JP2002268482A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002268482A
JP2002268482A JP2001069159A JP2001069159A JP2002268482A JP 2002268482 A JP2002268482 A JP 2002268482A JP 2001069159 A JP2001069159 A JP 2001069159A JP 2001069159 A JP2001069159 A JP 2001069159A JP 2002268482 A JP2002268482 A JP 2002268482A
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Hitoshi Nakamura
均 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飛散トナーを吸引してトナーによる装置内外
の汚染を防止する画像形成装置を提供する。 【解決手段】 ドラム20(像担持体)とドラム20
(像担持体)にトナー像を生成するリボルバ現像ユニッ
ト6を有する電子写真方式の画像形成装置において、ド
ラム20(像担持体)とリボルバ現像ユニット6の現像
ローラ6a上の磁気ブラシが接する部位の前後に、吸い
込み気流を生じせしめるための空気の流れ経路となる流
路ユニット30を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機,レーザー
プリンター等の電子写真方式の画像形成装置に関するも
ので、さらに詳しくはトナーによる装置内外の汚染を防
止する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置に用いられ
るトナーは、粒径8μm程度の粉体であり、このトナー
が装置内での現像工程や転写工程、さらにはトナーの補
給や回収時に飛散し、画像品質を損ねたり、装置外に排
出されたときは設置されているオフィス等を汚染する。
【0003】このようなトナーの飛散を防止するものと
して、例えば、特開平8−22230号公報では、コロ
ナ帯電と静電気力を利用して、トナーの飛散を防止する
トナー飛散防止装置を提案している。このトナー飛散防
止装置は、現像工程後にトナーと同極性に帯電可能な絶
縁体を設置し、トナーを電気的に反発させて飛散を防ぐ
装置である。しかし、この装置は、絶縁体の帯電用に別
途コロナ帯電器が必要となったり、絶縁体以外にも像担
持体や周囲部品を帯電させるなど不具合が多く、実用的
ではない。
【0004】また、トナーの飛散を防止するものとし
て、例えば、特開平8−63084号公報では、飛散ト
ナーを飛散位置にとどめて、装置内の汚染を防止するた
めに、気流が抜けないように各所に仕切り用の板を設け
るものが提案されている。しかしこの方法では、飛散ト
ナーは回収されず、蓄積されることや、厳密な流れ防止
用の仕切板を設置できないため、飛散トナーによる汚染
をなくすことはできない。
【0005】そこで、本発明は、上記の点に鑑みてなさ
れたもので、飛散トナーを吸引してトナーによる装置内
外の汚染を防止する画像形成装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、像坦持体と該像坦持体に
トナー像を生成する現像ユニットを有する電子写真方式
の画像形成装置において、前記像坦持体と前記現像ユニ
ットの現像ローラ上の磁気ブラシが接する部位の前後
に、吸い込み気流を生じせしめるための空気の流れ経路
となる流路ユニットを配置したものである。この構成に
よって、トナー飛散の第一原因と推定される像坦持体と
該像坦持体にトナー像を生成する現像器内の現像ローラ
の磁気ブラシから機械的回転振動や回転に伴う付随流れ
によって飛散するトナー粉体が、流路ユニットへ吸込み
気流により回収される。また、フィルターにトナーが付
着し、飛散トナーがトラップされ、装置内外を汚染する
ことはなく、充分な効果を得ることができる。
【0007】請求項2に記載の発明は、像坦持体と該像
坦持体にトナー像を生成する現像ユニットと前記像坦持
体に付着したトナー像を転写させる中間転写体を有する
電子写真方式の画像形成装置において、前記像坦持体と
前記中間転写体が接する部位の前後に、吸い込み気流を
生じせしめるための空気の流れ経路となる流路ユニット
を配置したものである。この構成によって、現像過程で
のトナー飛散に続いて、像坦持体に現像され付着したト
ナー像が中間転写体に転写されるトナーの移動に伴う際
の飛散を流路ユニットにより回収することができ、周囲
ユニット上に飛散したトナーによる汚染を減少させるこ
とができる。また、フィルターにトナーが付着し、飛散
トナーがトラップされ、装置内外を汚染することはな
く、充分な効果を得ることができる。
【0008】請求項3に記載の発明は、電子写真方式の
画像形成装置において、像坦持体と像坦持体クリーニン
グユニットが対向する部位の前後に、吸い込み気流を生
じせしめるための空気の流れ経路となる流路ユニットを
配置したものである。この構成によって、効率よく、機
械的に回収された際に発生する飛散トナーを捉えること
ができ、装置内外を汚染することはない。
【0009】請求項4に記載の発明は、電子写真方式の
画像形成装置において、中間転写体と中間転写体クリー
ニングユニットが対向する部位の前後に、吸い込み気流
を生じせしめるための空気の流れ経路となる流路ユニッ
トを配置したものである。この構成によって、効率よ
く、機械的に回収された際に発生する飛散トナーを捉え
ることができ、装置内外を汚染することはない。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4い
ずれか1項に記載の画像形成装置において、前記流路ユ
ニットは開口した吸い込み口を有する中空状のケースと
それに連結した導管と吸引用のファンあるいはエアーポ
ンプとを連結した構造であり、さらに着脱可能なフィル
ターを具備するものである。この構成によって、効率よ
く気流を発生させ、かつその気流をトナー飛散する各ユ
ニット近傍に適切に配置できるため、飛散トナーを空気
の流れによって回収でき、しかもフィルターでトラップ
できるため装置内外を汚染することを防止できる。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5い
ずれか1項に記載の画像形成装置において、前記流路ユ
ニットの構成材料は導電性材料であるものである。この
構成によって、静電気を帯びているトナーの電荷を除電
でき回収しやすくできる。
【0012】請求項7に記載の発明は、請求項5に記載
の画像形成装置において、開口した吸い込み口を有する
中空状のケースは、前記像坦持体,前記中間転写体,前
記各クリーニングユニットの幅方向寸法と略同寸法の長
尺形状を有し、前記中空状のケースの内部に吸い込み風
量を長手方向に一定となすような風量調節仕切板を具備
する構造である。この構成によって、像坦持体,中間転
写ベルト,各クリーニングユニットの幅方向にわたって
流路ユニットの気流吸込み口を配置でき、しかも中空状
のケースの長さ方向に対して比較的均一な吸込み流速を
得ることができ、効率よく飛散トナーを回収することが
できる。
【0013】請求項8に記載の発明は、請求項1に記載
の画像形成装置において、前記流路ユニットのエアーポ
ンプあるいはファンは現像器ユニットに連動した現像駆
動系モータと同期して作動するものである。この構成に
よって、現像ユニット内で生じるトナーの撹拌やユニッ
ト内の部品稼動に伴う飛散トナーを効率よく回収するこ
とができる。
【0014】請求項9に記載の発明は、請求項2に記載
の画像形成装置において、前記流路ユニットのエアーポ
ンプあるいはファンは前記中間転写体への転写タイミン
グと同期して作動するものである。この構成によって、
飛散トナーを効率よく回収することができる。
【0015】請求項10に記載の発明は、請求項3に記
載の画像形成装置において、前記流路ユニットのエアー
ポンプあるいはファンは像坦持体駆動モータと同期して
作動するものである。この構成によって、飛散トナーを
効率よく回収することができる。
【0016】請求項11に記載の発明は、請求項4に記
載の画像形成装置において、前記流路ユニットのエアー
ポンプあるいはファンは前記中間転写体クリーニングユ
ニットと同期して作動するものである。この構成によっ
て、飛散トナーを効率よく回収することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真式カラー複写機(以下、カラー複写機とい
う)に適用した実施の形態について図面を参照しながら
説明する。
【0018】図1は本発明が適用されるカラー複写機の
概略構成を示す正面図であり、図1中1は給紙トレイ、
2は加圧ローラ、3は定着ローラ、4は第2スキャナ、
5は第1スキャナ、6はリボルバ現像器ユニット、7は
書き込みミラー、8は防塵ガラス、9はレンズ、10は
帯電チャージャ、11はレンズ、12はfθレンズ2、
13はCCD基板、14はfθレンズ1、15はポリゴ
ンミラー、16はドラムクリーニングユニット、17は
潤滑剤塗布ブラシ、18は手差し給紙台、19は中間転
写ベルト、20はドラム(感光体)、21はレジストロ
ーラ、22は中間ローラ、23は中間転写チャージャ、
24は紙転写チャージャ、25はベルトクリーニングユ
ニット、26は搬送ベルトである。
【0019】このカラー複写機は、リボルバ現像方式の
カラー複写機であり、リボルバ現像器ユニット6内には
黒,マゼンタ,イエロー及びシアンの四色のトナーが対
称の位置に配置されている。このリボルバ現像方式のカ
ラー複写機は、従来公知のものとその基本的構成は略同
様であるから、その構造及び動作の詳細な説明は省略す
るが、一連の複写工程を簡単に説明すると、帯電チャジ
ャー10でドラム20(像担持体)を帯電させ、書き込
みミラー7を介して、原稿に応じた露光を行ない、ドラ
ム20(像担持体)上に静電潜像を形成し、次いでリボ
ルバ現像器ユニット6でドラム20(像担持体)上の静
電潜像をトナーにより現像する。さらにドラム20(像
担持体)は反時計周りに回転し、中間転写ベルト19
(中間転写体)にさらにトナー像を転写させ、紙転写チ
ャジャー24によって紙にトナー像をさらに転写させ、
定着ローラ3で熱定着させ、紙を排出させて一連のコピ
ーが完了する。なお、図8はこのリボルバ現像方式のカ
ラー複写機の各ユニットのタイミングチャートである。
【0020】前記複写工程のうち、現像工程は、磁気ブ
ラシがドラム20(像担持体)に接触してトナーを付着
させるものであるが、この際に機械的な摺動や他の何ら
かの原因によってトナーが周囲に飛散することがあり、
装置内の各所がトナーによって汚染されることになる。
これを解決するために、磁気ブラシがドラム20(像担
持体)に接触する領域(これを現像ニップと称する)の
前と後の位置に吸い込み気流を生じせしめるような流路
用のケーシングと導管、及びエアーポンプやファンを設
置し、飛散トナーを吸引させるようにした。
【0021】図2はドラム20(像坦持体)とリボルバ
現像器ユニット6の拡大図であり、リボルバ現像器ユニ
ット6には4色の各トナーが坦持された現像ローラ6a
が配置され、ドラム20(像坦持体)と一つの現像ロー
ラ6aが接している様子を示しており、図2に示したよ
うにドラム20(像坦持体)と一つの現像ローラ6aが
互いに逆に回転する。また、図2に示すように、現像ロ
ーラ6aの磁気ブラシがドラム20(像坦持体)に接す
る部位すなわち現像ニップNgの前後にそれぞれ流路ユ
ニット30が配置されている。そして、後述する一対の
流路ユニット30の吸込み口(後述する)が現像ニップ
Ngに対向するように流路ユニット30が配置されてい
る。なお、6bは搬送スクリュ、6cはドクタ、6dは
撹拌パドルである。
【0022】図3は流路ユニット30だけを取り出した
斜視図であり、流路ユニット30は、吸込み口を有する
吸込みケース31と吸込みケース31に接続する導管3
2と導管32の途中に着脱自在に取り付けられたフィル
ター33と導管32に接続されたエアーポンプ34とか
ら構成されている。そして、現像ニップの近傍の飛散ト
ナーを流路ユニット30で吸引するようになっている。
【0023】図4は、仕切リ板31aを3枚挿入して吸
込み口を3分割した吸込みケース31を断面図で示した
ものである。仕切リ板31aは3枚に限定されるもので
はなく、必要に応じて分割数等は変えることができ、そ
れぞれ均一な吸込み気流を形成させることが重要であ
る。
【0024】図5は、図3に示す流路ユニット30の吸
込みケース31の変形例を示す外観斜視図であり、
(A)に示すものは横断面が台形の吸込みケース41で
あり、(B)に示すものは横断面が長方形の吸込みケー
ス42であり、(C)に示すものは横断面が略円形の吸
込みケース43である。また、その他適宜の形状のもの
でもよく、これらに限定されるものではない。
【0025】飛散トナー自体が帯電しているため、空気
流で吸引してもケース等が絶縁性であれば、電気的に付
着し回収ができないため、流路ユニット30の構成部材
の材料は電気抵抗の小さな導電性材料で作製するのが好
ましい。具体的には、カーボンブラックを添加した表面
抵抗2×106Ω/Sq程度の材料を使用して構成した。プ
ラスチック以外に金属で構成することもできる。
【0026】リボルバ現像器ユニット6は、本体電源投
入後からコピー中、さらには新たなトナー補給等、種々
の制御された動作を行う。主にトナーの帯電量を制御し
たり、一連の現像器内の現像ローラ6a等を回転させ
る。そのため、コピー中以外にもトナーは飛散するた
め、現像駆動系に同期させた吸引を行なう必要があり、
エアーポンプやファンの動作タイミングを合わせること
によって、トナー飛散量を低減できる。
【0027】図8は、フルカラー(黒(Bk),マゼン
タ(M),イエロー(Y),シアン(C))でA4版の
原稿を2枚コピーするときのタイミングチャートであ
る。図8において、横軸は時間を示しており、縦軸はO
N・OFFの状態を示している。ONは上の線で、OF
Fは下の線で表示している。また、リボルバ現像器ユニ
ット6の駆動系モータは、図8では現像モータとして記
載されているが、このタイミングで作動させた。そし
て、流路ユニット30の作動と制御を現像ユニット回路
と同一にすることによって、現像ユニット内で生じるト
ナーの撹拌やユニット内の部品稼動に伴う飛散トナーを
効率よく回収することができた。
【0028】上述のように、現像ローラ6aの磁気ブラ
シがドラム20(像坦持体)に接する部位すなわち現像
ニップNgの前後にそれぞれ流路ユニット30を配置し
て、流路ユニット30への吸込み気流を生じさせるとい
う対策を採ることにより、トナー飛散の第一原因と推定
されるドラム20(像坦持体)と該ドラム20(像坦持
体)にトナー像を生成する磁気ブラシから機械的回転振
動や回転に伴う付随流れによって飛散するトナー粉体
が、流路ユニット30へ吸込み気流により回収されてい
ることを、小型CCDカメラと照明器で対策部を可視化
し、その画像を解析することにより確認した。また、フ
ィルター33にも付着しており、飛散トナーがトラップ
されており、装置内外を汚染することはなく、充分な効
果を得ることができた。
【0029】また、カラー複写機等では、ドラム20
(像坦持体)上の色トナー像をさらに中間転写ベルト1
9(中間転写体)に順次転写させ、カラー画像を形成さ
せるプロセスをとる場合もあり、ここでもトナーが飛散
する可能性がある。この場合も、ドラム20(像坦持
体)と中間転写ベルト19(中間転写体)が接触するこ
とになり、転写ニップが生じる。この場所でも飛散トナ
ーを吸い込み気流によって回収し、装置内の汚染を防ぐ
ように、転写ニップの前後に吸い込み気流を生じせしめ
るような流路用のケーシングと導管、及びエアーポンプ
やファンを設置し、飛散トナーを吸引させるようにし
た。
【0030】図6は、ドラム20(像担持体)と中間転
写ベルト19(中間転写体)が接する位置の拡大図であ
り、ドラム20(像担持体)と中間転写ベルト19(中
間転写体)が接する位置すなわち転写ニップNtの前後
に、それぞれ流路ユニット30が配置されている。そし
て、一対の流路ユニット30の吸込み口が互いに対向す
るように流路ユニット30が配置されている。流路ユニ
ット30としては図3,4,5に示す構造のものが使用
可能である。
【0031】ドラム20(像担持体)上に現像したトナ
ー像をさらに中間転写ベルト19(中間転写体)へ転写
する際にもトナーが飛散するため、中間転写ベルト19
(中間転写体)が駆動するタイミングに同期した吸引を
行なうことによってトナー飛散量を低減できる。
【0032】図8のタイミングチャートにおいて、吸引
は中間転写ベルト19(中間転写体)への転写のタイミ
ングで作動させた。図8中、1−BKは1枚目の黒トナ
ーを転写することを示し、1−Cは1枚目シアントナ
ー、1−Mは1枚目マゼンタトナー、1−Yは1枚目イ
エロトナーをそれぞれ示している。「2−」は2枚目を
示している。そして、ドラム20(像担持体)上のトナ
ーを中間転写ベルト19(中間転写体)へ転写する工程
での転写タイミングと同期して、吸込み気流を生じさせ
ることによって飛散トナーを効率よく回収することがで
きた。
【0033】現像工程でのトナー飛散に続いて、ドラム
20(像担持体)に現像され付着したトナー像が中間転
写ベルト19(中間転写体)に転写されるトナーの移動
に伴う際の飛散を流路ユニット30により回収すること
ができ、周囲の各ユニット上に飛散したトナーによる汚
染を減少させることができた。同様に、フィルター33
にも付着しており、飛散トナーがトラップされており、
装置内外を汚染することはなく、充分な効果を得ること
ができた。
【0034】また、転写工程後、ドラム20(像担持
体)上の残留トナーは、図7に示すドラムクリーニング
ユニット16(像担持体クリーニングユニット)のクリ
ーニングブラシ16aとクリーニングブレード16bに
よりかき落される。この工程でもトナーが飛散する可能
性があり、同様に吸い込み気流による飛散防止対策が必
要である。そのため、吸い込み気流を生じせしめるよう
な流路用のケーシングと導管、及びエアーポンプやファ
ンを設置し、飛散トナーを吸引させるようにした。
【0035】図7は、ドラム20(像担持体)とドラム
クリーニングユニット16(像担持体クリーニングユニ
ット)が対向する位置の拡大図であり、ドラムクリーニ
ングユニット16(像担持体クリーニングユニット)は
クリーニングブラシ16aとクリーニングブレード16
bを有し、クリーニングブラシ16aとクリーニングブ
レード16bがドラム20(像担持体)に摺接すること
によりドラム20(像担持体)上の残留トナーをクリー
ニングする。
【0036】ドラム20(像担持体)とドラムクリーニ
ングユニット16(像担持体クリーニングユニット)が
対向する部位の前後に、吸い込み気流を生じせしめるた
めの空気の流れ経路となる流路ユニット30が配置され
ている。すなわち、クリーニングブラシ16aの前とク
リーニングブレード16bの後に流路ユニット30が配
置されている。流路ユニット30としては図3,4,5
に示す構造のものが使用可能である。
【0037】ドラムクリーニングユニット16(像担持
体クリーニングユニット)は、ドラム20(像担持
体),帯電チャージャ10,除電ランプ等と一体のユニ
ットで構成されることが一般的であり、ドラム20(像
担持体)を駆動するドラムモータからギヤとタイミング
ベルトを介して駆動される。したがって、ドラムクリー
ニングユニット16(像担持体クリーニングユニット)
が作動してトナーを回収する動作時、飛散するトナーを
効率よく捕集するにはドラムモータと同期させることが
効率的である。
【0038】図8のタイミングチャートにおいて、吸引
はドラムモータのタイミングで作動させた。そして、ド
ラムクリーニングユニット16(像担持体クリーニング
ユニット)のブラシやブレードは、常時ドラム20(像
担持体)に接触しているわけではなく、あるタイミング
で接触しているが、これを同期させることによって、飛
散トナーを効率よく回収することができた。
【0039】ドラムクリーニングユニット16は、ドラ
ム20(像担持体)上の画像形成領域外のトナーとか画
像領域の転写残留トナーを機械的にクリーニングする工
程であるが、流路ユニット30を設置することによって
効率よく、機械的に回収された際に発生する飛散トナー
を捉えることができ、装置内外を汚染することはなかっ
た。
【0040】また、中間転写方式では、中間転写ベルト
19(中間転写体)で4色トナーを重ね、用紙に一回で
転写させることになるが、中間転写ベルト19(中間転
写体)上に残留している残留トナーをクリーニングする
工程があり、ここでも、トナーが飛散する。これを防止
するため図6に示すように、中間転写ベルト19(中間
転写体)のベルトクリーニングユニット25の入り口シ
ール25aの前とクリーニングブレード25bの後の場
所で吸い込み気流による飛散防止対策が必要である。そ
のため、吸い込み気流を生じせしめるような流路用のケ
ーシングと導管、及びエアーポンプやファンを設置し、
飛散トナーを吸引させるようにした。
【0041】すなわち図6に示すように、中間転写ベル
ト19(中間転写体)に隣接してベルトクリーニングユ
ニット25(中間転写体クリーニングユニット)が配置
されており、中間転写ベルト19(中間転写体)とベル
トクリーニングユニット25(中間転写体クリーニング
ユニット)が対向する部位の前後に、吸い込み気流を生
じせしめるための空気の流れ経路となる流路ユニット3
0を配置した。すなわちベルトクリーニングユニット2
5(中間転写体クリーニングユニット)の入り口シール
25aの前とクリーニングブレード25bの後に、流路
ユニット30が配置されている。流路ユニット30とし
ては図3,4,5に示す構造のものが使用可能である。
【0042】フルカラーコピーの場合は、黒,シアン,
マゼンタ及びイエローの4色が転写された後、紙にさら
に転写させることになるが、残留している中間転写ベル
ト19(中間転写体)上のトナーは、ベルトクリーニン
グユニット25によって表面がクリーニングされる。そ
のベルトクリーニングユニット25が作動するタイミン
グに同期して吸引させることで飛散を防止できる。
【0043】図8のタイミングチャートにおいて、吸引
は中間転写ベルト19(中間転写体)のクリーニングの
タイミングで作動させた。そして、ベルトクリーニング
ユニット25(中間転写体クリーニングユニット)は、
紙にトナーを転写後、次のコピー前に中間転写ベルト1
9(中間転写体)をクリーニングするが、そのタイミン
グで吸引することによって、飛散トナーを効率よく回収
することができた。
【0044】中間転写ベルト19(中間転写体)上の残
留トナーをクリーニングする際にトナーの一部が飛散す
るが、これを効率よくトラップできるため、装置内外を
汚染することはなかった。
【0045】また、流路ユニット30の構造を上記のよ
うな構成にすることによって、効率よく気流を発生さ
せ、かつその気流をトナーが飛散するユニット近傍に適
切に配置できるため、飛散トナーを空気の流れによって
回収でき、しかもフィルター33でトラップできるため
装置内外を汚染することを防止できるものである。
【0046】また、流路ユニット30の構成部材の材料
を電気抵抗の小さな導電性材料で作製しているため、静
電気を帯びているトナーの電荷を除電でき回収しやすく
できた。
【0047】また、開口した吸い込み口を有する中空状
の吸込みケース31は、ドラム20(像担持体),中間
転写ベルト19(中間転写体)、及び各クリーニングユ
ニット16,25の幅方向寸法と略同寸法の長尺形状を
有し、中空状の吸込みケース31の内部に吸い込み風量
を長手方向に一定となすような風量調節の仕切り板31
aを具備する構造であるから、ドラム20(像担持
体),中間転写ベルト19(中間転写体)、及び各クリ
ーニングユニット16,25の幅方向にわたって流路ユ
ニット30の気流吸込み口を配置し、しかも長さ方向に
対して比較的均一な吸込み流速を得ることができ、効率
よく飛散トナーを回収することができた。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
飛散トナーが発生する可能性のある部位に流路ユニット
を設置してエアーポンプまたはファンで飛散トナーを吸
引し、回収するようにしたため、トナーによる装置内外
の汚染を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるカラー複写機の概略構成を
示す正面図
【図2】本発明の実施の形態に係るドラムとリボルバ現
像器ユニットと流路ユニットとの関係を示す拡大図
【図3】本発明の実施の形態に係る流路ユニットの斜視
【図4】本発明の実施の形態に係る流路ユニットの吸込
みケースの断面図
【図5】本発明の実施の形態に係る流路ユニットの吸込
みケースの変形例の斜視図
【図6】本発明の実施の形態に係るドラムと中間転写ベ
ルトとベルトクリーニングユニットと流路ユニットとの
関係を示す拡大図
【図7】本発明の実施の形態に係るドラムとドラムクリ
ーニングユニットと流路ユニットとの関係を示す拡大図
【図8】図1のカラー複写機の作動のタイミングチャー
【符号の説明】
6 リボルバ現像ユニット 16 ドラムクリーニングユニット(像担持体クリーニ
ングユニット) 19 中間転写ベルト(中間転写体) 20 ドラム(像担持体) 25 ベルトクリーニングユニット(中間転写体クリー
ニングユニット) 30 流路ユニット

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像坦持体と該像坦持体にトナー像を生成
    する現像ユニットを有する電子写真方式の画像形成装置
    において、前記像坦持体と前記現像ユニットの現像ロー
    ラ上の磁気ブラシが接する部位の前後に、吸い込み気流
    を生じせしめるための空気の流れ経路となる流路ユニッ
    トを配置したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像坦持体と該像坦持体にトナー像を生成
    する現像ユニットと前記像坦持体に付着したトナー像を
    転写させる中間転写体を有する電子写真方式の画像形成
    装置において、前記像坦持体と前記中間転写体が接する
    部位の前後に、吸い込み気流を生じせしめるための空気
    の流れ経路となる流路ユニットを配置したことを特徴と
    する画像形成装置。
  3. 【請求項3】 電子写真方式の画像形成装置において、
    像坦持体と像坦持体クリーニングユニットが対向する部
    位の前後に、吸い込み気流を生じせしめるための空気の
    流れ経路となる流路ユニットを配置したことを特徴とす
    る画像形成装置。
  4. 【請求項4】 電子写真方式の画像形成装置において、
    中間転写体と中間転写体クリーニングユニットが対向す
    る部位の前後に、吸い込み気流を生じせしめるための空
    気の流れ経路となる流路ユニットを配置したことを特徴
    とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記流路ユニットは開口した吸い込み口
    を有する中空状のケースとそれに連結した導管と吸引用
    のファンあるいはエアーポンプとを連結した構造であ
    り、さらに着脱可能なフィルターを具備することを特徴
    とする請求項1〜4いずれか1項記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記流路ユニットの構成材料は導電性材
    料であることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 開口した吸い込み口を有する中空状のケ
    ースは、前記像坦持体,前記中間転写体,前記各クリー
    ニングユニットの幅方向寸法と略同寸法の長尺形状を有
    し、前記中空状のケースの内部に吸い込み風量を長手方
    向に一定となすような風量調節仕切板を具備する構造で
    あることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記流路ユニットのエアーポンプあるい
    はファンは現像器ユニットに連動した現像駆動系モータ
    と同期して作動することを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記流路ユニットのエアーポンプあるい
    はファンは前記中間転写体への転写タイミングと同期し
    て作動することを特徴とする請求項2記載の画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 前記流路ユニットのエアーポンプある
    いはファンは像坦持体駆動モータと同期して作動するこ
    とを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記流路ユニットのエアーポンプある
    いはファンは前記中間転写体クリーニングユニットと同
    期して作動することを特徴とする請求項4記載の画像形
    成装置。
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