JP2002268603A - プラズマディスプレイパネルの階調表示処理装置及び処理方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの階調表示処理装置及び処理方法

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JP2002268603A
JP2002268603A JP2001058082A JP2001058082A JP2002268603A JP 2002268603 A JP2002268603 A JP 2002268603A JP 2001058082 A JP2001058082 A JP 2001058082A JP 2001058082 A JP2001058082 A JP 2001058082A JP 2002268603 A JP2002268603 A JP 2002268603A
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Kazuhisa Iwamoto
和久 岩本
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LG Electronics Inc
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サブフィールドを増加させることなく表示階
調を増加させ、PDPの最大輝度の低下を抑制する。 【解決手段】 PDP100内の隣接画像A,B用の映
像信号を入力すると、それぞれ8ビットのデータに変換
し、この8ビットデータに対しγ逆変換処理を行って1
0ビットデータとするとともに、画素A,B用の10ビ
ットデータをそれぞれ上位の8ビットデータと下位の2
ビットデータとに分割し、平均計算/桁上がり検出部2
5は、画素A,B用の下位2ビットデータの平均値を演
算し、データセレクタ26はこの平均値に基づき画素
A,Bの8ビットデータにそれぞれ値「1」を加算する
か否かの加算パターンを決定し、その加算パターンにし
たがって処理した8ビットデータを階調表示データとし
てPDPへ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネルの階調表示処理装置及び処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネル(以下、P
DP)では、1フレーム期間を、点灯期間(維持放電期
間;発光輝度に比例)の相対比が各々異なる複数のサブ
フィールドSF1〜SF8により構成している。そし
て、入力したアナログ映像信号をA/D変換することに
よりサブフィールド数に応じたビット数のデジタル信号
に変換し、このビットデータに基づいて対応の画素を適
宜のサブフィールドにより点灯させて所定の階調の画像
を表示している。図8の例では、8個の階調ビットによ
り256階調表示を行う例であり、最上位の階調ビット
(8ビット目)がSF1に対応するとともに、以下順
に、階調ビット(7ビット目)がSF2に、階調ビット
(6ビット目)がSF3に、階調ビット(5ビット目)
がSF4に、階調ビット(4ビット目)がSF5に、階
調ビット(3ビット目)がSF6に、階調ビット(2ビ
ット目)がSF7にそれぞれ対応し、最下位の階調ビッ
ト(1ビット目)がSF8に対応する。
【0003】各サブフィールドSF1〜SF8は、維持
放電期間がそれぞれ例えば階調数(発光輝度の相対比:
発光パルス(維持パルス)数に比例)128,64,3
2,16,8,4,2,1として重み付けされるもので
あり、図8の例のように発光輝度順に配列するのが最も
表示効率が良いとされ、こうした256階調の各サブフ
ィールドSF1〜SF8に基づきPDPの表示が行われ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】階調表示を行うPDP
では、CRTの発光特性と互換性を保つために、γ補正
(階調補正)の逆補正であるγ逆補正と呼ばれる補正を
行っている。即ち、図7に示すように、アナログ入力映
像信号aがレベル調整部11でレベル調整され、さらに
8ビットのA/D変換部12により8ビットのデジタル
映像データに変換された後、8ビットのγ逆補正部19
によりγ逆補正され、フレームメモリ13及び出力処理
部14を介してPDP100に出力されるようになって
いる。
【0005】このように、デジタル映像データについて
階調補正の逆補正であるγ逆補正を行った場合、PDP
100に表示される表示画像のうち特に低輝度部分の表
示階調が著しく低下するという問題が生じ、画質劣化に
つながる。こうした画質劣化を回避するために、表示階
調を256階調から512階調に倍増させることが考え
られるが、表示階調を増加させると、サブフィールド数
が増加することから、最大輝度が低下するという問題が
生じるとともに、サブフィールド内の発光パルス数の増
加に起因して動画疑似輪郭(動画偽輪郭;例えば人の頬
のように滑らかに変化している部分に階調の乱れが生じ
る現象)と呼ばれる画質劣化が生じる。
【0006】したがって、本発明は、サブフィールドを
増加させることなく表示階調を増加させ、動画疑似輪郭
等の画質劣化の低減を可能にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、複数の画素のうち隣接した第1及び
第2の画素用のアナログ映像信号を入力すると、それぞ
れm(mは正の整数)ビットのデータに変換する変換部
(A/D変換部)と、変換されたmビットのデータに対
し所定の補正処理を行って前記mより大のn(nは正の
整数)ビットのデータとして出力する補正処理部(γ逆
補正部)と、分割された第1及び第2の画素用の上位の
mビットデータと下位の(n−m)ビットデータのう
ち、前記(n−m)ビットデータの平均値を演算する平
均値演算部(平均計算/桁上がり検出部)と、平均値演
算部の演算結果に基づいて第1及び第2の画素用のmビ
ットデータに対し所定値を配分処理する配分処理部(デ
ータセレクタ)と、配分処理部の配分処理結果に基づく
mビットデータを階調表示データとしてPDPへ出力す
る出力部とを備えるようにしたものである。
【0008】この場合、配分処理部は、平均値演算部の
演算結果に応じて、第1,第2の画素用のmビットデー
タに対し所定値を配分しない第1のモード及び第1の画
素用のmビットデータに対し値「1」を所定値として配
分する第2のモード並びに第1,第2の画素用のmビッ
トデータに対し値「1」を所定値として配分する第3の
モードの何れか1つを選択するものである。また、配分
処理部は、第1の画素と第2の画素とをライン毎に入れ
替えて処理するものである。
【0009】また、配分処理部は、奇数フィールドで
は、第1ないし第3のモードの何れか1つを選択すると
ともに、偶数フィールドでは、第1,第2の画素用のm
ビットデータに対し所定値を配分しない第4のモード及
び第2の画素用のmビットデータに対し値「1」を所定
値として配分する第5のモードの何れかを選択するもの
である。さらに、平均値演算部は、第1及び第2の画素
用の一方の(n−m)ビットデータの第1及び第2の画
素用の他方のmビットデータへの桁上がりが可能となる
桁上がり可能状態を検出する検出手段を有し、配分処理
部は、検出手段により桁上がり可能状態が検出される
と、奇数フィールドでは前記第2のモードを選択し、偶
数フィールドでは第1の画素用のmビットデータに対し
値「1」を所定値として配分する第6のモード及び前記
第4のモードの一方を選択するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明を適用したPDP(プラ
ズマディスプレイパネル)装置の構成を示すブロック図
である。図1において、本PDP装置は、PDP100
を有するとともに、入力したアナログ映像信号aのレベ
ルを調整するレベル調整部11と、レベル調整された映
像信号をデジタル映像データに変換するA/D変換部1
2と、デジタル映像データを蓄積するフレームメモリ1
3と、フレームメモリ13のデジタル映像データをPD
P100へ出力する出力処理部14と、アナログ映像信
号aから同期信号を分離する同期分離部15と、前記同
期信号に基づきタイミングパルスを発生するタイミング
パルス発生部16と、前記タイミングパルスに基づきフ
レームメモリ13へのデータの蓄積及びフレームメモリ
13から出力処理部14へのデータの出力を制御するメ
モリ制御部17と、前記タイミングパルスに基づきPD
P100の駆動パルスを発生する駆動タイミング発生部
18とを有している。
【0011】また、本PDP装置は、この他、A/D変
換部12によりA/D変換された8ビットのデジタル映
像データに対して、階調補正(γ補正)の逆補正である
γ逆補正演算を行い10ビットのデータとして出力する
γ逆補正部19と、γ逆補正部19によりγ逆補正演算
された10ビットのデータに対して後述の図2に示す各
部の所定の演算処理により8ビットのデータ映像データ
としてフレームメモリ13へ出力するラウンディング部
20とを有している。
【0012】図2はラウンディング部20の構成を示す
ブロック図である。ラウンディング部20は、加算部2
1,22と、遅延部23,24と、平均計算/桁上がり
検出部25と、データセレクタ26とからなる。ところ
で、A/D変換部12によりA/D変換された8ビット
のデジタル映像データは、前述したようにγ逆補正部1
9によりγ逆補正演算が行われて10ビットのデータと
して出力される。ラウンディング部20ではこの10ビ
ットデータを図2に示すように表示可能な上位の8ビッ
トデータと、この8ビットデータ以外の下位の2ビット
データに分割する。ここで、分割された下位の2ビット
データはPDP100内の隣接画素A,Bを1組とした
平均計算用に割り当てられる。
【0013】そして、その下位2ビットデータの平均値
計算結果に基づき、前記データセレクタ26により、以
下の(1)〜(3)の3通りの加算パターンの何れかが
選択される。 (1)加算パターン:画素A,画素Bともに「0」を
加算する。 (2)加算パターン:画素Aのみに「1」を加算す
る。 (3)加算パターン:画素A,画素Bともに「1」を
加算する。
【0014】即ち、γ逆補正部19によりγ逆補正され
た10ビットの画素A用及び画素B用のデータとが順次
ラウンディング部20に到来するものとすると、分割さ
れた画素A用の下位2ビットデータは遅延部24で1画
素相当分遅延された後、画素B用の下位2ビットデータ
と同時に平均計算/桁上がり検出部25へ入力される。
一方、分割された画素A用の上位8ビットデータは加算
部21を経由して遅延部23で1画素相当分遅延された
後加算部22へ入力される。このとき、同時に画素B用
の上位8ビットデータは加算部21に入力される。即
ち、画素A用の上位8ビットデータが加算部22に入力
されるタイミングと、画素B用の上位8ビットデータが
加算部21に入力されるタイミングと、画素A用及び画
素B用の下位2ビットデータが平均計算/桁上がり検出
部25に入力されるタイミングとは同一タイミングであ
る。
【0015】平均計算/桁上がり検出部25は画素A用
及び画素B用の下位2ビットデータの平均値を計算し、
その計算結果をデータセレクタ26へ出力する。データ
セレクタ26はその下位2ビットデータの平均値に基づ
き画素A用及び画素B用の各8ビットデータに対する加
算値を求める。即ち、データセレクタ26は、下位2ビ
ットデータの平均値に基づき前述の(1)〜(3)の3
通りの加算パターンのうちの1つを選択する。そして、
データセレクタ26は、その選択結果に基づく加算値
を、駆動タイミング発生部18から発生する垂直同期信
号vd(各フィールドを順次選択するための信号、即ち
奇数フィールド及び偶数フィールドを交互に選択するた
めの信号)、水平同期信号hd(同一フィールド内の各
水平ラインを順次選択するための信号)及び画素クロッ
クclk(水平ラインの各画素を順次選択するためのク
ロック)にしたがって加算部21,22に出力する。こ
れにより、加算部21,22においてそれぞれ画素A用
及び画素B用の各8ビットデータに前記加算値が加算さ
れる。したがって、ラウンディング部20からは、画素
A用及び画素B用の各8ビットデータに対し、下位2ビ
ットデータの平均値に基づく加算値が加算されて出力さ
れる。
【0016】このように、γ逆補正部19からのγ逆補
正された、画素A用及びこの画素Aに隣接する画素B用
の10ビットデータを上位の8ビットデータと下位の2
ビットデータとに分割し、画素A用及び画素B用のそれ
ぞれの下位2ビットデータの平均値を求めるとともに、
その平均値に基づく加算値を求め、画素A用及び画素B
用のそれぞれの上位8ビットデータに加算して8ビット
のデジタル映像データとしてフレームメモリ13,出力
処理部14を介してPDP100へ出力するように構成
したものである。これにより、サブフィールドを増加さ
せる必要が無いことから、PDP100の最大輝度を低
下させることなく表示階調を4倍にして高画質の画像を
得ることができるとともに、動画疑似輪郭の悪化を防止
できる。
【0017】図3は、図2のラウンディング部20の処
理対象となる隣接画素の例を示す図であり、PDP10
0の所定領域101内の奇数フィールドの或るラインに
おける隣接画素A,Bのデータを次のラインでは画素
B,Aとなるように入れ替えて処理する例である。ま
た、偶数フィールドにおいても、奇数フィールドの隣接
画素A,Bとそれぞれ物理的に同一画素の画素a,bの
データを、次のラインでは画素b,aとなるように入れ
替えて処理する。このように、ラウンディング部20の
データセレクタ26が水平同期信号hd及び画素クロッ
クclkにしたがって処理対象の隣接画素のデータをラ
イン交互に入れ替えて前述した処理を行うことにより、
階調がなだらかに変化する部分が移動するときに発生す
る前記動画疑似輪郭による画質の劣化をさらに低減でき
る。
【0018】さらに、平均計算/桁上がり検出部25に
より計算された隣接画素の下位2ビットデータの平均値
に基づく前記加算パターンを図4に示すように、奇数フ
ィールドと偶数フィールドとで異なるようにする。即
ち、奇数フィールドにおいては、データセレクタ26
は、下位2ビットデータの平均値、「00」、「01」
(又は「10」)、「11」に対応して、それぞれ前述
の加算パターン、加算パターン、加算パターンを
選択する。一方、偶数フィールドにおいては、下位2ビ
ットデータの平均値が「00」又は「01」の場合は、
前述の加算パターンを選択して、画素a,画素bとも
に「0」を加算する。また、下位2ビットデータの平均
値が「10」又は「11」の場合は、画素bのみに
「1」を加算する、加算パターンを選択する。このよ
うな図4の加算パターンを用いることにより、8ビット
の画像を表示するPDPにおいて、10ビット相当の中
間階調表示が可能になる。
【0019】図5は、ラウンディング部20のデータセ
レクタ26が図4に示す加算パターンにしたがって隣接
画素へ加算値を加算する状況を示す図である。即ち、平
均計算/桁上がり検出部25により計算された隣接画素
の下位2ビットデータの平均値が図5(a−1)のよう
に「00」の場合は、データセレクタ26は、奇数フィ
ールドの各隣接画素A,B、及びこの隣接画素A,Bに
対応する偶数フィールドの各隣接画素a,bにはともに
加算値「0」を加算する。これにより、その表示イメー
ジは図5(b−1)のように変化せず階調は増加しな
い。また、隣接画素の下位2ビットデータの平均値が図
5(a−2)のように「01」の場合は、データセレク
タ26は、奇数フィールドの画素Aのみに加算値「1」
を加算し、画素B及び隣接画素A,Bに対応する偶数フ
ィールドの各隣接画素a,bにはともに加算値「0」を
加算する。これにより、その表示イメージは図5(b−
2)のように、画素A(a)に相当する部分の階調が増
加し、かつ隣接画素B(b)との階調誤差も低減する。
【0020】また、隣接画素の下位2ビットデータの平
均値が図5(a−3)のように「10」の場合は、デー
タセレクタ26は、奇数フィールドの画素Aと偶数フィ
ールドの画素bのみに加算値「1」を加算し、奇数フィ
ールドの画素B及び偶数フィールドの画素aにはともに
加算値「0」を加算する。これにより、その表示イメー
ジは図5(b−3)のように、隣接画素A,B(a,
b)の階調が増加し、かつ隣接画素間の階調誤差が生じ
ない。さらに、隣接画素の下位2ビットデータの平均値
が図5(a−4)のように「11」の場合は、データセ
レクタ26は、奇数フィールドの隣接画素A,Bと偶数
フィールドの画素bに加算値「1」を加算し、偶数フィ
ールドの画素aには加算値「0」を加算する。これによ
り、その表示イメージは図5(b−4)のように、画素
Aの階調が増加するとともに、画素B(b)の階調がさ
らに増加し、かつ隣接画素間の階調誤差も低減できる。
【0021】このような、図4の加算パターンを用いて
中間階調表示を行うときに、隣接画素A,Bの下位3ビ
ットの実際の値がそれぞれ、「100」,「011」で
ある場合、平均計算/桁上がり検出部25によりその隣
接画素A,Bの下位2ビットデータの平均値を計算する
と「01」となり、この結果、隣接画素A,Bの下位3
ビットデータの表示上のデータは、それぞれ「10
1」,「001」となる。即ち、隣接画素A,B間の下
位3ビットの実際の差分値が「001」(「100」−
「011」=「001」)と僅差であるのに対し、隣接
画素A,B間の下位3ビットの表示上の差分値は「10
0」(「101」−「001」=「100」)となっ
て、大きな階調誤差を生じる。
【0022】このため、平均計算/桁上がり検出部25
では、隣接画素A,Bの下位2ビットデータの値の組み
合わせが「00」と「10」の組み合わせパターン、ま
たは「00」と「11」の組み合わせパターンとなる場
合は、これらのパターンを桁上がりとして検出する。そ
して、データセレクタ26に図6に示すような処理を行
わせ、階調誤差が生じないようにする。
【0023】即ち、隣接画素A,Bの下位2ビットデー
タの値が例えばそれぞれ「00」,「10」となる図6
(a−1)の場合には、平均計算/桁上がり検出部25
は平均値として例えば「01」をデータセレクタ26に
出力する。これにより、データセレクタ26は、奇数フ
ィールドの画素Aのみに加算値「1」を加算し、画素B
及び隣接画素A,Bに対応する偶数フィールドの各隣接
画素a,bにはともに加算値「0」を加算する。したが
ってその表示イメージは図6(b−1)のように、画素
A(a)に相当する部分の階調を増加させることによ
り、画素B(b)との階調誤差を低減することができ
る。なお、隣接画素A,Bの下位2ビットデータの値が
例えばそれぞれ「10」,「00」となる場合も同様で
あり、この場合は画素B(b)に相当する部分の階調を
増加させることにより、画素A(a)との階調誤差を低
減することができる。
【0024】また、隣接画素A,Bの下位2ビットデー
タの値が例えばそれぞれ「00」,「11」となる図6
(a−2)の場合には、平均計算/桁上がり検出部25
は平均値として前述した各平均値「00」〜「11」と
異なる所定値をデータセレクタ26に出力する。これに
より、データセレクタ26は、奇数フィールドの画素A
と偶数フィールドの画素aにのみに加算値「1」を加算
し、奇数フィールドの画素B及び偶数フィールドの画素
bにはともに加算値「0」を加算する。したがってその
表示イメージは図6(b−2)のように、画素A(a)
に相当する部分のみ階調を増加させ、かつ画素B(b)
との階調誤差を低減する。なお、隣接画素A,Bの下位
2ビットデータの値が例えばそれぞれ「11」,「0
0」となる場合も同様であり、この場合は画素B(b)
に相当する部分の階調を増加させ、かつ画素A(a)と
の階調誤差を低減する。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の画素から構成されるPDPを有する装置において、
複数の画素のうち隣接した第1及び第2の画素用のアナ
ログ映像信号を入力すると、それぞれmビットのデータ
に変換し、かつ変換されたmビットデータに対し所定の
補正処理を行って前記mより大のnビットのデータとし
て出力するとともに、第1及び第2の画素用のnビット
データをそれぞれ上位のmビットデータと下位の(n−
m)ビットデータとに分割し、分割した第1及び第2の
画素用の(n−m)ビットデータの平均値を演算し、こ
の平均値に応じて第1及び第2の画素用のmビットデー
タに所定値を配分しPDPへ出力するようにしたので、
サブフィールドを増加させることなく表示階調を増加さ
せることができ、したがってPDPの最大輝度の低下を
抑制できるとともに、動画疑似輪郭等の画質劣化を低減
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したPDP装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 上記PDP装置の要部構成を示すブロック図
である。
【図3】 PDP内の処理対象となる画素の選択状況を
示す図である。
【図4】 PDP内の隣接する2つの画素の表示データ
への加算パターンを示す図である。
【図5】 PDP装置の要部動作を説明する図である。
【図6】 PDP装置の要部動作を説明する図である。
【図7】 従来のPDP装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】 PDP装置に用いられるサブフィールドの配
列構成を示す図である。
【符号の説明】
11…レベル調整部、12…A/D変換部、13…フレ
ームメモリ、14…出力処理部、15…同期分離部、1
6…タイミングパルス発生部、17…メモリ制御部、1
8…駆動タイミング発生部、19…γ逆補正部、20…
ラウンディング部、21,22…加算部、23,24…
遅延部、25…平均計算/桁上がり検出部、26…デー
タセレクタ、100…プラズマディスプレイパネル(P
DP)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/66 101 G09G 3/28 K

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素からなるプラズマディスプレ
    イパネルを有し、前記プラズマディスプレイパネルの階
    調表示を行うプラズマディスプレイパネルの階調表示処
    理装置において、 前記複数の画素のうち隣接した第1及び第2の画素用の
    アナログ映像信号を入力すると、それぞれm(mは正の
    整数)ビットのデータに変換する変換部と、 前記変換部により変換されたmビットのデータを入力す
    ると所定の補正処理を行って前記mより大のn(nは正
    の整数)ビットのデータとして出力する補正処理部と、 分割された第1及び第2の画素用の上位のmビットデー
    タと下位の(n−m)ビットデータのうち、前記(n−
    m)ビットデータの平均値を演算する平均値演算部と、 前記平均値演算部の演算結果に基づいて第1及び第2の
    画素用のmビットデータに対し所定値を配分処理する配
    分処理部と、 前記配分処理部の配分処理結果に基づくmビットデータ
    を階調表示データとして前記プラズマディスプレイパネ
    ルへ出力する出力部とを有することを特徴とするプラズ
    マディスプレイパネルの階調表示処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記配分処理部は、 前記平均値演算部の演算結果に応じて、第1,第2の画
    素用のmビットデータに対し所定値を配分しない第1の
    モード及び第1の画素用のmビットデータに対し値
    「1」を前記所定値として配分する第2のモード並びに
    第1,第2の画素用のmビットデータに対し値「1」を
    前記所定値として配分する第3のモードの何れか1つを
    選択することを特徴とするプラズマディスプレイパネル
    の階調表示処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記配分処理部は、第1の画素と第2の画素とをライン
    毎に入れ替えて処理することを特徴とするプラズマディ
    スプレイパネルの階調表示処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記配分処理部は、 奇数フィールドでは、第1ないし第3のモードの何れか
    1つを選択するとともに、偶数フィールドでは、第1,
    第2の画素用のmビットデータに対し所定値を配分しな
    い第4のモード及び第2の画素用のmビットデータに対
    し値「1」を前記所定値として配分する第5のモードの
    何れかを選択することを特徴とするプラズマディスプレ
    イパネルの階調表示処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記平均値演算部は、第1及び第2の画素用の一方の
    (n−m)ビットデータの第1及び第2の画素用の他方
    のmビットデータへの桁上がりが可能となる桁上がり可
    能状態を検出する検出手段を有し、 前記配分処理部は、前記検出手段により桁上がり可能状
    態が検出されると、奇数フィールドでは前記第2のモー
    ドを選択し、偶数フィールドでは前記第1の画素用のm
    ビットデータに対し値「1」を前記所定値として配分す
    る第6のモード及び前記第4のモードの一方を選択する
    ことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの階調表
    示処理装置。
  6. 【請求項6】 複数の画素からなるプラズマディスプレ
    イパネルを有し、前記プラズマディスプレイパネルの階
    調表示を行う表示装置において、 前記複数の画素のうち隣接した第1及び第2の画素用の
    アナログ映像信号を入力すると、それぞれm(mは正の
    整数)ビットのデータに変換する第1のステップと、 第1のステップの処理に基づき変換されたmビットのデ
    ータを入力すると所定の補正処理を行って前記mより大
    のn(nは正の整数)ビットのデータとして出力する第
    2のステップと、 第1及び第2の画素用のnビットデータをそれぞれ上位
    のmビットデータと下位の(n−m)ビットデータとに
    分割する第3のステップと、 分割された第1及び第2の画素用の(n−m)ビットデ
    ータの平均値を演算する第4のステップと、 第4のステップの演算結果に基づいて第1及び第2の画
    素用のmビットデータに対し所定値を配分する第5のス
    テップと、 第5のステップの処理結果に基づくmビットデータを階
    調表示データとして前記プラズマディスプレイパネルへ
    出力する第6のステップとを有することを特徴とする処
    理方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記第5のステップにおける処理は、 前記第4のステップの演算結果に基づいて、第1,第2
    の画素用のmビットデータに対し所定値を配分しない第
    1のモード及び第1の画素用のmビットデータに対し値
    「1」を前記所定値として配分する第2のモード並びに
    第1,第2の画素用のmビットデータに対し値「1」を
    前記所定値として配分する第3のモードの何れか1つを
    選択する第7のステップを含むことを特徴とする処理方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記第7のステップにおける処理は、 第1の画素と第2の画素とをライン毎に入れ替えて処理
    する第8のステップを含むことを特徴とする処理方法。
  9. 【請求項9】 請求項7において、 前記第7のステップにおける処理は、 奇数フィールドでは、第1ないし第3のモードの何れか
    1つを選択するとともに、偶数フィールドでは、第1,
    第2の画素用のmビットデータに対し所定値を配分しな
    い第4のモード及び第2の画素用のmビットデータに対
    し値「1」を前記所定値として配分する第5のモードの
    何れかを選択する第9のステップを含むことを特徴とす
    る処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記第4のステップにおける処理は、第1及び第2の画
    素用の一方の(n−m)ビットデータの第1及び第2の
    画素用の他方のmビットデータへの桁上がりが可能とな
    る桁上がり可能状態を検出する第10のステップを含
    み、 前記第9のステップにおける処理は、第10のステップ
    の処理に基づき桁上がり可能状態が検出されると、奇数
    フィールドにおいては前記第2のモードを選択し、偶数
    フィールドにおいては前記第1の画素用のmビットデー
    タに対し値「1」を前記所定値として配分する第6のモ
    ード及び前記第4のモードの一方を選択する第11のス
    テップを含むことを特徴とする処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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