JP2002268414A - 加熱定着装置および画像形成装置 - Google Patents

加熱定着装置および画像形成装置

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仁志 西谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ばね押さえ部材の樹脂化と、組み立て時の作業
性等の改善が図れる加熱定着装置を提供する。 【解決手段】フィルム式の加熱定着装置において、加圧
ローラを支持する支持部材31に加熱体を保持する加熱体
保持部材3を取り付け、金属ステー4を介して加圧力伝
達部材5の上面の加圧部位5aに圧縮ばね7の下端を当
接させる。圧縮ばね7は支持部材31の上部に形成された
ばね受け部としてのフランジ部31Aに形成された孔部31
aに貫通固定されるばね押さえ部材8により圧縮され、
加圧力伝達部材5に加圧力を伝達し、さらに金属ステー
4を介して加熱体3を加圧ローラ6にフィルム1を介し
て加圧接触させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、レーザープ
リンタ、ファキシミリ等、電子写真プロセスを用いる画
像形成装置の定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真を用いた画像形成装置は
例えば図5のように構成されている。図5において、2
01は感光ドラム、202は帯電ローラ、203はレー
ザー露光装置、204は反射ミラー、205は現像スリ
ーブ、206はトナー、207はトナー容器、208は
転写ローラ、209は被記録媒体としての紙等のシー
ト、210はクリーニングブレード、211は廃トナー
容器、212は定着装置、213はペーパーカセット、
214は給紙ローラ、215は分離パッド、216は高
圧電源である。
【0003】感光ドラム201は矢印の方向に回転し、
高圧電源216から給電される帯電装置202によって
一様に帯電される。レーザー露光装置203から発せら
れたレーザー光は反射ミラー204で反射され感光ドラ
ム201へ照射され、感光ドラム201上には静電潜像
が形成される。
【0004】トナー容器207の中にはトナー206が
充填されており、現像スリーブ205の回転に伴い、適
量のトナーが適度の帯電を受けた後、感光ドラム201
上に供給されている。現像スリーブ205上のトナーは
感光ドラム201の静電潜像に付着し、潜像が現像され
トナー像として可視化される。
【0005】ペーパーカセット213より給紙ローラ2
14はタイミングをとって、被記録媒体としてのシート
を1枚ずつ給紙する。分離パッド215は給紙ローラ2
14と当接して配置され、その表面の摩擦係数、接地角
度、形状は被記録媒体としてのシートを1度の給紙毎に
1枚のみ送るように調整されている。
【0006】可視化された感光ドラム201上のトナー
像は転写ローラ208により被記録媒体としてのシート
上に転写される。転写されずに感光ドラム201上に残
った転写残トナーはクリーニングブレード210により
廃トナー容器211に収納され、表面をクリーニングさ
れた感光ドラム201は繰り返し次の画像形成プロセス
に入る。また未定着トナー像を乗せた被記録媒体として
のシート209は定着装置212によって加熱、加圧を
受けトナー像が紙上に永久定着される。
【0007】従来、定着装置212としては、特開昭63
-313182号公報で示されるセラミックの基材上に発熱体
のパターンを設けて加熱体を作り、これを発熱させて薄
い筒状に形成されたフィルムを介して被加熱体を加熱す
るフィルム加熱方式が用いられている。
【0008】しかし、このようなフィルム加熱方式では
エンドレスベルト状のフィルムに大きな寄り力が発生す
る。この対策として特開平04-44057号公報,特開平04-4
4077号公報で開示されるエンドレスフィルムを余裕を持
って懸回駆動し、フィルムの寄り力を小さくするととも
に駆動トルクを低減する方式が実用化されている。
【0009】このようなフィルム定着装置の一例を図6
の断面図に示した。図6において、2は加熱体であり、
セラミック基材上に発熱体2aが形成されており、その
上に保護層としてガラス層2bをコートされている。加
熱体2の裏面にはサーミスタ107が実装されており、
加熱体2の温度を検知している。発熱体2aは不図示の
電源により給電され発熱する。
【0010】サーミスタ107の温度が一定になるよう
にCPU100によりトライアック101が駆動され、
給電電極102を介して給電電力量が制御されている。
【0011】耐熱フィルム1は筒状の3層構造の耐熱フ
ィルムである。最も内側の層はベース層であり、耐熱フ
ィルムのねじれ強度、平滑性などの機械的特性を担う層
であり、ポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK、P
ES、PPS等の樹脂でできている。次の層は導電プラ
イマ層であり、カーボンブラックなどの導電性粒子が分
散された導電層であり、第三層目とベース層の接合を行
う接着剤の役目も担っている。最も外側の層がトップ層
であり、さまざまな画像不良を引き起こさないよう最適
な抵抗値と膜厚になるように設計される。
【0012】3は加熱体保持部材であり、加熱体2を支
持し、PPS,液晶ポリマーなどの耐熱を持つ樹脂で成
型され、かつ耐熱フィルム1の円滑な回転を促す案内部
材としての役割も持つ。4は金属ステーであり、鉄、ア
ルミなどの金属できている。金属ステー4は加熱体支持
部材3のクリープによる変形を抑え、加熱体支持部材3
の剛性を高める役割を果たしている。
【0013】6は加圧ローラであり、アルミ、鋳鉄など
で作られる芯金6aをシリコンゴムなどの耐熱を有する
弾性体6bで覆っている。加圧ローラ6の表層はトナー
との離型性があるPFA,PTFE,FEPなどのフッ
素樹脂の被膜が設けられている。
【0014】加圧ローラ6は耐熱フィルム1を挟んで加
熱体2に圧接され、その圧接部で定着ニップNを形成し
ている。加圧ローラ6の芯金6aは回転駆動を受け、耐
熱フィルム1は定着ニップ部で加圧ローラ6に従動回転
する。未定着トナー画像を担時したシート(記録材)P
は不図示の転写ローラと感光ドラムにより搬送され、定
着入り口ガイド105によって定着ニップNに案内され
る。記録材P上のトナーTは定着ニップ部で記録材上に
加圧されるとともに加熱され、トナー樹脂が軟化し記録
材に密着し永久定着される。
【0015】このようなフィルム加熱方式の定着装置に
は、低熱容量のヒータを加熱体として用いることができ
るため、従来の熱ローラ方式に比べ、ウエイトタイムの
短縮化(クイックスタート)が可能となる。また、クイ
ックスタートが可能となることにより、非プリント動作
時の予熱が必要なくなり、総合的に省電力化を図ること
ができる。
【0016】加熱定着装置の加圧部の構成として、図7
に示すものが提案されている。図7において、1は耐熱
フィルム、3は加熱体保持部材、4は金属ステーであ
る。5は樹脂部材で形成された加圧力伝達部材で、上面
に圧縮ばね27の下端部が当接する加圧部位5aが設け
られている。6は加圧ローラ、27は圧縮ばね、28は
圧縮ばね27の上端が当接するばね押さえ部材である。
31は加圧ローラ支持部材で上方に開口を有する切り欠
き部の下部に、加圧ローラ6を軸支する加圧ローラ軸受
32が嵌合されでいる。
【0017】図7に示す通り、圧縮ばね27によって加
圧力伝達部材5の加圧部位5aを加圧することによっ
て、金属ステー4と加熱体保持部材3を介して加熱体2
が加圧ローラ6に圧接可能な構成になっている。
【0018】ばね押さえ部材28は圧縮ばね27の上端
を押さえる機能を持っているが、その機能を満足させる
だけならば、加圧ローラ支持部材31から一体で形成す
ることも可能である。
【0019】しかし、加圧ローラ支持部材31からばね
押さえ部材28を一体で形成すると、加圧力伝達部材5
を加圧ローラ支持部材31に組み込む際に、図示A方向
から組み込むことができない、圧縮ばねを組み立てる際
に脇から圧縮ばねを圧縮しながら挿入しなければならな
い、等の作業性に関する問題点があるため、加圧力伝達
部材5を加圧ローラ支持部材31に組み込んだ後で図A
方向から圧縮ばね27とばね押さえ部材28を組み立て
ることができるように、別部品としてばね押さえ部材2
8を設けている。
【0020】また、ばね押さえ部材28と加圧力伝達部
材5には圧縮ばね27の位置決めのための突起(板金の
板厚程度の高さのバーリング又は絞り)が形成されてい
るのが一般的である。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示す加熱定着装置は下記のような問題点を有していた。
【0022】第一の問題点は、ばね押さえ部材28の組
み立て性が悪いという点である。加圧力は全体で10k
g以上かけることが一般的であり、近年のレーザープリ
ンタの印刷の高速化や定着性の向上に対する市場要望を
考慮すると益々熱効率を向上させなければならないこと
は必至であり、今後、更に加圧力は大きくなる傾向があ
る。
【0023】また、ばね押さえ部材28は、図8(a)
のように、ばね押さえ部材28の一端側を加圧ローラ保
持部材31に係合させ、ばね力に抗して他端側を回動さ
せながら加圧ローラ保持部材31に組み込むか、図8
(b)のように、圧縮ばね27のばね力に抗してばね押
さえ部材28をスライドさせて加圧ローラ保持部材31
に組み込むのが一般的であり、前述のように片側5kg
を超えるようなばね荷重が大きいことは、組み立て時の
作業性を悪くする要因となっていた。
【0024】第二の問題点は、前述のような組み立て方
法であるために、圧縮ばね27のばね定数を大きくでき
ないという点である。
【0025】加圧ローラの硬度、圧縮ばねの荷重、各部
品の寸法精度の量産時のばらつきを考慮したときに、圧
縮ばね27のばね定数は可及的に小さい方が安定した加
圧力が得られ加熱定着装置の定着性が安定することはい
うもでもない。
【0026】しかしながら、ばね定数を小さくし過ぎる
と結果的に組み立て前の自由長が長くなってしまい、組
み立ての過程で圧縮ばねが座屈してしまうため、組み立
て性が悪いという問題を更に助長させることになる。
【0027】また、ばね定数を小さくした結果、自由長
が長くなったときに、しばしば問題になるのが座屈によ
るばね力の損失である。図9(a)はその様子を示した
図であって、一般的にばねの巻き径に対する自由長の割
合が4を越えると座屈によるばね力の損失が発生し易い
とされており、通常この条件の範囲内になるように自由
長を設定し、そこから最小のばね定数が決定することが
一般的である。
【0028】この座屈によるばね力の損失を低減するた
めに、図9(b)のように、ばねの内径部に案内棒28
aを設け、ばねが座屈しなようにする方法があるが、圧
縮ばね27とばね押さえ部材28を図8のような回動や
スライドをさせながら組み込むことを前提にすると案内
棒28aを設けることはできないため、図8の構成では
座屈によるばね力の損失がない範囲でしかばね定数を小
さくすることはできなかった。
【0029】第三の問題点は、ばね押さえ部材28が金
属部品であることである。前述のとおり、ばね押さえ部
材28は5kgを超える荷重を支えることから、図7中
矢印B方向の曲げ剛性が大きい必要がある。このため、
図7に示すような形状では材料は樹脂ではなく、金属で
あることが必須であり、部品が大型になる、製造コスト
が高い、固定手段にも剛性が必要である、図9(b)の
ような案内棒が成形しにくい、などの問題点を有してい
た。
【0030】本出願に係る発明は、上記従来の問題点を
解決するものであって、ばね押さえ部材を樹脂化するこ
とによって、簡素で安価な構成を実現した上で組み立て
時の作業性を改善し、従来の構成では実現できなかった
範囲まで圧縮ばねのばね定数を小さくすることが可能な
加熱定着装置を実現し、簡素な構成で生産時の組み立て
性に優れ、量産品質の安定した高品位の加熱定着装置お
よび画像形成装置を実現するものである。
【0031】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、加熱体
と、前記加熱体を保持すると共に筒状のフィルムが外装
された加熱体保持部材と、前記加熱体保持部材の加熱体
取り付け面と反対側に設けられた金属ステーと、前記金
属ステーの両端部に夫々設けられ、上面に加圧部位が形
成された加圧力伝達部材と、前記加熱体に対し前記フィ
ルムを介して対向配置された加圧ローラと、前記加圧ロ
ーラの端部を夫々支持する加圧ローラ支持部材と、を有
し、前記加圧力伝達部材に加えられた加圧力を前記金属
ステーを介して前記加熱体保持部材に伝達し、前記加熱
体に前記加圧ローラを加圧接触させ、前記加圧ローラと
前記フィルムとの間に未定着トナー画像を担持した記録
材を前記フィルムと一体に通過させることによって未定
着トナー画像を記録材に定着させる加熱定着装置におい
て、前記加圧ローラ支持部材に設けられ、前記加圧力伝
達部材の加圧部位よりも上方に位置するばね受け部と、
前記加圧力伝達部材の加圧部位に下端が当接する上下方
向に配置された圧縮ばねと、前記ばね受け部に形成され
た孔部に貫通固定され、前記圧縮ばねを前記加圧部位に
押し付けて加圧力を発生させるばね押さえ部材とを有す
ることを特徴とする。
【0032】第2の発明は、加熱体と、前記加熱体を保
持すると共に筒状のフィルムが外装された加熱体保持部
材と、前記加熱体保持部材の加熱体取り付け面と反対側
に設けられた金属ステーと、前記金属ステーの両端部に
夫々設けられ、上面に加圧部位が形成された加圧力伝達
部材と、前記加熱体に対し前記フィルムを介して対向配
置された加圧ローラと、前記加圧ローラの端部を夫々支
持する加圧ローラ支持部材と、を有し、前記加圧力伝達
部材に加えられた加圧力を前記金属ステーを介して前記
加熱体保持部材に伝達し、前記加熱体に前記加圧ローラ
を加圧接触させ、前記加圧ローラと前記フィルムとの間
に未定着トナー画像を担持した記録材を前記フィルムと
一体に通過させることによって未定着トナー画像を記録
材に定着させる加熱定着装置において、前記加圧ローラ
支持部材に別部材として設けられ、前記加圧力伝達部材
の加圧部位よりも上方に位置するばね押さえ支持部材
と、前記加圧力伝達部材の加圧部位に下端が当接する上
下方向に配置された圧縮ばねと、前記ばね押さえ支持部
材に形成された孔部に貫通固定され、前記圧縮ばねを前
記加圧部位に押し付けて加圧力を発生させるばね押さえ
部材とを有することを特徴とする。
【0033】第3の発明は、加熱体と、前記加熱体を保
持すると共に筒状のフィルムが外装された加熱体保持部
材と、前記加熱体保持部材の加熱体取り付け面と反対側
に設けられた金属ステーと、前記金属ステーの両端部に
夫々設けられ、上面に加圧部位が形成された加圧力伝達
部材と、前記加熱体に対し前記フィルムを介して対向配
置された加圧ローラと、前記加圧ローラの端部を夫々支
持する加圧ローラ支持部材と、を有し、前記加圧力伝達
部材に加えられた加圧力を前記金属ステーを介して前記
加熱体保持部材に伝達し、前記加熱体に前記加圧ローラ
を加圧接触させ、前記加圧ローラと前記フィルムとの間
に未定着トナー画像を担持した記録材を前記フィルムと
一体に通過させることによって未定着トナー画像を記録
材に定着させる加熱定着装置において、前記加圧ローラ
支持部材に設けられ、前記加圧力伝達部材の加圧部位よ
りも上方に位置するばね受け部と、前記加圧力伝達部材
の加圧部位を作用点とするてこ部材と、前記てこ部材の
前記作用点と離れた位置の力点に下端が当接する上下方
向に配置された圧縮ばねと、前記ばね受け部に形成され
た孔部に貫通固定され、前記圧縮ばねを前記てこ部材の
力点に押し付けて加圧力を発生させるばね押さえ部材と
を有することを特徴とする。
【0034】本発明の構成にすることによって、従来の
ようにばねを曲げることなく、真っ直ぐ圧縮ばねとばね
押さえ部材を組み立てることが可能なので、組み立てが
容易になり、圧縮ばねの内部に案内棒を設けることが可
能となり、金属でなく樹脂であっても必要な剛性を持た
せることができる。この結果、簡素で安価な構成で生産
時の組み立て性に優れ、量産品質の安定した高品位の加
熱定着装置を実現することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
説明するが、本発明の実施の形態の説明に当たっては、
全体構成及び給紙から画像形成、定着、排紙にいたる印
刷動作は従来例と同様であるため、説明を省略し、本発
明の特徴である加熱定着装置の加圧部のみを説明する。
【0036】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態を示す。図1は加熱定着装置の加圧部を示
す斜視図である。
【0037】図1において、1は筒状に形成された耐熱
フィルム、3は加熱体保持部材、4は金属ステー、5は
加圧力伝達部材、5aは加圧部位、6は加圧ローラ、7
は圧縮ばね、8は樹脂成形されたばね押さえ部材、31
は加圧ローラ支持部材、32は加圧ローラ軸受である。
本実施の形態では、加圧ローラ支持部材31に形成され
た上方に開口を有する切り欠き部の下端に加圧ローラ軸
受32を嵌合させ、その上に加熱体保持部材3を嵌合さ
せ、さらに加圧力伝達部材5を該きり欠き部に嵌合させ
ている。
【0038】加熱体はセラミック基材の一方の面(本実
施の形態では加圧ローラ側)に発熱体が形成されている
が、他方の面あるいは両面に発熱体を設けたものであっ
ても良い。
【0039】図1に示すように、圧縮ばね7で加圧力伝
達部材5の加圧部位5aを加圧することによって、金属
ステー4と加熱体保持部材3を介して加熱体2が加圧ロ
ーラ6に圧接可能な構成になっている。
【0040】加圧ローラ支持部材31は、上部にフラン
ジ部31Aが形成され、フランジ部31Aに後述する孔
31aが形成されている。
【0041】次に、圧縮ばね7とその上端を支持するば
ね押さえ部材8の組み立て方法とその特徴について説明
する。
【0042】図2(a)は加圧ローラ支持部材31のフ
ランジ部31Aに形成された孔31aと、ばね押さえ部
材8との関係を示し、図2(b)はその組み立て順を示
した図である。
【0043】孔31aは、内周部に複数の窪み部31a
-1〜31a‐4が所定の間隔を有して形成されている。
また、段付き状に形成された棒状のばね押さえ部材8
は、大径部の外周に突起部8a〜8dが形成され、また
小径部である案内棒8eの外周に圧縮ばね7が配置され
ていて、上端が小径部と大径部との突き当て部である段
付き部に圧縮ばね7の上端が当接する。大径部の外周に
形成された突起部8a〜8cは軸方向において同じレベ
ルに形成され、また突起部8dのみが他の突起部8a〜
8cよりも高いレベルに形成されている。
【0044】図2(b)のに示すように、圧縮ばね7
は孔31aから加圧力伝達部材5の加圧部位5aに挿入
され、次にに示すように、ばね押さえ部材8がその案
内棒8eを圧縮ばね7の内径部に差し込んで下方に押し
込まれる。
【0045】ばね押さえ部材8の外周に形成された突起
部8a〜8dの位相角度に合わせて孔31aの複数の窪
み部31a-1〜31a-4が形成されていて、に示すよ
うに、複数の突起部8a〜8dが複数の窪み部31a-1
〜31a-4に合ったある相対的角度の時だけ、ばね押さ
え部材8を押し込むと加圧ローラ支持部材31の孔31
aを全ての突起部8aから8dが通過可能となってお
り、通過後に、ばね押さえ部材8を回転させると、に
示すように、突起8a、8b、8cが孔31aの窪み部
間に当接することによって、ばね押さえ部材8が孔31
aを通過できなくなり、圧縮ばね7のばね力を支持する
ことが可能となる。その際、突起部8dのみが隣の窪み
部31a-3に嵌り込み、ばね押さえ部材8が若干量上方に
移動するが、他の突起部8a〜8cが孔31aの窪み部
間に当接するので、ばね押さえ部材8の上方移動が規制
され、に示すように、突起部8dが窪み部31a-3に係
合した状態となり、押さえ部材8の回転が規制されるこ
とになる。したがって、突起部8dは回転止めのための
突起であって、ばね押さえ8の孔に対する回転止めの機
能をなす。
【0046】以下、本実施の形態の改善点を説明する。
【0047】第1の改善点は組み立て性が改善されるこ
とである。本実施の形態のような構成にすることによっ
て、図8のようにばねを曲げることなく真っ直ぐ圧縮ば
ね7とばね押さえ部材8を組み立てることが可能となる
ため、圧縮ばね7の荷重が大きい場合でも自由長が長い
場合でも組み立て性が良い。
【0048】第2の改善点は、圧縮ばね7のばね定数を
小さくすることができることである。前述の通り本実施
の形態のような構成にすることによって、図8のように
ばねを曲げることなく真っ直ぐに圧縮ばね7とばね押さ
え部材8を組み込むことが可能となるため、巻き径に対
する自由長の割合が比較的大きいばねであっても組み立
てる過程でばねが座屈しにくいので、組み立て性が悪化
しない。この結果、従来例よりばね定数を小さく設定す
ることが可能となる。
【0049】また、ばねを曲げることなく直上から真っ
直ぐ圧縮ばね7とばね押さえ部材8を組み込むことが可
能になったことよって、圧縮ばね7の内部に案内棒8e
を設けることが可能となる。このように案内棒8eを設
けることによって、巻き径に対する自由長の割合を大き
くしても座屈による荷重の損失を受けにくいため、従来
例よりばね定数を小さく設定することが可能となる。こ
の結果、安定した加圧力を得られ加熱定着装置の定着性
を安定させることができる。
【0050】第3の改善点は、ばね押さえ部材8が樹脂
化できることである。図2の通り、加圧ローラ支持部材
31の孔31aと圧縮ばね7の巻き外径の差を組み立て
可能な範囲でできるだけ小さくすることによって、図2
のに示すように、ばね押さえ部材8が圧縮ばね7から
の作用点Aと、加圧ローラ支持部材31のフランジ部3
1Aからの作用点Bを作用力の方向Cから見たとき非常
に近くすることができる。
【0051】この結果、図示寸法D(ばね押さえ部材8
の段付き部から突起部8a〜8cの上端までの距離)を
十分大きくすれば、圧縮ばね7の作用力はばね押さえ部
材8に対して、図示Eの方向の曲げ応力でなはく、図示
Fの方向の圧縮応力として作用することになるため、金
属でなく樹脂であっても必要な剛性を持たせることがで
きる。
【0052】更に、従来例のように、ばね押さえ部材8
が金属であると棒形状は成形しにくいが、本実施の形態
のようにばね押さえ部材8が樹脂であると案内棒8eを
成形することも容易である。
【0053】以上、説明した通り本実施の形態によれ
ば、簡素で安価な構成で、生産時の組み立て性に優れ、
量産品質の安定した高品位の加熱定着装置を実現でき
る。
【0054】また、本実施の形態では、加圧ローラ支持
部材31に圧縮ばね7とばね押さえ部材8を組み込む孔
31aが設けらており、ばね押さえ部材8を加圧ローラ
支持部材31が支持する例を示したが、図3のように、
加圧ローラ支持部材31に対して別体として固定された
ばね押さえ支持部材33に、圧縮ばねとばね押さえ部材
8を組み込む孔33aを設け、ばね押さえ部材8をばね
押さえ支持部材33が支持する構成であっても同様の効
果が得られる。なお、ばね押さえ支持部材33を一端側
を加圧ローラ支持部材31の係合溝31Bに係合させ、
他端側を加圧ローラ支持部材31の上部フランジ部31
Aの下面に当接した状態で、図2(b)に示す手順で圧
縮ばね7とばね押さえ部材8をばね押さえ支持部材31
に装着する。
【0055】(第2の実施の形態)図4は本発明の第2
の実施の形態を示す。図4は加熱定着装置の加圧部を示
す斜視図である。
【0056】図4において、1は耐熱フィルム、3は加
熱体保持部材、4は金属ステー、15は加圧力伝達部
材、15aは加圧部位、6は加圧ローラ、17は圧縮ば
ね、18は樹脂成形されたばね押さえ部材、19は加圧
板、31は加圧ローラ支持部材、32は加圧ローラ軸受
である。
【0057】図1に示す実施の形態では、加圧ローラの
上方位置にばね押さえ部材を位置させているが、本実施
の形態では加圧ローラの真上からずれた位置にばね押さ
え部材18を設けている。なお、加圧ローラ支持部材3
1の上面フランジ部31Aに設けた孔31aにばね押さ
え部材18を装着する構成は第1の実施の形態と同様で
ある。
【0058】そして、本実施の形態では、加圧板19を
加圧力伝達部材15の上面の加圧部位15aに載せてそ
の一端側を加圧ローラ支持部材31の係合溝31Bに係
合させることにより加圧板19を回動自在とし、加圧板
19の自由端側にばね押さえ部材18の下端を当接させ
ている。
【0059】図4に示すように、本実施の形態におい
て、加圧板19は係合溝31Bとの係合部を支点19a
とし、ばね押さえ部材18の下端が当接する位置を力点
19bとし、さらに加圧力伝達部材の加圧部位15aと
の当接位置を作用点19cとした「てこ」として作用さ
せており、圧縮ばね17によって加圧板19を付勢し、
加圧板19を介して加圧力伝達部材15の加圧部位15
aを加圧することによって、金属ステー4と加熱体保持
部材3を介して加熱体2が加圧ローラ6に圧接可能な構
成になっている。
【0060】加圧板19を「てこ」として利用すること
によって、加圧部位における加圧力を一定にする前提で
あっても、ばね手段の荷重をレバー比の割合で軽減する
ことが可能となる。
【0061】また、本実施の形態では従来例のようにば
ねを加圧力伝達部材15の直上に設ける必要がないた
め、加圧力伝達部材を上方から組み込むことが可能なま
まで、圧縮ばね17の上端を押さえる機能を加圧ローラ
支持部材31に形成することが容易になる。
【0062】また、ばね17の荷重がレバー比の割合で
軽減されていることによって、組み立て作業が非常に容
易になると同時に、加圧ローラ支持部材31におけるば
ね押さえ部材18の装着部位周辺も過度に剛性を強化す
る必要はない等のメリットもある。
【0063】以上のように、加圧板19を「てこ」とし
て利用する本実施の形態における加熱定着装置であって
も、第1の実施の形態と同様に、組み立て性の向上、圧
縮ばね17のばね定数の低減、ばね押さえ部材18の樹
脂化という3つの改善が可能である。
【0064】したがって、本実施の形態においても、簡
素で安価な構成で生産時の組み立て性に優れ、量産品質
の安定した高品位の加熱定着装置を実現できる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来例と比べて、組み立て性の向上、圧縮ばねのばね定
数の低減、ばね押さえ部材の樹脂化という3つの改善が
実現できる。この結果、簡素で安価な構成で生産時の組
み立て性に優れ、量産品質の安定した高品位の加熱定着
装置を実現できるため、その発明の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す加熱定着装置
における加圧部の斜視図
【図2】図1の要部を示し、(a)はばね押さえ部材と
孔との関係を示す分解斜視図、(b)はばねさえ部材の
取り付け手順を示す図
【図3】第1の実施の形態の変形例を示す加熱定着装置
の加圧部の斜視図
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す加熱定着装置
における加圧部の斜視図
【図5】従来の画像形成装置の概略断面図
【図6】従来の加熱定着装置の断面図
【図7】従来の加熱定着装置の加圧部の斜視図
【図8】(a)(b)は図7のばね押さえ部材の組み立
て方法を示す図
【図9】(a)は図7の圧縮ばねの状態を示し、(b)
は(a)の改善策を示す図
【符号の説明】
1…耐熱フィルム 3…加熱体保持部材 4…金属ステー 5…加圧力伝達部材 6…加圧ローラ 7…圧縮ばね 8…ばね押さえ部材 31…加圧ローラ支持部材 32…加圧ローラ軸受
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Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱体と、前記加熱体を保持すると共に
    筒状のフィルムが外装された加熱体保持部材と、前記加
    熱体保持部材の加熱体取り付け面と反対側に設けられた
    金属ステーと、前記金属ステーの両端部に夫々設けら
    れ、上面に加圧部位が形成された加圧力伝達部材と、前
    記加熱体に対し前記フィルムを介して対向配置された加
    圧ローラと、前記加圧ローラの端部を夫々支持する加圧
    ローラ支持部材と、を有し、前記加圧力伝達部材に加え
    られた加圧力を前記金属ステーを介して前記加熱体保持
    部材に伝達し、前記加熱体に前記加圧ローラを加圧接触
    させ、前記加圧ローラと前記フィルムとの間に未定着ト
    ナー画像を担持した記録材を前記フィルムと一体に通過
    させることによって未定着トナー画像を記録材に定着さ
    せる加熱定着装置において、 前記加圧ローラ支持部材に設けられ、前記加圧力伝達部
    材の加圧部位よりも上方に位置するばね受け部と、前記
    加圧力伝達部材の加圧部位に下端が当接する上下方向に
    配置された圧縮ばねと、前記ばね受け部に形成された孔
    部に貫通固定され、前記圧縮ばねを前記加圧部位に押し
    付けて加圧力を発生させるばね押さえ部材とを有するこ
    とを特徴とする加熱定着装置。
  2. 【請求項2】 加熱体と、前記加熱体を保持すると共に
    筒状のフィルムが外装された加熱体保持部材と、前記加
    熱体保持部材の加熱体取り付け面と反対側に設けられた
    金属ステーと、前記金属ステーの両端部に夫々設けら
    れ、上面に加圧部位が形成された加圧力伝達部材と、前
    記加熱体に対し前記フィルムを介して対向配置された加
    圧ローラと、前記加圧ローラの端部を夫々支持する加圧
    ローラ支持部材と、を有し、前記加圧力伝達部材に加え
    られた加圧力を前記金属ステーを介して前記加熱体保持
    部材に伝達し、前記加熱体に前記加圧ローラを加圧接触
    させ、前記加圧ローラと前記フィルムとの間に未定着ト
    ナー画像を担持した記録材を前記フィルムと一体に通過
    させることによって未定着トナー画像を記録材に定着さ
    せる加熱定着装置において、 前記加圧ローラ支持部材に別部材として設けられ、前記
    加圧力伝達部材の加圧部位よりも上方に位置するばね押
    さえ支持部材と、前記加圧力伝達部材の加圧部位に下端
    が当接する上下方向に配置された圧縮ばねと、前記ばね
    押さえ支持部材に形成された孔部に貫通固定され、前記
    圧縮ばねを前記加圧部位に押し付けて加圧力を発生させ
    るばね押さえ部材とを有することを特徴とする加熱定着
    装置。
  3. 【請求項3】 加熱体と、前記加熱体を保持すると共に
    筒状のフィルムが外装された加熱体保持部材と、前記加
    熱体保持部材の加熱体取り付け面と反対側に設けられた
    金属ステーと、前記金属ステーの両端部に夫々設けら
    れ、上面に加圧部位が形成された加圧力伝達部材と、前
    記加熱体に対し前記フィルムを介して対向配置された加
    圧ローラと、前記加圧ローラの端部を夫々支持する加圧
    ローラ支持部材と、を有し、前記加圧力伝達部材に加え
    られた加圧力を前記金属ステーを介して前記加熱体保持
    部材に伝達し、前記加熱体に前記加圧ローラを加圧接触
    させ、前記加圧ローラと前記フィルムとの間に未定着ト
    ナー画像を担持した記録材を前記フィルムと一体に通過
    させることによって未定着トナー画像を記録材に定着さ
    せる加熱定着装置において、 前記加圧ローラ支持部材に設けられ、前記加圧力伝達部
    材の加圧部位よりも上方に位置するばね受け部と、前記
    加圧力伝達部材の加圧部位を作用点とするてこ部材と、
    前記てこ部材の前記作用点と離れた位置の力点に下端が
    当接する上下方向に配置された圧縮ばねと、前記ばね受
    け部に形成された孔部に貫通固定され、前記圧縮ばねを
    前記てこ部材の力点に押し付けて加圧力を発生させるば
    ね押さえ部材とを有することを特徴とする加熱定着装
    置。
  4. 【請求項4】 前記孔部の内径は前記圧縮ばねの巻き外
    径よりも大径に形成されていて、該孔部を通して該圧縮
    ばねが配置されることを特徴とする請求項1、2または
    3に記載の加熱定着装置。
  5. 【請求項5】 前記ばね押さえ部材は段付き形状に形成
    され、下端部の細径部が前記圧縮ばねに内装されている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の加
    熱定着装置。
  6. 【請求項6】 前記ばね押さえ部材は前記孔部に対して
    上下方向の位置を規制するロック手段を有することを特
    徴とする請求項1から5のいずれかに記載の加熱定着装
    置。
  7. 【請求項7】 前記ロック手段は、前記孔部に対して特
    定位相角度の状態で前記ばね押さえ部材の貫通が許可さ
    れ、該特定位相角度をずらすことで該孔部からの抜けが
    阻止されて前記ばね押さえ部材の上下方向における位置
    が規制されることを特徴とする請求項6に記載の加熱定
    着装置。
  8. 【請求項8】 前記ばね押さえ部材を前記特定位相角度
    に対して所定の角度ずらした位置で、前記ばね押さえ部
    材の回転を規制する回転規制手段を有することを特徴と
    する請求項7に記載の加熱定着装置。
  9. 【請求項9】 前記ロック手段は、前記ばね押さえ部材
    の外周部に形成された複数の突起部を有し、前記孔部に
    対して前記ばね押さえ部材が特定位相角度の状態のとき
    に、前記複数の突起部が前記孔部を貫通することを特徴
    とする請求項6、7または8に記載の加熱定着装置。
  10. 【請求項10】 前記回転規制部材は、前記ばね押さえ
    部材の外周部に形成された複数の突起部の中で他の突起
    部よりも上方位置に形成された一つの突起部であって、
    前記ばね押さえ部材を前記特定位相角度に対して所定の
    角度ずらした位置において前記一つの突起部が前記孔部
    における前記他のいずれかの突起部が通過する部分に嵌
    り込むことにより、前記ばね押さえ部材の回転を規制す
    ることを特徴とする請求項8に記載の加熱定着装置。
  11. 【請求項11】 前記ばね押さえ部材が樹脂成形されて
    いることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに
    記載の加熱定着装置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれかに記載
    の加熱定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
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