JP2002270538A - ゲート電極の形成方法 - Google Patents
ゲート電極の形成方法Info
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- JP2002270538A JP2002270538A JP2001068392A JP2001068392A JP2002270538A JP 2002270538 A JP2002270538 A JP 2002270538A JP 2001068392 A JP2001068392 A JP 2001068392A JP 2001068392 A JP2001068392 A JP 2001068392A JP 2002270538 A JP2002270538 A JP 2002270538A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ドライエッチングによりゲート電極を形成し
たときに、半導体基板上に残渣が形成されないようにす
る。 【解決手段】 半導体基板10上のシリコン酸化膜11
の上に形成されたポリシリコン膜12の上に、有機材料
を主成分とし且つ硫黄成分を実質的に含まない反射防止
膜13を形成する。反射防止膜13の上にレジストパタ
ーン14を形成した後、反射防止膜13に対して、レジ
ストパターン14をマスクにドライエッチングしてパタ
ーン化された反射防止膜13Aを形成する。ポリシリコ
ン膜12に対して、レジストパターン14及びパターン
化された反射防止膜13Aをマスクにドライエッチング
して、ポリシリコン膜12からなるゲート電極12Aを
形成する。
たときに、半導体基板上に残渣が形成されないようにす
る。 【解決手段】 半導体基板10上のシリコン酸化膜11
の上に形成されたポリシリコン膜12の上に、有機材料
を主成分とし且つ硫黄成分を実質的に含まない反射防止
膜13を形成する。反射防止膜13の上にレジストパタ
ーン14を形成した後、反射防止膜13に対して、レジ
ストパターン14をマスクにドライエッチングしてパタ
ーン化された反射防止膜13Aを形成する。ポリシリコ
ン膜12に対して、レジストパターン14及びパターン
化された反射防止膜13Aをマスクにドライエッチング
して、ポリシリコン膜12からなるゲート電極12Aを
形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲート電極の形成
方法に関し、特に、半導体基板上のシリコン膜に対し
て、該シリコン膜の上に有機材料を主成分とする反射防
止膜を介して形成されたレジストパターンをマスクにド
ライエッチングを行なって、シリコン膜からなるゲート
電極を形成する方法に関する。
方法に関し、特に、半導体基板上のシリコン膜に対し
て、該シリコン膜の上に有機材料を主成分とする反射防
止膜を介して形成されたレジストパターンをマスクにド
ライエッチングを行なって、シリコン膜からなるゲート
電極を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体基板上のシリコン膜に対してレジ
ストパターンをマスクにドライエッチングを行なってゲ
ート電極を形成する方法においては、ゲート電極の微細
化及び高精度化の要望に応えるため、通常シリコン膜と
レジストパターンとの間には、有機材料を主成分とする
反射防止膜を介在させている。
ストパターンをマスクにドライエッチングを行なってゲ
ート電極を形成する方法においては、ゲート電極の微細
化及び高精度化の要望に応えるため、通常シリコン膜と
レジストパターンとの間には、有機材料を主成分とする
反射防止膜を介在させている。
【0003】以下、従来のゲート電極の形成方法につい
て、図15(a)〜(d)を参照しながら説明する。
て、図15(a)〜(d)を参照しながら説明する。
【0004】まず、図15(a)に示すように、シリコ
ンよりなる半導体基板1の上に、例えば熱酸化法により
ゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜2を形成した後、該
シリコン酸化膜2の上に例えばCVD法によりポリシリ
コン膜3を形成する。
ンよりなる半導体基板1の上に、例えば熱酸化法により
ゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜2を形成した後、該
シリコン酸化膜2の上に例えばCVD法によりポリシリ
コン膜3を形成する。
【0005】次に、図15(b)に示すように、ポリシ
リコン膜3の上に、有機材料を主成分とする反射防止膜
4を形成した後、該反射防止膜4の上にレジストパター
ン5を形成する。
リコン膜3の上に、有機材料を主成分とする反射防止膜
4を形成した後、該反射防止膜4の上にレジストパター
ン5を形成する。
【0006】次に、半導体基板1を、ドライエッチング
装置のチャンバー内に設けられた試料台(図示は省略し
ている)の上に載置した後、チャンバー内を所定の真空
度に減圧し、その後、チャンバー内に第1のエッチング
ガスを導入して、反射防止膜4に対してレジストパター
ン5をマスクにプラズマエッチングを行なうことによ
り、図15(c)に示すように、パターン化された反射
防止膜4Aを形成する。
装置のチャンバー内に設けられた試料台(図示は省略し
ている)の上に載置した後、チャンバー内を所定の真空
度に減圧し、その後、チャンバー内に第1のエッチング
ガスを導入して、反射防止膜4に対してレジストパター
ン5をマスクにプラズマエッチングを行なうことによ
り、図15(c)に示すように、パターン化された反射
防止膜4Aを形成する。
【0007】第1のエッチングガスとして、SO2 ガス
とO2 ガスとの混合ガス、N2 ガスとO2 ガスとの混合
ガス、又はCl2 ガスとO2 ガスとの混合ガス等が用い
られるが、SO2 ガスとO2 ガスとの混合ガスは、寸法
変動差及び下地選択性の点で優れている。
とO2 ガスとの混合ガス、N2 ガスとO2 ガスとの混合
ガス、又はCl2 ガスとO2 ガスとの混合ガス等が用い
られるが、SO2 ガスとO2 ガスとの混合ガスは、寸法
変動差及び下地選択性の点で優れている。
【0008】このプラズマエッチング工程においては、
揮発性の反応生成物はチャンバーの外部に排出される
が、不揮発性の反応生成物6はポリシリコン膜3の上に
堆積する。また、不揮発性の反応生成物はレジストパタ
ーン5及びパターン化された反射防止膜4Aの側壁にも
堆積して側壁保護膜7となる。
揮発性の反応生成物はチャンバーの外部に排出される
が、不揮発性の反応生成物6はポリシリコン膜3の上に
堆積する。また、不揮発性の反応生成物はレジストパタ
ーン5及びパターン化された反射防止膜4Aの側壁にも
堆積して側壁保護膜7となる。
【0009】次に、チャンバー内に第2のエッチングガ
スを導入して、ポリシリコン膜3に対して、レジストパ
ターン5及びパターン化された反射防止膜4Aをマスク
にドライエッチングを行なうことにより、図15(d)
に示すように、ポリシリコン膜3からなるゲート電極3
Aを形成する。
スを導入して、ポリシリコン膜3に対して、レジストパ
ターン5及びパターン化された反射防止膜4Aをマスク
にドライエッチングを行なうことにより、図15(d)
に示すように、ポリシリコン膜3からなるゲート電極3
Aを形成する。
【0010】第2のエッチングガスとしては、Cl2 又
はHBr等のようにハロゲン原子を含むガスと酸素ガス
との混合ガスが用いられる。尚、この場合にも、プラズ
マエッチングにより生成された揮発性の反応生成物はチ
ャンバーの外部に排出される。
はHBr等のようにハロゲン原子を含むガスと酸素ガス
との混合ガスが用いられる。尚、この場合にも、プラズ
マエッチングにより生成された揮発性の反応生成物はチ
ャンバーの外部に排出される。
【0011】次に、レジストパターン5及びパターン化
された反射防止膜4Aを酸素プラズマを用いるアッシン
グにより除去した後、シリコン酸化膜2に対してウェッ
トエッチングを行なって、図15(e)に示すように、
シリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜2Aを形成する。
された反射防止膜4Aを酸素プラズマを用いるアッシン
グにより除去した後、シリコン酸化膜2に対してウェッ
トエッチングを行なって、図15(e)に示すように、
シリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜2Aを形成する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の方法によると、図15(c)に示す工程、つまり反
射防止膜4に対するドライエッチング工程において、ポ
リシリコン膜3の上に堆積された反応生成物6は、図1
5(d)に示す工程、つまりポリシリコン膜3に対する
ドライエッチング工程においても残存する。このため、
反応生成物6がポリシリコン膜3に対するドライエッチ
ング時にマスクとなり、ポリシリコン膜3からなる残渣
が発生する。
来の方法によると、図15(c)に示す工程、つまり反
射防止膜4に対するドライエッチング工程において、ポ
リシリコン膜3の上に堆積された反応生成物6は、図1
5(d)に示す工程、つまりポリシリコン膜3に対する
ドライエッチング工程においても残存する。このため、
反応生成物6がポリシリコン膜3に対するドライエッチ
ング時にマスクとなり、ポリシリコン膜3からなる残渣
が発生する。
【0013】よって、図15(e)に示す工程、つまり
シリコン酸化膜2に対してウェットエッチングを行なっ
てゲート絶縁膜2Aを形成する工程において、半導体基
板1の上にシリコン酸化膜2又はポリシリコン膜3から
なる残渣8が形成されてしまう。
シリコン酸化膜2に対してウェットエッチングを行なっ
てゲート絶縁膜2Aを形成する工程において、半導体基
板1の上にシリコン酸化膜2又はポリシリコン膜3から
なる残渣8が形成されてしまう。
【0014】半導体基板1の上にシリコン酸化膜2又は
ポリシリコン膜3からなる残渣8が存在すると、半導体
基板1の上にソース電極又はドレイン電極を形成したと
きに、接触不良又は接触抵抗が増大してしまうという問
題が発生する。
ポリシリコン膜3からなる残渣8が存在すると、半導体
基板1の上にソース電極又はドレイン電極を形成したと
きに、接触不良又は接触抵抗が増大してしまうという問
題が発生する。
【0015】前記に鑑み、本発明は、ドライエッチング
によりゲート電極を形成したときに、半導体基板上に残
渣が形成されないようにすることを目的とする。
によりゲート電極を形成したときに、半導体基板上に残
渣が形成されないようにすることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本件発明者らは、反射防
止膜に対するドライエッチング工程において、ポリシリ
コン膜の上に堆積される反応生成物の成分を分析したと
ころ、該反応生成物に硫黄が含まれていることを見出し
た。
止膜に対するドライエッチング工程において、ポリシリ
コン膜の上に堆積される反応生成物の成分を分析したと
ころ、該反応生成物に硫黄が含まれていることを見出し
た。
【0017】そこで、反応生成物に硫黄が含まれる理由
について種々の検討を加えた結果、反射防止膜に含まれ
ている硫黄又はエッチングガスに含まれる硫黄がシリコ
ン膜を構成するシリコンと反応して、硫黄を含む反応生
成物が生成されることを見出した。
について種々の検討を加えた結果、反射防止膜に含まれ
ている硫黄又はエッチングガスに含まれる硫黄がシリコ
ン膜を構成するシリコンと反応して、硫黄を含む反応生
成物が生成されることを見出した。
【0018】本発明に係る第1のゲート電極の形成方法
は、前記の知見に基づいてなされたものであり、半導体
基板上の絶縁膜の上に形成されたシリコン膜の上に有機
材料を主成分とする反射防止膜を形成する工程と、反射
防止膜の上にレジストパターンを形成した後、反射防止
膜に対して、レジストパターンをマスクにドライエッチ
ングしてパターン化された反射防止膜を形成する工程
と、シリコン膜に対して、レジストパターン及びパター
ン化された反射防止膜をマスクにドライエッチングし
て、シリコン膜からなるゲート電極を形成する工程とを
備えたゲート電極の形成方法を前提とし、反射防止膜は
実質的に硫黄を含まない。
は、前記の知見に基づいてなされたものであり、半導体
基板上の絶縁膜の上に形成されたシリコン膜の上に有機
材料を主成分とする反射防止膜を形成する工程と、反射
防止膜の上にレジストパターンを形成した後、反射防止
膜に対して、レジストパターンをマスクにドライエッチ
ングしてパターン化された反射防止膜を形成する工程
と、シリコン膜に対して、レジストパターン及びパター
ン化された反射防止膜をマスクにドライエッチングし
て、シリコン膜からなるゲート電極を形成する工程とを
備えたゲート電極の形成方法を前提とし、反射防止膜は
実質的に硫黄を含まない。
【0019】第1のゲート電極の形成方法によると、反
射防止膜は硫黄成分を実質的に含んでいないため、反射
防止膜に対するドライエッチング工程において、硫黄及
びシリコンを主成分とする不揮発性の反応生成物が形成
されない。このため、絶縁膜からなるゲート絶縁膜を形
成したときに、半導体基板上には絶縁膜からなる残渣は
殆ど形成されない。
射防止膜は硫黄成分を実質的に含んでいないため、反射
防止膜に対するドライエッチング工程において、硫黄及
びシリコンを主成分とする不揮発性の反応生成物が形成
されない。このため、絶縁膜からなるゲート絶縁膜を形
成したときに、半導体基板上には絶縁膜からなる残渣は
殆ど形成されない。
【0020】本発明に係る第2のゲート電極の形成方法
は、前記の知見に基づいてなされたものであり、半導体
基板上の絶縁膜の上に形成されたシリコン膜の上に有機
材料を主成分とする反射防止膜を形成する工程と、反射
防止膜の上にレジストパターンを形成した後、反射防止
膜に対して、レジストパターンをマスクにドライエッチ
ングしてパターン化された反射防止膜を形成する工程
と、シリコン膜に対して、レジストパターン及びパター
ン化された反射防止膜をマスクにドライエッチングし
て、シリコン膜からなるゲート電極を形成する工程とを
備えたゲート電極の形成方法を前提とし、反射防止膜を
ドライエッチングする工程は、硫黄成分を含み且つ硫黄
成分の濃度が20%以下であるエッチングガスを用いて
行なわれる。
は、前記の知見に基づいてなされたものであり、半導体
基板上の絶縁膜の上に形成されたシリコン膜の上に有機
材料を主成分とする反射防止膜を形成する工程と、反射
防止膜の上にレジストパターンを形成した後、反射防止
膜に対して、レジストパターンをマスクにドライエッチ
ングしてパターン化された反射防止膜を形成する工程
と、シリコン膜に対して、レジストパターン及びパター
ン化された反射防止膜をマスクにドライエッチングし
て、シリコン膜からなるゲート電極を形成する工程とを
備えたゲート電極の形成方法を前提とし、反射防止膜を
ドライエッチングする工程は、硫黄成分を含み且つ硫黄
成分の濃度が20%以下であるエッチングガスを用いて
行なわれる。
【0021】第2のゲート電極の形成方法によると、反
射防止膜をプラズマエッチングするためのエッチングガ
ス中における硫黄成分の濃度が20%以下であるため、
反射防止膜に対するドライエッチング工程において、硫
黄及びシリコンを主成分とする不揮発性の反応生成物は
殆ど形成されない。このため、絶縁膜からなるゲート絶
縁膜を形成したときに、半導体基板の上には絶縁膜から
なる残渣は殆ど形成されない。
射防止膜をプラズマエッチングするためのエッチングガ
ス中における硫黄成分の濃度が20%以下であるため、
反射防止膜に対するドライエッチング工程において、硫
黄及びシリコンを主成分とする不揮発性の反応生成物は
殆ど形成されない。このため、絶縁膜からなるゲート絶
縁膜を形成したときに、半導体基板の上には絶縁膜から
なる残渣は殆ど形成されない。
【0022】本発明に係る第3のゲート電極の形成方法
は、シリコン膜の上に存在する反応生成物を除去してか
ら、シリコン膜からなるゲート電極を形成するものであ
り、半導体基板上の絶縁膜の上に形成されたシリコン膜
の上に有機材料を主成分とする反射防止膜を形成する工
程と、反射防止膜の上にレジストパターンを形成した
後、反射防止膜に対して、レジストパターンをマスクに
ドライエッチングしてパターン化された反射防止膜を形
成する工程と、シリコン膜の上に存在する反応生成物を
除去する工程と、シリコン膜に対して、レジストパター
ン及びパターン化された反射防止膜をマスクにドライエ
ッチングして、シリコン膜からなるゲート電極を形成す
る工程とを備えている。
は、シリコン膜の上に存在する反応生成物を除去してか
ら、シリコン膜からなるゲート電極を形成するものであ
り、半導体基板上の絶縁膜の上に形成されたシリコン膜
の上に有機材料を主成分とする反射防止膜を形成する工
程と、反射防止膜の上にレジストパターンを形成した
後、反射防止膜に対して、レジストパターンをマスクに
ドライエッチングしてパターン化された反射防止膜を形
成する工程と、シリコン膜の上に存在する反応生成物を
除去する工程と、シリコン膜に対して、レジストパター
ン及びパターン化された反射防止膜をマスクにドライエ
ッチングして、シリコン膜からなるゲート電極を形成す
る工程とを備えている。
【0023】第3のゲート電極の形成方法によると、反
射防止膜をエッチングしたときにシリコン膜の上に形成
される反応生成物を除去しておいてから、シリコン膜を
エッチングしてゲート電極を形成するため、絶縁膜から
なるゲート絶縁膜を形成したときに、半導体基板の上に
は絶縁膜からなる残渣は殆ど形成されない。
射防止膜をエッチングしたときにシリコン膜の上に形成
される反応生成物を除去しておいてから、シリコン膜を
エッチングしてゲート電極を形成するため、絶縁膜から
なるゲート絶縁膜を形成したときに、半導体基板の上に
は絶縁膜からなる残渣は殆ど形成されない。
【0024】第3のゲート電極の形成方法において、反
応生成物を除去する工程は、シリコン膜の表面を酸素プ
ラズマにより処理する工程を含むことが好ましい。
応生成物を除去する工程は、シリコン膜の表面を酸素プ
ラズマにより処理する工程を含むことが好ましい。
【0025】このようにすると、シリコン膜の上に形成
される反応生成物を確実に除去することができる。
される反応生成物を確実に除去することができる。
【0026】第3のゲート電極の形成方法において、反
応生成物を除去する工程は、シリコン膜の表面を3Pa
以下の圧力下でドライエッチングする工程を含むことが
好ましい。
応生成物を除去する工程は、シリコン膜の表面を3Pa
以下の圧力下でドライエッチングする工程を含むことが
好ましい。
【0027】このようにすると、シリコン膜の上に形成
される反応生成物を確実に除去することができる。
される反応生成物を確実に除去することができる。
【0028】第3のゲート電極の形成方法において、反
応生成物を除去する工程は、シリコン膜の表面を、半導
体基板が載置されている試料台に80W以上の電力を印
加してドライエッチングする工程を含むことが好まし
い。
応生成物を除去する工程は、シリコン膜の表面を、半導
体基板が載置されている試料台に80W以上の電力を印
加してドライエッチングする工程を含むことが好まし
い。
【0029】このようにすると、シリコン膜の上に形成
される反応生成物を確実に除去することができる。
される反応生成物を確実に除去することができる。
【0030】第3のゲート電極の形成方法において、反
応生成物を除去する工程は、シリコン膜の表面を、シリ
コン膜のエッチングレートが絶縁膜のエッチングレート
の5倍以下の条件で20秒間以上ドライエッチングする
工程を含むことが好ましい。
応生成物を除去する工程は、シリコン膜の表面を、シリ
コン膜のエッチングレートが絶縁膜のエッチングレート
の5倍以下の条件で20秒間以上ドライエッチングする
工程を含むことが好ましい。
【0031】このようにすると、シリコン膜の上に形成
される反応生成物を確実に除去することができる。
される反応生成物を確実に除去することができる。
【0032】本発明に係る第4のゲート電極の形成方法
は、シリコン膜の上に被膜を形成しておいてから、シリ
コン膜からなるゲート電極を形成するものであり、半導
体基板上の絶縁膜の上に形成されたシリコン膜の上に被
膜を形成する工程と、被膜の上に有機材料を主成分とす
る反射防止膜を形成する工程と、反射防止膜の上にレジ
ストパターンを形成した後、反射防止膜に対して、レジ
ストパターンをマスクにドライエッチングしてパターン
化された反射防止膜を形成する工程と、被膜に対して、
レジストパターン及びパターン化された反射防止膜をマ
スクにドライエッチングしてパターン化された被膜を形
成する工程と、シリコン膜に対して、レジストパター
ン、パターン化された反射防止膜及びパターン化された
被膜をマスクにドライエッチングして、シリコン膜から
なるゲート電極を形成する工程とを備えている。
は、シリコン膜の上に被膜を形成しておいてから、シリ
コン膜からなるゲート電極を形成するものであり、半導
体基板上の絶縁膜の上に形成されたシリコン膜の上に被
膜を形成する工程と、被膜の上に有機材料を主成分とす
る反射防止膜を形成する工程と、反射防止膜の上にレジ
ストパターンを形成した後、反射防止膜に対して、レジ
ストパターンをマスクにドライエッチングしてパターン
化された反射防止膜を形成する工程と、被膜に対して、
レジストパターン及びパターン化された反射防止膜をマ
スクにドライエッチングしてパターン化された被膜を形
成する工程と、シリコン膜に対して、レジストパター
ン、パターン化された反射防止膜及びパターン化された
被膜をマスクにドライエッチングして、シリコン膜から
なるゲート電極を形成する工程とを備えている。
【0033】第4のゲート電極の形成方法によると、シ
リコン膜の上に被膜を形成しておいてから、反射防止膜
に対してドライエッチングを行なうため、被膜のドライ
エッチング時に不揮発性の反応生成物を除去できる。こ
のため、絶縁膜からなるゲート絶縁膜を形成したとき
に、半導体基板の上には絶縁膜又はシリコン膜からなる
残渣は殆ど形成されない。
リコン膜の上に被膜を形成しておいてから、反射防止膜
に対してドライエッチングを行なうため、被膜のドライ
エッチング時に不揮発性の反応生成物を除去できる。こ
のため、絶縁膜からなるゲート絶縁膜を形成したとき
に、半導体基板の上には絶縁膜又はシリコン膜からなる
残渣は殆ど形成されない。
【0034】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態に係るゲート電極の形成方法につい
て、図1(a)〜(d)を参照しながら説明する。
の第1の実施形態に係るゲート電極の形成方法につい
て、図1(a)〜(d)を参照しながら説明する。
【0035】まず、図1(a)に示すように、シリコン
よりなる半導体基板10の上に、例えば熱酸化法により
ゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜11を形成した後、
該シリコン酸化膜11の上に例えばCVD法によりポリ
シリコン膜12を形成する。
よりなる半導体基板10の上に、例えば熱酸化法により
ゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜11を形成した後、
該シリコン酸化膜11の上に例えばCVD法によりポリ
シリコン膜12を形成する。
【0036】次に、図1(b)に示すように、ポリシリ
コン膜12の上に、有機材料を主成分とし且つ硫黄成分
を実質的に含んでいない反射防止膜13を形成した後、
該反射防止膜13の上にレジストパターン14を形成す
る。
コン膜12の上に、有機材料を主成分とし且つ硫黄成分
を実質的に含んでいない反射防止膜13を形成した後、
該反射防止膜13の上にレジストパターン14を形成す
る。
【0037】次に、半導体基板10を、例えば誘導結合
プラズマエッチング装置(ICP)のチャンバー内に設
けられた試料台(図示は省略している)の上に載置した
後、チャンバー内を所定の真空度に減圧し、その後、チ
ャンバー内に第1のエッチングガスを導入して、反射防
止膜13に対してレジストパターン14をマスクにプラ
ズマエッチングを行なうことにより、図1(c)に示す
ように、パターン化された反射防止膜13Aを形成す
る。
プラズマエッチング装置(ICP)のチャンバー内に設
けられた試料台(図示は省略している)の上に載置した
後、チャンバー内を所定の真空度に減圧し、その後、チ
ャンバー内に第1のエッチングガスを導入して、反射防
止膜13に対してレジストパターン14をマスクにプラ
ズマエッチングを行なうことにより、図1(c)に示す
ように、パターン化された反射防止膜13Aを形成す
る。
【0038】このプラズマエッチング工程は、例えば以
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が1
Paに設定されたチャンバー内に、N2 ガスとO2 ガス
との混合ガスからなる第1のエッチングガスを、N2 ガ
スの流量:30ml/min、O2 ガスの流量:30m
l/minの流量比で導入すると共に、誘導結合コイル
に400Wの第1の高周波電力を印加してエッチングガ
スからなるプラズマを発生させ、試料台に100Wの第
2の高周波電力を印加してプラズマ中のイオンを反射防
止膜13に引き込む。尚、第1のエッチングガスとして
は、N2 ガスとO2 ガスとの混合ガスに代えて、SO2
ガスとO2 ガスとの混合ガス又はCl2ガスとO2 ガス
との混合ガスを用いてもよい。
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が1
Paに設定されたチャンバー内に、N2 ガスとO2 ガス
との混合ガスからなる第1のエッチングガスを、N2 ガ
スの流量:30ml/min、O2 ガスの流量:30m
l/minの流量比で導入すると共に、誘導結合コイル
に400Wの第1の高周波電力を印加してエッチングガ
スからなるプラズマを発生させ、試料台に100Wの第
2の高周波電力を印加してプラズマ中のイオンを反射防
止膜13に引き込む。尚、第1のエッチングガスとして
は、N2 ガスとO2 ガスとの混合ガスに代えて、SO2
ガスとO2 ガスとの混合ガス又はCl2ガスとO2 ガス
との混合ガスを用いてもよい。
【0039】次に、減圧状態のチャンバー内に第2のエ
ッチングガスを導入して、ポリシリコン膜12に対し
て、レジストパターン14及びパターン化された反射防
止膜13Aをマスクにドライエッチングを行なうことに
より、図1(d)に示すように、ポリシリコン膜12か
らなるゲート電極12Aを形成する。
ッチングガスを導入して、ポリシリコン膜12に対し
て、レジストパターン14及びパターン化された反射防
止膜13Aをマスクにドライエッチングを行なうことに
より、図1(d)に示すように、ポリシリコン膜12か
らなるゲート電極12Aを形成する。
【0040】このプラズマエッチング工程は、例えば以
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が5
Paに設定されたチャンバー内に、Cl2 ガスとHBr
ガスとO2 ガスとの混合ガスからなる第2のエッチング
ガスを、Cl2 ガスの流量:150ml/min、HB
rガスの流量:50ml/min、O2 ガスの流量:1
ml/minの流量比で導入すると共に、誘導結合コイ
ルに300Wの第1の高周波電力を印加して第2のエッ
チングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に50
Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイオンを
ポリシリコン膜12に引き込む。
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が5
Paに設定されたチャンバー内に、Cl2 ガスとHBr
ガスとO2 ガスとの混合ガスからなる第2のエッチング
ガスを、Cl2 ガスの流量:150ml/min、HB
rガスの流量:50ml/min、O2 ガスの流量:1
ml/minの流量比で導入すると共に、誘導結合コイ
ルに300Wの第1の高周波電力を印加して第2のエッ
チングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に50
Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイオンを
ポリシリコン膜12に引き込む。
【0041】次に、レジストパターン14及びパターン
化された反射防止膜13Aを酸素プラズマを用いるアッ
シングにより除去した後、シリコン酸化膜11に対して
ウェットエッチングを行なって、シリコン酸化膜11か
らなるゲート絶縁膜11Aを形成する。
化された反射防止膜13Aを酸素プラズマを用いるアッ
シングにより除去した後、シリコン酸化膜11に対して
ウェットエッチングを行なって、シリコン酸化膜11か
らなるゲート絶縁膜11Aを形成する。
【0042】第1の実施形態によると、反射防止膜13
は硫黄成分を実質的に含んでいないため、反射防止膜1
3に対するドライエッチング工程において、硫黄及びシ
リコンを主成分とする不揮発性の反応生成物が形成され
ない。このため、シリコン酸化膜11からなるゲート絶
縁膜11Aを形成したときに、半導体基板10の上には
シリコン酸化膜11からなる残渣は殆ど形成されない。
は硫黄成分を実質的に含んでいないため、反射防止膜1
3に対するドライエッチング工程において、硫黄及びシ
リコンを主成分とする不揮発性の反応生成物が形成され
ない。このため、シリコン酸化膜11からなるゲート絶
縁膜11Aを形成したときに、半導体基板10の上には
シリコン酸化膜11からなる残渣は殆ど形成されない。
【0043】図2は、反射防止膜13に硫黄が含まれて
いる場合(有りと表示)と含まれていない場合(無しと
表示)とにおけるパターン欠陥の数を測定した結果を示
しており、図2から分かるように、反射防止膜13に硫
黄が含まれていない場合には、パターン欠陥数は大きく
減少する。
いる場合(有りと表示)と含まれていない場合(無しと
表示)とにおけるパターン欠陥の数を測定した結果を示
しており、図2から分かるように、反射防止膜13に硫
黄が含まれていない場合には、パターン欠陥数は大きく
減少する。
【0044】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係るゲート電極の形成方法について、図3
(a)〜(d)を参照しながら説明する。
実施形態に係るゲート電極の形成方法について、図3
(a)〜(d)を参照しながら説明する。
【0045】まず、図3(a)に示すように、シリコン
よりなる半導体基板20の上に、例えば熱酸化法により
ゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜21を形成した後、
該シリコン酸化膜21の上に例えばCVD法によりポリ
シリコン膜22を形成する。
よりなる半導体基板20の上に、例えば熱酸化法により
ゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜21を形成した後、
該シリコン酸化膜21の上に例えばCVD法によりポリ
シリコン膜22を形成する。
【0046】次に、図3(b)に示すように、ポリシリ
コン膜22の上に、有機材料を主成分とする反射防止膜
23を形成した後、該反射防止膜23の上にレジストパ
ターン24を形成する。尚、第2の実施形態において
は、反射防止膜23は硫黄成分を含んでいるが、含んで
いなくてもよい。
コン膜22の上に、有機材料を主成分とする反射防止膜
23を形成した後、該反射防止膜23の上にレジストパ
ターン24を形成する。尚、第2の実施形態において
は、反射防止膜23は硫黄成分を含んでいるが、含んで
いなくてもよい。
【0047】次に、半導体基板20を、例えば誘導結合
プラズマエッチング装置(ICP)のチャンバー内に設
けられた試料台(図示は省略している)の上に載置した
後、チャンバー内を所定の真空度に減圧し、その後、チ
ャンバー内に第1のエッチングガスを導入して、反射防
止膜23に対してレジストパターン24をマスクにプラ
ズマエッチングを行なうことにより、図1(c)に示す
ように、パターン化された反射防止膜23Aを形成す
る。
プラズマエッチング装置(ICP)のチャンバー内に設
けられた試料台(図示は省略している)の上に載置した
後、チャンバー内を所定の真空度に減圧し、その後、チ
ャンバー内に第1のエッチングガスを導入して、反射防
止膜23に対してレジストパターン24をマスクにプラ
ズマエッチングを行なうことにより、図1(c)に示す
ように、パターン化された反射防止膜23Aを形成す
る。
【0048】このプラズマエッチング工程は、例えば以
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が1
Paに設定されたチャンバー内に、硫黄成分を含み且つ
硫黄成分の濃度(流量体積比)が20%以下である第1
のエッチングガスを、SO2ガスの流量:20ml/m
in、O2 ガスの流量:40ml/minの流量比で導
入すると共に、誘導結合コイルに400Wの第1の高周
波電力を印加してエッチングガスからなるプラズマを発
生させ、試料台に100Wの第2の高周波電力を印加し
てプラズマ中のイオンを反射防止膜23に引き込む。
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が1
Paに設定されたチャンバー内に、硫黄成分を含み且つ
硫黄成分の濃度(流量体積比)が20%以下である第1
のエッチングガスを、SO2ガスの流量:20ml/m
in、O2 ガスの流量:40ml/minの流量比で導
入すると共に、誘導結合コイルに400Wの第1の高周
波電力を印加してエッチングガスからなるプラズマを発
生させ、試料台に100Wの第2の高周波電力を印加し
てプラズマ中のイオンを反射防止膜23に引き込む。
【0049】次に、減圧状態のチャンバー内に第2のエ
ッチングガスを導入して、ポリシリコン膜22に対し
て、レジストパターン24及びパターン化された反射防
止膜23Aをマスクにドライエッチングを行なうことに
より、図3(d)に示すように、ポリシリコン膜22か
らなるゲート電極22Aを形成する。
ッチングガスを導入して、ポリシリコン膜22に対し
て、レジストパターン24及びパターン化された反射防
止膜23Aをマスクにドライエッチングを行なうことに
より、図3(d)に示すように、ポリシリコン膜22か
らなるゲート電極22Aを形成する。
【0050】このプラズマエッチング工程は、例えば以
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が5
Paに設定されたチャンバー内に、第2のエッチングガ
スを、Cl2 ガスの流量:150ml/min、HBr
ガスの流量:50ml/min、O2 ガスの流量:1m
l/minの流量比で導入すると共に、誘導結合コイル
に300Wの第1の高周波電力を印加して第2のエッチ
ングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に50W
の第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイオンをポ
リシリコン膜22に引き込む。
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が5
Paに設定されたチャンバー内に、第2のエッチングガ
スを、Cl2 ガスの流量:150ml/min、HBr
ガスの流量:50ml/min、O2 ガスの流量:1m
l/minの流量比で導入すると共に、誘導結合コイル
に300Wの第1の高周波電力を印加して第2のエッチ
ングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に50W
の第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイオンをポ
リシリコン膜22に引き込む。
【0051】次に、レジストパターン24及びパターン
化された反射防止膜23Aを酸素プラズマを用いるアッ
シングにより除去した後、シリコン酸化膜21に対して
ウェットエッチングを行なって、シリコン酸化膜21か
らなるゲート絶縁膜21Aを形成する。
化された反射防止膜23Aを酸素プラズマを用いるアッ
シングにより除去した後、シリコン酸化膜21に対して
ウェットエッチングを行なって、シリコン酸化膜21か
らなるゲート絶縁膜21Aを形成する。
【0052】第2の実施形態によると、反射防止膜23
をプラズマエッチングするための第1のエッチングガス
中における硫黄成分の濃度が20%以下であるため、反
射防止膜23に対するドライエッチング工程において、
硫黄及びシリコンを主成分とする不揮発性の反応生成物
は殆ど形成されない。このため、シリコン酸化膜21か
らなるゲート絶縁膜21Aを形成したときに、半導体基
板20の上にはシリコン酸化膜21からなる残渣は殆ど
形成されない。
をプラズマエッチングするための第1のエッチングガス
中における硫黄成分の濃度が20%以下であるため、反
射防止膜23に対するドライエッチング工程において、
硫黄及びシリコンを主成分とする不揮発性の反応生成物
は殆ど形成されない。このため、シリコン酸化膜21か
らなるゲート絶縁膜21Aを形成したときに、半導体基
板20の上にはシリコン酸化膜21からなる残渣は殆ど
形成されない。
【0053】図4は、第1のエッチングガス中に含まれ
る硫黄成分の濃度と、パターン欠陥数との関係を調べた
結果を示しており、図4から分かるように、硫黄成分の
濃度が20%以下になると、パターン欠陥数は急激に減
少する。
る硫黄成分の濃度と、パターン欠陥数との関係を調べた
結果を示しており、図4から分かるように、硫黄成分の
濃度が20%以下になると、パターン欠陥数は急激に減
少する。
【0054】尚、第1のエッチングガスには硫黄成分が
含まれているため、レジストパターン24及びパターン
化された反射防止膜23Aの側壁には膜厚は小さいが保
護膜が形成される。
含まれているため、レジストパターン24及びパターン
化された反射防止膜23Aの側壁には膜厚は小さいが保
護膜が形成される。
【0055】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態に係るゲート電極の形成方法について、図5
(a)〜(e)を参照しながら説明する。
実施形態に係るゲート電極の形成方法について、図5
(a)〜(e)を参照しながら説明する。
【0056】まず、図5(a)に示すように、シリコン
よりなる半導体基板30の上に、例えば熱酸化法により
ゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜31を形成した後、
該シリコン酸化膜31の上に例えばCVD法によりポリ
シリコン膜32を形成する。
よりなる半導体基板30の上に、例えば熱酸化法により
ゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜31を形成した後、
該シリコン酸化膜31の上に例えばCVD法によりポリ
シリコン膜32を形成する。
【0057】次に、図5(b)に示すように、ポリシリ
コン膜32の上に、有機材料を主成分とし且つ硫黄成分
を含んでいる反射防止膜33を形成した後、該反射防止
膜33の上にレジストパターン34を形成する。
コン膜32の上に、有機材料を主成分とし且つ硫黄成分
を含んでいる反射防止膜33を形成した後、該反射防止
膜33の上にレジストパターン34を形成する。
【0058】次に、半導体基板30を、例えば誘導結合
プラズマエッチング装置(ICP)のチャンバー内に設
けられた試料台(図示は省略している)の上に載置した
後、チャンバー内を所定の真空度に減圧し、その後、チ
ャンバー内に第1のエッチングガスを導入して、反射防
止膜33に対してレジストパターン34をマスクにプラ
ズマエッチングを行なうことにより、図5(c)に示す
ように、パターン化された反射防止膜33Aを形成す
る。
プラズマエッチング装置(ICP)のチャンバー内に設
けられた試料台(図示は省略している)の上に載置した
後、チャンバー内を所定の真空度に減圧し、その後、チ
ャンバー内に第1のエッチングガスを導入して、反射防
止膜33に対してレジストパターン34をマスクにプラ
ズマエッチングを行なうことにより、図5(c)に示す
ように、パターン化された反射防止膜33Aを形成す
る。
【0059】このプラズマエッチング工程は、例えば以
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が1
Paに設定されたチャンバー内に、第1のエッチングガ
スを、N2 ガスの流量:30ml/min、O2 ガスの
流量:30ml/minの流量比で導入すると共に、誘
導結合コイルに400Wの第1の高周波電力を印加して
エッチングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に
100Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイ
オンを反射防止膜33に引き込む。尚、第1のエッチン
グガスとしては、N2 ガスとO2 ガスとの混合ガスに代
えて、SO2 ガスとO2 ガスとの混合ガス又はCl2 ガ
スとO2 ガスとの混合ガスを用いてもよい。
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が1
Paに設定されたチャンバー内に、第1のエッチングガ
スを、N2 ガスの流量:30ml/min、O2 ガスの
流量:30ml/minの流量比で導入すると共に、誘
導結合コイルに400Wの第1の高周波電力を印加して
エッチングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に
100Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイ
オンを反射防止膜33に引き込む。尚、第1のエッチン
グガスとしては、N2 ガスとO2 ガスとの混合ガスに代
えて、SO2 ガスとO2 ガスとの混合ガス又はCl2 ガ
スとO2 ガスとの混合ガスを用いてもよい。
【0060】このようにすると、反射防止膜33に硫黄
成分が含まれているため、反射防止膜33の硫黄とポリ
シリコン膜32のシリコンとが反応するので、図5
(c)に示すように、ポリシリコン膜32の上に不揮発
性の反応生成物35が堆積される。
成分が含まれているため、反射防止膜33の硫黄とポリ
シリコン膜32のシリコンとが反応するので、図5
(c)に示すように、ポリシリコン膜32の上に不揮発
性の反応生成物35が堆積される。
【0061】次に、減圧状態のチャンバー内に酸素ガス
を導入して、図5(d)に示すように、ポリシリコン膜
32の上に堆積している反応生成物35を酸素プラズマ
により除去する。すなわち、プラズマ中の酸素イオンの
スパッタリング効果により反応生成物35を弾き飛ば
す。
を導入して、図5(d)に示すように、ポリシリコン膜
32の上に堆積している反応生成物35を酸素プラズマ
により除去する。すなわち、プラズマ中の酸素イオンの
スパッタリング効果により反応生成物35を弾き飛ば
す。
【0062】この場合の酸素プラズマの条件は、例えば
以下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が
1Paに設定されたチャンバー内に、酸素ガスを50m
l/minの流量で導入すると共に、誘導結合コイルに
200Wの第1の高周波電力を印加して酸素プラズマを
発生させ、試料台に100Wの第2の高周波電力を印加
して酸素イオンをポリシリコン膜32の表面に引き込
む。
以下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が
1Paに設定されたチャンバー内に、酸素ガスを50m
l/minの流量で導入すると共に、誘導結合コイルに
200Wの第1の高周波電力を印加して酸素プラズマを
発生させ、試料台に100Wの第2の高周波電力を印加
して酸素イオンをポリシリコン膜32の表面に引き込
む。
【0063】次に、減圧状態のチャンバー内に第2のエ
ッチングガスを導入して、ポリシリコン膜32に対し
て、レジストパターン34及びパターン化された反射防
止膜33Aをマスクにドライエッチングを行なうことに
より、図5(e)に示すように、ポリシリコン膜32か
らなるゲート電極32Aを形成する。
ッチングガスを導入して、ポリシリコン膜32に対し
て、レジストパターン34及びパターン化された反射防
止膜33Aをマスクにドライエッチングを行なうことに
より、図5(e)に示すように、ポリシリコン膜32か
らなるゲート電極32Aを形成する。
【0064】このプラズマエッチング工程は、例えば以
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が5
Paに設定されたチャンバー内に、Cl2 ガスとHBr
ガスとO2 ガスとの混合ガスからなる第2のエッチング
ガスを、Cl2 ガスの流量:150ml/min、HB
rガスの流量:50ml/min、O2 ガスの流量:1
ml/minの流量比で導入すると共に、誘導結合コイ
ルに300Wの第1の高周波電力を印加して第2のエッ
チングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に50
Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイオンを
ポリシリコン膜32に引き込む。
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が5
Paに設定されたチャンバー内に、Cl2 ガスとHBr
ガスとO2 ガスとの混合ガスからなる第2のエッチング
ガスを、Cl2 ガスの流量:150ml/min、HB
rガスの流量:50ml/min、O2 ガスの流量:1
ml/minの流量比で導入すると共に、誘導結合コイ
ルに300Wの第1の高周波電力を印加して第2のエッ
チングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に50
Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイオンを
ポリシリコン膜32に引き込む。
【0065】次に、レジストパターン34及びパターン
化された反射防止膜33Aを酸素プラズマを用いるアッ
シングにより除去した後、シリコン酸化膜31に対して
ウェットエッチングを行なって、シリコン酸化膜31か
らなるゲート絶縁膜31Aを形成する。
化された反射防止膜33Aを酸素プラズマを用いるアッ
シングにより除去した後、シリコン酸化膜31に対して
ウェットエッチングを行なって、シリコン酸化膜31か
らなるゲート絶縁膜31Aを形成する。
【0066】第3の実施形態によると、ポリシリコン膜
32の上に堆積されている反応生成物35を酸素プラズ
マにより除去した後、ポリシリコン膜32に対してドラ
イエッチングを行なうため、シリコン酸化膜31からな
るゲート絶縁膜31Aを形成したときには、半導体基板
30の上には残渣は形成されない。
32の上に堆積されている反応生成物35を酸素プラズ
マにより除去した後、ポリシリコン膜32に対してドラ
イエッチングを行なうため、シリコン酸化膜31からな
るゲート絶縁膜31Aを形成したときには、半導体基板
30の上には残渣は形成されない。
【0067】図6は、ポリシリコン膜32の表面に対し
て酸素プラズマ処理を行なった場合(有りと表示)と行
なわなかった場合(無しと表示)とにおけるパターン欠
陥の数を測定した結果を示しており、図6から分かるよ
うに、酸素プラズマ処理を行なった場合には、パターン
欠陥数は大きく減少する。
て酸素プラズマ処理を行なった場合(有りと表示)と行
なわなかった場合(無しと表示)とにおけるパターン欠
陥の数を測定した結果を示しており、図6から分かるよ
うに、酸素プラズマ処理を行なった場合には、パターン
欠陥数は大きく減少する。
【0068】(第4の実施形態)以下、本発明の第4の
実施形態に係るゲート電極の形成方法について、図7
(a)〜(e)を参照しながら説明する。
実施形態に係るゲート電極の形成方法について、図7
(a)〜(e)を参照しながら説明する。
【0069】まず、図7(a)に示すように、シリコン
よりなる半導体基板40の上に、例えば熱酸化法により
ゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜41を形成した後、
該シリコン酸化膜41の上に例えばCVD法によりポリ
シリコン膜42を形成する。
よりなる半導体基板40の上に、例えば熱酸化法により
ゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜41を形成した後、
該シリコン酸化膜41の上に例えばCVD法によりポリ
シリコン膜42を形成する。
【0070】次に、図7(b)に示すように、ポリシリ
コン膜42の上に、有機材料を主成分とし且つ硫黄成分
を含んでいる反射防止膜43を形成した後、該反射防止
膜43の上にレジストパターン44を形成する。
コン膜42の上に、有機材料を主成分とし且つ硫黄成分
を含んでいる反射防止膜43を形成した後、該反射防止
膜43の上にレジストパターン44を形成する。
【0071】次に、半導体基板40を、例えば誘導結合
プラズマエッチング装置(ICP)のチャンバー内に設
けられた試料台(図示は省略している)の上に載置した
後、チャンバー内を所定の真空度に減圧し、その後、チ
ャンバー内に第1のエッチングガスを導入して、反射防
止膜43に対してレジストパターン44をマスクにプラ
ズマエッチングを行なうことにより、図7(c)に示す
ように、パターン化された反射防止膜43Aを形成す
る。
プラズマエッチング装置(ICP)のチャンバー内に設
けられた試料台(図示は省略している)の上に載置した
後、チャンバー内を所定の真空度に減圧し、その後、チ
ャンバー内に第1のエッチングガスを導入して、反射防
止膜43に対してレジストパターン44をマスクにプラ
ズマエッチングを行なうことにより、図7(c)に示す
ように、パターン化された反射防止膜43Aを形成す
る。
【0072】このプラズマエッチング工程は、例えば以
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が1
Paに設定されたチャンバー内に、第1のエッチングガ
スを、N2 ガスの流量:30ml/min、O2 ガスの
流量:30ml/minの流量比で導入すると共に、誘
導結合コイルに400Wの第1の高周波電力を印加して
エッチングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に
100Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイ
オンを反射防止膜43に引き込む。尚、第1のエッチン
グガスとしては、N2 ガスとO2 ガスとの混合ガスに代
えて、SO2 ガスとO2 ガスとの混合ガス又はCl2 ガ
スとO2 ガスとの混合ガスを用いてもよい。
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が1
Paに設定されたチャンバー内に、第1のエッチングガ
スを、N2 ガスの流量:30ml/min、O2 ガスの
流量:30ml/minの流量比で導入すると共に、誘
導結合コイルに400Wの第1の高周波電力を印加して
エッチングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に
100Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイ
オンを反射防止膜43に引き込む。尚、第1のエッチン
グガスとしては、N2 ガスとO2 ガスとの混合ガスに代
えて、SO2 ガスとO2 ガスとの混合ガス又はCl2 ガ
スとO2 ガスとの混合ガスを用いてもよい。
【0073】このようにすると、反射防止膜43に硫黄
成分が含まれているため、反射防止膜43の硫黄とポリ
シリコン膜42のシリコンとが反応するので、図7
(c)に示すように、ポリシリコン膜42の上に不揮発
性の反応生成物45が堆積される。
成分が含まれているため、反射防止膜43の硫黄とポリ
シリコン膜42のシリコンとが反応するので、図7
(c)に示すように、ポリシリコン膜42の上に不揮発
性の反応生成物45が堆積される。
【0074】次に、減圧状態のチャンバー内に第2のエ
ッチングガスを導入して、ポリシリコン膜42の表面に
対して、レジストパターン44及びパターン化された反
射防止膜43Aをマスクにドライエッチングを行なうこ
とにより、図7(d)に示すように、ポリシリコン膜4
2の上に堆積している反応生成物45を除去する。すな
わち、プラズマ中のイオンのスパッタリング効果により
反応生成物45を弾き飛ばす。
ッチングガスを導入して、ポリシリコン膜42の表面に
対して、レジストパターン44及びパターン化された反
射防止膜43Aをマスクにドライエッチングを行なうこ
とにより、図7(d)に示すように、ポリシリコン膜4
2の上に堆積している反応生成物45を除去する。すな
わち、プラズマ中のイオンのスパッタリング効果により
反応生成物45を弾き飛ばす。
【0075】このプラズマエッチング工程は、例えば以
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が3
Pa以下に設定されたチャンバー内に、Cl2 ガスとH
BrガスとO2 ガスとの混合ガスからなる第2のエッチ
ングガスを、Cl2 ガスの流量:150ml/min、
HBrガスの流量:50ml/min、O2 ガスの流
量:1ml/minの流量比で導入すると共に、誘導結
合コイルに300Wの第1の高周波電力を印加して第2
のエッチングガスからなるプラズマを発生させ、試料台
に50Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイ
オンをポリシリコン膜42に引き込む。
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が3
Pa以下に設定されたチャンバー内に、Cl2 ガスとH
BrガスとO2 ガスとの混合ガスからなる第2のエッチ
ングガスを、Cl2 ガスの流量:150ml/min、
HBrガスの流量:50ml/min、O2 ガスの流
量:1ml/minの流量比で導入すると共に、誘導結
合コイルに300Wの第1の高周波電力を印加して第2
のエッチングガスからなるプラズマを発生させ、試料台
に50Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイ
オンをポリシリコン膜42に引き込む。
【0076】次に、減圧状態のチャンバー内に第2のエ
ッチングガスを継続して導入して、ポリシリコン膜42
に対して、レジストパターン44及びパターン化された
反射防止膜43Aをマスクにドライエッチングを行なう
ことにより、図7(e)に示すように、ポリシリコン膜
42からなるゲート電極42Aを形成する。
ッチングガスを継続して導入して、ポリシリコン膜42
に対して、レジストパターン44及びパターン化された
反射防止膜43Aをマスクにドライエッチングを行なう
ことにより、図7(e)に示すように、ポリシリコン膜
42からなるゲート電極42Aを形成する。
【0077】このプラズマエッチング工程は、例えば以
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が5
Paに設定されたチャンバー内に、Cl2 ガスとHBr
ガスとO2 ガスとの混合ガスからなる第2のエッチング
ガスを、Cl2 ガスの流量:150ml/min、HB
rガスの流量:50ml/min、O2 ガスの流量:1
ml/minの流量比で導入すると共に、誘導結合コイ
ルに300Wの第1の高周波電力を印加して第2のエッ
チングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に50
Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイオンを
ポリシリコン膜42に引き込む。
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が5
Paに設定されたチャンバー内に、Cl2 ガスとHBr
ガスとO2 ガスとの混合ガスからなる第2のエッチング
ガスを、Cl2 ガスの流量:150ml/min、HB
rガスの流量:50ml/min、O2 ガスの流量:1
ml/minの流量比で導入すると共に、誘導結合コイ
ルに300Wの第1の高周波電力を印加して第2のエッ
チングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に50
Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイオンを
ポリシリコン膜42に引き込む。
【0078】次に、レジストパターン44及びパターン
化された反射防止膜43Aを酸素プラズマを用いるアッ
シングにより除去した後、シリコン酸化膜41に対して
ウェットエッチングを行なって、シリコン酸化膜41か
らなるゲート絶縁膜41Aを形成する。
化された反射防止膜43Aを酸素プラズマを用いるアッ
シングにより除去した後、シリコン酸化膜41に対して
ウェットエッチングを行なって、シリコン酸化膜41か
らなるゲート絶縁膜41Aを形成する。
【0079】第4の実施形態によると、ポリシリコン膜
42の表面に対して、3Pa以下の圧力下でプラズマエ
ッチングを行なうため、Vp-p が高くなり、これに伴っ
てシース領域の電位差が大きくなるので、プラズマ中の
イオンのスパッタリング効果が十分に発揮される。この
ため、ポリシリコン膜42の上に堆積されている反応生
成物45は弾き飛ばされるので、シリコン酸化膜41か
らなるゲート絶縁膜41Aを形成したときには、半導体
基板40の上には残渣は形成されない。
42の表面に対して、3Pa以下の圧力下でプラズマエ
ッチングを行なうため、Vp-p が高くなり、これに伴っ
てシース領域の電位差が大きくなるので、プラズマ中の
イオンのスパッタリング効果が十分に発揮される。この
ため、ポリシリコン膜42の上に堆積されている反応生
成物45は弾き飛ばされるので、シリコン酸化膜41か
らなるゲート絶縁膜41Aを形成したときには、半導体
基板40の上には残渣は形成されない。
【0080】図8は、ポリシリコン膜42の表面に対し
て行なうプラズマエッチングにおけるチャンバー内の圧
力と、パターン欠陥数との関係を調べた結果を示してお
り、図8から分かるように、チャンバー内の圧力が3P
a以下になると、パターン欠陥数は急激に減少する。
て行なうプラズマエッチングにおけるチャンバー内の圧
力と、パターン欠陥数との関係を調べた結果を示してお
り、図8から分かるように、チャンバー内の圧力が3P
a以下になると、パターン欠陥数は急激に減少する。
【0081】(第5の実施形態)以下、本発明の第5の
実施形態に係るゲート電極の形成方法について、図9
(a)〜(e)を参照しながら説明する。
実施形態に係るゲート電極の形成方法について、図9
(a)〜(e)を参照しながら説明する。
【0082】まず、図9(a)に示すように、シリコン
よりなる半導体基板50の上に、例えば熱酸化法により
ゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜51を形成した後、
該シリコン酸化膜51の上に例えばCVD法によりポリ
シリコン膜52を形成する。
よりなる半導体基板50の上に、例えば熱酸化法により
ゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜51を形成した後、
該シリコン酸化膜51の上に例えばCVD法によりポリ
シリコン膜52を形成する。
【0083】次に、図9(b)に示すように、ポリシリ
コン膜52の上に、有機材料を主成分とし且つ硫黄成分
を含んでいる反射防止膜53を形成した後、該反射防止
膜53の上にレジストパターン54を形成する。
コン膜52の上に、有機材料を主成分とし且つ硫黄成分
を含んでいる反射防止膜53を形成した後、該反射防止
膜53の上にレジストパターン54を形成する。
【0084】次に、半導体基板50を、例えば誘導結合
プラズマエッチング装置(ICP)のチャンバー内に設
けられた試料台(図示は省略している)の上に載置した
後、チャンバー内を所定の真空度に減圧し、その後、チ
ャンバー内に第1のエッチングガスを導入して、反射防
止膜53に対してレジストパターン54をマスクにプラ
ズマエッチングを行なうことにより、図9(c)に示す
ように、パターン化された反射防止膜53Aを形成す
る。
プラズマエッチング装置(ICP)のチャンバー内に設
けられた試料台(図示は省略している)の上に載置した
後、チャンバー内を所定の真空度に減圧し、その後、チ
ャンバー内に第1のエッチングガスを導入して、反射防
止膜53に対してレジストパターン54をマスクにプラ
ズマエッチングを行なうことにより、図9(c)に示す
ように、パターン化された反射防止膜53Aを形成す
る。
【0085】このプラズマエッチング工程は、例えば以
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が1
Paに設定されたチャンバー内に、第1のエッチングガ
スを、N2 ガスの流量:30ml/min、O2 ガスの
流量:30ml/minの流量比で導入すると共に、誘
導結合コイルに400Wの第1の高周波電力を印加して
エッチングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に
100Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイ
オンを反射防止膜53に引き込む。尚、第1のエッチン
グガスとしては、N2 ガスとO2 ガスとの混合ガスに代
えて、SO2 ガスとO2 ガスとの混合ガス又はCl2 ガ
スとO2 ガスとの混合ガスを用いてもよい。
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が1
Paに設定されたチャンバー内に、第1のエッチングガ
スを、N2 ガスの流量:30ml/min、O2 ガスの
流量:30ml/minの流量比で導入すると共に、誘
導結合コイルに400Wの第1の高周波電力を印加して
エッチングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に
100Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイ
オンを反射防止膜53に引き込む。尚、第1のエッチン
グガスとしては、N2 ガスとO2 ガスとの混合ガスに代
えて、SO2 ガスとO2 ガスとの混合ガス又はCl2 ガ
スとO2 ガスとの混合ガスを用いてもよい。
【0086】このようにすると、反射防止膜53に硫黄
成分が含まれているため、反射防止膜53の硫黄とポリ
シリコン膜52のシリコンとが反応するので、図9
(c)に示すように、ポリシリコン膜52の上に不揮発
性の反応生成物55が堆積される。
成分が含まれているため、反射防止膜53の硫黄とポリ
シリコン膜52のシリコンとが反応するので、図9
(c)に示すように、ポリシリコン膜52の上に不揮発
性の反応生成物55が堆積される。
【0087】次に、減圧状態のチャンバー内に第2のエ
ッチングガスを導入して、ポリシリコン膜52の表面に
対して、レジストパターン54及びパターン化された反
射防止膜53Aをマスクにドライエッチングを行なうこ
とにより、図9(d)に示すように、ポリシリコン膜5
2の上に堆積している反応生成物55を除去する。すな
わち、プラズマ中のイオンのスパッタリング効果により
反応生成物55を弾き飛ばす。
ッチングガスを導入して、ポリシリコン膜52の表面に
対して、レジストパターン54及びパターン化された反
射防止膜53Aをマスクにドライエッチングを行なうこ
とにより、図9(d)に示すように、ポリシリコン膜5
2の上に堆積している反応生成物55を除去する。すな
わち、プラズマ中のイオンのスパッタリング効果により
反応生成物55を弾き飛ばす。
【0088】このプラズマエッチング工程は、例えば以
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が5
Paに設定されたチャンバー内に、Cl2 ガスとHBr
ガスとO2 ガスとの混合ガスからなる第2のエッチング
ガスを、Cl2 ガスの流量:150ml/min、HB
rガスの流量:50ml/min、O2 ガスの流量:1
ml/minの流量比で導入すると共に、誘導結合コイ
ルに300Wの第1の高周波電力を印加して第2のエッ
チングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に80
W以上の第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイオ
ンをポリシリコン膜52に引き込む。
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が5
Paに設定されたチャンバー内に、Cl2 ガスとHBr
ガスとO2 ガスとの混合ガスからなる第2のエッチング
ガスを、Cl2 ガスの流量:150ml/min、HB
rガスの流量:50ml/min、O2 ガスの流量:1
ml/minの流量比で導入すると共に、誘導結合コイ
ルに300Wの第1の高周波電力を印加して第2のエッ
チングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に80
W以上の第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイオ
ンをポリシリコン膜52に引き込む。
【0089】尚、試料台に印加される第2の高周波電力
の上限としては、シリコン酸化膜51がエッチングされ
てしまわない程度、つまりシリコン酸化膜51が突き抜
けてしまわない程度に設定する。
の上限としては、シリコン酸化膜51がエッチングされ
てしまわない程度、つまりシリコン酸化膜51が突き抜
けてしまわない程度に設定する。
【0090】次に、減圧状態のチャンバー内に第2のエ
ッチングガスを継続して導入して、ポリシリコン膜52
に対して、レジストパターン54及びパターン化された
反射防止膜53Aをマスクにドライエッチングを行なう
ことにより、図9(e)に示すように、ポリシリコン膜
52からなるゲート電極52Aを形成する。
ッチングガスを継続して導入して、ポリシリコン膜52
に対して、レジストパターン54及びパターン化された
反射防止膜53Aをマスクにドライエッチングを行なう
ことにより、図9(e)に示すように、ポリシリコン膜
52からなるゲート電極52Aを形成する。
【0091】このプラズマエッチング工程は、例えば以
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が5
Paに設定されたチャンバー内に、Cl2 ガスとHBr
ガスとO2 ガスとの混合ガスからなる第2のエッチング
ガスを、Cl2 ガスの流量:150ml/min、HB
rガスの流量:50ml/min、O2 ガスの流量:1
ml/minの流量比で導入すると共に、誘導結合コイ
ルに300Wの第1の高周波電力を印加して第2のエッ
チングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に50
Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイオンを
ポリシリコン膜52に引き込む。
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が5
Paに設定されたチャンバー内に、Cl2 ガスとHBr
ガスとO2 ガスとの混合ガスからなる第2のエッチング
ガスを、Cl2 ガスの流量:150ml/min、HB
rガスの流量:50ml/min、O2 ガスの流量:1
ml/minの流量比で導入すると共に、誘導結合コイ
ルに300Wの第1の高周波電力を印加して第2のエッ
チングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に50
Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイオンを
ポリシリコン膜52に引き込む。
【0092】次に、レジストパターン54及びパターン
化された反射防止膜53Aを酸素プラズマを用いるアッ
シングにより除去した後、シリコン酸化膜51に対して
ウェットエッチングを行なって、シリコン酸化膜51か
らなるゲート絶縁膜51Aを形成する。
化された反射防止膜53Aを酸素プラズマを用いるアッ
シングにより除去した後、シリコン酸化膜51に対して
ウェットエッチングを行なって、シリコン酸化膜51か
らなるゲート絶縁膜51Aを形成する。
【0093】第5の実施形態によると、試料台に80W
以上の第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイオン
をポリシリコン膜52に引き込むため、Vp-p が高くな
り、これに伴ってシース領域の電位差が大きくなるの
で、プラズマ中のイオンのスパッタリング効果が十分に
発揮される。このため、ポリシリコン膜52の上に堆積
されている反応生成物55が弾き飛ばされるので、シリ
コン酸化膜51からなるゲート絶縁膜51Aを形成した
ときに、半導体基板50の上には残渣は形成されない。
以上の第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイオン
をポリシリコン膜52に引き込むため、Vp-p が高くな
り、これに伴ってシース領域の電位差が大きくなるの
で、プラズマ中のイオンのスパッタリング効果が十分に
発揮される。このため、ポリシリコン膜52の上に堆積
されている反応生成物55が弾き飛ばされるので、シリ
コン酸化膜51からなるゲート絶縁膜51Aを形成した
ときに、半導体基板50の上には残渣は形成されない。
【0094】図10は、ポリシリコン膜52の表面に対
して行なうプラズマエッチングにおける試料台に印加す
る電力と、パターン欠陥数との関係を調べた結果を示し
ており、図10から分かるように、試料台に印加する電
力が80W以下になると、パターン欠陥数は急激に減少
する。
して行なうプラズマエッチングにおける試料台に印加す
る電力と、パターン欠陥数との関係を調べた結果を示し
ており、図10から分かるように、試料台に印加する電
力が80W以下になると、パターン欠陥数は急激に減少
する。
【0095】(第6の実施形態)以下、本発明の第6の
実施形態に係るゲート電極の形成方法について、図11
(a)〜(e)を参照しながら説明する。
実施形態に係るゲート電極の形成方法について、図11
(a)〜(e)を参照しながら説明する。
【0096】まず、図11(a)に示すように、シリコ
ンよりなる半導体基板60の上に、例えば熱酸化法によ
りゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜61を形成した
後、該シリコン酸化膜61の上に例えばCVD法により
ポリシリコン膜62を形成する。
ンよりなる半導体基板60の上に、例えば熱酸化法によ
りゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜61を形成した
後、該シリコン酸化膜61の上に例えばCVD法により
ポリシリコン膜62を形成する。
【0097】次に、図11(b)に示すように、ポリシ
リコン膜62の上に、有機材料を主成分とし且つ硫黄成
分を含んでいる反射防止膜63を形成した後、該反射防
止膜63の上にレジストパターン64を形成する。
リコン膜62の上に、有機材料を主成分とし且つ硫黄成
分を含んでいる反射防止膜63を形成した後、該反射防
止膜63の上にレジストパターン64を形成する。
【0098】次に、半導体基板60を、例えば誘導結合
プラズマエッチング装置(ICP)のチャンバー内に設
けられた試料台(図示は省略している)の上に載置した
後、チャンバー内を所定の真空度に減圧し、その後、チ
ャンバー内に第1のエッチングガスを導入して、反射防
止膜63に対してレジストパターン64をマスクにプラ
ズマエッチングを行なうことにより、図11(c)に示
すように、パターン化された反射防止膜63Aを形成す
る。
プラズマエッチング装置(ICP)のチャンバー内に設
けられた試料台(図示は省略している)の上に載置した
後、チャンバー内を所定の真空度に減圧し、その後、チ
ャンバー内に第1のエッチングガスを導入して、反射防
止膜63に対してレジストパターン64をマスクにプラ
ズマエッチングを行なうことにより、図11(c)に示
すように、パターン化された反射防止膜63Aを形成す
る。
【0099】このプラズマエッチング工程は、例えば以
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が1
Paに設定されたチャンバー内に、第1のエッチングガ
スを、N2 ガスの流量:30ml/min、O2 ガスの
流量:30ml/minの流量比で導入すると共に、誘
導結合コイルに400Wの第1の高周波電力を印加して
エッチングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に
100Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイ
オンを反射防止膜63に引き込む。尚、第1のエッチン
グガスとしては、N2 ガスとO2 ガスとの混合ガスに代
えて、SO2 ガスとO2 ガスとの混合ガス又はCl2 ガ
スとO2 ガスとの混合ガスを用いてもよい。
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が1
Paに設定されたチャンバー内に、第1のエッチングガ
スを、N2 ガスの流量:30ml/min、O2 ガスの
流量:30ml/minの流量比で導入すると共に、誘
導結合コイルに400Wの第1の高周波電力を印加して
エッチングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に
100Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイ
オンを反射防止膜63に引き込む。尚、第1のエッチン
グガスとしては、N2 ガスとO2 ガスとの混合ガスに代
えて、SO2 ガスとO2 ガスとの混合ガス又はCl2 ガ
スとO2 ガスとの混合ガスを用いてもよい。
【0100】このようにすると、反射防止膜63に硫黄
成分が含まれているため、反射防止膜63の硫黄とポリ
シリコン膜62のシリコンとが反応するので、図11
(c)に示すように、ポリシリコン膜62の上に不揮発
性の反応生成物65が堆積される。
成分が含まれているため、反射防止膜63の硫黄とポリ
シリコン膜62のシリコンとが反応するので、図11
(c)に示すように、ポリシリコン膜62の上に不揮発
性の反応生成物65が堆積される。
【0101】次に、減圧状態のチャンバー内に第2のエ
ッチングガスを導入して、ポリシリコン膜62の表面に
対して、レジストパターン64及びパターン化された反
射防止膜63Aをマスクにして、ポリシリコン膜62の
エッチングレートのシリコン酸化膜61のエッチングレ
ートに対する選択比が5以下の状態で20秒間以上ドラ
イエッチングすることにより、図11(d)に示すよう
に、ポリシリコン膜62の上に堆積している反応生成物
65を除去する。すなわち、不揮発性の反応生成物65
を、第2のエッチングガスよりなるプラズマ中のイオン
と反応させて揮発性の反応生成物に変化させて、チャン
バーの外部に排出する。
ッチングガスを導入して、ポリシリコン膜62の表面に
対して、レジストパターン64及びパターン化された反
射防止膜63Aをマスクにして、ポリシリコン膜62の
エッチングレートのシリコン酸化膜61のエッチングレ
ートに対する選択比が5以下の状態で20秒間以上ドラ
イエッチングすることにより、図11(d)に示すよう
に、ポリシリコン膜62の上に堆積している反応生成物
65を除去する。すなわち、不揮発性の反応生成物65
を、第2のエッチングガスよりなるプラズマ中のイオン
と反応させて揮発性の反応生成物に変化させて、チャン
バーの外部に排出する。
【0102】このプラズマエッチング工程は、例えば以
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が1
Paに設定されたチャンバー内に、Cl2 ガスからなる
第2のエッチングガスを50ml/minの流量で導入
すると共に、誘導結合コイルに200Wの第1の高周波
電力を印加して第2のエッチングガスからなるプラズマ
を発生させ、試料台に100Wの第2の高周波電力を印
加してプラズマ中のイオンをポリシリコン膜62に引き
込む。このような条件でプラズマエッチングを行なう
と、ポリシリコン膜62のエッチングレートのシリコン
酸化膜61のエッチングレートに対する選択比は5以下
になる。
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が1
Paに設定されたチャンバー内に、Cl2 ガスからなる
第2のエッチングガスを50ml/minの流量で導入
すると共に、誘導結合コイルに200Wの第1の高周波
電力を印加して第2のエッチングガスからなるプラズマ
を発生させ、試料台に100Wの第2の高周波電力を印
加してプラズマ中のイオンをポリシリコン膜62に引き
込む。このような条件でプラズマエッチングを行なう
と、ポリシリコン膜62のエッチングレートのシリコン
酸化膜61のエッチングレートに対する選択比は5以下
になる。
【0103】尚、ポリシリコン膜62のエッチングレー
トのシリコン酸化膜61のエッチングレートに対する選
択比の下限は、不揮発性の反応生成物65が揮発性に変
化してチャンバーの外部に除去される程度であり、エッ
チング時間の上限はポリシリコン膜62のエッチングが
過度の進行しない程度である。
トのシリコン酸化膜61のエッチングレートに対する選
択比の下限は、不揮発性の反応生成物65が揮発性に変
化してチャンバーの外部に除去される程度であり、エッ
チング時間の上限はポリシリコン膜62のエッチングが
過度の進行しない程度である。
【0104】次に、減圧状態のチャンバー内に第3のエ
ッチングガスを導入して、ポリシリコン膜62に対し
て、レジストパターン64及びパターン化された反射防
止膜63Aをマスクにドライエッチングを行なうことに
より、図11(e)に示すように、ポリシリコン膜62
からなるゲート電極62Aを形成する。
ッチングガスを導入して、ポリシリコン膜62に対し
て、レジストパターン64及びパターン化された反射防
止膜63Aをマスクにドライエッチングを行なうことに
より、図11(e)に示すように、ポリシリコン膜62
からなるゲート電極62Aを形成する。
【0105】このプラズマエッチング工程は、例えば以
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が5
Paに設定されたチャンバー内に、Cl2 ガスとHBr
ガスとO2 ガスとの混合ガスからなる第3のエッチング
ガスを、Cl2 ガスの流量:150ml/min、HB
rガスの流量:50ml/min、O2 ガスの流量:1
ml/minの流量比で導入すると共に、誘導結合コイ
ルに300Wの第1の高周波電力を印加して第3のエッ
チングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に50
Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイオンを
ポリシリコン膜62に引き込む。このような条件でプラ
ズマエッチングを行なうと、ポリシリコン膜62のエッ
チングレートのシリコン酸化膜61のエッチングレート
に対する選択比は100程度になる。
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が5
Paに設定されたチャンバー内に、Cl2 ガスとHBr
ガスとO2 ガスとの混合ガスからなる第3のエッチング
ガスを、Cl2 ガスの流量:150ml/min、HB
rガスの流量:50ml/min、O2 ガスの流量:1
ml/minの流量比で導入すると共に、誘導結合コイ
ルに300Wの第1の高周波電力を印加して第3のエッ
チングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に50
Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイオンを
ポリシリコン膜62に引き込む。このような条件でプラ
ズマエッチングを行なうと、ポリシリコン膜62のエッ
チングレートのシリコン酸化膜61のエッチングレート
に対する選択比は100程度になる。
【0106】次に、レジストパターン64及びパターン
化された反射防止膜63Aを酸素プラズマを用いるアッ
シングにより除去した後、シリコン酸化膜61に対して
ウェットエッチングを行なって、シリコン酸化膜61か
らなるゲート絶縁膜61Aを形成する。
化された反射防止膜63Aを酸素プラズマを用いるアッ
シングにより除去した後、シリコン酸化膜61に対して
ウェットエッチングを行なって、シリコン酸化膜61か
らなるゲート絶縁膜61Aを形成する。
【0107】第6の実施形態によると、ポリシリコン膜
62の表面に対して、ポリシリコン膜62のエッチング
レートのシリコン酸化膜61のエッチングレートに対す
る選択比が5以下の状態で20秒間以上ドライエッチン
グするため、ポリシリコン膜62のエッチングが進行し
難い状態で、不揮発性の反応生成物65は揮発性に変化
してチャンバーの外部に排出される。その後、ポリシリ
コン膜62に対して通常の選択比(例えば100程度の
選択比)でドライエッチングを行なってゲート電極62
Aを形成するため、シリコン酸化膜61からなるゲート
絶縁膜61Aを形成したときに、半導体基板60の上に
は残渣は形成されない。
62の表面に対して、ポリシリコン膜62のエッチング
レートのシリコン酸化膜61のエッチングレートに対す
る選択比が5以下の状態で20秒間以上ドライエッチン
グするため、ポリシリコン膜62のエッチングが進行し
難い状態で、不揮発性の反応生成物65は揮発性に変化
してチャンバーの外部に排出される。その後、ポリシリ
コン膜62に対して通常の選択比(例えば100程度の
選択比)でドライエッチングを行なってゲート電極62
Aを形成するため、シリコン酸化膜61からなるゲート
絶縁膜61Aを形成したときに、半導体基板60の上に
は残渣は形成されない。
【0108】図12(a)は、ポリシリコン膜62の表
面に対して行なうプラズマエッチングの選択比(ポリシ
リコン膜62のエッチングレートのシリコン酸化膜61
のエッチングレートに対する選択比)と、パターン欠陥
数との関係を調べた結果を示しており、図12(a)か
ら分かるように、選択比が5以下になると、パターン欠
陥数は急激に減少する。
面に対して行なうプラズマエッチングの選択比(ポリシ
リコン膜62のエッチングレートのシリコン酸化膜61
のエッチングレートに対する選択比)と、パターン欠陥
数との関係を調べた結果を示しており、図12(a)か
ら分かるように、選択比が5以下になると、パターン欠
陥数は急激に減少する。
【0109】図12(b)は、ポリシリコン膜62の表
面に対して選択比が5の条件でプラズマエッチングを行
なったときのエッチング時間と、パターン欠陥数との関
係を調べた結果を示しており、図12(b)から分かる
ように、エッチング時間が20秒間以上になると、パタ
ーン欠陥数は急激に減少する。
面に対して選択比が5の条件でプラズマエッチングを行
なったときのエッチング時間と、パターン欠陥数との関
係を調べた結果を示しており、図12(b)から分かる
ように、エッチング時間が20秒間以上になると、パタ
ーン欠陥数は急激に減少する。
【0110】(第7の実施形態)以下、本発明の第7の
実施形態に係るゲート電極の形成方法について、図13
(a)〜(e)を参照しながら説明する。
実施形態に係るゲート電極の形成方法について、図13
(a)〜(e)を参照しながら説明する。
【0111】まず、図13(a)に示すように、シリコ
ンよりなる半導体基板70の上に、例えば熱酸化法によ
りゲート絶縁膜となる第1のシリコン酸化膜71を形成
した後、第1のシリコン酸化膜71の上に例えばCVD
法によりポリシリコン膜72を形成し、その後、例えば
熱酸化法によりポリシリコン膜72の上に被膜としての
第2のシリコン膜73を形成する。
ンよりなる半導体基板70の上に、例えば熱酸化法によ
りゲート絶縁膜となる第1のシリコン酸化膜71を形成
した後、第1のシリコン酸化膜71の上に例えばCVD
法によりポリシリコン膜72を形成し、その後、例えば
熱酸化法によりポリシリコン膜72の上に被膜としての
第2のシリコン膜73を形成する。
【0112】次に、図13(b)に示すように、第2の
シリコン酸化膜73の上に、有機材料を主成分とする反
射防止膜74を形成した後、該反射防止膜74の上にレ
ジストパターン75を形成する。尚、第7の実施形態に
おいては、反射防止膜74は硫黄成分を含んでいるが、
含んでいなくてもよい。
シリコン酸化膜73の上に、有機材料を主成分とする反
射防止膜74を形成した後、該反射防止膜74の上にレ
ジストパターン75を形成する。尚、第7の実施形態に
おいては、反射防止膜74は硫黄成分を含んでいるが、
含んでいなくてもよい。
【0113】次に、半導体基板70を、例えば誘導結合
プラズマエッチング装置(ICP)のチャンバー内に設
けられた試料台(図示は省略している)の上に載置した
後、チャンバー内を所定の真空度に減圧し、その後、チ
ャンバー内に第1のエッチングガスを導入して、反射防
止膜74に対してレジストパターン75をマスクにプラ
ズマエッチングを行なうことにより、図13(c)に示
すように、パターン化された反射防止膜74Aを形成す
る。
プラズマエッチング装置(ICP)のチャンバー内に設
けられた試料台(図示は省略している)の上に載置した
後、チャンバー内を所定の真空度に減圧し、その後、チ
ャンバー内に第1のエッチングガスを導入して、反射防
止膜74に対してレジストパターン75をマスクにプラ
ズマエッチングを行なうことにより、図13(c)に示
すように、パターン化された反射防止膜74Aを形成す
る。
【0114】このプラズマエッチング工程は、例えば以
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が1
Paに設定されたチャンバー内に、第1のエッチングガ
スを、N2 ガスの流量:30ml/min、O2 ガスの
流量:30ml/minの流量比で導入すると共に、誘
導結合コイルに400Wの第1の高周波電力を印加して
エッチングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に
100Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイ
オンを反射防止膜74に引き込む。尚、第1のエッチン
グガスとしては、N2 ガスとO2 ガスとの混合ガスに代
えて、SO2 ガスとO2 ガスとの混合ガス又はCl2 ガ
スとO2 ガスとの混合ガスを用いてもよい。
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が1
Paに設定されたチャンバー内に、第1のエッチングガ
スを、N2 ガスの流量:30ml/min、O2 ガスの
流量:30ml/minの流量比で導入すると共に、誘
導結合コイルに400Wの第1の高周波電力を印加して
エッチングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に
100Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイ
オンを反射防止膜74に引き込む。尚、第1のエッチン
グガスとしては、N2 ガスとO2 ガスとの混合ガスに代
えて、SO2 ガスとO2 ガスとの混合ガス又はCl2 ガ
スとO2 ガスとの混合ガスを用いてもよい。
【0115】次に、半導体基板70を、例えば容量結合
型プラズマエッチング装置(CCP)のチャンバー内に
設けられた試料台(図示は省略している)の上に移送し
た後、該チャンバー内を所定の真空度の減圧し、その
後、該チャンバー内に第2のエッチングガスを導入し
て、第2のシリコン酸化膜73に対して、レジストパタ
ーン75及びパターン化された反射防止膜74Aをマス
クにドライエッチングを行なうことにより、図13
(d)に示すように、パターン化された第2のシリコン
酸化膜73Aを形成する。
型プラズマエッチング装置(CCP)のチャンバー内に
設けられた試料台(図示は省略している)の上に移送し
た後、該チャンバー内を所定の真空度の減圧し、その
後、該チャンバー内に第2のエッチングガスを導入し
て、第2のシリコン酸化膜73に対して、レジストパタ
ーン75及びパターン化された反射防止膜74Aをマス
クにドライエッチングを行なうことにより、図13
(d)に示すように、パターン化された第2のシリコン
酸化膜73Aを形成する。
【0116】このプラズマエッチング工程は、例えば以
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が5
0Paに設定されたチャンバー内に、CHF3 ガスとH
eガスとO2 ガスとの混合ガスからなる第2のエッチン
グガスを、CHF3 ガスの流量:50ml/min、H
eガスの流量:80ml/min、O2 ガスの流量:1
0ml/minの流量比で導入すると共に、試料台に6
00Wの高周波電力を印加してプラズマ中のイオンを第
2のシリコン酸化膜73Aに引き込む。
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が5
0Paに設定されたチャンバー内に、CHF3 ガスとH
eガスとO2 ガスとの混合ガスからなる第2のエッチン
グガスを、CHF3 ガスの流量:50ml/min、H
eガスの流量:80ml/min、O2 ガスの流量:1
0ml/minの流量比で導入すると共に、試料台に6
00Wの高周波電力を印加してプラズマ中のイオンを第
2のシリコン酸化膜73Aに引き込む。
【0117】第2のシリコン酸化膜73をドライエッチ
ングする際、第2のシリコン酸化膜73上の不揮発性の
反応生成物を除去できる。
ングする際、第2のシリコン酸化膜73上の不揮発性の
反応生成物を除去できる。
【0118】次に、半導体基板70を、例えば誘導結合
プラズマエッチング装置(ICP)のチャンバー内に設
けられた試料台(図示は省略している)の上に移送した
後、チャンバー内を所定の真空度に減圧し、その後、チ
ャンバー内に第3のエッチングガスを導入して、ポリシ
リコン膜72に対して、レジストパターン75、パター
ン化された反射防止膜74A及びパターン化された第2
のシリコン膜73Aをマスクにドライエッチングを行な
うことにより、図13(e)に示すように、ポリシリコ
ン膜72からなるゲート電極72Aを形成する。
プラズマエッチング装置(ICP)のチャンバー内に設
けられた試料台(図示は省略している)の上に移送した
後、チャンバー内を所定の真空度に減圧し、その後、チ
ャンバー内に第3のエッチングガスを導入して、ポリシ
リコン膜72に対して、レジストパターン75、パター
ン化された反射防止膜74A及びパターン化された第2
のシリコン膜73Aをマスクにドライエッチングを行な
うことにより、図13(e)に示すように、ポリシリコ
ン膜72からなるゲート電極72Aを形成する。
【0119】このプラズマエッチング工程は、例えば以
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が5
Paに設定されたチャンバー内に、Cl2 ガスとHBr
ガスとO2 ガスとの混合ガスからなる第3のエッチング
ガスを、Cl2 ガスの流量:150ml/min、HB
rガスの流量:50ml/min、O2 ガスの流量:1
ml/minの流量比で導入すると共に、誘導結合コイ
ルに300Wの第1の高周波電力を印加して第3のエッ
チングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に50
Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイオンを
ポリシリコン膜72に引き込む。
下の条件で行なうことが好ましい。すなわち、圧力が5
Paに設定されたチャンバー内に、Cl2 ガスとHBr
ガスとO2 ガスとの混合ガスからなる第3のエッチング
ガスを、Cl2 ガスの流量:150ml/min、HB
rガスの流量:50ml/min、O2 ガスの流量:1
ml/minの流量比で導入すると共に、誘導結合コイ
ルに300Wの第1の高周波電力を印加して第3のエッ
チングガスからなるプラズマを発生させ、試料台に50
Wの第2の高周波電力を印加してプラズマ中のイオンを
ポリシリコン膜72に引き込む。
【0120】次に、レジストパターン75及びパターン
化された反射防止膜74Aを酸素プラズマを用いるアッ
シングにより除去した後、第1のシリコン酸化膜71に
対してウェットエッチングを行なって、第1のシリコン
酸化膜71からなるゲート絶縁膜71Aを形成する。
化された反射防止膜74Aを酸素プラズマを用いるアッ
シングにより除去した後、第1のシリコン酸化膜71に
対してウェットエッチングを行なって、第1のシリコン
酸化膜71からなるゲート絶縁膜71Aを形成する。
【0121】第7の実施形態によると、ポリシリコン膜
72上の第2のシリコン酸化膜73のドライエッチング
時に、不揮発性の反応生成物を除去できるため、第1の
シリコン酸化膜71からなるゲート絶縁膜71Aを形成
したときに、半導体基板70の上には、第1のシリコン
酸化膜71又はポリシリコン膜72からなる残渣は殆ど
形成されない。
72上の第2のシリコン酸化膜73のドライエッチング
時に、不揮発性の反応生成物を除去できるため、第1の
シリコン酸化膜71からなるゲート絶縁膜71Aを形成
したときに、半導体基板70の上には、第1のシリコン
酸化膜71又はポリシリコン膜72からなる残渣は殆ど
形成されない。
【0122】尚、第7の実施形態においては、ポリシリ
コン膜72の上に形成する被膜として第2のシリコン酸
化膜73を用いたが、これに代えて、シリコン窒化膜等
のようにポリシリコン膜72に対してエッチング選択性
を有する膜を用いてもよい。
コン膜72の上に形成する被膜として第2のシリコン酸
化膜73を用いたが、これに代えて、シリコン窒化膜等
のようにポリシリコン膜72に対してエッチング選択性
を有する膜を用いてもよい。
【0123】図14は、ポリシリコン膜72の上に第2
のシリコン酸化膜73を形成した場合(有りと表示)と
形成しなかった場合(無しと表示)とにおけるパターン
欠陥の数を測定した結果を示しており、図14から分か
るように、第2のシリコン酸化膜73を形成した場合に
は、パターン欠陥数は大きく減少する。
のシリコン酸化膜73を形成した場合(有りと表示)と
形成しなかった場合(無しと表示)とにおけるパターン
欠陥の数を測定した結果を示しており、図14から分か
るように、第2のシリコン酸化膜73を形成した場合に
は、パターン欠陥数は大きく減少する。
【0124】尚、第1〜第7の実施形態においては、ゲ
ート電極を形成するシリコン膜としてポリシリコン膜を
用いたが、これに代えて、アモルファスシリコン膜を用
いてもよい。
ート電極を形成するシリコン膜としてポリシリコン膜を
用いたが、これに代えて、アモルファスシリコン膜を用
いてもよい。
【0125】
【発明の効果】第1のゲート電極の形成方法によると、
反射防止膜は硫黄成分を実質的に含んでいないため、不
揮発性の反応生成物が形成されないので、ゲート絶縁膜
を形成したときに、半導体基板上には絶縁膜からなる残
渣は殆ど形成されない。
反射防止膜は硫黄成分を実質的に含んでいないため、不
揮発性の反応生成物が形成されないので、ゲート絶縁膜
を形成したときに、半導体基板上には絶縁膜からなる残
渣は殆ど形成されない。
【0126】第2のゲート電極の形成方法によると、反
射防止膜をエッチングするためのエッチングガス中にお
ける硫黄成分の濃度が20%以下であるため、不揮発性
の反応生成物は殆ど形成されないので、ゲート絶縁膜を
形成したときに、半導体基板の上には絶縁膜からなる残
渣は殆ど形成されない。
射防止膜をエッチングするためのエッチングガス中にお
ける硫黄成分の濃度が20%以下であるため、不揮発性
の反応生成物は殆ど形成されないので、ゲート絶縁膜を
形成したときに、半導体基板の上には絶縁膜からなる残
渣は殆ど形成されない。
【0127】第3のゲート電極の形成方法によると、反
射防止膜をエッチングしたときにシリコン膜の上に形成
される反応生成物を除去しておいてから、シリコン膜を
エッチングしてゲート電極を形成するため、ゲート絶縁
膜を形成したときに、半導体基板の上には絶縁膜からな
る残渣は殆ど形成されない。
射防止膜をエッチングしたときにシリコン膜の上に形成
される反応生成物を除去しておいてから、シリコン膜を
エッチングしてゲート電極を形成するため、ゲート絶縁
膜を形成したときに、半導体基板の上には絶縁膜からな
る残渣は殆ど形成されない。
【0128】第4のゲート電極の形成方法によると、シ
リコン膜の上に被膜を形成しておいてから、反射防止膜
に対してドライエッチングを行なうため、被膜のドライ
エッチング時に不揮発性の反応生成物を除去できるの
で、ゲート絶縁膜を形成したときに、半導体基板の上に
は絶縁膜からなる残渣は殆ど形成されない。
リコン膜の上に被膜を形成しておいてから、反射防止膜
に対してドライエッチングを行なうため、被膜のドライ
エッチング時に不揮発性の反応生成物を除去できるの
で、ゲート絶縁膜を形成したときに、半導体基板の上に
は絶縁膜からなる残渣は殆ど形成されない。
【図1】(a)〜(d)は、第1の実施形態に係るゲー
ト電極の形成方法の各工程を示す断面図である。
ト電極の形成方法の各工程を示す断面図である。
【図2】反射防止膜に硫黄が含まれている場合と含まれ
ていない場合とにおけるパターン欠陥の数を測定した結
果を示す図である。
ていない場合とにおけるパターン欠陥の数を測定した結
果を示す図である。
【図3】(a)〜(d)は、第2の実施形態に係るゲー
ト電極の形成方法の各工程を示す断面図である。
ト電極の形成方法の各工程を示す断面図である。
【図4】第1のエッチングガス中に含まれる硫黄成分の
濃度と、パターン欠陥数との関係を調べた結果を示す図
である。
濃度と、パターン欠陥数との関係を調べた結果を示す図
である。
【図5】(a)〜(e)は、第3の実施形態に係るゲー
ト電極の形成方法の各工程を示す断面図である。
ト電極の形成方法の各工程を示す断面図である。
【図6】ポリシリコン膜の表面に対して酸素プラズマ処
理を行なった場合と行なわなかった場合(無とにおける
パターン欠陥の数を測定した結果を示す図である。
理を行なった場合と行なわなかった場合(無とにおける
パターン欠陥の数を測定した結果を示す図である。
【図7】(a)〜(e)は、第4の実施形態に係るゲー
ト電極の形成方法の各工程を示す断面図である。
ト電極の形成方法の各工程を示す断面図である。
【図8】ポリシリコン膜の表面に対して行なうプラズマ
エッチングにおけるチャンバー内の圧力と、パターン欠
陥数との関係を調べた結果を示す図である。
エッチングにおけるチャンバー内の圧力と、パターン欠
陥数との関係を調べた結果を示す図である。
【図9】(a)〜(e)は、第5の実施形態に係るゲー
ト電極の形成方法の各工程を示す断面図である。
ト電極の形成方法の各工程を示す断面図である。
【図10】ポリシリコン膜の表面に対して行なうプラズ
マエッチングにおける試料台に印加する電力と、パター
ン欠陥数との関係を調べた結果を示す図である。
マエッチングにおける試料台に印加する電力と、パター
ン欠陥数との関係を調べた結果を示す図である。
【図11】(a)〜(e)は、第6の実施形態に係るゲ
ート電極の形成方法の各工程を示す断面図である。
ート電極の形成方法の各工程を示す断面図である。
【図12】(a)は、ポリシリコン膜の表面に対して行
なうプラズマエッチングの選択比と、パターン欠陥数と
の関係を調べた結果を示す図であり、(b)は、ポリシ
リコン膜の表面に対して選択比が5の条件でプラズマエ
ッチングを行なったときのエッチング時間と、パターン
欠陥数との関係を調べた結果を示す図である。
なうプラズマエッチングの選択比と、パターン欠陥数と
の関係を調べた結果を示す図であり、(b)は、ポリシ
リコン膜の表面に対して選択比が5の条件でプラズマエ
ッチングを行なったときのエッチング時間と、パターン
欠陥数との関係を調べた結果を示す図である。
【図13】(a)〜(e)は、第7の実施形態に係るゲ
ート電極の形成方法の各工程を示す断面図である。
ート電極の形成方法の各工程を示す断面図である。
【図14】ポリシリコン膜の上に第2のシリコン酸化膜
を形成した場合と形成しなかった場合とにおけるパター
ン欠陥の数を測定した結果を示す図である。
を形成した場合と形成しなかった場合とにおけるパター
ン欠陥の数を測定した結果を示す図である。
【図15】(a)〜(e)は、従来のゲート電極の形成
方法の各工程を示す断面図である。
方法の各工程を示す断面図である。
10 半導体基板 11 シリコン酸化膜 11A ゲート絶縁膜 12 ポリシリコン膜 12A ゲート電極 13 反射防止膜 13A パターン化された反射防止膜 14 レジストパターン 20 半導体基板 21 シリコン酸化膜 21A ゲート絶縁膜 22 ポリシリコン膜 22A ゲート電極 23 反射防止膜 23A パターン化された反射防止膜 24 レジストパターン 30 半導体基板 31 シリコン酸化膜 31A ゲート絶縁膜 32 ポリシリコン膜 32A ゲート電極 33 反射防止膜 33A パターン化された反射防止膜 34 レジストパターン 35 反応生成物 40 半導体基板 41 シリコン酸化膜 41A ゲート絶縁膜 42 ポリシリコン膜 42A ゲート電極 43 反射防止膜 43A パターン化された反射防止膜 44 レジストパターン 45 反応生成物 50 半導体基板 51 シリコン酸化膜 51A ゲート絶縁膜 52 ポリシリコン膜 52A ゲート電極 53 反射防止膜 53A パターン化された反射防止膜 54 レジストパターン 55 反応生成物 60 半導体基板 61 シリコン酸化膜 61A ゲート絶縁膜 62 ポリシリコン膜 62A ゲート電極 63 反射防止膜 63A パターン化された反射防止膜 64 レジストパターン 65 反応生成物 70 半導体基板 71 第1のシリコン酸化膜 71A ゲート絶縁膜 72 ポリシリコン膜 72A ゲート電極 73 第2のシリコン酸化膜 73A パターン化された第2のシリコン酸化膜 74 反射防止膜 74A パターン化された反射防止膜 75 レジストパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/3065 H01L 21/30 574 21/302 F (72)発明者 川嶋 光一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 立岩 健二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H025 AA18 AB16 AB20 DA34 FA41 2H096 AA25 HA23 HA24 4M104 BB01 DD43 DD62 DD65 DD67 DD86 EE16 HH20 5F004 AA14 CA02 DA00 DA04 DA26 DB02 EA22 EB02 5F046 MA12 PA07
Claims (8)
- 【請求項1】 半導体基板上の絶縁膜の上に形成された
シリコン膜の上に有機材料を主成分とする反射防止膜を
形成する工程と、 前記反射防止膜の上にレジストパターンを形成した後、
前記反射防止膜に対して、前記レジストパターンをマス
クにドライエッチングしてパターン化された反射防止膜
を形成する工程と、 前記シリコン膜に対して、前記レジストパターン及び前
記パターン化された反射防止膜をマスクにドライエッチ
ングして、前記シリコン膜からなるゲート電極を形成す
る工程とを備えたゲート電極の形成方法において、 前記反射防止膜は、実質的に硫黄を含まないことを特徴
とするゲート電極の形成方法。 - 【請求項2】 半導体基板上の絶縁膜の上に形成された
シリコン膜の上に有機材料を主成分とする反射防止膜を
形成する工程と、 前記反射防止膜の上にレジストパターンを形成した後、
前記反射防止膜に対して、前記レジストパターンをマス
クにドライエッチングしてパターン化された反射防止膜
を形成する工程と、 前記シリコン膜に対して、前記レジストパターン及び前
記パターン化された反射防止膜をマスクにドライエッチ
ングして、前記シリコン膜からなるゲート電極を形成す
る工程とを備えたゲート電極の形成方法において、 前記反射防止膜をドライエッチングする工程は、硫黄成
分を含み且つ硫黄成分の濃度が20%以下であるエッチ
ングガスを用いて行なわれることを特徴とするゲート電
極の形成方法。 - 【請求項3】 半導体基板上の絶縁膜の上に形成された
シリコン膜の上に有機材料を主成分とする反射防止膜を
形成する工程と、 前記反射防止膜の上にレジストパターンを形成した後、
前記反射防止膜に対して、前記レジストパターンをマス
クにドライエッチングしてパターン化された反射防止膜
を形成する工程と、 前記シリコン膜の上に存在する反応生成物を除去する工
程と、 前記シリコン膜に対して、レジストパターン及び前記パ
ターン化された反射防止膜をマスクにドライエッチング
して、前記シリコン膜からなるゲート電極を形成する工
程とを備えていることを特徴とするゲート電極の形成方
法。 - 【請求項4】 前記反応生成物を除去する工程は、前記
シリコン膜の表面を酸素プラズマにより処理する工程を
含むことを特徴とする請求項3に記載のゲート電極の形
成方法。 - 【請求項5】 前記反応生成物を除去する工程は、前記
シリコン膜の表面を3Pa以下の圧力下でドライエッチ
ングする工程を含むことを特徴とする請求項3に記載の
ゲート電極の形成方法。 - 【請求項6】 前記反応生成物を除去する工程は、前記
シリコン膜の表面を、前記半導体基板が載置されている
試料台に80W以上の電力を印加してドライエッチング
する工程を含むことを特徴とする請求項3に記載のゲー
ト電極の形成方法。 - 【請求項7】 前記反応生成物を除去する工程は、前記
シリコン膜の表面を、前記シリコン膜のエッチングレー
トが前記絶縁膜のエッチングレートの5倍以下の条件で
20秒間以上ドライエッチングする工程を含むことを特
徴とする請求項3に記載のゲート電極の形成方法。 - 【請求項8】 半導体基板上の絶縁膜の上に形成された
シリコン膜の上に被膜を形成する工程と、 前記被膜の上に有機材料を主成分とする反射防止膜を形
成する工程と、 前記反射防止膜の上にレジストパターンを形成した後、
前記反射防止膜に対して、前記レジストパターンをマス
クにドライエッチングしてパターン化された反射防止膜
を形成する工程と、 前記被膜に対して、前記レジストパターン及び前記パタ
ーン化された反射防止膜をマスクにドライエッチングし
てパターン化された被膜を形成する工程と、 前記シリコン膜に対して、前記レジストパターン、前記
パターン化された反射防止膜及び前記パターン化された
被膜をマスクにドライエッチングして、前記シリコン膜
からなるゲート電極を形成する工程とを備えていること
を特徴とするゲート電極の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001068392A JP2002270538A (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | ゲート電極の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001068392A JP2002270538A (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | ゲート電極の形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002270538A true JP2002270538A (ja) | 2002-09-20 |
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ID=18926591
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001068392A Pending JP2002270538A (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | ゲート電極の形成方法 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2002270538A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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US7939384B2 (en) | 2008-12-19 | 2011-05-10 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. | Eliminating poly uni-direction line-end shortening using second cut |
WO2016208299A1 (ja) * | 2015-06-24 | 2016-12-29 | 富士フイルム株式会社 | 処理液及びパターン形成方法 |
-
2001
- 2001-03-12 JP JP2001068392A patent/JP2002270538A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7939384B2 (en) | 2008-12-19 | 2011-05-10 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. | Eliminating poly uni-direction line-end shortening using second cut |
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