JP2002270669A - 基板搬送方法及びその装置 - Google Patents

基板搬送方法及びその装置

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JP2002270669A
JP2002270669A JP2001072176A JP2001072176A JP2002270669A JP 2002270669 A JP2002270669 A JP 2002270669A JP 2001072176 A JP2001072176 A JP 2001072176A JP 2001072176 A JP2001072176 A JP 2001072176A JP 2002270669 A JP2002270669 A JP 2002270669A
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substrate
cassette
substrates
processing apparatus
internal buffer
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JP2001072176A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Kamiyama
勉 上山
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カセットの配置個数を抑制しつつもカセット
交換に起因する基板処理装置の稼働率低下を防止する。 【解決手段】 カセットINから順次に基板を取り出し
て基板処理装置に搬送する基板搬送方法において、基板
処理装置での基板の処理中にはカセットINから内部バ
ッファBUに順次に基板を一旦搬送し、基板処理装置P
1における基板の処理が完了した場合には、内部バッフ
ァBUに蓄積された基板から基板処理装置P1に順次に
搬送して処理を施す。カセットINから最後の基板を内
部バッファBUに搬送した時点で内部バッファBUに蓄
積されている基板の枚数分だけはカセット交換に時間的
な余裕を持たせることができるので、カセットINの配
置個数を増やすことなく基板処理装置の稼働率低下を防
止することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円形状の半導体ウ
エハや矩形状のガラス基板(以下、単に基板と称する)
を搬送する基板搬送方法及びその装置に係り、特に、未
処理の基板を収納するためのカセットから基板を順次に
取り出して基板処理装置に搬送したり、基板処理装置で
処理を施した基板を順次に取り出しつつ、処理済みの基
板を収納するためのカセットに収納する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の基板搬送方法では、未処
理の基板を収納しているカセットから順次に基板を取り
出して基板搬送装置に搬送する際に、一枚目の基板を搬
送した後は、基板処理装置におけるその処理が完了する
までは次の基板をカセットから取り出さず、一枚目の基
板の処理が完了してその基板が基板処理装置より搬送さ
れてから、二枚目の基板をカセットから搬送するように
なっている。
【0003】しかしながら、このような方法では、カセ
ットが空になった時点で次に処理する基板が無くなるこ
とになるので、空のカセットを、未処理の基板を収納し
た新たなカセットと交換する必要がある。
【0004】しかしながら、新たなカセットへの交換
は、クリーンルーム内の無人搬送車や人手で行われるの
で、現在のカセット内に基板が無くなったことが検知さ
れてから実際に交換が完了するまでには時間的な遅れを
伴うのが一般的である。したがって、新たなカセットが
補充されるまでに時間を要し、その結果、基板処理装置
の稼働率が低下するという問題がある。
【0005】また、基板処理装置から処理済みの基板を
カセットに搬送する際には、カセットが満杯になった時
点や、基板処理装置から新たなロットの基板が搬送され
る時点などで、現在のカセットを新たな空のカセットに
交換する必要がある。しかし、やはり新たな空のカセッ
トに交換する必要があることが検知されてから実際に交
換されるまでには時間的な遅れを伴うので、基板処理装
置の稼働率が低下するという問題がある。
【0006】そこで、上記のような時間的な遅れに起因
する稼働率低下を抑制するために、カセットを複数個配
置するとともに、カセットも複数個配置するという方法
が採られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来方法の場合には、次のような問題がある。すな
わち、このように複数個のカセットを配置可能な構成に
すると、装置の設置面積が増加するとともに装置コスト
が大幅に増加するのである。
【0008】特に、最近の半導体分野においては、極め
て高いクリーン度を要求されるプロセス等があり、そこ
ではFOUP(Front Open Unified Pod)という開閉シ
ャッタを備えたカセットを利用して、基板が外部に晒さ
れないようにしている。このような構成の場合には、開
閉シャッタを作動させる構成がカセットの配置毎に必要
となるので、カセットの配置個数が増えると極端にコス
トが上昇するのである。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、カセットの交換時間に余裕を持たせる
ことによって、カセットの配置個数を抑制しつつもカセ
ット交換に起因する基板処理装置の稼働率低下を防止す
ることができる基板搬送方法およびその装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の基板搬送方法は、複数枚の基板を
収納しているカセットから順次に基板を取り出して基板
処理装置に搬送する基板搬送方法において、基板処理装
置での基板の処理中には、カセットから内部バッファに
順次に基板を一旦搬送し、基板処理装置における基板の
処理が完了した場合には、内部バッファに蓄積された基
板から基板処理装置に順次に搬送して処理を施すことを
特徴とするものである。
【0011】また、請求項2に記載の基板搬送方法は、
基板処理装置から基板を取り出して順次にカセットに搬
送する基板搬送方法において、現在のカセットを交換す
る場合には、現在のカセットが新たなカセットに交換さ
れるまで基板を内部バッファに一旦搬送し、現在のカセ
ットが新たなカセットに交換された場合には、基板処理
装置での基板の処理中に、内部バッファから新たなカセ
ットに順次に基板を搬送することを特徴とするものであ
る。
【0012】また、請求項3に記載の基板搬送方法は、
複数枚の基板を収納している第1カセットから順次に基
板を取り出して基板処理装置に搬送し、基板処理装置か
ら処理済の基板を取り出して順次に第2カセットに搬送
する基板搬送方法において、基板処理装置での基板の処
理中には、第1カセットから内部バッファに順次に基板
を一旦搬送し、基板処理装置における基板の処理が完了
した場合には、内部バッファに蓄積された基板から基板
処理装置に順次に搬送して処理を施すとともに、現在の
第2カセットを交換する場合には、現在の第2カセット
が新たな第2カセットに交換されるまで基板を内部バッ
ファに一旦搬送し、現在の第2カセットが新たな第2カ
セットに交換された場合には、基板処理装置での基板の
処理中に、内部バッファから新たな第2カセットに順次
に基板を搬送することを特徴とするものである。
【0013】また、請求項4に記載の基板搬送装置は、
複数枚の基板を収納しているカセットから搬送手段で順
次に基板を取り出して基板処理装置に搬送する基板搬送
装置において、複数枚の基板を積層収納する内部バッフ
ァを備え、前記搬送手段は、基板処理装置での基板の処
理中には、カセットから前記内部バッファに順次に基板
を一旦搬送し、基板処理装置における基板の処理が完了
した場合には、前記内部バッファに蓄積された基板から
基板処理装置に順次に搬送して処理を施すことを特徴と
するものである。
【0014】また、請求項5に記載の基板搬送装置は、
基板処理装置から搬送手段で基板を取り出して順次にカ
セットに搬送する基板搬送装置において、複数枚の基板
を積層収納する内部バッファを備え、前記搬送手段は、
現在のカセットを交換する場合には、現在のカセットが
新たなカセットに交換されるまで基板を前記内部バッフ
ァに一旦搬送し、現在のカセットが新たなカセットに交
換された場合には、基板処理装置での基板の処理中に、
前記内部バッファから新たなカセットに順次に基板を搬
送することを特徴とするものである。
【0015】また、請求項6に記載の基板搬送装置は、
複数枚の基板を収納している第1カセットから搬送手段
で順次に基板を取り出して基板処理装置に搬送し、基板
処理装置から搬送手段で処理済の基板を取り出して順次
に第2カセットに搬送する基板搬送装置において、複数
枚の基板を積層収納する内部バッファを備え、前記搬送
手段は、基板処理装置での基板の処理中には、第1カセ
ットから前記内部バッファに順次に基板を一旦搬送し、
基板処理装置における基板の処理が完了した場合には、
前記内部バッファに蓄積された基板から基板処理装置に
順次に搬送して処理を施すとともに、現在の第2カセッ
トを交換する場合には、現在の第2カセットが新たな第
2カセットに交換されるまで基板を前記内部バッファに
一旦搬送し、現在の第2カセットが新たな第2カセット
に交換された場合には、基板処理装置での基板の処理中
に、前記内部バッファから新たな第2カセットに順次に
基板を搬送することを特徴とするものである。
【0016】
【作用】請求項1に記載の方法発明の作用は次のとおり
である。カセットから基板処理装置に基板が搬送されて
処理が行われている間に、カセットから次の基板を内部
バッファに順次に一旦搬送しておく。基板処理装置での
処理が完了すると、内部バッファに蓄積しておいた基板
から順次に基板搬送装置へ基板を搬送して処理を施す。
そして、各処理の間には、再びカセットから内部バッフ
ァに基板を順次に一旦搬送して蓄積する。これにより最
後の基板が内部バッファに搬送されてカセットが空にさ
れた時点で、新たなカセットに交換することが可能とな
る一方で、カセットが交換されるまでの時間において
も、基板処理装置は内部バッファの基板を順次に取り込
んで処理を継続することができる。
【0017】また、請求項2に記載の方法発明の作用は
次のとおりである。カセットが満杯になったり、新たな
ロットの基板が基板処理装置から搬出される時点では、
現在のカセットを交換する必要があるが、基板処理装置
から処理済みの基板が取り出された場合には、現在のカ
セットが新たなカセットに交換されるまでの間、それら
の基板を内部バッファに順次に一旦搬送して蓄積してお
く。そして、新たなカセットに交換された場合には、基
板処理装置での処理中に、内部バッファから新たなカセ
ットに基板を順次に搬送する。これにより新たなカセッ
トに交換されるまでの間であっても、基板処理装置は基
板を内部バッファに順次に搬送することができる。
【0018】また、請求項3に記載の方法発明によれ
ば、最後の基板が内部バッファに搬送されて第1カセッ
トが空にされた時点で、新たな第1カセットに交換する
ことが可能となり、第1カセットが交換されるまでの時
間においても、基板処理装置は内部バッファの基板を順
次に取り込んで処理を継続することができる。また、現
在の第2カセットが新たな第2カセットに交換されるま
での間であっても、基板処理装置は基板を内部バッファ
に順次に搬送することができる。
【0019】また、請求項4に記載の装置発明によれ
ば、最後の基板が搬送手段により内部バッファに搬送さ
れてカセットが空にされた時点で、新たなカセットに交
換することができる。しかもカセットが交換されるまで
の時間においても、基板処理装置は搬送手段により内部
バッファの基板を順次に取り込んで処理を継続可能であ
る。
【0020】また、請求項5に記載の装置発明によれ
ば、空の新たなカセットに交換されるまでの間であって
も、基板処理装置は基板を搬送手段で内部バッファに順
次に搬送することができる。
【0021】また、請求項6に記載の装置発明によれ
ば、最後の基板が搬送手段で内部バッファに搬送されて
第1カセットが空にされた時点で、新たな第1カセット
に交換することが可能となり、第1カセットが交換され
るまでの時間においても、基板処理装置は内部バッファ
の基板を搬送手段で順次に取り込んで処理を継続でき
る。また、現在の第2カセットが新たな第2カセットに
交換されるまでの間であっても、基板処理装置は搬送手
段で基板を内部バッファに対して順次に搬送できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例を説明する。 <第1実施例>図1は、本実施例に係る基板搬送装置の
概略構成を示した平面図である。
【0023】カセットINは、未処理の基板Wを複数枚
積層収納するものであり、例えば、25枚の基板を収納
可能である。このカセットINは、カセット載置台3に
載置されている。また、カセットOUT1,OUT2
は、それぞれ処理済みの基板Wを積層収納する。この実
施例装置では、高清浄度に対応するためにカセットI
N,OUT1,OUT2は密閉式のFOUP構造を採用
している。したがって、カセット載置台3は、各カセッ
トIN,OUT1,OUT2に配備されている図示しな
いシャッタを開閉する機構(図示省略)を備えている。
【0024】図中のカセット載置台3のy方向には、基
板搬送機構9が配備されている。この基板搬送機構9
は、未処理の基板Wを搬送する第1搬送部TR1と、処
理済みの基板Wを搬送する第2搬送部TR2とをx方向
に一列で備えている。
【0025】基板搬送機構9が備えている第1搬送部T
R1と第2搬送部TR2とは同じ構成である。これらは
各々、z軸周りに旋回可能であり、かつ、z軸に沿って
昇降可能である。また、カセット載置台3側と、基板処
理装置11側とに対して進退可能な支持アームを備えて
おり、この支持アームに未処理の基板Wや処理済みの基
板Wを載せて搬送するようになっている。また、これら
は、後述する内部バッファ(BU)にも進退可能に構成
されているとともに、y方向に進退可能に構成されてい
る。
【0026】基板搬送機構9を挟んでカセット載置台3
の反対側には、基板処理装置11が配設されている。こ
の実施例装置では、例えば、基板処理装置11に第1の
処理部P1と第2の処理部P2とを備えている。
【0027】因みに、この実施例装置では、FOUP構
造を採用したカセットIN,OUT1,OUT2を採用
しているので、基板搬送機構9と基板処理装置11は実
際には遮蔽板で囲われて外部に晒されていない。
【0028】なお、上述したカセットINが本発明の第
1カセットに相当し、カセットOUT1,OUT2が本
発明の第2カセットに相当する。また、第1搬送部TR
1と第2搬送部TR2とが本発明の搬送手段に相当す
る。
【0029】基板処理装置11と基板搬送機構9との境
界付近には、内部バッファBUが配設されている。この
内部バッファBUは、できるだけカセットINの交換時
間に余裕が得られるように、複数枚の基板Wをz軸に沿
って積層収納できるように構成されていることが好まし
い。例えば、カセットINに収納されている1ロット分
の基板Wを収納できるように構成する(例えば、25
枚)。
【0030】次に、上述した構成の基板搬送装置の動作
について図2を参照しながら説明する。
【0031】なお、図2は、処理の概略タイムチャート
を示している。また、以下の説明では、基板処理装置1
1のうち第1の処理部P1だけを使用するものとして説
明する。さらにタイムチャートでは、基板搬送機構9の
昇降動作や旋回動作や、カセットIN,OUT1,OU
T2のシャッタ(図示省略)の開閉動作などは無視して
いる。また、カセットINには25枚の基板Wが収納さ
れているとして説明する。
【0032】まず、未処理の基板W1がカセットINか
ら第1搬送部TR1によって取り出され、そのまま第1
の処理部P1へ搬入される。ここで、搬送時間をt1
(例えば、20秒間)とし、処理時間をt2(例えば、
1分間)とする。図中では、第1搬送部TR1の欄中に
おける矢印の始点を搬出箇所とし、矢印の終点を搬入箇
所として表している。そして、矢印の下にはその対象と
なっている基板Wの番号を表記している。また、第1の
処理部P1の欄中における矢印の下には、処理の対象と
なっている基板Wの番号を記している。
【0033】一般的に、搬送時間t1よりも処理時間t
2の方が長いので、第1の処理部P1で基板W1が処理
されている間に、第1搬送部TR1は、空いた時間を利
用してカセットINから基板W2,W3を取り出して、
内部バッファBUに搬送する。
【0034】そして、基板W1に対する処理が終了する
と、第2搬送部TR2が処理済みの基板W1を第1の処
理部P1から取り出すとともに、カセットOUT1に搬
送する。これで一枚の基板W1に対する処理が完了す
る。
【0035】次に、第1搬送部TR1は、内部バッファ
BUから基板W2を取り出し、これを第1の処理部P1
に搬送する。そして、基板W2の処理中に、空いた時間
を利用してカセットINから基板W4,W5を取り出し
て、これらを内部バッファBUに搬送する。
【0036】基板W2に対する処理が終了すると、第2
搬送部TR2が基板W2を第1の処理部P1から取り出
すとともに、これをカセットOUT1に搬送する。これ
で基板W2に対する処理が完了する。
【0037】この時点で内部バッファBUには、基板W
3〜W5の三枚が収納されていることになる。
【0038】上記のように順次に基板Wを取り出して処
理を行うと、基板W12を内部バッファBUから取り出
して処理する際に、カセットINから全ての基板Wが搬
出されることになる。したがって、基板W12の処理中
に、カセットINから基板W24,W25が取り出され
て内部バッファBUに搬送される。したがって、この
後、カセットINの交換が可能となる一方、内部バッフ
ァBUには基板W13〜W25の13枚の基板Wが収納
されているので、少なくとも13枚の基板Wを処理する
のに要する時間だけ交換時間に余裕ができることにな
る。
【0039】なお、処理済みの基板Wを収納する側は、
カセットOUT1が満杯になった時点や、新たなロット
に切り換わることが検出された時点で、隣のカセットO
UT2に続けて基板Wを収納すればよい。したがって、
処理済みの基板Wを収納する側では内部バッファBUを
利用しなくても処理が滞ることはない。
【0040】上述したように最後の基板W25が内部バ
ッファBUに搬送されてカセットINが空にされた時点
で、新たなカセットINに交換することが可能となる一
方で、カセットINが交換されるまでの間でも、第1の
処理部P1は内部バッファBUから基板Wを順次に取り
込んで処理を継続できる。したがって、カセットINか
ら最後の基板Wを内部バッファBUに搬送した時点で内
部バッファBUに蓄積されている基板Wの枚数分だけは
カセット交換に時間的な余裕ができる。その結果、カセ
ットINの配置個数を増やすことなく、基板処理装置1
1の稼働率低下を防止できる。
【0041】<第2実施例>図3は、本実施例に係る基
板搬送装置の概略構成を示した平面図である。なお、上
述した第1実施例装置と同じ構成については同符号を付
すことで詳細な説明については省略する。
【0042】この実施例装置は、未処理の基板Wを収納
している側に二つのカセットIN1,IN2が配置され
る一方、処理済みの基板Wを収納する側に一つのカセッ
トOUTが配置されている点において上記の第1実施例
装置と相違する。
【0043】なお、カセットIN1,IN2が本発明の
第1カセットに相当し、カセットOUTが本発明の第2
カセットに相当する。
【0044】図4のタイムチャートを参照して本実施例
装置の動作について説明する。
【0045】例えば、先のロットの処理済み基板W24
が第1の処理部P1からカセットOUTに搬出される
と、先のロットの未処理基板W25が内部バッファBU
から第1の処理部P1に搬送される。そして、第1の処
理部P1での処理が完了すると、基板W25がカセット
OUTに搬出される。
【0046】この時点で、カセットOUTが満杯になる
(1ロットの基板処理が完了)ので、カセットOUTの
交換を開始する。
【0047】その後、新たなロットの基板W1がカセッ
トIN1から搬送されて第1の処理部P1で処理が施さ
れ、順次に基板W2,W3・・・と処理が行われる。
【0048】例えば、基板W3の処理が完了して内部バ
ッファBUに搬送された後に、カセットOUTの交換が
完了したとする。この場合には、カセットOUTの交換
が完了した後に、内部バッファBUに収納されている基
板W1〜W3を順次にカセットOUTに搬送して収納す
る。しかし、基板W1,2を搬送した時点で、第1の処
理部P1での基板W4に対する処理が完了したとする
と、基板W4が内部バッファBUに搬送される。したが
って、この時点では、内部バッファBUに基板W3,4
が収納されていることになる。そして、基板W5が第1
の処理部P1で処理され始めると、その間に内部バッフ
ァBUからカセットOUTに基板W3,4が搬送され
る。
【0049】このようにカセットOUTが新たなカセッ
トOUTに交換されるまでの間でも、第1の処理部P1
は基板W1,2を内部バッファBUに順次に搬送するこ
とができるので、カセットOUTの交換が完了するまで
処理を中断する必要がない。したがって、内部バッファ
BUに蓄積可能な基板の枚数分だけはカセット交換に時
間的な余裕を得られるので、カセットOUTの配置個数
を増やすことなく第1の処理部P1の稼働率低下を防止
できる。
【0050】<第3実施例>図5は、本実施例に係る基
板搬送装置の概略構成を示した平面図である。なお、上
述した実施例装置と同じ構成については同符号を付すこ
とで詳細な説明については省略する。
【0051】本実施例装置は、未処理の基板Wを収納し
ている側も処理済みの基板Wを収納する側も共に一つの
カセットIN,OUTを備えている点と、それぞれに内
部バッファBU1,BU2を備えている点において上記
実施例装置と相違する。
【0052】なお、カセットIN1,IN2が本発明の
第1カセットに相当し、カセットOUT1,OUT2が
本発明の第2カセットに相当する。
【0053】本実施例装置の動作は、上述した第1実施
例装置と第2実施例装置を合わせたようなものであるの
で、詳細な説明については省略する。
【0054】本実施例装置によると、内部バッファBU
1に蓄積した基板の枚数分だけはカセットINの交換に
時間的な余裕を持たせることができ、内部バッファBU
2に蓄積可能な基板の枚数分だけはカセットOUTの交
換に時間的な余裕を持たせることができるので、カセッ
トIN,OUTの配置個数を増やすことなく、基板処理
装置11の稼働率低下を防止することができる。
【0055】なお、上述した各実施例装置では、FOU
P構造を採用しているとして説明したが本発明はこの構
造に限定されるものではない。
【0056】また、上記の構成では、基板搬送機構9に
二つの搬送部を備えているが、単一の搬送部で未処理の
基板Wと処理済みの基板Wを搬送するようにしてもよ
い。
【0057】また、内部バッファBUの配置位置は、上
述した位置に限定されるものではなく、基板Wの搬送に
支障がなく装置の設置面積が極端に増大しない位置であ
れば任意の位置でよい。
【0058】また、基板搬送機構9の負荷が高くなるこ
とからカセット交換時間の余裕は少なくなるものの、第
1の処理部P1だけでなく第2の処理部P2も使用して
基板Wに対する処理を行うようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の方法発明によれば、最後の基板が内部バッフ
ァに搬送されてカセットが空にされた時点で、新たなカ
セットに交換することが可能となる一方で、カセットが
交換されるまでの間でも、基板処理装置は内部バッファ
から基板を順次に取り込んで処理を継続できる。したが
って、カセットから最後の基板を内部バッファに搬送し
た時点で内部バッファに蓄積されている基板の枚数分だ
けはカセット交換に時間的な余裕を持たせることができ
るので、カセットの配置個数を増やすことなく、基板処
理装置の稼働率低下を防止することが可能となる。
【0060】また、請求項2に記載の方法発明によれ
ば、現在のカセットが新たなカセットに交換されるまで
の間でも、基板処理装置は基板を内部バッファに順次に
搬送することができる。したがって、内部バッファに蓄
積可能な基板の枚数分だけはカセット交換に時間的な余
裕が生じるので、カセットの配置個数を増やすことなく
基板処理装置の稼働率低下を防止できる。
【0061】また、請求項3に記載の方法発明によれ
ば、内部バッファに蓄積した基板の枚数分だけは第1カ
セット交換に時間的な余裕を持たせることができ、内部
バッファに蓄積可能な基板の枚数分だけは第2カセット
交換に時間的な余裕を持たせることができるので、第1
・第2カセットの配置個数を増やすことなく、基板処理
装置の稼働率低下を防止できる。
【0062】また、請求項4に記載の装置発明によれ
ば、請求項1に記載の方法発明を好適に実施できる。
【0063】また、請求項5に記載の装置発明によれ
ば、請求項2に記載の方法発明を好適に実施できる。
【0064】また、請求項6に記載の装置発明によれ
ば、請求項3に記載の方法発明を好適に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る基板搬送装置の概略構成を示
した平面図である。
【図2】動作説明に供するタイムチャートである。
【図3】第2実施例に係る基板搬送装置の概略構成を示
した平面図である。
【図4】動作説明に供するタイムチャートである。
【図5】第3実施例に係る基板搬送装置の概略構成を示
した平面図である。
【符号の説明】
W … 基板 IN,IN1,IN2 … カセット(第1カセット) 3 … カセット載置台 OUT,OUT1,OUT2 … カセット(第2カセ
ット) 9 … 基板搬送機構 TR1 … 第1搬送部(搬送手段) TR2 … 第2搬送部(搬送手段) 11 … 基板処理装置 P1 … 第1処理部 P2 … 第2処理部 BU,BU1,BU2 … 内部バッファ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の基板を収納しているカセットか
    ら順次に基板を取り出して基板処理装置に搬送する基板
    搬送方法において、 基板処理装置での基板の処理中には、カセットから内部
    バッファに順次に基板を一旦搬送し、 基板処理装置における基板の処理が完了した場合には、
    内部バッファに蓄積された基板から基板処理装置に順次
    に搬送して処理を施すことを特徴とする基板搬送方法。
  2. 【請求項2】 基板処理装置から基板を取り出して順次
    にカセットに搬送する基板搬送方法において、 現在のカセットを交換する場合には、現在のカセットが
    新たなカセットに交換されるまで基板を内部バッファに
    一旦搬送し、 現在のカセットが新たなカセットに交換された場合に
    は、基板処理装置での基板の処理中に、内部バッファか
    ら新たなカセットに順次に基板を搬送することを特徴と
    する基板搬送方法。
  3. 【請求項3】 複数枚の基板を収納している第1カセッ
    トから順次に基板を取り出して基板処理装置に搬送し、
    基板処理装置から処理済の基板を取り出して順次に第2
    カセットに搬送する基板搬送方法において、 基板処理装置での基板の処理中には、第1カセットから
    内部バッファに順次に基板を一旦搬送し、 基板処理装置における基板の処理が完了した場合には、
    内部バッファに蓄積された基板から基板処理装置に順次
    に搬送して処理を施すとともに、 現在の第2カセットを交換する場合には、現在の第2カ
    セットが新たな第2カセットに交換されるまで基板を内
    部バッファに一旦搬送し、 現在の第2カセットが新たな第2カセットに交換された
    場合には、基板処理装置での基板の処理中に、内部バッ
    ファから新たな第2カセットに順次に基板を搬送するこ
    とを特徴とする基板搬送方法。
  4. 【請求項4】 複数枚の基板を収納しているカセットか
    ら搬送手段で順次に基板を取り出して基板処理装置に搬
    送する基板搬送装置において、 複数枚の基板を積層収納する内部バッファを備え、 前記搬送手段は、基板処理装置での基板の処理中には、
    カセットから前記内部バッファに順次に基板を一旦搬送
    し、基板処理装置における基板の処理が完了した場合に
    は、前記内部バッファに蓄積された基板から基板処理装
    置に順次に搬送して処理を施すことを特徴とする基板搬
    送装置。
  5. 【請求項5】 基板処理装置から搬送手段で基板を取り
    出して順次にカセットに搬送する基板搬送装置におい
    て、 複数枚の基板を積層収納する内部バッファを備え、 前記搬送手段は、現在のカセットを交換する場合には、
    現在のカセットが新たなカセットに交換されるまで基板
    を前記内部バッファに一旦搬送し、現在のカセットが新
    たなカセットに交換された場合には、基板処理装置での
    基板の処理中に、前記内部バッファから新たなカセット
    に順次に基板を搬送することを特徴とする基板搬送装
    置。
  6. 【請求項6】 複数枚の基板を収納している第1カセッ
    トから搬送手段で順次に基板を取り出して基板処理装置
    に搬送し、基板処理装置から搬送手段で処理済の基板を
    取り出して順次に第2カセットに搬送する基板搬送装置
    において、 複数枚の基板を積層収納する内部バッファを備え、 前記搬送手段は、基板処理装置での基板の処理中には、
    第1カセットから前記内部バッファに順次に基板を一旦
    搬送し、基板処理装置における基板の処理が完了した場
    合には、前記内部バッファに蓄積された基板から基板処
    理装置に順次に搬送して処理を施すとともに、 現在の第2カセットを交換する場合には、現在の第2カ
    セットが新たな第2カセットに交換されるまで基板を前
    記内部バッファに一旦搬送し、現在の第2カセットが新
    たな第2カセットに交換された場合には、基板処理装置
    での基板の処理中に、前記内部バッファから新たな第2
    カセットに順次に基板を搬送することを特徴とする基板
    搬送装置。
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