JP2002268365A - 現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

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JP2002268365A
JP2002268365A JP2001067892A JP2001067892A JP2002268365A JP 2002268365 A JP2002268365 A JP 2002268365A JP 2001067892 A JP2001067892 A JP 2001067892A JP 2001067892 A JP2001067892 A JP 2001067892A JP 2002268365 A JP2002268365 A JP 2002268365A
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Takeo Shoji
武夫 庄子
Hideki Matsumoto
英樹 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤の逐次残量検知を高精度で行なうこと
のできる現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真
画像形成装置を提供する。 【解決手段】 現像部材4aと、現像部材4aの長手方
向に沿って略平行に配置された複数の電極31、32
と、を有し、電子写真画像形成装置100で現像剤の残
量を検出するために、少なくとも現像部材4a又は複数
の電極31、32のうち1つに電圧が印加され、現像部
材4aと電極31の間及び/又は電極31、32間の静
電容量に応じた電気信号を発生する現像装置4は、複数
の電極31、32のうち少なくとも1つは長手方向の長
さが現像部材4aの現像剤供給領域(G)より大きい
(L2)構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には、電子写
真方式により像担持体に静電潜像を形成し、この静電潜
像を現像装置に収容した現像剤にて顕像化する電子写真
画像形成装置、現像装置、及び、プロセスカートリッジ
に関する。
【0002】ここで電子写真画像形成装置としては、例
えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、L
EDプリンタ、レーザービームプリンタなど)、及び電
子写真ファクシミリ装置などが含まれる。
【0003】又、プロセスカートリッジとは、電子写真
感光体に作用するプロセス手段としての帯電手段、現像
手段及びクリーニング手段の少なくとも一つと、電子写
真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリ
ッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とす
るものであるか、又は、少なくとも現像手段と電子写真
感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッ
ジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とする
ものをいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置において、電子写真感光体及び電子写真
感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ
化して、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体
に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用され
ている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置
のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身
で行うことができるので、格段に操作性を向上させるこ
とができる。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、
電子写真画像形成装置において広く用いられている。
【0005】又、現像手段と、これに連結された現像剤
収納部とを備えた現像装置をユニット化して、装置本体
に着脱可能なカートリッジ(現像カートリッジ)とした
ものもある。
【0006】このようなカートリッジ着脱方式の電子写
真画像形成装置ではユーザー自身がカートリッジを交換
しなければならないため、現像剤が消費された場合にユ
ーザーに報知する手段、即ち、現像剤量検出装置が必要
となる。
【0007】従来の現像剤量検出装置の一例として、図
14に示すように、現像手段を支持する現像室41に2
つの電極を有し、2つの電極間の静電容量変化を検知し
て現像剤量の有無を検知する装置がある(以下、この方
式を「有無検知方式」と呼ぶ。)。2つの電極として
は、現像手段としてのローラ状の現像部材(現像ローラ
4a)と、棒電極200とを用いる方法がある。有無検
知方式は、この方法以外にも数多く提案され、その中の
いくつかはすでに実用化されている。
【0008】上記「有無検知方式」では、「トナー無
し」状態を早過ぎず、又遅過ぎず判断するために、通
常、図14及び図15に示すように、現像剤が最後まで
残る現像ローラ4aに近接配置する。図15は、図14
のプロセスカートリッジをX−X線で切断して現像剤容
器42側からみた断面である。
【0009】この場合、現像ローラ4aが現像剤を供給
する領域(現像剤供給領域)の長手の長さGと、現像室
41の内壁の幅Iとはほぼ同じ長さとなっていることか
ら、現像ローラ4aの現像剤供給領域と、これに近接配
置された棒電極200とはほぼ長手の幅が同じになって
いる。
【0010】一方、近年ではユーザビリティの観点か
ら、現像剤収容部(現像剤容器、現像室)内の現像剤残
量を逐次に検知する方式(以下、この方式を「逐次残量
検知方式」と呼ぶ。)の必要性が高まっている。この逐
次残量検知方式では、現像剤残量状況を使用者に常に知
らせることができるため、プロセスカートリッジの交換
時期をより把握し易くできる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
「有無検知方式」の現像剤量検出装置では、プロセスカ
ートリッジ内の現像剤の「有無検知」しかできなかっ
た。そこで、現像剤の「逐次残量検知」を可能とする技
術が望まれている。
【0012】従って、本発明の目的は、現像剤の逐次残
量検知を高精度で行なうことのできる現像装置、プロセ
スカートリッジ及び電子写真画像形成装置を提供するこ
とである。
【0013】本発明の他の目的は、現像剤量を広範囲に
検知して、正確に現像剤の残量を検知できると共に、現
像剤収容部内での現像剤の偏りがある場合にも、広範囲
に現像剤量を検知することで高精度な現像剤の逐次残量
検知を可能とする現像装置、プロセスカートリッジ及び
電子写真画像形成装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成
装置にて達成される。要約すれば、第1の本発明は、電
子写真画像形成装置に用いられる、電子写真感光体に形
成された静電潜像を現像するための現像装置において、
前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するた
めに、前記電子写真感光体へ現像剤を供給する現像部材
と、前記現像部材の長手方向に沿って略平行に配置され
た複数の電極と、を有し、前記電子写真画像形成装置で
現像剤の残量を検出するために、少なくとも前記現像部
材又は前記複数の電極のうち1つに電圧が印加され、前
記現像部材と前記電極の間及び/又は前記電極間の静電
容量に応じた電気信号を発生する現像装置であって、前
記複数の電極のうち少なくとも1つは長手方向の長さが
前記現像部材の現像剤供給領域より大きいことを特徴と
する現像装置である。
【0015】第2の本発明によると、電子写真画像形成
装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
(a)電子写真感光体と、(b)前記電子写真感光体に
形成された静電潜像を現像するために、前記電子写真感
光体へ現像剤を供給する現像部材と、前記現像部材の長
手方向に沿って略平行に配置された複数の電極と、を有
し、前記電子写真画像形成装置本体で現像剤の残量を検
出するために、少なくとも前記現像部材又は前記複数の
電極のうち1つに電圧が印加され、前記現像部材と前記
電極の間及び/又は前記電極間の静電容量に応じた電気
信号を発生する現像装置であって、前記複数の電極のう
ち少なくとも1つは長手方向の長さが前記現像部材の現
像剤供給領域より大きい現像装置と、を有することを特
徴とするプロセスカートリッジが提供される。
【0016】第3の本発明によると、記録媒体に画像を
形成するための電子写真画像形成装置において、(a)
電子写真感光体と、(b)前記電子写真感光体に静電潜
像を形成するための静電潜像形成手段と、(c)前記電
子写真感光体に形成された静電潜像を現像するために、
前記電子写真感光体へ現像剤を供給する現像部材と、前
記現像部材の長手方向に沿って略平行に配置された複数
の電極と、を有する現像装置であって、前記複数の電極
のうち少なくとも1つは長手方向の長さが前記現像部材
の現像剤供給領域より大きい現像装置と、(d)少なく
とも前記現像部材又は前記複数の電極のうち1つに電圧
を印加して、前記現像部材と前記電極の間及び/又は前
記電極間の静電容量に応じた電気信号を発生させ、前記
電気信号を測定することで現像剤の残量を検出する手段
と、を有することを特徴とする電子写真画像形成装置が
提供される。
【0017】第4の本発明によると、プロセスカートリ
ッジを着脱可能であり、記録媒体に画像を形成するため
の電子写真画像形成装置において、(a)電子写真感光
体と、前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像
するために、前記電子写真感光体へ現像剤を供給する現
像部材と、前記現像部材の長手方向に沿って略平行に配
置された複数の電極と、を有する現像装置であって、前
記複数の電極のうち少なくとも1つは長手方向の長さが
前記現像部材の現像剤供給領域より大きい現像装置と、
を備えたプロセスカートリッジを取り外し可能に装着す
る装着手段と、(b)前記電子写真感光体に静電潜像を
形成するための静電潜像形成手段と、(c)少なくとも
前記現像部材又は前記複数の電極のうち1つに電圧を印
加して、前記現像部材と前記電極の間及び/又は前記電
極間の静電容量に応じた電気信号を発生させ、前記電気
信号を測定することで現像剤の残量を検出する手段と、
を有することを特徴とする電子写真画像形成装置が提供
される。
【0018】上記各本発明の一実施態様によると、前記
現像部材の現像剤供給領域より大きい長手方向の長さを
有する電極は、該長手方向の現像剤の移動可能領域全体
に亙り延在する。
【0019】上記各本発明の他の実施態様によると、前
記電極として、前記現像部材により近接した第1の電極
と、第2の電極とを備え、前記第2の電極の長手方向の
長さが前記現像部材の現像剤供給領域より大きい。そし
て、前記現像部材と前記第2の電極とに電圧を印加し
て、前記第1の電極を介して、前記現像部材と前記第1
の電極との間、及び前記第1の電極と前記第2の電極と
の間の静電容量に応じた電気信号を発生させることがで
きる。前記第1の電極及び前記第2の電極としては、板
状部材を好適に用い得る。
【0020】又、上記各本発明において、前記プロセス
カートリッジは更に、前記電子写真感光体を帯電する帯
電手段、前記電子写真感光体をクリーニングするクリー
ニング手段のうち少なくとも1つを有することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る現像装置、プ
ロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置を図面に
則して更に詳しく説明する。
【0022】実施例1 先ず、図1及び図2を参照して、本発明に係る電子写真
画像形成装置の一実施例の全体構成及び動作を説明す
る。
【0023】本実施例では、電子写真画像形成装置は、
ホストコンピューターからの画像情報を受け取り、記録
用紙、OHPシート、或いは布などの記録媒体に画像出
力するレーザービームプリンタ(プリンタ)100とさ
れる。
【0024】プリンタ100は、像担持体である円筒状
の電子写真感光体(感光体ドラム)1を有している。画
像形成に際し、感光ドラム1は、帯電手段としてのロー
ラ状の帯電部材(帯電ローラ)2によって均一に帯電さ
れる。又、感光体ドラム1の上方には、露光手段として
画像情報に対応してレーザー光Lを照射するレーザース
キャナー3が設けられている。そして、一様に帯電され
た感光体ドラム1の表面は、レーザースキャナー3から
照射されるレーザー光Lによって走査露光なされて、目
的の画像情報の静電潜像が形成される。次いで、感光体
ドラム1に形成された静電潜像には、現像装置4の作用
により現像剤(トナー)Tが付着され、トナー像として
可視化される。
【0025】つまり、図2をも参照するとより理解され
るように、本実施例では、現像装置4は、現像手段とし
て感光体ドラム1に対向配置されたローラ状の現像部材
(現像剤担持体)、即ち、現像ローラ4aを支持する現
像室41と、現像室41に連結された現像剤収納部(現
像剤容器)42を有している。本実施例では、現像剤容
器42は、現像剤Tとして、絶縁性磁性一成分トナーを
収容しており、矢印方向に回転する現像剤攪拌・搬送部
材4dによって、現像剤容器42内の現像剤Tを攪拌
し、且つ、現像室41へと搬送する。現像室41には、
現像ローラ4aの近傍に現像剤攪拌部材4eが設けられ
ており、これによって現像室41内の現像剤Tを循環さ
せる。現像ローラ4aは、固定磁石(マグネットロー
ル)4bを内蔵しており、現像ローラ4aを回転するこ
とによって現像剤Tは搬送される。又、現像ローラ4a
に当接して現像剤Tの層厚を規制する弾性ブレード状の
現像剤規制部材(現像ブレード)4cが設けられてお
り、これによって現像ローラ4aに担持される現像剤量
が規制される共に現像剤Tに摩擦帯電電荷が付与され
る。こうして感光体ドラム1の現像領域へと供給された
現像剤Tは、感光体ドラム1に形成された潜像に転移さ
れ、トナー像を形成する。現像ローラ4aは、現像バイ
アス回路に接続されており、通常、交流電圧に直流電圧
が重畳された現像バイアスが印加される。
【0026】一方、記録媒体収納部である記録媒体収納
カセット8内には、記録用紙などの記録媒体Pが積層さ
れている。この記録媒体Pは、ピックアップローラ9a
によって1枚ずつピックアップされて、搬送ローラ9b
によってレジストローラ対9cに搬送される。記録媒体
Pは、レジストローラ対9cによって感光体ドラム1上
のトナー像と同期をとられて転写部へと更に搬送され
る。そして、転写部において転写手段としてのローラ状
の転写部材(転写ローラ)5の作用によって感光体ドラ
ム1上のトナー像が記録媒体Pに転写される。
【0027】トナー像が転写された記録媒体Pは定着装
置7に搬送される。定着装置7は、ヒータを内蔵した定
着ローラ5aと駆動ローラ7bを備えており、記録媒体
P上の未定着のトナー像は熱と圧によって溶融され記録
媒体Pに定着される。その後、記録媒体Pは排出ローラ
9e、9fなどによって搬送されて、本実施例では装置
上部に設けられたトレイ10へと排出される。
【0028】又、トナー像を記録媒体Pに転写した後の
感光体ドラム1は、クリーニング装置6によって転写さ
れずに残った現像剤Tなどの清掃を受ける。クリーニン
グ装置6は、クリーニング手段として感光体ドラム1に
当接する弾性ブレード状のクリーニング部材(クリーニ
ングブレード)7aによって感光体ドラム1から残留現
像剤Tを掻き落とし、廃現像剤容器7bに収容する。
【0029】図2に示すように、本実施例では、感光体
ドラム1と、帯電ローラ2と、現像装置4と、クリーニ
ング装置6とが一体的に構成されて、電子写真画像形成
装置本体Aに対して着脱可能なプロセスカートリッジB
とされている。プロセスカートリッジBは、現像剤容器
42を形成する現像剤枠体42aと、現像室41を形成
する現像枠体(現像フレーム)41aとを溶着して一体
的にユニット化した現像ユニット(現像装置構成部)を
形成し、更に感光体ドラム1、帯電ローラ2及びクリー
ニング装置6が取り付けられたクリーニング枠体11を
一体に結合することによってカートリッジ化されてい
る。
【0030】プロセスカートリッジBは、装置本体Aが
備えた装着手段12を介して装置本体Aに取り外し可能
に装着される。そして、通常、現像剤Tが消尽した際に
使用者がプロセスカートリッジを装置本体Aに対して着
脱して交換する。これにより、現像剤Tの補給と共に、
感光体ドラム1などの消耗品の交換を使用者自身が行う
ことが可能とされている。
【0031】又、本実施例では、プロセスカートリッジ
Bの使用前には、現像剤容器42と現像室41との間に
現像剤封止部材13が貼着されている。この現像剤封止
部材13は、プロセスカートリッジBの輸送中などに激
しい衝撃が発生した場合でも、現像剤Tが洩れることの
ないように設けられている。そして、この現像剤封止部
材13は、装置本体AにプロセスカートリッジBを装着
する直前に、使用者によって開封される。尚、装置本体
Aに装着した後、自動的に現像剤封止部材13を取り除
く構成としてもよい。
【0032】次に、本実施例のプリンタ100が備えた
現像剤量検出装置について説明する。
【0033】本実施例のプリンタ100は、現像剤容器
42内の現像剤Tの消費に伴ってその残量を逐次検知す
ることのできる現像剤量検出装置を備えている。本実施
例では、現像剤量検出装置は、センサ部である現像剤残
量検知手段と、この現像剤残量検知手段の測定値をリフ
ァレンス値と比較して、現像剤残量に変換し得る信号と
する残量検知検出部とを有する。
【0034】本実施例では、現像剤残量検知手段は、電
極として現像ローラ4a、及び板状の電極部材である第
1のプレート電極31、第2のプレート電極32を用い
た静電容量測定方式とされる。
【0035】図3及び図4をも参照すると良く理解され
るように、第1のプレート電極31と第2のプレート電
極32は、現像剤攪拌・搬送部材9dによって送られた
現像剤Tが入り込めるような、下方が開放された凹部3
0を形成している。これら、第1のプレート電極31及
び第2のプレート電極32は、現像ローラ4aに略対向
する位置で、現像ローラ4aの長手方向に略平行に離間
配置されている。つまり、第1、第2のプレート電極3
1、32は、現像剤攪拌攪拌・搬送部材4dによって移
動される現像剤Tの移動方向と交差する方向において、
例えば図3に示すように、本実施例では、現像室41を
構成する枠体41aに取り付けられる。
【0036】そして、本実施例では、現像ローラ4aと
第2のプレート電極32とに交流電圧を印加することに
より、現像ローラ4aと第1のプレート電極31との
間、第1のプレート電極31と第2のプレート電極32
との間の静電容量の静電容量を測定することで、現像剤
量を検出する構成とされる。
【0037】つまり、現像剤Tの誘電率は空気より高い
ため、現像ローラ4aと第1のプレート電極31との
間、及び第1のプレート電極31と第2のプレート電極
32との間に現像剤Tがあるとき静電容量は増大する。
従って、現像室41内に現像剤Tが十分あるときは、現
像剤Tが現像ローラ4aと第1のプレート電極31との
間、及び第1のプレート電極31と第2のプレート電極
32との間に現像剤Tが十分進入するため、常に、大き
な静電容量を出力する。そして、現像室41内の現像剤
Tが消費されるにつれて、次第に第1のプレート電極3
1と第2のプレート電極32との間、更には現像ローラ
4aと第1のプレート電極31との間に進入する現像剤
Tの量は減少し、静電容量も減少する。こうして、現像
剤量検出装置は、静電容量の変化を検出することで、現
像剤量を逐次に検知することができる。
【0038】第1、第2のプレート電極31、32は、
基本的に電流を流すことのできる材料であれば特に限定
することなく使用することができる。本実施例では材料
としてサビに強いSUSを使用している。
【0039】これら第1のプレート電極31、第2のプ
レート電極32のより詳細な構成については後述して説
明する。
【0040】図6を参照して本実施例の現像剤量検出装
置の現像剤残量検出回路について説明する。図6は、プ
ロセスカートリッジBが装置本体Aに正常に装着された
際の現像剤量検出装置の回路構成を示す。装置本体Aと
プロセスカートリッジBにはそれぞれ電気接点(図示せ
ず)が設けられており、プロセスカートリッジBが装置
本体A内に装着された際に、この電気接点を通じてプロ
セスカートリッジBに設けられた第1、第2のプレート
電極31、32と、装置本体A内の残量検知検出部26
が電気的に接続される。
【0041】更に説明すると、図6に示すように、プロ
セスカートリッジBを装置本体Aに装着すると、プロセ
スカートリッジBと装置本体Aにそれぞれ設けられた電
気的接点を介して、現像バイアス印加手段としての現像
バイアス回路34が現像ローラ4a、第2のプレート電
極32に接続される。又、現像バイアス回路34は、残
量検知検出部26のリファレンスコンデンサ35に接続
されている。そして、現像バイアス回路34は、所定の
現像バイアス(ACバイアス)を出力し、その印加バイ
アスが、固定の静電容量を有するリファレンスコンデン
サ35と、現像装置4内の現像ローラ4aと、第2のプ
レート電極32とにそれぞれ印加される。
【0042】現像剤残量検知検出部26の比較検出回路
36は、リファレンスコンデンサ35、及びプロセスカ
ートリッジB及び装置本体Aにそれぞれ設けられた接点
を介して第1のプレート電極31に接続されている。そ
して、比較検出回路36は、リファレンス用コンデンサ
35(静電容量C1:固定値)の両端に発生するリファ
レンス値(電圧V1)と、第1のプレート電極31と第
2のプレート電極32との間の静電容量(C3:現像剤
残量によって可変)及び現像ローラ4aと第1のプレー
ト電極32との間の静電容量(C2:現像剤残量によっ
て可変)の合成容量(C4=C2+C3)に対して発生
する測定値(電圧V2)との電圧差から、電圧V3を生
成する。この電圧V3は演算部(AD変換部)24に出
力される。演算部24にてアナログ電圧V3をデジタル
変換し、その結果を制御部23に送る。そして、制御部
23は、予め電圧V3と現像剤残量との関係を求めて設
定された残量検知補正テーブル25(図7)を用いて現
像剤残量レベルを決定する。
【0043】尚、本実施例では印加バイアスとして現像
バイアスである2kHz程度の交流バイアスと−400
V程度の直流バイアスを重畳したバイアスを用いてい
る。
【0044】上述のように、本実施例では現像剤残量検
知手段として、現像ローラ4a、現像ローラ4aに比較
的近接した第1、第2のプレート電極31、32を用い
ている。この配置関係から、本実施例では現像装置4内
の現像剤Tが概略半分(本実施例では100g)以下に
消費された時点から、現像剤残量検知手段によって検知
される静電容量の減少が始まる。本実施例では、検出回
路の構成により、静電容量と検出電圧とは逆の増減関係
にあるため、図8に示すように、この時点から検出電圧
(図6におけるV3)の増加が始まる。そして、その後
現像剤Tが無くなるまで、厳密には白抜け画像が発生す
るおそれがある程度まで現像剤Tが減少し、「トナー無
し」の警告を発するまで、現像剤Tの残量を逐次に検知
できる。通常、現像剤Tが20g程度に減少するまでの
範囲の現像剤残量を逐次に検知できる。
【0045】更に説明すると、本実施例における残量検
知システムでは、先ず、第1、第2のプレート電極3
1、32に入り込んだ現像剤Tの量に応じて静電容量
(検出電圧値V3)が検出される。その静電容量の検出
値の最大(検出電圧値V3の最少値)をとるために、常
に検出値を現在記憶している最大値と比較して、新しい
検出値が大きければ順次書き換える。
【0046】そして、ある時点で静電容量の検出値が減
少すると、予め準備された残量検知補正テーブル25に
よって検出値を現像剤残量に変換する。即ち、例えば、
最大静電容量からの変化量が0.3Vであるときは現像
剤残量は25%、0.4V変化したときには20%とい
うように、最大静電容量からの変化量と現像剤残量とを
予め相関させた残量検知補正テーブル25によって静電
容量の検出値を現像剤残量に変換する。そして、静電容
量の変化量が所定値以上となった時点で、「トナー無
し」の警告などを行う。
【0047】現像剤残量表示方法について説明すると、
例えば、上述の現像剤量検出装置による検知情報は、図
11に示すように使用者のパソコン50などの端末画面
51上に、直接現像剤残量を数値(例えば「トナー残量
10%」)で表示したり、図12(a)及び図12
(b)に示すように表示することができる。図12
(a)及び図12(b)においては、現像剤量に応じて
動く針61がゲージ62のどの部分を指しているかによ
って現像剤量がユーザーに報知される。又、図7及び図
13に示すように、電子写真画像形成装置本体に直接、
LEDなどによる表示部28を設け、現像剤量に応じて
LEDを点滅させてもよい。
【0048】尚、現像剤Tを逐次に検知するとは、当
初、容器内に収納されている現像剤Tの量を100%と
したときに、現像剤Tの残量を約100%〜0%までの
全領域にわたって逐次に検出することに限らず、例え
ば、容器内の現像剤Tの残量が50%〜0%までの領域
にわたって逐次に検出するようにしてもよい。ここで、
現像剤Tの残量が0%とは、現像剤Tが完全になくなっ
たことのみを意味するものではない。例えば、現像剤T
の残量が0%とは、容器内に現像剤Tが残っていたとし
ても、所定の画像品質(現像品質)が得られなくなる程
度まで現像剤Tの残量が減ったことも含まれる。
【0049】次に、カートリッジCに搭載されている記
憶手段(メモリ)20について説明する。図1及び図2
に示すように、本実施例のプロセスカートリッジBは、
廃現像剤容器6bの一側部(先端部)に、記憶手段20
と、記憶手段20への情報の読み書きを制御するための
カートリッジ側伝達部(通信手段)21とを備えてい
る。プロセスカートリッジBが装置本体Aに装着される
と、カートリッジ側伝達部21と本体制御部22が互い
に対向して配置される。本実施例では、本体制御部22
は本体側の伝達部(通信手段)の機能を備えている。
【0050】このように、本実施例では、記憶手段20
は廃現像剤容器6a側に設置されている。これは、プロ
セスカートリッジBが廃現像剤容器6a側を先頭に装置
本体A内に挿入されることから、記憶手段20と装置本
体A側の通信手段とが位置合わせし易いように考慮した
ためである。
【0051】記憶手段20としては、不揮発性メモリ、
揮発性メモリとバックアップ電池を組み合わせたものな
ど、通常の半導体による電子的なメモリを特に制限無く
使用することができる。特に、メモリと読み出し/書き
込みICの間のデータ通信を電磁波によって行う非接触
メモリである場合、カートリッジ側伝達部21と本体制
御部22との間が非接触であるためプロセスカートリッ
ジBの装着状態による接触不良の可能性がなくなり、信
頼性の高い制御を行うことができる。本実施例では記憶
手段20として、非接触型のメモリを用いた。
【0052】図7を参照して本実施例におけるメモリ2
0の制御構成を説明する。プロセスカートリッジB側に
は、メモリ20とカートリッジ側伝達部21が配置され
ている。又、装置本体Aには、本体制御部22が配置さ
れており、本体制御部22には、制御部23、演算部2
4、残量検知補正テーブル(残量検知補正テーブル記憶
部)25、残量検知検出部26、及び本体側記憶手段
(メモリ)27などが含まれている。本体制御部22に
よって、プロセスカートリッジBが備えたメモリ20の
情報の読み出し及び書き込みを行うための制御手段が構
成される。
【0053】プロセスカートリッジBのメモリ20に書
き込まれている情報は、プロセスカートリッジBの使用
開始時に本体側メモリ27へと送られる。そして、画像
形成時には、上述の方法によって現像剤残量値と、現像
剤量が所定値以下であるかが計算され、必要に応じて表
示が更新される。つまり、本体制御部22は、表示手段
28或いは装置本体Aと通信可能に接続されたパソコン
などの外部機器50に、現像剤Tの残量若しくは警告を
表示するための信号を送信する。又、これらの値は、計
算の度に本体側メモリ27に随時記憶されており、例え
ば画像形成が終了してプリンタ100の動作が停止した
際などに、プロセスカートリッジBのメモリ20に送
り、記憶させる。
【0054】尚、本実施例のプリンタ100では、複数
のプロセスカートリッジBが使用されることを前提とす
るなどの理由から、プロセスカートリッジBが交換され
たと考えられるような場合(例えば、装置本体Aの電源
がオンとされた時、或いはプロセスカートリッジBの出
し入れの際に使用される装置本体Aのドア14(図1)
が閉じられたときなど)には、本体側メモリ27の内容
は全てリセットする。
【0055】次に、本実施例における現像剤残量検知手
段の配置構成について更に詳しく説明する。
【0056】上述のように、本実施例では、図1〜5に
示すように、現像剤残量検知手段として、現像ローラ4
aと、この現像ローラ4aに対向する位置で長手方向に
略平行に配置された第1のプレート電極31及び第2の
プレート電極32とを用いる。
【0057】図5を参照して、本発明にて特徴的な、第
1、第2のプレート電極31、32の長手の長さについ
て説明する。図5は、図2に示す本実施例のプロセスカ
ートリッジBのX−X線断面を現像剤容器42側からみ
た現像室41を示す。
【0058】つまり、本実施例のプロセスカートリッジ
Bは、現像室41の内壁の幅Iとほぼ同等の幅Gにて、
現像ローラ4aの現像剤供給領域がある。即ち、感光ド
ラム1へ現像剤Tを供給する現像ローラ4aの領域の長
手の長さGは、現像ローラ4aを支持して現像室41を
形成する現像枠体41aの、現像ローラ4aの長手方向
と略直交する内側面41b、41b(図3)の間の距離
Iとほぼ同等とされている。
【0059】現像ローラ4aに最も近接した電極部材で
ある、第1のプレート電極31の長手の長さL1は、現
像ローラ4aの現像剤供給領域の長手の幅Gとほぼ同等
とされている。
【0060】そして、第1のプレート電極31より現像
ローラ4aから離れた位置に配置された第2のプレート
電極32の長手の長さL2は、現像ローラ4aの現像剤
供給領域の長手の幅Gよりも大きくとっている。
【0061】更に、本実施例では、第2のプレート電極
32の長手の長さL2は、現像剤Tが移動し得る領域を
最大限カバーするようにしている。即ち、本実施例で
は、現像枠体41aと現像剤容器42(現像剤枠体42
a)の溶着部平面近傍、即ち、図2中のX−X平面近傍
では、感光ドラム1により近い現像ローラ4aが配設さ
れる現像室41内の空間より、現像ローラ4aの長手方
向への現像剤Tの移動可能領域は広い。本実施例では、
第2のプレート電極32は、その配設位置において、長
手方向の現像剤Tの移動可能領域全体に亙って感度を有
するように、可能な限り長手の長さL2を大きくとられ
ている。
【0062】より具体的には、図4をも参照すると理解
されるように、本実施例では、第1のプレート電極31
は、厚さ(t1)0.3mm、幅(W1)11.6m
m、長さ(L1)208mmとした。又、第1のプレー
ト電極31の一端部(図中下側)には、現像ローラ4a
により近接するように、現像剤搬送方向下流に向かって
長手に沿って一様に略直角に折り曲げられた折り曲げ部
31aを設けた。この折り曲げ部31cの長さ(l1)
は1.6mmとした。
【0063】一方、第2のプレート電極32は、厚さ
(t2)0.5mm、幅(W2)10mm、長さ228
(L2)mmとした。又、第2のプレート電極32の一
端部(図中上側)には、位置決めなどのために、現像剤
搬送方向下流に向かって長手に沿って一様に略直角に折
り曲げられた折り曲げ部32aを設けた。この折り曲げ
部の長さ(l2)は3mmとした。
【0064】又、現像ローラ4aの現像剤供給領域の長
手の幅Gと、現像ローラ4aの長手方向に沿う現像室4
1(現像枠体41a)の内壁の幅Iとは共に216mm
とされている。
【0065】これによって、第2のプレート電極32の
長手方向両端部には、現像ローラ4aの現像剤供給領域
の長手の幅Gよりも、それぞれ幅(E)6mmずつ長
い、伸長部32b、32bが設けられている。
【0066】このように、現像剤残量検知手段として設
ける電極のうち少なくとも1つの長手方向の長さを、現
像剤供給領域の長手の幅Gよりも大きくとることによっ
て、より幅広く、正確に現像剤量を検知することができ
る。つまり、プロセスカートリッジBの使用中に、何ら
かの原因で現像剤Tが偏った場合でも、より正確に現像
剤量を検知できるようになる。
【0067】本実施例のような電極の長手長さの設定
は、従来の有無検知方式の現像剤量検出装置では達成し
得なかった。
【0068】つまり、図14及び図15に示すように、
従来の有無検知方式の現像剤量検出装置では、現像ロー
ラ4aの極近傍まで減少した現像剤Tの量の変化を検出
するために、棒電極200を現像ローラ4aに近接配置
し、現像ローラ4aと棒電極200との間に電圧を印加
して生起した静電容量の変化を検出していた。このよう
な現像ローラ4aの近位では、現像室41の内壁の幅
I、つまり、現像ローラ4aの現像剤供給領域の長手の
幅Gの全域に棒電極200の長手を設けるのが限度であ
った。
【0069】一方、本実施例の逐次残量検知方法のよう
に、現像剤量がより多い時点から逐次に現像剤残量を検
知する場合には、検知したい現像剤量がある場所まで電
極を配置させる。従って、現像ローラ4aとはほとんど
近接配置できない電極がある。このように現像ローラ4
aに近接配置しない電極では、現像剤供給領域という制
限、即ち、現像ローラ4aの近傍の現像室41の内壁の
制限がなくなる。
【0070】これにより、本実施例では現像ローラ4a
からより遠位に配設される第2のプレート電極32の長
手の長さL2を、現像剤Tの移動し得る領域で可能な限
り電極の長手の長さを大きくとり、例えば現像剤Tの偏
りが生じた場合にも、現像剤Tが移動し得る領域を最大
限カバーして、より正確に現像剤量を検知することがで
きる。
【0071】尚、本実施例では、現像剤量検知手段とし
て、現像ローラ4aの他に第1、第2の電極を設けると
して説明したが、より多数の電極を設けることも当然可
能である。そして、現像ローラ4aの現像剤供給領域の
長手の幅Gよりも長手の長さを大きくする電極は1つに
限るものではなく、可能な限りトナーの移動し得る領域
をカバーできるように、複数の電極の長手の長さを現像
ローラ4aの現像剤供給領域の長手の幅Gよりも長くす
ることができ、更に効果的である。
【0072】以上、本実施例によれば、現像剤Tの逐次
残量検知を高精度にて行うことができる。又、現像剤T
の量を広範囲に検知することで、例えば、現像剤収容部
内にて現像剤Tが偏るような場合にも、高精度にて現像
剤量を逐次検知することができる。
【0073】実施例2 次に、図9を参照して、本発明の他の実施例を説明す
る。本実施例の電子写真画像形成装置及びプロセスカー
トリッジは、基本的に実施例1のものと同様であるの
で、同様の構成、機能を有する要素には同一符号を付
し、詳しい説明は省略する。
【0074】図9に示すように、本実施例のプロセスカ
ートリッジBは、現像剤残量検知手段として、現像ロー
ラ4a、第1のプレート電極33及び第2のプレート電
極34を用いる。
【0075】本実施例の第1のプレート電極33は、実
施例1で用いた第1のプレート電極31と同様に、現像
ローラ4aに近接配置される。つまり、本実施例では、
現像室41を形成する現像枠体41aに、現像ローラ4
aに近接配置されている。そして、本実施例の第1のプ
レート電極33は、図示の断面形状にて、現像ローラ4
aの現像剤供給領域の長手の幅Gとほぼ同等の長さで、
現像ローラ4aの長手と略平行方向に連続して設けられ
ている。
【0076】一方、本実施例の第2のプレート電極34
は、現像容器42(現像剤枠体42a)内に配置され
る。本実施例では、第2のプレート電極34は、プロセ
スカートリッジBが装着された状態で、現像剤搬送方向
上流側の現像剤容器42の側面42bに配置される。そ
して、第2のプレート電極34は、図示の断面形状に
て、現像剤容器42内部の長手の幅とほぼ同等の長手の
長さにて、現像ローラ4aの長手と略平行方向に連続し
て設けられている。
【0077】つまり、本実施例では、上述のような電極
配置とすることで、より現像剤量が多い時点から、その
残量を検知できるようになっている。又、本実施例にお
いても、実施例1にて用いた第2のプレート電極32と
同様に、現像ローラ4aからより遠位に配設された第2
のプレート電極34は、その長手長さは拘束されない限
り大きくとることができる。本実施例では、現像ローラ
4aの長手方向に沿う現像剤容器42の内壁間距離は、
現像ローラ4aの現像剤供給領域の長手の幅Gより大き
い。従って、第2のプレート電極34の長手の長さは、
現像ローラ4aの現像剤供給領域の長手の幅Gよりも大
きくなっている。
【0078】これによって、例えば現像剤容器42内の
現像剤Tに偏りが生じた場合にも、現像剤Tの移動領域
を可能な限りカバーするように第2のプレート電極34
が設けられているので、高精度にて現像剤残量を検知す
ることができる。
【0079】尚、本実施例では、第1のプレート電極3
3と第2のプレート電極34の間の距離が大きいため、
電極間の静電容量の絶対値が小さくなってしまい、残量
変化を検出し難くなるおそれがある。そこで、両電極3
3、34の検出面33a、34aを可能な限り平行に近
くして、必要以上に両電極33、34の間隔を遠ざけな
いようにしている。これによって、静電容量の絶対値を
大きくして現像剤量の変化をより大きくとらえることが
でき。
【0080】このように、本実施例では、第2のプレー
ト電極34の長手の幅を可能な限り広くすることに加
え、第1のプレート電極33と第2のプレート電極34
の検出面33a、34aを可能な限り平行にして近づけ
ることで、より正確に現像剤Tの残量を逐次検知する構
成としている。
【0081】以上、本実施例の構成によっても、現像剤
Tの逐次残量検知を高精度にて行うことができる。又、
現像剤Tの量を広範囲に検知することで、例えば、現像
剤収容部内にて現像剤Tが偏るような場合にも、高精度
にて現像剤量を逐次検知することができる。
【0082】実施例3 図10には、本発明の他の態様であるカートリッジ化さ
れた現像装置(現像カートリッジ)Cの一実施例を示
す。
【0083】本実施例の現像装置Cは、現像ローラ4a
のような現像部材(現像剤担持体)を支持する現像室4
1を形成する現像枠体41aと、この現像部材に供給す
る現像剤Tを収容する現像剤収納部(現像剤容器)42
を形成する現像剤枠体42aとを一体的にカートリッジ
化して構成される。即ち、本実施例の現像装置Cは、実
施例1、2で説明したプロセスカートリッジBの現像装
置構成部をユニット化したものであり、プロセスカート
リッジBから、感光体ドラム1、帯電ローラ2、クリー
ニング装置6を除いて一体化し、装置本体Aに対して着
脱可能としたカートリッジと考えることができる。従っ
て、実施例1及び2にて説明したすべての現像装置構成
部及び現像剤量検出装置の構成が同様に本実施例の現像
装置Cにおいても適用される。これらの構成及び作用に
ついての説明は、実施例1、2において行った上記説明
を援用する。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するため
に、電子写真感光体へ現像剤を供給する現像部材と;現
像部材の長手方向に沿って略平行に配置された複数の電
極と;を有し、電子写真画像形成装置で現像剤の残量を
検出するために、少なくとも現像部材又は複数の電極の
うち1つに電圧が印加され、現像部材と電極の間及び/
又は電極間の静電容量に応じた電気信号を発生する現像
装置は、複数の電極のうち少なくとも1つは長手方向の
長さが現像部材の現像剤供給領域より大きい構成とさ
れ、又、本発明によれば、斯かる現像装置を備えた電子
写真画像形成装置及びプロセスカートリッジ、更にこの
プロセスカートリッジを着脱可能な電子写真画像形成装
置が提供されるので、現像剤の逐次残量検知を高精度で
行なうことができる。又、本発明によれば、現像剤量を
広範囲に検知して、正確に現像剤の残量を検知できると
共に、現像剤収容部内での現像剤の偏りがある場合に
も、広範囲に現像剤量を検知することで高精度な現像剤
の逐次残量検知が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子写真画像形成装置の一実施例
の概略断面図である。
【図2】本発明に係るプロセスカートリッジの一実施例
の概略断面図である。
【図3】第1、第2のプレート電極の取り付け部の一実
施例を示す現像室(現像枠体)の斜視図である。
【図4】第1、第2の電極の一実施例の概略斜視図であ
る。
【図5】図2のプロセスカートリッジのX−X線断面図
である。
【図6】現像剤量検出装置の一実施例を示す概略回路図
である。
【図7】プロセスカートリッジが備えた記憶手段の制御
構成を説明するためのブロック図である。
【図8】現像剤量検出装置による検出電圧値と現像剤残
量との関係を示すグラフ図である。
【図9】本発明に係るプロセスカートリッジの他の実施
例の概略断面図である。
【図10】本発明に係る現像装置(現像カートリッジ)
の一実施例を示す概略断面図である。
【図11】現像剤残量表示の一実施例を示す図である。
【図12】現像剤残量表示の他の実施例を示す図であ
る。
【図13】現像剤残量表示の他の実施例を示す図であ
る。
【図14】従来のプロセスカートリッジの一例の概略断
面図である。
【図15】図14のプロセスカートリッジのX−X線断
面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(電子写真感光体) 2 帯電ローラ(帯電手段) 4 現像装置 4a 現像ローラ(現像部材) 6 クリーニング装置 31 第1のプレート電極 32 第2のプレート電極 33 第1のプレート電極 34 第2のプレート電極 A 電子写真画像形成装置本体 B プロセスカートリッジ C 現像カートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F014 AC07 EA10 2H077 AA06 AB04 AB13 AD06 AD13 AD17 AD23 AD36 AE03 DA15 DA16 DA43 DA59 DA82 DA86 DB10 EA13 GA04

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置に用いられる、電
    子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現
    像装置において、 前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するた
    めに、前記電子写真感光体へ現像剤を供給する現像部材
    と、 前記現像部材の長手方向に沿って略平行に配置された複
    数の電極と、を有し、前記電子写真画像形成装置で現像
    剤の残量を検出するために、少なくとも前記現像部材又
    は前記複数の電極のうち1つに電圧が印加され、前記現
    像部材と前記電極の間及び/又は前記電極間の静電容量
    に応じた電気信号を発生する現像装置であって、前記複
    数の電極のうち少なくとも1つは長手方向の長さが前記
    現像部材の現像剤供給領域より大きいことを特徴とする
    現像装置。
  2. 【請求項2】 前記現像部材の現像剤供給領域より大き
    い長手方向の長さを有する電極は、該長手方向の現像剤
    の移動可能領域全体に亙り延在する請求項1の現像装
    置。
  3. 【請求項3】 前記複数の電極として、前記現像部材に
    より近接した第1の電極と、第2の電極とを備え、前記
    第2の電極の長手方向の長さが前記現像部材の現像剤供
    給領域より大きい請求項1又は2の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記現像部材と前記第2の電極とに電圧
    が印加され、前記第1の電極を介して、前記現像部材と
    前記第1の電極との間、及び前記第1の電極と前記第2
    の電極との間の静電容量に応じた電気信号を発生する請
    求項3の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の電極及び前記第2の電極は板
    状である請求項3又は4の現像装置。
  6. 【請求項6】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    プロセスカートリッジにおいて、 (a)電子写真感光体と、 (b)前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像
    するために、前記電子写真感光体へ現像剤を供給する現
    像部材と、 前記現像部材の長手方向に沿って略平行に配置された複
    数の電極と、を有し、前記電子写真画像形成装置本体で
    現像剤の残量を検出するために、少なくとも前記現像部
    材又は前記複数の電極のうち1つに電圧が印加され、前
    記現像部材と前記電極の間及び/又は前記電極間の静電
    容量に応じた電気信号を発生する現像装置であって、前
    記複数の電極のうち少なくとも1つは長手方向の長さが
    前記現像部材の現像剤供給領域より大きい現像装置と、
    を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記現像部材の現像剤供給領域より大き
    い長手方向の長さを有する電極は、該長手方向の現像剤
    の移動可能領域全体に亙り延在する請求項6のプロセス
    カートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記複数の電極として、前記現像部材に
    より近接した第1の電極と、第2の電極とを備え、前記
    第2の電極の長手方向の長さが前記現像部材の現像剤供
    給領域より大きい請求項6又は7のプロセスカートリッ
    ジ。
  9. 【請求項9】 前記現像部材と前記第2の電極とに電圧
    が印加され、前記第1の電極を介して、前記現像部材と
    前記第1の電極との間、及び前記第1の電極と前記第2
    の電極との間の静電容量に応じた電気信号を発生する請
    求項8のプロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記第1の電極及び前記第2の電極は
    板状である請求項8又は9のプロセスカートリッジ。
  11. 【請求項11】 更に、前記電子写真感光体を帯電する
    帯電手段、前記電子写真感光体をクリーニングするクリ
    ーニング手段のうち少なくとも1つを有することを特徴
    とする請求項6〜10のいずれかの項に記載のプロセス
    カートリッジ。
  12. 【請求項12】 記録媒体に画像を形成するための電子
    写真画像形成装置において、 (a)電子写真感光体と、 (b)前記電子写真感光体に静電潜像を形成するための
    静電潜像形成手段と、 (c)前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像
    するために、前記電子写真感光体へ現像剤を供給する現
    像部材と、 前記現像部材の長手方向に沿って略平行に配置された複
    数の電極と、を有する現像装置であって、前記複数の電
    極のうち少なくとも1つは長手方向の長さが前記現像部
    材の現像剤供給領域より大きい現像装置と、 (d)少なくとも前記現像部材又は前記複数の電極のう
    ち1つに電圧を印加して、前記現像部材と前記電極の間
    及び/又は前記電極間の静電容量に応じた電気信号を発
    生させ、前記電気信号を測定することで現像剤の残量を
    検出する手段と、を有することを特徴とする電子写真画
    像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記現像部材の現像剤供給領域より大
    きい長手方向の長さを有する電極は、該長手方向の現像
    剤の移動可能領域全体に亙り延在する請求項12の電子
    写真画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記複数の電極として、前記現像部材
    により近接した第1の電極と、第2の電極とを備え、前
    記第2の電極の長手方向の長さが前記現像部材の現像剤
    供給領域より大きい請求項12又は13の電子写真画像
    形成装置。
  15. 【請求項15】 前記現像部材と前記第2の電極とに電
    圧を印加し、前記第1の電極を介して、前記現像部材と
    前記第1の電極との間、及び前記第1の電極と前記第2
    の電極との間の静電容量に応じた電気信号を発生させる
    請求項14の電子写真画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の電極及び前記第2の電極は
    板状である請求項14又は15の電子写真画像形成装
    置。
  17. 【請求項17】 プロセスカートリッジを着脱可能であ
    り、記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成
    装置において、 (a)電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するた
    めに、前記電子写真感光体へ現像剤を供給する現像部材
    と、前記現像部材の長手方向に沿って略平行に配置され
    た複数の電極と、を有する現像装置であって、前記複数
    の電極のうち少なくとも1つは長手方向の長さが前記現
    像部材の現像剤供給領域より大きい現像装置と、を備え
    たプロセスカートリッジを取り外し可能に装着する装着
    手段と、 (b)前記電子写真感光体に静電潜像を形成するための
    静電潜像形成手段と、 (c)少なくとも前記現像部材又は前記複数の電極のう
    ち1つに電圧を印加して、前記現像部材と前記電極の間
    及び/又は前記電極間の静電容量に応じた電気信号を発
    生させ、前記電気信号を測定することで現像剤の残量を
    検出する手段と、を有することを特徴とする電子写真画
    像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記プロセスカートリッジの前記現像
    部材の現像剤供給領域より大きい長手方向の長さを有す
    る電極は、該長手方向の現像剤の移動可能領域全体に亙
    り延在する請求項17の電子写真画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記プロセスカートリッジの前記複数
    の電極として、前記現像部材により近接した第1の電極
    と、第2の電極とを備え、前記第2の電極の長手方向の
    長さが前記現像部材の現像剤供給領域より大きい請求項
    17又は18の電子写真画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記現像部材と前記第2の電極とに電
    圧を印加し、前記第1の電極を介して、前記現像部材と
    前記第1の電極との間、及び前記第1の電極と前記第2
    の電極との間の静電容量に応じた電気信号を発生させる
    請求項19の電子写真画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記第1の電極及び前記第2の電極は
    板状である請求項19又は20の電子写真画像形成装
    置。
  22. 【請求項22】 前記プロセスカートリッジは更に、前
    記電子写真感光体を帯電する帯電手段、前記電子写真感
    光体をクリーニングするクリーニング手段のうち少なく
    とも1つを有することを特徴とする請求項17〜21の
    いずれかの項に記載の電子写真画像形成装置。
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