にフック部が設けられた面ファスナー雄材3を
介して積層配置せしめると共に、該面ファスナー雄材3
のフック部を不織布成形体2の表面に侵入させて係合せ
しめて、これらを着脱自在に接合一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、鉄道車
輌、自動車等の車輌の座席シート用クッション体、或い
はソファー、ベッド、椅子等の家具用クッション体等と
して用いられるクッション体に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車輌、自動車等の車輌の座席シート
用クッション体としては、弾力性のあるウレタン発泡体
を用いて構成されたものが従来より多く用いられてい
る。しかし、このウレタン発泡体は、圧縮した時の戻り
が不十分で、かつ急に沈み込んだり、体の揺れが大きく
なったりして安定した座り心地が得られないという問題
があった。更に、ウレタン発泡体はその構造上空気や水
蒸気が抜け出る隙間が殆どなく通気性が極めて悪いの
で、むれやすく快適感が阻害されるという問題もあっ
た。
【0003】そこで、これらの諸問題を解決するため
に、近年、例えばポリエステル繊維等の繊維が立体的に
絡み合って形成された不織布成形体を車輌の座席シート
用クッション体として用いることが提案されており、実
際一部において実用化されている。具体的には、例えば
複数の不織布成形体層が積層配置され、これら各層相互
間が接着剤によって接合一体化されたものが一般的に用
いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のクッション体は、接着剤を用いて接合せしめている
ので、経年使用した後に不織布成形体のリサイクル利用
を目的として不織布成形体と接着剤とを分別回収しよう
としても相互に分離させることは非常に困難であり、従
って不織布成形体をリサイクル使用することは到底でき
ず、近年において社会的要請の強いリサイクル化の実現
を図ることは到底困難なものであった。
【0005】また、経年使用によりクッション性にへた
りを生じた場合には、接着箇所で分離させることはでき
ないので前記積層一体化されたクッション体全体を交換
してこれを廃棄処分するものとしていた。しかし、経年
使用によりへたりを生じた場合においては、一般的には
上層側がへたりを生じているのに対し、下層側は依然と
して初期性能を十分に維持していて未だ十分に使用可能
な場合が殆どであり、従って前記のようにクッション体
全体を一括して廃棄処分するのは、不経済であるのはも
ちろんのこと、近年重要視される資源の有効活用の観点
からも好ましいものではなかった。
【0006】更に、前記接着剤は燃えると殆どのものが
有毒なガスを発生するので、火災時の人的被害を拡大さ
せてしまう可能性が高く安全上好ましくないし、経年使
用後に焼却処分するとしても発生する有毒ガスにより環
境を損なう要因になるから、この観点からも好ましくな
いものであった。
【0007】更には、不織布成形体同士を接着すること
は、接着工程、さらにこれを乾燥させる工程が必要とな
るなど作業工程数が多くなるので積層一体化の作業に要
する時間が長いという問題もあった。
【0008】加えて、接着剤には通常有機溶剤等の揮発
性の高い化学物質が多く含まれており、接着剤による接
合は、これら接着作業に携わる作業者の安全衛生上から
も好ましいものではなかった。
【0009】この発明は、かかる技術的背景に鑑みてな
されたものであって、通気性に優れて安定した快適な座
り心地が得られ、また接着剤を用いることなく積層一体
化できることで、積層の作業性に優れて、作業者の安全
衛生を十分に確保でき、燃焼時の有毒ガスの発生も少な
くできると共に、クッション性にへたりを生じた場合に
は上層側の不織布成形体層のみを容易に交換することが
できて資源の有効活用にも十分に貢献でき、しかも経年
使用後には容易に分別回収できてリサイクル利用を実現
することができるクッション体を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者は鋭意研究の結果、複数の不織布成形体層
を、相互間に、両面にフック部が設けられた面ファスナ
ー雄材を介して積層配置せしめると共に、該面ファスナ
ー雄材のフック部を不織布成形体の表面に侵入させて係
合することにより、上記所望のクッション体が得られる
ことを見出すに至り、この発明を完成したものである。
【0011】即ち、この発明に係るクッション体は、積
層して配置された複数の不織布成形体層と、隣り合う不
織布成形体層相互間に介装配置された、両面にフック部
が設けられた面ファスナー雄材とからなり、前記面ファ
スナー雄材のフック部が前記不織布成形体の表層に侵入
して係合されることにより、前記複数の不織布成形体層
が積層一体化されると共に面ファスナー雄材と不織布成
形体とが着脱自在に接合されていることを特徴とするも
のである。
【0012】面ファスナー雄材の両面のフック部が不織
布成形体の表面に侵入して係合されているので、複数の
不織布成形体が強固に積層一体化されると共に、着座を
多数回繰り返してもこの強固な積層一体化状態が維持さ
れ耐久性にも優れている。また、構成材として不織布成
形体を用いているので、良好なクッション特性が得られ
るのみならず、空気や水蒸気が通過できる空隙を多数有
することで優れた通気性も得られ、快適な座り心地が確
保されるものとなる。また、接着剤を用いることなく積
層一体化されたものであるので、作業者の安全衛生が十
分に確保されると共に、燃焼時の有毒ガスの発生も少な
く環境保全の要請にも十分に応えることができる。
【0013】また、複数の不織布成形体の積層一体化を
行うにあたっては、単に、面ファスナー雄材の両面のフ
ック部を不織布成形体の表面に侵入させて係合せしめる
だけで良いから、積層一体化の作業性が格段に向上す
る。
【0014】更に、面ファスナー雄材の係合状態を解除
して取り外すだけで積層一体化されていた複数の不織布
成形体を相互に分離することができるので、例えば経年
使用によりクッション性にへたりを生じた場合には、初
期性能を維持している下層側の不織布成形体層はそのま
まにして、へたりを生じている上層側の不織布成形体層
だけを取り替えることが可能であり、このように不織布
成形体層の一部だけを取り替えて初期性能を回復せしめ
ることができるので、経済的であると共に、資源の有効
活用も十分に図ることができる。また、経年使用後にお
いて、面ファスナー雄材と不織布成形体とを容易に分別
(分離)することができるので、面ファスナー雄材及び
/又は不織布成形体をリサイクル利用することができて
リサイクル化の実現という社会的要請にも十分に対応で
きる。
【0015】面ファスナー雄材としては、その長さ方向
の定荷重伸び率及び幅方向の定荷重伸び率のいずれもが
3〜25%の範囲にあるものを用いるのが好ましい。こ
のような範囲のものを用いることで、不織布成形体同士
をより強固に積層一体化しつつ、面ファスナー雄材と不
織布成形体との係合着脱操作性を一層向上させることが
できる。
【0016】また、各不織布成形体層の密度は10〜1
00kg/m3の範囲に設定されているのが好ましい。
このような構成により、着座の際に柔らかさのある良好
な着座感が得られると共に、過度に沈み込むことがなく
長時間の着座でも疲労感等が感じられず、一段と快適な
座り心地が確保されるものとなる。
【0017】面ファスナー雄材の基布部は透孔組織に構
成されているのが好ましい。このような構成とすれば面
ファスナー雄材自体の通気性も十分に確保されるので、
クッション体としての通気性を一層向上させることがで
きる。
【0018】不織布成形体はポリエステル素材で構成さ
れているのが好ましく、これにより燃焼時の有毒ガスの
発生が極めて少なくなると共に、リサイクル利用も一層
容易化される。
【0019】不織布成形体としては、繊維が立体的に絡
み合って形成されたものであって繊維同士の交絡点の少
なくとも一部が熱融着等により固着されたものを用いる
のが好ましい。交絡点の少なくとも一部が固着されてい
るので、急に沈み込んだりすることを効果的に防止でき
るし、圧縮回復性、圧縮耐久性が一層向上する。
【0020】中でも、不織布成形体としては、非弾性ポ
リエステル系捲縮短繊維と、該短繊維の融点より40℃
以上低い融点を有する熱可塑性エラストマーと、非弾性
ポリエステルとで構成され、かつ前記熱可塑性エラスト
マーが少なくとも繊維表面に露出した弾性複合繊維とか
らなり、これらの繊維が立体的に絡み合って形成される
不織布成形体であって、その構造中に、前記弾性複合繊
維同士が交叉した状態で互いの熱融着により形成された
第1可撓性熱固着点、および弾性複合繊維と非弾性ポリ
エステル系捲縮短繊維とが交叉した状態で弾性複合繊維
の熱融着により形成された第2可撓性熱固着点とが散在
する態様で、一体的に成形された不織布成形体を用いる
のが特に好ましい。
【0021】構造中に第1可撓性熱固着点、第2可撓性
熱固着点および熱固着点を繋げる弾性複合繊維が存在し
て、これらが3次元的に弾性構造を形成して、その弾性
力により短繊維を柔軟に固着しているから、圧縮回復
性、圧縮耐久性により一層優れたものとなり、ひいては
クッション体としてクッション性にへたりを生じること
が一層効果的に防止されるものとなる。
【0022】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態に係るクッ
ション体を図1〜5に示す。このクッション体(1)
は、鉄道車輌の座席シート用クッション体であって、図
2〜4の各端面図に示すように、複数の不織布成形体層
(2)が上下に積層配置されると共に、これらの隣り合
う不織布成形体層(2)(2)相互間に、両面にフック
部(3a)が突設された面ファスナー雄材(3)が介装
配置され、この面ファスナー雄材(3)の両面のフック
部(3a)がそれぞれ上下の不織布成形体層(2)の表
面に侵入して係合されることによって、前記複数の不織
布成形体層(2)が強固に積層一体化されてなるもので
ある。
【0023】即ち、図2〜4に示すように、不織布成形
体(2)からなる下層(21)の上に、両面にフック部
(3a)が突設された面ファスナー雄材(3)を介して
不織布成形体(2)からなる中層(22)が積層され、
該中層(22)の上にさらに面ファスナー雄材(3)を
介して不織布成形体(2)からなる上層(23)が積層
配置されて、クッション体の左右方向に延びるベース部
(10)が構成されると共に、該ベース部(10)上面
における前方側と後方側に、それぞれ左右方向に延ばさ
れた不織布成形体(2)からなる傾斜膨隆層(24)
(24)が、面ファスナー雄材(3)を介して積層され
て各座面の中央部に着座凹部(11)が形成され(図3
参照)、更に座席の所定の仕切位置において、面ファス
ナー雄材(3)を介して不織布成形体(2)からなる仕
切膨隆層(25)が積層配置されてなり(図1、2、4
参照)、これら介装配置された各面ファスナー雄材
(3)の上下両面のフック部(3a)がそれぞれの上下
の不織布成形体層(2)の表面に侵入して係合されるこ
とによって(図5参照)、これら不織布成形体(2)か
らなる各層(21)(22)(23)(24)(25)
が強固に積層一体化されたものである。なお、(30)
の溝は、シート表皮となる引き布を、座面中央部の平坦
面に沿わせるために、該引き布を入れ込むための溝であ
る。
【0024】上記構成のクッション体(1)は、その構
成材として不織布成形体(2)が用いられているので、
良好なクッション特性が得られるのはもちろんのこと、
空気や水蒸気が通過できる空隙を多数有するので優れた
通気性も得られ、快適な座り心地が確保される。また、
接着剤を用いることなく積層一体化されているので、作
業者の安全衛生が十分に確保されると共に、燃焼時の有
毒ガスの発生も少なくなり環境保全にも十分に貢献でき
る。
【0025】また、不織布成形体(2)同士の積層一体
化は、接着作業を要せず、かつ面ファスナー雄材(3)
の両面のフック部(3a)を各不織布成形体層(2)の
表面に侵入させて係合せしめる作業だけで済むものであ
り、従って積層一体化の作業性を格段に向上させること
ができる。
【0026】更に、面ファスナー雄材(3)の両面のフ
ック部(3a)が不織布成形体層(2)の表面に侵入し
て係合されることで各層(21)(22)(23)(2
4)(25)が積層一体化されているので、面ファスナ
ー雄材(3)はこれら各不織布成形体層(2)に対して
着脱自在であり、例えば手の力等により面ファスナー雄
材(3)のフック部(3a)の係合状態を解除して取り
外すだけで、各層(21)(22)(23)(24)
(25)に簡単に分離できるので、例えば経年使用によ
りクッション性にへたりを生じた場合には、初期性能を
維持している下層側の不織布成形体層はそのままにし
て、へたりを生じている上層側の不織布成形体層だけを
取り替えることが可能であり、このように不織布成形体
層の一部だけを取り替えて初期性能を回復せしめること
ができるので、経済的であると共に、資源の有効活用も
十分に図ることができる。更には、経年使用後におい
て、各面ファスナー雄材(3)と各不織布成形体(2)
とを容易に分離することができてこれらのリサイクル利
用が可能となるので、リサイクル化の実現という社会的
要請に十分に応えることができる。
【0027】この発明において、面ファスナー雄材
(3)としては、両面に係合機能を発揮し得るフック部
(3a)が突設されたものであれば特に限定されない。
例えば基布部(3b)の両面に、Jフック状、ループ
状、きのこ状、膨頭状などのフック部(3a)が突設さ
れたもの等が挙げられる。中でも、フック部(3a)の
形状はきのこ形状とするのが好ましく、上記実施形態で
はきのこ形状を採用している。なお、フック部(3a)
は基布部(3b)の面の一部範囲に設けられていても良
いし、両面の全範囲にわたって設けられていても良い
が、不織布成形体同士をより強固に積層一体化させる観
点から、基布部(3b)の両面の全範囲に設けられるの
が好ましい。
【0028】前記基布部(3b)としては、特に限定さ
れるものではないが、例えば編布、織布、不織布等から
なる透孔組織を有した布地を用いるのが好ましい。この
透孔組織によって、面ファスナー雄材(3)自体の通気
性も十分に確保できるので、クッション体(1)として
の通気性を一層向上させることができる。このような透
孔組織としては、具体的には、例えばメッシュ組織、ト
リコット組織等が挙げられる。
【0029】前記面ファスナー雄材(3)としては、そ
の長さ方向の定荷重伸び率及び幅方向の定荷重伸び率の
いずれもが3〜25%の範囲にあるものを用いるのが好
ましい。25%を超えると例えば外部から力が加わった
際に積層された不織布成形体間に隙間が生じる等不織布
成形体同士を強固に積層一体化することが困難になるの
で好ましくないし、一方3%未満では係合操作をスムー
ズにかつ容易に行い難くなることに加えて、人が着座し
た時の不織布成形体(2)の変形に対する面ファスナー
雄材(3)の追従性が低下して着座時にかたさ感が若干
出てきて柔らかさのある良好な着座感が得られ難くなる
ので好ましくない。中でも、長さ方向の定荷重伸び率及
び幅方向の定荷重伸び率のいずれもが5〜20%の範囲
にあるのが特に好ましい。
【0030】前記定荷重伸び率とは次のような測定方法
で求められる値である。即ち、試料片として250mm
×50mmのものを、面ファスナー雄材(3)の長さ方
向及び幅方向に沿ってそれぞれ切り出し、該試料片の長
さ方向において100mm間隔の標線を記し、試料片の
長さ方向の一端をチャックで固定して試料片を吊り下げ
た後、該試料片の長さ方向の他端(下端)に質量が10
kgのおもりを取り付けて放置し、取り付け後10分経
過した時の標線間隔を測定し、下記算出式により定荷重
伸び率(%)を求める。なお、長さ方向の定荷重伸び
率、幅方向の定荷重伸び率ともにそれぞれ3枚の試料片
で求められた値の平均値とする。
【0031】定荷重伸び率(%)={(L−100)/
100}×100 (L:おもりを取り付けてから10分経過時の標線間隔
(mm))
【0032】なお、上記実施形態では、5つの不織布成
形体層(2)(2)(2)(2)(2)を積層一体化し
た構成を採用しているが、この発明のクッション体
(1)において積層される不織布成形体層(2)の数は
2以上であれば特に限定されない。例えば図6に示すよ
うに、クッション体の前面側、上面側、背面側にかけて
面ファスナー雄材(3)を介して更に外皮層(26)が
係合一体化された構成を採用することもできる。また、
上記実施形態では、3人掛けの座席シート用クッション
体に構成されているが、特にこのような構成に限定され
るものではなく、例えば1人掛け用のものに構成されて
いても良いし、或いは特に何人用とは規定されない長尺
のものに構成されても良い。
【0033】この発明において、不織布成形体(2)と
しては、繊維が立体的に絡み合って形成されたものであ
って繊維同士の交絡点(交叉点)の少なくとも一部が熱
融着等により固着されたものを用いるのが好ましい。交
絡点の少なくとも一部が固着されていることによって、
急に沈み込んだりすることを防止できると共に、圧縮回
復性、圧縮耐久性をさらに向上させることができ、一層
快適な座り心地を確保できる。
【0034】中でも、不織布成形体(2)としては、非
弾性ポリエステル系捲縮短繊維(34)と弾性複合繊維
(35)とからなり、これらの繊維が立体的に絡み合っ
た状態で一体的に成形された不織布成形体を用いるのが
特に好適である。
【0035】前記弾性複合繊維(35)は、前記非弾性
ポリエステル系捲縮短繊維(34)の融点より40℃以
上低い融点を有する熱可塑性エラストマー(35a)
と、非弾性ポリエステル(35b)とで構成され、かつ
前記熱可塑性エラストマー(35a)が少なくとも繊維
(35)表面に露出されてなるものである。
【0036】更に、前記不織布成形体の構造中には、弾
性複合繊維(35)同士が交叉した状態で互いの熱融着
により形成された第1可撓性熱固着点(40)、および
弾性複合繊維(35)と非弾性ポリエステル系捲縮短繊
維(34)とが交叉した状態で熱融着により形成された
第2可撓性熱固着点(41)とが散在している(図5参
照)。
【0037】前記可撓性熱固着点(40)(41)と
は、熱可塑性エラストマー(35a)の熱融着により形
成されるものであって、不織布成形体が圧縮されて熱固
着点(40)(41)に荷重が加わった時、この熱固着
点が荷重の方向に沿って自由に変形可能であるととも
に、十分に回復可能であるような熱固着点を意味するも
のである。そして、構造中に前記第1可撓性熱固着点
(40)および第2可撓性熱固着点(41)、さらには
熱固着点を繋げる弾性複合繊維(35)が存在して、こ
れらが3次元的に弾性構造を形成して、その弾性力によ
り短繊維(35)を柔軟に固着しているから、外から圧
縮されてもこの熱固着点が折損あるいは劣化することが
なく、従って圧縮回復性、圧縮耐久性により一層優れ、
ひいてはクッション体(1)としてクッション性にへた
りを生じることが一層効果的に防止されるものとなる。
また、繊維が可撓性熱固着点(40)(41)にて固着
されているので繊維の脱落を生じない。
【0038】前記非弾性ポリエステル系捲縮短繊維(3
4)の繊度は、2〜200デニールであるのが好まし
い。2デニール未満では所望される捲縮形態の実現が困
難となるので好ましくない。一方200デニールを超え
ると形成される第2可撓性熱固着点(41)の数が減少
して弾力性が低下するので好ましくない。中でも、5〜
100デニールとするのがより好ましい。
【0039】また、非弾性ポリエステル系捲縮短繊維
(34)のカット長は、20〜150mmとするのが好
ましい。20mm未満では繊維同士の立体的な絡み合い
が不十分となって弾力性が低下するので好ましくない。
一方150mmを超えると繊維の方向が平行に揃いすぎ
るので好ましくない。中でも、35〜100mmとする
のがより好ましい。
【0040】また、上記ポリエステルとしては、特に限
定されるものではなく、例えばポリエチレンテレフタレ
ート、ポリヘキサメチレンテレフタレート、ポリテトラ
メチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリ−1,4−ジメチルシクロヘキサンテレフタレ
ート、あるいはこれらの共重合体などを挙げることがで
きる。
【0041】前記弾性複合繊維(35)において、その
繊維表面の半分以上は熱可塑性エラストマー(35a)
が露出しているのが望ましい。また、熱可塑性エラスト
マー(35a)と非弾性ポリエステル(35b)の複合
割合は、重量比で30/70〜70/30の範囲内とす
るのが好ましい。弾性複合繊維の複合形態としては、例
えばサイド・バイ・サイド型、シース・コア型などを例
示することができるが、中でも図8に示すようなシース
・コア型とするのが好ましい。
【0042】上記熱可塑性エラストマー(35a)とし
ては、非弾性ポリエステル系捲縮短繊維(34)の融点
より40℃以上低い融点を有するものを用いるが、これ
は両者(35a)(34)の融点の差が40℃未満では
熱可塑性エラストマー(35a)の溶融時に非弾性ポリ
エステル系捲縮短繊維(34)の捲縮のへたりを生じて
しまうからである。
【0043】熱可塑性エラストマー(35a)の素材と
しては、特に限定されず、例えばポリエステル系エラス
トマーなどを挙げることができる。中でもポリエステル
系エラストマーを用いるのが好ましく、この場合には短
繊維(34)を構成する素材と同種となるから、熱可塑
性エラストマー(35a)と非弾性ポリエステル系捲縮
短繊維(34)との固着性を一層向上させることがで
き、短繊維(34)との交叉部である第2可撓性熱固着
点(41)の耐久性をより向上させることができ、ひい
てはクッション体(1)としての圧縮耐久性を一層向上
できて、クッション性においてへたりを生じることを一
層効果的に防止できるものとなる。
【0044】上記ポリエステル系エラストマーの中で
も、非弾性ポリエステル系捲縮短繊維(34)との固着
性をより一層向上させる観点からポリエーテルポリエス
テルを用いるのが好ましく、さらにはポリブチレン系テ
レフタレートをハードセグメントとし、ポリオキシブチ
レングリコールをソフトセグメントとするブロック共重
合ポリエーテルポリエステルがより好ましい。
【0045】一方、弾性複合繊維(35)の構成成分と
なる非弾性ポリエステルとしては、前記した非弾性ポリ
エステル系捲縮短繊維を構成するポリエステルとして例
示したものと同じものが例示されるが、中でもポリブチ
レンテレフタレートがより好ましい。
【0046】上記のような不織布成形体は、例えば次の
ようにして製作することができる。即ち、前記非弾性ポ
リエステル系捲縮短繊維(34)と弾性複合繊維(3
5)とを混綿して、ウェッブを形成することにより弾性
複合繊維(35)同士の間、および弾性複合繊維(3
5)と非弾性ポリエステル系捲縮短繊維(34)との間
に立体的に交叉点を形成させた後、前記捲縮短繊維(3
4)の融点よりも低く、かつ熱可塑性エラストマー(3
5a)の融点より10〜80℃高い温度で熱処理して、
これら繊維交叉点のうちの少なくとも一部を熱融着させ
ることにより製作される。なお、特にこの製造方法に限
定されるものではなく、他の製造方法によっても良い。
【0047】各不織布成形体層(2)における面ファス
ナー雄材(3)との係合面から深さ3mmまでの部分の
密度は、10〜70kg/m3に設定されているのが好
ましく、この場合には係合及び係合解除ともに一層スム
ーズにかつ容易に行うことができて着脱操作性を一層向
上させることができるとともに、係合時の面ファスナー
雄材(3)の横ずれを効果的に防止できる。
【0048】また、各不織布成形体層の密度は10〜1
00kg/m3の範囲に設定されているのが好ましい。
このような範囲に設定することで、着座の際に柔らかさ
のある良好な着座感が得られると共に、過度に沈み込む
ことがなく長時間の着座でも疲労感等が感じられず、こ
れらの作用によって一段と快適な座り心地が確保される
ものとなる。
【0049】この発明のクッション体(1)には、通
常、ニット、トリコット、モケット等からなるシート表
皮材を被着させるが、該シート表皮材を被着させる際に
はシート表皮材の裏面とクッション体(1)の上面を特
に接合させる必要はなく、むしろ通常は接合しないが、
もちろん接合する構成を採用しても良い。例えばクッシ
ョン体(1)の上面に前記面ファスナー雄材(3)を介
してシート表皮材を積層配置し、該面ファスナー雄材の
下面のフック部(3a)をクッション体(1)の上面に
係合せしめる一方、この面ファスナー雄材の上面のフッ
ク部(3a)をシート表皮材の裏面に係合せしめる構成
を採用しても良い。
【0050】なお、この発明のクッション体(1)の厚
さは、その用途が車輌の座席シート用クッション体であ
る場合には、通常3〜300mmであるが、諸性能のバ
ランスを考慮すると10〜200mmとするのが望まし
い。また、この発明のクッション体(1)は、車輌の座
席シート用クッション体として構成される場合、座席シ
ートの着座部のクッション構造体としてのみならず、座
席シートの背もたれ部のクッション構造体としても使用
されるものである。
【0051】
【実施例】次に、この発明の具体的実施例について説明
する。
【0052】<実施例1>ポリブチレン系テレフタレー
トをハードセグメント(40重量%)とし、ポリオキシ
ブチレングリコールをソフトセグメント(60重量%)
とするブロック共重合ポリエーテルポリエステルエラス
トマーを両者を加熱反応させることにより得た。そし
て、このエラストマーがシースに、ポリブチレン系テレ
フタレートがコアになるように常法により紡糸して、弾
性複合繊維(シース/コア=50/50(重量比))を
得た。
【0053】次に、該弾性複合繊維と、中空断面ポリエ
チレンテレフタレート単繊維(12デニール、繊維長6
4mm、捲縮数9個/inch)とを混綿し、ウェッブ
を得た。
【0054】前記ウェッブを成形型枠の中に積層した
後、該型枠を熱風炉の中に入れ、加工温度200℃、加
工時間65分の条件下で処理して、図2〜4に示される
ような各不織布成形体層(2)を得た、即ち下層(2
1)、中層(22)、上層(23)、傾斜膨隆層(2
4)、仕切膨隆層(25)を得た。各層の密度は、下層
が60kg/m3、中層が45kg/m3、上層が35k
g/m3、傾斜膨隆層が35kg/m3、仕切膨隆層が4
5kg/m3であった。なお、密度は、JIS K−6
401に準拠して測定したものである。
【0055】一方、メッシュ組織からなる基布部の片面
にきのこ状のフック部が多数個突設された面ファスナー
雄材を2枚その裏面(フック部のない面)同士を貼り合
わせにより接合一体化することにより、両面にフック部
(3a)が設けられた面ファスナー雄材(3)を準備し
た。この面ファスナー雄材(3)の長さ方向の定荷重伸
び率は7%であり、同幅方向の定荷重伸び率は8%であ
った。また、この面ファスナー雄材の基布部(3b)の
素材はポリエステルであり、フック部(3a)の素材は
ポリプロピレンである。
【0056】次に、前記各不織布成形体層(21)(2
2)(23)(24)(25)を図1〜4に示す積層態
様で、相互間に面ファスナー雄材(3)を介して積層配
置せしめて、該面ファスナー雄材(3)のフック部(3
a)をこれら不織布成形体の表面に侵入させて係合せし
めることによって、クッション体(1)を得た。
【0057】<実施例2〜5>面ファスナー雄材とし
て、その長さ方向の定荷重伸び率及び幅方向の定荷重伸
び率が表1に示す値に設定されたものを用いた以外は、
実施例1と同様にしてクッション体を得た。
【0058】上記のようにして得られた各クッション体
に対して下記試験法に従い評価を行った。
【0059】A.耐久性(積層一体化の安定性)試験法 JIS S1052の6.2.3(クッション性のへた
り)に準拠して、20kgの加圧体の落下操作を200
00回繰り返した後、面ファスナー雄材の係合状態など
を調べて、下記判定基準に基づき評価した。 (判定基準) 係合解除箇所が全く認められず、不織布成形体同士が強
固かつ非常に安定した状態に積層一体化されている…
「◎」 係合解除箇所が殆どなく、不織布成形体同士が強固かつ
安定状態に積層一体化されている…「○」 係合解除箇所が多数発生しており、積層一体化が強固な
ものではなく外力により若干前後方向にガタツキを生じ
る…「×」
【0060】B.係合着脱操作性試験法 面ファスナー雄材と不織布成形体の係合着脱操作性を下
記判定基準に基づき判定した。 (判定基準) 係合及び係合解除ともに非常にスムーズかつ容易に行う
ことができる…「◎」 係合及び係合解除ともにスムーズかつ容易に行うことが
できる…「○」 係合を一応行うことはできるが、スムーズに行うことが
できない…「×」
【0061】C.圧縮回復率評価法 JIS K−6401に準拠して、75%圧縮カーブ
(圧縮量−応力曲線)を求め、これより75%圧縮する
のに要したエネルギー量に対する75%からの回復に要
したエネルギー量の比率(%)、即ち75%圧縮時の仕
事量回復率(%)を求めた。
【0062】D.圧縮耐久性試験法 JIS K−6401に準拠して、50%圧縮×800
00回後の各クッション体の硬さ保持率(%)を測定し
た。
【0063】
【表1】
【0064】表から明らかなように、この発明の実施例
1〜5のクッション体は、不織布成形体同士が強固に積
層一体化されていると共に、上記の耐久性試験を行って
も依然として強固な積層一体化状態が維持されて耐久性
に優れていた。また、圧縮回復率が大きくて座り心地に
優れ、圧縮耐久性にも優れており、更に係合着脱操作性
も良好であった。
【0065】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るクッショ
ン体は、複数の不織布成形体層が、相互間に、両面にフ
ック部が設けられた面ファスナー雄材を介して積層配置
されて、該面ファスナー雄材のフック部が不織布成形体
の表面に侵入して係合されているので、複数の不織布成
形体が強固に積層一体化されると共に、着座を多数回繰
り返してもこの強固な積層一体化状態が維持されて耐久
性に優れたものとなる。また、構成材として不織布成形
体を用いているので、良好なクッション特性及び優れた
通気性が得られ、快適な座り心地を確保することができ
る。また、接着剤を用いることなく積層しているので、
作業者の安全衛生を十分に確保できると共に、燃焼時の
有毒ガスの発生も少なく環境保全の要請にも十分に応え
ることができる。更に、面ファスナー雄材のフック部を
不織布成形体の表面に侵入させて係合せしめるだけで積
層一体化できるので、積層一体化時の作業性を格段に向
上できる利点がある。更には、面ファスナー雄材の係合
状態を解除して取り外すだけで積層一体化されていた複
数の不織布成形体を相互に分離することができるので、
例えばクッション性にへたりを生じた場合には、へたり
を生じている上層側だけを取り替えることが可能であ
り、このように不織布成形体層の一部だけを取り替えて
初期性能を回復せしめることができるので、経済的であ
ると共に、資源の有効活用も十分に図ることができる利
点がある。また、このように面ファスナー雄材と不織布
成形体とを容易に分離できるので、例えば経年使用後に
これら面ファスナー雄材や不織布成形体をリサイクル利
用することが可能となるものであり、従ってリサイクル
化の実現という社会的要請にも十分に対応できる。
【0066】面ファスナー雄材の長さ方向の定荷重伸び
率及び幅方向の定荷重伸び率のいずれもが3〜25%の
範囲である場合には、不織布成形体同士をより強固に積
層一体化できると共に、係合操作性を一層向上させるこ
とができ、また着座時における追従性が向上するので柔
らかさのある良好な着座感を得ることができる。
【0067】各不織布成形体層の密度が10〜100k
g/m3の範囲に設定されている場合には、着座時に十
分に柔らかさがあり、しかも長時間の着座でも疲労感の
ない一段と快適な座り心地を確保できる。
【0068】不織布成形体が、繊維が立体的に絡み合っ
て形成されたものであり、かつ繊維同士の交絡点の少な
くとも一部が熱融着等により固着されたものである場合
には、急な沈み込みを効果的に防止できると共に、圧縮
回復性、圧縮耐久性をより向上させることができる。
【0069】面ファスナー雄材の基布部が透孔組織に構
成されている場合には、クッション体としての通気性を
一層向上させることができ、ひいては一層快適な座り心
地を確保できる。
【0070】不織布成形体がポリエステル素材で構成さ
れている場合には、燃焼時の有毒ガスの発生を極めて少
なくできるし、リサイクル利用も一層容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るクッション体を示
す平面図である。
【図2】図1におけるA−A線の端面図である。
【図3】図1におけるB−B線の端面図である。
【図4】図1におけるC−C線の端面図である。
【図5】図2における係合部近傍を拡大して示す断面図
である。
【図6】積層構造の変形例を示す断面図である。
【図7】不織布成形体の微細構造の一例を示す拡大断面
図である。
【図8】実施例に係る弾性複合繊維を一部を切欠いて示
す斜視図である。
【符号の説明】
1…クッション体 2…不織布成形体 3…面ファスナー雄材 3a…フック部 3b…基布部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層して配置された複数の不織布成形体
    層と、 隣り合う不織布成形体層相互間に介装配置された、両面
    にフック部が設けられた面ファスナー雄材とからなり、 前記面ファスナー雄材のフック部が前記不織布成形体の
    表層に侵入して係合されることにより、前記複数の不織
    布成形体層が積層一体化されると共に面ファスナー雄材
    と不織布成形体とが着脱自在に接合されていることを特
    徴とするクッション体。
  2. 【請求項2】 前記面ファスナー雄材の長さ方向の定荷
    重伸び率及び幅方向の定荷重伸び率のいずれもが3〜2
    5%の範囲である請求項1に記載のクッション体。
  3. 【請求項3】 各不織布成形体層の密度が10〜100
    kg/m3の範囲に設定されている請求項1または2に
    記載のクッション体。
  4. 【請求項4】 前記不織布成形体が、繊維が立体的に絡
    み合って形成されたものであり、かつ繊維同士の交絡点
    の少なくとも一部が熱融着等により固着されたものであ
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載のクッション体。
  5. 【請求項5】 前記面ファスナー雄材の基布部が透孔組
    織に構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載
    のクッション体。
  6. 【請求項6】 前記不織布成形体がポリエステル素材で
    構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のク
    ッション体。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH1142147A (ja) * 1997-07-24 1999-02-16 Suminoe Textile Co Ltd 車輌の座席シート用構造体

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