JP2002272293A - 鶏糞の乾燥処理法とその処理物質の再利用法 - Google Patents
鶏糞の乾燥処理法とその処理物質の再利用法Info
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Abstract
鶏糞乾燥処理法とその処理物質の再利用法を開発する。 【解決手段】 熱風発生機構、糞乾燥機構、排ガス処理
機構及び脱臭機構とから構成される鶏糞乾燥肥料の製造
方法において、鶏舎内の鶏糞を処理室外に集積する工程
と、該集積された生糞を所定量ベルトコンベアーにて処
理室内に搬送する工程と、該搬送された生糞を筒体内に
投入して回転させかつ破砕して落下させながら乾燥させ
る工程と、該乾燥糞をスクリューコンベアーを介して振
動させながら元に戻しかつ乾燥完了備蓄舎へ搬送する工
程と、該搬送された乾燥糞をインバータにて調整しなが
ら熱発生炉へ搬送して発熱する工程と、該焼却された糞
灰を処理室外へ搬出する工程と、から構成されることを
特徴とする鶏糞の乾燥処理法の提供と、その処理物質を
肥料又は飼料に再利用する方法の提供。
Description
鶏糞の処理方法に関するが、詳しくは鶏糞を集積して乾
燥処理して肥料又は飼料に再利用する処理方法に関する
ものである。
願出願人が開発した畜糞乾燥焼却装置が特開平6−19
3850号で開示されている。この従来公知の装置は、
図2に示すように焼却装置本体31はホッパー32から
畜糞を乾燥機33に定量供給して乾燥畜糞を分離機35
により篩分けして大粒をホッパー32に送り小粒を乾燥
畜糞ホッパー34に送り、該小粒を焼却炉36にて焼却
して乾燥機33からの乾燥後ガスの水分を除湿器37に
て除去し、更に焼却炉36に除湿後ガスと新鮮エアーと
を送風部38により混合して送気して焼却炉36からの
排ガスを乾燥機33を経由させてダストイルミネーター
に受け入れ処理するとともにこの排ガスに含有する水蒸
気を水蒸気消滅装置39により除去する構成になってい
る。
量の畜糞を貯留するホッパー32と、このホッパー32
から定量供給した畜糞の乾燥機33と、この乾燥機33
からの乾燥畜糞を篩分けして大粒乾燥畜糞をホッパー3
2に送り小粒乾燥畜糞を乾燥畜糞ホッパー34に送る分
離機35と、乾燥畜糞ホッパー34に貯留した小粒乾燥
畜糞の焼却炉36と、乾燥機33からの乾燥後ガスの水
分を除去する除湿器37と、焼却炉36に除湿後ガスと
新鮮エアーとを自在に混合して送気する送風部38と、
焼却炉36からの排ガスを乾燥機33を経由させて受け
入れ処理するダストイルミネーターと、このダストイル
ミネーターからの排ガスに含有する水蒸気を除去する水
蒸気消滅装置39とから構成されており、また乾燥機3
3は間接加熱方式で焼却炉36からの高温の排ガスを受
け入れる入口42及びこの入口42からの排ガスを排出
してダストイルミネーターに送出する出口43並びに灰
出し口44を有する外部筒体45と、この外部筒体45
内に同心的に収納しかつ投入した畜糞を回転して徐々に
移動させて乾燥する内部回転筒体46とから構成されて
おり、また焼却炉36は炉本体下部に多孔板を回転可能
に設け該多孔板上方にこれを横切るようにエアー吹出口
兼用の攪拌翼53を取り付けたパイプを位置させ、該パ
イプの両端に前記炉本体の側壁に沿ってエアー供給パイ
プを取り付けかつこのエアー供給パイプにはエアー吹出
孔を有するように構成されており、また水蒸気消滅装置
39は所定長さの地下トンネル60内に噴霧機61を設
けてなり、該噴霧機61には除湿器37の熱交換パイプ
63内通過後の地下水を供給しかつダストイルミネータ
ーからの排ガスに噴霧し、更に地下トンネル60内に通
過させて冷却して水蒸気を完全に消滅させるように構成
されている。
によれば、ホッパーから畜糞を定量的に乾燥機に投入し
て分離機に送り、この分離機により乾燥畜糞を大粒乾燥
畜糞と小粒乾燥畜糞とに篩分けして、更に大粒乾燥畜糞
をホッパーに戻して再び乾燥機にて乾燥し小粒乾燥畜糞
のみを乾燥畜糞ホアッパーを経由して焼却炉に投入し焼
却された糞灰を取り出す。焼却炉から出た高温の排ガス
は、乾燥機に送られ畜糞及び戻した大粒乾燥畜糞を乾燥
させる熱源となり、温度を下げダストイルミネーターに
てシャワーされることによりダストを除去するとともに
水蒸気消滅装置にて水蒸気を除去し清浄エアーとして外
に排出する。一方、乾燥機からの乾燥後ガスを除湿器に
送り水分を除去し、更に送風部により除湿後ガスと新鮮
エアーとを所定比率に混合して焼却炉に送られて小粒乾
燥畜糞の燃焼エアーとなる。更に、焼却炉からの排ガス
を外部筒体の入口から内部回転筒体と外部筒体との間に
入れて畜糞を内部回転筒体に入れて乾燥し、排ガスは内
部回転筒体のスクリュー状板に沿って流れて熱交換する
とともにダストを外部筒体内に落として出口から排出さ
れ、更にダストはスクリュー状板により搬送され灰出し
口から外部に排出される。
乾燥焼却装置の問題としては、熱(排煙)の流れ上の課
題と室内水分・臭気・煤塵の調整上の課題とがある。 (1)熱(排煙)の流れ課題 熱発生炉で700℃から1,000℃の高熱を発生さ
せるため、悪臭気を完全分解させることができる。 熱発生炉から横向きの煙道を用いるため、排煙をキル
ーンへ誘導する際の煙道素材に耐高熱材を選定する必要
がある。 更に、キルーンの外部を包む筒体が熱を内部の筒体に
伝導して糞を乾燥するとともにキルーンから横向き煙道
を用いているため、煤塵除去装置へ誘導する際の煙道素
材に耐高熱材を選定する必要がある。 煤塵除去装置において煤塵と排気温度を調整する際熱
風に煤塵が混入するため、煤塵除去装置内の前部で循環
水を噴霧させるとともに煤塵除去装置内のフィルター部
分に付着する煤塵を高圧の循環水で除去しかつ同時に温
度を下げる必要がある。 また、煤塵除去装置から横向きの煙道で排煙排出用の
ファンへ誘導する必要があり、更に水蒸気消滅装置で地
中トンネルで処理の際に地中トンネル内で循環冷却水を
利用して熱交換装置で消滅させる必要がある。 (2)室内水分の調整課題 キルーン内の鶏糞から蒸発した水分と臭気を100%
投入した場合は熱発生炉内での熱焼を促進するために
は、キルーン内から蒸発した水分と臭気とをダクトで直
結させて100%熱焼炉で燃焼させる必要がある。 なお、前記の燃焼が阻害される場合には除湿器で空気
中水分が燃焼を阻害しないだけの水分量に調整するとと
もに、地下水を大量に使い温度差による結露水を作って
外部へ排出する必要がある。 また、同様に結露水の中に肥料分が含まるので、その
肥料分を中和させるとともに液体肥料に利用できるまで
濃縮させる必要がある。 更に、アフターバーナー方式を採用しているため熱発
生炉内で燃焼が終了したときに高温の炎の先端が炉とキ
ルーンとを継ぐ筒の部分を通過する際、通過部分に蒸発
した水分と臭気とがダクトで直結させて投入する必要が
ある。 (3)室内臭気の調整課題 入気・排気を調整した建屋内部にある装置から発生す
る臭気は、100%熱発生炉(700℃〜1,000
℃)内又はアフターバーナー方式を経由して分解されて
排出する必要がある。 炉内温度センサーで温度を確認し所定の高温を維持す
るように、原料供給量の自動増減及び補助燃料の自動強
制供給を行う必要がある。 (4)室内煤塵の調整課題 煙の中に混じった大きな煤塵は糞の入った内部回転筒
の外側周囲にスクリュウ状の板を付け、外部筒の底部に
溜める煤塵をキルーンの回転を利用してキルーン最低部
まで移動させて排出口から取り出す必要がある。 また、内部回転筒の外側周囲に取り付けたスクリュウ
状の板が熱を内部筒の外側を回転させるために熱の伝導
効率を上げる機能を作る必要がある。 更に、取り残した小さな煤塵には煤塵除去装置の前部
で循環水をかけ、更に煤塵除去装置内のフィルター部分
に付着する煤塵を高圧循環水で落として沈殿させ排出口
から取り出す必要がある。
を解決するために開発したものであって、熱風発生機
構、糞乾燥機構、排ガス処理機構及び脱臭機構とから構
成される鶏糞乾燥肥料の製造方法において、鶏舎内の鶏
糞を処理室外に集積する工程と該集積された生糞を所定
量ベルトコンベアーにて処理室内に搬送する工程と該搬
送された生糞を筒体内に投入して回転させかつ破砕して
落下させながら乾燥させる工程と該乾燥糞をスクリュー
コンベアーを介して振動させながら元に戻しかつ乾燥完
了備蓄舎へ搬送する工程と該搬送された乾燥糞をインバ
ータにて調整しながら熱発生炉へ搬送して発熱する工程
と該焼却された糞灰を処理室外へ搬出する工程とから構
成されることを特徴とする鶏糞の乾燥処理法の提供にあ
り、また前記工程の熱発生炉で発生する熱発生温度を7
00℃から1,000℃に設定する方法と該発生熱を回
転筒内の生糞に伝導させて生糞を乾燥させる方法と該乾
燥糞に地下水を利用して噴霧させて煤塵を除去しかつ温
度を下げる方法と該乾燥された糞灰を排煙排出しかつ地
下水を再度利用して水蒸気状にして消滅させる方法とか
らなる鶏糞の乾燥処理法の提供にあり、また前記処理法
において発生する熱と水分を極度な高温多湿の状態で維
持しかつ地下水を大量に通水させ該温度差による結露を
作り空気中の水を排除して処理室内の水分を調整すると
ともに蓄糞の発生する臭気を700℃から1,000℃
の発生熱で完全分解して臭気を調整しかつ熱の伝導効率
を上げる機能を作るとともに大量の水をかけて煤塵を調
整する鶏糞乾燥処理法の提供にある。
り得られた鶏糞焼却灰がカルシウム・リン・カリウム・
マグネシウム・ナトリウム等のミネラル成分を含有し該
ミネラル成分を有する処理物質を肥料又は飼料として再
利用することを特徴とする鶏糞処理物質の再利用法の提
供にある。
風発生機構、糞乾燥機構、排ガス処理機構及び脱臭機構
とから構成される鶏糞乾燥肥料の製造方法の改良に関す
ること、鶏舎内の鶏糞を処理室外に集積する工程と該
集積された生糞を所定量ベルトコンベアーにて処理室内
に搬送する工程と該搬送された生糞を筒体内に投入して
回転させかつ破砕して落下させながら乾燥させる工程と
該乾燥糞をスクリューコンベアーを介して振動させなが
ら元に戻しかつ乾燥完了備蓄舎へ搬送する工程と、該搬
送された乾燥糞をインバータにて調整しながら熱発生炉
へ搬送して発熱する工程と、該焼却された糞灰を処理室
外へ搬出する工程とから構成される畜糞の乾燥処理法で
あること、また前記工程の熱発生炉で発生する熱発生
温度を700℃から1,000℃に設定する方法と、該
発生熱を回転筒内の生糞に伝導させて生糞を乾燥させる
方法と該乾燥糞に地下水を利用して噴霧させて煤塵を除
去しかつ温度を下げる方法と該乾燥された糞灰を排煙排
出しかつ地下水を再度利用して水蒸気状にして消滅させ
る方法とからなる鶏糞の乾燥処理法であること、また
前記処理法において発生する熱と水分を極度な高温多湿
の状態で維持しかつ地下水を大量に通水させ該温度差に
よる結露を作り空気中の水を排除して処理室内の水分を
調整するとともに発生する臭気を700℃から1,00
0℃の発生熱で完全分解して臭気を調整しかつ熱の伝導
効率を上げる機能を作るとともに大量の水をかけて煤塵
を調整する鶏糞乾燥処理法であるから、従来装置で生じ
ていた問題をすべて解決することができる。
処理法により得られた鶏糞焼却灰がカルシウム・リン・
カリウム・マグネシウム・ナトリウム等のミネラル成分
を含有し該ミネラル成分を有する処理物質を肥料又は飼
料として再利用することを特徴とする鶏糞処理物質の再
利用法であるから、従来の処理方法で得られた処理物質
よりも性能のよい肥料が得られるばかりか各種家畜用や
魚介類の飼料としても利用することができる。
説明する。本発明は、図2に示したように本願出願人が
すでに開示されている畜糞乾燥焼却装置(特開平6−1
93850号)を用いて鶏糞専用の鶏糞乾燥処理法を開
発するとともに、その処理方法により得られた鶏糞焼却
灰(処理物質)を肥料や飼料に再利用できるように開発
したものである。従って、本発明の処理方法に使用され
る熱発生炉は、前記従来の技術欄で説明されているの
で、ここでは省略し、その特徴である処理方法について
図1を参照しながら説明することにする。
いて鶏糞を乾燥処理して肥料を製造する方法としては、
熱風発生機構と糞乾燥機構(ロータリーキルーン)と排
ガス処理機構と脱臭機構とから構成される装置が使用さ
れている。熱風発生機構は、乾燥肥料(乾燥機で水分4
5%以下に乾燥させた糞)を燃料として700℃〜1,
000℃の高熱を発生させる。その際、カロリー不足糞
(醗酵が進んだ糞等)は粉炭を混入して燃焼させる。ま
た糞乾燥機構は、熱風発生機構で発生した700℃〜
1,000℃の熱風をロータリー乾燥ドラムに送風しこ
れを熱源として生糞を水分45%以下に乾燥させる。
場合のフローチャートは次のとおりである。 臭気の流れは、生糞→ホッパー→ロータリーキルーン
→臭気ガス→熱発生炉→ロータリーキルーン(外輪部の
煙道)→ダストイルミネーター→排気 肥料製造工程は、ロータリーキルーン→熱発生塔→無
窒素肥料 ロータリーキルーン→乾燥蓄糞→肥料 そこで、上記装置を用いて本発明の鶏糞乾燥処理法につ
いて以下説明する。 (1)鶏糞の流れ方 外部生糞置き場でシャベルで24時間以内に焼却する
必要な鶏糞量を移動する。 キャタビラ式定量移動機を介してベルトコンベアーで
建物内部のキルーンへ投入する。 キルーンを介して前進方向に低く匂配のついた内部に
大小の網の筒が二重に有り糞を持ち上げる板のついたキ
ルーンが回転することによって糞が落下前進をし破砕さ
れながら乾燥させる。 振動式篩にて破砕未了分をスクリュウコンベアーで破
砕しながら移動させてキルーンへ戻す。 乾燥した糞をスクリュウコンベアーで予備の乾燥完了
備蓄倉へ搬送する。 予備乾燥完了備蓄倉で熱発生炉内の焼却状態にあわせ
てスクリュウコンベアーをインバーターでコントロール
しながら搬送する。 熱発生炉の灰をスクリュウコンベアーで外部に搬出す
る。 (2)熱(排煙)の流れ方 熱発生炉で熱発生(700℃〜1000℃)させて横
向きの煙道で誘導する。 糞の入った回転筒の外部を包む筒の中へ入れ熱を内部
の筒へ伝導させて糞を乾燥させる。 横向きの煙道で誘導させて媒塵除去装置で大量の室内
水分のコントロール用地下水を再利用し噴霧、媒塵の除
去と同時に温度を下げる。 横向きの煙道で誘導させて排煙排出用ファンと水蒸気
消滅装置を介して室内水分のコントロール用地下水を再
利用し噴霧して外部に排出する。 (3)室内水分・臭気・媒塵のコントロール方法 入気・排気をコントロールした建屋内部にある装置か
ら発生する熱と水分を室内の極度な高温多湿の環境にす
る。 空気中水分が燃焼を阻害しないだけの水分量にコント
ロールするため、熱伝導率の良い材質のパイプを壁の部
分に目的を達するだけの必要量を配管して地下水を大量
に通し温度差による結露を作って空気中の水分を排除す
る。 一方、入気・排気をコントロールした建屋内部にある
装置から発生する臭気は100%熱発生炉(700℃〜
1000℃)で分解され排出される。 更に、煙の中に混じった大きな媒塵は糞の入った内部
回転筒の外側周囲にスクリュウ状の板をつけ外部筒の底
部に溜まる媒塵をキルーンの回転を利用してキルーン最
低部まで移動させ排出口から取り出す。 その際、この内部回転筒の外側周囲に取り付けたスク
リュウ状の板は、熱を内部筒の外側を回転させることを
起こし熱の伝導効率を上げる機能を作り、更に取り残し
た小さな媒塵は媒塵除去装置で大量の水をかけ更にフィ
ルターを通して外部に排出する。
投入ベルトコンベアー、3はキルーン通過燃焼ガス、4
は加震分粒フィルター、5は細粒乾燥糞、6は大粒乾燥
糞、7ダストイルミネーター、8循環ポンプ、9は排気
ファン、10は水蒸気排気装置、11フィードバックス
クリュウコンベア、12蒸発ガス、13採気筒、14採
気塔、15除湿器、16ドレン管理装置、17ミックス
コントローラー、18燃焼ガス、19熱発生炉、20圧
出スクリュウコンベアー、21乾燥糞投入ホッパー、2
2搬送機、23乾燥糞搬送スクリュウコンベア、24防
臭・防音・断熱ハウジング、A媒塵
排ガス処理機構及び脱臭機構とから構成される鶏糞乾燥
肥料の製造方法において、鶏舎内の鶏糞を処理室外に集
積する工程と該集積された生糞を所定量ベルトコンベア
ーにて処理室内に搬送する工程と該搬送された生糞を筒
体内に投入して回転させかつ破砕して落下させながら乾
燥させる工程と該乾燥糞をスクリューコンベアーを介し
て振動させながら元に戻しかつ乾燥完了備蓄舎へ搬送す
る工程と該搬送された乾燥糞をインバータにて調整しな
がら熱発生炉へ搬送して発熱する工程と該焼却された糞
灰を処理室外へ搬出する工程とから構成されることを特
徴とする鶏糞の乾燥処理法であり、また前記工程の熱発
生炉で発生する熱発生温度を700℃から1,000℃
に設定する方法と該発生熱を回転筒内の生糞に伝導させ
て生糞を乾燥させる方法と該乾燥糞に地下水を利用して
噴霧させて煤塵を除去しかつ温度を下げる方法と、該乾
燥された糞灰を排煙排出しかつ地下水を再度利用して水
蒸気状にして消滅させる方法とからなる鶏糞の乾燥処理
法であり、更に前記の処理法において発生する熱と水分
を極度な高温多湿の状態で維持しかつ地下水を大量に通
水させ該温度差による結露を作り空気中の水を排除して
処理室内の水分を調整し、また発生する臭気を700℃
から1,000℃の発生熱で完全分解して臭気を調整し
かつ熱の伝導効率を上げる機能を作るとともに大量の水
をかけて煤塵を調整する鶏糞乾燥処理法であるから、次
のような従来処理方法では得られないような多くの効果
が得られる。 (1)外部生糞置き場での効果 新鮮な状態の時長期に堆積しないので有害昆虫の発生
を未然に防止することができる。 新鮮な生糞ほど熱量が高く熱発生効率が良いので農場
内での堆積鶏糞を少なくできる。 長期に堆積しないので悪臭の発生を減少できる。 (2)キャタビラ式定量移動機での効果 キャタビラ式の搬送機を用いているので超低速の搬送
(10m/24時間)が可能となる。 (3)キルーンでの効果 生糞の条件に合わせて回転速度も合わせて調整するこ
とができるので原料の含水状態で乾燥する時間に差を設
けることが可能となる。 サイズが大きく乾燥状態の悪い鶏糞は篩にかけキルー
ンの入口に戻すことができる。 キルーン内部の大小の網目で作った網の筒を二重にす
ることによって超高温による粉の炭化部分を分離するこ
とができる。 (4)振動式篩での効果 篩の角度や振動の回数を調整することができるので振
動で乾燥未了分を破砕して水分を蒸発させることができ
る。 (5)スクリュウコンベアーでの効果 熱発生炉に到達まで3回スクリュウコンベアーを通過
して均一な粒子になって乾燥促進させることができるの
で破砕未了分を破砕しながら移動させることが可能とな
る。 (6)予備乾燥完了備蓄倉での効果 原料の含水状態は季節によって違いがあり乾燥能力に
差があるので備蓄したものを使うことにより季節調整が
可能となる。 (7)熱発生炉での効果 温度センサーで温度確認や原料供給量の増減及び補助
燃料の強制供給が可能となるので燃焼状態によって温度
に変化を持たせることができる。 (8)外部灰の搬出での効果 スクリュウコンベアーの低速で連続回転が可能となる
ので高熱による耐久性にも優れている。
り得られた鶏糞焼却灰がカルシウム・リン・カリウム・
マグネシウム・ナトリウム等のミネラル成分を含有し、
該ミネラル成分を有する処理物質を肥料又は飼料として
再利用できる。
したシステム概要図。
概要図。
ベアー 3 キルーン通過燃焼ガス 4 加震式分粒フィルタ
ー 5 細粒乾燥糞 6 大粒乾燥糞 7 ダストイルミネーター 8 循環ポンプ 9 換気ファン 10 水蒸気排気装置 11 フィードバックスクリュウコンベアー 12 蒸発ガス 13 採気筒 14 採気塔 15 除湿器 16 ドレン管理装置 17 ミックスコントロ
ーラー 18 燃焼ガス 19 熱発生炉 20 灰出レスリュウコンベアー 21 乾燥糞投入
ホッパー 22 搬送機 23 乾燥糞搬送スクリ
ュウコンベアー 24 防臭・防音・断熱ハウジング A 媒塵 31 焼却装置本体 32 ホッパー 33 乾燥機 35 分離機 36 焼却炉 37 除湿器 38 送風部 39 水蒸気消滅装置 42 入口 43 出口 44 灰出し口 45 外部筒体 46 内部回転筒体 60 地下水トンネル 61 噴霧機 63 熱交換パイプ
Claims (5)
- 【請求項1】 熱風発生機構、糞乾燥機構、排ガス処理
機構及び脱臭機構とから構成される鶏糞乾燥肥料の製造
方法において、鶏舎内の鶏糞を処理室外に集積する工程
と、該集積された生糞を所定量ベルトコンベアーにて処
理室内に搬送する工程と、該搬送された生糞を筒体内に
投入して回転させかつ破砕して落下させながら乾燥させ
る工程と、該乾燥糞をスクリューコンベアーを介して振
動させながら元に戻しかつ乾燥完了備蓄舎へ搬送する工
程と、該搬送された乾燥糞をインバータにて調整しなが
ら熱発生炉へ搬送して発熱する工程と、該焼却された糞
灰を処理室外へ搬出する工程と、から構成されることを
特徴とする鶏糞の乾燥処理法。 - 【請求項2】 前項工程の熱発生炉で発生する熱発生温
度を700℃から1,000℃に設定する方法と、該発
生熱を回転筒内の生糞に伝導させて生糞を乾燥させる方
法と、該乾燥糞に地下水を利用して噴霧させて煤塵を除
去しかつ温度を下げる方法と、該乾燥された糞灰を排煙
排出しかつ地下水を再度利用して水蒸気状にして消滅さ
せる方法と、からなる請求項1記載の鶏糞の乾燥処理
法。 - 【請求項3】 請求項2記載の処理法において、発生す
る熱と水分を極度な高温多湿の状態で維持しかつ地下水
を大量に通水させ、該温度差による結露を作り空気中の
水を排除して処理室内の水分を調整する請求項1及び2
記載の鶏糞の乾燥処理法。 - 【請求項4】 請求項2記載の処理法において、発生す
る臭気を700℃から1,000℃の発生熱で完全分解
して臭気を調整しかつ熱の伝導効率を上げる機能を作る
とともに、大量の水をかけて煤塵を調整する請求項1及
び2記載の鶏糞乾燥処理法。 - 【請求項5】 前各項の鶏糞乾燥処理法により得られた
鶏糞焼却灰が、カルシウム・リン・カリウム・マグネシ
ウム・ナトリウム等のミネラル成分を含有し、該ミネラ
ル成分を有する処理物質を肥料又は飼料として再利用す
ることを特徴とする鶏糞処理物質の再利用法。
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---|---|---|---|
JP2001073433A JP4087075B2 (ja) | 2001-03-15 | 2001-03-15 | 鶏糞乾燥及びその焼却方法 |
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---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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